JP4305441B2 - ライブラリ装置、ライブラリ装置の制御方法、ライブラリ装置の制御プログラム - Google Patents

ライブラリ装置、ライブラリ装置の制御方法、ライブラリ装置の制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、磁気テープ等の記憶媒体を複数格納しドライブ装置へのロードおよびアンロードを行うライブラリ装置に関し、特にホスト装置が媒体の搬送を制御する機能を備えていない場合でも利用可能なライブラリ装置に関する。
従来、磁気テープ媒体のようなリムーバブル媒体の運用は、個々の媒体にユニークなボリューム名を与え、JCL(Job Control Language)またはアプリケーションプログラムで指定した媒体のボリューム名をコンソールあるいはドライブに搭載されたディスプレイ部に表示し、オペレータに媒体のマウントを指示するという方法が多く用いられてきた。
図8は、このような運用が行われるシステム構成例で、ホストシステム300に磁気テープ装置200が接続された構成である。図8の磁気テープ装置200は、ボリューム名など任意の文字を表示することのできるディスプレイパネル210を備えており、ホストシステム300は磁気テープ装置200に対してマウントすべき媒体のボリューム名の文字コードを送信して、これを表示させる命令を発行する。ディスプレイパネル210に表示されたボリューム名の媒体をオペレータが磁気テープドライブ220にマウントすることで運用される。
この運用形態は、ホストシステム300では媒体の保管位置などを管理する必要がなく、ホストシステム300と周辺装置だけの簡単な構成で運用することができるという長所がある反面、常にオペレータによる人手での媒体操作が必要になるという欠点がある。
この人手操作を排除するために、近年ライブラリ装置が広く使用されている。たとえば、特許文献1および特許文献2には、磁気テープを保管場所から取り出し磁気テープドライブにマウントする機構を備えたライブラリ装置が記載されている。
この種のライブラリ装置は図9に示すように磁気テープドライブ220の他、媒体を保管するための磁気テープ媒体保管棚250と媒体を搬送するためのアクセッサ240で構成される。このようなライブラリ装置を導入することでオペレータによる媒体操作からは解放される。
しかし、この場合、図8のシステムではオペレータの操作やJCLでの媒体の識別はボリューム名行っていたのに対して、ライブラリ装置230内では媒体を格納されている磁気テープ媒体格納棚250のセルのアドレスで識別している。そのため、ホストシステム300内に、媒体のボリューム名とその媒体が格納されているセルとの対応を管理するための媒体管理ファイル310を用意して、アクセッサに対して移動元セル、移動先セルを指定することによって媒体の搬送を行わせるためのアプリケーションプログラム稼働させている。
あるいは、図10に示すように、媒体管理システム320を接続し、その媒体管理システム320に対して指定媒体のマウント要求等を発行している。
特開2004−5844号公報 特開2004−95072号公報
図9および図10に示した従来のシステム構成では、ホストシステム300側で何らかの媒体搬送のための操作が必要になり、JCLの変更、アプリケーションソフトの追加、あるいは、ホストシステムとは別の媒体管理システムの追加など、追加の投資、あるいは、システム環境の変化を強いられるという問題があった。
そこで、本発明は、ホストシステム側のハードウェア構成およびソフトウェア構成を変えることなく導入することができるライブラリ装置等を提供することをその目的とする。
本発明の、ライブラリ装置は、記憶媒体に対するデータの書き込みおよび読み出しを行うドライブ装置と、記憶媒体を格納しそれぞれ固有のセルアドレスを与えられた複数のセルを備えた媒体格納棚と、ドライブ装置と媒体格納棚との間で記憶媒体を搬送するアクセッサとを備えている。また、セルアドレス(指定媒体アドレス)と当該セルアドレスを与えられセルに格納される記憶媒体の媒体識別情報(指定媒体情報)とを対応付けて記憶する媒体管理情報記憶部と、ドライブ装置にマウントされている記憶媒体のセルアドレスである搬送元アドレスをドライブ装置毎に記憶する媒体搬送元記憶部と、これら各記憶部の記憶動作およびアクセッサの動作を制御するライブラリ制御部とが設けられている。
このライブラリ制御部が備える媒体ロード手段は、ライブラリ装置を利用するホストシステムからロードディスプレイ命令を受信したときに作動し、この命令で指定された指定媒体情報と対応する指定媒体アドレスを媒体管理情報記憶部から取得すると共に、アクセッサに対しては指定媒体アドレスに対応するセルに格納されている記憶媒体を取り出してこれを搬送しドライブ装置にマウントする旨の命令を発行する機能を備え、かつ指定媒体情報を搬送元アドレスとして媒体搬送元記憶部に記憶させる。ここで、ロードディスプレイ命令とは、マウントすべき記憶媒体の識別情報を指定し、これを表示装置に表示してオペレータに通知すべき旨の命令をいい、記憶媒体の搬送を制御するための情報は含まれていない。また、媒体識別情報は、同一のボリューム名を持つ複数の記憶媒体を区別するための世代番号の組を含み、媒体管理情報記憶部には、ボリューム名に対応してロードディスプレイ命令があったときにマウントすべき記憶媒体の世代番号である対象世代番号が記憶されている(請求項1ないし請求項5)
上記ライブラリ装置によれば、媒体ロード手段は、媒体管理情報記憶部に記憶された情報を参照して、ホストシステムにより指定された記憶媒体が格納されているセルのアドレス取得し、このアドレスを指定してアクセッサに搬送を指示する命令を与えることができる
そのため、ホストシステムは、媒体の搬送を制御する情報を含まないロードディスプレイ命令を発行するだけでよく、単体のドライブ装置を使用する場合のハードウェア構成およびソフトウェア構成を変えることなくライブラリ装置を利用することができる。
さらに、ホストシステムは、たとえば、データのバックアップをとる場合のように、同一のボリューム名の記憶媒体を複数用意し、それらをたとえば曜日毎にローテーションして使用する場合でも、ボリューム名と記憶媒体が1対1に対応する場合と同様にボリューム名を指定するだけでライブラリ装置を利用することができる。
上記ライブラリ装置において、ライブラリ制御部が備える媒体アンロード手段は、ホストシステムからアンロード命令を受信したときに作動して媒体搬送元記憶部から搬送元アドレスを読み出し、アクセッサにドライブ装置にマウントされている記憶媒体をアンロードし搬送元アドレスに対応するセルに搬送する旨の命令を発行する。ここで、アンロード命令には媒体の搬送を制御するための情報は含まれていない(請求項2)。
そのため、媒体アンロード手段は、アンロードした記憶媒体を格納すべきセルのセルアドレスを媒体搬送元情報記憶部から取得し、このアドレスを指定してアクセッサに搬送を指示する命令を与えることができる。ホストシステムは、媒体の搬送を制御する情報を含まないアンロード命令を発行するだけでよい。
上記ライブラリ装置において、記憶媒体のボリューム名を媒体識別情報とし、媒体管理情報記憶部には、ボリューム名のハッシュ値とこのハッシュ値に対応するリンクポインタが記憶され、媒体ロード手段は、指定媒体情報のハッシュ値を算出し、この算出したハッシュ値と一致する媒体管理情報記憶部に記憶されたハッシュ値に対応するリンクポインタをたどることにより指定媒体アドレスを得るようにしてもよい(請求項3)。
このようにすれば、ロード手段は、ロードディスプレイ命令から取得した指定媒体情報をキーとして媒体管理情報記憶部を検索する場合に比べ、短時間で指定媒体アドレスを得ることができる。
上記ライブラリ装置において、媒体ロード手段からの命令を受けたアクセッサによる指定記憶媒体のロードが成功したときに作動し、指定記憶媒体に対応する対象世代番号を次の世代を指すように更新する対象世代番号更新手段を備えるようにしてもよい(請求項4)。
このようにすれば、ホストシステムは、ボリューム名を指定するだけで、自動的に記憶媒体のローテーションを行うことができる。
上記ライブラリ装置において、媒体管理情報記憶部に記憶されているすべてのボリューム名について対応する対象世代番号を一斉に更新する対象世代番号一斉更新手段を備えるようにしてもよい(請求項5)。
このようにすれば、たとえば、記憶媒体を新品と交換した場合等の任意の契機に対象世代番号を一括して更新することができる。
本発明によれば、記憶媒体のロード時には、媒体管理情報記憶部に記憶された情報を参照して、ホストシステムにより指定された記憶媒体が格納されているセルのアドレスを取得し、このアドレスを指定してアクセッサに搬送を指示する命令を与えることができる。また、記憶媒体のアンロード時には、媒体搬送元記憶部からアンロードした記憶媒体を格納すべきアドレス取得し、このアドレスを指定してアクセッサに搬送を指示する命令を与えることができる。
そのため、ホストシステムは、媒体の搬送を制御する情報を含まないロードディスプレイ命令とアンロード命令を発行するだけでよく、単体のドライブ装置を使用する場合のハードウェア構成およびソフトウェア構成を変えることなくライブラリ装置を利用することができる。
以下、図を参照しながら本発明の1実施形態であるテープライブラリ装置1の構成と動作について説明する。
図1は、テープライブラリ装置(ライブラリ装置)1の構成を示すブック図である。本実施例ではライブラリ装置として磁気テープライブラリを想定しているが、記憶媒体の種類は問わず、光ディスクライブラリ、あるいは、これらを磁気ディスクなどでエミュレーションする仮想ライブラリであっても構わない。
テープライブラリ装置1は、磁気テープ媒体へのデータの書き込みと読み出しを行う磁気テープドライブ(ドライブ装置)13、磁気テープ媒体を格納するための磁気テープ格納棚(媒体格納棚)14、磁気テープドライブ13と磁気テープ格納棚14の各セルの間で磁気テープ媒体を搬送するアクセッサ12、テープライブラリ装置1全体の動作制御を行うライブラリ制御部15と、たとえばRAM(Random Access Memory)により構成されライブラリ制御部15が後述の各種処理を行うために必要な情報を記憶する記憶部15とを備えている。
図1には、磁気テープドライブ13を1台だけ示したが、磁気テープドライブ13を複数備えていてもよい。
磁気テープ媒体格納棚14は、磁気テープ媒体を格納する複数のセル17を備え、セル17にはそれぞれセルアドレスが与えられている。
記憶部16には、磁気テープ媒体格納棚14に格納されている磁気テープ媒体のボリューム名と格納されているセルのアドレスの対応関係を管理している媒体管理情報記憶部10と、アクセッサ12が磁気テープドライブ13に磁気テープ媒体を搬送した際にその搬送元のセルアドレスを記憶しておくための媒体移送元記憶部12を磁気テープドライブ13毎に持っている。
ライブラリ制御部15はテープライブラリ装置1全体の動作制御を行う部分で、たとえば図示しないCPUが制御プログラムを実行することにより実現される。
ライブラリ制御部15は、ホストシステム3からロードディスプレイ命令を受け取ったときにアクセッサ12を制御し磁気テープドライブ13にマウントすべき磁気テープ媒体を磁気テープ媒体格納棚14から取り出して磁気テープドライブ13に搬送しマウントするロード手段18と、ホストシステム3からアンロード命令を受け取ったときにアクセッサ12を制御し磁気テープドライブ13にマウントされている磁気テープ媒体をアンロードし所定のセル17に搬送し格納するアンロード手段19を備えている。
ホストシステム3はテープライブラリ装置1にデータの書き込み、読み出し等の命令を発行するホストコンピュータである。ここで、このホストシステム3は、テープライブラリ装置1内に保管されている磁気テープ媒体のボリューム名などの情報を管理する機能はなく、また、媒体の搬送を指示する機能も含んでいない。図8に示すような単体の磁気テープ装置に動作指示する機能のみ有しており、データの読み出し、書き込みなど磁気テープの処理に必要な命令の他、JCLなどで指定されたボリューム名をオペレータに通知して指定媒体のマウントを促すためのロードディスプレイ命令のみ実行可能である。
また、ホストシステム3は、接続されているテープライブラリ装置1は認識しておらず、図8に示したようなディスプレイパネルを有する磁気テープ装置が接続されているものと認識しており、JCLなどで指定されたボリューム名をオペレータに通知して指定媒体のマウントを促すためのロードディスプレイ命令を発行する構成になっている。
図2は、媒体管理情報記憶部10のデータ構造の一例を示す図である。
媒体管理情報記憶部10には、磁気テープ媒体ごとに設定され、通常は磁気テープ媒体の記憶領域の先頭に記憶されているボリューム名23と、このボリューム名が与えられた磁気テープ媒体が磁気テープドライブ13にマウントされていないときに格納されているセル17のセルアドレスである格納セルアドレス24が対応付けて記憶されている。たとえば、表の第1行目は、ボリューム名「AAA000」を与えられた磁気テープ媒体は、セルアドレス「0x0000」を持つセル17に格納されていることを示している。ここで、セルアドレスの先頭2文字「0x」は、セルアドレスが16進数で表示されていることを示す記号である。
この例では、ボリューム名は磁気テープ媒体ごとに固有の文字列を与えられ同一のボリューム名を持つ磁気テープ媒体が複数存在することはないことを前提としている。
図3は、ボリューム名のハッシュ値を利用した場合の媒体管理情報記憶部10のデータ構造の一例を示す図である。
媒体管理情報記憶部10には、ハッシュ値21、識別番号22、ボリューム名23、格納セルアドレス24、リンクポインタ25が記憶されている。
媒体のボリューム名23にはユニークな識別番号22が与えられ、これに該当する媒体が格納されているセルのアドレス24が一つの媒体の管理情報になっている。全てのボリューム情報はボリューム名23のハッシュ値21とリンクされている。異なるボリューム名23で同一のハッシュ値を持つ媒体のために、個々の媒体の管理情報にはリンクポインタ25が用意され、同一のハッシュ値を持つボリューム名はハッシュ値25を起点にした媒体管理情報のリストとして扱われる。
たとえば、図3の3行目のボリューム名「AAA002」と4行目の「ABC001」のハッシュ値がともに「0x03」である場合は、このハッシュ値が2行目の識別番号「0x02」と対応付けて記憶される。そして、3行目のリンクポインタには4行目の識別番号である「0x03」が記憶される。ほかにハッシュ値が「0x03」となるボリューム名がない場合には、リンクの終端である4行目のリンクポインタには、終端であることを示すデータ、たとえば「−」が記憶される。
図4は、同一のボリューム名を持つ記憶媒体が複数存在し、世代番号によって管理される場合の媒体管理情報記憶部10のデータ構造の一例を示す図である。
媒体管理情報記憶部10は、ボリューム名23とそれに対応する格納セルアドレス24は複数割り当てられており、複数存在する格納セルアドレス24の内、どのセルの媒体を選択するかを判断するための対象世代ポインタ26を含んでいる。
この例では、たとえば1行目のデータは、ボリューム名が「AAA000」である磁気テープ媒体が3本あり、アドレスが「0x0000」「0x0100」「0x0200」である3個のセルに格納されている。そして、対象世代ポインタ(対象世代番号)「1」は、次にドライブ装置13にマウントする磁気テープ媒体は第1世代、すなわちセルアドレス「0x0000」に格納されているものであることを示している。
図5は、媒体搬送元記憶部11のデータ構造の一例を示す図である。
この例では、ライブラリ装置1は、8台のドライブ装置13を備えており、それらのドライブ番号31と搬送元アドレス32が対応付けて記憶されている。たとえば、1行目は、ドライブ番号「1」のドライブ装置にはセルアドレスが「0x0000」であるセルに格納されていた磁気テープ媒体がマウントされていることを示している。磁気テープ媒体がマウントされていないドライブ装置の搬送元アドレスには、その旨を示す記号たとえば「−−−」が記憶されている。
図6は、図2または図3に示す媒体管理情報を用いる場合のデープライブラリ装置1の動作を示すフローチャートである。
ホストシステム3から命令が発行されると、ライブラリ制御部15は、これがロードディスプレイ命令であるかを最初に判断する(ステップS101)。ロードディスプレイ命令であれば(S101の判断がイエス)、ロード手段18は、ディスプレイパネルに表示すべき文字、すなわちボリューム名(指定媒体情報)をホストシステム3から受け取り、当該ボリューム名を媒体管理情報記憶部10から検索する(S102)。
この検索は、たとえば図2の媒体管理情報10を用い、指定媒体情報が「AAA000」である場合は、このボリューム名を検索キーとして媒体管理情報記憶部10を検索して対応する格納セルアドレス「0x0000」を得る。
図3の媒体管理情報記憶部10を用い、指定媒体情報が「ABC001」である場合は、ロード手段18は、まず、「ABC001」のハッシュ値を計算して「0x03」を得る。次に、ハッシュ値「0x03」をキーに媒体管理情報記憶部10を検索しこのハッシュ値とリンクされている識別番号「0x02」を得る。この番号に対応するボリューム名は「AAA002」であり指定媒体情報と一致しないから、リンクポインタ25を参照し「0x03」を得る。この識別番号に対応するボリューム名は「ABC001」で指定媒体番号と一致するからこれに対応する格納セルアドレス「0x0010」を指定媒体アドレスとして得る。
検索の結果、指定されたボリューム名を持つ媒体が見つかれば(S103の判断がイエス)、ロード手段18は、この媒体の格納されているセル17から磁気テープドライブ13への媒体の搬送をアクセッサ12に指示する(S104)と共に、この媒体の格納されていたセルアドレスを媒体移送元記憶部11に格納する(S105)。これら一連の処理が終了するとライブラリ制御手段15は、ホストシステム3に対してロードディスプレイ命令の完了を報告する(S106)。
検索の結果、指定されたボリューム名を持つ媒体が見つからない場合(S103の判断がノー)は、ライブラリ制御手段15は、アクセッサ12への命令発行はせず、ロードディスプレイ命令の完了をホストシステム3に報告する(S106)。
ホストシステム3から発行された命令が、磁気テープドライブ13からの媒体の取り外しを指示するアンロード命令であった場合は(S107の判断がイエス)、アンロード手段19は、磁気テープドライブ13に対して媒体の取り外しを指示し(S108)、磁気テープ媒体の巻き戻し、および、取り外しが可能になるのを待って、ドライブから媒体搬送元記憶部11の示すセルへの媒体の搬送をアクセッサ12に指示する(S109)。これら一連の処理が終了すると、ライブラリ制御部15は、ホストシステムに対してアンロード命令の完了を報告する(S106)。
ホストシステム3から発行された命令が、ロードディスプレイ命令、アンロード命令の何れでもない場合(S107の判断がノー)は、ライブラリ制御手段15は、磁気テープへの書き込み、読み出しなどの命令と判断し、指示された命令の動作を磁気テープドライブ13に実行させ(S110)、ホストシステムに対して命令の完了を報告する(S106)。
テープライブラリ装置1によれば、ロード手段18は、ホストシステム3により発行されたロードディスプレイ命令で指定されたボリューム名をキーとして媒体管理情報記憶部10を検索してマウントすべき磁気テープ媒体が格納されているセルのセルアドレスを得る。そして、このセルアドレスを指定してアクセッサ12に搬送指示を発行するとともに、セルアドレスを媒体搬送元記憶部11に格納する。ホストシステム3により発行されたアンロード命令を受けたときは、アンロード手段19は、媒体搬送元記憶部11からマウントされている磁気テープ媒体を搬送すべきセルアドレスを読み出して、アクセッサ12に搬送指示を発行する。
そのため、ホストシステム3は媒体のボリューム名とその媒体が格納されているセルとの対応を管理するための媒体管理ファイルや媒体管理システムを用意する必要がない。すなわちホストシステム3は、JCLなどの変更をすることなくライブラリ装置1を導入でき、人手による運用をなくすことができる。
図7は、図4に示す媒体管理情報を用いる場合のデープライブラリ装置1の動作を示すフローチャートである。動作の概略は図6のフローチャートに示したものと同じなので、全体の動作の説明は省略する。
本実施例では、ロードディスプレイ命令で指定されたボリューム名の媒体を検索すると、これに対応する媒体の格納セルアドレス24は複数存在する。この複数の格納セルアドレス24の内、対象世代ポインタ26の指すセルアドレスを選択し、そこからテープドライブ13に媒体を搬送する(S104a)。更に、対象世代ポインタ26を1増加させ、次の世代を指すように変更する(S111)。なお、現在の対象世代ポインタ26が最大値をとっている場合には、対象世代ポインタを最小値を指すように更新する。
つまり、同一ボリューム名を持つ媒体が複数存在し、ロードディスプレイ命令が発行される度にそれらをローテーションしてマウントするようになっている。
上記では、同一ボリューム名を持つ媒体を複数持ち、同じボリューム名の媒体をロードディスプレイ命令が発行される毎にローテーションさせることを想定しているが、ローテーションさせる契機は、ロードディスプレイ命令でなくても、外部から与えられた他の契機でローテーションさせてもよいし、個々のボリューム名毎ではなく、上位装置から与えられた命令などを契機に全てのボリューム名で対象になる媒体の世代を同時に切り替えてもよい。
このようにすれば、ホストシステムに意識させることなく同一ボリューム名を持つ媒体を複数管理し、ロードディスプレイ命令が発行される度にそれらをローテーションして使用することが可能になる。
データベースのバックアップなどは、多くの場合世代管理が行われ、複数媒体をローテーションして使用することが行われる。図2や図3のような媒体管理情報記憶部を用いる場合には、磁気テープ媒体は異なるボリューム名を持つものを用意してホストシステム側で、たとえば曜日ごとに対応するボリューム名を指定することになる。しかし、図4のような媒体管理情報記憶部を用いれば、本発明のライブラリ装置1を使用することによって、毎回同じボリューム名を指定することで複数世代のバックアップを管理することが可能になるという効果も有する。
本発明の一実施形態であるテープライブラリ装置の機能ブロック図である。 媒体管理情報記憶部のデータ構造例を示す図である。 媒体管理情報記憶部のデータ構造例を示す図である。 媒体管理情報記憶部のデータ構造例を示す図である。 媒体搬送元記憶部のデータ構造例を示す図である。 テープライブラリ装置の動作例を示すフローチャートである。 テープライブラリ装置の動作例を示すフローチャートである。 従来の磁気テープ装置の構成を示す図である。 従来のライブラリ装置の構成を示す図である。 従来のライブラリ装置の構成を示す図である。
符号の説明
1 テープライブラリ装置(ライブラリ装置)
3 ホストシステム
10 媒体管理情報記憶部
11 媒体搬送元記憶部
12 アクセッサ
13 磁気テープドライブ(ドライブ装置)
14 磁気テープ媒体格納棚(媒体格納棚)
15 ライブラリ制御手段(対象世代番号更新手段、対象世代番号一斉更新手段)
16 記憶部
17 セル
18 ロード手段(媒体ロード手段)
19 アンロード手段(媒体アンロード手段)

Claims (5)

  1. 記憶媒体に対するデータの書き込みおよび読み出しを行うドライブ装置と、前記記憶媒体を格納しそれぞれ固有のセルアドレスを与えられた複数のセルを備えた媒体格納棚と、前記ドライブ装置と前記媒体格納棚との間で前記記憶媒体を搬送するアクセッサとを備えたライブラリ装置において、
    前記セルアドレスと当該セルアドレスを与えられ前記セルに格納される前記記憶媒体の媒体識別情報とを対応付けて記憶する媒体管理情報記憶部と、前記ドライブ装置にマウントされている前記記憶媒体の前記セルアドレスである搬送元アドレスを前記ドライブ装置毎に記憶する媒体搬送元記憶部と、これら各記憶部の記憶動作および前記アクセッサの動作を制御するライブラリ制御部とを設け、
    このライブラリ制御部は、
    前記ドライブ装置に格納すべき前記記憶媒体の前記媒体識別情報である指定媒体情報を表示する旨のロードディスプレイ命令をホストシステムから受信したときに作動して前記指定媒体情報と対応する前記セルアドレスである指定媒体アドレスを前記媒体管理情報記憶部から取得すると共に、前記アクセッサに対しては前記指定媒体アドレスに対応する前記セルに格納されている前記記憶媒体を取り出してこれを搬送し前記ドライブ装置にマウントする旨の命令を発行する機能を備え、かつ前記指定媒体アドレスを前記搬送元アドレスとして前記媒体搬送元記憶部に記憶させる媒体ロード手段を備え、
    前記媒体識別情報は、同一のボリューム名を持つ複数の前記記憶媒体を区別するための世代番号の組を含み、
    前記媒体管理情報記憶部には、前記ボリューム名に対応して前記ロードディスプレイ命令があったときにマウントすべき前記記憶媒体の前記世代番号である対象世代番号が記憶されていることを特徴とするライブラリ装置。
  2. 前記ライブラリ制御部が、
    前記ホストシステムから前記ドライブ装置にマウントされている前記記憶媒体を排出する旨のアンロード命令を受信したときに作動して前記媒体搬送元記憶部から前記搬送元アドレスを取得すると共に、前記アクセッサに対しては前記ドライブ装置にマウントされている前記記憶媒体を排出し前記搬送元アドレスに対応する前記セルに搬送する旨の命令を発行する媒体アンロード手段とを備えていることを特徴とする、請求項1に記載のライブラリ装置。
  3. 前記媒体識別情報は、前記記憶媒体のボリューム名であり、
    前記媒体管理情報記憶部には、前記ボリューム名のハッシュ値とこのハッシュ値に対応するリンクポインタが記憶され、
    前記媒体ロード手段は、前記指定媒体情報のハッシュ値を算出し、この算出したハッシュ値と一致する前記媒体管理情報記憶部に記憶されたハッシュ値に対応する前記リンクポインタをたどることにより前記指定媒体アドレスを得ることを特徴とする、請求項1に記載のライブラリ装置。
  4. 前記媒体ロード手段からの命令を受けた前記アクセッサによる前記指定記憶媒体のマウントが成功したときに作動し、前記指定記憶媒体に対応する前記対象世代番号を次の世代を指すように更新する対象世代番号更新手段を備えていることを特徴とする、請求項に記載のライブラリ装置。
  5. 前記媒体管理情報記憶部に記憶されているすべての前記ボリューム名について対応する対象世代番号を一斉に更新する対象世代番号一斉更新手段を備えていることを特徴とする、請求項に記載のライブラリ装置。
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