JP4308667B2 - 1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の調製方法 - Google Patents

1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の調製方法 Download PDF

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Description

本発明は、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製するための新規な方法および中間体に関する。
化合物1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸およびその誘導体は、喘息および炎症やアレルギーなどのロイコトリエンによって媒介される他の状態の治療に有用なロイコトリエン拮抗薬の合成に重要な中間体である。多数のロイコトリエン拮抗薬が欧州特許第480717号および同第604114号ならびに米国特許第5270324号に記載されている。これらの特許に開示された化合物は、チオメチルシクロプロパン酢酸部分を含むものである。この部分は1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の誘導体を使用して導入する。
1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の多くの調製方法は、例えば米国特許第5523477号および同第5534651号で知られている。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製するための最も知られている合成では、チオール酢酸または硫化水素誘導体のいずれかを使用してメルカプト官能基を導入する。その強い不快な臭気のために、これらの試薬およびその対応する合成中間体の扱いは技術的に過大な労力を要する。さらに、これらの合成での本質的にすべての主要な中間体は液体または油であり、精製には真空蒸留またはカラムクロマトグラフィーのいずれかが要求される。さらに、これらの合成のそれぞれの最終工程には、温度が80℃から水溶液還流温度の範囲であり得る熱塩基性加水分解が関与する。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸は酸化に敏感なので、このような厳しい反応条件を使用することは収率の減少および/または容認できない純度の生成物につながることがある。
欧州特許第480717号 欧州特許第604114号 米国特許第5270324号 米国特許第5523477号 米国特許第5534651号 Pinnerらの、Ber.10,1889(1877);11,1475(1878);および16,1643(1883) EP0641775
したがって、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の改良された調製方法が求められている。
一態様では、本発明は、既知の方法の上記の不都合を回避する1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の新規な調製方法を提供する。本発明の方法では、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸は、市販されている、または容易に入手可能な試薬から既知の方法で調製することができる1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルから調製する。
本発明の方法は本質的に4つの工程を含み、第1工程は、反応条件下で1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを、1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミド(本明細書中で「ハロアミド」とも呼ぶ)に部分的または全体的に変換されることがある5−オキソ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン(本明細書中で「イミノエステル」とも呼ぶ)およびその酸付加塩への変換である。
イミノエステルおよびハロアミド中間体は好ましくは分離せず、本方法の第2工程でチオ尿素とその場で(in situ)反応させて新規な中間体1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを得て、これを好ましくは固体の酸付加塩の形態で分離し、さらなる反応の前に場合によっては精製する。
本方法の第3工程では、1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドまたはその塩を塩基性加水分解し、次いでその場で酸化して1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の二硫化物(固体)を生成し、これを好ましくは分離し精製する。
第4の最終工程では、この二硫化物を還元して1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸にする。
このように、本発明で提供する1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の新規な合成方法は、チオール酢酸や硫化水素誘導体などの悪臭のある試薬の使用を回避しており、さらなる反応の前に分離精製することができる固体の中間体を介して進行し、本方法の最終工程としての塩基加水分解の使用を回避している。したがって、本発明による方法は、試薬の扱いおよび中間体の扱いと精製に関して、より簡単な技術を使用しながら、既知の方法よりも高純度の1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を製造することができる。
別の態様では、本発明は、新規な中間体5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミンおよびその酸付加塩および対応する1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミド、ならびに1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の上記の方法の第1工程を本質的に含むこれらの中間体の新規な調製方法を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、新規な中間体1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドおよびその酸付加塩、ならびに1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製するための上記の合成の最初の2つの工程を本質的に含むこの中間体の新規な調製方法を提供する。
さらに別の態様では、本発明は、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製するための上記の合成の最初の3つの工程を本質的に含む1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物の新規な調製方法を提供する。
以下は、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製するための本発明による好ましい方法の詳細な説明である。
上記の通り、本発明の方法における出発材料は1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルであり、これは当技術分野で知られており、既知の方法に従って容易に調製することができる。例えば、米国特許第5523477号は1,1−シクロプロパンジメタノールから1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを調製する方法を開示している。
本発明の方法の第1工程では、以下で示す通り、1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリル(I)を酸で処理して対応するイミノエステル塩(II)を生成し、これを反応条件下で、対応するハロアミド(III)に部分的または完全に変換する。
Figure 0004308667
上記の反応は、Pinnerらの、Ber.10、1889(1877);11、1475(1878);および16、1643(1883)に一般的に記載されているPinner合成の例である。
1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルと反応させる好ましい酸としては、HBr、HCl、LiBr/HSO、NaBr/HSO、KBr/HSO、KCl/HSO、NaCl/HSOまたはLiCl/HSOからなる群から選択されるものが挙げられる。約0.5から2モル当量の酸を使用することが好ましい。
反応は不活性溶媒または溶媒の混合物中で実施することが好ましく、好ましい不活性溶媒は、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、プロパノール、ブタノール、イソプロパノールおよびt−ブタノールからなる群から選択される。反応温度は好ましくは約−10℃から約25℃の範囲である。
本発明の特に好ましい実施形態では、酸はLiBr(1〜1.2当量)/HSO(0.5〜0.65当量)を含み、不活性溶媒は酢酸イソプロピルを含む。この組合せは、上記のイミノエステル中間体(II)の臭化物塩およびブロモアミド中間体(III)を生成する。
中間体(II)および(III)は、さらなる反応の前に分離しないことが好ましい。この2種は、以下で説明する方法の第2工程で同様に反応するので、分離は不要である。
以下に示す好ましい方法の第2工程は、中間体(II)および(III)とチオ尿素とを反応させて、本明細書で「アミド−イソチウロニウム塩」とも呼ぶ1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミド(IV)の塩を得ることからなる。
Figure 0004308667
好ましくは、本方法の第2工程は、イミデート塩(II)および/またはハロアミド(III)を含む工程1の反応混合物に約1から約1.5モル当量のチオ尿素を加えることからなる。この反応は、不活性溶媒または不活性溶媒の混合物中で実施することが好ましく、好ましい溶媒としては、アセトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、イソプロパノール、エタノールおよびトルエンからなる群から選択されるものが挙げられる。反応温度は数時間、約40℃から溶媒の還流温度の間に維持することが好ましい。本発明の特に好ましい実施形態では、本方法の第2工程はアセトン還流下で実施する。
反応完了後、反応混合物は冷却することが好ましく、これによりアミド−イソチウロニウム塩(IV)は、本方法の第1工程で生成した無機塩と一緒に白色からオフホワイトの固体沈殿物として沈殿する。本方法の最初の2つの工程について計算したアミド−イソチウロニウム塩(IV)の収率は、通常約80%から約94%である。
以下に示す好ましい本方法の第3工程では、本方法の第1工程で生成した数種の無機塩を含んでいてもよいアミド−イソチウロニウム塩(IV)を塩基性条件下でまず加水分解する。
Figure 0004308667
加水分解で使用する好ましい求核試薬としては、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物、例えばNaOH、LiOH、KOH、Ca(OH)、Ba(OH)または第4級水酸化アンモニウムからなる群から選択されるものが挙げられ、アルカリ金属水酸化物の使用が特に好ましい。求核試薬は4.5から6.5モル当量の過剰量で使用することが好ましく、反応温度は約80℃から約110℃の範囲であることが好ましい。
アミド−イソチウロニウム塩(IV)を加水分解すると1−(メルカプトメチル)−シクロプロパンアセテート塩が生成し(図示せず)、これをその場で酸化させると、上記の式(V)を有する、本明細書中で1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物とも呼ぶ1−[1−(カルボキシメチル)−シクロプロパンメチルジスルファニルメチル]−シクロプロパン酢酸が生成する。
酸化は、酸化剤、好ましくはヨウ素、または過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシドおよびm−クロロ過安息香酸からなる群から選択される過酸化物を使用して実施する。酸化中、反応混合物の温度を下げて約−5から約25℃の範囲にする。酸化の特に好ましい条件には、約0.55から約0.7モル当量の過酸化水素溶液の使用が含まれる。
酸化完了後、好ましくはギ酸、酢酸、クエン酸、塩酸、希硫酸、KHSOおよびNaHSOからなる群から選択される酸を使用して反応混合物をpH3.5から4.0に酸性化させる。特に好ましい酸はギ酸水溶液である。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物(V)の沈殿物を濾過で分離する。分離した粗生成物そのものは、通常、HPLCによる98%以上の面積純度を示す。水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、アセトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、トルエン、ヘプタン、ヘキサンおよびペンタンから選択される溶媒または溶媒の混合物を使用して再結晶させると、純粋な(HPLCより99%より大きい面積)二硫化物化合物(V)が得られる。特に好ましい溶媒系は水−酢酸イソプロピル−ヘプタンである。活性炭が再結晶に関わることもある。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物が白色またはオフホワイトの固体として収率75%から89%で得られる。
以下に示す本方法の最終工程では、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物(V)を還元剤処理によって還元して、対応する1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸(VI)にする。
Figure 0004308667
本方法の第4工程で使用する好ましい還元剤としては、亜鉛/水酸化アンモニウムおよび亜鉛/酢酸が挙げられる。亜鉛(1〜1.3モル当量)/水酸化アンモニウム(4.5〜5.5モル当量)の系が特に好ましい。反応温度は、好ましくは約20℃から約65℃、より好ましくは約25℃から約55℃の範囲である。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の酸化感受性のため、還元は、窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気下で実施することが好ましく、脱酸素した溶媒および溶液を後処理に使用することが好ましい。
反応の完了がHPLCで検出されたら、清澄化のために反応混合物を濾過し、この濾液をpH3.3から4にするために、より低温、例えば−5から25℃でこの濾液を酸性化する。適切な酸としては、ギ酸、酢酸、クエン酸、塩酸、希硫酸、KHSOおよびNaHSOが挙げられる。酢酸エチル、酢酸イソプロピル、メチルt−ブチルエーテル、トルエンまたはヘプタンなどの有機溶媒の存在または不存在は酸性化に影響しない。条件の特に好ましい組合せには、3.3から3.8のpHが得られるまで−3から10℃で酸性化するためにクエン酸/酢酸イソプロピルを使用することが含まれる。
次いで、第4工程で得られた1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を、好ましくは酢酸エチル、酢酸イソプロピル、メチルt−ブチルエーテル、トルエンまたはヘプタンからなる群から選択される有機溶媒または溶媒の混合物で抽出する。有機層を水または塩化ナトリウム水溶液または塩化アンモニウム溶液で洗浄する。次いで、これを減圧下40℃未満の温度で濃縮して溶媒および痕跡量の水を除去する。次いでヘプタンまたはヘキサンを加え、生成物を溶解するために混合物をわずかに加温する(30〜45℃)。濾過して任意の不溶性不純物および塩を除去する。濾液をさらに真空濃縮する。冷却すると生成物が結晶化する。−10から0℃で濾過分離し、次いで冷ヘプタンまたはヘキサンで洗浄すると、白色の結晶固体として1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸が得られる。この化合物の純度は、通常、HPLCによる面積99.5%から100%であり、収率は70%から88%である。対応する二硫化物が存在する可能性を除き、単一の不純物がHPLCによる面積0.05%より多いことはない。通常は必要ないが、この化合物は、好ましくはヘプタン、ヘキサン、酢酸エチル、酢酸イソプロピルまたはメチルt−ブチルエーテルから選択される脱酸素化溶媒または溶媒の混合物中、活性炭の存在下または不存在下で精製することができる。
このように、本発明は、容易に分離精製できる安定な固体中間体を介する高純度の1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の調製を可能にする。分離した中間体、すなわちアミドイソチウロニウム塩(IV)または1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物(V)のいずれも臭気に問題はない。
以下の非限定的実施例により本発明をさらに説明する。全手順は不活性雰囲気(窒素)下で実施する。
実施例1
5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン・HBrおよび1−(ブロモメチル)−シクロプロパンアセトアミドの調製
この実施例では、上記で工程1としてより一般的に記載している以下の工程による好ましいイミノエステル酸付加塩および対応するハロアミドの調製方法を記載する。
Figure 0004308667
500mLの三口丸底フラスコは、水冷却器、追加の漏斗および温度計を備えていた。この系は苛性洗浄器と連結していた。このフラスコに1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリル36.56g、酢酸イソプロピル207mL、臭化リチウム31.30gを入れた。混合物を−5から−10℃に冷却した。内部温度を10℃未満に維持しながら、攪拌下、追加の漏斗を介して濃(96%)硫酸10.1mLを懸濁液に徐々に加えた。添加後、反応混合物を0℃から10℃の間で1時間攪拌し、次いで20〜25℃に加温し、約2時間攪拌した。反応試料でのプロトンNMRにより、1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルの消失を確認した。次いで、反応混合物を真空パージ下で45分間脱気し、反応中に生成したHBr小過剰量を除去した。次いで、45℃未満で懸濁液を約95mLに真空濃縮し、アセトン220mLを入れた。懸濁液を再び約230mLに濃縮した。
実施例2
1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミド・HBr(アミド−イソチウロニウムHBr塩)の調製
この実施例では、実施例1で生成したイミノエステル酸付加塩およびハロアミドからアミド−イソチウロニウム塩(IV)を調製する方法を記載する。アミド−イソチウロニウム塩(IV)は、工程2として上記で一般的に記載している以下の方法により調製する。
Figure 0004308667
実施例1で生成した濃懸濁液にチオ尿素25.1gを加え、得られた混合物を加熱還流させ、プロトンNMRで反応の完了が検出されるまで約6時間ねかせた。反応混合物を室温に冷却し、次いでさらに約−5℃に冷却した。この温度で約1時間攪拌した後、懸濁液を濾過し、固体を冷アセトン3×55mLで洗浄した。乾燥後、白色の固体を得た。この固体(91.87g)は硫酸リチウム19.89g(理論の100%)および1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミド・HBr71.98g(理論の83%)を含んでいた。H NMR(DMSO−d6):δ9.26(s,4H)、7.64(s,1H)、7.17(s,1H)、3.28(s,2H)、2.14(s,2H)、0.56(s,4H)。13C NMR(DMSO−d6):δ173.25(1C)、170.02(1C)、39.19(1C)、37.97(1C)、17.08(1C)、11.85(2C)。
実施例3
1−[1−(カルボキシメチル)−シクロプロパンメチルジスルファニルメチル]−シクロプロパン酢酸(1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物)の調製
この実施例では、本方法の第3工程として上記で言及した、アミド−イソチウロニウム塩(IV)から二硫化物(V)を調製する好ましい方法を記載する。
Figure 0004308667
500mLの三口丸底フラスコは、水冷却器、温度計および磁気攪拌機を備えていた。冷却器は希硫酸を含んだスクラバーと連結していた。このフラスコに水96mL、50%水酸化ナトリウム溶液76.92g、ならびにそれぞれ実施例2および1で記載した通りに調製したアミド−イソチウロニウムHBr塩45.2gおよび硫酸リチウム12.0gを含む固体57.2gを入れた。この懸濁液をわずかに負の圧力下で約12時間浄化しながら97〜100℃に加熱した。反応の完了をHPLCで検出したら、反応混合物を室温に冷却した。濾過して沈殿した無機塩を除去した。水2×10mLを使用して濾過ケーキを洗浄し、濾液と合わせた。機械的攪拌機で攪拌しながら濾液を−5℃と0℃の間に冷却した。温度を5℃未満に維持しながら、30%過酸化水素10.5gおよび水17.5mLから調製した過酸化水素溶液を徐々に加えた。添加後、この溶液をこの温度で2時間攪拌し、その後HPLCにより酸化の完了が示された。反応混合物を水171mLでさらに希釈した。攪拌および−5℃と5℃の間の温度を維持しながら、55%ギ酸溶液を徐々に加えてpHを3.5と4.0の間に低下させた。この酸溶液55mLを加えてpH3.85を得た。白色の懸濁液を観察し、これを室温まで加温させ、濾過で分離した。
湿った固体(水分45%を含む)40.32gに、水4mL、酢酸イソプロピル67mLおよび活性炭1.2gを加えた。この混合物を加熱還流して化合物を溶解させ、次いで熱濾過で炭素を除去した。濾過ケーキを熱酢酸イソプロピル2×10mLで洗浄し、合わせた濾液を攪拌下で約40〜50℃に冷却した。ヘプタン47mLを攪拌下で加えた。温度を0℃と5℃の間に冷却し続け、懸濁液を約1時間さらに攪拌した。白色からオフホワイトの固体を濾過後に分離し、洗浄した(水2×20mL、次いでヘプタン30mLおよび酢酸イソプロピル10mLから調製した冷混合物2×20mL)。50℃以下の温度で風乾した後、1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物19.79g(理論の80.9%)を得た。HPLCは面積純度99.89%を示した。化合物はDSCで融点135.85℃を有していた。H NMR(DMSO−d6):δ12.08(s,2H)、2.89(s,4H)、2.32(s,4H)、0.52(m,8H)。13C NMR(DMSO−d6):δ173.03(2C)、47.75(2C)、39.34(2C)、17.42(2C)、12.16(4C)。(融点およびH NMRデータはEP0641775の以前の記載と一致している)。
実施例4
1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の調製
この実施例では、本方法の第4工程として上記でより一般的に記載した、対応する二硫化物(V)からの1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の好ましい調製方法を記載する。
Figure 0004308667
この操作で使用した溶媒および溶液は、水酸化アンモニウム溶液を除いてすべて脱酸素した。この手順を通じて窒素雰囲気保護を使用した。
1Lの三口丸底フラスコは、水冷却器、温度計および機械攪拌機を備えていた。このフラスコに、実施例3で記載の通りに生成し窒素パージした1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物(V)80.0gを入れ、次いで水80mLおよび亜鉛末19.8gを入れた。20℃の水浴の存在下で攪拌して、内部温度を45℃未満に維持しながら、30%水酸化アンモニウム溶液79mLを徐々に加えた。HPLCで完全な変換が確認されるまで、30〜45℃で約3.5時間、攪拌を続けた。痕跡量の亜鉛末を含む灰色がかった溶液が認められた。
反応混合物を濾過して残余の固体を除去した。濾液を約−3℃に冷却した。よく攪拌し、内部温度を5℃未満に維持しながら、50%クエン酸溶液357mLを約50分間かけて加えた。最終pH3.51および白色の懸濁液が認められた。混合物を室温まで加温させ、酢酸イソプロピル2×240mLで抽出した。合わせた有機層を水80mLで一度洗浄し、溶媒を40℃未満で真空蒸発させて油状残渣が得られた。この残渣にヘプタン282mLを入れ、35〜40℃に加熱し、得られた溶液を再び濾過して痕跡量の塩を除去した。再び同じ条件下で溶媒を蒸発させた。ヘプタン282mLをさらに入れ、この混合物を約220mLに濃縮した。均質な溶液を得るために、得られた混合物を攪拌下で約40℃に加熱して、次いでこれを室温に冷却し、さらに−10と−15℃の間に冷却した。この温度範囲で1時間攪拌を続け、次いで白色の懸濁液を濾過した。この固体を冷ヘプタン60mLで洗浄し、窒素流下、室温で乾燥させた。1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸の収量は70.87gであり、これは理論の88%に相当する。この化合物は、DSCで融点43.8℃、HPLCで100%面積純度を有していた。H NMR(CDCl):δ11.72(s,1H)、2.62(d,2H)、2.50(s,2H)、1.35(t,1H)、0.56(m,4H)。13C NMR(CDCl):δ178.86(1C)、39.07(1C)、32.78(1C)、19.88(1C)、13.13(2C)。(融点およびH NMRデータはEP0641775の以前の記載と一致している)。化合物は窒素下で密封し、冷蔵庫に保管した。

Claims (18)

  1. 1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を調製する方法であって、
    (a)1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを酸で処理することにより、該1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン、その酸付加塩および/または1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドに変換すること;
    (b)該5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン、その該酸付加塩および/または該1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドをチオ尿素と反応させて、1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドまたはその酸付加塩を生成すること;
    (c)該1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを加水分解し、次いで酸化して1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物を生成することにより、該1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを該二硫化物に変換すること;および
    (d)該二硫化物を還元して1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸を生成すること
    を含む方法。
  2. 前記5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン、その前記酸付加塩および/または前記1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドを工程(c)の前に工程(b)の反応混合物から分離しない請求項1に記載の方法。
  3. 前記5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン、その前記酸付加塩および前記1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドの1以上を工程(c)の前に工程(b)の反応混合物から分離する請求項1に記載の方法。
  4. 前記1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを工程(c)の前に分離することをさらに含む請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを工程(c)の前に精製することをさらに含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記二硫化物を工程(d)の前に分離することをさらに含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記二硫化物を工程(d)の前に精製することをさらに含む請求項6に記載の方法。
  8. 工程(a)で使用する前記酸は、HBr、HCl、LiBr/HSO、NaBr/HSO、KBr/HSO、KCl/HSO、NaCl/HSOまたはLiCl/HSOからなる群から選択される請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記酸がLiBr/HSOである請求項8に記載の方法。
  10. 工程(c)の前記加水分解は、アルカリ金属水酸化物およびアルカリ土類金属水酸化物からなる群から選択される求核試薬を使用して実施する請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 工程(c)の前記酸化は、ヨウ素および過酸化物からなる群から選択される酸化剤を使用して実施する請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 工程(d)の前記還元は、亜鉛/水酸化アンモニウムおよび亜鉛/酢酸からなる群から選択される還元剤を使用して実施する請求項1〜11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 化合物5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミンまたはその酸付加塩。
  14. 化合物1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドまたはその酸付加塩。
  15. 1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを酸で処理することを含む、5−オキサ−スピロ[2.4]ヘプト−6−イリデンアミン、その酸付加塩、および1−(ハロメチル)−シクロプロパンアセトアミドを調製する方法。
  16. 化合物1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドまたはその酸付加塩。
  17. 1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを酸で処理し、次いでチオ尿素と反応させることによる、1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドまたはその酸付加塩を調製する方法。
  18. 1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物を調製する方法であって、
    (a)1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを酸で処理し、次いでチオ尿素と反応させて1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを生成することにより、前記1−(ヒドロキシメチル)−シクロプロパンアセトニトリルを前記1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドに変換すること;および
    (b)前記1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを加水分解し、次いで酸化して1−(メルカプトメチル)−シクロプロパン酢酸二硫化物を生成することにより、前記1−(カルバミミドイルスルファニルメチル)−シクロプロパンアセトアミドを前記二硫化物に変換すること
    を含む方法。
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