JP4308540B2 - ロッドレスシリンダユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーシングに沿って往復動自在に装着された往復動体を、ケーシング内に組み込まれて空気圧駆動されるピストンにより駆動するようにしたロッドレスシリンダユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な空気圧シリンダにあっては、ピストンロッドがシリンダチューブつまりケーシングの外部に突出してピストンに取り付けられており、空気圧シリンダを設置する際にはケーシング長さ寸法の約2倍の設置スペースが必要となる。これに対して、ロッドレスシリンダはケーシング内を空気圧により直線往復動するピストンをケーシングに沿って直線往復動する往復動体に連結するようにしており、空気圧シリンダの設置スペースを小さくすることができる。
【0003】
このような利点を有するロッドレスシリンダには、ピストンの移動を磁石を介して間接的に外部のテーブルに伝達するようにした磁石式、ピストンをケーシングに形成されたスリットを介してテーブルに連結するようにしたスリット式、およびケーブルやチェーンを介してピストンをテーブルに連結するようにしたワイヤ式などがある(たとえば、非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
社団法人日本油空圧学会編集「新版油空圧便覧」株式会社オーム社1989年2月25日発行、P490−491
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
いずれのタイプのロッドレスシリンダにおいても、これにより直線往復動されるテーブルつまり往復動部材の移動を案内するためにガイド部材をロッドレスシリンダのケーシングに平行に設置することがある。その場合に、従来ではロッドレスシリンダとガイド部材とをそれぞれ取付部材にねじなどを用いて取り付けるようにしており、ロッドレスシリンダとガイド部材とを直接連結することなく、取付部材を介して両者は連結されることになる。このため、ロッドレスシリンダとガイド部材との連結強度が低くなるので、連結強度を高めるにはロッドレスシリンダとガイド部材とをボルトなどを用いて締結する必要があり、ボルトの頭部やナットがそれぞれの部材の外部に突出することになり、これらがロッドレスシリンダの外部に設置される部材と干渉するおそれがある。このような問題点は複数のロッドレスシリンダを平行に連結する場合にも発生することになる。
【0006】
本発明の目的は、ロッドレスシリンダにガイド部材などの他の部材を強固に締結し得るようにすることにある。
【0007】
本発明の他の目的は、ロッドレスシリンダと他の部材と連結する部材が外部に突出しないようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のロッドレスシリンダユニットは、空気圧により往復動体を直線方向に駆動するロッドレスシリンダユニットであって、空気圧により直線方向に往復動され前記往復動体に連結されるピストンが組み込まれるとともに、外周に形成された連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたロッドレスシリンダのケーシングと、前記連結面に接触する連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたアタッチメント部材と、前記ケーシングの前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成され前記ケーシングの前記係合溝内に長手方向に挿入される第1の係合片、前記アタッチメント部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成され前記アタッチメント部材の前記係合溝に長手方向に挿入される第2の係合片、およびこれらの係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片基端部で連結する連結部を備える連結具と、前記連結具に設けられ、前記連結具が前記ケーシングと前記アタッチメント部材に埋め込まれた状態のもとで、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有し、前記ケーシングと前記アタッチメント部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより前記ケーシングと前記アタッチメント部材とを連結することを特徴とする。
【0009】
本発明のロッドレスシリンダユニットは、空気圧により往復動体を直線方向に駆動するロッドレスシリンダユニットであって、空気圧により直線方向に往復動され前記往復動体に連結されるピストンが組み込まれるとともに、外周に形成された連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたロッドレスシリンダのケーシングと、前記連結面に接触する連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたアタッチメント部材と、前記ケーシングの前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、前記アタッチメント部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、前記アタッチメント部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、前記ケーシングの前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片とを有する連結具と、一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有し、前記ケーシングと前記アタッチメント部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより前記ケーシングと前記アタッチメント部材とを連結することを特徴とする。
【0010】
本発明のロッドレスシリンダユニットは、前記ケーシングに形成された往復動案内面に形成されるスリットを介して前記往復動案内面から外方に突出し前記ピストンと前記往復動体とを連結するピストンヨークと、前記ケーシングの両端部に固定され前記スリットを内側でシールするインナーシールバンドと、前記ケーシングの両端部に固定され前記スリットを外側でシールするアウターシールバンドとを有することを特徴とする。
【0011】
本発明のロッドレスシリンダユニットは、前記アタッチメントは前記テーブルを案内するレールを備えたガイド部材であることを特徴とする。また、前記ロッドレスシリンダのケーシングの両側にガイド部材を締結するようにしたことを特徴とする。
【0012】
本発明のロッドレスシリンダユニットは、前記アタッチメントは前記ケーシングと同種のロッドレスシリンダのケーシングであることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態であるロッドレスシリンダユニットを示す斜視図であり、図2は図1の分解斜視図であり、図3は図1および図2に示されたロッドレスシリンダを示す一部省略縦断面図であり、図4は図3の横断面図である。
【0014】
このロッドレスシリンダユニットはロッドレスシリンダ11とこれに連結されるアタッチメントしてのガイド部材つまりリニアガイド12とを有している。このロッドレスシリンダ11はスリット式であり、図3に示されるように、横断面の外周形状が四辺形となったシリンダチューブつまりケーシング13を有し、その両端にはエンドカバー14,15が取り付けられている。ケーシング13内に形成された横断面円形のシリンダ室16には2つのピストン17,18が軸方向に往復動自在に装着されており、これらのピストン17,18はピストンヨーク19により連結されている。
【0015】
エンドカバー14とピストン17との間には空気圧室21が形成され、この空気圧室21に連通してエンドカバー14に形成された給排ポート14aから圧縮空気を供給すると、ピストン17,18およびピストンヨーク19は図3において右方向に駆動される。エンドカバー15とピストン18との間に形成される空気圧室22に連通してエンドカバー15には給排ポート15aが形成され、この給排ポート15aから圧縮空気を供給すると、ピストン17,18およびピストンヨーク19は左方向に駆動される。
【0016】
ピストンヨーク19は、図4に示されるように切り欠き部が形成されるとともにピストン17,18が両端部に固定される円筒部19aと、ケーシング13の往復動案内面23に形成されるスリット24を介してケーシング外部に突出する連結部19bとを有しており、連結部19bにはケーシング13の往復動案内面23に沿って摺動する往復動体25が取り付けられている。
【0017】
それぞれの空気圧室21,22に供給される圧縮空気によって往復動体25が駆動される際に、スリット24を介して空気圧室21,22からの空気の漏れを防止するために、インナーシールバンド26がケーシング13の両端に固定されており、このインナーシールバンド26はピストンヨーク19の円筒部19a内を貫通している。一方、外部からスリット24内にゴミなどが入り込むのを防止するために、アウターシールバンド27がケーシング13の両端に固定されており、このアウターシールバンド27はピストンヨーク19の外面に接触するようになっている。
【0018】
往復動案内面23に対してそれぞれ直角をなすとともにケーシング13の相互に対向する2つの外面28には、T字スロット29が長手方向全体に形成されており、それぞれの外面28に沿って真っ直ぐに伸びている。
【0019】
このようなスリット式のロッドレスシリンダ11に連結されるリニアガイド12は横断面の外形が四辺形となった棒状のアタッチメント部材31を有し、このアタッチメント部材31の取付面32にはガイドレール33がこれに形成された取付孔を貫通する図示省略したねじ部材により取り付けられている。このガイドレール33には図2に示すようにスライダー34が摺動自在に装着されており、スライダー34と往復動体25にはこれらを連結する往復動テーブル35が固定されている。したがって、空気圧室21,22に圧縮空気を供給してピストン17,18を駆動すると、往復動テーブル35が直線方向に移動されることになり、その移動がガイドレール33によって案内される。
【0020】
アタッチメント部材31の取付面32および他の3つの外面36にはT字スロット39が長手方向全体に形成されており、それぞれ取付面32および外面36に沿って真っ直ぐに伸びている。取付面32に形成されたT字スロット39には棒状のスペーサ37が組み込まれるようになっており、スペーサ37にはガイドレール33をアタッチメント部材31に取り付けるためのねじ部材が貫通するねじ孔37aが形成されている。ただし、取付面32にはT字スロット39を形成することなく、他の3つの外面36にのみT字スロット39を形成するようにしても良い。この場合、取付面32に直接めねじ孔を設ければ良い。
【0021】
ロッドレスシリンダ11のケーシング13とリニアガイド12のアタッチメント部材31は、それぞれ連結面となる外面28,36を対向させた状態のもとで、それぞれの連結面に形成されたT字スロット29,39に埋め込まれる連結具41,42によって連結される。連結具41はそれぞれのT字スロット29,39の両端部に埋め込まれ、連結具42は長手方向の中間位置に埋め込まれるようになっている。
【0022】
T字スロット29は、図1に示すように、幅がWaの係合溝29aとこの係合溝29aに連なってこれを外部に連通させる幅Wbの連通溝29bとを有しており、幅Wbは幅Waよりも小さく設定されている。係合溝29aの深さはDとなっており、連通溝29bの深さはdとなっている。T字スロット39は、T字スロット29と同様の幅および深さの係合溝39aと連通溝39bとを有している。それぞれの連通溝29b,39bは、係合溝29a,39aの幅方向中央部でそれぞれの係合溝29a,39aに連通し、係合溝29a,39aにはそれぞれの係合溝の底面に対向する係合面30,40が形成されており、それぞれの係合面30,40は外面28,36に平行となっている。
【0023】
ケーシング13の相互に平行をなす2つの連結面つまり外面28にはそれぞれT字スロット29が形成されているので、いずれの面にリニアガイド12を連結するようにしても良い。
【0024】
図5は他の実施の形態であるロッドレスシリンダユニットを示す斜視図であり、このロッドレスシリンダユニットは1つのロッドレスシリンダ11の両側にそれぞれリニアガイド12が配置され、これらは図1に示したロッドレスシリンダユニットと同様にそれぞれのT字スロット29,39内に埋め込まれる連結具41,42により直接締結されている。したがって、往復動体25に取り付けられる往復動テーブル35aは両側の2本のガイドレール33によって案内されて直線往復動することになる。さらに、ロッドレスシリンダユニットとしては、2つのロッドレスシリンダ11を直接連結具41,42を用いて締結するようにして2つのロッドレスシリンダにより形成するようにしても良い。
【0025】
図6は図2に示した連結具41の基本構造を示す斜視図であり、連結具41は相互に平行となった第1と第2の係合片43,44を有し、これらの係合片43,44は係合片43,44よりもよりも幅の狭い連結部45により連結されている。それぞれの係合片43,44の両側部には相互に対向し合う締結面46が長手方向つまり縦方向に延びて形成され、この連結具41はその横断面形状がH字形状となっており、樹脂により成形されている。図2に示された中間位置用の連結具42も同様の構造となっている。
【0026】
これらの連結具41,42を用いて図1に示すようにロッドレスシリンダ11のケーシング13とリニアガイド12のアタッチメント部材31とを連結する場合には、ケーシング13の連通溝29bとアタッチメント部材31の連通溝39bとを対向させた状態のもとで、それぞれのT字スロット29,39により形成されるスペースの中に一端側から長手方向に連結具41,42を挿入する。これにより、T字スロット29の係合溝29aに一方の係合片43が係合し、T字スロット39の係合溝39aに他方の係合片44が係合することになり、連結具41,42はケーシング13とアタッチメント部材31の中に埋め込まれることになる。係合状態のもとでは、それぞれの係合片43,44の締結面46が係合面30,40に接触する。
【0027】
連結具41,42の係合片43,44の幅は係合溝29a,39aの幅Waよりも僅かに狭い幅に設定され、係合片43,44の外面と締結面46との間の厚みは係合溝29a,39aの深さDよりも僅かに小さい寸法に設定され、連結部45の厚みは連通溝29b,39bの深さ寸法の合計2dとほぼ同じ寸法に設定されている。図6に示す連結具41,42は樹脂により成形されているが、金属製とすることもできる。
【0028】
それぞれの連結具41,42の具体的構造を示すと、図7〜図15の通りであり、それぞれの図においては、共通する機能を有する部材には同一の符号が付されている。
【0029】
図7(A)は図2に示された連結具41の具体例を示す斜視図であり、図7(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図7(C)は同図(B)における7C−7C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41aで示されている。
【0030】
図7に示すように、この連結具41aは相互に平行に伸びる第1と第2の係合片43,44を有し、それぞれは基端部で連結部45により連結され、先端部には切り欠き部47が形成されている。この連結具41aはばね鋼などの金属により形成されており、係合片43,44の先端部が相互に接近離反する方向に連結部45を中心として弾性変形自在となっている。このように、先端部が接近離反するとそれぞれの締結面46は相互に接近離反移動することになる。
【0031】
それぞれの係合片43,44には先端面から係合溝29a,39aの底面に対向する外面にまで貫通させてねじ孔48が形成されており、それぞれのねじ孔48には、係合片43,44を弾性変形させてケーシング13とアタッチメント部材31とに締結力を加える締結部材としてのねじ部材49がねじ結合されるようになっている。それぞれのねじ孔48にねじ部材49を容易に取り付けるようにするために、係合片43,44の先端面は外側から内側に向けて内方に傾斜している。
【0032】
図7に示す連結具41aを用いてケーシング13とアタッチメント部材31とをそれぞれの端部で連結するには、それぞれのT字スロット29,39の連通溝29b,39bを相互に対向させてケーシング13とアタッチメント部材31をそれぞれの連結面で接触させた状態のもとで、連結具41aをそれぞれのT字スロット29,39に軸方向に滑らせて埋め込む。図7(B)は連結具41aが埋め込まれた状態を示し、この状態のもとでそれぞれのねじ孔48にねじ部材49を締め付ける。これにより、それぞれの係合片43,44の先端部は連結部45を中心として弾性変形し、締結面46は係合面30,40に締め付けられてケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。しかも、連結具41aはケーシング13とアタッチメント部材31の外部に突出することなく、T字スロット29,39の内部に埋め込まれることになる。埋め込まれる位置は、ねじ部材49をねじ止めする前に、連結具41aをT字スロット29,39内で滑らせることにより任意の位置とすることができる。
【0033】
図8(A)は図2に示された連結具41の他の具体例を示す斜視図であり、図8(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図8(C)は同図(B)における8C−8C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41bで示されている。
【0034】
図8に示される連結具41bは図7に示した連結具41aと同一の構造となっており、連結具41bには、これをそれぞれのT字スロット29,39内に埋め込む際に連結具41bの位置決めを行うために、位置決め板51が装着されるようになっている。この位置決め板51は係合片43,44の外面と連結具41bの端面とに接触するようにコの字形状に折り曲げられており、ケーシング13とアタッチメント部材31の端面に接触するストッパ52が位置決め板51の先端に設けられている。この位置決め板51により連結具41bが内部に入り込み過ぎるのを防止でき、連結具41bの取り外しを容易に行うことができる。
【0035】
図8に示す連結具41bを用いてケーシング13とアタッチメント部材31とをそれぞれの端部で連結するには、それぞれのT字スロット29,39の連通溝29b,39bを相互に対向させてケーシング13とアタッチメント部材31をそれぞれの連結面で接触させた状態のもとで、位置決め板51が装着された連結具41bをそれぞれのT字スロット29,39に埋め込む。ただし、位置決め板51をT字スロット29,39内に埋め込んだ後に、位置決め板51内に連結具41bを挿入するようにしても良い。図8(B)は連結具41bが位置決め板51とともに埋め込まれた状態を示し、この状態のもとでそれぞれのねじ孔48にねじ部材49を締め付ける。これにより、図7に示した連結具41aと同様に、それぞれの係合片43,44の先端部は連結部45を中心として弾性変形し、締結面46は係合面30,40に締め付けられてケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。
【0036】
図9(A)は図2に示された連結具41の他の具体例を示す斜視図であり、図9(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図9(C)は同図(B)における9C−9C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41cで示されている。
【0037】
図9に示すように、この連結具41cは図7および図8に示した連結具41a,41bと同様に、第1と第2の係合片43,44とこれらをそれぞれの基端部で連結する連結部45とを有している。係合片43,44の先端部相互間には切り欠き部47が形成され、係合片43,44は先端部分が連結部45を中心に相互に接近離反移動するように弾性変形自在となっている。それぞれの係合片43,44の先端部には切り込み部55が形成され、切り込み部55により係合片43,44の先端部には外側弾性変形部56と内側弾性変形部57とに分離されている。
【0038】
それぞれの弾性変形部56,57の対向面には切り込み部55を横切ってねじ孔48aが形されており、それぞれのねじ孔48aには締結部材としてのねじ部材49aがねじ結合されるようになっている。弾性変形部56,57の対向面の端部にはテーパ面58が形成され、ねじ部材49aの頭部59はテーパ面58に対応したテーパ形状となっている。したがって、それぞれのねじ孔48aにねじ部材49aを取り付けると、テーパ形状の頭部59によって切り込み部55の幅を広げるようにそれぞれの弾性変形部56,57が弾性変形し、それぞれの係合片43,44の締結面46が係合面30,40に締め付けられてケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。
【0039】
それぞれの係合片43,44の外面にはねじ孔48aを所望の内径とするために、突起部61が長手方向に伸びて形成されるとともに内面には突起部62が形成されており、この連結具41cが使用されるときには、それぞれのT字スロット29,39にはそれぞれの突起部61が挿入される収容溝が形成されることになる。一方、突起部62は連通溝29b,39b内に入り込むことになる。
【0040】
図10(A)は図9に示された連結具41cの変形例を示す斜視図であり、図10(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図10(C)は同図(B)における10C−10C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41dで示されている。
【0041】
図10に示す連結具41dにおいては、弾性変形部56,57の対向面に切り込み部55を横切って形成されたねじ孔48bがテーパ形状となっており、このねじ孔48bにねじ結合されるねじ部材49bはテーパねじとなっている。他の構造は図9に示した連結具41cと同様である。したがって、それぞれのねじ孔48bにねじ部材49bをねじ込むと、テーパ形状のねじ部材49bによって切り込み部55の幅を広げるようにそれぞれの弾性変形部56,57が弾性変形し、それぞれの係合片43,44の締結面46が係合面30,40に締め付けられてケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。
【0042】
図11(A)は図2に示された連結具41の他の具体例を示す斜視図であり、図11(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図11(C)は同図(D)における11C−11C線に沿う断面図であり、図11(D)は同図(B)における11D−11D線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41eで示されている。
【0043】
この連結具41eは、前述した連結具41a〜41dと同様に、第1と第2の係合片43,44と、これらを基端部で連結する連結部45とを有し、先端部相互間には切り欠き部47が形成され、係合片43,44は先端部分が相互に連結部45を中心に接近離反移動するように弾性変形自在となっている。それぞれの係合片43,44の先端部分には、外方を向いて傾斜した突き当て面63が形成されている。この連結具41eには、それぞれの突き当て面63に対向して内方に向いて傾斜した突き当て面64を有する連結駒65が連結具41eに組み付けられるようになっている。
【0044】
この連結駒65は先端に突き当て面64が形成されそれぞれTスロット29,39内に挿入される押圧片66とこれらの押圧片66の基端部を連結する連結部67とを有し、連結部67にはねじ孔68が形成されている。このねじ孔68には、連結具41eに形成された取付孔69に取り付けられるねじ部材49cがねじ結合されるようになっており、図11(D)に示すように、ねじ部材49cにより連結具41eと締結駒65とを接近移動させると、締結駒65の突き当て面64と連結具41eの突き当て面63とが押し付けられ、連結具41eの係合片43,44が相互に接近するように弾性変形し、連結駒65の押圧片66が相互に離反する方向に弾性変形する。これにより、それぞれの係合片43,44の先端部は連結部45を中心として弾性変形し、締結面46が係合面30,40に締め付けられてケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。
【0045】
図12(A)は図2に示された連結具41の他の具体例を示す斜視図であり、図12(B)は同図(A)に示す連結具がケーシング13とアタッチメント部材31とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、図12(C)は同図(D)における12C−12C線に沿う断面図であり、図12(D)は同図(B)における12D−12D線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号41fで示されている。
【0046】
この連結具41fは一方の係合溝29aに係合される係合片43と他方の係合溝39aに係合される係合片44とを有し、それぞれの係合片43,44には連結部45が一体に設けられている。連結部45の幅は連通溝29b,39bに対応してこれよりも僅かに幅が狭くなっており、係合片43,44の幅はこれよりも大きく、係合溝29a,39aに対応してこれよりも僅かに狭く設定されている。この連結具41fは、両方の係合片43,44がT字スロット内に長手方向に連なるようにして配置されることになり、一方の係合片43の締結面46と他方の係合片44の締結面46は相互にT字スロット内において長手方向にずれた状態となって対向することになる。
【0047】
それぞれの係合片43,44の先端には、連結部45も含めて、傾斜した突き当て面71,72が形成されており、一方の係合片43に形成された貫通孔73に取り付けられるねじ部材49dが他方の係合片44に形成されたねじ孔68aにねじ結合されるようになっている。
【0048】
貫通孔73の内径はねじ孔68aの内径よりも大径となっており、ねじ部材49dを貫通孔73に取り付けることにより、それぞれの係合片43,44を一方の係合片44に一体となった連結部45を利用し、2つの係合片43,44を相互に接近させるように、2つの係合片43,44が突き当て面71,72に沿って係合溝および連通溝の深さ方向に逆向きに移動する。これにより、それぞれの係合片43,44の締結面46が係合面30,40に押し付けられ、ケーシング13とアタッチメント部材31は相互に締結される。このように、図12に示す連結具41fにおいては、ねじ部材49dが2つの係合片43,44を一方の連結部45を利用して連結する連結部として機能するとともに連結具41fを介してケーシング13とアタッチメント部材31とに締結力を加える締結部材しても機能する。
【0049】
前記それぞれの連結具41a〜41fにおいては、一方の係合片43をケーシング13の係合溝29aに係合させ、他方の係合片44をアタッチメント部材31の係合溝39aに係合させるようにしているが、それぞれの係合片43,44を逆の係合溝に係合させるようにしても良い。
【0050】
図13(A)は連結具42の具体例を示す斜視図であり、図13(B)はこの連結具の使用状態を示す断面図である。これらの図においては、連結具は符号42aで示されている。
【0051】
この連結具42aは図6に示した連結具42とほぼ同一の形状である。この連結具42aには、連結部45を貫通し係合片43,44の外面に開口するねじ孔75が形成され、このねじ孔75にはねじ部材76がねじ止めされるようになっている。この連結具42aはケーシング13とアタッチメント部材31の一方のTスロットに、まずねじ部材76を用いて取り付けられる。たとえば、図13(B)に示すように、係合片44を係合溝39aに挿入した後に、ねじ部材76により係合片44をアタッチメント部材31に締結する。次いで、係合片43を係合溝29aに滑り込ませることにより連結具42aを介してケーシング13とアタッチメント部材31はその中間位置において連結される。
【0052】
図14は連結具42の他の具体例を示す斜視図であり、図14(B)は同図(C)における14B−14B線に沿う断面図であり、図14(C)は同図(B)における14C−14C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号42bで示されている。
【0053】
この連結具42bの係合片43,44はそれぞれ連通溝29b,39bの幅Wbよりもやや狭い幅寸法となっており、これらはそれぞれの長手方向中央部で円筒形状の連結部45により連結されている。連結部45を貫通して係合片43,44の外面に開口させて連結具42bにはねじ孔75が形成され、このねじ孔75にはねじ部材76がねじ止めされるようになっている。それぞれの係合片43,44の両端にはそれぞれ側面に対して傾斜した接触面77が形成されており、ケーシング13とアタッチメント部材31とを連結したときにはそれぞれの接触面77は係合溝29a,39aの底面に接触することになる。
【0054】
この連結具42bは連結具全体の幅寸法が連通溝29b,39bの幅寸法よりもやや小さく設定されているので、連結具42bをケーシング13などのT字スロットに挿入する場合には、T字スロットの端部から滑り込ませることなく、連結具42bの取付位置に直接挿入することができる。たとえば、まず、係合片43をT字スロット29の係合溝29bに挿入する際には、連通溝29bから係合溝29a内に挿入することができ、挿入終了後に図14(C)において二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に連結具42aを回転させて接触面77を係合溝29a,39aの底面に突き当てると、係合片43はT字スロット29に取り付けられる。その後に図13に示した連結具42aと同様にアタッチメント部材31のT字スロット39に係合片44を滑り込ませることになる。
【0055】
図15は連結具42の他の具体例を示す斜視図であり、図15(B)は同図(C)における15B−15B線に沿う断面図であり、図15(C)は同図(B)における15C−15C線に沿う断面図である。これらの図においては、連結具は符号42cで示されている。
【0056】
この連結具42cは係合片43,44が、図14に示した連結具42bと同様に、それぞれ連通溝29b,39bの幅Wbよりもやや狭い幅寸法となっており、これらはそれぞれの長手方向中央部で円筒形状の連結部45により連結されるとともに、それぞれの係合片43,44の長さが係合溝29a,39aの幅寸法よりもやや短い寸法に設定されている。そして、それぞれの係合片43,44の両端面78はねじ孔75の中心から同一半径の円弧面となっている。
【0057】
したがって、この連結具42cは図14に示した連結具42bと同様に、ケーシング13などのT字スロットに挿入する場合には、T字スロットの端部から滑り込ませることなく、連結具42cの取付位置に直接挿入することができる。たとえば、まず、係合片43をT字スロット29の係合溝29aに挿入する際には、連通溝29bから係合溝29a内に挿入することができ、挿入終了後に図15(C)において二点鎖線で示す状態から実線で示す状態に連結具42cを回転させると、係合片43はT字スロット29に取り付けられる。その後に図13および図14に示した連結具42a,42bと同様にアタッチメント部材31のT字スロット39に係合片44を滑り込ませることになる。
【0058】
図7〜図15に示す連結具はそれぞれ金属により形成されているが、樹脂により形成するようにしても良い。図13〜図15に示した中間位置用の連結具42a〜42cを取り付ける位置に対応させて、ケーシング13またはアタッチメント部材31に係合溝29a,39aに連通させて工具挿入孔を形成すれば、ねじ部材76を回転させることにより、連結具42a〜42cを用いてケーシング13とアタッチメント部材31を強固に締結することができる。
【0059】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示する場合にはロッドレスシリンダ11はスリット式であるが、磁石式などの他のタイプのロッドレスシリンダに対しても本発明を適用することができる。また、それぞれのT字スロット29,39は、係合溝29a,39aと連通溝29b,39bとの間の段差部に係合面30,40が形成されていれば、係合溝29a,39aの底面を円弧状としても良く、係合溝29a,39aを多角形としても良く、さらには係合面を幅方向に傾斜させるようにしても良い。また、係合溝29a,39aの底面に図9に示すように収容溝を形成するようにしても良い。
【0060】
さらに、それぞれのT字スロット29,39は、ケーシング13およびアタッチメント部材31の全長に渡って形成されているが、両端部のみに形成するようにしても良い。また、それぞれのT字スロット29,39は、全長に渡って真っ直ぐに形成されているが、連結具が取り付けられるのであれば、T字スロット29,39を全体的に湾曲させるようにしても良い。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ロッドレスシリンダのケーシングとこれに隣接するアタッチメントの外面にそれぞれ係合溝と連通溝を形成し、これらに埋め込まれる連結具を介してケーシングとアタッチメントとを直接連結するようにしたので、これらを連結する部材が外部に突出することなく、強固にケーシングとアタッチメントとが締結され、ロッドレスシリンダの剛性を高めることができる。連結具のケーシングに対する取付位置は、係合溝に沿って移動させることにより任意の位置に設定することができる。
【0062】
アタッチメントをガイド部材とした場合には、ロッドレスシリンダにより駆動される往復動体をガイド部材により案内することによって往復動体を高精度に移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるロッドレスシリンダユニットの全体を示す斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】図1に示されたロッドレスシリンダを示す一部省略縦断面図である。
【図4】図3の横断面図である。
【図5】他の実施の形態であるロッドレスシリンダユニットを示す斜視図である。
【図6】図2に示した連結具の基本構造を示す斜視図である。
【図7】(A)は連結具の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(B)における7C−7C線に沿う断面図である。
【図8】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(B)における8C−8C線に沿う断面図である。
【図9】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(B)における9C−9C線に沿う断面図である。
【図10】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(B)における10C−10C線に沿う断面図である。
【図11】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(D)における11C−11C線に沿う断面図であり、(D)は同図(B)における11D−11D線に沿う断面図である。
【図12】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(A)に示す連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す正面図であり、(C)は同図(D)における12C−12C線に沿う断面図であり、(D)は同図(B)における12D−12D線に沿う断面図である。
【図13】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)はこの連結具がケーシングとアタッチメント部材とに埋め込まれた状態を示す断面図である。
【図14】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(C)における14B−14B線に沿う断面図であり、(C)は同図(B)における14C−14C線に沿う断面図である。
【図15】(A)は連結具の他の具体例を示す斜視図であり、(B)は同図(C)における15B−15B線に沿う断面図であり、(C)は同図(B)における15C−15C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 ロッドレスシリンダ
12 リニアガイド
13 ケーシング
14 エンドカバー
14a 給排ポート
15 エンドカバー
15a 給排ポート
16 シリンダ室
17 ピストン
18 ピストン
19 ピストンヨーク
21 空気圧室
22 空気圧室
23 往復動案内面
24 スリット
25 往復動体
26 インナーシールバンド
27 アウターシールバンド
28 外面
29 T字スロット
29a 係合溝
29b 連通溝
30 係合面
31 アタッチメント部材
32 取付面
33 ガイドレール
34 スライダー
35,35a 往復動テーブル
36 外面
39 T字スロット
39a 係合溝
39b 連通溝
40 係合面
41,42 連結具
43 係合片(第1の係合片)
44 係合片(第2の係合片)
45 連結部
46 締結面
56 外側弾性変形部
57 内側弾性変形部

Claims (6)

  1. 空気圧により往復動体を直線方向に駆動するロッドレスシリンダユニットであって、
    空気圧により直線方向に往復動され前記往復動体に連結されるピストンが組み込まれるとともに、外周に形成された連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたロッドレスシリンダのケーシングと、
    前記連結面に接触する連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたアタッチメント部材と、
    前記ケーシングの前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成され前記ケーシングの前記係合溝内に長手方向に挿入される第1の係合片、前記アタッチメント部材の前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成され前記アタッチメント部材の前記係合溝に長手方向に挿入される第2の係合片およびこれらの係合片の幅よりも狭い幅を有しそれぞれの前記係合片基端部で連結する連結部を備える連結具と、
    前記連結具に設けられ、前記連結具が前記ケーシングと前記アタッチメント部材に埋め込まれた状態のもとで、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片の先端部を弾性変形させる締結部材とを有し、
    前記ケーシングと前記アタッチメント部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより前記ケーシングと前記アタッチメント部材とを連結することを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
  2. 空気圧により往復動体を直線方向に駆動するロッドレスシリンダユニットであって、
    空気圧により直線方向に往復動され前記往復動体に連結されるピストンが組み込まれるとともに、外周に形成された連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたロッドレスシリンダのケーシングと、
    前記連結面に接触する連結面に沿って長手方向に伸びて開口する連通溝および前記連結面に沿って伸びる係合面を備えて前記連通溝に連なり当該連通溝よりも幅の大きい係合溝が形成されたアタッチメント部材と、
    前記ケーシングの前記係合面に接触する締結面が長手方向に形成されるとともに先端に傾斜した突き当て面が形成され、前記アタッチメント部材の前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第1の連結部が一体に設けられた第1の係合片と、前記アタッチメント部材の前記係合面に接触する締結面が前記第1の係合片の前記締結面に対して長手方向にずれて対向し合うとともに先端に前記突き当て面に当接する突き当て面が形成され、前記ケーシングの前記係合溝内に前記連通溝を介して入り込む第2の連結部が一体に設けられた第2の係合片とを有する連結具と、
    一方の前記係合片に形成されたねじ孔にねじ結合し、他方の前記係合片に前記ねじ孔よりも大径に形成された貫通孔を貫通し、それぞれの前記締結面がそれぞれの前記係合面を互いに接近させる方向に前記係合片を前記突き当て面に沿って移動させるねじ部材とを有し、
    前記ケーシングと前記アタッチメント部材をそれぞれの前記連通溝を対向させてそれぞれの前記連結面で接触させた状態のもとで、前記連結具の前記締結面をそれぞれの前記係合面に互いに接近させるように押し付けることにより前記ケーシングと前記アタッチメント部材とを連結することを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
  3. 請求項1または2記載のロッドレスシリンダユニットにおいて、前記ケーシングに形成された往復動案内面に形成されるスリットを介して前記往復動案内面から外方に突出し前記ピストンと前記往復動体とを連結するピストンヨークと、前記ケーシングの両端部に固定され前記スリットを内側でシールするインナーシールバンドと、前記ケーシングの両端部に固定され前記スリットを外側でシールするアウターシールバンドとを有することを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッドレスシリンダユニットにおいて、前記アタッチメント部材は前記テーブルを案内するレールを備えたガイド部材であることを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
  5. 請求項4記載のロッドレスシリンダにおいて、前記ロッドレスシリンダのケーシングの両側にガイド部材を締結するようにしたことを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
  6. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のロッドレスシリンダユニットにおいて、前記アタッチメント部材は前記ケーシングと同種のロッドレスシリンダのケーシングであることを特徴とするロッドレスシリンダユニット。
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