JP4311900B2 - 像形成法を用いた生体の診察装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像形成法を用いて物理的性質の量的な値を求めながら得られた時間的に連続する像内に表示された生体の関心領域(Region of Interest=ROI)内の、像形成法を用いて決定される物理的性質を有する造影剤の濃度を求める像形成法を用いた生体の診察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の診察装置は、例えばX線コンピュータトモグラフィにおいて、ROI内に規定の造影剤濃度が存在する際に本来の診察を開始し得るようにするために使用される。
【0003】
利用者は造影剤が存在していない際に撮影された基準像内に、基準解剖部位を含む例えば円形のROIをマーキングし、造影剤投与の開始と共に時間的に連続する像が撮影され、ROIに関する各像に対して物理的性質の平均値が求められ、造影剤を用いないで撮影された像の対応する平均値と比較される。この平均値が利用者によって設定された閾値を上回った場合に、本来の診察が開始される。
【0004】
このようなやり方は以下において述べる一連の欠点を生じる。
【0005】
基準解剖部位が小さい場合、ROIをマーキングするのが困難であり、このために基準解剖部位はしばしば或る造影剤濃度が達成されたときに初めて明瞭に認識可能になる。
【0006】
場合によっては、基準解剖部位を解剖情報(例えば肝臓の腫瘍および血管のない領域)だけに基づいて形成することは困難である。
【0007】
基準解剖部位が例えば患者の嚥下運動または身体運動によって動くと、ROI範囲内に存在する物理的性質の平均値とは相当異なっている物理的性質の値を持つ解剖構造物が特にROI近辺に存在する場合には、物理的性質の平均値が相当変動する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、ROIのマーキングが簡単化され運動に過敏に反応しない冒頭で述べた種類の診察方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、この課題は、像形成法を用いて物理的性質の量的な値を求めながら得られた時間的に連続する像内に表示された生体の関心領域(Region of Interest=ROI)内の、像形成法を用いて決定される物理的性質を有する造影剤の濃度を求める像形成法を用いた生体に診察方法において、ROIに関する個々の像に対して物理的性質の量的な値のヒストグラムが作成され、ROI内の造影剤濃度がROI内に存在する物理的性質の量的な値の頻度に基づいて求められる。
【0010】
すなわち、本発明において、造影剤濃度(好ましくは造影剤濃度の時間的経過)は平均値に基づいて求められるのではなく、ヒストグラムに基づいて求められる。ヒストグラムにおいて、平均値の他に、ROIに対して、造影剤の物理的性質の量的な値に相当する物理的性質の量的な値の頻度が決定されるという事情のために、平均値を観察する場合とは異なり、ROI内の造影剤濃度の増加が明瞭に識別可能になる。このことは、ROIがROIの内部に存在する基準解剖部位(これには造影剤が投与される)よりも著しく大きい場合にも当てはまる。
【0011】
すなわち、例えば、ヒストグラム頻度軸に対して平行に延びヒストグラムの全面積の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線の位置の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められる。または、ヒストグラム頻度軸に対して平行に延びる直線によってヒストグラムの全面積の規定量が切取られ、この規定量を含むヒストグラム範囲の平均値を通ってヒストグラム頻度軸に対して平行に延びる直線の位置の時間的経過が、造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められる。両実施態様においては、規定の造影剤濃度が存在していない基準解剖部位を実質的に識別可能ではない場合でも、基準解剖部位を含むROIをマーキングすることに成功する限り、造影剤濃度自身の時間的経過を求めることができる。上記両実施態様のどれが特定の用途において優れているかは、一方ではマーキングされたROIの大きさと基準解剖部位の大きさとの比に関係し、他方では期待した造影剤濃度とノイズ振幅との比に関係する。
【0012】
造影剤に属する物理的性質の値が、通常のように、造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値の上側に位置する場合、ヒストグラムの全面積の切取られた規定量は、造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値の上側に位置する物理的性質の値に相当する。他方では、造影剤に属する物理的性質の値が、造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値の下側に位置する場合、ヒストグラムの全面積の切取られた規定量は、造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値の下側に位置する物理的性質の値に相当する。
【0013】
診察を実施する前のROIの内部において、特に高い造影剤濃度を期待される解剖範囲が既知ではない場合、本発明の実施態様によれば、ヒストグラム頻度軸に対して平行に延びヒストグラムの全面積の上側の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線と、ヒストグラム頻度軸に対して平行に延びヒストグラムの全面積の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線とによって画成されたヒストグラムの中心範囲の平均値又は中央値の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められ、ヒストグラムの全面積の上側の規定量を含む範囲はヒストグラムの中心範囲に相当する物理的性質の値の上側に位置する物理的性質の値に相当し、ヒストグラムの全面積の下側の規定量を含む範囲はヒストグラムの中心範囲に相当する物理的性質の値の下側に位置する物理的性質の値に相当する。
【0014】
本発明の他の実施態様によれば、造影剤濃度の時間的経過を求めることは、造影剤の投与前に作成された像に関してヒストグラムを作成し、このヒストグラムを、時間的に連続する像に属するヒストグラムとその都度(例えば減算によって)比較するステップを含み、造影剤に属する物理的性質の値と造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値と間の間隔の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められる。造影剤の投与前に作成された像に関するヒストグラムがその都度連続する像に属するヒストグラムから減算され得る。この場合、造影剤に属する物理的性質の値は減算によってその都度生じた合成ヒストグラムにおいて正の局部的な最大値を発生し、造影剤が存在していない際に優勢になる物理的性質の値はその合成ヒストグラムにおいて負の局部的な最大値を発生する。合成ヒストグラムの評価性は、減算から生じるヒストグラムが造影剤を投与する前に作成された像に関するヒストグラムで畳込まれる場合に改善される。
【0015】
本発明の実施態様によれば、造影剤濃度の時間的経過は造影剤濃度が閾値を上回った場合に診察を開始させるために利用される。
【0016】
本発明による診察方法はX線コンピュータトモグラフィに好適であり、造影剤としては通常非常に高い吸収性の物質が血液循環路内に導入される。造影剤としてはしばしば高い元素番号の物質(例えばよう素(I53))が使用される。
【0017】
X線コンピュータトモグラフィの場合に本来の診察の前に患者に投与されるX線量をできるだけ少なくするために、本発明の特に優れた実施態様によれば、物理的性質の量的な値を求めながら得られた時間的に連続する像が、診察を実施する際に用いられるX線量に比べて減弱したX線量で発生される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下において本発明をX線コンピュータトモグラフィに関係する図面に示された実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】
図1にはX線コンピュータトモグラフィ(CT)装置が示されている。そのガントリ1は回転リング3によって取囲まれている測定開口2を有している。回転リング3には、X線放射器4と、公知の方法で湾曲状に形成されX線放射器4の焦点を通るシステム軸線に対して好ましくは平行に延びる軸線の周りに曲げられた検出器5を備えた検出器システムとが設けられている。検出器5は多数の行51〜5nの検出器要素を有し、各行は一連の検出器要素を有している。X線放射器4から、一点鎖線で示したピラミッド状のX線束RSが放射され、検出器5に当る。
【0020】
X線放射器4および検出器5を備えたガントリ1と、寝台装置8の、診察対象物(例えば患者P)を受入れるために設けられた寝台板7とが、図示されていない電動式駆動装置によって、システム軸線Zに対して平行に延びる寝台板7の長手軸線の方向へ互いに相対的に移動可能である。図1に示されたCT装置の場合、これは、寝台板7が寝台装置8の架台9に支持部材10によって寝台板7のシステム軸線Zの方向へすなわち矢印z方向へ移動可能に取付けられていることによって達成される。
【0021】
寝台板7はX線を殆ど減弱させない材料(例えば炭素繊維強化プラスチック(CFRP)または木)から製作されている。
【0022】
コンピュータトモグラフィ撮影を行なうために、ガントリ1と寝台板7とは、寝台板7がガントリ1の測定開口2を通って延び、寝台板7上に横たわっている患者Pが、患者Pの診察範囲がX線束RSを照射されるような位置をガントリ1に対して相対的に取るように互いに相対的に動かされる。
【0023】
患者Pの1つ又は多数の平らな断層の撮影を行なうために、回転リング3がX線放射器4および検出器5と共に、患者Pの1つ又は多数の平らな断層の1つ又は多数の断層像の再構成に使われる種々異なった方向の多数の投影を撮影するために、システム軸線Zを中心にして回転され、一方ガントリ1と寝台板7とはシステム軸線Zの方向に関してそれらの位置を互いに相対的に維持している。検出器5は多数の行の検出器要素を有するので、検出器5の行51〜5nの数に最大に相応する患者Pの断層の数に関する投影を同時に行なうことができる。検出器5の1つ又は多数の行51〜5nから到来し投影に一致する測定値はコンピュータ11に供給される。コンピュータ11はこれらの測定値から公知の方法で1つの断層像又は多数の断層像を算出し、この断層像が表示装置(例えばモニタ12)上に表示される。コンピュータ11にはCT装置を操作するためにキーボード13、マウス14及び/又は他の図示されていない入力装置が接続されている。
【0024】
いわゆるスパイラルスキャンを実施するために、X線放射器4が活性状態にあり回転リング3が連続的に回転している際に、患者寝台7がシステム軸線Zの方向へすなわちz方向へ直線状に移動され、それゆえ撮影された投影は1つ又は多数の平らな断層ではなく、1つ又は多数の螺旋状の断層に関係する。公知のスパイラル補間法によって、コンピュータ11はスパイラルスキャン中に得られた測定された投影(測定投影)から算出された投影(算出投影)を求める。この算出投影は1つ又は多数の所望の平らな断層に関係し、相応する断層像を再構成する。さらに、スパイラルスキャン中は平らな断層だけでなくボリュームも走査されるので、スパイラルスキャンに基づいて3次元像を再構成することが可能である。
【0025】
造影剤を使用し位置固定又は可動の寝台板を用いて行なわれる診察の前に、患者Pの診察時に捕捉されねばならない部位を決定し得るようにするために、造影剤によるかかる診察に対して、造影剤注入器15を用い、これによってカニューレ16を介して患者Pに造影剤を供給することがよく行なわれている。上述した実施例の場合、造影剤注入器15はコンピュータ11にラインによって接続されているようにコンピュータ11によって、患者Pに単位時間当りに供給される造影剤の量に関して及び造影剤の供給開始及び終了に関して制御される。
【0026】
造影剤を用いて実施された診察の成果は、その都度に診察すべき身体部位内に充分な濃度の造影剤が実際に存在する場合に初めて診察が開始されることに関係している。
【0027】
これを保証するために、本来の診察の前に患者Pの保護のために減弱したX線量で実施されるいわゆるモニタスキャン中に、最初に造影剤のその都度存在する濃度が監視され、そして、標準のX線量で行なわれる本来の診察は所望の濃度の造影剤が存在することがモニタスキャンに基づいて検知された場合に初めて開始される。
【0028】
その都度必要なX線量を設定し得るようにするために、X線放射器4にその作動に必要な電流および電圧を供給する発生器装置17がコンピュータ11によって制御される。このことは相応するラインによって示されている。
【0029】
本発明による診察方法の場合、最初に造影剤注入器15を作動させることなく患者Pの診察対象である身体部位を含むモニタスキャンが行なわれる。マウス14によって、モニタ12上に表示され造影剤を用いないで実施されたモニタスキャンに基づいて得られた断層像内に、図2に破線で示された例えば円形のROIがマーキングされる。このROIは、以下においては基準部位と呼ばれ造影剤のその都度存在する濃度が本来の診察の開始に対する基準となる患者部位(例えば図2に断面図で示された血管V、例えば頚動脈)を含んでいる。
【0030】
ROIのマーキングが行なわれた後、例えばキーボード13の操作によって造影剤注入器15がその都度の診察に相応する作動パラメータで作動させられる。或る遅延時間(これは診察に応じて省略することができる)の経過後、別のモニタスキャンが実施される。造影剤を用いないで実施されたモニタスキャンに基づいて得られた断層像と同様に、その別のモニタスキャン中に得られた断層像に対して、コンピュータ11がマーキングすべきROIに属する像点に割り付けられたCT数に関するヒストグラムをその都度作成する。なお、そのCT数は公知のように像点に属するX線減弱値に相当し、断層像をモニタ12上に表示する際にグレー値に変換される。
【0031】
ヒストグラムにおけるCT数の頻度を考慮して、コンピュータ11は造影剤のその都度存在する濃度を少なくとも定性的に、例えばその時間的経過に基づいて求め、造影剤の求められた濃度を閾値と比較する。この閾値はその都度の診察に関係してキーボード13によって選定され、造影剤の求められた濃度がこの閾値を上回ると、モニタスキャンが終了し、場合によってはキーボード13によって設定された遅延時間の経過後に本来の診察が位置固定又は可動の寝台板7を用いて実施される。
【0032】
従来の技術に対して、ROIの像点のCT数の平均値が造影剤濃度に対する尺度として利用されるのではなく、造影剤の濃度がヒストグラムに基づいて求められるので、従来の技術とは異なり、ROIの大きさを基準部位へできるだけ狭小に制限することは必要がない。寧ろ、基準部位が実際にROIの内部の存在し、ROIの面積が基準部位の面積を余りにも大きく(すなわち用途に応じて5倍〜25倍以上には)上回らないことが保証されるならば充分である。
【0033】
X線CT装置の特殊な作動方式に相当する本発明による方法の実施例において、造影剤濃度の時間的経過を求める際に、造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として、ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延びヒストグラムの全面積の規定量を含んでいるヒストグラム範囲を切取る直線の位置が求められる。
【0034】
このようなやり方が図3〜図5に示されている。図3は造影剤を投与する前のモニタスキャンから得られたヒストグラムを示す。図4は基準部位の造影剤濃度がまだ比較的少ない状態を表すヒストグラムを示す。図5のヒストグラムは基準部位の造影剤濃度が診察を実施するために充分である状態を表す。
【0035】
ヒストグラムにおいてCTNを付された横軸はそれぞれCT数を表し、Fを付された縦軸はそれぞれCT数の相対的頻度を表している。
【0036】
造影剤が存在していないときに優勢になるCT数においてヒストグラムはそれぞれ最大値を有する。このようなCT数は、基準部位が上述したように血管Vである場合、血管Vを取巻く組織のCT数にほぼ一致する。
【0037】
図3〜図5において、ヒストグラムの頻度軸Fに対して平行に延びそれぞれヒストグラムの全面積の10%の百分率(パーセンテージ)pcを切取る直線はそれぞれpc10%を付されている。
【0038】
個々のモニタスキャンの時点にその都度存在する造影剤濃度に対する尺度として、直線pc10%と造影剤付与の開始前の直線pc10%(0)との間隔Dが求められる。この間隔Dが図3〜図5においてそれぞれSを付されている閾値を上回ると(図5の場合)、本来の診察が開始される。
【0039】
図3〜図5に基づいて明らかになったように、直線pc10%(0)と直線pc10%との間隔Dは基準部位に存在する造影剤濃度に対する一義的な尺度を表し、それゆえ閾値Sに基づいて診察の確実な開始を可能にする。というのは、造影剤によって決められるヒストグラム部分はそれぞれ一義的に識別可能であり、図5に示された状態の場合には造影剤に相応するCT数の範囲にヒストグラムの第2番目の最大値が表れるからである。
【0040】
因みに、頻度軸に対して平行に延びそれぞれの百分率pcに対応する直線は百分率pc(%)が次の関係式を満たす場合には図5の場合のように造影剤に相応するヒストグラムの頻度最大値を通って延びる。
pc(%)=100[1−(1/2)(AreaV/AreaROI)]
但し、AreaVはその都度の血管Vの横断面積、AreaROIはROIの横断面積である。
【0041】
場合によっては、図3〜図5に付加的に示されているようにヒストグラム面積の決められた百分率を切取る直線の代わりに、ヒストグラムの頻度軸Fに対して平行に延びヒストグラム面積の規定百分率に相当する面積部分を2つの同じ大きさの面積つまり2つの同じ大きさの半分に分割する直線を使用すると好都合である。ヒストグラム面積の上述の面積部分はヒストグラムの頻度軸に対して平行に延びる直線によって規定される。図3〜図5の場合、これはヒストグラム面積の直線pc10%によって切取られた面積部分を2つの同じ大きさの面積つまり2つの同じ大きさの半分に分割しそれぞれバーpc10%を付されている直線である。なお、バーpc10%とは図面においてpcの上に−(バー)を付されている符号を表す。
【0042】
上述したやり方は血管の表示に適すると共に脳に対しても適している。この場合、脳内に現れる造影剤濃度は非常に僅少でありかつ血管構造が非常に微細であるので、血管構造が造影剤を用いない撮影において実質(parenchyma)によって通常ははっきりと見えないという問題が発生する。この場合、脳全体がROIとして選定される。これは例えば頭蓋骨の自動的な輪郭発見によって行なわれる。もしくは、できるだけ大きくかつできるだけ多くの動脈構造を含む脳範囲をROIとして選定することもできる。
【0043】
脳体積の約4%に達する脳内の血液量に関しては同程度の規定百分率pcを選定するのが適している。
【0044】
図6には2%の規定百分率pcの状態が示されている。こういう事情でも本来の診察の規定の開始が可能であることが明らかである。
【0045】
腫瘍をできるだけ見つけ出すという目標をもって行なわれる肝臓の所定の診察の際、正常な肝臓実質が最適に造影剤を充填された場合に本来の診察が開始されねばならない。診察の開始は、開始ROIが血管、又は造影剤が存在していない際には境界がはっきり見えない転移を含む場合に乱される。
【0046】
本発明による方法の相応する実施例に属するX線CT装置の作動方式において、この要求は、ヒストグラムの中心範囲の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として利用されることによって満たされる。図7は造影剤の付与前の状態を示すが、この図7におけるヒストグラムの中心範囲は、ヒストグラムの頻度軸Fに対して平行に延びヒストグラムの全面積の上側の規定量を含む範囲を切取る直線pcX%と、ヒストグラムの頻度軸Fに対して平行に延びヒストグラムの全面積の下側の規定量を含む範囲を切取る直線pcY%とによって画成されている。
【0047】
理解をより一層深めるために、図7においては、実線で示された合成ヒストグラムが示されていると共に、正常な肝臓実質に対する部分ヒストグラムが同様に一点鎖線で示され、正常な肝臓実質内に存在する血管に対する部分ヒストグラムが点線で示され、正常な肝臓実質内に存在する腫瘍に対する部分ヒストグラムが鎖線で示されている。
【0048】
造影剤の付与後、図8に示された状態が得られる。合成ヒストグラムは実線で示されている。血管および腫瘍ならびに正常な肝臓組織に対する部分ヒストグラムは図7と同様な種類の線で示されている。
【0049】
本来の診察の開始は図8においてヒストグラムの中心範囲の平均値の変化が閾値Sを上回った場合に行なわれる。なお、図8において、ヒストグラムの中心範囲は、頻度軸Fに対して平行に平均値を通って延びMを付された直線によって示されている。
【0050】
正常な肝臓実質が造影剤で良好に満たされる時点での診察の開始が腫瘍および血管の存在にも拘らず保証されることは明らかである。
【0051】
pcx%およびpcy%が対称に位置する、すなわちpcx%=100−pcy%である場合、簡略的にはヒストグラムの中央値の変化も開始基準として使用できる。
【0052】
本発明による方法の別の実施例に相当するX線CT装置の作動方式において、造影剤を用いないで実施されたモニタスキャンに対して、最初にヒストグラムが作成される。このヒストグラムと、造影剤の付与後に実施されたモニタスキャンに対して生じたヒストグラムとが好ましくは減算によって比較される。
【0053】
このやり方が図9に理想化されたヒストグラムに基づいて示されている。点線で示されたヒストグラムH1は造影剤を用いないモニタスキャンに基づいて求められ、一方破線で示されたヒストグラムH2は造影剤の付与後数時間に実施されたモニタスキャンに基づいている。
【0054】
個別のモニタスキャンに属するヒストグラムに対してそれぞれ造影剤付与を行なわないで求められたヒストグラムとの差形成を行なうことによって、差ヒストグラムHDが形成される。図9において、差ヒストグラムHDの経過は実線で示されている。
【0055】
差ヒストグラムHDの経過は負の最大値と正の最大値とを有しており、両者の間に零通過点が存在している。この零通過点は造影剤濃度の増大と共に同様により高いCT数側へ移動する。差ヒストグラムHDの零通過点はこの零通過点が両最大値間に存在するという事情のために容易に識別できる。
【0056】
差ヒストグラムHDの零通過点に相当するCT数と、造影剤を用いないヒストグラムにおいて優勢であるCT数との差Δは現在存在する造影剤濃度に相当していることが示されている。
【0057】
従って、本来の診察の開始はこの差Δが閾値Sを上回った場合に行なわれる。
【0058】
本発明による方法において、X線CT装置はモニタスキャンを実施する際にその都度選定された作動方式に関係なく、本来の診察を実施する際に存在するX線量に比べて減弱したX線量で作動させられる。その結果、それによってノイズの発生が増加するために、実際に求められたヒストグラムH1、H2は図10に示されているように図9に示されているような理想的なヒストグラムとは明らかに異なっている。これは差ヒストグラムHDに対しても当てはまり、それゆえその評価はもはや一義的に可能でなない。というのは、正の最大値と負の最大値との間には多数の零通過点が存在でき、通常は同様に存在しているからである。
【0059】
それゆえ、X線CT装置の上述した作動方式においては、差ヒストグラムHDが造影剤付与を行なわないで求められたヒストグラムH1で畳込まれる。これによって、図10において太い実線で示された曲線Rが生じる。この曲線Rはいわゆる平滑された差ヒストグラムHDに相当し、図9に示されたのと類似のやり方で容易に評価できる。
【0060】
詳細に述べた作動方式において、ヒストグラムを求めること、ヒストグラムの評価、減算操作および畳込み操作、閾値との比較、等々はコンピュータ11によって実施できる。
【0061】
同様に、コンピュータ11はX線CT装置を一連のモニタスキャンを発生させるために制御し、その都度の閾値を上回った際に本来の診察を開始させる。
【0062】
その都度の基準閾値Sは直線pcx%の位置と同様に操作員によって例えばキーボード13を介してコンピュータ11に入力できる。同様にキードード13を介して又はマウスによってその都度の作動方式を選定し、モニタスキャンを開始させることもできる。
【0063】
本発明による診察方法はX線診断法、特にコンピュータトモグラフィに好適であるが、しかしながら造影剤を用いて実施される他の像形成法(例えば磁気共鳴法および超音波法)と連携しても使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による寝台装置を備えたX線診断装置つまりX線コンピュータトモグラフィ(CT)装置を示す概略図
【図2】ROIのマーキングのやり方を説明するための概略図
【図3】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図4】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図5】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図6】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図7】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図8】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図9】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【図10】本発明による方法の実施例に相当する図1のX線CT装置の作動方式を説明するためのヒストグラム
【符号の説明】
1 ガントリ
2 測定開口
3 回転リング
4 X線放射器
5 検出器
7 寝台板
8 寝台装置
9 架台
10 支持部材
11 コンピュータ
12 モニタ
13 キーボード
14 マウス
15 造影剤注入器
16 カニューレ
Claims (11)
- 像形成法を用いて物理的性質の量的な値を求めながら得られた時間的に連続する像内に表示された生体の関心領域(Region of Interest=ROI)内の、像形成法を用いて決定される物理的性質を有する造影剤の濃度を求める像形成法を用いた生体の診察装置において、
ROI内の個々の像のCT数のヒストグラムの頻度分布を作成する手段と、前記ROI内の造影剤濃度を前記ヒストグラムの頻度分布の評価に基づいて求める手段とを備え、
造影剤濃度の時間的経過を求め、前記ROI内の造影剤濃度の時間的経過を前記ヒストグラムの頻度に基づいて求め、前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延び前記ヒストグラムの全面積の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線の位置の時間的経過を、造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求める手段を有することを特徴とする像形成法を用いた生体の診察装置。 - 前記規定量を切取る直線のその都度の位置が、前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延び、造影剤が存在していない際に得られた前記ヒストグラムの全面積の、前記規定量と同じである部分量を含む範囲を切取る直線によって規定されることを特徴とする請求項1記載の診察装置。
- 前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延びる直線によって前記ヒストグラムの全面積の規定量が切取られ、この規定量を含むヒストグラム範囲の面積を2つの同じ大きさの面積に分割し前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延びる直線の位置の時間的経過が、造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められることを特徴とする請求項1記載の診察装置。
- 前記ヒストグラム範囲の面積を2つの同じ大きさの面積に分割する直線のその都度の位置が、造影剤が存在していない際に得られた前記ヒストグラムにおいて前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延びる直線によって切取られ造影剤が存在していない際に得られた前記ヒストグラムの全面積の、前記規定量と同じである部分量に相当する範囲の面積を2つの同じ大きさの面積に分割する直線からの間隔によって規定されることを特徴とする請求項1記載の診察装置。
- 前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延び前記ヒストグラムの全面積の上側の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線と、前記ヒストグラムの頻度軸に対して平行に延び前記ヒストグラムの全面積の下側の規定量を含むヒストグラム範囲を切取る直線とによって画成された前記ヒストグラムの中心範囲の面積を2つの同じ大きさの面積に分割する直線の位置の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められ、前記ヒストグラムの全面積の上側の規定量を含む範囲は前記ヒストグラムの中心範囲に相当するCT数の上側に位置するCT数に相当し、前記ヒストグラムの全面積の下側の規定量を含む範囲は前記ヒストグラムの中心範囲に相当するCT数の下側に位置するCT数に相当することを特徴とする請求項1記載の診察装置。
- 造影剤濃度の時間的経過を求めることは、造影剤の投与前に作成された像に関して前記ヒストグラムを作成し、このヒストグラムを、時間的に連続する像に属する前記ヒストグラムとその都度比較し、造影剤に属するCT数の時間的経過が造影剤濃度の時間的経過に対する尺度として求められることを特徴とする請求項1記載の診察装置。
- 造影剤の投与前に作成された像に関する前記ヒストグラムと、時間的に連続する像に属する前記ヒストグラムとがその都度互いに減算され、減算の結果生じたヒストグラムが作成されることを特徴とする請求項6記載の診察装置。
- 前記減算の結果生じたヒストグラムが、造影剤の投与前に作成された像に関する前記ヒストグラムで畳込まれることを特徴とする請求項7記載の診察装置。
- 造影剤濃度が閾値を上回った場合に診察が開始されることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の診察装置。
- 像形成法としてX線コンピュータトモグラフィが用いられることを特徴とする請求項1乃至9の1つに記載の診察装置。
- CT数を求めながら得られた時間的に連続する像が、診察を実施する際に用いられるX線量に比べて減弱したX線量で発生されることを特徴とする請求項10記載の診察装置。
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