JP2001333483A - 耳掛け形イヤホン - Google Patents
耳掛け形イヤホンInfo
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Abstract
形イヤホンを提供する。 【解決手段】 耳掛け部3がハウジング部1と一体化さ
れた部分から外方に向かってスパイラル状に展開する細
溝3aによって分割されており、耳掛け部3を耳に装着
した際にハウジング1の前面が外耳道入り口付近に当接
して、反動で耳掛け部3が変形し、変形したものが元へ
戻ろうとする力で適当に押圧するので、快適な装着感を
得られデザイン的にも優れた形状を得ることができる。
Description
に用いられる耳掛け形イヤホンに関する。
を外耳道に挿入して保持する耳穴挿入形や、また耳介腔
内において保持するインナー形イヤホンがあった。
は耳にはしっかり固定されるが、外耳道における異物感
があり、また衛生上他人の使ったものは避けたいという
感覚があった。インナー形イヤホンには耳穴挿入形ほど
の異物感はないが、耳介の大きい人には小さくて固定が
不安定であったり、耳介の小さな人には無理に押し込ま
なければならないという不満があった。
の付いたものはあったが、いずれも耳穴挿入による保持
や耳介腔内への挿入による保持を補完するものであり、
耳かけだけで安定に保持するのは困難であった。
耳介に装着固定し耳掛け部の弾性を利用して電気−音響
変換部を外耳道入口に対して無理なく当接させる耳掛け
形イヤホンを提供するものである。
の本発明の耳掛け形イヤホンは、請求項1において、電
気−音響変換器を納めたハウジング部と、略平板状であ
って中心部が前記ハウジング部と一体化されこの一体化
された部分から外方に向かってスパイラル状に展開する
細溝によって分割された耳掛け部とを備えた構成となっ
ている。
状の耳掛け部の外周部が耳介に係合して保持され、内周
部はハウジング部とともに耳介腔内に収容され、ハウジ
ング部は耳掛け部から凸出する形となるので、ハウジン
グ部の前方は外耳道入り口付近に当接し、反動で耳掛け
部は中央のハウジングに近い部分が外耳道入口から遠ざ
けられるように変形し、変形した耳掛け部は元の形に戻
ろうとするので、その復元力によってハウジング部の前
面を外耳道入口に向けて押しつけるような力が働いて安
定に装着されるように作用する。
2において、請求項1の構成における耳掛け部内部にハ
ウジング部の電気−音響変換器に接続するリード線を埋
め込んだ構成となっていて、この構成によってリード線
が耳掛け部と入り交じることなくすっきりとまとめられ
るように作用する。
3において、請求項1の構成における耳掛け部の断面は
略長四辺形であってその角は面取りまたはラウンド処理
された構成となっており、この構成によって耳介に装着
された際に皮膚に当接して痛みや違和感を与えないよう
に作用する。
項4において、請求項1の構成における耳掛け部の断面
の幅、または厚さ、または幅および厚さを部分的に変化
するように構成し、幅または厚さの小な部分が大きく変
形することによって皮膚の表面の凹凸に沿うようにした
構成となっている。
の部分的変化によって、変形しやすい部分と変形しにく
い部分とを設けられ耳に当接した際の変形が最も耳介と
耳介腔の形にフィットし、かつ押圧力も適当になるよう
に調節できるように作用する。
掛け形イヤホンの一実施形態について説明する。図1は
本発明の一実施形態の耳掛け形イヤホンの平面図、図2
は同じくその側面図、図3は同じくリード線の引き出し
方を変えたものの側面図、図4は同じく耳に装着した状
態の斜視図、図5は同じく耳に装着した状態におけるイ
ヤホンのみを示した斜視図、図6は同じく耳に装着した
状態を説明する断面図、図7は同じく耳掛け部の断面図
である。
たハウジング部1には、図示しないが可動線輪形または
可動鉄片形などの従来から用いられている電気−音響変
換器が内蔵されており、ハウジング部の電気−音響変換
器の前面すなわち外耳道入口10に対向する部分には1
または複数の音孔2が開口しており電気−音響変換器か
ら発生する音響出力を外耳道11方向に出力できる。音
孔2の前後には外部のごみや耳あかなどが入り込まない
ように金属、プラスチック、布、不織布などのフィルタ
を任意に設けることもできる。
チックや金属等で形成した耳掛け部3の中心部と一体に
形成されている。この耳掛け部3は略平板状であって、
ハウジング部1と一体化されている部分を中心として外
方に向かってスパイラル状に展開する細溝3aによって
分割され、図では約2回転の渦巻き形の蚊取り線香のよ
うな形状となっている。このハウジング部1と耳掛け部
3とは同一素材で同時に成型してもよく、また互いに別
の部材を接着、溶着、嵌合などで一体化してもよく、ま
た図示しないが、たとえば耳掛け部3側に設けた雌ねじ
に対してハウジング部1側に設けた雄ねじを用いてねじ
止めで一体化してもよい。
存在するが、ハウジング1で保持してもよく、または耳
掛け部3に保持しておき、ハウジング1は単に電気音響
変換器を保護しているという形でも差し支えない。
ド線4は、耳掛け部3内部に埋め込まれていて耳掛け部
3の先端部3bに取り付けたブッシング5によって保護
されて引き出され、適当な、たとえば1メートル程度の
長さの他端には音響機器などに接続するための接続プラ
グ6が取り付けられている。このためリード線4が耳掛
け部3と入り交じることなくすっきりとまとめられる。
なおこのリード線は耳掛け部3の先端部3bでなく、図
3のようにハウジング部1のすぐ背後部の3cから引き
出してもよい。
け形イヤホンについて、その装着と動作を説明する。図
は便宜上すべて左耳に装着するように描かれており、右
耳用のものは図1の平面図のものに対して線対称の形と
なる。図4において耳掛け部3の開口部3dを耳介7の
上方に位置させ先端部3bを耳介7と頭部8との間に入
るように指で誘導して耳掛け部3を下方へずらすことに
より、耳介係合部3eは耳介7の後方に係合し、ハウジ
ング部1と耳掛け部3のハウジング部1に近い部分3f
は耳介腔9内部に挿入される。するとハウジング部1は
耳掛け部3から凸出しているので、図6のようにハウジ
ング部1の前方は外耳道入り口10付近に当接し、反動
で耳掛け部3は図6のように中央のハウジング1に近い
部分3fが外耳道入口10から矢印Aのように遠ざけら
れるように変形する。すると変形した耳掛け部3は元の
形に戻ろうとするので、その復元力によってハウジング
部1の前面を外耳道入口10に向けて矢印B方向に押し
つけるような力が働く。この力が適当な値になるように
ハウジング部1の凸出量と耳掛け部3の弾性とを定める
ことによって、快適な装着感を得ることができる。そし
て音孔2から出た音響エネルギーは外耳道11に向けて
放射される。
ように形成され、角の部分、少なくとも皮膚に当接する
可能性のある部分はラウンド処理を施した部分3gまた
は面取り処理を施した部分3hを設けて耳介7に装着さ
れた際に皮膚に当接して痛みや違和感を与えないように
しておくのがよい。
たが、細溝3aによってその幅は部分的に変更でき、ま
たその厚さも部分的に変えることができ、これらの寸法
の部分的変化によって、耳に当接した際の変形が最も耳
介と耳介腔の形にフィットし、かつ押圧力も適当になる
ように調節することができる。たとえば幅が広かった
り、厚さの厚い部分は曲がりにくく比較的直線性を保つ
が、幅が狭かったり、厚さの薄い部分は耳介の形に順応
して容易に変形して皮膚の表面の凹凸に沿うようにな
る。これは材料の幅と厚さとを部分的に変えてコンピュ
ータで解析して、変形と押圧力を求めてもよいし、模型
を作ってカットアンドトライで決定してもよい。
ウジング部1が耳掛け部3から凸出する寸法を変化させ
ることによっても押圧力も調節することができる。
部がハウジング部と一体化された部分から外方に向かっ
てスパイラル状に展開する細溝によって分割されてお
り、耳掛け部を耳に装着した際にハウジングの前面が外
耳道入り口付近に当接して、反作用で耳掛け部が変形
し、変形したものが元へ戻ろうとする力で適当に押圧す
るので、快適な装着感を得られデザイン的にも優れた形
状を得ることができる。
したものに限定されず、変形して実施しても差し支えな
い。
イヤホンは、請求項1の構成によって、耳掛け部の外周
部が耳介に係合して保持され、内周部はハウジング部と
ともに耳介腔内に収容され、耳掛け部から凸出する形と
なるハウジング部の前方は外耳道入り口付近に当接し、
反動で耳掛け部は中央のハウジングに近い部分が外耳道
入口から遠ざけられるように変形し、変形した耳掛け部
は元の形に戻ろうとするので、その復元力によってハウ
ジング部の前面を外耳道入口に向けて押しつけるような
力が働いて安定に装着され、かつデザイン的にも優れた
ものができるという有利な効果が得られる。
記の効果に加えて、リード線が耳掛け部と入り交じるこ
となくすっきりとまとめられるまた請求項3の構成によ
って、請求項1の効果に加えて、耳介に装着された際に
耳掛け部が皮膚に当接して痛みや違和感を与えないよう
にできる。
の効果に加えて、耳掛け部の断面の幅や厚さの部分的変
化によって、変形しやすい部分と変形しにくい部分とを
設けられ耳に当接した際の変形が最も耳介と耳介腔の形
にフィットし、かつ押圧力も適当に調節できるという有
利な効果が得られる。
図
面図
た斜視図
Claims (4)
- 【請求項1】 電気−音響変換器を納めたハウジング部
と、 略平板状であって中心部が前記ハウジング部と一体化さ
れこの一体化された部分から外方に向かってスパイラル
状に展開する細溝によって分割された耳掛け部とを備え
たことを特徴とする耳掛け形イヤホン。 - 【請求項2】 耳掛け部内部にハウジング部の電気−音
響変換器に接続するリード線を埋め込んだことを特徴と
する請求項1記載の耳掛け形イヤホン。 - 【請求項3】 耳掛け部の断面は略長四辺形であってそ
の角は面取りまたはラウンド処理されていることを特徴
とする請求項1記載の耳掛け形イヤホン。 - 【請求項4】 耳掛け部の断面の幅、または厚さ、また
は幅および厚さを部分的に変化するように構成し、幅ま
たは厚さの小な部分が大きく変形することによって皮膚
の表面の凹凸に沿うようにしたことを特徴とする請求項
1記載の耳掛け形イヤホン。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8675904B2 (en) | 2009-07-02 | 2014-03-18 | Sony Corporation | Headphone device |
JP2015073204A (ja) * | 2013-10-03 | 2015-04-16 | エレコム株式会社 | イヤーフック |
CN110460932A (zh) * | 2019-09-17 | 2019-11-15 | 东莞万德电子制品有限公司 | 耳挂式软胶耳机线及成型该耳机线的模具和工艺 |
JP2021136672A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-13 | 有限会社泰栄産業 | イヤホン用支持具 |
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