JP4303645B2 - 路面の横断勾配検出装置 - Google Patents
路面の横断勾配検出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4303645B2 JP4303645B2 JP2004171456A JP2004171456A JP4303645B2 JP 4303645 B2 JP4303645 B2 JP 4303645B2 JP 2004171456 A JP2004171456 A JP 2004171456A JP 2004171456 A JP2004171456 A JP 2004171456A JP 4303645 B2 JP4303645 B2 JP 4303645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gradient
- cross
- vehicle
- steering torque
- road surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Description
そこで、路面の横断勾配を検出し、例えば電動パワーステアリングシステムにおいて補助操舵トルクを補正することによって、運転負担を軽減させることが考えられた。
本発明は、前記従来の問題点に鑑み、直進路における僅かな横断勾配を検出可能な路面の横断勾配検出装置を提供することを目的としている。
路面の横断勾配検出装置1は、トルクセンサ16、車速センサ17、ヨーレイトセンサ18、横断勾配量演算部11、横断勾配補正比演算部12、乗算部14、横断勾配算出条件判定部13、基準値保持部19、出力部15を備える。
横断勾配補正比演算部12は、前記演算された横断勾配量SLTBのベース値に対して車速に応じた補正を行うための横断勾配補正比SLTRを演算するものである。例えば図3に示す路面の横断勾配補正比SLTRと車速Vとの対応関係を記憶させたテーブルを備え、前記検出された車速Vに基づいてテーブルを検索することによって横断勾配補正比SLTRを演算する。
横断勾配算出条件判定部13は、トルクセンサ16、車速センサ17、ヨーレイトセンサ18で検出された操舵トルクTR、車速V、ヨーレイトYRに基づいて論理演算を行い、操舵トルクに基づく横断勾配の算出条件が満たされたか否かを判定するものである(論理演算は図4を参照して後記する)。換言すると、横断勾配算出条件判定部13は、乗算部14により乗算された結果を勾配とするか、基準値保持部19に保持された基準値を勾配とするかを、出力部15で選択させるものである。
出力部15は、横断勾配算出条件判定部13の判定結果に基づいて乗算部14から演算された横断勾配量SLTBまたは基準値保持部19で保持された基準値ゼロを選択して横断勾配の検出値SLTとして出力するものである。横断勾配の検出値SLTは、例えば電動パワーステアリングシステム内のステアリング制御部10に出力される。或いは、車室内の図示しない表示パネルに表示するために出力される。
まず、操舵トルクTRに基づく横断勾配の算出条件が満たされたか否かを判定するため、ステップS1において、横断勾配算出条件判定部13が車速センサ7で検出された車速Vを読み込み、所定の速度閾値VELとを比較する。車速Vが速度閾値VEL以上の場合(YES)、車両が所定速度以上で走行していると判定しステップS2へ進む。そうでない場合(NO)にはステップS10へ進む。
ステップS2においては、横断勾配算出条件判定部13が、ヨーレイトセンサ18で検出された車両のヨーレイトYRを読み込み、ヨーレイトYRの絶対値とヨー閾値YRDとを比較する。ヨーレイトYRの絶対値がヨー閾値YRD以下の場合(YES)、車両のヨーレイトが中立付近にあると判定し、ステップS3へ進む。そうでない場合(NO)にはステップS10へ進む。
ステップS3においては、横断勾配算出条件判定部13が、トルクセンサ16で検出された操舵トルクTRを読み込み、操舵トルクTRの絶対値と所定のトルク閾値TRQとを比較する。操舵トルクTRの絶対値がトルク閾値TRQ以上の場合(YES)は、所定値以上の操舵トルクTRが発生したと判定し、ステップS4へ進む。そうでない場合(NO)には、ステップS10へ進む。
ステップS5において、横断勾配算出条件判定部13がタイマのタイマ値と設定値Sとを比較する。タイマ値が設定値Sを超えた場合、所定速度以上で車両が直進走行し、かつ所定値以上の操舵トルクが発生したことを検出してから所定時間を経過したとして、操舵トルクTRに基づく横断勾配の演算条件が満たされたと判定し、ステップS6へ進む。そうでない場合(NO)には、ステップS1に戻され前記判定が繰り返される(戻り→開始)。なお、このようにタイマ値を考慮するのは、制御の安定のためである。即ち、ステアリング制御部10における制御を、安定に行うことができるようにするためである。
ステップS7において、横断勾配補正比演算部12が、車速センサ17で検出された車速Vに基づいて、例えば図3に示す路面の横断勾配補正比SLTRと車速Vの関係を記憶させたテーブルを検索して、横断勾配補正比SLTRを演算する。演算された横断勾配補正比SLTRは乗算部14に出力される。
ステップS9において、出力部15が横断勾配算出条件判定部13での判定結果に基づいて、乗算部14からの横断勾配量SLTBを選択して横断勾配の検出値SLTとしてステアリング制御部10に出力する。
また、横断勾配検出では、操舵トルクTRに基づいて一定車速のときの横断勾配量(SLTB)をベース値として求め、このベース値に対して車速Vから求めた横断勾配補正比SLTRで補正するので、車速に起因するセルフアライニングトルクに影響されずに横断勾配を正しく検出することができる。
通常、パワーステアリングシステム内に、高精度のトルクセンサ、ヨーレイトセンサ、車速センサ17が備えられているので、パワーステアリングシステムと、これらのセンサを共有することもでき、したがって、横断検出装置1は極めて低コストで構成することができる。
なお、本実施形態では、ステップS2が車両直進状態検出手段の動作を示している。
ステップS3が操舵トルク判定手段の動作を示している。
10 ステアリング制御部
11 横断勾配量演算部
12 横断勾配補正比演算部
13 横断勾配算出条件判定部
14 乗算部
15 出力部
16 トルクセンサ
17 車速センサ(車速検出手段)
18 ヨーレイトセンサ
19 基準値保持部
Claims (2)
- 車両を転舵させる際の操舵トルクに基づいて車両が走行中の道路の路面についている横断勾配を検出する横断勾配検出装置であって、
前記車両が直進状態である否かを検出する車両直進状態検出手段と、
前記操舵トルクが所定値以上であるか否かを判定する操舵トルク判定手段と、を設け、
前記車両が直進状態で、かつ前記操舵トルクが所定値以上の場合、前記操舵トルクに基づいて前記横断勾配を演算して検出することを特徴とする路面の横断勾配検出装置。 - 前記車両の車速を検出する車速検出手段を設け、
前記検出された車速に応じて、前記演算した横断勾配の演算値を補正することを特徴とする請求項1に記載の路面の横断勾配検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004171456A JP4303645B2 (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 路面の横断勾配検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004171456A JP4303645B2 (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 路面の横断勾配検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005351712A JP2005351712A (ja) | 2005-12-22 |
JP4303645B2 true JP4303645B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=35586323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004171456A Expired - Fee Related JP4303645B2 (ja) | 2004-06-09 | 2004-06-09 | 路面の横断勾配検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4303645B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104748725B (zh) * | 2015-04-14 | 2017-05-17 | 北京经纬恒润科技有限公司 | 坡度测量方法及装置 |
CN114435371B (zh) * | 2022-03-25 | 2024-03-01 | 北京主线科技有限公司 | 一种道路坡度估计方法和装置 |
-
2004
- 2004-06-09 JP JP2004171456A patent/JP4303645B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005351712A (ja) | 2005-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10286946B2 (en) | Steering control system | |
EP2263928B1 (en) | Electric power steering device and method for controlling the same | |
US20080208407A1 (en) | Vehicular steering apparatus | |
JP2007302017A (ja) | 電動パワーステアリング装置の制御装置 | |
JP4435754B2 (ja) | 路面反力トルク演算装置 | |
EP3056410B1 (en) | Drive assist control apparatus | |
US20170334480A1 (en) | Electric power steering device | |
JP2018122731A (ja) | 車両の操舵支援装置 | |
JP4430483B2 (ja) | パワーステアリング装置 | |
KR102373870B1 (ko) | 전동식 조향장치의 노면상태 감지장치 및 그 제어방법 | |
JP2008114687A (ja) | 電動パワーステアリング装置 | |
JP2017202772A (ja) | 運転支援方法及び運転支援装置 | |
JP2017202773A (ja) | 運転支援方法及び運転支援装置 | |
JP4303645B2 (ja) | 路面の横断勾配検出装置 | |
JP6662189B2 (ja) | 運転支援方法及び運転支援装置 | |
JP2005088806A (ja) | 操舵制御装置 | |
JP2008275344A (ja) | ヨーレートセンサの出力判定装置および追従先行車判定装置 | |
JP2006298156A (ja) | 車両挙動状態推定装置 | |
JP4499145B2 (ja) | 車両用操舵制御装置 | |
JP4717104B2 (ja) | 車両用操舵制御装置 | |
JP5287734B2 (ja) | 駐車支援装置 | |
JP2008001322A (ja) | パワーステアリング装置及び振動状態検出方法 | |
JPH06207951A (ja) | ヨーレートセンサの異常検出装置 | |
JP5025686B2 (ja) | 車両挙動制御装置 | |
JP2002337714A (ja) | 自動操舵装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061128 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090424 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |