JP4301681B2 - 原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原子炉で発生する蒸気を、主蒸気系統を介して蒸気タービンに供給するものであって、該主蒸気系統の途中に原子炉隔離のための主蒸気隔離弁を配設した原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置の一例である、特開平9─80195号公報に開示されている例について、図8及び図9を参照して説明する。
【0003】
図8は、原子力発電プラントの主蒸気系統及びタービンバイパス系統を説明するための系統図である。原子炉1で発生した蒸気は、主蒸気系統61並びにこの主蒸気系統61の途中であって、原子炉格納容器3の内側及び外側に配設された複数例えば10個の主蒸気隔離弁(MSIV)2、主蒸気ヘッダ4、主蒸気止め弁5及び蒸気加減弁(CV)6を介して蒸気タービン8に供給される。主蒸気隔離弁2は、圧力制御を行う弁とは独立に、個別に原子炉を隔離するために設けられたものであり、原子炉格納容器3の内外の事故により系外に原子炉冷却材が流出する恐れが生じた場合等に原子炉格納容器3の内外を自動的に遮断するものであり、通常運転時には開している。
【0004】
主蒸気止め弁5は蒸気タービン8を停止する場合に蒸気タービン8への蒸気を遮断するものであり、蒸気加減弁6は、原子炉1で発生し蒸気タービン8に流入する蒸気流量を調整するものである。蒸気タービン8に流入した蒸気により蒸気タービン8は回転し、蒸気タービン8に直結された発電機9により電気出力が得られる。
【0005】
また、主蒸気系統61とは別に主蒸気ヘッダ4から分岐し、タービンバイパス弁7を経由して復水器10に至るタービンバイパス系統62が備えられている。さらに、主蒸気系統61からタービングランド蒸気蒸化器12、給水ポンプ駆動用蒸気タービン13、蒸気式空気抽出器14の駆動蒸気を供給する蒸気系統も設けられている。
【0006】
通常運転時には、原子炉ドーム圧力検出器11で検出された原子炉ドーム圧力すなわち原子炉1の蒸気圧力がその圧力設定値になるように蒸気加減弁6によって調節され、このときタービンバイパス弁7は全閉に保持されている。一方、プラント起動停止時や送電系統に事故が発生した場合などには、蒸気加減弁6の開度が制限を受けることから、原子炉1の圧力はタービンバイパス弁7により調節される。
【0007】
図9は図8の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置の従来例について説明するためのブロック構成図である。蒸気加減弁6及びタービンバイパス弁7の開度は、次に述べる蒸気タービン制御装置によって制御される。原子炉1に設置された原子炉ドーム圧力検出器11から出力される圧力信号は、蒸気タービン制御装置19に入力され、原子炉ドーム圧力設定器23の圧力設定値と比較されて第1の圧力偏差演算器24により圧力偏差が演算される。
【0008】
第1の圧力偏差演算器24で得られた圧力偏差は、原子炉ドーム圧力制御演算器25に入力され、偏差に比例した信号が圧力制御信号29として第1の低値選択器18に入力される。
【0009】
第1の低値選択器18において圧力制御信号29は、速度/負荷制御演算器15からの速度/負荷制御信号、負荷制限器16の負荷制限信号、最大流量制限器17からの最大流量制限信号と比較される。そして、第1の低値選択器18は、これらの信号のうち最も低値の信号を選択して蒸気加減弁6の開度指令信号として出力する。
【0010】
また原子炉ドーム圧力制御演算器25で演算された圧力制御信号29と蒸気加減弁開度指令信号との偏差信号を第1の偏差演算器20で求め、一方、最大流量制限器17で演算された最大流量制限信号と蒸気加減弁開度指令信号との偏差信号を第2の偏差演算器21で求める。そして、これら第1の偏差演算器20及び第2の偏差演算器21の信号は第2の低値選択器22に入力され、比較された後に、その低値がタービンバイパス弁7の開度指令信号として出力される。
【0011】
なお、原子炉ドーム圧力検出器11は信頼性向上のため一般的に多重化されているが、図9では三重化されたドーム圧力の検出器の中間値を第1の中間値選択器27により選択し制御に使用する構成を示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、以上述べた従来の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置においては、通常運転中の原子炉1の圧力が一定となるような制御は、原子炉1に設置された原子炉ドーム圧力検出器11からの圧力信号に基づき蒸気加減弁6により調節されているが、原子炉格納容器3の内外で例えば原子炉隔離信号検出器(図示せず)により検出される事故が発生し主蒸気隔離弁2が事故時自動で全閉すると、原子炉1の圧力、つまり原子炉ドーム圧力が急激に上昇する。このため、蒸気加減弁6及びタービンバイパス弁7が開動作し、タービングランド蒸気蒸化器12、給水ポンプ駆動用蒸気タービン13、蒸気式空気抽出器14の駆動用蒸気が急激に減少する。図10は、これを説明するための信号波形図である。
【0013】
すなわち、図9において、主蒸気隔離弁2が全閉すると、図10(a)[縦軸は圧力、横軸は時間を示す]のように原子炉1に設置された原子炉ドーム圧力検出器11からの圧力信号が上昇する。従って、蒸気タービン制御装置19の第1の圧力偏差演算器24の出力である圧力偏差は上昇するので、図10(c)[縦軸は出力、横軸は時間を示す]のように原子炉ドーム圧力制御演算器25にて演算された圧力制御信号29は上昇し、第1の低値選択器18の出力は、速度/負荷制御信号、負荷制限信号又は最大流量制限信号のいずれかにより制限されるまでは上昇する。従って、蒸気加減弁6は開くことになる。
【0014】
一方、圧力制御信号29が第1の第1の低値選択器18で制限を受けるようになると、蒸気加減弁6の開度指令信号は制限された値となるため、偏差演算器20で演算される圧力制御信号29と蒸気加減弁開度指令信号との偏差信号が上昇する。従って、第2の偏差演算器21で演算された圧力制御信号29と最大流量制限信号との偏差信号により制限されるまでは、第2の低値選択器22の出力は上昇するため、タービンバイパス弁7の開度指令信号は図10(c)に示すように上昇し、タービンバイパス弁7は開くことになる。図10(b)は縦軸は出力、横軸は時間を示すドーム圧力制御信号36の波形図である。
【0015】
前述のように蒸気加減弁6及びタービンバイパス弁7が開動作すると、主蒸気隔離弁2以降の主蒸気系統61内の残留蒸気が蒸気タービン8に流入又は復水器10に直接回収されるので、タービングランド蒸気蒸化器12、給水ポンプ駆動用蒸気タービン13、蒸気式空気抽出器14の駆動用蒸気(主蒸気圧力)は図10(a)に示すように急激に減少する。
【0016】
これによって、タービングランド蒸気蒸化器12の加熱蒸気が喪失し、短時間の内にタービングランド蒸気蒸化器12から蒸気タービン8へのグランドシール蒸気の供給量が低下し蒸気タービン8に悪影響を与える可能性がある。また、蒸気式空気抽出器14の駆動蒸気の急激な減少により復水器10の真空度低下も比較的大きくなる。
【0017】
本発明はかかる従来の事情に基づいてなされたものであり、主蒸気隔離弁が閉じたとしても主蒸気止め弁又は蒸気加減弁、及びタービンバイパス弁が開動作することなく、タービングランド蒸気蒸化器、給水ポンプ駆動用蒸気タービン及び蒸気式空気抽出器の駆動蒸気の急激な低下を防止することができる原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、「原子炉で発生した蒸気が主蒸気隔離弁、蒸気加減弁を有する主蒸気系統を経て蒸気タービンに流入するよう構成され、前記原子炉のドーム圧力が一定になるよう原子炉ドーム圧力検出器と原子炉ドーム圧力設定手段からの信号に基づき原子炉ドーム圧力制御信号を演算し、前記原子炉ドーム圧力制御信号に基づき前記蒸気加減弁の開度を制御すると共に、前記蒸気タービンに流入する蒸気量を制限するよう制御された場合、前記原子炉のドーム圧力が一定となるように、前記蒸気タービンをバイパスし復水器に蒸気を導くバイパス系統に設けたタービンバイパス弁の開度を前記原子炉ドーム圧力制御信号に基づき開方向に制御する蒸気タービン制御装置において、
前記主蒸気系統に設けた主蒸気圧力検出器及び主蒸気圧力設定手段からの信号に基づき主蒸気圧力制御信号を演算する演算手段と、
前記主蒸気隔離弁が全閉したことを検出する主蒸気隔離弁全閉検出手段と、
前記主蒸気隔離弁の全閉を検出した場合圧力制御切替信号を出力し、圧力制御信号を前記原子炉ドーム圧力制御信号から前記主蒸気圧力制御信号側に切り替える圧力制御信号切替手段と、
を設け、前記圧力制御信号切替手段から得られる前記主蒸気圧力制御信号に基づいて前記蒸気加減弁と前記タービンバイパス弁の開度を制御することを特徴とする原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置」である。
【0022】
請求項1に対応する発明によれば、主蒸気隔離弁が全閉したときに、蒸気加減弁及びタービンバイパス弁の開動作を防止する。
【0023】
前記目的を達成するため、請求項2に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記主蒸気隔離弁全閉検出手段からの信号が解除された場合、前記圧力制御信号の主蒸気圧力制御信号から原子炉ドーム圧力制御信号への切替え時の急激な変化を抑制する手段を設けた請求項1に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0024】
請求項2に対応する発明によれば、圧力制御を原子炉ドーム圧力制御に復帰させる際の原子炉ドーム圧力への外乱を防止する。
【0025】
前記目的を達成するため、請求項3に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、運転員の操作により解除する手段を設けた請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0026】
請求項3に対応する発明によれば、主蒸気隔離弁が全閉した後、圧力制御信号の原子炉ドーム圧力制御への復帰を運転員の判断により行うことができる。
【0027】
前記目的を達成するため、請求項4に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、主蒸気隔離弁全開信号により解除する手段を設けた請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0028】
請求項4に対応する発明によれば、圧力制御信号の原子炉ドーム圧力制御への復帰を自動的に行うことができる。
【0029】
前記目的を達成するため、請求項5に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、原子炉ドーム圧力信号がある値α以下になったことを検出する信号判定手段を設け、該信号判定手段からの信号により前記圧力制御切替信号の保持を解除する手段を設けた請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0030】
請求項5に対応する発明によれば、主蒸気隔離弁が全閉した後、原子炉ドーム圧力が十分に減圧され原子炉が停止した状態で、圧力制御信号の原子炉ドーム圧力制御への復帰を自動的に行うことができる。
【0031】
前記目的を達成するため、請求項6に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記主蒸気圧力検出器を多重化し、多重化された主蒸気圧力検出器からの信号の中間値を中間値選択手段により選択し主蒸気圧力制御演算に用いる請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0032】
請求項6に対応する発明によれば、主蒸気隔離弁が全閉したときに、主蒸気圧力検出器3系のうち1系が故障した場合でも、圧力制御信号に正常な主蒸気圧力信号を出力することができる。
【0033】
前記目的を達成するため、請求項7に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記主蒸気圧力検出器を多重化し、多重化された主蒸気圧力検出器からの信号の高値を高値選択手段により選択し主蒸気圧力制御演算に用いる請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0034】
請求項7に対応する発明によれば、主蒸気隔離弁が全閉したときに、主蒸気圧力検出器2系のうち1系が故障した場合でも、圧力制御信号に主蒸気圧力の低下を抑える方向に制御することができる。
【0035】
前記目的を達成するため、請求項8に対応する発明は、次のように構成したものである。すなわち、前記圧力制御信号切替手段からの出力により、その信号切替状態を表示する状態表示手段を備えた請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置である。
【0036】
請求項8に対応する発明によれば、圧力制御信号の切替状態を運転員が容易に確認することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に本発明に係る原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置の実施の形態を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック構成図である。この第1の実施の形態は、図9に示した従来の技術の蒸気タービン制御装置19に対し、概略次のように構成したものである。すなわち、主蒸気隔離弁(MSIV)2が閉じたときに、主蒸気圧力すなわち主蒸気ヘッダ4又は主蒸気系統61の圧力の低下を抑制する手段を備えたものであり、その第2は主蒸気隔離弁2が閉じたときに、原子炉ドーム圧力制御信号から主蒸気圧力制御信号側に切り替える手段を備えたものである。
【0038】
以下、その具体的な構成について説明する。図8の主蒸気ヘッダ4又は主蒸気系統(主蒸気配管)61に設けた主蒸気圧力検出器26及び主蒸気圧力設定器30からの信号により演算を行う第2の圧力偏差演算器31と、第2の圧力偏差演算器31からの信号を演算して主蒸気圧力制御信号37を出力する主蒸気圧力制御演算器32と、原子炉1を隔離する主蒸気隔離弁2が全閉したことを検出する主蒸気隔離弁全閉検出器34と、主蒸気隔離弁2が全閉したときは圧力制御信号29を主蒸気圧力制御信号37側に切り替える圧力制御信号切替器33とを追加して設け、主蒸気隔離弁2が全閉したときは、主蒸気隔離弁全閉検出器34からの圧力制御切替信号38を受けて圧力制御信号切替器33の接続状態がa−c間から、b−c間に切り替わり、圧力制御信号29へ出力する信号が原子炉ドーム圧力制御信号36から主蒸気圧力制御信号37へ切り替わるように構成したものである。以上述べた構成以外は、図9に示す従来の技術と同一であるので、同一の構成要素には同一符号を付しその説明は省略する。
【0039】
以上のように構成することにより、次のような作用効果が得られる。図2は、これを説明するための信号波形図である。
【0040】
すなわち、図2(a)に示すように主蒸気隔離弁2が全閉し、圧力制御信号切替器33により圧力制御信号29が主蒸気圧力制御信号37に切り替わった場合、主蒸気隔離弁2の下流にある主蒸気圧力検出器26の圧力は、蒸気の供給がなくなり低下しているため、主蒸気圧力設定器30との偏差により演算される主蒸気圧力制御信号37は0以下、すなわち全閉指令となり、蒸気加減弁6及びタービンバイパス弁7は全閉となり、蒸気タービン8と復水器10への蒸気流入がなくなり、図2(a)に示すように主蒸気隔離弁2以降の主蒸気系統61内の残留蒸気の急激な減少を防止できる。従って、タービングランド蒸気蒸化器12の加熱蒸気として主蒸気系統内の残留蒸気を供給することが可能となり、タービングランド蒸気蒸化器12からの蒸気タービン8へのグランドシール蒸気の供給量低下を抑制することができる。
【0041】
また、蒸気式空気抽出器14の駆動蒸気の急激な減少を防止し、蒸気が入って霧吹きのような作用で復水器10の真空度低下を抑制できる。この結果、既設のプラントであっても主蒸気隔離弁2が全閉となることの問題点は生ずることなく、既設のプラントにも簡単に適用できる。
【0042】
なお、図2(b)は、原子炉ドーム圧力制御信号36及び主蒸気圧力制御信号37の波形図を示し、図2(c)は圧力制御信号29の波形図を示している。
【0043】
図3は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態に対し、概ね主蒸気隔離弁全閉検出器34からの信号が解除された場合、圧力制御信号の主蒸気圧力制御信号37から原子炉ドーム圧力制御信号36への切替え時の急激な変化を抑制する手段を追加したものである。
【0044】
具体的には、図1に示した第1の実施の形態に対し、原子炉ドーム圧力制御信号36と圧力制御信号29との偏差を演算する圧力制御偏差演算器43と、主蒸気隔離弁全閉検出器34からの圧力制御切替信号38が発生しないとき信号を出力する論理否定回路(論理反転回路)39と、論理否定回路39から出力が生じたとき瞬時に信号を出力するワンショット回路40と、ワンショット回路40からの出力が生じたとき瞬時に閉状態とする接点42と、信号を入力した場合であって入力値を初期値として、ある変化率で出力が減するバイアス信号発生器41とを追加して設け、圧力制御信号切替器33の動作により、圧力制御信号29が原子炉ドーム圧力制御信号36側に復帰する場合に、圧力制御信号29の急激な変化を抑えるよう構成したものである。
【0045】
このように構成した第2の実施の形態によれば、次のような作用効果が得られる。図4はこれを説明するための信号波形図[縦軸は圧力、横軸は時間を示す図]である。
【0046】
今、図1に示した蒸気タービン制御装置において、一旦主蒸気隔離弁2が全閉した後に、圧力制御切替信号38が不成立となった場合には、圧力制御信号29は圧力制御信号切替器33により、主蒸気圧力制御信号37から原子炉ドーム圧力制御信号36に切り替わる。このとき主蒸気圧力制御信号37と原子炉ドーム圧力制御信号36との間に偏差があった場合、その偏差分圧力制御信号29が急激に変化し、図4(b)に示すように原子炉ドーム圧力が変動することが考えられる。
【0047】
これに対し本実施の形態によれば、圧力制御信号29と原子炉ドーム圧力制御信号36間の偏差をバイアスとして原子炉ドーム圧力制御信号36側に加えそのバイアスを徐々にある変化率で減少させることにより、図4(a)に示すように原子炉ドーム圧力の変動を抑え安定した切り替えを行うことが可能となる。
【0048】
図5は、本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成図である。この第3の実施の形態は、概ね図1に示した第1の実施の形態又は図3に示した第2の実施の形態に対して、圧力制御切替信号を主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、運転員の操作により解除する手段を新たに設けるか、又は圧力制御切替信号を主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、主蒸気隔離弁全開信号により解除する手段を新たに追加したものである。
【0049】
具体的には、一旦成立した圧力制御切替信号38を保持するために、論理否定回路(論理反転回路)55と、論理和回路44及び論理積回路45から構成される信号の自己保持手段46と、自己保持手段46の論理積回路45に信号を出力し自己保持を解除するための手動リセット操作器47とを追加して設けたものである。この例は、主蒸気隔離弁全開検出器48を設けていない場合である。
【0050】
このように構成した本実施の形態によれば、圧力制御切替信号38が成立し、圧力制御信号29が主蒸気圧力制御信号37に切り替わった状態を保持し、手動リセット操作器47により保持した圧力制御切替信号38の解除を行うことが可能であり、運転員の判断により圧力制御を原子炉ドーム圧力制御側に手動で切り替えることが可能となる。
【0051】
図5に示す本実施の形態において、自己保持手段46を解除するための手段として手動リセット操作器47に置き換えて、主蒸気隔離弁全開検出器48と、論理否定回路55の直列回路を設けように構成してもよい。
【0052】
このように構成した本実施の形態によれば、圧力制御切替信号38が成立し圧力制御信号29が主蒸気圧力制御信号37に切り替わった状態を保持し、主蒸気隔離弁2の全開により保持した圧力制御切替信号38の解除を行うことが可能であり、主蒸気隔離弁2が確実に全開したことを検出して圧力制御を原子炉ドーム圧力制御側に自動で切り替えることが可能となる。
【0053】
図6は、本発明の第4の実施の形態を示すブロック構成図である。この第4の実施の形態は、図5に示した第3の実施の形態において、自己保持手段46を解除するための手段として手動リセット操作器47に置き換えて、原子炉ドーム圧力信号28がある一定の値α(例えば1MPa)以下になったことを検出する圧力α以下検出器49と論理否定回路39の直列回路を設け、原子炉ドーム圧力信号28が、ある十分に減圧された値α以下になった場合に圧力制御切替信号38を解除する手段を設けたものである。
【0054】
本実施の形態によれば、圧力制御切替信号38が成立し圧力制御信号29が主蒸気圧力制御信号37に切り替わった状態を保持し、その後原子炉停止のための原子炉の減圧操作を行い原子炉の減圧が完了したことを検出し圧力制御切替信号38の解除を行うことが可能であり、原子炉の停止と共に圧力制御を原子炉ドーム圧力制御側に自動で切り替えることが可能となる。
【0055】
図7は、本発明の第5の実施の形態を示すブロック構成図である。この第5の実施の形態は、図1に示した第1の実施の形態及び図3に示した第2の実施の形態において、主蒸気圧力検出器26を複数、最大3台を設けたものである。具体的には、主蒸気圧力検出器26を2台と第2の中間値選択器50を追加して設け、主蒸気圧力信号35に、三重化された主蒸気圧力検出器26からの信号のうち第2の中間値選択器50により選択された中間値を用いるものである。
【0056】
これにより、主蒸気隔離弁2が全閉したときに、主蒸気圧力検出器26の3系のうち1系が故障した場合でも、圧力制御信号29に正常な主蒸気圧力信号35を出力することができる。
【0057】
図7に示す本実施の形態において、主蒸気圧力検出器26の3台を2台とし、第2の中間値選択器50の代りに主蒸気圧力検出器26の出力のうちの、高値を選択する高値選択器51を追加して設けるように構成してもよい。
【0058】
この場合、主蒸気圧力信号35に、二重化された主蒸気圧力検出器26からの信号のうち高値選択器51により選択された高い方の値を用いることとなる。これにより、主蒸気隔離弁2が全閉したときに、主蒸気圧力検出器26の2系のうち1系が故障した場合でも、主蒸気圧力信号35の低下を抑える方向に制御することができる。
【0059】
本発明は、以上述べた実施の形態に限定されるものではなく、例えば以下のように実施することができる。すなわち、図1に示した第1の実施の形態及び図2に示した第2の実施の形態において、圧力制御信号切替器33から接点切替状態を出力し、その信号切替状態を表示する第1の状態表示器及び第2の状態表示器を設けるようにしてもよい。これにより、圧力制御信号29の切り替え状態を運転員が容易に認識することが可能となる。
【0060】
又、以上述べた実施の形態では、主蒸気隔離弁が閉じたときに、主蒸気圧力の低下を抑制する手段として、主蒸気隔離弁2が閉じたときに、原子炉ドーム圧力制御信号から主蒸気圧力制御信号側に切り替える手段例えば圧力制御信号切替器33で構成したが、これに代えて図8において、主蒸気隔離弁2が閉じたときに、蒸気加減弁6及びタービンバイパス弁7を制御できる手段で構成してもよい。
【0061】
更に、図5の実施の形態で、自己保持手段46の入力として主蒸気隔離弁全閉検出器34及び手動リセット操作器47又は主蒸気隔離弁全閉検出器34及び主蒸気隔離弁全開検出器48を設けた例について説明したが、自己保持手段46の入力として主蒸気隔離弁全閉検出器34及び手動リセット操作器47並びに主蒸気隔離弁全開検出器48を設けるように構成してもよい。
【0062】
前述の図5の実施の形態の論理積回路45の入力として、図6の実施の形態の圧力α以下検出器49と論理否定回路39の直列回路を接続し、この直列回路の他端に原子炉圧力信号28を入力するように構成してもよい。
【0063】
また、図5、図6及び図7の実施の形態は、図1の実施の形態をベースにした場合を説明しているが、これらの説明を図3の実施の形態をベースとしても同様に実施できる。
【0064】
更に、以上述べた実施形態の速度/負荷制御演算器15、負荷制限器16、最大流量制限器17、第1の低値選択器18、第1の偏差演算器20、第2の第2の偏差演算器21、第2の低値選択器22、原子炉ドーム圧力設定器23、第1の第1の圧力偏差演算器24、原子炉ドーム圧力制御演算器25、第1の中間値選択器27、主蒸気圧力設定器30、第2の圧力偏差演算器31、主蒸気圧力制御演算器32、圧力制御信号切替器33、論理否定回路39,55、ワンショット回路40、バイアス信号発生器41、接点42、圧力制御偏差演算器43、論理和回路44、論理積回路45、手動リセット操作器47、圧力α以下検出器49、第2の中間値選択器50、高値選択器51は、いずれもハードウェア構成に限らず、例えばプログラムが格納されたメモリ及びこのメモリ内容を読み出し演算出力可能なCPU(中央演算処理回路)からなる手段、あるいはこれらに類似した手段のいずれかで構成してもよい。
【0065】
又、第1の状態表示器、第2の状態表示器は、いずれもハードウェア構成に限らず、例えば状態信号を表示する表示部と、状態を表示するための信号を記憶したり、プログラムを格納するメモリ部及びこのメモリ内容を読み出し演算出力可能なCPU(中央演算処理回路)からなる手段、あるいはこれらに類似した手段のいずれかで構成してもよい。
【0066】
図7の実施の形態において、主蒸気圧力検出器26を三重化したり、二重化したが、これ以外の多重化を行ってもよい。
【0067】
【発明の効果】
本発明によれば、においては、主蒸気隔離弁の全閉時に蒸気加減弁、及びタービンバイパス弁が全閉することになるので、タービングランド蒸気蒸化器、給水ポンプ駆動用蒸気タービン及び蒸気式空気抽出器の駆動蒸気が急激に減少することを防止することができ、主蒸気系統に残留した蒸気を有効に活用することが可能となる原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る第1の実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】図1の実施の形態の作用効果を説明するための信号波形図。
【図3】本発明の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る第2の実施の形態を示すブロック構成図。
【図4】図3の実施の形態の作用効果を説明するための信号波形図。
【図5】本発明の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る第3の実施の形態を示すブロック構成図。
【図6】本発明の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る第4の実施の形態を示すブロック構成図。
【図7】本発明の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る第5の実施の形態を示すブロック構成図。
【図8】本発明及び従来の原子炉発電プラントの主蒸気系統及びタービンバイパス系統の系統図。
【図9】従来の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置に係る一例を示すブロック構成図。
【図10】図9の問題点を説明するための信号波形図。
【符号の説明】
1…原子炉、2…主蒸気隔離弁(MSIV)、3…原子炉格納容器、4…主蒸気ヘッダ、5…主蒸気止め弁、6…蒸気加減弁(CV)、7…タービンバイパス弁、8…蒸気タービン、9…発電機、10…復水器、11…原子炉ドーム圧力検出器、12…タービングランド蒸気蒸化器、13…給水ポンプ駆動用蒸気タービン、14…蒸気式空気抽出器、15…速度/負荷制御演算器、16…負荷制限器、17…最大流量制限器、18…第1の低値選択器、19…蒸気タービン制御装置、20…第1の偏差演算器、21…第2の偏差演算器、22…第2の低値選択器、23…原子炉ドーム圧力設定器、24…第1の圧力偏差演算器、25…原子炉ドーム圧力制御演算器、26…主蒸気圧力検出器、27…第1の中間値選択器、28…原子炉ドーム圧力信号、29…圧力制御信号、30…主蒸気圧力設定器、31…第2の圧力偏差演算器、32…主蒸気圧力制御演算器、33…圧力制御信号切替器、34…主蒸気隔離弁全閉検出器、35…主蒸気圧力信号、36…原子炉ドーム圧力制御信号、37…主蒸気圧力制御信号、38…圧力制御切替信号、39…論理否定回路、40…ワンショット回路、41…バイアス信号発生器、42…接点、43…圧力制御偏差演算器、44…論理和回路、45…論理積回路、46…自己保持手段、47…手動リセット操作器、48…主蒸気隔離弁全開検出器、49…圧力α以下検出器、50…第2の中間値選択器、51…高値選択器、55…論理否定回路、61…主蒸気系統、62…タービンバイパス系統。
Claims (8)
- 原子炉で発生した蒸気が主蒸気隔離弁、蒸気加減弁を有する主蒸気系統を経て蒸気タービンに流入するよう構成され、前記原子炉のドーム圧力が一定になるよう原子炉ドーム圧力検出器と原子炉ドーム圧力設定手段からの信号に基づき原子炉ドーム圧力制御信号を演算し、前記原子炉ドーム圧力制御信号に基づき前記蒸気加減弁の開度を制御すると共に、前記蒸気タービンに流入する蒸気量を制限するよう制御された場合、前記原子炉のドーム圧力が一定となるように、前記蒸気タービンをバイパスし復水器に蒸気を導くバイパス系統に設けたタービンバイパス弁の開度を前記原子炉ドーム圧力制御信号に基づき開方向に制御する蒸気タービン制御装置において、
前記主蒸気系統に設けた主蒸気圧力検出器及び主蒸気圧力設定手段からの信号に基づき主蒸気圧力制御信号を演算する演算手段と、
前記主蒸気隔離弁が全閉したことを検出する主蒸気隔離弁全閉検出手段と、
前記主蒸気隔離弁の全閉を検出した場合圧力制御切替信号を出力し、圧力制御信号を前記原子炉ドーム圧力制御信号から前記主蒸気圧力制御信号側に切り替える圧力制御信号切替手段と、
を設け、前記圧力制御信号切替手段から得られる前記主蒸気圧力制御信号に基づいて前記蒸気加減弁と前記タービンバイパス弁の開度を制御することを特徴とする原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。 - 前記主蒸気隔離弁全閉検出手段からの信号が解除された場合、前記圧力制御信号の主蒸気圧力制御信号から原子炉ドーム圧力制御信号への切替え時の急激な変化を抑制する手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、運転員の操作により解除する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、主蒸気隔離弁全開信号により解除する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記圧力制御切替信号を、主蒸気隔離弁全閉信号により保持し、前記原子炉ドーム圧力信号がある値α以下になったことを検出する信号判定手段を設け、該信号判定手段からの信号により前記圧力制御切替信号の保持を解除する手段を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記主蒸気圧力検出器を多重化し、多重化された主蒸気圧力検出器からの信号の中間値を中間値選択手段により選択し主蒸気圧力制御演算に用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記主蒸気圧力検出器を多重化し、多重化された主蒸気圧力検出器からの信号の高値を高値選択手段により選択し主蒸気圧力制御演算に用いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
- 前記圧力制御信号切替手段からの出力により、その信号切替状態を表示する状態表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原子力発電プラントの蒸気タービン制御装置。
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