JP4301153B2 - 製造ユニット、および位置制御装置の製造方法 - Google Patents

製造ユニット、および位置制御装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4301153B2
JP4301153B2 JP2004344007A JP2004344007A JP4301153B2 JP 4301153 B2 JP4301153 B2 JP 4301153B2 JP 2004344007 A JP2004344007 A JP 2004344007A JP 2004344007 A JP2004344007 A JP 2004344007A JP 4301153 B2 JP4301153 B2 JP 4301153B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
shape memory
memory alloy
manufacturing
position control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004344007A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006150495A (ja
Inventor
滋 和田
純一 谷井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2004344007A priority Critical patent/JP4301153B2/ja
Priority to EP05025882A priority patent/EP1666216A1/en
Priority to US11/287,935 priority patent/US7726014B2/en
Publication of JP2006150495A publication Critical patent/JP2006150495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4301153B2 publication Critical patent/JP4301153B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing
    • Y10T29/49124On flat or curved insulated base, e.g., printed circuit, etc.
    • Y10T29/49147Assembling terminal to base
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/5313Means to assemble electrical device
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/53Means to assemble or disassemble
    • Y10T29/5313Means to assemble electrical device
    • Y10T29/53174Means to fasten electrical component to wiring board, base, or substrate

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

本発明は、導電性アクチュエータに関する。
紐状の形状記憶合金(SMA)によって微小な変位を実現するアクチュエータは、小型装置のアクチュエータとして有望である。しかしながら、このSMAが変位可能な量は非常に小さい為、高い取り付け精度が要求される。
例えば、厚みが10mm程度の携帯電話に組み込まれるカメラユニットにSMAを用いたアクチュエータ(SMAアクチュエータ)を適用する場合には、SMAアクチュエータのサイズも10mm程度としなければならない。そして、一般的なSMAの変位可能な量は4%程度である為、SMAの変位可能な範囲は±0.2mmとなる。よって、この変位可能な範囲を90%以上有効に活用しようとすると、SMAアクチュエータの取り付け精度を、±0.02mmとしなければならない。
また、紐状のSMAは柔軟性を有する為に、SMAアクチュエータを高精度に取り付けるのは困難である上、一般的なTi系形状記憶合金は熱に弱い為、固定に半田を使用することができず、高精度な固定の困難さに輪をかけている。
そこで、従来からSMAの固定には、かしめ、圧入、および金属板の間の挟み込み等といった手法が用いられている(例えば、特許文献1、2、3)。
このような技術に関する先行技術文献としては、以下のようなものがある。
特開平6−60577号公報 特開2002−98911号公報 特開2004−76882号公報
しかしながら、かしめ、圧入、および金属板の間の挟み込みは、何れも固定に相当な力を要するものばかりで、小型装置に対するSMAアクチュエータの取り付け精度に悪影響を及ぼす可能性が高い。
例えば、特許文献1には、SMAアクチュエータを磁気記録装置のヘッドを退避させるアクチュエータに使用する技術が開示されている。この技術では、ばね性を持つヘッド保持板をSMAで鋭角的に引っ張り、ヘッドの移動可能な量はこの機構によって拡大され、SMAは両端をかしめによって端子に取り付けられる。このような構成では、SMAの長さがばらつくとヘッド保持板に対する応力が変動し、ヘッドとディスク面との距離が不安定になるといった問題点がある。ヘッドを空気抵抗によって浮上させることを前提とすると、ヘッド保持板は軟質でなければならない為、上記問題点は、SMAの長さおよび応力を管理する以外解消することができない。しかしながら、特許文献1では、当該解消方法については全く考慮されていない。
また、特許文献2には、SMAの長さおよび応力を調整した駆動ユニットが開示されている。しかし、この技術では、SMAを仮止めした状態で、SMAによって挟み込むように駆動部品を組み込むことでSMAアクチュエータを形成する為、駆動部品を組み込む際の応力や仮止めの応力によって、SMAがずれや変形を起こし、調整したSMAの長さが0.02mm以上ずれる懸念がある。また、最終的なSMAの位置は構成する部品の数が多ければ多い程、部品サイズの誤差(部品公差)が生じる為、SMAの長さの調整を数百μm以下の精度で実現することは困難を極める。また、SMAを仮止めした状態では、SMAは不安定な状態にある為、駆動部品の組み込みが困難であるといった問題がある。
さらに、端子の形状はSMAを精度良く固定する為には必須の項目であり、特許文献3では、長さを調整した状態のまま精度良くSMAを係止可能な小型端子について開示されている。しかしながら、特許文献3では、端子だけに注目しており、SMAアクチュエータにおける可動体と固定体との間の距離の調整については全く示唆されていない。
すなわち、従来では、部品のサイズの誤差や取り付け誤差等の種々の誤差により、小型装置に対するSMAアクチュエータの取り付け精度を向上させるのが困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、種々の誤差に影響されることなく、形状記憶合金等を用いた導電性アクチュエータを位置制御機構に対して高精度に取り付け可能な技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明は、固定部と可動部とを有する位置制御機構に取り付けられて前記固定部に対する前記可動部の相対的な位置を変更する駆動装置を製造する際に、前記駆動装置の製造母体として使用される製造ユニットであって、導電性アクチュエータの所定の位置を保持した状態で前記可動部に対して取り付けられる第1の保持部と、前記導電性アクチュエータの他の所定の位置を保持した状態で前記固定部に対して取り付けられる第2の保持部と、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを連結する連結部とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の製造ユニットであって、前記第1および第2の保持部と前記連結部とが板状の形状を有し、前記第1および第2の保持部が、それぞれ所定の方向を向いた面に前記導電性アクチュエータを保持するための保持部材を有するとともに、それぞれ前記所定の方向とは反対方向に前記位置制御機構に対して取り付けられる面を有することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2に記載の製造ユニットであって、前記保持部材が、カシメによって前記導電性アクチュエータを保持するための金属端子を含むことを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の製造ユニットであって、前記導電性アクチュエータが、紐状の形状記憶合金であることを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の製造ユニットであって、前記導電性アクチュエータが、帯状の形状記憶合金であることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、固定部と可動部とを有する位置制御機構と、前記固定部に対する前記可動部の相対的な位置を変更する駆動装置とを備えた位置制御装置の製造方法であって、(a)第1および第2の保持部と、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを連結する連結部とを有する製造ユニットを準備するステップと、(b)前記第1および第2の保持部の間で導電性アクチュエータを張力をかけた状態で保持させるステップと、(c)前記第1の保持部を前記可動部に対して取り付けるとともに、前記第2の保持部を前記固定部に対して取り付けるステップと、(d)前記製造ユニットから前記連結部を切り離すことで、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを分離するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項6に記載の位置制御装置の製造方法であって、前記第1および第2の保持部のうちの少なくとも一方が、端子によって前記導電性アクチュエータを固定保持することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項6または請求項7に記載の位置制御装置の製造方法であって、前記導電性アクチュエータが、紐状の形状記憶合金であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項6または請求項7に記載の位置制御装置の製造方法であって、前記導電性アクチュエータが、帯状の形状記憶合金であることを特徴とする。
請求項1から請求項5の何れに記載の発明によっても、固定部と可動部とを有する位置制御機構に取り付けられ、固定部に対する可動部の相対的な位置を変更する駆動装置を製造するために、導電性アクチュエータの所定の位置を保持した状態で可動部に対して取り付けられる第1の保持部と、導電性アクチュエータの他の所定の位置を保持した状態で固定部に対して取り付けられる第2の保持部と、第1の保持部と第2の保持部とを連結する連結部とを備えた製造ユニットを使用することで、第1の保持部と第2の保持部とが連結固定された製造ユニットの状態で、導電性アクチュエータの長さを精度良く調節して、位置制御機構に取り付けた後に、第1の保持部と第2の保持部とを分離させることができる為、種々の誤差に影響されることなく、形状記憶合金等を用いた導電性アクチュエータを位置制御機構に対して高精度に取り付けることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1および第2の保持部と連結部とが板状の形状を有し、第1および第2の保持部が、それぞれ所定方向を向いた面に導電性アクチュエータを保持するための保持部材を有するとともに、それぞれ所定方向とは反対方向を向いた面が位置制御機構に対して取り付けられる面として構成される構成により、形状記憶合金等を用いた導電性アクチュエータを位置制御機構に対して容易に取り付けることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、保持部材には、カシメによって導電性アクチュエータを保持するための金属端子が含まれる為、狭いスペースにおいても導電性アクチュエータの端部を製造ユニットに対して固定することができる。
また、請求項6から請求項9の何れに記載の発明によっても、固定部と可動部とを有する位置制御機構と、固定部に対する可動部の相対的な位置を変更する駆動装置とを備えた位置制御装置を製造する際に、まず、第1および第2の保持部と、第1の保持部と第2の保持部とを連結する連結部とを有する製造ユニットを準備して、第1および第2の保持部の間で導電性アクチュエータを張力をかけた状態で保持させ、そして、第1の保持部を可動部に対して取り付けるとともに、第2の保持部を固定部に対して取り付けた後に、製造ユニットから連結部を切り離すことで、第1の保持部と第2の保持部とを分離するような構成を採用することにより、種々の誤差に影響されることなく、形状記憶合金等を用いた導電性アクチュエータを位置制御機構に対して高精度に取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<位置制御装置の概要>
図1は、本発明の実施形態に係る製造方法によって製造された位置制御装置500を例示する図である。なお、図1および図1以降では方位関係を明確化するためにXYZ3次元直交座標系の3軸が示されている。そして、図1(a)は、位置制御装置500の正面外観図であり、図1(b)は、図1(a)の線AA−AAに沿って切断した断面図である。
図1に示すように、位置制御装置500は、所定の駆動対象物(不図示。例えば携帯電話の撮影レンズ等)を駆動させるためのものであり、位置制御機構100と当該位置制御機構100に対して取り付けられた駆動装置10とを備えて構成される。
位置制御機構100は、いわゆるリニアガイドとして構成され、可動部100aと固定部100bと移動ガイド100gとを備える。
固定部100bは、位置制御装置500の駆動対象を備えた装置のハウジング等に固定される部位である。
可動部100aは、駆動対象物(不図示)を保持する部位であり、移動ガイド100gに対して摺動自在に保持される。そして、固定部100bとの±X方向における相対的な位置が変更されることで、駆動対象物の駆動を実現する。
移動ガイド100gは、棒状の形状を有し、可動部100aの±X方向における移動を案内する部位である。
また、位置制御機構100では、可動部100aおよび固定部100bの−Y方向の面が駆動装置10が取り付けられる面として構成される。
駆動装置10は、主に、可動部100aの−Y方向の面に固定される可動用保持部10aと、固定部100bの−Y方向の面に固定される固定用保持部10bとを備えて構成される。
可動用保持部10aの−Y方向の面には、所謂UターンフックUFが設けられ、固定用保持部10bの−Y方向の面には、2つの金属端子KT1,KT2が設けられている。
金属端子KT1,KT2は、それぞれ紐状の形状記憶合金SMの一端と他端とを保持固定するものであり、例えば、所謂カシメにより形状記憶合金SMを保持固定する。また、紐状の形状記憶合金SMは、UターンフックUFに引っかけられ、所定の張力で引っ張られた状態で、形状記憶合金SMの一端と他端とがそれぞれ金属端子KT1,KT2によって保持固定される。このとき、形状記憶合金SMにかかる引張応力が調整されることで、形状記憶合金SMの長さも適宜調整された状態となっている。
ここでは、図示を省略するが、金属端子KT1,KT2に対して形状記憶合金SMが取り付けられる側(すなわちUターンフックUF側)の逆側には、通電用の配線を取り付けるための配線取付部が設けられている。そして、金属端子KT1,KT2に対して形状記憶合金SMおよび配線を取り付けた状態で、外部の制御部によって形状記憶合金SMへの通電が制御されることで、形状記憶合金SMの温度ひいては長さが変化し、固定部100bに対する可動部100aの一方向(ここではX方向)における相対的な位置が変更される。
なお、可動用保持部10aおよび固定用保持部10bがプラスチック製である場合には、金属端子KT1,KT2を、プラスチック成形品に金属部品等を埋め込む成形法であるインサート成形によって固定用保持部10bに設けることができる。
ここでは、可動用保持部10aにUターンフックUFを配設し、固定用保持部10bに2つの金属端子KT1,KT2を配設したが、これに限られず、例えば、可動用保持部10aおよび固定用保持部10bにそれぞれ金属端子KT1,KT2を分けて配設しても良い。
また、金属端子KT1,KT2による形状記憶合金SMの保持固定方法は、カシメだけに限られず、圧入等その他の方法を用いても良い。但し、圧入では、形状記憶合金SMの長手方向に押し込む応力が必要となり、形状記憶合金SMの長さ調整の精度が落ちる可能性が高い為、形状記憶合金SMの長さ調整の精度を高める為には、カシメの方が好ましい。
ここで示した駆動装置10に取り付けられる形状記憶合金SMの長さを精度良く調節することは非常に難しい為、ここでは、以下に詳述する位置制御装置の製造方法によって、形状記憶合金SMの長さを精度良く調節することができる。
<位置制御装置の製造方法>
本発明の実施形態に係る位置制御装置の製造方法では、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが所定の連結部で連結され、可動用保持部10aと固定用保持部10bとの相対的な位置が固定された製造ユニット1(図3参照)を準備する。そして、形状記憶合金SMの長さを調節しつつ、可動用保持部10aおよび固定用保持部10bに対して形状記憶合金SMを取り付けた状態で、製造ユニット1を位置制御機構100に対して取り付けた後に、連結部を切り離すことで、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが分離された状態とする。そうすることで、駆動装置10に取り付けられた形状記憶合金SMの長さが精度良く調節された状態となる。
以下、図2に例示する本発明の実施形態に係る位置制御装置500の製造フロー、および図3から図7を参照しつつ、本発明の実施形態に係る位置制御装置の製造方法について具体的に説明する。
まず、駆動装置10の製造母体として使用される、すなわち位置制御装置500の製造に用いる製造ユニット1を準備する(図2のステップS1)。
ここで、製造ユニット1について説明する。図3は、製造ユニット1を例示する図であり、図3(a)〜(c)は、それぞれ製造ユニット1の正面外観図、図3(a)の線A−Aに沿って切断した断面図、図3(a)の線B−Bに沿って切断した断面図を示している。
図3(a)〜(c)に示すように、製造ユニット1は、±Y方向の奥行きが短かく、XZ平面方向に拡がりを持つ平面的でかつ、図中下向きに「コ」の字型の形状を有する板状のプラスチック製の部品である。そして、製造ユニット1は、当該製造ユニット1の一端側が可動用保持部10a、他端側が固定用保持部10bとして構成され、更に、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを連結する連結部(ブリッジ部)10cを有して構成される。ここでは、可動用保持部10aおよび固定用保持部10bと、連結部10cとがそれぞれ剛性の高い板状の部材となっている。
そして、上述したように、可動用保持部10aの−Y方向の面に、形状記憶合金SMを引っかけることで保持するためのUターンフックUFが設けられ、固定用保持部10bの−Y方向の面に、形状記憶合金SMの両端をそれぞれカシメによって保持固定するための金属端子KT1,KT2が設けられる。つまり、製造ユニット1の「コ」の字の略平行な2辺に金属端子KT1,KT2とUターンフックUFとが分かれて配置される。
また、可動用保持部10aと連結部10cとの境界、および固定用保持部10bと連結部10cとの境界の部分(境界部分)CPは、それぞれ、±Y方向の厚みが製造ユニット1の他の部分の厚みよりも極めて薄くなっている。この境界部分CPは、後に製造ユニット1から連結部10cを分離する際の切断予定部分である。
このように、ステップS1で製造ユニット1を準備した後に、製造ユニット1の可動用保持部10aと固定用保持部10bとの間で張力をかけた状態で形状記憶合金SMを保持する(図2のステップS2)。
ここで、ステップS2の詳細について説明する。
図4は、形状記憶合金SMの保持状態について例示する図である。
このステップS2は、例えば、まず、1本の紐状の形状記憶合金SMの一端を金属端子KT1によるカシメによって保持固定する。そして、UターンフックUFの溝に形状記憶合金SMを引っかけて保持し、所定の張力をかけた状態で、形状記憶合金SMの他端を金属端子KT2によるカシメによって保持固定することで実施することができる。
図5は、カシメによる形状記憶合金SMの保持固定について説明するための図である。図5では、金属端子KT1を例にとって、金属端子KT1付近に着目した断面模式図を示している。図5(a)に示すように、製造ユニット1では、金属端子KT1は立設した板状の部材となっている。そして、その金属端子KT1の板面に紐状の形状記憶合金SMを接触させた状態とした後に、図5(b)に示すように、金属端子KT1を折り曲げて、形状記憶合金SMを挟み込むことで、カシメによる形状記憶合金SMの保持固定が実現される。
ここでは、所定の温度下において、形状記憶合金SMにかかる応力を調整することで、UターンフックUFと金属端子KT1,KT2との距離によって、製造ユニット1に取り付けられる形状記憶合金SMの長さが一義的に決まる。
このとき、形状記憶合金SMは、製造ユニット1の「コ」の字の平行な2辺を跨いで取り付けられる。そして、製造ユニット1の「コ」の字型の折れ曲がった部分(「折り返し部」とも称する)と、形状記憶合金SMとが十分に離隔した状態となっている。
このように、ステップS2で製造ユニット1の可動用保持部10aと固定用保持部10bとの間で張力をかけた状態で形状記憶合金SMを保持させた後に、製造ユニット1を位置制御機構100に対して取り付ける(図2のステップS3)。
ここで、ステップS3の詳細について説明する。
図6は、位置制御機構100の外観を例示する図である。位置制御機構100は、上述したように、可動部100aと固定部100bと移動ガイド100gとを備えて構成される。そして、移動ガイド100gに対する可動部100aの摺動により、固定部100bに対する可動部100aの相対的な位置が変更可能となっている。
図7は、位置制御機構100に対して製造ユニット1が取り付けられる様子を例示する図である。なお、図7(a)は、位置制御機構100に対して製造ユニット1が取り付けられた状態を例示する正面外観図であり、図7(b)は、図7(a)の線C−Cに沿って切断した断面図である。
図7に示すように、ステップS2で形状記憶合金SMが保持された製造ユニット1は、可動用保持部10aのUターンフックUFが設けられた面の逆側の面が可動部100aに接着される面として構成され、固定用保持部10bの金属端子KT1,KT2が設けられた面の逆側の面が固定部100bに接着される面として構成される。具体的には、可動用保持部10aと可動部100aとが接着部APaにおいて接着されることで、可動用保持部10aが可動部100aに対して取り付けられ、固定用保持部10bと固定部100bとが接着部APbにおいて接着されることで、固定用保持部10bが固定部100bに対して取り付けられる。
ここでは、製造ユニット1と位置制御機構100とは、所定の位置において軽い力で押された状態で接着される。この接着時における製造ユニット1と可動部100aと固定部100bとの位置関係は多少曖昧である方が好ましい。これは、厳密な位置関係において接着が行われるものとすると、無理に位置合わせを行おうとして各部材に不要な応力がかかって各部材が変形を起こしてしまい、結果的に形状記憶合金SMの長さ調整の精度を狂わせてしまう虞がある為である。また、取り付け易さを考慮すると、図7に示すように、可動部100aおよび固定部100bにおいて製造ユニット1を取り付ける面は略同一方向を向いていることが好ましい。
また、ここでは、製造ユニット1と位置制御機構100とが接着されるものとして説明したが、これに限られず、例えば、溶着などその他の方法で相互に取り付けられても良い。なお、このとき、従来のようにネジ止め等、回転トルクなどといった負荷が各部材にかかるような手法で取り付けると、各部材に歪みやズレが生じ、結果的に形状記憶合金SMの長さ調整の精度を狂わせてしまう虞がある為、各部材に極力応力がかからない手法で、相互に取り付けられることが好ましい。
次に、ステップS3で製造ユニット1を位置制御機構100に対して取り付けたものから、連結部10cを切り離す(図2のステップS4)。
ここで、ステップS4の詳細について説明する。
ステップS4では、図7に示す状態で、破線CLに沿った境界部分CPを、例えば、ホットニッパー等で切断することで、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを連結する連結部10cを製造ユニット1から切り離すと、製造ユニット1から可動用保持部10aと固定用保持部10bとを結ぶ一部の領域が除去された状態となる。その結果、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが分離される。
境界部分CPは、上述したように、±Y方向の厚みが製造ユニット1の他の部分の厚みよりも極めて薄くなっている。つまり、境界部分CPは、形状記憶合金SMに対して張力がかけられている方向(±X方向)に対する応力に強く、これと垂直な方向(±Y方向)に対する応力に弱い構造となっている。そのため、境界部分CPを切断する際に、ホットニッパー等で±Y方向から挟み込むことで、形状記憶合金SMに対して±X方向に対する負荷を極力かけないように切断を行うことができる。その結果、切断に要するエネルギーが少なくて済むとともに、製造ユニット1の各部ひいては形状記憶合金SMが不必要に変形することを防ぐことができる。
また、境界部分CPは、製造ユニット1のその他の部分と比較して、±Y方向の厚みが極端に薄くなっている為、当該薄い部分が切断箇所を示すマーキングとしても機能して、切断をすべき位置を見間違えることなく切断作業を行うことができる。更に、境界部分CPを含む製造ユニット1が主にプラスチックで構成されている為、熱を利用する切断方法により、製造ユニット1に対して負荷を極力かけることなく、容易に境界部分CPを切断することができる。
また、図7に示すように、切断時に形状記憶合金SMとホットニッパー等の切断用具とが接触しないように、切断の対象となる破線CLの部分は、製造ユニット1のうち、形状記憶合金SMがY方向に投影される位置から十分離隔された方が好ましい。つまり、例えば、製造ユニット1の略中央部付近に形状記憶合金SMを取り付ける場合を想定すると、切断の対象となる部分は、製造ユニット1の外縁近くに位置するようにすれば良い。
このようにして、ステップS4で、製造ユニット1から連結部10cが切り離されると、図1に示すような位置制御装置500が出来上がる。ここでは、可動用保持部10aと固定用保持部10bとの距離が、形状記憶合金SMの伸縮可能な範囲以上離隔している。つまり、製造ユニット1では、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが、形状記憶合金SMの伸縮可能な量以上の距離だけ離隔された状態となっており、形状記憶合金SMの伸縮による可動部100aの駆動範囲が確保される。そして、分離された可動用保持部10aと固定用保持部10bとが、それぞれ形状記憶合金SMを保持する部材(ここでは、UターンフックUF、金属端子KT1,KT2)を少なくとも1以上有し、通電によって形状記憶合金SMが伸縮することで、可動部100aが移動する。
より具体的には、形状記憶合金SMに対して通電すると形状記憶合金SMが収縮して、可動部100aが移動ガイド100gに案内されて金属端子KT1,KT2側(+X方向)に摺動(ここでは直進移動)する。なお、可動部100aの逆向きの動作、すなわち−X方向への動作は、図示を省略する他の駆動装置若しくはバネを組み込むことで行われるようにすれば良い。この可動部100aの−X方向への動作を担う駆動装置やバネは、製造ユニット1から連結部10cを切り離した後に、ストッパーで可動部100aの摺動を禁止した状態で取り付けられても良いし、製造ユニット1に予め組み込むようにしても良い。
以上のように、本発明の実施形態では、位置制御装置500から製造ユニット1を独立させた状態で、当該ユニットにおいて張力を一定に保持した状態で形状記憶合金SMを取り付けることができるようにしている。その為、形状記憶合金SMの長さを数μmから数百μmレベルの精度で調整して組み込むことが容易に可能となる。つまり、製造ユニット1の形状を保ったまま、不要な負荷をかけることなく位置制御機構100に対して取り付けた後に、高剛性材である連結部10cを分離することで、形状記憶合金SMの調整状態を崩すことなく、位置制御機構100に対して駆動装置10を組み込むことができる。
具体的には、駆動装置10を含む位置制御装置500を製造する際に、形状記憶合金SMの両端を保持した状態で固定部100bに対して取り付けられる固定用保持部10bと、形状記憶合金SMをUターンフックUFで保持した状態で可動部100aに対して取り付けられる可動用保持部10aと、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを連結する連結部10cとを備える製造ユニットを使用する。
このような構成により、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが連結部10cによって連結固定された製造ユニット1の状態で、形状記憶合金SMの長さを精度良く調節して、位置制御機構100に取り付けた後に、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを分離させる。このような手法によって、可動用保持部10aと固定用保持部10bとの距離が固定された状態で、形状記憶合金SMの長さを調整することができる。その結果、部品のサイズの誤差や取り付け誤差等といった種々の誤差に影響されることなく、形状記憶合金を用いた導電性を有するアクチュエータ(導電性アクチュエータ)を位置制御機構に対して高精度に取り付けることができる。
また、位置制御装置500を製造する際には、まず、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを連結する連結部10cと、可動用保持部10aと、固定用保持部10bとを有する製造ユニット1を準備する。そして、可動用保持部10aと固定用保持部10bとの間で形状記憶合金を張力をかけた状態で保持させる。更に、可動用保持部10aを可動部100aに対して取り付けるとともに、固定用保持部10bを固定部100bに対して取り付けた後に、製造ユニット1から連結部10cを切り離すことで、可動用保持部10aと固定用保持部10bとを分離する。このような手法によって、可動用保持部10aと固定用保持部10bとの距離が固定された状態で、形状記憶合金SMの長さを調整することができる。その結果、部品のサイズの誤差や取り付け誤差等といった種々の誤差に影響されることなく、形状記憶合金を用いた導電性アクチュエータを位置制御機構に対して高精度に取り付けることができる。このような手法は、特に微小な位置制御装置を精度良く大量に生産する際に有効である。
また、可動用保持部10aと固定用保持部10bと連結部10cとが板状の形状を有し、可動用保持部10aと固定用保持部10bとが、それぞれ所定の方向を向いた面に形状記憶合金SMを保持するための保持部材を有するとともに、それぞれ所定の方向とは反対方向を向いた面が位置制御機構100に対して取り付けられる面として構成される。この構成により、形状記憶合金SMを用いた製造ユニット1を位置制御機構100に対して容易に取り付けることができる。
また、形状記憶合金SMを保持する保持部材には、カシメによって形状記憶合金SMを保持するための金属端子KT1,KT2が含まれる為、狭いスペースにおいても形状記憶合金SMの端部を製造ユニット1に対して固定することができる。
また、ここでは、製造ユニット1が位置制御機構100に対して接着や溶着などといった各部材に負荷がかからない方法で取り付けられる為、形状記憶合金を用いた駆動装置を位置制御機構に対して高精度に取り付けることができる。なお、ここで、従来のようにネジ止め等の締結手段を用いると、締結のための力が加わったまま(歪ませたまま)で締結してしまう為、連結部10cを分離した際に、折角調整した可動用保持部10aと固定用保持部10bとの位置関係がずれてしまい、結果的に、駆動装置の取り付け精度が悪化してしまう可能性が高い。
<変形例>
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
◎例えば、上記実施形態では、製造ユニット1は、「コ」の字型の形状を有する板状のプラスチック製の部品であった。しかしながら、これに限られず、例えば、「ロ」の字型の形状を有する板状のものであっても、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
ここで、「ロ」の字型の形状を有する板状の製造ユニット2を使用した場合について、図8を参照しつつ簡単に説明する。
図8では、「ロ」の字型の形状を有する製造ユニット2が位置制御機構200に対して取り付けられた状態を示している。なお、図8(a)は、位置制御機構200に対して製造ユニット2が取り付けられた状態を例示する正面外観図であり、図8(b)は、図8(a)の線D−Dに沿って切断した断面図である。
図8に示すように、製造ユニット2は、±Y方向の奥行きが短かく、XZ平面方向に拡がりを持つ平面的でかつ、「ロ」の字型の形状を有する板状のプラスチック製の部品である。そして、製造ユニット2は、図中縦向きの2辺の略中央付近の部分のうちの−X側が可動用保持部20a、+X側が固定用保持部20bとして構成され、更に、可動用保持部20aと固定用保持部20bとを図中上下側よりそれぞれ連結する連結部20c,20dを有して構成される。ここでは、可動用保持部20aおよび固定用保持部20bと、連結部20c,20dとがそれぞれ剛性の高い板状の部材となっている。
そして、可動用保持部20aの−Y方向の面に、形状記憶合金SMを引っかけることで保持するためのUターンフックUFが設けられ、固定用保持部20bの−Y方向の面に、形状記憶合金SMの両端をそれぞれカシメによって保持固定するための金属端子KT1,KT2が設けられる。
また、可動用保持部20aと連結部20c,20dとの境界、および固定用保持部20bと連結部20c,20dとの境界の部分(境界部分)CP2には、それぞれ、図中破線CL2に沿った複数の穴HLが境界部分CP2を貫通するように設けられており、結果としてミシン目のような切れ目が入った状態となっている。
このような製造ユニット2に対して、例えば、まず、1本の紐状の形状記憶合金SMの一端を金属端子KT1によるカシメによって保持固定する。そして、UターンフックUFの溝に形状記憶合金SMを引っかけて保持し、所定の張力をかけた状態で、形状記憶合金SMの他端を金属端子KT2によるカシメによって保持固定する。なお、金属端子KT1,KT2には、形状記憶合金SMに対して電流を流す為の配線が接続される。
一方、位置制御機構200は、可動部200aと固定部200bと移動ガイド200gとを備えて構成され、可動部200aが移動ガイド200gに対して摺動することで、固定部200bに対する可動部200aの相対的な位置が変更するようになっている。
そして、図8に示すように、形状記憶合金SMが保持された製造ユニット2が、可動用保持部20aと可動部200aとが接着部APaにおいて軽い応力が加えられて接着されることで可動用保持部20aが可動部200aに対して取り付けられ、固定用保持部20bと固定部200bとが接着部APbにおいて軽い応力が加えられて接着されることで、固定用保持部20bが固定部200bに対して取り付けられる。また、上述した実施形態と同様な理由から、この取り付けは、溶着等、各部材に極力負荷がかからない他の手法によるものでも構わないし、多少曖昧な位置関係で取り付けられることが好ましい。
次に、図8に示す状態で、破線CL2に沿った境界部分CPを、例えば、ホットニッパー等で切断することで、可動用保持部20aと固定用保持部20bとを連結する連結部20c,20dを切り離すと、可動用保持部20aと固定用保持部20bとが分離された状態となり、図1で示した位置制御装置とほぼ同様な構成を有する位置制御装置を完成させることができる。
なお、ここでは、切断箇所にあたる境界部分CP2は、複数の穴HLの配列によるミシン目が設けられている為、形状記憶合金SMに対して張力がかけられている方向(±X方向)に対する応力に強く、これと垂直な方向(±Y方向)に対する応力に弱い構造となっている。そのため、境界部分CPを切断する際に、ホットニッパー等で±Y方向から挟み込むことで、形状記憶合金SMに対して±X方向に対する負荷を極力かけないようにすることができる。その結果、切断に要するエネルギーが少なくて済むとともに、形状記憶合金SMが不必要に変形することを防ぐことができる。また、この境界部分CP2におけるミシン目は、切断箇所を示すマーキングとしても機能する。
◎また、例えば、「E」の字型の形状を有する板状の製造ユニット3を使用して、2本の形状記憶合金により可動部を往復運動させるようにしても、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
ここで、製造ユニット3を使用した場合について、図9を参照しつつ簡単に説明する。図9では、「E」の字型の形状を有する製造ユニット3が位置制御機構300に対して取り付けられた状態を示している。なお、図9(a)は、位置制御機構300に対して製造ユニット3が取り付けられた状態を例示する正面外観図であり、図9(b)は、図9(a)の線E−Eに沿って切断した断面図である。
図9に示すように、製造ユニット3は、±Y方向の奥行きが短かく、XZ平面方向に拡がりを持つ平面的でかつ、「E」の字型の形状を有する板状のプラスチック製の部品である。そして、製造ユニット3は、図中縦向きの3辺のうちのX方向中央のものが可動用保持部30a、−X側が固定用保持部30ba、+X側が可動用保持部30bbとして構成され、更に、可動用保持部30aと固定用保持部30ba,30bbとを図中上方よりそれぞれ連結する連結部30cを有して構成される。ここでは、可動用保持部30aおよび固定用保持部30ba,30bbと、連結部30cとがそれぞれ剛性の高い板状の部材となっている。
そして、可動用保持部30aの−Y方向の面に、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2を引っ掛けることで保持するためのUターンフックUFが設けられ、固定用保持部30baの−Y方向の面に、第1の形状記憶合金SM1の両端をそれぞれカシメによって保持固定するための金属端子KT1,KT2が設けられる。また、固定用保持部30bbの−Y方向の面に、第2の形状記憶合金SM2の両端をそれぞれカシメによって保持固定するための金属端子KT11,KT12が設けられる。なお、金属端子KT1,KT2および金属端子KT1,KT2には、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2に対して電流を流す為の配線がそれぞれ接続される。
また、可動用保持部30aと連結部30cとの境界、および固定用保持部30ba,30bbと連結部30cとの境界の部分(境界部分)CP3には、それぞれ図中破線CL3に沿った溝が表裏に設けられている。
このような製造ユニット3に対して、例えば、まず、1本の紐状の第1の形状記憶合金SM1の一端を金属端子KT1によるカシメによって保持固定する。そして、UターンフックUFの溝に第1の形状記憶合金SM1を引っかけて保持し、所定の張力をかけた状態で、第1の形状記憶合金SM1の他端を金属端子KT2によるカシメによって保持固定する。また、他の1本の紐状の第2の形状記憶合金SM2の一端を金属端子KT11によるカシメによって保持固定する。そして、UターンフックUFの溝に第2の形状記憶合金SM2を引っかけて保持し、所定の張力をかけた状態で、第2の形状記憶合金SM2の他端を金属端子KT12によるカシメによって保持固定する。
一方、位置制御機構300は、可動部300aと、「コ」の字型の固定部300bと、固定部300bの平行な2辺に対して橋渡すように設けられた移動ガイド300gとを備えて構成される。そして、可動部300aが移動ガイド300gに対して摺動することで、固定部300bに対する可動部300aの相対的な位置が変更する。
そして、図9に示すように、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2が保持された製造ユニット3が、位置制御機構300に対して取り付けられる。具体的には、可動用保持部30aと可動部300aとが接着部APaにおいて軽い応力がかけられた状態で接着されることで可動用保持部30aが可動部300aに対して取り付けられる。また、固定用保持部30ba,30bbの+Y方向の面と固定部300bの両端の−Y方向の面とが接着部APba,APbbにおいて軽い応力がかけられた状態で接着されることで固定用保持部30ba,30bbが固定部300bに対して取り付けられる。また、上述した実施形態と同様な理由から、この取り付けは、溶着等、各部材に極力負荷がかからない他の手法によるものでも構わないし、多少曖昧な位置関係で取り付けられることが好ましい。
次に、図9に示す状態で、破線CL3に沿った境界部分CP3を、例えば、ホットニッパー等で切断することで、可動用保持部30aと固定用保持部30ba,30bbとを連結する連結部30cを切り離すと、可動用保持部30aと固定用保持部30baと固定用保持部30bbとが相互に分離された状態となり、位置制御装置600(図10参照)を完成させることができる。
なお、ここでは、切断箇所にあたる境界部分CP3は、表裏に溝が設けられている為、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2に対して張力がかけられている方向(±X方向)に対する応力に強く、これと垂直な方向(±Y方向)に対する応力に弱い構造となっている。そのため、境界部分CP3を切断する際に、ホットニッパー等で±Y方向から挟み込むことで、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2に対して±X方向に対する負荷を極力かけないようにすることができる。その結果、切断に要するエネルギーが少なくて済むとともに、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2が不必要に変形することを防ぐことができる。また、この境界部分CP3における溝は、切断箇所を示すマーキングとしても機能する。
図10は、完成された位置制御装置600を例示する図であり、なお、図10(a)は、位置制御装置600を例示する正面外観図であり、図10(b)は、図10(a)の線F−Fに沿って切断した断面図である。
位置制御装置600では、第1の形状記憶合金SM1に対して通電すると、第1の形状記憶合金SM1が収縮する為、可動部300aが、移動ガイド300gに案内されつつ摺動し、固定用保持部30ba側(−X方向)へ直進移動する。この時、第2の形状記憶合金SM2は、通電されず、超弾性の変形領域における弾性変形により、可動部300aの移動量だけ伸びた状態となる。一方、第2の形状記憶合金SM2に対して通電すると、第2の形状記憶合金SM2が収縮する為、可動部300aが、移動ガイド300gに案内されつつ摺動し、固定用保持部30bb側(+X方向)へ直進移動する。この時、第1の形状記憶合金SM1は、通電されず、超弾性の変形領域における弾性変形により、可動部300aの移動量だけ伸びた状態となる。
なお、ここでは、第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2を1つのUターンフックUFで保持したが、これに限られず、例えば、可動用保持部30aに第1および第2の形状記憶合金SM1,SM2をそれぞれ保持するUターンフックを別々に設けても良い。
◎また、上記実施形態では、可動部100a,200a,300aに対して、可動用保持部10a,20a,30aを取り付けたが、これに限られず、例えば、可動用保持部が可動部としての機能も併せ持つようなものであっても、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
具体例について、図11を参照しつつ説明する。なお、図11に示す形態は、図7で示した形態と類似している為、同様な部分については同じ符合を付して説明を省略する。
図11に示すように、位置制御機構100Aが、「コ」の字型の固定部100bと、固定部100bの「コ」の字の2辺を橋渡すように設けられた移動ガイド100gとを有して構成される。一方、製造ユニット1Aが、UターンフックUFが設けられるとともに可動部としての機能をも併せ持つ可動用保持部10Aaと、金属端子KT1,KT2が設けられた固定用保持部10bと、可動用保持部10Aaと固定用保持部10bとを連結する連結部10cを有して構成される。
そして、まず、製造ユニット1Aに対して形状記憶合金SMを取り付けた後に、可動用保持部10Aaを移動ガイド100gに対して摺動自在に取り付ける。次に、固定用保持部10bと固定部100bとを接着部APbにおいて接着することによって固定用保持部10bを固定部100bに対して取り付ける。最後に、破線CLに沿って境界部分CPを切断することで連結部10cを製造ユニット1Aから切り離すことで、位置制御装置600を完成させることができる。
◎また、上記実施形態では、位置制御機構が1次元的に可動部が移動するリニアガイドであったが、これに限られず、例えば、2次元的に可動部が移動するステージ(2次元ステージ)や所謂2軸ジンバルであっても良く、その他多次元的に可動部が移動する機構であっても良い。
ここで、例えば、3次元直交座標系のXYZの3軸にそれぞれ沿った方向に可動部が移動可能な位置制御機構を用いる場合には、1つの軸に沿った移動ベクトルと、他の軸に沿った移動ベクトルとは直交する。よって、1つの軸に沿った移動を担う形状記憶合金の伸縮方向と、他の軸に沿った移動を担う形状記憶合金の伸縮方向とは略直交する。そのため、1つの軸に沿った形状記憶合金の伸縮は、他の軸に沿った移動を担う形状記憶合金の長さの精度に及ぼす影響は小さい。
なお、2以上の方向に可動部を移動させるための2本以上の形状記憶合金を製造ユニットに取り付けた後に、連結部を切り離すことで、2以上の方向に可動部を移動させることができる位置制御装置を製造するようにしても良い。
◎また、上記実施形態では、ホットニッパーを用いて境界部分CPを切断したが、これに限られず、例えば、超音波カッターやレーザーカッター等、熱等を用いて製造ユニット1に対して負荷を極力与えないその他の手段を用いて切断しても良い。
◎また、上記実施形態では、製造ユニット1がプラスチック製であったが、これに限られず、例えば、金属製であって、形状記憶合金に対する通電を中継するようにしても良い。仮に製造ユニット1が金属製であった場合には、可動用保持部10aおよび固定用保持部10bと連結部10cとが接続する境界部分CPを溶接で連結されたものとして、レーザーカッター等を用いて熱で溶接部分を融かしつつ境界部分を切断するようにしても良い。
◎また、上記実施形態では、可動用保持部にUターンフックを設け、固定用保持部に金属端子を設けたが、これに限られず、例えば、可動用保持部に金属端子を設け、固定用保持部にUターンフックを設けるようにしても良い。
また、可動用保持部および固定用保持部の双方に金属端子を設けて、当該双方の金属端子によって紐状の形状記憶合金の両端を保持固定するようにしても良い。すなわち、可動用保持部および固定用保持部のうちの少なくとも一方が、金属端子によって形状記憶合金を保持固定するようにすれば良い。
◎また、上記実施形態では、形状記憶合金として紐状のものを用いたが、これに限られず、例えば、帯状のものであっても良い。つまり、可動部を移動させる方向が長手方向となるように十分な異方性を有する形状記憶合金を用いれば良い。
◎また、上述した各実施の形態では導電性を有するアクチュエータ(導電性アクチュエータ)として紐状の形状記憶合金を用いたが、帯状の形状記憶合金を用いて位置制御装置を構成することも可能である。この場合、紐状の形状記憶合金とは、張力のかかる方向に垂直な面で形状記憶合金を切断したとき、断面の長径が短径の2倍以内のものを言い、帯状の形状記憶合金とは長径が短径の2倍を超えるものを言う。また、導電性アクチュエータとしては形状記憶合金だけではなく、通電により長さを変化させることができるアクチュエータならば良く、たとえば導電性高分子アクチュエータなど他のアクチュエータを使用することも可能である。
本発明の実施形態に係る位置制御装置を例示する図である。 本発明の実施形態に係る位置制御装置の製造フローを例示するフローチャートである。 製造ユニットを例示する図である。 形状記憶合金の保持状態について例示する図である。 カシメによる形状記憶合金の保持固定について説明するための図である。 位置制御機構の外観を例示する図である。 位置制御機構に対して製造ユニットが取り付けられる様子を例示する図である。 変形例に係る位置制御装置の製造について示す図である。 変形例に係る位置制御装置の製造について示す図である。 変形例に係る位置制御装置の製造について示す図である。 変形例に係る位置制御装置の製造について示す図である。
符号の説明
1,1A,2,3 製造ユニット
10 駆動装置
10a,10Aa,20a,30a 可動用保持部
10b,20b,30ba,30bb 固定用保持部
10c,20c,30c 連結部
100,200,300 位置制御機構
100a,200a,300a 可動部
100b,200b,300b 固定部
100g,200g,300g 移動ガイド
500,600 位置制御装置
KT1,KT2,KT11,KT12 金属端子
SM 形状記憶合金
SM1 第1の形状記憶合金
SM2 第2の形状記憶合金
UF Uターンフック

Claims (9)

  1. 固定部と可動部とを有する位置制御機構に取り付けられて前記固定部に対する前記可動部の相対的な位置を変更する駆動装置を製造する際に、前記駆動装置の製造母体として使用される製造ユニットであって、
    導電性アクチュエータの所定の位置を保持した状態で前記可動部に対して取り付けられる第1の保持部と、
    前記導電性アクチュエータの他の所定の位置を保持した状態で前記固定部に対して取り付けられる第2の保持部と、
    前記第1の保持部と前記第2の保持部とを連結する連結部と、
    を備えることを特徴とする製造ユニット。
  2. 請求項1に記載の製造ユニットであって、
    前記第1および第2の保持部と前記連結部とが板状の形状を有し、
    前記第1および第2の保持部が、それぞれ所定の方向を向いた面に前記導電性アクチュエータを保持するための保持部材を有するとともに、それぞれ前記所定の方向とは反対方向に前記位置制御機構に対して取り付けられる面を有することを特徴とする製造ユニット。
  3. 請求項2に記載の製造ユニットであって、
    前記保持部材が、
    カシメによって前記導電性アクチュエータを保持するための金属端子を含むことを特徴とする製造ユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の製造ユニットであって、
    前記導電性アクチュエータが、紐状の形状記憶合金であることを特徴とする製造ユニット。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の製造ユニットであって、
    前記導電性アクチュエータが、帯状の形状記憶合金であることを特徴とする製造ユニット。
  6. 固定部と可動部とを有する位置制御機構と、前記固定部に対する前記可動部の相対的な位置を変更する駆動装置とを備えた位置制御装置の製造方法であって、
    (a)第1および第2の保持部と、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを連結する連結部とを有する製造ユニットを準備するステップと、
    (b)前記第1および第2の保持部の間で導電性アクチュエータを張力をかけた状態で保持させるステップと、
    (c)前記第1の保持部を前記可動部に対して取り付けるとともに、前記第2の保持部を前記固定部に対して取り付けるステップと、
    (d)前記製造ユニットから前記連結部を切り離すことで、前記第1の保持部と前記第2の保持部とを分離するステップと、
    を備えることを特徴とする位置制御装置の製造方法。
  7. 請求項6に記載の位置制御装置の製造方法であって、
    前記第1および第2の保持部のうちの少なくとも一方が、端子によって前記導電性アクチュエータを固定保持することを特徴とする位置制御装置の製造方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載の位置制御装置の製造方法であって、
    前記導電性アクチュエータが、紐状の形状記憶合金であることを特徴とする位置制御装置の製造方法。
  9. 請求項6または請求項7に記載の位置制御装置の製造方法であって、
    前記導電性アクチュエータが、帯状の形状記憶合金であることを特徴とする位置制御装置の製造方法。
JP2004344007A 2004-11-29 2004-11-29 製造ユニット、および位置制御装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4301153B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344007A JP4301153B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 製造ユニット、および位置制御装置の製造方法
EP05025882A EP1666216A1 (en) 2004-11-29 2005-11-28 Manufacturing unit, and manufacturing method of position controller
US11/287,935 US7726014B2 (en) 2004-11-29 2005-11-28 Manufacturing unit of position controller

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004344007A JP4301153B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 製造ユニット、および位置制御装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006150495A JP2006150495A (ja) 2006-06-15
JP4301153B2 true JP4301153B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=36128615

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004344007A Expired - Fee Related JP4301153B2 (ja) 2004-11-29 2004-11-29 製造ユニット、および位置制御装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7726014B2 (ja)
EP (1) EP1666216A1 (ja)
JP (1) JP4301153B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2455219A (en) 2006-03-30 2009-06-03 Cambridge Mechatronics Ltd Camera lens actuation apparatus
ATE503928T1 (de) 2007-02-12 2011-04-15 Cambridge Mechatronics Ltd Auslösungsvorrichtung für formgedächtnislegierung
WO2009056822A2 (en) 2007-10-30 2009-05-07 Cambridge Mechatronics Limited Shape memory alloy actuation apparatus
GB2474173B (en) 2008-07-30 2011-11-09 Cambridge Mechatronics Ltd Shape memory alloy actuation apparatus
CA3000234C (en) * 2015-10-02 2023-12-19 Light And Easy Mobility Pty Ltd Mobility aid
WO2019097437A1 (en) * 2017-11-17 2019-05-23 Actuator Solutions GmbH Sma-driven rotary actuator

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4819899Y1 (ja) * 1969-05-23 1973-06-07
JP3150385B2 (ja) * 1991-11-07 2001-03-26 株式会社日立製作所 カラー陰極線管
JPH0660577A (ja) 1992-07-29 1994-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ハードディスク装置
JP2835352B2 (ja) * 1993-05-14 1998-12-14 セイコープレシジョン株式会社 アクチュエータの駆動装置
JPH0772927A (ja) * 1993-09-02 1995-03-17 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶合金アクチュエータ制御装置
JPH0775355A (ja) * 1993-09-03 1995-03-17 Olympus Optical Co Ltd 形状記憶アクチュエータ
JP3359710B2 (ja) * 1993-09-17 2002-12-24 オリンパス光学工業株式会社 熱を機械的力に変換する素子を用いたアクチュエーター
US5419788A (en) * 1993-12-10 1995-05-30 Johnson Service Company Extended life SMA actuator
JPH07259725A (ja) * 1994-03-17 1995-10-09 Olympus Optical Co Ltd 可撓管湾曲装置
JPH07314356A (ja) * 1994-05-20 1995-12-05 Fanuc Ltd リニアアクチュエータ
EP0908961B1 (fr) * 1997-10-13 2003-06-04 Sagem S.A. Actionneur amplifié à matériaux actifs
US6072639A (en) 1998-01-29 2000-06-06 Fuji Photo Optical Co., Ltd. Zoom lens barrel assembly including a clutch mechanism for a camera
JP3714102B2 (ja) * 2000-03-28 2005-11-09 コニカミノルタフォトイメージング株式会社 形状記憶合金を含むアクチュエータを用いた制御装置のサーボ制御調整方法
US6434932B2 (en) * 2000-03-23 2002-08-20 Minolta Co., Ltd. Control mechanism with actuator employing shape memory alloy and method for adjusting servo control of the control mechanism
JP4599698B2 (ja) 2000-09-22 2010-12-15 コニカミノルタオプト株式会社 駆動ユニット
JP4599697B2 (ja) * 2000-09-22 2010-12-15 コニカミノルタオプト株式会社 手振れ防止機構
JP2002180651A (ja) * 2000-12-11 2002-06-26 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 建築用床下地材及び床構造
US6543224B1 (en) 2002-01-29 2003-04-08 United Technologies Corporation System and method for controlling shape memory alloy actuators
JP2004009200A (ja) * 2002-06-06 2004-01-15 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ワーク搬送パレット
JP2004076882A (ja) 2002-08-20 2004-03-11 Toki Corporation Kk 合金ワイヤ係止方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060143902A1 (en) 2006-07-06
JP2006150495A (ja) 2006-06-15
EP1666216A1 (en) 2006-06-07
US7726014B2 (en) 2010-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102507615B1 (ko) 광학 이미지 안정화 서스펜션에서의 센서 이동 구조
EP1230571B1 (en) Optical fiber active alignment using support device with plastic deformation
JP5875216B2 (ja) 圧電素子の電気的接続構造の製造方法
CN113589545B (zh) 形状记忆合金致动器及其方法
CN112654786B (zh) 形状记忆合金致动器及其方法
US7726014B2 (en) Manufacturing unit of position controller
EP1232410B1 (en) Optical fibre active alignment process using support device with plastic deformation
CN212160190U (zh) 光学元件驱动机构
EP3255659A1 (en) Bonding method and bonded body
CN110199119A (zh) 光学图像稳定悬架中的传感器移位结构
CN216342609U (zh) 压电双晶片致动器和致动器
US8267611B2 (en) Optical structure comprising elastic suspension and method of producing such a structure
KR20230027266A (ko) 형상 기억 합금 액추에이터 및 그 방법
US7003211B2 (en) Optical system production system
EP3064975A1 (en) Optical scanning apparatus, substrate fixing method in optical scanning apparatus, image display apparatus, and vehicle
EP1259844B1 (en) Production line for mounting and alignment of an optical component
JP2023530250A (ja) 形状記憶合金アクチュエータ及びその方法
KR101957244B1 (ko) 정밀위치결정장치
CN212623282U (zh) Sma致动机构、防抖致动器和摄像模块
CN221373808U (zh) 致动器系统、线弹簧及摄像头致动系统
JP4264041B2 (ja) 磁気ヘッド位置決め用アクチュエータ装置及びその製造方法
CN115194816B (zh) 一种实现弯扭耦合变形的软体机械臂及制作方法
JP4044061B2 (ja) 変位量微調整装置
US20040031266A1 (en) System and method for providing a micro-electro-mechanical microengine assembly
JP2687515B2 (ja) 圧電素子を用いた運動変換装置の組付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071016

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071023

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees