JP4312324B2 - パチンコ機の裏機構 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機における制御装置と電源中継装置とからなる裏機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平6−47156号公報で開示されたパチンコ機の裏機構は、パチンコ店における島トランスと呼ばれる島側電源装置から受電したAC24ボルトのような交流電源を直流電源に変換する機能を有する電源装置が役物制御装置や発射制御装置等の複数の制御装置とは別に配置され、この単独の電源装置から各制御装置に対し必要な直流電源を供給するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のパチンコ機の裏機構において、電源装置から制御装置に供給される電源を中継する電源中継装置を設けることにより、パチンコ機の異なる機種に共通に使用し得る電源装置を得ることはできるが、電源中継装置が配置される場所によっては、電源装置と電源中継装置とを接続する配線、電源中継装置と制御装置とを接続する配線等が複雑に交差した形態となってしまう。
【0004】
そこで、本発明は、配線の形態簡素化が図れるパチンコ機の裏機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明にあっては、パチンコ機の裏側に設けられ、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが制御基板の一側部に一列に実装され、遊技全般を電気的に制御する主制御装置と、前記主制御装置から出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する複数の制御装置と、島側から供給される交流電源を直流電源に変換する電源装置と、前記電源装置から前記主制御装置及び複数の制御装置に対して供給される直流電源を中継し、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが一列に実装される電源中継装置とを備え、前記主制御装置と前記電源中継装置とを前記パチンコ機の裏側で前記電源中継装置の複数のコネクタが、前記制御基板の複数のコネクタが一列に実装される一側部側に位置するように互いに近傍に設けることで、前記主制御装置の複数のコネクタと前記電源中継装置の複数のコネクタとが互いに同一方向に配置され、かつ、接続される制御装置毎に同じ順序で配置されたことを特徴としている。また、パチンコ機の裏側に設けられ、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが制御基板の一側部に一列に実装され、遊技全般を電気的に制御する主制御装置と、前記主制御装置から出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する複数の制御装置と、島側から供給される交流電源を直流電源に変換する電源装置と、前記電源装置から前記主制御装置及び複数の制御装置に対して供給される直流電源を中継し、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが一列に実装される電源中継装置とを備え、前記主制御装置と前記電源中継装置とを前記パチンコ機の裏側で前記電源中継装置の複数のコネクタが、前記制御基板の複数のコネクタが一列に実装される一側部側に位置するように互いに近傍に設けることで、前記主制御装置の複数のコネクタと前記電源中継装置の複数のコネクタとが互いに左右方向に配置され、かつ、接続される制御装置毎に同じ順序で配置されたことを特徴としている。よって、本発明によれば、制御装置が遊技全般を電気的に制御する主制御装置と主制御装置から一方向に出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する従制御装置とから構成され、電源装置から電源中継装置を経由して主制御装置や従制御装置に直流電源を供給する形態であっても、電源中継装置が制御装置の近傍に配置されているので、電源装置と電源中継装置とを接続する配線、電源中継装置と制御装置とを接続する配線等が系統毎に整然とまとめられ、配線形態の簡素化を図ることができる。
又、本発明にあっては、制御装置が遊技全般を電気的に制御する主制御装置であれば、制御装置が遊技全般を電気的に制御する主制御装置と主制御装置から一方向に出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する従制御装置とから構成され、電源装置から電源中継装置を経由して主制御装置や従制御装置に直流電源を供給する形態であっても、電源中継装置と主制御装置とを接続する配線、電源中継装置と従制御装置とを接続する配線、主制御装置と従制御装置とを接続する配線等が各制御系毎にまとめられる。
又、本発明にあっては、制御装置制御基板を格納するケースを備え、ケースが電源中継装置を取付けるための取付部を備えれば、電源中継装置が制御装置に簡単に取付けられる。
又、本発明にあっては、前記電源中継装置に設けられた複数のコネクタと前記主制御装置に設けられた複数のコネクタとが主制御装置および複数の制御装置毎に異なる色で分けられれば、配線を電源中継装置の各コネクタ及び主制御装置の各コネクタの色分けに従って適切に結束できる
【0006】
【発明の実施の形態】
図1〜図12は本発明の第1実施形態であって、図1は電源中継装置1と主制御装置20とが組立られた外観を示し、図2と図3及び図4は電源中継装置1と主制御装置20とを分解して示し、図5は電源中継装置1と主制御装置20とが組立られた断面を示し、図6は主制御装置20の第1固定ブロック29と第2固定ブロック61と固定ねじ65とを分解した断面を示し、図7は第2ケース35の第1係合部41と第3ケース48の第1係合部52とが組立てられた断面を示し、図8はパチンコ機の配線系統を示し、図9はパチンコ機の背面を示し、図10は部品取付体110の外観を示し、図11は電源中継装置1と主制御装置20とが遊技盤に取付けられた側面を示し、図12はパチンコ機の正面を示す。
【0007】
図1を参照し、電源中継装置1と主制御装置20とが組立てらてた構造について説明する。電源中継装置1は、直流(以下、DCと称する)電源を少なくとも主制御装置20に中継するものであって、主制御装置の近傍に配置される。第1実施形態の電源中継装置1では、装置ベース2と中継基板15とが重ね合せられる。そして、電源中継装置1の下半部が主制御装置20の前面に重ね合され、タッピングねじのような止ねじ79が主制御装置20の電源中継取付孔部60から中継基板15を経由して装置ベース2に締結され、電源中継装置1が主制御装置20の前側に取付けられ、電源中継装置1の第1〜第8コネクタCN1〜CN8と主制御装置20の第11〜第22コネクタCN11〜CN22とが互いに近傍で横一列に配置される。
【0008】
図2〜図4を参照し、電源中継装置1及び主制御装置20の構造について説明する。図2において、電源中継装置1の装置ベース2は、透視性の有る無色な合成樹脂で裏側開放状の箱型に形成される。第1実施形態の装置ベース2では、横長な四角形状の前壁3の周囲より周壁4を裏側に突出し、前壁3と周壁4とにより裏側に開放された収容室5を形成し、リブ6、複数の取付孔部7、複数の支持部8、複数の係合部9、複数の突起10、位置決定用突部11等を有する。リブ6は、前壁3より収容室5内に向けて突出し、周壁4にも連なる格子状である。支持部8は、中継基板15の周縁を受止めるものであって、周壁4より収容室5内に向けて突出する。取付孔部7は、中継基板15を装置ベース2に取付けるものであって、収容室5内の前壁3より裏側に向けて突出し、上部左右に配置される。係合部9は、電源中継装置1と主制御装置20とを相互に取付けるものであって、前壁3の前側面より収容室5側に窪むように膨出形成された溝状であり、下部の左・右・中間それぞれに配置される。
【0009】
中継基板15は、回路基板16の表面に電源中継に必要な第1コネクタ〜第8コネクタCN1〜CN8を左右方向に一列に実装し、回路基板16の裏面に第1コネクタ〜第8コネクタCN1〜CN8それぞれの相互接続用のパターン配線を備え、回路基板16の上部左右に取付孔17を有し、回路基板16の中間に位置決定用孔18を有する。そして、中継基板15が装置ベース2の裏側より収容室5に格納され、装置ベース2の位置決定用突部11と中継基板15の位置決定用孔18とが嵌め合され、装置ベース2の取付孔部7と中継基板15の取付孔17との位置が合い、中継基板15のパターン配線側面がリブ6と取付孔部7及び支持部8に搭載されることにより、中継基板15と前壁3との間には図5に示す中継基板15のパターン配線や半田等を逃げる隙間が形成される。
【0010】
図2及び図3において、主制御装置20は、中継基板15より供給された電力で遊技全般を制御するように動作するものであって、図11の遊技盤100の裏側に配置される。第1実施形態の主制御装置20では、図3の第1ケース21、図3の第2ケース35、図2の第3ケース48、図3の制御基板70を備え、制御基板70が第1ケース21と第2ケース35とより形成された内部空間に格納される。それから、第1ケース21と第2ケース35と制御基板70とが第2ケース35側からタッピングねじのような止ねじ77で結合され、第1ケース21と第2ケース35とが第2ケース35側からタッピングねじのような止ねじ78で結合される。その後、第2ケース35と第3ケース48とが前後に重ね合されて第1ケース21側から固定ねじ65で固定されることにより、止ねじ77;78が第3ケース48で覆われて取外操作不能となる。
【0011】
図3において、第1ケース21は透視性の有る無色な合成樹脂で前側開放状の箱型に形成される。第1実施形態の第1ケース21では、前側に開放された横長な部品配置室22の周囲より裏壁23が横方向に突出し、前側に開放された基板収納室24が裏壁23と裏壁23の周囲より前側に突出した周壁25とにより形成され、部品配置室22と基板収納室24とが相互に連なる前側に開放された1つの空間を形成し、複数の取付孔部26、複数のコネクタ逃孔27、複数の結合孔部28、複数の第1固定ブロック29等を有する。取付孔部26は、制御基板70を第1ケース21に取付けるものであって、裏壁23の四隅より裏側に向けて突出し、裏面が閉鎖された筒状である。コネクタ逃孔27は、裏壁23を前後に貫通し、裏壁23の上側に左右方向に一列に配置される。結合孔部28は、第1ケース21と第2ケース35とを相互に取付けるものであって、裏壁23及び周壁25より外側に突出し、裏面が閉鎖された筒状であり、上側左右と下側中間との3点に配置される。
【0012】
第2ケース35は透視性の有る無色な合成樹脂で裏側開放状の箱型に形成される。第1実施形態の第2ケース35では、横長な四角形状の前壁36の周囲より周壁37が裏側に突出し、周壁37より内側に配置された横長な四角環状の支持壁38が前壁36より裏側に突出し、周壁37と支持壁38との間に第1ケース21の周壁25を収納する取込溝39を形成し、複数の取付孔部40、複数の第1係合部41、複数の型抜孔42、複数の第2係合部43、複数の結合孔部44等を有する。支持壁38は制御基板70の周縁を受止めるものである。取込溝39は周壁37と支持壁38と前壁36とにより囲まれた裏側開放状の横長な四角環状の窪みである。
【0013】
取付孔部40は、第1ケース21と第2ケース35及び制御基板70を相互に止ねじ77で取付けるものであって、支持壁38の四隅に配置される。第1係合部41は、第2ケース35と第3ケース48とを相互に前部で取付けるものであって、支持壁38よりも内側の前壁36より前側への突片の先端より下向きに延設された縦片を備えたL字形であり、左・右・中間に配置される。型抜孔42は第1係合部41を形成するための型要素が取除かれた成形跡であって、前壁36の第1係合部41と対応する部分に配置される。第2係合部43は、第2ケース35と第3ケース48とを相互に左右側部で取付けるものであって、周壁37より横外側への突片の先端より前後への抜止片を備えたT字形であり、周壁37の左右上下の4点に配置される。結合孔部44は、第1ケース21と第2ケース35とを相互に取付けるものであって、前壁36及び周壁37より外側に突出した半円形の筒状であり、上部左右及び下部中央の3点に配置される。
【0014】
図2において、第3ケース48は透視性の有る無色な合成樹脂で裏側開放状の箱型に形成される。第1実施形態の第3ケース48では、横長な四角形状の前壁49の周囲より周壁50が裏側に突出し、リブ51、複数の第1係合部52、複数の第2係合部53、複数の止ねじ操作防止部54、複数の第1取付部55、複数の窓56、第2取付部57A、突起57B、複数の電源中継係合部58、複数の型抜孔59、複数の電源中継取付孔部60、複数の第2固定ブロック61等を有する。リブ51は、前壁49より裏側に向けて突出しており、周壁50にも連なる格子状である。
【0015】
第1係合部52は、第2ケース35と第3ケース48とを相互に前部で取付けるものであって、前壁49との間に隙間を有するように、リブ51より連接された横棒のような形態であり、第2ケース35の第1係合部41と位置が対応する。第2係合部53は、第2ケース35と第3ケース48とを相互に左右側部で取付けるものであって、周壁50より裏側への突片の上端より下方に窪む溝状であり、第2ケース35の第2係合部43と位置が対応する。止ねじ操作防止部54は、第1ケース21と第2ケース35と第3ケース48とが組立てられた状態において、止ねじ77;78が取外されるのを防止するものであって、前壁49及び周壁50より外側に膨出しており、第2ケース35の上部左右の結合孔部44を前側より覆う。
【0016】
第1取付部55は、主制御装置20を図10の部品取付体110に取付けるものであって、リブ51より下方に向けてクランク型に延設されており、図10の部品取付体110の第1取付部110cに嵌め込み係合される。窓56は、主制御装置20を部品取付体110に取付ける際に、部品取付体110の第1取付部110cを取り込むためのものであって、第1取付部55の周囲で前壁49に設けられる。第2取付部57Aは、主制御装置20を部品取付体110に取付けるものであって、前壁49より前側に突出しており、部品取付体110の第2取付部110dに嵌め込み係合される。
【0017】
電源中継係合部58は、電源中継装置1と主制御装置20とを相互に取付けるものであって、前壁49より前側に膨出しており、電源中継装置1の係合部9と位置が対応する。左右両側の電源中継係合部58は、電源中継装置1の左右の係合部9に係合すると共に電源中継装置1の左右方向への横移動を規制し得る形態である。型抜孔59は電源中継係合部58を形成するための型要素が取除かれた成形跡であって、前壁49の電源中継係合部58と対応する部分に配置される。電源中継取付孔部60は、電源中継装置1と主制御装置20とを相互に取付けるものであって、前壁49及び周壁50より上方に突出しており、電源中継装置1の取付孔部7及び取付孔17と位置が対応する。
【0018】
図4において、第1ケース21に設けられた第1固定ブロック29は、第1ケース21より連接されたブロックベース30、ブロックベース30より下側に配置された複数の筒状の固定個所部31、各固定個所部31とブロックベース30とを連結する第1連結片32、各固定個所部31相互を連結する第2連結片33を備える。固定個所部31は図6にも示すように裏側の大孔部31aと前側の小孔部31bとを有する。大孔部31aの孔径はタッピングねじのような固定ねじ65のねじ部65a及び頭部65bが直線的に挿入し得る大きさである。小孔部31bの孔径は固定ねじ65のねじ部65aの中間部が係合し得ると共に固定ねじ65のくびれ部65cが回転可能に係合し得る大きさである。
【0019】
図2において、第3ケース48に設けられた第2固定ブロック61は、第3ケース48の下部より下方に突出した平坦なブロックベース62、ブロックベース62の周囲より裏側に突出された周壁63、ブロックベース62の裏側面より前側に円筒状に膨出された複数の固定個所部64を備える。固定個所部64は図6にも示すように筒状の内部孔64aの前側が閉鎖された行止まり形状である。固定個所部64は第1固定ブロック29の固定個所部31と位置が対応する。
【0020】
図4及び図6にも示すように、固定ねじ65は、雄ねじが外周面に形成されたタッピングねじのようなねじ部65a、ねじ部65aより大きな頭部65b、ねじ部65aと頭部65bとの間に形成されたくびれ部65cを備える。ねじ部65aはくびれ部より先端側に行くに従って徐々に細くなる。ねじ部65aの雄ねじのくびれ部側終端の螺旋は閉鎖され、ねじ部65aとくびれ部65cとの境を形成する。
【0021】
そして、固定ねじ65のねじ部65aが第1固定ブロック29の固定個所部31から第2固定ブロック61の固定個所部64に締結されることにより、固定ねじ65のねじ部65aが第1固定ブロック29の固定個所部31の小孔部31bを前側に乗越え、固定ねじ65のくびれ部65cが第1固定ブロック29の固定個所部31の小孔部31bに嵌め込まれる。これによって、固定ねじ65は取外操作により締結時とは逆方向に回転されても、くびれ部65cを介して回転するだけで、第1固定ブロック29の固定個所部31より取外不能となる。
【0022】
第1固定ブロック29に後付けされる固定ねじカバー66は、固定ねじ65が第1固定ブロック29の固定個所部31の全部に挿入されたままねじ部65a又はくびれ部65cが小孔部31bに嵌め込まれていない状態において、固定ねじ65が固定個所部31より脱落しないように、固定ねじ65の脱落防止を図るものであって、透視性の有る無色な合成樹脂で板状に形成される。固定ねじカバー66は固定個所部31及び第2連結片33を覆うものであって、固定個所部31と対応する部分に十字形のスロット66aを有し、固定ねじ65が第1固定ブロック29の固定個所部31の全部に挿入された後に、第1固定ブロック29の裏側に接着剤等で接合される。
【0023】
図3において、制御基板70は、回路基板71の四隅に取付孔72を備え、回路基板71の表面に制御に必要な電気部品73を実装し、回路基板71の裏面に上記実装された電気部品73全部の相互接続用のパターン配線を備える。電気部品73としては、CPUやROM及びRAM等の半導体集積部品やその他の電気部品及び第11コネクタ〜第22コネクタCN11〜CN22である。第11コネクタ〜第22コネクタCN11〜CN22は回路基板71の一側部に左右方向に一列に配置される。
【0024】
図2及び図7を参照し、電源中継装置1と主制御装置20との組立方について説明する。中継基板15に実装された第1〜第8コネクタCN1〜CN8が第3ケース48側に向くように、中継基板15が装置ベース2の収容室5に挿入される。そして、装置ベース2の係合部9が第3ケース48の電源中継係合部58よりも上方に位置するように、又、中継基板15が第3ケース48の電源中継取付孔部60の前側に位置するように、装置ベース2と第3ケース48とが前後に重ね合される。
【0025】
その状態において、装置ベース2が下方に移動し、第3ケース48が上方に移動するように、装置ベース2と第3ケース48とが互い違いに上下方向に横移動されることにより、装置ベース1の係合部9と第3ケース48の電源中継係合部58とが図7に示すように相互に嵌め込み係合され、中継基板15の取付孔17と装置ベース2の取付孔部7と第3ケース48の電源中継取付孔部60との位置が前後に合う。その後、止ねじ79が装置ベース2の前側より取付孔部7を及び取付孔17を経由して電源中継取付孔部60に締結される。
【0026】
図2〜図7を参照し、主制御装置20の組立方について説明する。制御基板70に実装された電気部品73が第1ケース21の部品配置室22に挿入されるように、制御基板70が第1ケース21の前側より基板収納室24に挿入される。又、制御基板70の第11〜第22コネクタCN11〜CN22がコネクタ逃孔27を経由して第1ケース21の裏壁23より裏側に突出して部品配置室22よりも上部近傍に横一列に配置される。その後、第1ケース21の周壁25が第2ケース35の取込溝39に挿入され、第1ケース21と第2ケース35とが合掌状に合される。
【0027】
その状態において、図3に示すように、止ねじ77が第2ケース35の前側より取付孔部40と制御基板70の取付孔72とを経由して第1ケース21の取付孔部26に締結される。又、止ねじ78が第2ケース35の前側より結合孔部44を経由して第1ケース21の結合孔部28に締結される。これによって、図5に示すように、制御基板70が第1ケース21と第2ケース35とよりなる内部空間に格納され、第1ケース21と第2ケース35とが結合される。
【0028】
そして、図3の第2ケース35の第1・第2係合部41;43が図2の第3ケース48の第1・第2係合部52;53よりも上方に位置するように、第2ケース35と第3ケース48とが前後に重ね合される。この場合、第2ケース35の第1係合部41は第3ケース48の第1係合部52とその上方の周壁37との間の隙間に入れ込まれる。その状態において、第2ケース35が下方に移動し、第3ケース48が上方に移動するように、第2ケース35と第3ケース48とが互い違いに上下方向に横移動されることにより、第2ケース35の第1係合部41と第3ケース48の第1係合部52とが図7に示すように相互に嵌め込み係合され、第2ケース35の第2係合部43と第3ケース48の第2係合部53とが、相互に嵌め込み係合される。
【0029】
これによって、止ねじ77;78が第3ケース48で覆われて取外操作不能となる。この場合、第2ケース35の取付孔部40は第3ケース48の前壁で覆われ、第2ケース35の上部左右に位置する結合孔部44は第3ケース48の止ねじ操作防止部54で覆われ、第2ケース35の下部に位置する結合孔部44は第3ケース48の第2取付部57Aより下方の前壁49で覆われる。
【0030】
更に、固定ねじカバー66で脱落防止されかつ第1固定ブロック29に格納された複数の固定ねじ65が第2固定ブロック61に締結される。これによって、主制御装置20の組立が完了する。この場合、固定ねじ65全部を締結しても良いが、固定ねじ65を少なくとも1本づつ使用して固定個所部31の個数分の回数だけ、第1ケース21と第3ケース48との固定と解放とが繰り返されることにより、パチンコ機が、パチンコ店に設置された状態で行われる公安委員会での主制御装置20が適正であるか否かの検査、検査終了後の固定、の観点から最良である。
【0031】
それには、先ず、例えば左側に配置された第1固定ブロック29における左端の固定ねじ65と、右側に配置された第1固定ブロック29における左端の固定ねじ65とが、第1ケース21と第3ケース48との固定に用いられる。つまり、固定ねじカバー66の左端のスロット66aよりドライバのような工具が、第1固定ブロック29における左端の固定個所部31の内部に挿入されて固定ねじ65を前方に押しながら締結方向に回転操作される。すると、図5に示すようにも、固定ねじ65のねじ部65aが第1固定ブロック29の固定個所部31から第2固定ブロック61の固定個所部64に締結され、固定ねじ65のくびれ部65cが第1固定ブロック29の小孔部31bに嵌め込まれる。これによって、第1ケース21と第3ケース48とが固定される。
【0032】
その状態において、ドライバのような工具が固定ねじカバー66の左端のスロット66aより差し込まれ、固定ねじ65が取外し操作されても、固定ねじ65のくびれ部65cが第1固定ブロック29の小孔部31bに嵌め込まれているので、固定ねじ65のねじ部65aと第2固定ブロック61の固定個所部64との締結は解除されるが、固定ねじ65は第1固定ブロック29の固定個所部31の内部で回転するだけで、固定ねじ65は裏側に移動することがなく、固定ねじ65は第1固定ブロック29の固定個所部31の内部に保持され、固定ねじ65の先端部が第2固定ブロック61の固定個所部64の内部に存在している。
【0033】
そして、第1ケース21と第3ケース48との係合を解除しようとして、第1ケース21が上方に持ち上げられ、第3ケース48が下方に下げられ、第1ケース21と第3ケース48とが互い上下方向に横移動されても、固定ねじ65の先端部が第2固定ブロック61の固定個所部64の内部に引っ掛かり、第2ケース35の第1・第2係合部41;43と第3ケース48の第1・第2係合部52;53との係合が解除されることはない。よって、主制御装置20の正規のROMが不正ROMに交換されるようなことは防止できる。
【0034】
又、検査に際しては、第1ケース21と第3ケース48との係合を解除する。それには、固定ねじカバー66と共に、第1固定ブロック29における左端の固定個所部31とブロックベース30とを繋ぐ第1連結片32、左端の固定個所部31とその右隣の固定個所部31とを繋ぐ第2連結片33それぞれをニッパのような工具で切断する。これによって、第1固定ブロック29の左端の固定個所部31と固定ねじ65とが一緒に第2固定ブロック61の左端の固定個所部64より取外される。その状態において、止ねじ77;78が第2ケース35の前側より取外されることにより、第1ケース21と第2ケース35と制御基板70との組合わされが互いに分解され、制御基板70に実装された電気部品73の検査が実行できる。
【0035】
図8を参照し、第1〜第8コネクタCN1〜CN8、第11〜第22コネクタCN11〜CN22について説明する。第1コネクタCN1は白色系絶縁体に5本の端子を有する5ピンタイプであって、電源装置85との接続に用いられる。第1コネクタCN1の5本の端子には、DC5V、DC12V、2本のグランド(以下、GNDと称する)、交流(以下、ACと称する)24V全波整流が個別に割当てられる。AC24V全波整流はACが4つのダイオードにより全波整流されたままのDC24Vを意味する。
【0036】
第2コネクタCN2は赤色系絶縁体に2本の端子を有する2ピンタイプであって、電源装置85との接続に用いられる。第2コネクタCN2の2本の端子には、電源断検出信号、パップアップ電源DC5Vが個別に割当てられる。第3コネクタCN3は紫色系絶縁体に5本の端子を有する5ピンタイプであって、主制御装置20の第11コネクタCN11との接続に用いられる。第3コネクタCN3の5本の端子には、DC5V、DC12V、2本のGND、AC24V全波整流が個別に割当てられる。第4コネクタCN4は黄色系絶縁体に5本の端子を有する5ピンタイプであって、球払出制御装置86との接続に用いられる。第4コネクタCN4の5本の端子には、DC5V、DC12V、2本のGND、AC24V全波整流が個別に割当てられる。
【0037】
第5コネクタCN5は黄色系絶縁体に2本の端子を有する2ピンタイプであって、球払出制御装置86との接続に用いられる。第5コネクタCN5の2本の端子には、電源断検出信号、パップアップ電源DC5Vが個別に割当てられる。第6コネクタCN6は桃色系絶縁体に3本の端子を有する3ピンタイプであって、表示灯制御装置87との接続に用いられる。第6コネクタCN6の3本の端子には、DC12V、GND、AC24V全波整流が個別に割当てられる。第7コネクタCN7は灰色系絶縁体に2本の端子を有する2ピンタイプであって、特別図柄表示制御装置88との接続に用いられる。第7コネクタCN7の2本の端子には、DC12V、GNDが個別に割当てられる。第8コネクタCN8は若草色系絶縁体に2本の端子を有する2ピンタイプであって、効果音制御装置89との接続に用いられる。第8コネクタCN8の2本の端子には、DC12V、GNDが個別に割当てられる。
【0038】
第11コネクタCN11は紫色系絶縁体に5本の端子を有する5ピンタイプであって、電源中継装置1との接続に用いられる。第11コネクタCN11の5本の端子には、DC5V、DC12V、2本のGND、AC24V全波整流が個別に割当てられる。第12コネクタCN12は青色系絶縁体に4本の端子を有する4ピンタイプであって、普通図柄表示装置90との接続に用いられる。第12コネクタCN12の4本の端子には、3つのLED用の信号線、パワー用のDC12Vが個別に割当てられる。第13コネクタCN13は黄色系絶縁体に8本の端子を有する8ピンタイプであって、ホールコンピュータへの情報である外部情報を出力するための外部情報端子板91の接続に用いられる。第13コネクタCN13の8本の端子には、パワー用のDC12V、始動入賞情報、低確率時図柄確定回数情報、高確率時図柄確定回数情報、大当り情報、高確率及び図柄回転時間短縮情報、ホールに設けられた表示灯を大当り時に表示可能にする情報が個別に割当てられる。
【0039】
第14コネクタCN14は、黄色系絶縁体に10本の端子を有する10ピンタイプであって、球払出制御装置86の接続に用いられる。第14コネクタCN14の10本の端子には、球払出制御装置86への8本の信号線からなるコマンド情報、球払出制御装置86へのコマンド有効情報、GNDが個別に割当てられる。第15コネクタCN15は、桃色系絶縁体に10本の端子を有する10ピンタイプであって、表示灯制御装置87の接続に用いられる。第15コネクタの10本の端子には、表示灯制御装置87への8本の信号線からなるコマンド情報、表示灯制御装置87へのコマンド有効情報、GNDが個別に割当てられる。第16コネクタCN16は、灰色系絶縁体に10本の端子を有する10ピンタイプであって、特別図柄表示制御装置88の接続に用いられる。第16コネクタCN16の10本の端子には、特別図柄表示制御装置88への8本の信号線からなるコマンド情報、特別図柄表示制御装置88へのコマンド有効情報、GNDが個別に割当てられる。
【0040】
第17コネクタCN17は、若草色系絶縁体に10本の端子を有する10ピンタイプであって、効果音制御装置89の接続に用いられる。第17コネクタCN17の10本の端子には、効果音制御装置89への8本の信号線からなるコマンド情報、効果音制御装置89へのコマンド有効情報、GNDが個別に割当てられる。第18コネクタCN18は、橙色系絶縁体に10本の端子を有する10ピンタイプであって、球払出機構92の接続に用いられる。球払出機構92の第18コネクタCN18に接続される部品としては払出球待機スイッチ、払出球計数スイッチ、オーバフロースイッチ、払出球補給スイッチ等である。第18コネクタCN18の10本の端子には、GND、パワー用のDC12V、賞球補給球検出スイッチ、第1抵抗付DC12V、賞球振動モータ負極、賞球待機球検出スイッチ、第2抵抗付DC12V、賞球計数スイッチ、オーバーフロースイッチ、第3抵抗付DC12Vが個別に割当てられる。
【0041】
第19コネクタCN19は、青色系絶縁体に2本の端子を有する2ピンタイプであって、図12に示す特別図柄始動入賞口装置126に入賞した球を検出する始動入賞口スイッチ93の接続に用いられる。第19コネクタCN19の2本の端子には、スイッチ用のDC12V、スイッチ負極が個別に割当てられる。第20コネクタCN20は、白色系絶縁体に6本の端子を有する6ピンタイプであって、右側入出力部品94の接続に用いられる。右側入出力部品94としては、図12に示す第2・第4普通入賞口装置129;131に入賞した球を検出する図外の第2・第4普通入賞球検出スイッチ、図12に示す右側の普通図柄始動入賞口装置127に入賞した球を検出する普通図柄始動入賞球右検出スイッチ、図12に示す特別図柄始動入賞口装置126の可動体126aを駆動する図外の普通電動役物ソレノイド等である。第20コネクタCN20の6本の端子には、スイッチ用のDC12V、第2・第4普通入賞球検出情報、普通図柄始動入賞球右検出情報、パワー用のDC12V、普通電動役物ソレノイド負極が個別に割当てられる。
【0042】
第21コネクタCN21は、白色系絶縁体に4本の端子を有する4ピンタイプであって、左側入出力部品95の接続に用いられる。左側入出力部品95としては、図12に示す第1・第3普通入賞口装置128;130に入賞した球を検出する図外の第1・第3普通入賞球検出スイッチ、図12に示す左側の普通図柄始動入賞口装置127に入賞した球を検出する普通図柄始動入賞球検出左スイッチ等である。第21コネクタCN21の4本の端子には、スイッチ用のDC12V、第1・第3普通入賞球検出情報、普通図柄始動入賞球左検出情報が個別に割当てられる。左側入出力部品95として第1・第3普通入賞球検出スイッチや普通図柄始動入賞球左検出スイッチ等の入力部品を列挙したが、左側入出力部品95には図外のソレノイドのような出力部品を含ませても良い。
【0043】
第22コネクタCN22は、白色系絶縁体に9本の端子を有する9ピンタイプであって、特定領域入出力部品96の接続に用いられる。特定領域入出力部品96としては、図12に示す変動入賞口装置134内部に設けられた特定入賞口に入賞した球を検出する連続役物作動スイッチ(Vゾーン入賞球検出スイッチ)、変動入賞口装置134内部に設けられた右普通入賞口に入賞した球を検出するカウント左スイッチ、変動入賞口装置134内部に設けられた左普通入賞口に入賞した球を検出するカウント右スイッチ、変動入賞口装置134の開閉体134aを駆動する図外のソレノイド(大入賞口ソレノイド)、変動入賞口装置134内部の経路を普通入賞口への経路と特定入賞口への経路とに変える可動体を駆動する図外のソレノイド(大入賞口可動体ソレノイド)等である。第22コネクタCN22の9本の端子には、GND、第5抵抗付DC5V、特定領域入賞情報、カウント左情報、カウント右情報、スイッチ用のDC12V、大入賞口ソレノイド負極、大入賞口可動体ソレノイド負極、パワー用のDC12Vが個別に割当てられる。
【0044】
電源装置85のプラグ85aが島側トランスの2次側に接続され、電源装置85のスイッチが投入されると、電源装置85は島側トランスから供給されたAC24VをAC24V全波整流、DC12V(定電圧)、DC5V(定電圧)等のDCに変換する。そして、変換後のAC24V全波整流、DC12V、DC5Vが電源装置85から電源中継装置1を経由して主制御装置20、球払出制御装置86、表示灯制御装置87、特別図柄表示制御装置88、効果音制御装置89に供給され、主制御装置20、球払出制御装置86、表示灯制御装置87、特別図柄表示制御装置88、効果音制御装置89が起動する。図8では図示を省略したが、球発射制御装置には球払出制御装置86から上記変換後のAC24V全波整流、DC12V、DC5V及び発射制御情報が供給される。
【0045】
起動した状態において、主制御装置20は、球払出機構92、始動入賞口スイッチ93、右側入出力部品94、左側入出力部品95、特定領域入出力部品96等から入力された検出信号により球払出、表示灯、特別図柄表示、効果音等の制御処理を実行し、実行した処理結果に相当するコマンドを球払出制御装置86、表示灯制御装置87、特別図柄表示制御装置88、効果音制御装置89に出力する。球払出制御装置86は主制御装置20からのコマンドにより球払出機構92を制御する。表示灯制御装置87は主制御装置20からのコマンドにより図12に示すランプ表示装置135、枠上ランプ表示装置143、枠下ランプ表示装置144、バンド飾り142、センタ飾り132に設けられたセンタランプ、変動入賞口装置134に設けられた変動入賞口ランプ、サイドランプ表示装置140等における各種電球或いは発光ダイオード等の表示灯を制御する。特別図柄表示制御装置88は主制御装置20からのコマンドにより図12に示す特別図柄表示装置133を制御する。効果音制御装置89は主制御装置20からのコマンドにより図外のスピーカを制御する。
【0046】
図9を参照し、パチンコ機の裏機構について説明する。100は遊技盤、101は遊技盤100をパチンコ店の島に交換可能に取付ける額縁状の本体枠、102は本体枠101の上部に取付けられたタンク、103はタンク102の下部に配置された球誘導樋、104はタンク102の本体枠101への取付部に形成された開口部である。島の球補給機構よりタンク102に供給された球は球誘導樋103を経由して球払出機構82に流入する。105は本体枠101の側部に取付けられた球払出機構82に連結されたリアカバー、106は本体枠101の下部に取付けられた球誘導ユニットである。電源装置85及び球払出制御装置86は本体枠101に球誘導ユニット106を介して取付けられる。主制御装置20と表示灯制御装置87と特別図柄表示制御装置88及び効果音制御装置89は遊技盤100に取付けられる。アウト球、入賞球は球誘導ユニット106により島の球捕捉手段に排出され、球払出機構82より払出された球はパチンコ機の前面に設けられた皿装置に排出される。リアカバー105は、球払出機構82を介して遊技盤100の裏面側に閉じられることにより、主制御装置20と表示灯制御装置87と特別図柄表示制御装置88及び効果音制御装置89を覆い、不正行為を防止する。球払出機構82は賞球用の単独であっても、賞球用及び球貸用の複数であっても良いが、複数の場合は前後に重ね合されることにより実施し得る。
【0047】
図10を参照し、部品取付体110について説明する。部品取付体110は、前記主制御装置20と前記遊技盤100との取付けを仲介するものであって、合成樹脂からなる前方及び上方開放の箱型であり、前後方向への貫通孔として形成された位置決定部110a、周縁の取付孔部110b、裏側に突出した複数の第1取付部110c、右側の第2取付部110d等を備える。第2取付部110dは左端が部品取付体110の裏面に連接されかつ周囲に形成されたスリット110eで部品取付体110の裏面より分離した片持ちのレバー形状である。第2取付部110dの中間部には前後方向への貫通孔である係合孔部110fを備える。部品取付体110の裏面には前側に窪む横方向のガイド溝110gを備える。
【0048】
そして、位置決定部110aが図11の遊技盤100の裏面に取付けられたセット板111側に嵌合されることにより、部品取付体110が遊技盤100に位置決めされる。その状態において、図外の止ねじが取付孔部110bより遊技盤100に締結されることにより、部品取付体110が遊技盤100の裏面に取付けられる。その状態において、図1に示す電源中継装置1の装着された主制御装置20が図10の部品取付体110に組付けられる。
【0049】
それには、図2の第3ケース48の突起57Bが図10の部品取付体110のガイド溝110gに裏側より挿入される。又、図2の第3ケース48の窓56が図10の部品取付体110の第1取付部110cに裏側より挿入される。そして、主制御装置20が右側に移動されることにより、図2の第3ケース48の第1取付部55が図10の部品取付体110の第1取付部110cに係合し、図2の第3ケース48の第2取付部57Aが、図10の部品取付体110の第2取付部110dの係合孔部110fに挿入される。これによって、図11に示すように主制御装置20は部品取付体110の裏面に前後方向及び横移動不能に取付けられる。
【0050】
図12を参照し、パチンコ機について説明する。外枠120と前枠121とがヒンジ122で片開き可能に取付けられて本体枠を形成する。外枠120に対する前枠121の開閉は施錠装置123の人為操作を介して行われる。本体枠の内部には遊技盤100が格納される。遊技盤100の意匠盤面にはガイドレール125が設けられる。そして、ガイドレール125で囲まれた内側の遊技盤100の意匠盤面は遊技領域である。遊技領域には、特別図柄始動入賞口装置126、普通図柄始動入賞口装置127、第1普通入賞口装置128、第2普通入賞口装置129、第3普通入賞口装置130、第4普通入賞口装置131、センタ飾り132、特別図柄表示装置133、変動入賞口装置134、普通図柄表示装置90、ランプ表示装置135、サイドランプ表示装置140、アウト口141が配置される。ガイドレール125より外側の遊技盤100の意匠盤面は遊技領域外である。遊技領域外にはバンド飾り142が配置される。前枠121には枠上ランプ表示装置143、枠下ランプ表示装置144、上皿装置145、下皿装置146、ハンドルグリップ147が配置される。ハンドルグリップ147が遊技者に操作されることにより、図外の球発射装置が上皿装置145より供給された球を遊技盤100の遊技領域に向けて弾く。
【0051】
特別図柄表示装置133は遊技盤100の裏側に配置され、特別図柄表示装置133の画像表示面は遊技盤100に開けられた窓に対応するセンタ飾り132の見切り枠で囲まれた開口を通し遊技盤100の前側より視認し得る。普通図柄表示装置90は変動入賞口装置134の前面に配置される。特別図柄始動入賞口装置126は、電チューと略称される電動チューリップ装置のように、主制御装置20(図8参照)により制御される一対の可動体126aを備える。そして、可動体126aが実線示のように閉じた状態であっても可動体126a間の隙間から特別図柄始動入賞口装置126への球の入賞は可能であるが、可動体126aが左右に開くことにより特別図柄始動入賞口装置126への球の入賞確率は高くなる。変動入賞口装置134は主制御装置20により制御される開閉体134aを備える。開閉体134aは特別図柄表示装置133による停止図柄が主制御装置20に予め定められた当り図柄である場合に主制御装置20により開閉制御される。開閉体134aが開くことにより変動入賞口装置134への球の入賞は可能であるが、開閉体134aが閉じることにより変動入賞口装置134への球の入賞は不可能である。
【0052】
第1実施形態では電源中継装置1が主制御装置20に取付けられたが、図11に仮想線で示すように、電源中継装置1が部品取付体110に取付けられて主制御装置20の近傍に配置されても同様に適用できる。普通図柄始動入賞口装置127は、入賞球が遊技盤100の意匠盤面側に通り抜けるゲートタイプ、入賞球が遊技盤100の裏面側に抜ける入賞口タイプのどちらでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態を示す外観斜視図。
【図2】 同第1実施形態を示す分解斜視図。
【図3】 同第1実施形態を示す分解斜視図。
【図4】 同第1実施形態を示す分解斜視図。
【図5】 同第1実施形態を示す断面図。
【図6】 同第1実施形態の固定手段を示す断面図。
【図7】 同第1実施形態の第1・第2ケースの係合部を示す断面図。
【図8】 同第1実施形態の配線系統を示すブロック図。
【図9】 同第1実施形態のパチンコ機の示す背面図。
【図10】 同第1実施形態の部品取付体を示す斜視図。
【図11】 同第1実施形態の電源中継装置と主制御装置とが遊技盤に取付けられた側面図。
【図12】 同第1実施形態のパチンコ機の正面図。
【符号の説明】
1 電源中継装置
2 装置ベース
3 中継基板
20 主制御装置
21 第1ケース
35 第2ケース
48 第3ケース
70 制御基板
79 止ねじ

Claims (4)

  1. パチンコ機の裏側に設けられ、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが制御基板の一側部に一列に実装され、遊技全般を電気的に制御する主制御装置と、
    前記主制御装置から出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する複数の制御装置と、
    島側から供給される交流電源を直流電源に変換する電源装置と、
    前記電源装置から前記主制御装置及び複数の制御装置に対して供給される直流電源を中継し、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが一列に実装される電源中継装置とを備え、
    前記主制御装置と前記電源中継装置とを前記パチンコ機の裏側で前記電源中継装置の複数のコネクタが、前記制御基板の複数のコネクタが一列に実装される一側部側に位置するように互いに近傍に設けることで、前記主制御装置の複数のコネクタと前記電源中継装置の複数のコネクタとが互いに同一方向に配置され、かつ、接続される制御装置毎に同じ順序で配置されたことを特徴とするパチンコ機の裏機構。
  2. パチンコ機の裏側に設けられ、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが制御基板の一側部に一列に実装され、遊技全般を電気的に制御する主制御装置と、
    前記主制御装置から出力されるコマンドにより遊技作動部品を電気的に制御する複数の制御装置と、
    島側から供給される交流電源を直流電源に変換する電源装置と、
    前記電源装置から前記主制御装置及び複数の制御装置に対して供給される直流電源を中継し、複数の制御装置と接続する複数のコネクタが一列に実装される電源中継装置とを備え、
    前記主制御装置と前記電源中継装置とを前記パチンコ機の裏側で前記電源中継装置の複数のコネクタが、前記制御基板の複数のコネクタが一列に実装される一側部側に位置するように互いに近傍に設けることで、前記主制御装置の複数のコネクタと前記電源中継装置の複数のコネクタとが互いに左右方向に配置され、かつ、接続される制御装置毎に同じ順序で配置されたことを特徴とするパチンコ機の裏機構。
  3. 前記主制御装置が前記制御基板を格納するケースを備え、前記ケースが前記電源中継装置を取付けるための取付部を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機の裏機構。
  4. 前記電源中継装置に設けられた複数のコネクタと前記主制御装置に設けられた複数のコネクタとが主制御装置および複数の制御装置毎に異なる色で分けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のパチンコ機の裏機構
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