JP4312229B2 - 腕金固定構造 - Google Patents

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本発明は、碍子などが取り付けられる腕金を、水平に、且つ電柱に対して接線方向に装着するための腕金固定構造及び腕金固定方法に関する。
従来の腕金固定構造としては、図9(イ)に示すように、電柱2の周面に巻装されるU字形状のバンド20と、該バンド20の円弧状部、及び電柱2を貫通した通しボルト21と、バンド20の両端部を腕金1に締結するボルトB及びナットNとを備えたものが公知になっている。
この場合、電柱2に通しボルト21を径方向に貫通し、該通しボルト21の一端部とバンド20の円弧状部とをナットNで仮固定した後、ボルトB及びナットNにより、バンド20の両端部を腕金1の両側に仮固定すると、腕金1が水平の状態で、且つ、電柱2の前側の周面に対して接線方向に当接した状態で固定される。
そして、風雨などによって、締結部材、即ち通しボルト21、ボルトB、及びナットNに錆が発生して経年劣化するため、これら締結部材を交換する補修工事を行っている。
また、図9(ロ)に示すように、電柱2を貫通した通しボルト21と、腕金1の端部を支持するためのアームタイ25とを備えたものも公知になっている。このアームタイ25は、電柱2に巻装される巻装部25aと、該巻装部25aから斜めに上方に延設された支持部25bと、該支持部25bの端部に形成された取付部25cとを有している。
この場合、腕金1の中心部を、通しボルト21で支持すると共に、腕金1の端部とアームタイ25の取付部25cとを連結固定すると、アームタイ25によって、腕金1が上記と同様に支持されるものも公知になっている。
さらに、他の従来の腕金固定構造としては、腕金を、電柱に対して接線方向に、且つ水平に当接した状態で支持するための断面コ字形状の外枠と、外枠の両折曲部の間に取り付けられた内枠と、外枠の平坦な基部の中央部に取り付けられた断面コ字形状の座枠と、該座枠から突出するように貫設された前後方向のボルトと、該ボルトの先端部に螺合して腕金を固定するナットと、一端部が、外枠及び下枠の両側を上下方向に貫通した二本のボルトの上部及び下部にそれぞれ連結されると共に、他端部が自由端となっている複数対のバンドと、該各バンドの他端部を締結する締結部材とから構成されているものが公知になっている(例えば特許文献1)。
そして、座枠から突出しているボルト、及びナットによって、座枠に腕金を予め締結固定しおいて、この状態で、外枠及び内枠を電柱の前側の周面に当接する一方、バンドの他端部を電柱の後側の周面に対して両側から当接して、該各他端部を、ボルトナットで締結固定する。
特開2005−6410号公報
しかしながら、上記いずれの場合も、締結部材が経年劣化すると、台風などの強風によって腕金1が傾動してしまうという問題がある。さらに、応急復旧工事や補強工事の際、腕金1の締結部材を電柱2の前側(腕金1の手前)から取り外す必要があるので、作業者に腕金1が脱落してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記第一の問題点を鑑み、応急復旧工事や補強工事の際、腕金の作業者への脱落を防止すると共に、台風などの強風による取り付けられた腕金の傾動を防止できる腕金固定構造及び腕金固定方法を提供する。
前記課題を解決するために、本発明に係る腕金固定構造は、碍子などが取り付けられる腕金1を電柱2に対して接線方向に支持するための支持体5と、一端部が支持体5の両側に固着されると共に、他端部が自由端となっている一対のバンド10と、該一対のバンド10の各他端部を締結する締結部材B、Nとを備えた腕金固定構造において、上記一対のバンド10は、腕金1が挿通可能な間隔をあけて上下に設けられ、腕金1を上下のバンド10間に挿通し且つ上記支持体5に当接した状態にすることにより、腕金1が水平支持されるよう構成されていると共に、腕金1の水平支持が維持されるよう構成されてなることを特徴とする。
この場合、支持体5及びバンド10で、腕金1を水平支持すると共に、腕金1の水平支持を維持することができる。そして、締結作業においては、電柱2の後側(腕金1とは反対側)において行えるようになるので、腕金1が作業者に落下することもなく、安全性が向上すると共に、腕金1の取付作業が簡単且つ迅速に行えるようになる。
また、本発明の腕金固定構造は、碍子などが取り付けられる腕金1を電柱2に対して接線方向に支持するための支持体5と、一端部が支持体5の両側に固着されると共に、他端部が自由端となっている一対のバンド10と、該一対のバンド10の各他端部を締結する締結部材B、Nとを備えた腕金固定構造において、上記支持体5は、断面がL字形状を呈しており、一辺が電柱2の直径と略同一、又は該直径よりも短く、他辺が腕金1の幅寸法よりも長い四角形状の基部6と、該基部6の上端部又は下端部から水平方向に折り曲げられて形成された折曲部7bとを有し、上記一対のバンド10は、支持体5の折曲部7bとの間に腕金1が挿通可能な間隔をあけて支持体5の基部6の下部又は上部に固着され、腕金1を支持体5の折曲部7b及びバンド10間に挿通し且つ支持体5の基部6に当接した状態にすることにより、腕金1が水平支持されるよう構成されていると共に、腕金1の水平支持が維持されるよう構成されてなることを特徴とする
この場合、支持体5の折曲部7bと、バンド10の各一端部とによって、腕金1が水平に支持されると共に、この水平支持を維持できて、しかも、支持体5の基部6によって腕金1が電柱2に対して接線方向に当接支持される。よって、上記と同様の効果が得られる。
また、支持体5の形状としては、例えば図8(イ)〜(ニ)に示すように、正面視円板形、菱形、六角形、長楕円であってもよく、図7(ロ)、(ハ)に示すように、断面L字形状であってもよい。但し、支持体5に固着されるバンド10の他端部の締結を考慮すると、バンド10は、支持体5の形状に関係なく、平行に固着されることが好ましい。さらに、支持体5に、腕金1を水平支持できるよう、且つ該水平支持を維持できるようバンド10を固着するには、例えば腕金1の幅寸法に合わせて、支持体5の上部、下部、左右両側部にそれぞれバンド10を固着し、腕金1を上下左右から支持するようにしてもよい。また、バンド10を段違い、例えば支持体5の下側の左右両側部と、上側の一側部に固着して、バンド10による上下の三点支持によって、腕金1の水平支持を維持するようにしてもよい。
また、本発明の腕金固定構造は、上記支持体5は、水平方向の長さが電柱2の直径と略同一、又は該直径よりも小さく、上下方向の長さが腕金1の幅寸法よりも大きくするような構成を採用することもできる。
この場合、腕金1を、支持体5とバンド10の一端部との隙間に水平方向に挿通した状態で、且つ、電柱2の周面に対して接線方向に当接した状態で、バンド10の他端部を、電柱2の後側の周面に対して左右両側から当接して締結することができる。
また、本発明の腕金固定構造は、長さ調整可能なバンド10を採用することもできる。
この場合、径の異なる電柱2に合わせてバンド10の長さを調整できるようにしたので、一種類の腕金固定構造で多種の電柱2に対応できるようになる。
また本発明の腕金固定構造は、支持体5の下部に、間接活線用把持具30の一対の把持片34,35が下方から係合する孔14を形成するようにしたことを特徴とする。
この場合、支持体5の孔に、間接活線用把持具30の一対の把持片34,35を係合させて支持体5を下方から支持できるようになるので、活線近接限界距離外から腕金1の取付作業が行えるようになる。
また本発明によれば、支持体5の略中央部に、電柱2を貫通して腕金1を支持している通しボルト21を挿通するための通し孔13を形成するような構成を採用することができる。
この場合、電柱2を貫通する通しボルト21によって支持されている腕金1の支持状態を補強するのに有効である。即ち、電柱2を貫通している通しボルト21の先端部を、通し孔13によって支持体5の裏側から表側に導出できるので、通しボルト21と支持体5との当接を回避できるようになり、腕金1を通しボルト21と支持体5とで裏側及び表側から支持できるようになると共に、支持体5が腕金1に当接して抱持できるようになり、その結果、腕金1の支持状態を補強できるようになる。なお、通しボルト21は、既設であっても、新設であってもよい。新設の場合、例えば腕金1の表面から裏面に挿通して電柱2を貫通する場合、及び電柱2を貫通して腕金1の裏面から表面に導出する場合を含むものとする。
また本発明によれば、上記支持体5は、水平方向の長さが電柱2の直径よりも小さく、上下方向の長さが腕金1の幅寸法よりも大きくなっており、上記一対のバンド10は、該支持体5の上部及び下部の両側に固着される一端部10aと、両側の他端部の間隔が電柱2の直径と略同一になるよう、各一端部10aから延出して形成される直線部10bと、該直線部10bの他端部から延出して形成され、各直線部10bに跨って配される腕金1が電柱2の周面に当接された状態で、且つ互いの端部が離間した状態で、腕金1が当接する側とは反対側の周面に沿って当接する円弧状部10cと、離間した各円弧状部10cの端部の間隔よりも互いの先端部の間隔が大きくなるよう、各円弧状部10cの端部から傾斜して形成される締結片11とを備えるようにしてもよい。
この場合、バンド10に跨るよう腕金1を配した状態で、且つバンド10の締結片11を、腕金1が取り付けられる側の電柱2の周面に当接させた状態で、支持体5を反対側に押圧して移動させると、この移動に伴って左右のバンド10の間隔が拡開する。この状態からさらに支持体5を押圧すると、上記周面とは反対側の周面へ締結片11が移動すると共に、バンド10の間隔が縮閉され、各円弧状部10cが電柱2の周面に当接した位置で、各締結片11が、反対側の周面において、ボルトB及びナットNで締結可能な位置に位置することになる。つまり、一体化された支持体5及び締結片11を押圧移動させるだけで、腕金1を締結固定できるようになるので、迅速且つ簡単に取付作業が行えるようになる。
また本発明によれば、支持体5の上部及び下部の両側に固着される一対のバンド10を、ボルトBを挿脱できる挿通孔11aが形成される締結片11と、ナットNが螺合したボルトBの先端部を係脱できる切欠き11bが形成される締結片11とが互いに反対側に位置するよう設けられるような構成を採用することができる。
この場合、締結片11から突出するボルトBの余長部位が互いに反対側に位置することになるので、締結作業を行う場合において、間接活線用ラチェットの操作棒を回動操作する際、該操作棒がボルトBの余長部位に当接することがなく、ナットNの緩緊作業を円滑に行うことができるようになる。
以上のように、本発明によれば、締結部材を使用する箇所を、腕金が装着されている反対側のみとしたので、作業者に腕金が落下することを防止できる。さらに、支持体及びバンド、又は、支持体の折曲部及びバンドで、腕金の水平支持、及び該水平支持の維持を可能にしたので、台風などの強風による腕金の傾動を防止できる効果がある。
また本発明によれば、支持体の下部に形成した孔に間接活線用把持具の把持片を係合させるだけで、支持体を下方から支持できるようになるので、腕金の取付作業を活線近接限界距離外から容易に行うことができる。
また本発明によれば、腕金を支持した状態で仮固定状態にできるので、支持体を打圧する位置から締結片を締結する位置に容易に移動することができ、作業効率を向上することができる。
以下、本発明の実施形態に係る腕金固定構造について、添付図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
まず本実施形態1の腕金固定構造は、図1(イ)、(ロ)に示すように、腕金1を電柱2に対して接線方向に支持するための支持体5と、一端部が支持体5の上部及び下部にそれぞれ一対ずつ溶着されると共に、他端部が自由端となっているバンド10と、該バンド10の各他端部に形成された締結片11と、該締結片11を締結する締結部材としてのボルトB及びナットNとを具備している。なお、図1(イ)においては、左側を前、右側を後、正面を上、奥側を下とし、図1(ロ)においては、左側を前、右側を後、正面を右、奥側を左とする。
腕金1は、角筒状のものが使用されており、碍子などが取り付けられる複数の取付孔が穿設されている(図示せず)。
支持体5は、平面視コ字形状を呈しており、横寸法が電柱2の直径よりも短く、縦寸法が腕金1の幅寸法よりも大きい、即ち腕金1の幅寸法に上下のバンド10の幅寸法を加えた長さを有する平面視矩形状の平坦な基部6と、該基部6の両端部が折り曲げられて形成された前後方向の折曲部7とからなる。
そして、離間した両折曲部7の端面が腕金1の側面に当接することで、腕金1が二点支持されて電柱2に対して接線方向に装着されるようになる。なお、支持体5の横寸法は、電柱2の直径と同一かもしくは直径よりも短いことが好ましい。この理由としては、腕金1を安定支持するには、電柱2に対するバンド10の他端部の接触面積が、電柱2の1/4程度の周面に当接させることが必要になるからである。
バンド10は、左右のバンド10は線対称になるよう設けられており、上下のバンド10の間隔は、腕金1が挿通可能な寸法になっている。内側に折り曲げられた一端部10aと、該一端部10aを経て形成された直線部10bと、該直線部10bに続いて形成された円弧状10cと、該円弧状部10cの端部に形成された自由端となっている締結片(他端部)11と、該両締結片11から曲折部位の両側端部に沿うように設けられたリブ12とを備えている。
そして、バンド10の一端部10aは、支持体5の基部6の両側に溶着され、直線部10bは、平面視ハ字形状に押し広げられた状態で電柱の左右両側に位置し、この直線部10bと支持体5の基部6とが平面視等脚台形状を呈している。円弧状部10cは、電柱2の後側の周面に当接している。さらに、両締結片11には、ボルトBの挿通孔が穿設されており、両挿通孔にボルトBが挿通され、ボルトBの先端部にナットNが螺合することで、両締結片11が締結される。
このように、支持体5と上下のバンド10とで、腕金1が電柱2の周面に対して接線方向に、且つ水平方向に安定支持されると共に、この安定支持が維持できる。
つぎに腕金固定方法について説明する。予め、上下のバンド10間に腕金1を挿通しておいて、支持体5の折曲部7に腕金1の側面を当接した状態にしておく。そして、電柱2の後側(腕金1が装着される反対側)において、バンド10の各締結片11を把持して、バンド10の円弧状部10cを拡径して、バンド10の間に電柱2を位置させた後、電柱2の周面に腕金1が当接するまでバンド10の締結片11を引き寄せる。その後、バンド10の締結片11にボルトBを挿通すると共に、該ボルトBにナットNを螺合させて、腕金1の後側面が腕金1の前側の周面に圧接するようボルトB及びナットNを緊締する。
このように、腕金1を、腕金1に穿設されている取付孔にボルトBを挿通することなく取り付けているので、迅速にかつ簡単に、しかも安全に作業が行える。さらに、取り付けた腕金1は、台風などの強風によっても傾動することなく安定した支持を維持できる。
(実施形態2)
つぎに実施形態2について図2〜図6を参照して説明する。これらの図において、図1及び図9と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、異なる点は、支持体5及び締結片11を改良した点であり、これら部材5,11の改良点の詳細は以下の通りである。そして、腕金1が当接する側の反対側から電柱2を貫通する通しボルト21と、電柱2の先端部に取り付けられたアームタイ25とで支持されている腕金1の支持状態を補強する場合を例にとって説明する。なお、図4及び図5においては、腕金1が上記既設の支持部材21,25によって支持されている状態を図示しているが、図6においては、便宜上、既設の支持部材21,25を省略している。
支持体5は、その略中央に、腕金1が当接する側とは反対側から電柱2を貫通した既設の通しボルト21の先端部を裏側から表側に導出するための通し孔13が形成されると共に、該通し孔13の下方に、通し孔13の直径よりも小さい寸法の角孔14が形成されている。この角孔14は、後述する間接活線用把持具30(いわゆる絶縁ヤットコ)の固定把持片34及び可動把持片35が下方から係脱可能に係合できる大きさを有しており、支持体5を、間接活線用把持具30の固定把持片34及び可動把持片35が角孔14に係合した状態で下方から支持すれば、活線近接限界距離外から防具を装着することなく腕金1の取付作業が行える。なお、取付作業の際には、後述する間接活線用ハンマ40も使用される。
一方の締結片11は、その略中央部にボルトBの挿通孔11aが形成され、ボルトBの軸部が挿通されてその先端部のねじ部に平ワッシャWが挿通されると共にナットNが螺合し、ボルトBが挿通孔11aに挿通された状態で係止している。他方の締結片11は、先端部から中央部にかけてU字形状の切欠き11bが形成されると共に、平ワッシャW及びナットNの係合状態を維持できるよう係止片11cが突設されている。そして、上下に配置されている各バンド10の他端部に、一方の締結片11と他方の締結片11とが互いに反対側に位置するよう設けられている。このため、ナットNを後述する間接活線用ラチェット50によって緊緩する際、ボルトBの余長部が互いに反対側に突出することになるので、各ボルトBの余長部が干渉することがなく、緊緩作業を円滑に行うことができる。
ここで、上述した間接活線用工具、即ち間接活線用把持具30、間接活線用ハンマ40及び間接活線用ラチェット50について簡単に説明する。まず間接活線用把持具30は、図3及び図4(イ)に示すように、比較的長尺の絶縁性の固設棒31と、該固設棒31に所定の間隔をおいて配設された二つの固定側絶縁境界目印用傘32と、固設棒31の先端部に取り付けされた支持部材33と、該支持部材33に一体化された先端部が二股状の固定把持片34と、支持部材33に回動自在に設けられると共に、つる巻きバネ(図示せず)によって固定把持片34に対して常に拡開方向に付勢された可動把持片35と、固設棒31の基端部に回動可能に設けられた操作レバー36と、一端部が操作レバー36に連結されると共に、他端部が可動把持片35に連結された絶縁性の作動棒37と、該作動棒37に、両固定側絶縁境界目印用傘32の間に位置するよう設けられた可動側絶縁境界目印用傘38とから構成されている。
そして、操作レバー36の操作により作動棒37を介して可動把持片35が固定把持片34に対して開閉し、電線やボルトBの軸部などの被挟持物を把持できるようになっている。なお、図3及び図4(イ)の状態は、操作レバー36が閉方向に引っ張られて、固定把持片34が支持体5の角孔14の前側の開口縁部に当接する一方、可動把持片35が、支持体5の下方から角孔14の後方に回り込むと共に、角孔14から突出して固定把持片34の間から導出され、固定把持片34及び可動把持片35が角孔14に係合した状態になっている。
つぎに間接活線用ハンマ40は、図4(イ)に示すように、比較的長尺の絶縁性の柄41と、該柄41の先端部に、取り付けられた側面視略T字形状の支持部材42と、該支持部材42の一端部に固着された打撃部材43と、支持部材42の他端部に固着されたピック44とから構成されている。
そして、打撃部材43は、硬質ゴム製で円柱形状を呈しており、支持体5を打撃した際の打撃音を消すと共に、打撃による支持体5への損傷を防止している。
つぎに間接活線用ラチェット50は、図6に示すように、バンド10を締結するためのナットNに嵌合されるソケット51と、該ソケット51が着脱可能に連結される有底筒状のレンチ本体52と、レンチ本体52に内装されたラチェット機構53と、該ラチェット機構53における正逆回転を切り換えるための切換片54と、レンチ本体52に径外方向に延出される棒状のハンドル55と、該ハンドル55の先端部に、ハンドル55の軸線に対して直交する方向に設けられた支軸56と、該支軸56に回動自在に連結された回動部材57と、該回動部材57が先端部に固設された絶縁性の操作棒58とから構成されている。なお、ラチェット機構53は、本発明とは関係がないので説明及び図面は省略するものとする。
そして、ナットNを締め付ける場合は、切換片54を正回転方向にセットした状態で、ソケット51を、締結片11の切欠き11bに係合したナットNに嵌合させ、ボルトBの軸部を間接活線用把持具30で把持して、ボルトBを固定した状態にして、ハンドル55が円弧運動をするよう操作棒58の押引操作を繰り返す一方、ナットNを緩める場合は、切換片54を、上記とは逆回転の方向にセットした状態で、且つ間接活線用把持具30によってボルトBを固定した状態で、操作棒58の押引操作を繰り返す。
つぎに腕金固定方法について説明する。まず、図4(イ)に示すように、支持体5の角孔14に、間接活線用把持具30の固定把持片34及び可動把持片35を下方から係合させて、該支持体5を活線近接限界距離外から支持し、支持体5及びバンド10を、電柱2を貫通した通しボルト21、及び電柱2に取り付けられたアームタイ25によって水平支持されている腕金1の前方に位置させる。この際、上述した既設の支持部材21,25によって支持されている腕金1が、上下のバンド10の間に位置するようにしておく。
続いて、図5の一点鎖線に示すように、電柱2の前側の半周面、即ち腕金1が接線方向に当接される側の周面において、その中央の略1/8の円弧面の両端部に対して、各締結片11の先端部を略接線方向に当接させる。
この状態で、支持体5を間接活線用ハンマ40で打圧すると、各締結片11が、上記当接位置から前側の半周面の両端部(後側の半周面の両端部)側へ、略接線方向に当接した状態で該半周面に沿って移動すると共に、バンド10の間隔が締結片11の移動に伴って拡開されるようになる。
そして、図5の二点鎖線に示すように、バンド10の間隔は、前側の半周面の両端部に各締結片11の基端部が位置した際に最も拡開された状態になり、バンド10に元の位置に戻ろうとする反力が蓄勢されるようになる。
さらに打圧すると、各締結片11の基端部が、後側の半周面側、即ち、該後側の半周面において、その中央の略1/8の円弧面の両端部側へ向かって移動する。この際、左右のバンド10の直線部10bに、通しボルト21及びアームタイ25によって支持された腕金1が跨るようになり、さらに、上記反力によってバンド10が縮閉されつつ、バンド10の各円弧状部10cが電柱2の周面に当接すると共に、腕金1の側面に支持体5の折曲部7が当接し、図4(ロ)に示すように、腕金1が支持体5及びバンド10によって抱持されて仮固定された状態になる。
そして、図5の実線に示すように、略1/8の円弧面の両端部に位置した各締結片11は、該円弧面に対して傾斜(各直線部に略平行)した位置に位置することなる。即ち、各締結片11の基端部が近接すると共に、先端部が離間し、各締結片11が、ボルトB及びナットNにより締結可能な位置に位置することになる。
続いて、作業位置を電柱2の後側の半周面側に移動させて、図6に示すように、ナットNが螺合したボルトBの先端部を締結片11の切欠き11bに係合させて、ボルトBの軸部を間接活線用把持具30で把持して固定すると共に、ナットNを間接活線用ラチェット50によって緊締する。この際、支持体5の折曲部7が腕金1の側面に圧接し、支持体5及び上下のバンド10によって、腕金1の支持状態が補強されるようになる。
また緊締する際、各締結片11から突出するボルトBの余長部位が互いに反対側に位置しているので、間接活線用ラチェット50の操作棒58を回動操作しても、該余長部位に操作棒58が当たることがなく、円滑に締結作業を行える。
そして、ボルトB及びナットNが締結されると、各締結片11に締め付け力が係ると共に、この締め付け力に対して、各締結片11が互いに離間する方向に反力が作用することになり、電柱2の周面に対して略点接触の状態で当接する腕金1を強固に且つ確実に固定できるようになる。
このように、既設の通しボルト21及びアームタイ25によって支持されている腕金1が、支持体5及びバンド10によって補強されるようになるので、腕金1の傾動防止及び落脱防止が可能になる。しかも、近接活線領域外から締結作業及び間接活線作業が行われるようになるので、安全性が確保できる。
そして、通し孔13の形成された支持体5であれば、上述した既設部材21、25によって腕金1が支持されている状態を補強する場合、支持体5及びバンド10のみによって腕金1を支持する場合のいずれにも適用できるのは言うまでもない。また、通しボルト21については、予め挿通している場合、後から挿通する場合のいずれも含むものとする。特に、後から挿通する場合としては、表側から裏側に挿通する場合と、裏側から表側に挿通する場合とがある。
なお、上記各実施形態1,2の場合、角筒状の腕金1を使用したが、電柱2の周面に当接する腕金1の部位に凹部を形成するようにしてもよい。
また、上記各実施形態1,2の場合、平面視コ字形状の支持体5を使用したが、これに限定されるものではなく、図7(イ)に示すように、厚肉の平板からなる支持体5aを使用してもよいし、図7(ロ)に示すように、断面L字形状の支持体5bを使用してもよい。この支持体5bは、横寸法が電柱2の直径よりも短く、縦寸法が腕金1の幅寸法よりも長い矩形状の基部6bと、該基部6bの上端部から水平方向に折り曲げられて形成された折曲部7bとを有している。そして、支持体5bの基部6bの上部の両側には、バンド10の一端部が固着されている。この場合、折曲部7bによって腕金1が水平支持される一方、各バンド10の一端部によってこの水平支持が維持される。これとは逆に、図7(ハ)に示すように、折曲部7bを基部6cの下側に位置させて、バンド10の一端部を基部6bの上部に固着すれば、上記と同様の効果が得られる。
また、上記各実施形態1,2の場合、支持体5、バンド10は金属製である必要はなく、硬化樹脂で作製してもよい。この場合、支持体5とバンド10を一体成形してもよい。
さらに、他の変形例としては、バンド10の長さを調整できるよう、バンド10を二重構成にして、内側のバンド10に調整用ボルトを植設し、外側のバンド10に複数の調整孔を長さ方向に沿って穿設し、電柱2の径に合わせて調整孔を適宜選択するようにしてもよい。この場合、一種類のバンド10で径の異なる多種の電柱2に対応できる。
(イ)、(ロ)は本発明の実施形態1に係る腕金固定構造を示す平面図、側面図である。 本発明に係る実施形態2の腕金固定構造を示す斜視図である。 図2の支持体の角孔に間接活線用工具の二つの把持片を係合させた状態を示す斜視図である。 (イ)は既設の支持部材で支持されている腕金の前方に、間接活線用把持具によって下方から支持されている支持体を位置させた状態を示した斜視図、(ロ)は腕金の側面に支持体の折曲部を当接させて、腕金を支持体とバンドで抱持した状態を示した斜視図である。 取付過程の説明図である。 締結作業の説明図である。 (イ)〜(ハ)は腕金固定構造の変形例を示す図である。 (イ)〜(ニ)は支持体の変形例を示す図である。 (イ)、(ロ)は従来例を示す図である。
符号の説明
1…腕金、2…電柱、5、5a、5b…支持体、6、6a、6b…基部、7、7b…折曲部、10…バンド、10a…一端部、10b…直線部、10c…円弧状部、11…締結片(他端部)、11a…挿通孔、11b…切欠き、11c…係止片、12…リブ、13…通し孔、14…角孔、20…バンド、21…通しボルト、25…アームタイ、25a…巻装部、25b…支持部、25c…取付部、30…間接活線用把持具、31…固設棒、32…固定側絶縁境界目印用傘、33…支持部材、34…固定把持片、35…可動把持片、36…操作レバー、37…作動棒、38…可動側絶縁境界目印用傘、40…間接活線用ハンマ、41…柄、42…支持部材、43…打撃部材、44…ピック、50…間接活線用ラチェット、51…ソケット、52…レンチ本体、53…ラチェット機構、54…切換片、55…ハンドル、56…支軸、57…回動部材、58…操作棒、B…ボルト、N…ナット、W…平ワッシャ

Claims (8)

  1. 碍子などが取り付けられる腕金(1)を電柱(2)に対して接線方向に支持するための支持体(5)と、一端部が支持体(5)の両側に固着されると共に、他端部が自由端となっている一対のバンド(10)と、該一対のバンド(10)の各他端部を締結する締結部材(B、N)とを備えた腕金固定構造において、
    上記一対のバンド(10)は、腕金(1)が挿通可能な間隔をあけて上下に設けられ、
    腕金(1)を上下のバンド(10)間に挿通し且つ上記支持体(5)に当接した状態にすることにより、腕金(1)が水平支持されるよう構成されていると共に、腕金(1)の水平支持が維持されるよう構成されてなることを特徴とする腕金固定構造。
  2. 碍子などが取り付けられる腕金(1)を電柱(2)に対して接線方向に支持するための支持体(5)と、一端部が支持体(5)の両側に固着されると共に、他端部が自由端となっている一対のバンド(10)と、該一対のバンド(10)の各他端部を締結する締結部材(B、N)とを備えた腕金固定構造において、
    上記支持体(5)は、断面がL字形状を呈しており、一辺が電柱(2)の直径と略同一、又は該直径よりも短く、他辺が腕金(1)の幅寸法よりも長い四角形状の基部(6)と、該基部(6)の上端部又は下端部から水平方向に折り曲げられて形成された折曲部(7b)とを有し、
    上記一対のバンド(10)は、支持体(5)の折曲部(7b)との間に腕金(1)が挿通可能な間隔をあけて支持体(5)の基部(6)の下部又は上部に固着され、
    腕金(1)を支持体(5)の折曲部(7b)及びバンド(10)間に挿通し且つ支持体(5)の基部(6)に当接した状態にすることにより、腕金(1)が水平支持されるよう構成されていると共に、腕金(1)の水平支持が維持されるよう構成されてなることを特徴とする腕金固定構造。
  3. 上記支持体(5)は、水平方向の長さが電柱(2)の直径と略同一、又は該直径よりも小さく、上下方向の長さが腕金(1)の幅寸法よりも大きくなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の腕金固定構造。
  4. 上記バンド(10)は、長さ調整可能に構成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の腕金固定構造。
  5. 上記支持体(5)は、その下部に、間接活線用把持具(30)の一対の把持片(34,35)が下方から係合する孔(14)が形成されてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の腕金固定構造。
  6. 上記支持体(5)は、その略中央部に、電柱(2)を貫通して腕金(1)を支持している通しボルト(21)を挿通するための通し孔(13)が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の腕金固定構造。
  7. 上記支持体(5)は、水平方向の長さが電柱(2)の直径よりも小さく、上下方向の長さが腕金(1)の幅寸法よりも大きくなっており、上記一対のバンド(10)は、該支持体(5)の上部及び下部の両側に固着される一端部(10a)と、両側の他端部の間隔が電柱(2)の直径と略同一になるよう、各一端部(10a)から延出して形成される直線部(10b)と、該直線部(10b)の他端部から延出して形成され、各直線部(10b)に跨って配される腕金(1)が電柱(2)の周面に当接された状態で、且つ互いの端部が離間した状態で、腕金(1)が当接する側とは反対側の周面に沿って当接する円弧状部(10c)と、離間した各円弧状部(10c)の端部の間隔よりも互いの先端部の間隔が大きくなるよう、各円弧状部(10c)の端部から傾斜して形成される締結片(11)とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の腕金固定構造。
  8. 支持体(5)の上部及び下部の両側に固着される上記一対のバンド(10)は、ボルト(B)を挿脱できる挿通孔(11a)が形成される締結片(11)と、ナット(N)が螺合したボルト(B)の先端部を係脱させる切欠き(11b)が形成される締結片(11)とが互いに反対側に位置するよう設けられてなることを特徴とする請求項7に記載の腕金固定構造。
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