JP4300544B2 - ヘッドランプの組立構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車などに用いられるヘッドランプの組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図12は従来のヘッドランプの組立構造を示す。このヘッドランプは、HID(High Intensity Discharge)型ランプであり、光源として放電管1が使用され、図7に示すように、放電管1がソケット2に固定されると共に、ソケット2の前面にリフレクタ3,フード4が配置された組立構造となっている。この場合、リフレクタ3が樹脂によって成形される以外は、ソケット2,フード4及びその他の部品が金属によって成形されている。
【0003】
ソケット2は図8に示すように、外側のカバー部2aと、内側のソケット部2bとを備えている。又、電線2cを覆うシールドシース2dがソケット部2bに接続された状態で引き出されている。カバー部2aの外側には、接点凸部5が適宜間隔で形成されている。接点凸部5は外面が平坦な接触突起5aと、接触突起5aよりも高くなった状態で接触突起5aと連続したロック突起5bとを有している。一方、ソケット部2bの外面には、係合突起6が適宜間隔で形成されており、この係合突起6がロック突起5bに噛み合うようにソケット部2bをカバー部2aに嵌合することにより、ソケット部2bとカバー部2aとが一体化してソケット2が形成される。
【0004】
放電管1はその基部がソケット部2b内に挿入されてソケット部2bと係合することによりソケット2に固定される。この放電管1は発光する放電管本体1aと、ソケット部2bに挿入されて固定されるキャップ部1bと、これらの間に鍔状に設けられている口金部2cとを備えている。
【0005】
リフレクタ3は放電管1が挿通する挿通孔3aが中央部分に形成されたフレーム状に形成されている。又、挿通孔3aの上部には、後述するフード4との連結を行うための貫通孔3bが形成される一方、挿通孔3aの下部には、後述するサポートスプリング7が係止される突起状の係止部3cが形成されている。さらに、この係止部3cに対応した部位には、貫通孔3dが形成されている。かかるリフレクタ3の裏面(ソケット側の面)には、アルミニウムが蒸着されて光を反射するようになっている。
【0006】
フード4は先細り筒状の本体部4aと、本体部4aの後側に連設された枠状の連結フレーム部4bとを備えている。連結フレーム部4bの上部には、リフレクタ3の貫通孔3bに貫通する連結リップ部4cが後方側に伸びるように連設されているとともに、連結フレーム部4bの下部には、係止リップ部4dが同様に後方側に伸びるように連設されている。
【0007】
以上に加えて、ヘッドランプにはサポートスプリング7及び導通ピース8が設けられる。サポートスプリング7は放電管1とフード4とを組み付けるものである。このサポートスプリング7は上部が開放された縦コ字形のばね線からなっており、下部に支点部7aが位置し、支点部7aの両側から作用点部7bが上方に伸び、さらに各作用点部7bの上端部から力点部7cが側方に伸びることにより構成されている。
【0008】
導通ピース8は金属板をプレスすることにより形成されるものである。この導通ピース8には、ソケット2の接点凸部5と接触する接点部8aが連設されている。接点部8aは後方側に伸びると共に、その先端部分が下方に湾曲されてばね性が付与されており、その弾性力によって接点凸部5と接触する。
【0009】
次に、かかるヘッドランプの組立を説明する。まず、図8に示すように、シールドシース2dが連結されたソケット部2bをカバー部2aに嵌合させることによってソケット2を組み立てる。
【0010】
一方、図9に示すように、フード4をリフレクタ3の前方から組み付ける。この組み付けはフード4の連結リップ部4c及び係止リップ部4dをリフレクタ3の対応した貫通孔3b、3dに貫通させて行う。そして、連結リップ4cを導通ピース8と共にねじ9によってリフレクタ3の裏面に固定する。一方、図12の拡大図で示すように、係止リップ部4dとリフレクタ3の係止部3cとの間に、サポートスプリング7の支点部7aを挟み込んだ後、係止リップ部4dの先端を図9の矢印で示すように、下方に折り曲げて係止部3cに係止させることにより固定する。
【0011】
さらに、図9に示すように、サポートスプリング7の作用点部7bを放電管1の口金部1cに引っ掛けると共に、サポートスプリング7の力点部7cを導通ピース8及びリフレクタ3に係止させることにより放電管1を固定する。
【0012】
その後、放電管1のキャップ部1bをソケット2内に挿入し、ソケット2をフード4に対して、図11の矢印Aで示すロック方向に相対回転させる。この相対回転によって、導通ピース8の接点部8aがソケット2外面に形成されている接点凸部5のロック突起5bを乗り越えて、その接触突起5aに弾性的に接触する(図10及び図12の拡大図参照)。これにより、フード4、導通ピース8、ソケット2が導通し、シールドシース2dを介して電磁波(ノイズ)のアースを行うことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このようなヘッドランプの組立構造では、導通ピース8の接点部8aとソケット2側の接点凸部5との接触圧を確保するため、導通ピース8の接点部8aの外面にエンボス加工を施すと共に、接点部8aを下方に湾曲させてばね性を付与している。しかしながら、このような加工では、工数が多く、成形が面倒であるばかりでなく、接点部8aの初期位置もばらつき易いものとなっている。
【0014】
又、ソケット2をロック方向(A方向)に回転させる際に、導通ピース8の接点部8aがロック方向に変形するため、ロックのために余分なトルクが必要となっている。しかも、ロック方向に接点部8aが変形すると、所定の接触圧を確保することができない問題が発生する。
【0015】
さらに、リフレクタ3の係止部3a及びフード4の係止リップ部4dによって係止されるサポートスプリング7の支点部7aが正規位置以外の部分で固定される虞があり、これにより、サポートスプリング7の固定状態が安定しないものとなる。これに加えて、支点部7aを樹脂からなるリフレクタ3によって押さえる構造のため、図12の拡大図における矢印F方向に作用する応力によって、リフレクタ3に割れが生じる問題を有している。
【0016】
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、導通ピースの加工が容易であると共に、良好な接触圧を確保することができ、しかも、サポートスプリングを安定して固定でき、リフレクタの割れもないヘッドランプの組立構造を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、外面に接点凸部が形成されると共に、放電管の基部が挿入されて接続されるソケットと、リフレクタを前記ソケットとの間で挟むように組み付けられるフードと、前記リフレクタと放電管との間に配置されることにより放電管をリフレクタに弾性的に圧接するサポートスプリングと、前記フードに対するソケットの相対回転によって同ソケットの接点凸部と弾性的に接触するばね性の接点片が連設されており、前記フードと導通した状態でリフレクタに取り付けられる導通ピースとを備え、前記接点片は前記ソケットの回転の接線方向に沿って湾曲したカール状に形成されており、前記サポートスプリングの一端側が挿入されて係止される係止溝が前記フードに形成されていることを特徴とする。
【0018】
この発明では、導通ピースの接点片がソケット回転の接線方向に沿って湾曲しているため、ソケットが回転しても導通ピースの接点片が変形することがなく、所定の接触圧を確保することができる。従って、導通ピースに対する加工が簡単となる。
【0019】
又、サポートスプリングはフードに形成された係止溝に挿入されて係止されるため、サポートスプリングを安定して固定することができ、しかもフードに係止する構造のため、サポートスプリングからの応力がリフレクタに作用することがなく、リフレクタが割れることがなくなる。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1記載の発明であって、前記接点片は平板状の連設片を介して前記導通ピースに連設されていることを特徴とする。
【0021】
この発明では、平板状の連設片を介して接点片が湾曲するため、接点片にばね性が確実に付与されて良好な弾性力を有し、確実な接触圧を確保することができる。
【0022】
請求項3の発明は、請求項2記載の発明であって、前記接点片と連設片との間に、スリットが設けられていることを特徴とする。
【0023】
この発明では、スリットの長さを変更することにより、接点片の弾性力を調整することができる。従って、接触圧の調整を簡単に行うことができる。
【0024】
請求項4の発明は、請求項2又は3記載の発明であって、前記接点片は前記ソケットの回転方向側が自由端となっていることを特徴とする。
【0025】
この発明では、ソケットの回転方向側の自由端となっているため、接点片と引っ掛かることなく、ソケットが回転する。このため、ソケットの回転を円滑に行うことができるばかりでなく、接点片に過度の応力が作用することがなく、接点片が変形することがない。
【0026】
請求項5の発明は、請求項1記載の発明であって、前記係止溝は前記ソケット側が閉じていることを特徴とする。
【0027】
この発明では、ソケット側が閉じることによって、係止溝がサポートスプリングを確実に固定することができる。このためサポートスプリングの固定状態が安定する。
【0028】
請求項6の発明は、請求項1記載の発明であって、前記サポートスプリングは前記フードの固定側との反対の他端側が前記導通ピースに係止され、中間部分が前記放電管を圧接していることを特徴とする。
【0029】
この発明では、サポートスプリングにおけるフードの固定側が支点となり、導通ピースに係止された他端側が力点となり、中間部分が作用点となって放電管を圧接するため、確実に圧接することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1〜図6は、本発明の一実施の形態を示す。この実施の形態では、上述した従来の要素と同一の要素は同一の符号を付して対応させてある。すなわち、この実施の形態では、ソケット2のカバー部2aの外面に接点凸部5が適宜間隔で形成されており、ソケット2の放電管1の基部が挿入されて接続される。又、接点凸部5は接触突起5aと、接触突起5aよりも高くなっているロック突起5bとを有している。さらに、サポートスプリング7は上部が開放された縦コ字形のばね線からなっており、下部に支点部7aが位置し、支点部7aの両側から作用点部7bが上方に伸び、さらに各作用点部7bの上端部から力点部7cが側方に伸びている。
【0031】
この実施の形態においては、フード、リフレクタ及び導通ピースが従来と異なった構造となっており、それぞれ符号40,30,80で示してある。
【0032】
フード40は全体が金属からなっており、先細り筒状の本体部41と、本体部41の後側に連設された枠状の連結フレーム部42とを備えている。連結フレーム部42の上部には、端部が上方に屈曲した状態でリフレクタ30に貫通する2本の連結リップ部43が後方側に伸びるように連設されている。又、連結フレーム部42の下部には、嵌合フレーム部44が後方側に突出するように連設されている。
【0033】
嵌合フレーム部44は平面から見て閉断面形状に成形されており、その上部には、サポートスプリング7の支点部7aが挿入されて係止される2つの係止溝45が形成されている。係止溝45はコ字形となっており、後方側、すなわちソケット2側が閉じている。従って、サポートスプリング7の支点部7aは開放されている前方側から挿入され、この挿入によってサポートスプリング7が固定される。このようにソケット2側が閉じた係止溝45は、サポートスプリング7の支点部7aを確実に係止することができ、サポートスプリング7の固定状態を安定させることができる。
【0034】
以上のフード40は、金属板のプレス加工によって成形されるものであり、係止溝45はこのプレス加工時に上述した方向性が備えられるようになっている。図2はプレス加工前の係止溝45部分の展開形状を示し、係止溝45は相反する向きとなっている。この展開状態に対し、鎖線で示す折り線46に沿ってプレスすることにより、係止溝45は相互に平行となると共に、ソケット2側が閉じた形状となる。このような成形では、係止溝45を簡単に形成することができるメリットがある。
【0035】
リフレクタ30は全体が樹脂からなり、その裏面(ソケット側の面)にはアルミニウムが蒸着されている。このリフレクタ30は放電管1が挿通する挿通孔31が中央部分に形成されたフレーム状に形成されている。挿通孔31の上部には、フード40の連結リップ部43が貫通するための貫通孔32が横長状に形成されている。又、挿通孔31の下部には、フード40の嵌合フレーム部44に嵌り込む嵌合ブロック部33が一体的に形成されている。
【0036】
導通ピース80には、ソケット2外面の接点凸部5と弾性的に接触する接点片81が一体的に連設されるものである。導通ピース80は縦方向に伸びてリフレクタ3にねじ止め固定される板状の固定片82と、固定片82からソケット2側に向かって屈曲した横長平板状の連設片83とを備え、接点片81は連設片83を介して連設されている。なお、連設片83の長さ方向の両端部には、サポートスプリング7の力点部7cが係止される係止耳部86が形成されている。又、固定片82と連設片82との境界部分には、フード40の連結リップ部43が係合する係合孔84が形成されている。
【0037】
接点片81は湾曲状にカールされた状態で連設片83に連設されることにより、ばね性が付与されている。このカールはソケット2の回転の接線方向に沿って湾曲されることにより形成されるものであり、引っ掛かり等の干渉を生じることなく、ソケット2が回転することができ、接点片81も変形することがない。又、接点片81はソケット2の回転方向側(図6における矢印B方向)側の先端が自由端となっている。これにより、ソケット2の回転を円滑に行うことができるばかりでなく、接点片81に過度の応力が作用することがなく、接点片81が変形することがない。
【0038】
かかる接点片81はスリット85を介して連設片83と連設されている。スリット85は連設片83の長さ方向に沿って形成されており、その長さを変更することにより、接点片81の弾性力を調整することができる。このため、接点片81の弾性力の調整を簡単に行うことが可能となっている。
【0039】
次に、この実施の形態の組立を説明する。ソケット2の組立は、図8で示す従来と同様にして行うことができ、シールドシース2dが連結されたソケット部2bをカバー部2aに嵌合させることによってソケット2が組み立てられる。
【0040】
図3に示すように、フード40をリフレクタ30の前方から組み付ける。この組み付けは、リフレクタ30の嵌合ブロック部33をフード40の嵌合フレーム部44に嵌め込むと共に、フード40の連結リップ部43をリフレクタ30の貫通孔32に貫通させることにより行う。嵌合ブロック部33の嵌め込みによってフード40の係止溝45は嵌合ブロック部33よりもソケット2側に位置するようになる。
【0041】
又、上方に屈曲している連結リップ部43の先端は、貫通孔32を貫通した後、導通ピース80の係合孔84に係合させる。この状態に対して、ねじ9をねじ込むことにより、導通ピース80をリフレクタ30の上部に固定する。一方、フード40の嵌合フレーム部44に対して、ねじ9をねじ込むことによりリフレクタ30の下部をフード40に固定する。
【0042】
次に、サポートスプリング7の支点部7aをフード40の係止溝45に挿入して係止させる。その後、図4に示すように、サポートスプリング7の力点部7cを導通ピース80の係止耳部86に係止させる。これにより、サポートスプリング7がフード40に固定される。
【0043】
以上の組み付けの後、放電管1の口金部1cに対して、サポートスプリング7の作用点部7bを引っ掛けることにより、放電管1を固定する。この固定では、サポートスプリング7の作用点部7bが放電管1をリフレクタ30に押し付けるため、安定して固定することができる。
【0044】
その後、放電管1のキャップ部1bをソケット2内に挿入し、ソケット2をフード4に対して、図6(a)の矢印Bで示すロック方向に相対回転させる。この相対回転によって、導通ピース80の接点部81がソケット2外面に形成されている接点凸部5のロック突起5bを乗り越えて、その接触突起5aに弾性的に接触する(図6(b)参照)。これにより、フード40、導通ピース80、ソケット2が導通し、シールドシース2dを介して電磁波(ノイズ)のアースを行うことができる。
【0045】
このような実施の形態では、図4に示すように、サポートスプリング7が支点部7aが金属からフード40の係止溝45に係止されるため、サポートスプリング7を定位置に安定して固定することができると共に、サポートスプリング7からの応力が樹脂からなるリフレクタ30に作用することがなく、リフレクタ30が割れることがなくなる。
【0046】
又、導通ピース80の接点片81が、ソケット2の回転の接線方向に沿って湾曲したカール状となっているため、引っ掛かり等の干渉を生じることなく、ソケット2が回転することができ、接点片81も変形することがない。従って、接点片81の接触圧を確保することができる。
【0047】
さらに、接点片81はソケット2の回転方向側側の先端が自由端となってカールしているため、接点凸部5が自由端側から接触する。このため、接点片81とスムーズに接触することができ、ソケット2のロックを低トルクで行うことができる。これに加えて、図6(b)の矢印Cで示すソケット2の反ロック方向の回転に対しては、連設片83との連設側に対して接点凸部5が当接するため、トルクが大きくなり、反ロック方向への回転を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ソケットが回転しても導通ピースの接点片が変形することがないため、導通ピースの接触圧を確保することができると共に、導通ピースに対する加工が簡単となる。又、サポートスプリングを安定して固定することができ、リフレクタが割れることもなくなる。
【0049】
請求項2の発明によれば、接点片にばね性が確実に付与されるため、確実な接触圧を確保することができる。
【0050】
請求項3の発明によれば、接点片の弾性力を調整することができ、接点片の接触圧の調整を簡単に行うことができる。
【0051】
請求項4の発明によれば、ソケットの回転を円滑に行うことができると共に、接点片に過度の応力が作用することがなく、接点片が変形するこがない。
【0052】
請求項5の発明によれば、サポートスプリングの固定状態が安定する。
【0053】
請求項6の発明によれば、サポートスプリングが放電管を確実に圧接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における全体の分解斜視図である。
【図2】図1における矢印Z部分の展開状態の正面図である。
【図3】サポートスプリング組み付け前の分解斜視図である。
【図4】サポートスプリングの組み付け状態の斜視図である。
【図5】ソケットを組み付けた状態の斜視図である。
【図6】(a)及び(b)は、ソケットの回転を示す側面図である。
【図7】従来の構造を示す分解斜視図である。
【図8】ソケットの組み付けを示す分解斜視図である。
【図9】従来におけるサポートスプリングの組み付けを示す分解斜視図である。
【図10】従来におけるソケットの組み付け状態の斜視図である。
【図11】従来におけるソケットの回転を示す側面図である。
【図12】従来における組立状態の断面図及びその部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 放電管
2 ソケット
5 接点凸部
7 サポートスプリング
30 リフレクタ
40 フード
45 係止溝
80 導通ピース
81 接点片
83 連設片
85 スリット
Claims (6)
- 外面に接点凸部が形成されると共に、放電管の基部が挿入されて接続されるソケットと、
リフレクタを前記ソケットとの間で挟むように組み付けられるフードと、
前記リフレクタと放電管との間に配置されることにより放電管をリフレクタに弾性的に圧接するサポートスプリングと、
前記フードに対するソケットの相対回転によって同ソケットの接点凸部と弾性的に接触するばね性の接点片が連設されており、前記フードと導通した状態でリフレクタに取り付けられる導通ピースとを備え、
前記接点片は前記ソケットの回転の接線方向に沿って湾曲したカール状に形成されており、前記サポートスプリングの一端側が挿入されて係止される係止溝が前記フードに形成されていることを特徴とするヘッドランプの組立構造。 - 前記接点片は平板状の連設片を介して前記導通ピースに連設されていることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプの組立構造。
- 前記接点片と連設片との間に、スリットが設けられていることを特徴とする請求項2記載のヘッドランプの組立構造。
- 前記接点片は前記ソケットの回転方向側が自由端となっていることを特徴とする請求項2又は3記載のヘッドランプの組立構造。
- 前記係止溝は前記ソケット側が閉じていることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプの組立構造。
- 前記サポートスプリングは前記フードの固定側との反対の他端側が前記導通ピースに係止され、中間部分が前記放電管を圧接していることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプの組立構造。
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