JP4310887B2 - 耳掛け形イヤホン - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯用音響機器などに用いられる耳掛け形イヤホンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、イヤホンには突起した耳穴挿入部を外耳道に挿入して保持する耳穴挿入形や、また耳介腔内において保持するインナー形イヤホンがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
耳穴挿入形のイヤホンは耳にはしっかり固定されるが、外耳道における異物感があり、また衛生上他人の使ったものは避けたいという感覚があった。インナー形イヤホンには耳穴挿入形ほどの異物感はないが、耳介の大きい人には小さくて固定が不安定であったり、耳介の小さな人には無理に押し込まなければならないという不満があった。
【0004】
また耳穴挿入形にもインナー形にも耳かけの付いたものはあったが、いずれも耳穴挿入による保持や耳介腔内への挿入による保持を補完するものであり、耳かけだけで安定に保持するのは困難であった。
【0005】
本発明は耳掛け部を持ち、この耳掛け部を耳介に装着固定し耳掛け部の弾性を利用して電気−音響変換部を外耳道入口に対して無理なく当接させる耳掛け形イヤホンを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項1において、電気−音響変換器を納めたハウジング部と、略平板状であって中心部が前記ハウジング部と一体化されこの一体化された部分から外方に向かってスパイラル状に展開する細溝によって分割された耳掛け部とを備えた構成となっている。
【0007】
この構成によって細溝で分割された略平板状の耳掛け部の外周部が耳介に係合して保持され、内周部はハウジング部とともに耳介腔内に収容され、ハウジング部は耳掛け部から凸出する形となるので、ハウジング部の前方は外耳道入り口付近に当接し、反動で耳掛け部は中央のハウジングに近い部分が外耳道入口から遠ざけられるように変形し、変形した耳掛け部は元の形に戻ろうとするので、その復元力によってハウジング部の前面を外耳道入口に向けて押しつけるような力が働いて安定に装着されるように作用する。
【0008】
また本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項2において、請求項1の構成における耳掛け部内部にハウジング部の電気−音響変換器に接続するリード線を埋め込んだ構成となっていて、この構成によってリード線が耳掛け部と入り交じることなくすっきりとまとめられるように作用する。
【0009】
また本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項3において、請求項1の構成における耳掛け部の断面は略長四辺形であってその角は面取りまたはラウンド処理された構成となっており、この構成によって耳介に装着された際に皮膚に当接して痛みや違和感を与えないように作用する。
【0010】
さらに本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項4において、請求項1の構成における耳掛け部の断面の幅、または厚さ、または幅および厚さを部分的に変化するように構成し、幅または厚さの小な部分が大きく変形することによって皮膚の表面の凹凸に沿うようにした構成となっている。
【0011】
この構成により耳掛け部の断面の幅や厚さの部分的変化によって、変形しやすい部分と変形しにくい部分とを設けられ耳に当接した際の変形が最も耳介と耳介腔の形にフィットし、かつ押圧力も適当になるように調節できるように作用する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の耳掛け形イヤホンの一実施形態について説明する。図1は本発明の一実施形態の耳掛け形イヤホンの平面図、図2は同じくその側面図、図3は同じくリード線の引き出し方を変えたものの側面図、図4は同じく耳に装着した状態の斜視図、図5は同じく耳に装着した状態におけるイヤホンのみを示した斜視図、図6は同じく耳に装着した状態を説明する断面図、図7は同じく耳掛け部の断面図である。
【0013】
図においてプラスチックや金属等で形成したハウジング部1には、図示しないが可動線輪形または可動鉄片形などの従来から用いられている電気−音響変換器が内蔵されており、ハウジング部の電気−音響変換器の前面すなわち外耳道入口10に対向する部分には1または複数の音孔2が開口しており電気−音響変換器から発生する音響出力を外耳道11方向に出力できる。音孔2の前後には外部のごみや耳あかなどが入り込まないように金属、プラスチック、布、不織布などのフィルタを任意に設けることもできる。
【0014】
ハウジング部1の音孔2と反対側はプラスチックや金属等で形成した耳掛け部3の中心部と一体に形成されている。この耳掛け部3は略平板状であって、ハウジング部1と一体化されている部分を中心として外方に向かってスパイラル状に展開する細溝3aによって分割され、図では約2回転の渦巻き形の蚊取り線香のような形状となっている。このハウジング部1と耳掛け部3とは同一素材で同時に成型してもよく、また互いに別の部材を接着、溶着、嵌合などで一体化してもよく、また図示しないが、たとえば耳掛け部3側に設けた雌ねじに対してハウジング部1側に設けた雄ねじを用いてねじ止めで一体化してもよい。
【0015】
また電気音響変換器は、ハウジング1内に存在するが、ハウジング1で保持してもよく、または耳掛け部3に保持しておき、ハウジング1は単に電気音響変換器を保護しているという形でも差し支えない。
【0016】
電気音響変換器に一方の端を接続したリード線4は、耳掛け部3内部に埋め込まれていて耳掛け部3の先端部3bに取り付けたブッシング5によって保護されて引き出され、適当な、たとえば1メートル程度の長さの他端には音響機器などに接続するための接続プラグ6が取り付けられている。このためリード線4が耳掛け部3と入り交じることなくすっきりとまとめられる。なおこのリード線は耳掛け部3の先端部3bでなく、図3のようにハウジング部1のすぐ背後部の3cから引き出してもよい。
【0017】
以上のように構成された本実施形態の耳掛け形イヤホンについて、その装着と動作を説明する。図は便宜上すべて左耳に装着するように描かれており、右耳用のものは図1の平面図のものに対して線対称の形となる。図4において耳掛け部3の開口部3dを耳介7の上方に位置させ先端部3bを耳介7と頭部8との間に入るように指で誘導して耳掛け部3を下方へずらすことにより、耳介係合部3eは耳介7の後方に係合し、ハウジング部1と耳掛け部3のハウジング部1に近い部分3fは耳介腔9内部に挿入される。するとハウジング部1は耳掛け部3から凸出しているので、図6のようにハウジング部1の前方は外耳道入り口10付近に当接し、反動で耳掛け部3は図6のように中央のハウジング1に近い部分3fが外耳道入口10から矢印Aのように遠ざけられるように変形する。すると変形した耳掛け部3は元の形に戻ろうとするので、その復元力によってハウジング部1の前面を外耳道入口10に向けて矢印B方向に押しつけるような力が働く。この力が適当な値になるようにハウジング部1の凸出量と耳掛け部3の弾性とを定めることによって、快適な装着感を得ることができる。そして音孔2から出た音響エネルギーは外耳道11に向けて放射される。
【0018】
耳掛け部3の断面は図7(a),(b)のように形成され、角の部分、少なくとも皮膚に当接する可能性のある部分はラウンド処理を施した部分3gまたは面取り処理を施した部分3hを設けて耳介7に装着された際に皮膚に当接して痛みや違和感を与えないようにしておくのがよい。
【0019】
また、耳掛け部3は略平板状として説明したが、細溝3aによってその幅は部分的に変更でき、またその厚さも部分的に変えることができ、これらの寸法の部分的変化によって、耳に当接した際の変形が最も耳介と耳介腔の形にフィットし、かつ押圧力も適当になるように調節することができる。たとえば幅が広かったり、厚さの厚い部分は曲がりにくく比較的直線性を保つが、幅が狭かったり、厚さの薄い部分は耳介の形に順応して容易に変形して皮膚の表面の凹凸に沿うようになる。これは材料の幅と厚さとを部分的に変えてコンピュータで解析して、変形と押圧力を求めてもよいし、模型を作ってカットアンドトライで決定してもよい。
【0020】
そして耳掛け部3の構造だけではなく、ハウジング部1が耳掛け部3から凸出する寸法を変化させることによっても押圧力も調節することができる。
【0021】
このように本発明の実施形態では、耳掛け部がハウジング部と一体化された部分から外方に向かってスパイラル状に展開する細溝によって分割されており、耳掛け部を耳に装着した際にハウジングの前面が外耳道入り口付近に当接して、反作用で耳掛け部が変形し、変形したものが元へ戻ろうとする力で適当に押圧するので、快適な装着感を得られデザイン的にも優れた形状を得ることができる。
【0022】
なお構造の細部や材料や取付方法等は例示したものに限定されず、変形して実施しても差し支えない。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項1の構成によって、耳掛け部の外周部が耳介に係合して保持され、内周部はハウジング部とともに耳介腔内に収容され、耳掛け部から凸出する形となるハウジング部の前方は外耳道入り口付近に当接し、反動で耳掛け部は中央のハウジングに近い部分が外耳道入口から遠ざけられるように変形し、変形した耳掛け部は元の形に戻ろうとするので、その復元力によってハウジング部の前面を外耳道入口に向けて押しつけるような力が働いて安定に装着され、かつデザイン的にも優れたものができるという有利な効果が得られる。
【0024】
また請求項2の構成とすることにより、上記の効果に加えて、リード線が耳掛け部と入り交じることなくすっきりとまとめられる
また請求項3の構成によって、請求項1の効果に加えて、耳介に装着された際に耳掛け部が皮膚に当接して痛みや違和感を与えないようにできる。
【0025】
さらに請求項4の構成によって、請求項1の効果に加えて、耳掛け部の断面の幅や厚さの部分的変化によって、変形しやすい部分と変形しにくい部分とを設けられ耳に当接した際の変形が最も耳介と耳介腔の形にフィットし、かつ押圧力も適当に調節できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の耳掛け形イヤホンの平面図
【図2】同じくその側面図
【図3】同じくリード線の引き出し方を変えたものの側面図
【図4】同じく耳に装着する際の斜視図
【図5】同じく耳に装着した状態のイヤホンのみを示した斜視図
【図6】同じく耳に装着した状態を説明する断面図
【図7】同じくその耳掛け部の断面図
【符号の説明】
1 ハウジング部
2 音孔
3 耳掛け部
3a 細溝
3b 先端部
3c 背後部
3d 開口部
3e 耳介係合部
3f ハウジング部に近い部分
3g ラウンド処理を施した部分
3h 面取り処理を施した部分
4 リード線
5 ブッシング部
6 プラグ

Claims (4)

  1. 電気−音響変換器を納めたハウジング部と、
    略平板状であって中心部が前記ハウジング部と一体化されこの一体化された部分から外方に向かってスパイラル状に展開する細溝によって分割された耳掛け部とを備えたことを特徴とする耳掛け形イヤホン。
  2. 耳掛け部内部にハウジング部の電気−音響変換器に接続するリード線を埋め込んだことを特徴とする請求項1記載の耳掛け形イヤホン。
  3. 耳掛け部の断面は略長四辺形であってその角は面取りまたはラウンド処理されていることを特徴とする請求項1記載の耳掛け形イヤホン。
  4. 耳掛け部の断面の幅、または厚さ、または幅および厚さを部分的に変化するように構成し、幅または厚さの小な部分が大きく変形することによって皮膚の表面の凹凸に沿うようにしたことを特徴とする請求項1記載の耳掛け形イヤホン。
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