JP4308058B2 - 折機 - Google Patents

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JP4308058B2
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本発明は、輪転印刷機の折機に関する。
輪転印刷機には、印刷後、乾燥冷却されたウェブを所定の長さ毎に断裁したり、これを幅方向や長さ方向に折ったりする折機が備えられている。折機には、走行するウェブを走行方向と略直交する方向へ走行経路を変更させるターンバーが備えられ、このターンバーにより、ウェブの搬送方向の変更を行っている。通常は、1本のターンバーを用いて搬送される2列のウェブの搬送方向を変更させて、折機に搬送することにより2列のウェブを各々断裁し、断裁されて形成された断裁ウェブを平行折りする2列の折出し、または、シーター装置に搬送することにより2列のウェブを各々断裁し、排出する2列のシート出しを行うようになっている。
従来の折機においては、ウェブの走行方向に対して略45度傾斜する1本のターンバーと、ウェブの走行方向を反転させるガイドローラとを設け、搬送される2列のウェブをターンバーに掛け回すことにより、2列のウェブは走行方向に対して略直角方向に経路変更され、その後、ガイドローラに掛け回すことにより、2列のウェブの走行方向は反転されるようになっている。
上述した、このような従来の折機は、例えば、特許文献1に開示されている。
特公昭56−23905号公報
しかしながら、上述した従来の折機においては、走行方向に搬送される2列のウェブは、互いに、表面同士あるいは裏面同士の同じ面をなした状態で折機に搬送されるようになっており、折機により断裁及び平行折りされて形成された2列のウェブは、同じものとなっている。近年の印刷物にあっては、印刷仕様が同じであっても、一方の面を基準に折られた折丁と、他方の面を基準に折られた折丁とによって排出したい場合がある。
従来の折機で平行折りをしようとする場合は、排出される2列の折丁は同一の面をなして排出されるので、2列の折丁は常に同じものになってしまう。従って、互いに異なった折基準の折丁にて排出したい場合には、一方のウェブの表裏の印刷を反転させる必要がある。この場合、一方の面を印刷するための版と、他方の面を印刷するための版とを互いに付け替えるか、新たにどちらかのウェブを反転させるターンバーを設けなくてはならない。
しかし、前者においては、一度一方の版胴に巻き付けた版を外して、他方の版胴にもう一度巻き付けようとする作業は、既に一方の版胴により版に巻き癖が付いており、他方の版胴に巻き付ける際には巻き付けづらく、作業性が悪くなってしまう。例え、版を巻き付けられたとしても、その作業は多大な時間を要することになってしまう。また、版に巻き癖が付いていない版を使用したい場合には、版をもう一度新たに作製しなくてはならないので、コストの増加にも繋がってしまう。一方、後者においては、反転用のターンバーを新たに設けなければならず、このターンバーを設置させるためのスペースが必要となると共に、コストの増加にも繋がってしまう。
従って、本発明は、上記課題を解決するものであって、2列のウェブを、一方の面と他方の面とで排出したり他方の面同士で排出したりする、または、一方の面同士で排出したり他方の面同士で排出したりする、または、一方の面と他方の面とで排出したり一方の面同士で排出したりすることが可能となるように変更できる折機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の本発明に係る折機は、
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる前記第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態に変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と、
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち 第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち前記第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と、
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに搬送させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して同じ面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と
前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の排出状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の本発明に係る折機は、
前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、走行方向の反対方向に変更させる前記第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態に変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と、
前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第2の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに搬送させることにより、第2の排出状態の前記第2帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第9の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、
前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち前記第1のローラに搬送させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第10の本発明に係る折機は、
走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と、
前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第2の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第2の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の排出状態とに変更できる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第11の本発明に係る折機は
記ターンバーの前記第1の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の下流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の上流側に配置され、
前記ターンバーの前記第2の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の上流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の下流側に配置される
ことを特徴とする。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、前記ターンバーは、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持され、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の状態に変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面同士で排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、前記ターンバーは、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持され、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態に変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり一方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面同士で排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり一方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて他方の面にて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより他方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させて他方の面にて排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、前記ターンバーは、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持され、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させて一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて一方の面にて排出して、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の排出状態に変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面同士で排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、前記ターンバーは、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持され、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させて一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて一方の面にて排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態に変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり一方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより他方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させて他方の面にて排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させて一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより一方の面にて排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面同士で排出したり他方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて他方の面にて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させて一方の面にて排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより一方の面にて排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できることにより、2列の前記帯状体を、一方の面と他方の面とで排出したり一方の面同士で排出したりすることができる。
本発明に係る折機によれば、前記ターンバーの前記第1の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の下流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の上流側に配置され、前記ターンバーの前記第2の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の上流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の下流側に配置されることにより、第1の帯状体と第2の帯状体とを走行方向と直交する一方側の方向と反対方向の他方側の方向とのいずれかに簡単に走行経路を変更できるので、容易にそれぞれの帯状体毎に紙の排出を変更することができる。
本発明の実施例に係る折機は、4種類の紙の排出を可能にするものである。1種類目は、2列のウェブのうち、第1のウェブのみが反転され、第2のウェブと共に互いに異なった面で折られた折丁として排出するもので、ターンバーが第1のウェブ側の第1の位置に位置した第1の状態及び第1の排出状態の紙通しを行うものである。図1はそのときの紙通しをする折装置としての折機の斜視図を示し、図2はその要部拡大図を示している。2種類目は、2列のウェブである第1のウェブ及び第2のウェブを同じ面で折られた折丁として排出するもので、ターンバーが第1のウェブ側の第2の位置に位置した第2の状態及び第2の排出状態の紙通しを行うものである。図3はそのときの紙通しをする折機の斜視図を示し、図4はその要部拡大図を示している。3種類目は、2列のウェブである第1のウェブ及び第2のウェブをシート状物に排出するもので、ターンバーが第2のウェブ側の第1の位置に位置した第3の状態及び第3の排出状態の紙通しを行うものである。図5はそのときの紙通しをする折機の斜視図を示し、図6はその要部拡大図を示している。4種類目は、2列のウェブである第1のウェブ及び第2のウェブを同じ面で折られた折丁として排出するもので、ターンバーが第2のウェブ側の第1の位置に位置した第4の状態及び第4の排出状態の紙通しを行うものである。図7はそのときの紙通しをする折機の斜視図を示している。また、図8は本発明の一実施例における輪転印刷機の主要部の概略構成図を示している。
先ず、図8を参照しながら輪転印刷機の概要を説明する。図8に示すように、帯状体であるウェブ1は矢印方向に搬送されている。輪転印刷機は印刷順序に従って、給紙部31と、インフィード部32と、このインフィード部32から給紙されたウェブ1を印刷する印刷ユニット33と、この印刷ユニット33で印刷されたウェブ1を乾燥する乾燥機(ドライヤ)34とを備えると共に、乾燥したウェブ1を冷却する冷却機(図示省略)と、ウェブパス部(図示省略)と、後述する折機とを備えている。
給紙部31には、ウェブ1がロール状に巻回された巻取紙35が、図示しない予備の巻取紙と共に備えられている。
インフィード部32には、巻取紙35から引き出されたウェブ1を印刷ユニット33に案内するガイドローラ36,37,38,39が備えられている。40はテンションローラで、対向配置された一対のガイドローラ36,37の間に設けられ、図示しないエアシリンダによって上下動自在に支承され、かつ常に下方に一定の圧力で付勢されており、給紙部31から給紙されるウェブ1の弛みを防止するものである。41,42は一対のニップローラであって、上方のニップローラ41は図示しないエアシリンダによって上下動自在で、版替え時においては、下方に移動し下方のニップローラ42に所定のニップ圧で対接することにより、ウェブ1の給紙速度を一定に保持するものである。43は定位置制御ローラであって、対向配置された一対のガイドローラ38,39の間で、かつこれらローラ38,39の下方に設けられ、常にウェブ1に張力を付与するものである。
印刷ユニット33には、4つの印刷ユニット33a,33b,33c,33dが備えられており、これら印刷ユニット33a,33b,33c,33dのそれぞれには、走行するウェブ1を挟んで一対のブランケット胴44a,44bと、これらブランケット胴44a,44bに対接する一対の版胴45a,45bと、これら版胴45a,45bに水とインキを供給する図示しないインキ装置と給水装置とが設けられている。
このような構成をなすことにより、給紙部31に備えられたウェブ1は、常に一定の張力を付与されながら印刷ユニット33で印刷され、乾燥機34で乾燥されたのち、最終的に折機へと供給される。ここで、印刷ユニット33では、ウェブ1の両面を印刷することになるが、ブランケット胴44a及び版胴45a側によって印刷された面を印刷面Xと示し、ブランケット胴44b及び版胴45b側に印刷された面を印刷面Yと示す。
第1の状態及び第1の排出状態の紙通しについて、図1,図2を参照しながら説明する。
図1に示すように、印刷ユニット33で表裏印刷された帯状体であるウェブ1はドラグローラ2に搬送され、スリッタ3により、走行方向に第1の帯状体である第1のウェブ1aと第2の帯状体である第2のウェブ1bとに2分割される。このとき第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、印刷面Xを上面に搬送されている。なお、印刷面Xの反対側の面を印刷面Y(斜線で示す)とする。
ドラグローラ2の下方にはフォーマ4が配置され、このフォーマ4の下方にドラグローラ2と直交するように延設する2本からなるリードインローラ5が配置されている。リードインローラ5の側方には、リードインローラ5と直交する位置、つまり、ドラグローラ2と平行になるように延設するガイドローラA6が延設されるとともに、ドラグローラ2と直交するように延設するガイドローラB7,ガイドローラC8,ガイドローラD9及びガイドローラE10が配置されている。また、ターンバー11はドラグローラ2に対して略45度傾斜して配置されている。
リードインローラ5及びガイドローラC8の下方には、ドラグローラ2と直交するように延設する2本からなるニッピングローラ12が配置されるとともに、このニッピングローラ12の下方には、ドラグローラ2と直交するように延設する2本からなる横ミシン胴13が配置されている。更に、その下方には、折装置14を構成する断裁胴15,折胴16及びくわえ胴17が、ドラグローラ2の延設方向に配列され、かつ、直交するように配置されている。
ガイドローラD9及びガイドローラE10の側方には、ドラグローラ2と直交するように延設するシーター装置18が配置されている。このシーター装置18は、2本からなるニッピングローラ19と、カッター刃を有するカッター胴21と、このカッター胴21のカッター刃と対向するカッター下刃20とから構成されている。
上述した構成をなすことにより、第1のウェブ1aは、ドラグローラ2の上側からガイドローラA6の上側に入り、ガイドローラA6の下側からターンバー11の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがガイドローラA6を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第1のウェブ1aの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
印刷面Yに反転されて第1のウェブ1a側の第1の位置に位置付けられたターンバー11の上側から入った第1のウェブ1aは、ターンバー11の下側から第1のローラであるガイドローラD9の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがターンバー11を通過するときは、ターンバー11は第1のウェブ1aを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置に配置され、第1のウェブ1aの上面は印刷面Yから印刷面Xに反転される。
印刷面Xに反転されてガイドローラD9の上側から入った第1のウェブ1aは、ガイドローラD9の下側からガイドローラB7の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがガイドローラD9を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第1のウェブ1aの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
印刷面Yに反転されてガイドローラB7の上側から入った第1のウェブ1aは、ガイドローラB7の下側からガイドローラC8の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがガイドローラB7を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第1のウェブ1aの上面が印刷面Yから印刷面Xに反転される。
そして、印刷面Xに反転されてガイドローラC8の上側から入った第1のウェブ1aは、シーター装置18側に印刷面Xを向けて、ガイドローラC8の下方に配置されるニッピングローラ12の間と横ミシン胴13の間とに順に搬送される。その後、第1のウェブ1aは、断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第1のウェブ1aは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17によりくわえられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
一方、第2のウェブ1bは、印刷面Xが上面となって、ドラグローラ2の上側からフォーマ4の第2のウェブ1b側の略半分部分を通り第2のローラであるリードインローラ5の間に搬送される。第2のウェブ1bがリードインローラ5の間に搬送されるときは、フォーマ4によりシーター装置18側に印刷面Yが向くように搬送されている。
その後、第2のウェブ1bは、リードインローラ5の下方に配置される断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第2のウェブ1bは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17によりくわえられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
つまり、第1のウェブ1aはシーター装置18側に印刷面Xを向けて折装置14に紙通しをされると共に、印刷面Xが内側に折られた折丁となり、第2のウェブ1bはシーター装置18側に印刷面Yを向けて折装置14に紙通しをされると共に、印刷面Yが内側に折られた折丁となる。従って、折装置14により折丁となされた第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、互いに異なった面で折られた折丁となって排紙されることになる。
図2に示すように、ターンバー11は折機のフレーム22の内側に配置されており、このターンバー11を端部23aに支持する支持部材23とともにターンバー角度調整装置24を構成している。また、支持部材23の他端部23bには、めねじ部が形成された貫通孔23cが開口されており、この貫通孔23cを貫通するようにおねじ部が形成された支持軸25がフレーム22に支持板26を介して支持されている。つまり、ターンバー角度調整装置24はフレーム22に支持軸25を介して支持されている。支持軸25の両端部には、モータ27とロータリエンコーダ28とがそれぞれ設置されている。このモータ27とロータリエンコーダ28とは、支持軸25と支持板26とともに、ターンバー移動装置29を構成している。そして、ターンバー角度調整装置24及びターンバー移動装置29に対向する位置にフォーマ4が配置されている。
このとき、ターンバー11は支持部材23の端部23aに回転軸30により回転可能に支持されており、ターンバー11に開口するボルト孔11aを支持部材23の端部23aに開口する第1の孔23dに合わせるようにしてボルト等にて固定されている。そして、ターンバー11がこの位置に固定されている状態を第1の位置とする。
つまり、モータ27の駆動により支持軸25が正転または逆転すると、ターンバー11が第1のウェブ1a側の所定の位置に移動する。ターンバー11が所定の位置に移動できたか否かは、モータ27の回転を支持軸25を介してロータリエンコーダ28が検知することで確認ができるようになっている。次いで、ターンバー11を支持部材23の第1の孔23dと合うように固定することで、走行する第1のウェブ1aを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置にターンバー11を配置することができる。
従って、第1の状態及び第1の排出状態では、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第1のウェブ1aは、ガイドローラA6,ターンバー11,ガイドローラD9,ガイドローラB7及びガイドローラC8と順に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Xを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Xが内側に折られた折丁に形成される。一方、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第2のウェブ1bは、フォーマ4からリードインローラ5に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Yを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Yが内側に折られた折丁に形成される。よって、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは異なった面で折られた折丁にすることができる。
次に、第2の状態及び第2の排出状態の紙通しについて、図3,図4を参照しながら説明する。なお、折機の構成は、図1,図2と同様のため、説明を省略する。
図3に示すように、第1のウェブ1aは、ドラグローラ2の上側からガイドローラA6の上側に入り、ガイドローラA6の下側からターンバー11の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがガイドローラA6を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第1のウェブ1aの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
印刷面Yに反転されて第1のウェブ1a側の第2の位置に位置付けられたターンバー11の上側から入った第1のウェブ1aは、ターンバー11の下側から第3のローラであるガイドローラB7の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがターンバー11を通過するときは、ターンバー11は第1のウェブ1aを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第2の位置に配置され、第1のウェブ1aの上面は印刷面Yから印刷面Xに反転される。
印刷面Xに反転されてガイドローラB7の上側から入った第1のウェブ1aは、ガイドローラB7の下側からガイドローラC8の上側へと搬送される。第1のウェブ1aがガイドローラB7を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第1のウェブ1aの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
そして、印刷面Yに反転されてガイドローラC8の上側から入った第1のウェブ1aは、シーター装置18側に印刷面Yを向けて、ガイドローラC8の下方に配置されるニッピングローラ12の間と横ミシン胴13の間とに順に搬送される。その後、第1のウェブ1aは、断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第1のウェブ1aは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17によりくわえられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
一方、第2のウェブ1bは、印刷面Xが上面となって、ドラグローラ2の上側からフォーマ4の第2のウェブ1b側の略半分部分を通り第2のローラであるリードインローラ5の間に搬送される。第2のウェブ1bがリードインローラ5の間に搬送されるときは、フォーマ4によりシーター装置18側に印刷面Yが向くように搬送されている。
その後、第2のウェブ1bは、リードインローラ5の下方に配置される断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第2のウェブ1bは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17により咥えられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
つまり、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、互いにシーター装置18側に印刷面Yを向けて折装置14に紙通しをされると共に、印刷面Yが内側に折られた折丁となる。従って、折装置14により折丁となされた第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、同じ面で折られた折丁となって排紙されることになる。
図4に示すように、このときのターンバー11は、ターンバー11に開口するボルト孔11aを支持部材の端部23aに開口する第2の孔23eに合わせるようにしてボルト等にて固定されている。そして、ターンバー11がこのように固定されている状態を第2の位置とする。
つまり、モータ27の駆動により支持軸25が正転または逆転すると、ターンバー11が第1のウェブ1a側の所定の位置に移動する。次いで、ターンバー11を支持部材の第2の孔23eと合うように固定することで、走行する第1のウェブ1aを走行方向と直交するガイドローラB7側へ走行経路を変更させるような第2の位置にターンバー11を配置することができる。
従って、第2の状態及び第2の排出状態では、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第1のウェブ1aは、ガイドローラA6,ターンバー11,ガイドローラB7及びガイドローラC8と順に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Yを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Yが内側に折られた折丁に形成される。
一方、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第2のウェブ1bも、フォーマ4からリードインローラ5に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Yを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Yが内側に折られた折丁に形成される。よって、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは同じ面で折られた折丁にすることができる。
次に、第3の状態及び第3の排出状態の紙通しについて、図5,図6を参照しながら説明する。なお、折機の構成は、図1,図2と同様のため、説明を省略する。
図5に示すように、第1のウェブ1aは、印刷面Xが上面となって、ドラグローラ2の上側からフォーマ4の第1のウェブ1a側の略半分部分を通り第2のローラであるリードインローラ5の間に搬送される。第1のウェブ1aがリードインローラ5の間に搬送されるときは、フォーマ4によりシーター装置18側に印刷面Xが向くように搬送されている。
リードインローラ5の間に搬送された第1のウェブ1aは、印刷面Xが上面となって、ガイドローラE10の上側を通過し、ニッピングローラ19の間と下刃20とカッター胴21のカッター刃との間とに順に搬送される。第1のウェブ1aが下刃20とカッター胴21のカッター刃との間を通過するときには、下刃20とカッター胴21のカッター刃とにより所定の長さに断裁されて、シート状に形成される。その後、このシート状物は図示しない排紙ベルトに排出される。
一方、第2のウェブ1bは、ドラグローラ2の上側から第4のローラであるガイドローラA6の上側に入り、ガイドローラA6の下側からターンバー11の上側へと搬送される。第2のウェブ1bがガイドローラA6を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第2のウェブ1bの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
印刷面Yに反転されて第2のウェブ1b側の第1の位置に位置付けられたターンバー11の上側から入った第2のウェブ1bは、ターンバー11の下側からガイドローラD9の上側へと搬送される。第2のウェブ1bがターンバー11を通過するときは、ターンバー11は第2のウェブ1bを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置に配置されて、第2のウェブ1bの上面は印刷面Yから印刷面Xに反転される。
ガイドローラD9の上側を通過した第2のウェブ1bは、印刷面Xが上面となって、ニッピングローラ19の間と下刃20とカッター胴21のカッター刃との間とに順に搬送される。第2のウェブ1bが下刃20とカッター胴21のカッター刃との間を通過するときには、下刃20とカッター胴21のカッター刃とにより所定の長さに断裁されて、シート状に形成される。その後、このシート状物は図示しない排紙ベルトに排出される。
つまり、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、互いに印刷面Xを上面に向けてシーター装置18に紙通しをされることになる。従って、シーター装置18によりシート状物となされた第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、印刷面Xを上面とするシート状物になって排紙されることになる。
図6に示すように、このときのターンバー11は、ターンバー11に開口するボルト孔11aを支持部材23の端部23aに開口する第1の孔23dに合わせるようにしてボルト等にて固定されている。これは、第1の状態及び第1の排出状態の紙通しのときと同様に、ターンバー11が第1の位置に配置されている。
つまり、モータ27の駆動により支持軸25が正転または逆転すると、ターンバー11が第2のウェブ1b側の所定の位置に移動する。次いで、ターンバー11を支持部材の第1の孔23dと合うように固定することで、走行する第2のウェブ1bを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置にターンバー11を配置することができる。
従って、第3の状態及び第3の排出状態では、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第1のウェブ1aは、フォーマ4,リードインローラ5及びガイドローラE10と順に搬送させることで、上面に印刷面Xを向けてシーター装置18に紙通しをさせることができる。一方、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第2のウェブ1bも、ガイドローラA6,ターンバー11及びガイドローラD9と順に搬送させることで、上面に印刷面Xを向けてシーター装置18に紙通しをさせることができる。よって、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは同じシート状物にすることができる。
次に、第4の状態及び第4の排出状態の紙通しについて、図6,図7を参照しながら説明する。なお、折機の構成は、図1,図2と同様のため説明を省略し、ターンバー11の配置は第3の状態及び第3の排出状態の紙通しの場合と同様のため、要部拡大図は図6を用いて説明する。
図7に示すように、第1のウェブ1aは、印刷面Xが上面となって、ドラグローラ2の上側からフォーマ4の第1のウェブ1a側の略半分部分を通り第2のローラであるリードインローラ5の間に搬送される。第1のウェブ1aがリードインローラ5の間に搬送されるときは、フォーマ4によりシーター装置18側に印刷面Xが向くように搬送されている。
その後、第1のウェブ1aは、リードインローラ5の下方に配置される断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第1のウェブ1aは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17によりくわえられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
一方、第2のウェブ1bは、ドラグローラ2の上側から第4のローラであるガイドローラA6の上側に入り、ガイドローラA6の下側からターンバー11の上側へと搬送される。第2のウェブ1bがガイドローラA6を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第2のウェブ1bの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。印刷面Yに反転されて、第2のウェブ1b側の第1の位置に位置付けられたターンバー11の上側から入った第2のウェブ1bは、ターンバー11の下側から第1のローラであるガイドローラD9の上側へと搬送される。第2のウェブ1bがターンバー11を通過するときは、ターンバー11は第2のウェブ1bを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置に配置され、第1のウェブ1aの上面は印刷面Yから印刷面Xに反転される。
印刷面Xに反転されてガイドローラD9の上側から入った第2のウェブ1bは、ガイドローラD9の下側からガイドローラC8の上側へと搬送される。第2のウェブ1bがガイドローラD9を通過するときは、走行方向の反対方向に搬送されるとともに、第2のウェブ1bの上面が印刷面Xから印刷面Yに反転される。
そして、印刷面Yに反転されてガイドローラC8の上側から入った第2のウェブ1bは、シーター装置18側に印刷面Xを向けて、ガイドローラC8の下方に配置されるニッピングローラ12の間と横ミシン胴13の間とに順に搬送される。その後、第2のウェブ1bは、断裁胴15と折胴16との間に搬送されるとともに、断裁胴15により所定の長さに断裁される。断裁された第2のウェブ1bは、折胴16によって、横ミシン胴13で形成されたミシン目に沿って折られながら折胴16とくわえ胴17との間に搬送されるとともに、くわえ胴17によりくわえられて折丁となり図示しない排紙ベルトに排出される。
つまり、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、互いにシーター装置18側に印刷面Xを向けて折装置14に紙通しをされると共に、印刷面Xが内側に折られた折丁となる。従って、折装置14により折丁となされた第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは、同じ面で折られた折丁となって排紙されることになる。
図6に示すように、このときのターンバー11は、ターンバー11に開口するボルト孔11aを支持部材23の端部23aに開口する第1の孔23dに合わせるようにしてボルト等にて固定されている。これは、第1の状態及び第1の排出状態の紙通しのときと同様に、ターンバー11が第1の位置に配置されている。
つまり、モータ27の駆動により支持軸25が正転または逆転すると、ターンバー11が第2のウェブ1b側の所定の位置に移動する。次いで、ターンバー11を支持部材の第1の孔23dと合うように固定することで、走行する第2のウェブ1bを走行方向と直交する方向へ走行経路を変更させるような第1の位置にターンバー11を配置することができる。
従って、第4の状態及び第4の排出状態では、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第1のウェブ1aは、フォーマ4,リードインローラ5に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Xを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Xが内側に折られた折丁に形成される。一方、ドラグローラ2に上面を印刷面Xとなして搬送された第2のウェブ1bも、ガイドローラA6,ターンバー11,ガイドローラD9及びガイドローラC8と順に搬送させることで、シーター装置18側に印刷面Xを向けて折装置14に紙通しをされ、印刷面Xが内側に折られた折丁に形成される。よって、第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとは同じ折仕様にすることができる。
なお、第1の状態及び第1の排出状態の紙通しにおいて、第1のウェブ1aをガイドローラD9の上側を搬送させて、印刷面Xを上面となしてシーター装置18に紙通しをさせるとともに、第2のウェブ1bをリードインローラ5の間を搬送させた後、ガイドローラE10の上側を通過させて、印刷面Yを上面となしてシーター装置18に紙通しをさせることもできる。これにより、シート出しにおいても、第1のウェブ1a,1bの上面を印刷面Yと印刷面Xとの両方で排出することができる。
また、第2の状態及び第2の排出状態の紙通しにおいて、第1のウェブ1aをガイドローラC8の上側を搬送させた後、ガイドローラD9の上側を通過させて、印刷面Yを上面となしてシーター装置18に紙通しをさせるとともに、第2のウェブ1bをリードインローラ5の間を搬送させた後、ガイドローラE10の上側を通過させて、印刷面Yを上面となしてシーター装置18に紙通しをさせることもできる。これにより、シート出しにおいても、第1のウェブ1a,1bの上面を印刷面Yで排出することができる。
本発明に係る折機では、ターンバー11,ターンバー角度調整装置24及びターンバー移動装置29を用いて、一方の面(印刷面X)同士,他方の面(印刷面Y)同士,一方の面と他方の面で折られた折丁による排出、及び一方の面(印刷面X)同士,他方の(印刷面Y)同士,一方の面と他方の面とを上面にシート状物による排出を可能にするものである。
従来の折機においては、2列のウェブのうち、どちらか片方を反転させようとした場合は、一方の面を印刷するための版と、他方の面を印刷するための版とを互いに付け替えるか、新たにどちらかのウェブを反転させるターンバーを設けなくてはならないが、本発明に係る折機では、ターンバー11がターンバー角度調整装置24により第1の位置と第2の位置とに位置調整が可能であると共に、ターンバー11をターンバー移動装置29により第1のウェブ1a側と第2のウェブ1b側とに移動可能であるので、その必要がなくなる。
即ち、版を付け替える作業や版を新たに作成する必要がなくなるので、作業時間の増加とコストの増加を抑えることができる。また、新たに設けるターンバーも必要ないので、余計なコストも抑えることができる。
従って、本発明に係る折機によれば第1のウェブ1aを一方側の方向に走行経路を変更させる第1の位置に位置付けられたターンバー11を配置する第1の状態または第1の排出状態と、第1のウェブ1aを他方側の方向に走行経路を変更させる第2の位置に位置付けられたターンバー11を配置する第2の状態または第2の排出状態とに変更できるので、ウェブ1a,1bを、印刷面Xが内側に折られた折丁と印刷面Yが内側に折られた折丁とで排出したり、印刷面Yが内側に折られた折丁同士で排出することができる。
また、第1の状態または第1の排出状態及び第2の状態または第2の排出状態から、第2のウェブ1bを一方側の方向に走行経路を変更させる第1の位置に位置付けられたターンバー11を配置する第3の状態または第3の排出状態とに変更できるので、ウェブ1a,1bを、印刷面Xを上面としたシート状物で排出することができる。
また、第1の状態または第1の排出状態及び第2の状態または第2の排出状態から、第2のウェブ1bを一方側の方向に走行経路を変更させる第1の位置に位置付けられたターンバー11を配置する第4の状態または第4の排出状態とに変更できるので、ウェブ1a,1bを、印刷面Xが内側に折られた折丁同士で排出したりすることができる。
また、第2の状態または第2の排出状態から第4の状態または第4の排出状態に変更できるので、ウェブ1a,1bを、印刷面Xが内側に折られた折丁同士で排出したり、印刷面Yが内側に折られた折丁同士で排出したりすることができる。
また、第1の状態または第1の排出状態から第4の状態または第4の排出状態に変更できるので、ウェブ1a,1bを、印刷面Xが内側に折られた折丁と印刷面Yが内側に折られた折丁とで排出したり、印刷面Xが内側に折られた折丁同士で排出したりすることができる。
更に、ターンバー11は、第1の位置と第2の位置とに変更可能であることにより、ウェブ1a,1bを走行方向と直交する一方側の方向と反対方向の他方側の方向とのいずれかに簡単に走行経路を変更できるので、容易にウェブ1a,1bの排出を変更することができる。
なお、本実施例において、ウェブ1をスリッタ3にて第1のウェブ1aと第2のウェブ1bとに分割して搬送するようにしているが、2本のウェブであっても構わない。
本発明は、輪転印刷機の折機に設置されたターンバー角度調整装置に適用可能である。
第1の状態及び第1の排出状態の紙通しをする本発明の一実施例に係る折機の斜視図である。 図1の要部拡大図である。 第2の状態及び第2の排出状態の紙通しをする本発明の一実施例に係る折機の斜視図である。 図3の要部拡大図である。 第3の状態及び第3の排出状態の紙通しをする本発明の一実施例に係る折機の斜視図である。 図5の要部拡大図である。 第4の状態及び第4の排出状態の紙通しをする本発明の一実施例に係る折機の斜視図である。 本発明の一実施例における輪転印刷機の主要部の概略構成図を示している。
符号の説明
1 ウェブ
1a,1b 分割されたウェブ
2 ドラグローラ
3 スリッタ
4 フォーマ
5 リードインローラ
6 ガイドローラA
7 ガイドローラB
8 ガイドローラC
9 ガイドローラD
10 ガイドローラE
11 ターンバー
11a ボルト孔
12 ニッピングローラ
13 横ミシン胴
14 折装置
15 断裁胴
16 折胴
17 咥胴
18 シーター装置
19 ニッピングローラ
20 下刃
21 カッター胴
22 フレーム
23 支持部材
23a,23b 端部
23c 貫通孔
23d 第1の孔
23e 第2の孔
24 ターンバー角度調整装置
25 支持軸
26 支持板
27 モータ
28 ロータリエンコーダ
29 ターンバー移動装置
30 回転軸
31 給紙部
32 インフィード部
33 印刷ユニット
34 乾燥機
35 巻取紙
36〜39 ガイドローラ
40 テンションローラ
41,42 ニップローラ
43 定位置制御ローラ
44a,44b ブランケット胴
45a,45b 版胴

Claims (11)

  1. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  2. 請求項1に記載の折機において
    記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる前記第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態に変更できる
    ことを特徴とする折機。
  3. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と、
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  4. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第1の状態と、
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち前記第1のローラに巻き付け、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  5. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに巻き付け、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて、折装置にそれぞれ送り込む第2の状態と、
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させ、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させて、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  6. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラに搬送させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して同じ面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と
    前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の排出状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  7. 請求項6に記載の折機において
    記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を走行方向の反対方向に変更させる前記第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態に変更できる
    ことを特徴とする折機。
  8. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と、
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第2の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラに搬送させることにより、第2の排出状態の前記第2帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  9. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であると共に、前記帯状体の幅方向に移動可能に支持されたターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第1のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第1の排出状態と、
    前記第1の帯状体を前記第2のローラに経由させることにより、第1の排出状態の前記第1の帯状体に対して同じ面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち前記第1のローラに搬送させることにより、第1の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、前記折装置にそれぞれ送り込む第4の排出状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  10. 走行する帯状体を走行方向と直交する一方側の方向へ走行経路を変更させる第1の位置と、走行方向と直交する前記一方側とは反対方向の他方側へ走行経路を変更させる第2の位置との間で位置調整可能であるターンバーを備え、
    前記帯状体は、第1の帯状体と第2の帯状体とからなり、
    前記ターンバーは、前記第1の帯状体を案内する第1の帯状体側の位置と、前記第2の帯状体を案内する第2の帯状体側の位置との間において、移動可能であって、
    前記第1の帯状体を前記第1の帯状体側の前記第2の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させたのち第3のローラにより排出し、かつ、前記第2の帯状体を第2のローラに経由させて排出して、折装置にそれぞれ送り込む第2の排出状態と、
    前記第1の帯状体を、前記第2のローラに経由させることにより、第2の排出状態の前記第1の帯状体に対して反対の面で排出し、かつ、前記第2の帯状体を、走行方向の反対方向に変更させる第4のローラを介して、前記第2の帯状体側の前記第1の位置に位置付けられた前記ターンバーに経由させることにより、第2の排出状態の前記第2の帯状体に対して反対の面で排出して、シーター装置にそれぞれ送り込む第3の排出状態とに変更できる
    ことを特徴とする折機。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の折機において、
    前記ターンバーの前記第1の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の下流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の上流側に配置され、
    前記ターンバーの前記第2の位置は、前記ターンバーの一端が前記帯状体の走行方向の上流側で、かつ、他端が前記帯状体の走行方向の下流側に配置される
    ことを特徴とする折機。
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