JP4307965B2 - 木質積層板 - Google Patents

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Description

本発明は、主として床板、壁板、天井板などの建築用材として用いられる木質積層板に関する。
建築用材として使用される木質積層板の材料としては従来より単板が多用されてきたが、近年天然木質資源の枯渇から良質の単板を多量且つ安定的に入手することが難しくなり、針葉樹材や繊維板などを利用することが多くなりつつある。
たとえば、下記特許文献1に開示されているように、針葉樹からなる板材の両面にラワンからなる板材を積層し、このラワンからなる板材に実を形成するとともに一方のラワンの上面にはMDFからなる板材を積層し、他方のラワンの下面には針葉樹からなる裏板を積層したものが知られている。
特開平7−314406号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されるような従来の木質積層板は、板厚方向中央に配置される板材が針葉樹からなる板材であるため、節が比較的多い。節部分は硬いので実を形成するときに節部分の加工が困難であるとともに、節の割れ、欠落などが発生し、実を確実に形成できないおそれがある。また、たとえ実が形成されたとしても、雄実の基端部に固定用の釘を打ち込む際に、釘が曲がったりはね返ったりして施工が困難となる。また、雄実の一部に節の欠落部分があると、複数の木質積層板を互いに実部分で連結するときに木質積層板同士が部分的に連結できない箇所が発生する。
したがって、本発明の課題は、上記従来技術の不利欠点を解消し、無欠点の実を形成して実を介して複数の木質積層板同士を互いに確実に連結できるようにするとともに、釘の打ち込みを円滑に行えるようにして施工を容易にできるような新規の構成の木質積層板を提供することである。
上記課題を解決するための手段として、本発明による木質積層板は、板厚方向略中央に広葉樹単板をその繊維方向が木質積層板の短手方向に略一致するように配し、この広葉樹単板の両面にそれぞれ針葉樹単板をその繊維方向が木質積層板の長手方向に略一致するように積層し、さらに該針葉樹単板の両面にそれぞれ繊維板を積層してなり、雄実が該広葉樹単板を主要部としてその表裏がそれぞれ該針葉樹単板で覆われて形成されることを特徴としている。
広葉樹単板は、本発明の木質積層板において雄実の主要部を構成するものであることから、割れにくく強度特性に優れているもの、たとえば、なら、かし、けやき、ラワンなどの単板を用いることが好ましい。本発明において、広葉樹単板は雄実の主要部を構成し、一枚の単板で構成される。
広葉樹単板の両面に積層される針葉樹単板としては、針葉樹材のなかでもできるだけ節が少なく加工性の良いもの、たとえば、まつ、すぎ、ひのきなどの単板を用いることが好ましい。本発明において、針葉樹単板の層数は特に限定されず、一枚の針葉樹単板または任意枚数の針葉樹単板を積層して用いることができる。
特に本発明の木質積層板が床暖房用の床板に使用される場合には、温度変化による床板の含水率が大きく変化するので、これによる床板の寸法変化を抑制するため、広葉樹単板の繊維方向を木質積層板(床板)の短手方向(幅方向)に略一致させるとともに、針葉樹単板の繊維方向を木質積層板(床板)の長手方向に略一致させるように設ける。
雄実は広葉樹単板と針葉樹単板とで形成され、且つ、雄実における広葉樹単板部分の板厚が針葉樹単板部分の合計厚より大きく形成されることが好ましい。実の形成位置は任意であり、木質積層板の板厚方向略中央に形成される場合のほか、上方または下方に偏って形成される場合も含まれる。
各針葉樹単板の外側に積層される繊維板とはJIS−A5905に規定されるものであり、特に耐衝撃性、耐傷性、耐キャスター性などの観点から、MDF(比重0.35〜0.80)またはハードボード(比重0.80以上)の使用が好ましい。
本発明の木質積層板の表面側には、その用途に応じて任意化粧材を積層貼着することができる。化粧材としては、天然木材を切削して得られる天然突板、不織布、紙、オレフィン樹脂・塩化ビニル樹脂・ポリエステル樹脂・アクリル樹脂などの合成樹脂シートなどを用いることができる。可撓性を有するシート材料に各種模様を印刷したものを化粧材としても良い。
本発明の木質積層板によれば、雄実の主要部が広葉樹単板で形成されるので、節がほとんどなく、実の加工が容易であり、割れや欠けなどの欠点のない実を確実に形成することができる。また、雄実の基端部に固定用の釘を打ち込むことも容易であり、複数の木質積層板同士を互いに確実に連結することができる。
本発明の木質積層板の表裏には強度に優れた繊維板が設けられるので、木質積層板自体の剛性が向上するとともに、耐衝撃性、耐傷性、耐キャスター性などの表面特性が向上する。
本発明にかかる木質積層板の一実施形態が図1に示されている。この木質積層板1は、床板として使用するもので、板厚方向略中央に設けられる広葉樹単板2と、この広葉樹単板の両面にそれぞれ積層貼着される針葉樹単板3a,3bと、これら針葉樹単板のそれぞれ外面側に積層貼着されるMDF4a,4bとを備え、さらに、表面側のMDF4aの表面に天然突板や各種木目模様を印刷した合成樹脂シートなどによる化粧材5が貼着された積層構成を有している。
広葉樹単板2と針葉樹単板3a,3b、針葉樹単板3a,3bとMDF4a,4bは、それぞれ接着剤で貼着される。この場合の接着剤としては酢酸ビニル樹脂、イソシアネートなどの熱可塑性接着剤や熱硬化性樹脂接着剤が使用される。
この実施例における各積層材の厚みは、広葉樹単板2が3mm、針葉樹単板3a,3bがいずれも2mm、MDF4a,4bがいずれも2.5mmであって、合計厚12mm(化粧材5の厚みは無視)の木質積層板1である。
この木質積層板1における雄実6aは主として広葉樹単板2で形成されている。すなわち、表裏両面側から針葉樹単板3a,3bの厚み範囲内に止まるように切除して、広葉樹単板2を主体としつつ、その表裏面が、針葉樹単板3a,3bの残余部分で被覆された雄実6aとされている。
雌実6bは、隣接する木質積層板1の雄実6aを嵌合することによって木質繊維板同士を連結するものであるから、雄実6aと相補的な形状を有する。すなわち、この実施形態では、広葉樹単板2の全厚およびその表裏の針葉樹単板3a,3bの厚みの一部を切除することによって雌実6bが形成されている。
この木質積層板1においては、雄実6aの主要部分が広葉樹単板2で形成されているので、節がほとんどなく、実加工が容易であり、しかも割れや欠けなどのない無欠点の実を形成することができる。また、雄実6aの基端で固定用の釘を打ち込むことも容易であり、木質積層板1同士の連結が確実に行われる。
なお、図示実施形態において、雄実6aは木質積層板1の板厚方向略中央に設けられ、広葉樹単板2の全板厚部分およびその表裏を被覆する針葉樹単板3a,3bの残余部分で形成されている。そして、雄実6aにおける広葉樹単板2部分の厚みは、この表裏を被覆する針葉樹単板3a,3bの残余部分の合計厚みより大きく形成されている。雄実6aの形成位置は任意であり、木質積層板1の板厚方向中央より上方または下方に偏って形成される場合もあるが、このような位置に形成される場合も、広葉樹単板2の全板厚部分と、その表面側を被覆する針葉樹単板3aの残余部分またはその裏面側を被覆する針葉樹単板3bの残余部分とで雄実6aが形成され、且つ、雄実6aにおける広葉樹単板2部分の板厚が、この表面側または裏面側を被覆する針葉樹単板3a,3bの残余部分の板厚より大きく形成されることが好ましいものである。
本発明にかかる木質積層板の一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 木質積層板
2 広葉樹単板
3a,3b 針葉樹単板
4a,4b MDF(繊維板)
5 化粧材
6a 雄実
6b 雌実

Claims (1)

  1. 板厚方向略中央に広葉樹単板をその繊維方向が木質積層板の短手方向に略一致するように配し、この広葉樹単板の両面にそれぞれ針葉樹単板をその繊維方向が木質積層板の長手方向に略一致するように積層し、さらに該針葉樹単板の両面にそれぞれ繊維板を積層してなり、雄実が該広葉樹単板を主要部としてその表裏がそれぞれ該針葉樹単板で覆われて形成されることを特徴とする木質積層板。
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