JP4309173B2 - 花粉防止布帛 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、花粉防止布帛に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の食生活、生活習慣、生活環境などの急激な変化とともに、花粉アレルギー患者の数は増加する一方であり、大きな社会問題にもなっている。花粉アレルギーの症状を軽減するには、花粉を吸い込むのを極力避け、眼、鼻腔内の粘膜、皮膚などに花粉を付着させないことが必要である。そのためには、眼鏡、マスク、帽子などの着用、帰宅時のうがい、洗顔などが推奨され、また衣服から花粉を振り落とすこと、濡れ雑巾で床、壁などを拭くことなども行われている。しかしながら、花粉は非常に微細な粒子であり、わずかな隙間からでも入り込み、また衣服などに付着して屋内に侵入するので、前述のような対策を講じても、花粉アレルギーの症状を充分に軽減することはできない。
【0003】
このような現状に鑑み、マスク、衣服などの材料になる繊維布帛について、種々の提案がなされている。
【0004】
たとえば、布帛の組織を高密度化することによって、花粉が布帛を通過するのを防止できる。しかしながら、高密度化を行っても、花粉が布帛に付着するのを防ぐことはできず、しかも付着した花粉は屋内に入る際に振り払った位では布帛から脱落し難いので、屋内に花粉を持ち込んでしまう。
【0005】
また、花粉の直径(たとえばスギ花粉は20〜30μm程度)よりも細い繊維径を有する極細繊維からなる布帛が知られている。この布帛は、花粉が布帛を通過するのを防止するという点では有効である。しかしながら、この布帛も高密度化布帛と同様の欠点を有している。
【0006】
また、花粉が布帛に付着する原因になる静電気の発生を防止するために、帯電防止加工を施した布帛が知られている。帯電防止加工布帛は、帯電防止加工を施していない布帛に比べると、花粉が付着するのを防止する効果を有している。しかしながら、その効果は充分ではない。しかも、帯電防止加工布帛は、花粉が糸の隙間から侵入するのを防ぐことはできない。
【0007】
また、高分子繊維からなる布帛に、シリコーン系樹脂からなる被膜を形成し、さらに帯電処理を施してなる、花粉アレルギー用の防塵マスクが知られている(たとえば、特許文献1参照)。ここで使用されるシリコーン系樹脂は、酢酸型、オキシム型、アルコール型などの1成分形縮合型、2成分形縮合型、加熱硬化型などの、一般的な撥水性シリコーン系樹脂である。この防塵マスクは、布帛表面のシリコーン系樹脂からなる被膜に花粉を付着させることによって、花粉を吸引することを防止しようとするものである。しかしながら、このような防塵マスクは、前述のように花粉を付着させることを目的としているので、いったん付着した花粉は振り払ったくらいでは脱落し難く、花粉は屋内に持ち込まれ、他の衣服などと擦り合わさったりして脱落し、再び空気中に飛散することになる。
【0008】
また、ポリエステル系繊維からなる布帛の表面に、チタン含有複合酸化物と、アルキルシリケート系樹脂、シリコーン系樹脂およびフッ素系樹脂から選ばれる1種または2種以上の樹脂とからなる被膜を形成したポリエステル系布帛が知られている(たとえば、特許文献2参照)。そして、シリコーン系樹脂としては、一般的な撥水性シリコーン系樹脂とともに、水酸基、カルボキシル基、アミノ基、アミド基などの親水性基を有する吸水性シリコーン系樹脂、エチレングリコールなどを付加した吸水性シリコーン系樹脂などが記載されている。しかしながら、特許文献2では、ポリエステル系布帛に消臭性、抗菌性などを有するチタン含有複合酸化物を付着させるにあたり、バインダ樹脂として前述の樹脂を使用しているにすぎない。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−225526号公報
【特許文献2】
特開2002−69839号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、花粉が付着しにくく、花粉が付着しても容易に脱落し、しかも風合いが良好で、軽量であり、各種衣料品の材料として好適に使用できる花粉防止布帛を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、繊繊維布帛の表面の全面または一部に、アミノ基変性オルガノポリシロキサン0.05〜5重量%、カチオン性界面活性剤0.1〜3重量%を含み、さらに帯電防止剤たる非イオン性界面活性剤0.1〜2重量%または撥水性フッ素系樹脂0.5〜5重量%のいずれかを含む被膜が形成されていることを特徴とする花粉防止布帛である。
すなわち、本発明は、繊繊維布帛の表面の全面または一部に、アミノ基変性オルガノポリシロキサン0.05〜5重量%、カチオン性界面活性剤0.1〜3重量%および帯電防止剤たる非イオン性界面活性剤0.1〜2重量%を含む被膜が形成された花粉防止布帛であるか、または前記花粉防止布帛において、帯電防止剤に代えて、撥水性フッ素系樹脂0.5〜5重量%を含む被膜が形成された花粉防止布帛である。
【0012】
本発明に従えば、繊維布帛が本来有している風合い、軽量性などを損なうことなく、花粉が付着し難く、かつ花粉が付着しても容易に脱落する花粉防止布帛を得ることができる。
【0013】
したがって本発明の花粉防止布帛は、花粉が付着し難く、たとえ花粉が付着しても、振り払うことなどによって容易に脱落するので、屋内に花粉を持ち込むことは非常に少なく、各種の衣料品、マスク、眼帯、包帯などの医療補助品などの材料として好適に使用できる。
【0017】
本発明に従えば、本発明の花粉防止布帛における被膜によって、花粉の付着性が一層低下し、かつ花粉の離脱性がさらに向上する。また、被膜にさらに撥水性合成樹脂を含有させることによって、花粉の付着防止性および離脱性を低下させることなく、被膜の繊維布帛に対する付着強度、さらには花粉防止布帛の耐洗濯性、染色堅牢性などをも向上させることができる。
【0018】
また本発明の花粉防止布帛における被膜では、該被膜中のアミノ基変性オルガノポリシロキサンの含有量が繊維布帛の全重量の0.05〜5重量%であることによって、繊維布帛が本来有する風合いおよび軽量性がもっとも良好に保持され、かつ花粉の付着防止性および離脱性が一層向上する。
【0020】
また本発明の花粉防止布帛は、界面活性剤の繊維布帛への付着量が繊維布帛の全重量の0.1〜3重量%であることによって、界面活性剤を添加する効果が最大限に発揮されるというものである
【0022】
また本発明の花粉防止布帛は、前述の帯電防止剤の繊維布帛への付着量が繊維布帛の全重量の0.1〜2重量%であることによって、帯電防止剤を添加する効果が最大限に発揮されるというものである
【0024】
また本発明の花粉防止布帛は、撥水性フッ素系樹脂の繊維布帛への付着量が繊維布帛の全重量の0.5〜5重量%であることによって、撥水性フッ素系合成樹脂を添加する効果が最大限に発揮されるというものである
【0028】
また本発明の花粉防止布帛は、前述の繊維布帛が織物、編物または不織布であることを特徴とする。
【0029】
また本発明の花粉防止布帛は、前述の繊維布帛がポリエステル繊維、セルロース繊維、アセテート繊維およびナイロン繊維から選ばれる1種または2種以上の繊維を含む織物、編物または不織布であることを特徴とする。
【0030】
本発明に従えば、本発明の花粉防止布帛の材料になる繊維布帛としては、織物、編物または不織布であることが好ましく、ポリエステル繊維、セルロース繊維、アセテート繊維およびナイロン繊維から選ばれる1種または2種以上の繊維を含む織物、編物または不織布であることが特に好ましい。これらの繊維布帛は耐用性に優れ、良好な染色性および風合いを有し、汎用性が高いので、各種衣料品、医療補助品などの材料として使用し易い。
【0031】
【発明の実施の形態】
繊繊維布帛の表面の全面または一部に、アミノ基変性オルガノポリシロキサン0.05〜5重量%、カチオン性界面活性剤0.1〜3重量%を含み、さらに帯電防止剤たる非イオン性界面活性剤0.1〜2重量%または撥水性フッ素系樹脂0.5〜5重量%のいずれかを含む被膜が形成されている。
【0036】
本発明において、繊維布帛は、特に制限されることはなく、従来からこの分野で常用されているものを用いることができる。
【0037】
繊維布帛の形態は特に制限されないけれども、得られる花粉防止布帛の汎用性を向上させることなどを考慮すると、たとえば、織物、編物、不織布などが好ましい。織物としては、たとえば、平織、綾織、朱子織、もじり織、ジャカード織、重ね織などが挙げられる。編物としては、たとえば、天竺編み、フライス編み、スムース編み、鹿の子編み、ツーウェー編み、ハーフ編み、サテン編みなどが挙げられる。不織布としては、たとえば、ニードルパンチ、サーマルボンド、ケミカルボンド、ステッチボンドなどの乾式法、パルプなどの湿式法、スパンボンド法、メルトブローン法、スパンレース法などによって製造される不織布などが挙げられる。
【0038】
繊維布帛を構成する繊維の形態としては特に制限されることはなく、たとえば、フィラメント糸、紡績糸、混紡糸、嵩高糸(伸縮性嵩高加工糸、非伸縮性嵩高加工糸など)、中空糸、被覆糸、コアヤーン、複合糸、扁平糸、異形断面糸、スプリット糸、混繊糸などが挙げられる。
【0039】
繊維布帛を構成する繊維としては、合成繊維、天然繊維、再生繊維、半合成繊維などが挙げられる。合成繊維としては特に制限されることはなく、従来の合成繊維をいずれも使用でき、たとえば、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、ポリウレタン繊維、アクリル繊維などが挙げられる。天然繊維としては、たとえば、木綿、羊毛、麻、セルロース繊維などが挙げられる。再生繊維としては、たとえば、レーヨン、キュプラなどが挙げられる。半合成繊維としては、たとえば、アセテート、トリアセテート、プロミックスなどが挙げられる。これらの繊維は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。これらの中でもポリエステル繊維、セルロース繊維、ナイロン繊維などの合成繊維、アセテート繊維などの半合成繊維などが好ましく、これらの繊維からなるダル糸、CDポリエステルニット加工糸、スパンデックス繊維(たとえば商品名:エスパ、東洋紡績(株)製)などが特に好ましい。ダル糸の単繊度は通常0.1〜1000デニール程度、好ましくは0.5〜5デニール程度である。CDポリエステルニット加工糸の単繊度は通常0.5〜500デニール程度、好ましくは1〜5デニール程度である。スパンデックス繊維の単繊度は通常0.1〜500デニール程度、好ましくは0.5〜5デニール程度である。
【0040】
繊維布帛の目付けは特に制限されることはなく、布帛の形態、布帛を構成する糸の材質、形態などに応じて広い範囲から適宜選択できる。しかしながら、布帛の目付けは、通常は50〜500g/m程度、好ましくは100〜300g/m程度である。
【0041】
繊維布帛の表面に花粉防止被膜を形成するアミノ変性オルガノポリシロキサンとしては公知のものを使用でき、たとえば、公知のオルガノポリシロキサンにアミノ基が導入された、水分散性のアミノ基変性オルガノポリシロキサンが挙げられる。このようなアミノ基変性オルガノポリシロキサンは、部分的に、ポリシロキサン鎖のSi原子が他のポリシロキサン鎖のSi原子と酸素原子を介して結合する架橋構造を有していてもよい。またアミノ基変性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量は特に制限されないけれども、通常は300〜10000、好ましくは500〜5000である。また市販のアミノ基変性オルガノポリシロキサンを使用することもできる。その具体例としては、たとえば、ポロンMF−14、同29、同44、同52、同57、同X−51−1157(いずれも信越化学(株)製)、シリコランFS−1(商品名、京浜化成(株)製)などが挙げられる。これらのアミノ基変性オルガノポリシロキサンの中でも、離型性の高いものが好ましく、たとえば、シリコランFS−1などが挙げられる。アミノ基変性オルガノポリシロキサンは1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。繊維布帛の被覆層におけるアミノ基変性オルガノポリシロキサンの含有量は、当該繊維布帛重量の0.05〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%であり、この範囲内においては、繊維布帛の形態および繊維布帛を構成する糸の形態、材質、得られる花粉防止布帛の用途などの各種条件に応じて適宜被覆量を選択することが出来るが、0.05重量%未満では、花粉の付着防止性および離脱性が不充分になる可能性がある。5重量%を大幅に超えると、繊維布帛の風合い、染色性、軽量性などが損なわれるおそれがある。
【0042】
花粉防止布帛の膜中には、アミノ基変性オルガノポリシロキサンとともに、カチオン性界面活性剤1種または2種以上含まれている。カチオン性界面活性剤としては公知のものを使用でき、たとえば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミドなどのアルキルアンモニウム塩、ラノリン誘導第4級アンモニウム塩、塩化べンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルアミンオキシド、ヤシ油アルキルアミンオキシド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミドなどが挙げられる。カチオン性界面活性剤は、1種を単独でまたは2種以上を併用できる。花粉付着防止用布帛の被覆中の界面活性剤は、繊維布帛重量に対して0.1〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%であり、この範囲内においては、界面活性剤の種類、併用するアミノ基変性オルガノポリシロキサンの種類および被覆中の含有量、繊維布帛の形態および繊維布帛を構成する糸の形態、材質、得られる花粉防止布帛の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択される。しかし、0.1重量%未満では、界面活性剤を添加した効果が充分に発揮されない可能性がある。3重量%を大幅に超えると、花粉防止被膜の強度および繊維布帛に対する付着性に悪影響をおよぼすおそれがある。
【0043】
花粉防止被膜中に、アミノ基変性オルガノポリシロキサンおよび界面活性剤とともに含まれる帯電防止剤としては、繊維製品の帯電処理において常用される帯電防止剤を使用できる。帯電防止剤の具体例としては、たとえば、第4級アンモニウム塩、グアニジン系化合物、リン酸エステル塩、ポリエステル樹脂などが挙げられる。また市販の帯電防止剤を使用することもできる。その具体例としては、たとえば、エレナイト(商品名、非イオン性界面活性剤、グアニジン系化合物、高松油脂(株)製)、エレナスタットKE100(商品名、第4級アンモニウム塩、京浜化成(株)製)、デートロンN(商品名、リン酸エステル塩、日華化学(株)製)、コロモデルWL−6(商品名、ポリエステル樹脂水分散物、高松油脂(株)製)などが挙げられる。帯電防止剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。帯電防止剤の繊維布帛に対する付着量は特に制限されず、帯電防止剤そのものの種類、併用するアミノ基変性オルガノポリシロキサンの種類および付着量、繊維布帛の形態および繊維布帛を構成する糸の形態、材質、得られる花粉防止布帛の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択されるけれども、通常は繊維布帛の全重量に対して0.1〜2重量%、好ましくは0.3〜1重量%である。0.1重量%未満では、帯電防止剤による花粉の付着防止性および離脱性の向上が明瞭に認められない可能性がある。2重量%を超えると、花粉防止被膜の強度および繊維布帛に対する付着性に悪影響をおよぼすおそれがある。
【0044】
花粉防止被膜中に、アミノ基変性オルガノポリシロキサン(以下、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂という)および界面活性剤とともに含まれる撥水性合成樹脂としては、繊維製品の撥水処理に常用される公知のものを使用でき、たとえば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、フッ素系樹脂とアクリル系樹脂との混合物、パーフルオロアルキル基含有ポリマー(たとえば、パーフルオロアルキル基含有アクリル酸エステルの重合体)などが挙げられる。これらの中でも、撥水性シリコーン系樹脂、撥水性アクリル樹脂などが好ましい。また、市販の撥水性合成樹脂を使用することもできる。その具体例としては、たとえば、AG780(いずれも商品名、パーフルオロ基含有アクリル酸エステル重合体、旭硝子(株)製)、NKガードNDN−7(商品名、フッ素系樹脂、日華化学(株)製)などが挙げられる。撥水性合成樹脂は、1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。撥水性合成樹脂の繊維布帛に対する付着量は特に制限されず、撥水性合成樹脂そのものの種類、シリコーン系樹脂の種類および付着量、帯電防止剤の種類および付着量、繊維布帛の形態および繊維布帛を構成する糸の形態、材質、得られる花粉防止布帛の用途などの各種条件に応じて広い範囲から適宜選択されるけれども、通常は繊維布帛の全重量に対して0.5〜5重量%、好ましくは1〜3重量%である。0.5重量%未満では、花粉防止被膜の繊維布帛への付着性および花粉防止被膜の強度が不充分になる可能性がある。5重量%を超えると、繊維布帛の風合いなどを損なうとともに、花粉の付着防止性および離脱性が低下するおそれがある。なお、撥水性合成樹脂は、通常、花粉の離脱性を損なうものであるが、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂と併用することによって、花粉の離脱を妨げる作用が弱くなり、前記付着量の範囲で使用する場合には、花粉の離脱を妨げる作用をほとんど示さなくなる。
【0045】
花粉防止被膜中には、その好ましい特性を損なわない範囲で、前述の各成分以外に、たとえば、柔軟剤、架橋剤などの一般的な繊維用処理剤が含まれていてもよい。
【0046】
本発明の花粉防止布帛は、たとえば、繊維布帛に精練、染色、樹脂加工および熱処理を施す一般的な工程において、樹脂加工の際に、花粉防止被膜を形成することによって製造できる。
【0047】
精練は、公知の方法にしたがって実施することができる。たとえば、適当な界面活性剤を含むアルカリ水溶液の水浴に布帛を浸漬すればよい。これによって、布帛に付着している糊剤、余分な油剤などを除去することができる。
【0048】
染色は、公知の方法にしたがって実施することができる。たとえば、染色は、適当な染料および/または顔料を含む染色浴に布帛を浸漬し、通常100〜130℃程度、好ましくは110〜120℃の温度下に行われ、通常10〜60分程度、好ましくは15〜30分程度で終了する。染色した布帛は、必要に応じて、乾燥される。乾燥は、通常は80〜110℃程度の温度下に行われ、5〜10分程度で終了する。染色を行う前に、布帛に熱セット処理を施してもよい。熱セット処理の際の加熱温度および加熱時間は、布帛を構成する繊維の材質、布帛の種類などに応じて適宜選択すればよい。また、布帛がナイロン繊維を含む場合は、染色を行う前に、白化処理を行ってもよい。白化処理は公知の方法に従って行うことができ、たとえば、硫酸、グリセリンおよび水を含む白化処理液に布帛を浸漬し、布帛を白化処理液から取り出して絞り、さらに水に浸漬して白化処理液を洗い流し、乾燥することによって行われる。
【0049】
樹脂加工は、たとえば、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂ならびに必要に応じて界面活性剤、帯電防止剤、撥水性合成樹脂および他の添加剤から選ばれる1種または2種以上を、水に溶解または分散させて処理液を調製し、この処理液に染色布帛を浸漬するか、または染色布帛に処理液を塗布または印刷することによって行われる。処理液は、繊維布帛(染色布帛)への各成分の付着量の調整、作業性などを考慮し、固形分含有量が0.01〜20重量%、好ましくは0.5〜10重量%になるように調製される。染色布帛の処理液への浸漬は、通常15〜30℃の温度下に行われ。0.5〜2分程度で終了する。浸漬後の布帛、通常マングルで絞り率が60〜100%程度になるように絞られる。また染色布帛に処理液を塗布するには公知の塗布方法が採用でき、たとえば、ハケ塗り、ロールコーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、バーコーター、サイズプレス、スプレーコート、グラビアコーター、カーテンコーターなどが挙げられる。また捺染の手法を利用したスクリーン印刷を行ってもよい。染色布帛の一部に処理液を塗布する場合は、柄模様、エンボス模様などでもよい。
【0050】
熱処理は、公知の方法にしたがって実施することができる。たとえば、高温スチーミング法で130〜200℃、5〜15分蒸熱するか、またはサーモゾル法で180〜210℃、20秒〜2分乾熱処理することによって行うことができる。
【0051】
さらに必要に応じて、熱処理後に、洗浄を行ってもよい。洗浄は公知の方法にしたがって実施することができる。たとえば、非イオン性界面活性剤1〜2g/リットル、水酸化ナトリウム水溶液3〜5cc/リットル、ハイドロサルファイト2〜3g/リットルを含む70〜80℃の洗浴に、布帛を浸漬する還元洗浄などが挙げられる。
【0052】
このようにして得られる本発明の花粉防止布帛は、従来から繊維布帛が使用されるすべての用途に使用でき、特に、コート、アウターその他の各種衣料品、マスク、包帯、眼帯などの医療用補助品などに好適に使用できる。
【0053】
【実施例】
以下に実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明する。なお、以下において、「%」とあるのは、特に断らないかぎり「重量%」を意味する。
【0054】
実施例1
経糸、緯糸ともに65d/15fのトリアセテート、30d/24fのポリエステルにて製織された織物(ポリエステル/トリアセテート=34%/66%)を精練し、水洗し、130℃で乾燥し、190℃で2分間の熱セットを行い、次いで下記の黒色染色液に浴比1:20、130℃で30分間浸漬して染色を行い、染色液から取り出し、130℃で乾燥し、染色布帛を製造した。
【0055】
〔黒色染色液〕
黒色分散染料:12%owf
(商品名:TA7Y01P、ダイスター社製)
非イオン性界面活性剤:1g/リットル
(商品名:ニッカサンソルトSN−130、日華化学(株)製)
酢酸:1g/リットル
【0056】
次いで、カチオン性ポリオルガノシロキサンおよびカチオン性界面活性剤を含むカチオン性シリコーン系樹脂の水分散液(商品名:シリコランFS−1、京浜化成(株)製)に帯電防止剤(商品名:エレナイト139、高松油脂(株)製)を加えて分散させ、さらに水を加え、カチオン性ポリオルガノシロキサンを0.3%owf、カチオン性界面活性剤を0.6%owfおよび帯電防止剤を0.5%owfの割合で含む水性処理液を調製した。
【0057】
上記で得られた染色布帛を水性処理液に浸漬し、マングルにより絞り率80%で絞り、130℃で乾燥し、150℃で1分間熱処理を行い、本発明の花粉防止布帛を製造した。この布帛は、カチオン性ポリオルガノシロキサンの付着量が0.3%、カチオン性界面活性剤の付着量が0.6%および帯電防止剤の付着量が0.5%であった。
【0058】
なお、得られた花粉防止布帛の被膜を形成した面に水をスプレーしたところ、水は直ぐにしみ込み、該布帛が良好な水濡れ性を有していることが明らかである。
【0059】
比較例1
水性処理液による処理を行わない以外は、実施例1と同様に操作し、比較例の布帛を製造した。
【0060】
実施例1および比較例1の各布帛を、自社法および(財)日本紡績検査協会法にて花粉付着試験を行った。花粉の付着防止性および離脱性は、次のようにして評価した。結果を表1に示す。
【0061】
〔付着防止性評価〕
1cm角にカットした実施例1および比較例1の布帛1枚を、それぞれ、花粉20mgが入った20ml容のサンプル瓶に入れ、蓋をした。これをピリングメーター(ICI形試験機)に入れ、10分間回転処理を行った。処理後、布帛を取り出し、電子顕微鏡にて布帛表面の花粉付着数をカウントした。同じ操作を10回繰り返して行い、平均花粉付着数を求め、下記の式に従って付着防止性を算出した。付着防止性の数値が大きいほど、花粉が付着しにくいことになる。
付着防止性(%)=(1−実施例1または比較例1の平均花粉付着数/比較例1の平均花粉付着数)×100
【0062】
〔離脱性評価〕
(財)日本紡績検査協会にて花粉リリース性試験を行った。すなわち、実施例1および比較例1の布帛を7cm角にカットし、これに一定量の花粉を付着させた後、手で軽く左右に振り払うリリース操作を5回繰り返した。それぞれの布帛における同一区画を、リリース操作の前後にマイクロスコープにより撮影し、花粉の個数をカウントし、下記の式に従って花粉の減少率を算出し、花粉の離脱性を評価した。
減少率(%)=[(リリース操作前の花粉数−リリース操作後の花粉数)/リリース操作前の花粉数]×100
【0063】
【表1】
Figure 0004309173
【0064】
表1から、実施例1は比較例1に比べ、花粉の付着数も少なく、付着した花粉も容易に布帛から離脱することがわかる。
【0065】
実施例2
織物(ポリエステル/トリアセテート=20%/80%)について、実施例1と同様にして染色までを行い、染色布帛を製造した。
【0066】
次いで、カチオン性ポリオルガノシロキサンおよびカチオン性界面活性剤を含むカチオン性シリコーン系樹脂の水分散液(シリコランFS−1)にフッ素系撥水性合成樹脂(商品名:NKガードNDN−7、日華化学(株)製)を加えて分散させ、さらに水を加え、カチオン性ポリオルガノシロキサンを0.3%owf、カチオン性界面活性剤を0.6%owfおよびフッ素系撥水性合成樹脂を3%owfの割合で含む水性処理液を調製した。
【0067】
染色布帛を水性処理液に浸漬し、マングルにより絞り率80%で絞り、130℃で乾燥し、150℃で1分間熱処理を行い、実施例の花粉付着防止加工布帛を得た。この布帛は、カチオン性ポリオルガノシロキサンの付着量が0.3%、カチオン性界面活性剤の付着量が0.6%および撥水性合成樹脂の付着量が3%であった。
【0068】
比較例2
水性処理液による処理を行わない以外は、実施例2と同様に操作し、比較例の布帛を製造した。
【0069】
実施例2および比較例2の各布帛について、実施例1と同様にして、花粉の付着防止性を比較評価したところ、実施例2の布帛は35.2%であり、比較例2の布帛に比べ、花粉が付着しにくいことが判った。
【0070】
実施例3
織物(ポリエステル/トリアセテート=43%/57%)について、実施例1と同様にして染色までを行い、染色布帛を製造した。
【0071】
次いで、カチオン性ポリオルガノシロキサンおよびカチオン性界面活性剤を含むカチオン性シリコーン系樹脂の水分散液(シリコランFS−1)に水を加え、カチオン性ポリオルガノシロキサンを0.3%owfおよびカチオン性界面活性剤を0.6%owfの割合で含む水性処理液を調製した。
【0072】
染色布帛を水性処理液に浸漬し、マングルにより絞り率80%で絞り、乾燥し、熱処理を行い、本発明の花粉防止布帛を製造した。この布帛は、カチオン性ポリオルガノシロキサンシンの付着量が0.3%およびカチオン性界面活性剤の付着量が0.6%であった。
【0073】
比較例3
水性処理液による処理を行わない以外は、実施例3と同様に操作し、比較例の布帛を製造した。
【0074】
実施例3および比較例3の各布帛について、実施例1と同様にして、花粉の付着防止性を比較評価した。結果を表2に示す。
【0075】
また、実施例3および比較例3の各布帛について、花粉の離脱性を次の方法に従って評価した。結果を表2に示す。
【0076】
試験方法:実施例3および比較例3の各布帛の1cm角に花粉1mgを均一に広げ、布帛表面の花粉付着数を電子顕微鏡にてカウントした。その後、花粉の付着した布を指で軽く5回叩き、各回ごとに電子顕微鏡にて布帛表面の花粉の付着数をカウントし、下記の式に従って花粉の減少率を算出し、さらに減少率の平均値を求め、花粉の離脱性を評価した。減少率が大きいほど、花粉の離脱性に優れることになる。
減少率(%)=[1−各水準の叩き後の花粉平均付着数/各水準の叩き前の花粉平均付着数]×100
【0077】
【表2】
Figure 0004309173
【0078】
表2から、本発明の花粉防止布帛が、花粉の付着防止性および離脱性に優れていることが判る。
【0079】
実施例4
ポリエチレンテレフタレート100%タフタ織物を実施例1と同様にして染色し、染色布帛を製造した。この染色布帛を下記組成の水性処理液に浸漬し、マングルにより絞り率80%で絞り、140℃で乾燥し、170℃で1分間熱処理を行い、本発明の花粉防止布帛を製造した。この布帛は、カチオン性ポリオルガノシロキサンの付着量が0.3%、カチオン性界面活性剤の付着量が0.6%および帯電防止剤の付着量が0.5%であった。
【0080】
〔水性処理液〕
カチオン性ポリオルガノシロキサン(シリコランFS−1) 0.3%owf
カチオン性界面活性剤(シリコランFS−1に含まれる) 0.6%owf
帯電防止剤(エレナイト139) 0.5%owf
水 残部
【0081】
比較例4
水性処理液による処理を行わない以外は、実施例4と同様に操作し、比較例の布帛を製造した。
【0082】
実施例4および比較例4の各布帛について、実施例1と同様にして花粉の付着防止性を比較評価し、また実施例3と同様にして減少率(%)を求め、花粉の離脱性を評価した。結果を表3に示す。
【0083】
【表3】
Figure 0004309173
【0084】
表3から、本発明の花粉防止布帛が、花粉の付着防止性および離脱性に優れていることが判る。
【0085】
【発明の効果】
本発明によれば、繊維布帛の表面に水分散性カチオン性シリコーン系樹脂からなる被膜を形成することによって、繊維布帛が本来有している風合い、軽量性などを損なうことなく、花粉が付着し難く、かつ花粉が付着しても容易に脱落する花粉防止布帛を得ることができる。
【0086】
したがって本発明の花粉防止布帛は、コート、アウターその他の衣料品、マスク、眼帯、包帯などの医療補助品などの材料として好適に使用できる。さらに本発明の花粉防止布帛からなる衣料品、医療補助品などは、花粉が付着し難く、たとえ花粉が付着しても、軽く振り払うことなどによって容易に脱落するので、屋内に花粉を持ち込むことは非常に少なくなる。
【0087】
本発明によれば、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂からなる被膜に、さらにカチオン性界面活性剤および非イオン性界面活性剤から選ばれる界面活性剤を含有させることによって、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂による効果が向上する。
【0088】
本発明によれば、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂からなる被膜に、さらに帯電防止剤を含有させることによって、本発明の花粉防止布帛における、花粉の付着性が一層低下し、かつ花粉の離脱性がさらに向上する。
【0089】
本発明によれば、水分散性カチオン性シリコーン系樹脂からなる被膜に、さらに撥水性合成樹脂を含有させることによって、花粉の付着防止性および離脱性を損なうことなく、被膜の繊維布帛に対する付着強度、さらには花粉防止布帛の耐洗濯性、染色堅牢性などをも向上させることができる。

Claims (3)

  1. 繊繊維布帛の表面の全面または一部に、アミノ基変性オルガノポリシロキサン0.05〜5重量%、カチオン性界面活性剤0.1〜3重量%を含み、さらに帯電防止剤たる非イオン性界面活性剤0.1〜2重量%または撥水性フッ素系樹脂0.5〜5重量%のいずれかを含む被膜が形成されていることを特徴とする花粉防止布帛。
  2. 繊維布帛が織物、編物または不織布であることを特徴とする請求項1に記載の花粉防止布帛。
  3. 繊維布帛がポリエステル繊維、セルロース繊維、アセテート繊維およびナイロン繊維から選ばれる1種または2種以上の繊維を含む織物、編物または不織布であることを特徴とする請求項1〜2のうちのいずれか1項に記載の花粉防止布帛。
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