JP2001171423A - ヘッドランプの組立構造 - Google Patents

ヘッドランプの組立構造

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JP2001171423A
JP2001171423A JP36007799A JP36007799A JP2001171423A JP 2001171423 A JP2001171423 A JP 2001171423A JP 36007799 A JP36007799 A JP 36007799A JP 36007799 A JP36007799 A JP 36007799A JP 2001171423 A JP2001171423 A JP 2001171423A
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浩 須長
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂製のリフレクタが割れることなく、しか
もアースへの接触性を確保した構造とする。 【解決手段】 外面に接点凸部5が形成されると共に、
放電管1の基部が挿入されて接続されるソケット2と、
リフレクタ30をソケット2との間で挟むように組み付
けられるフード40と、リフレクタ30と放電管1との
間に配置されることにより放電管1をリフレクタ30に
弾性的に圧接するサポートスプリング7と、フード40
に対するソケット2の相対回転によってソケット2の接
点凸部5と弾性的に接触するばね性の接点片81が連設
されており、フード40と導通した状態でリフレクタ3
0に取り付けられる導通ピース80とを備える。接点片
81がソケット2の回転の接線方向に沿って湾曲したカ
ール状に形成される。サポートスプリング7の一端側7
aが挿入されて係止される係止溝45がフード40に形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに用い
られるヘッドランプの組立構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7〜図12は従来のヘッドランプの組
立構造を示す。このヘッドランプは、HID(High
Intensity Discharge)型ランプ
であり、光源として放電管1が使用され、図7に示すよ
うに、放電管1がソケット2に固定されると共に、ソケ
ット2の前面にリフレクタ3,フード4が配置された組
立構造となっている。この場合、リフレクタ3が樹脂に
よって成形される以外は、ソケット2,フード4及びそ
の他の部品が金属によって成形されている。
【0003】ソケット2は図8に示すように、外側のカ
バー部2aと、内側のソケット部2bとを備えている。
又、電線2cを覆うシールドシース2dがソケット部2
bに接続された状態で引き出されている。カバー部2a
の外側には、接点凸部5が適宜間隔で形成されている。
接点凸部5は外面が平坦な接触突起5aと、接触突起5
aよりも高くなった状態で接触突起5aと連続したロッ
ク突起5bとを有している。一方、ソケット部2bの外
面には、係合突起6が適宜間隔で形成されており、この
係合突起6がロック突起5bに噛み合うようにソケット
部2bをカバー部2aに嵌合することにより、ソケット
部2bとカバー部2aとが一体化してソケット2が形成
される。
【0004】放電管1はその基部がソケット部2b内に
挿入されてソケット部2bと係合することによりソケッ
ト2に固定される。この放電管1は発光する放電管本体
1aと、ソケット部2bに挿入されて固定されるキャッ
プ部1bと、これらの間に鍔状に設けられている口金部
2cとを備えている。
【0005】リフレクタ3は放電管1が挿通する挿通孔
3aが中央部分に形成されたフレーム状に形成されてい
る。又、挿通孔3aの上部には、後述するフード4との
連結を行うための貫通孔3bが形成される一方、挿通孔
3aの下部には、後述するサポートスプリング7が係止
される突起状の係止部3cが形成されている。さらに、
この係止部3cに対応した部位には、貫通孔3dが形成
されている。かかるリフレクタ3の裏面(ソケット側の
面)には、アルミニウムが蒸着されて光を反射するよう
になっている。
【0006】フード4は先細り筒状の本体部4aと、本
体部4aの後側に連設された枠状の連結フレーム部4b
とを備えている。連結フレーム部4bの上部には、リフ
レクタ3の貫通孔3bに貫通する連結リップ部4cが後
方側に伸びるように連設されているとともに、連結フレ
ーム部4bの下部には、係止リップ部4dが同様に後方
側に伸びるように連設されている。
【0007】以上に加えて、ヘッドランプにはサポート
スプリング7及び導通ピース8が設けられる。サポート
スプリング7は放電管1とフード4とを組み付けるもの
である。このサポートスプリング7は上部が開放された
縦コ字形のばね線からなっており、下部に支点部7aが
位置し、支点部7aの両側から作用点部7bが上方に伸
び、さらに各作用点部7bの上端部から力点部7cが側
方に伸びることにより構成されている。
【0008】導通ピース8は金属板をプレスすることに
より形成されるものである。この導通ピース8には、ソ
ケット2の接点凸部5と接触する接点部8aが連設され
ている。接点部8aは後方側に伸びると共に、その先端
部分が下方に湾曲されてばね性が付与されており、その
弾性力によって接点凸部5と接触する。
【0009】次に、かかるヘッドランプの組立を説明す
る。まず、図8に示すように、シールドシース2dが連
結されたソケット部2bをカバー部2aに嵌合させるこ
とによってソケット2を組み立てる。
【0010】一方、図9に示すように、フード4をリフ
レクタ3の前方から組み付ける。この組み付けはフード
4の連結リップ部4c及び係止リップ部4dをリフレク
タ3の対応した貫通孔3b、3dに貫通させて行う。そ
して、連結リップ4cを導通ピース8と共にねじ9によ
ってリフレクタ3の裏面に固定する。一方、図12の拡
大図で示すように、係止リップ部4dとリフレクタ3の
係止部3cとの間に、サポートスプリング7の支点部7
aを挟み込んだ後、係止リップ部4dの先端を図9の矢
印で示すように、下方に折り曲げて係止部3cに係止さ
せることにより固定する。
【0011】さらに、図9に示すように、サポートスプ
リング7の作用点部7bを放電管1の口金部1cに引っ
掛けると共に、サポートスプリング7の力点部7cを導
通ピース8及びリフレクタ3に係止させることにより放
電管1を固定する。
【0012】その後、放電管1のキャップ部1bをソケ
ット2内に挿入し、ソケット2をフード4に対して、図
11の矢印Aで示すロック方向に相対回転させる。この
相対回転によって、導通ピース8の接点部8aがソケッ
ト2外面に形成されている接点凸部5のロック突起5b
を乗り越えて、その接触突起5aに弾性的に接触する
(図10及び図12の拡大図参照)。これにより、フー
ド4、導通ピース8、ソケット2が導通し、シールドシ
ース2dを介して電磁波(ノイズ)のアースを行うこと
ができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようなヘッドラン
プの組立構造では、導通ピース8の接点部8aとソケッ
ト2側の接点凸部5との接触圧を確保するため、導通ピ
ース8の接点部8aの外面にエンボス加工を施すと共
に、接点部8aを下方に湾曲させてばね性を付与してい
る。しかしながら、このような加工では、工数が多く、
成形が面倒であるばかりでなく、接点部8aの初期位置
もばらつき易いものとなっている。
【0014】又、ソケット2をロック方向(A方向)に
回転させる際に、導通ピース8の接点部8aがロック方
向に変形するため、ロックのために余分なトルクが必要
となっている。しかも、ロック方向に接点部8aが変形
すると、所定の接触圧を確保することができない問題が
発生する。
【0015】さらに、リフレクタ3の係止部3a及びフ
ード4の係止リップ部4dによって係止されるサポート
スプリング7の支点部7aが正規位置以外の部分で固定
される虞があり、これにより、サポートスプリング7の
固定状態が安定しないものとなる。これに加えて、支点
部7aを樹脂からなるリフレクタ3によって押さえる構
造のため、図12の拡大図における矢印F方向に作用す
る応力によって、リフレクタ3に割れが生じる問題を有
している。
【0016】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、導通ピースの加工が容易であ
ると共に、良好な接触圧を確保することができ、しか
も、サポートスプリングを安定して固定でき、リフレク
タの割れもないヘッドランプの組立構造を提供すること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、外面に接点凸部が形成されると
共に、放電管の基部が挿入されて接続されるソケット
と、リフレクタを前記ソケットとの間で挟むように組み
付けられるフードと、前記リフレクタと放電管との間に
配置されることにより放電管をリフレクタに弾性的に圧
接するサポートスプリングと、前記フードに対するソケ
ットの相対回転によって同ソケットの接点凸部と弾性的
に接触するばね性の接点片が連設されており、前記フー
ドと導通した状態でリフレクタに取り付けられる導通ピ
ースとを備え、前記接点片は前記ソケットの回転の接線
方向に沿って湾曲したカール状に形成されており、前記
サポートスプリングの一端側が挿入されて係止される係
止溝が前記フードに形成されていることを特徴とする。
【0018】この発明では、導通ピースの接点片がソケ
ット回転の接線方向に沿って湾曲しているため、ソケッ
トが回転しても導通ピースの接点片が変形することがな
く、所定の接触圧を確保することができる。従って、導
通ピースに対する加工が簡単となる。
【0019】又、サポートスプリングはフードに形成さ
れた係止溝に挿入されて係止されるため、サポートスプ
リングを安定して固定することができ、しかもフードに
係止する構造のため、サポートスプリングからの応力が
リフレクタに作用することがなく、リフレクタが割れる
ことがなくなる。
【0020】請求項2の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記接点片は平板状の連設片を介して前記導通
ピースに連設されていることを特徴とする。
【0021】この発明では、平板状の連設片を介して接
点片が湾曲するため、接点片にばね性が確実に付与され
て良好な弾性力を有し、確実な接触圧を確保することが
できる。
【0022】請求項3の発明は、請求項2記載の発明で
あって、前記接点片と連設片との間に、スリットが設け
られていることを特徴とする。
【0023】この発明では、スリットの長さを変更する
ことにより、接点片の弾性力を調整することができる。
従って、接触圧の調整を簡単に行うことができる。
【0024】請求項4の発明は、請求項2又は3記載の
発明であって、前記接点片は前記ソケットの回転方向側
が自由端となっていることを特徴とする。
【0025】この発明では、ソケットの回転方向側の自
由端となっているため、接点片と引っ掛かることなく、
ソケットが回転する。このため、ソケットの回転を円滑
に行うことができるばかりでなく、接点片に過度の応力
が作用することがなく、接点片が変形することがない。
【0026】請求項5の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記係止溝は前記ソケット側が閉じていること
を特徴とする。
【0027】この発明では、ソケット側が閉じることに
よって、係止溝がサポートスプリングを確実に固定する
ことができる。このためサポートスプリングの固定状態
が安定する。
【0028】請求項6の発明は、請求項1記載の発明で
あって、前記サポートスプリングは前記フードの固定側
との反対の他端側が前記導通ピースに係止され、中間部
分が前記放電管を圧接していることを特徴とする。
【0029】この発明では、サポートスプリングにおけ
るフードの固定側が支点となり、導通ピースに係止され
た他端側が力点となり、中間部分が作用点となって放電
管を圧接するため、確実に圧接することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明の一実施の
形態を示す。この実施の形態では、上述した従来の要素
と同一の要素は同一の符号を付して対応させてある。す
なわち、この実施の形態では、ソケット2のカバー部2
aの外面に接点凸部5が適宜間隔で形成されており、ソ
ケット2の放電管1の基部が挿入されて接続される。
又、接点凸部5は接触突起5aと、接触突起5aよりも
高くなっているロック突起5bとを有している。さら
に、サポートスプリング7は上部が開放された縦コ字形
のばね線からなっており、下部に支点部7aが位置し、
支点部7aの両側から作用点部7bが上方に伸び、さら
に各作用点部7bの上端部から力点部7cが側方に伸び
ている。
【0031】この実施の形態においては、フード、リフ
レクタ及び導通ピースが従来と異なった構造となってお
り、それぞれ符号40,30,80で示してある。
【0032】フード40は全体が金属からなっており、
先細り筒状の本体部41と、本体部41の後側に連設さ
れた枠状の連結フレーム部42とを備えている。連結フ
レーム部42の上部には、端部が上方に屈曲した状態で
リフレクタ30に貫通する2本の連結リップ部43が後
方側に伸びるように連設されている。又、連結フレーム
部42の下部には、嵌合フレーム部44が後方側に突出
するように連設されている。
【0033】嵌合フレーム部44は平面から見て閉断面
形状に成形されており、その上部には、サポートスプリ
ング7の支点部7aが挿入されて係止される2つの係止
溝45が形成されている。係止溝45はコ字形となって
おり、後方側、すなわちソケット2側が閉じている。従
って、サポートスプリング7の支点部7aは開放されて
いる前方側から挿入され、この挿入によってサポートス
プリング7が固定される。このようにソケット2側が閉
じた係止溝45は、サポートスプリング7の支点部7a
を確実に係止することができ、サポートスプリング7の
固定状態を安定させることができる。
【0034】以上のフード40は、金属板のプレス加工
によって成形されるものであり、係止溝45はこのプレ
ス加工時に上述した方向性が備えられるようになってい
る。図2はプレス加工前の係止溝45部分の展開形状を
示し、係止溝45は相反する向きとなっている。この展
開状態に対し、鎖線で示す折り線46に沿ってプレスす
ることにより、係止溝45は相互に平行となると共に、
ソケット2側が閉じた形状となる。このような成形で
は、係止溝45を簡単に形成することができるメリット
がある。
【0035】リフレクタ30は全体が樹脂からなり、そ
の裏面(ソケット側の面)にはアルミニウムが蒸着され
ている。このリフレクタ30は放電管1が挿通する挿通
孔31が中央部分に形成されたフレーム状に形成されて
いる。挿通孔31の上部には、フード40の連結リップ
部43が貫通するための貫通孔32が横長状に形成され
ている。又、挿通孔31の下部には、フード40の嵌合
フレーム部44に嵌り込む嵌合ブロック部33が一体的
に形成されている。
【0036】導通ピース80には、ソケット2外面の接
点凸部5と弾性的に接触する接点片81が一体的に連設
されるものである。導通ピース80は縦方向に伸びてリ
フレクタ3にねじ止め固定される板状の固定片82と、
固定片82からソケット2側に向かって屈曲した横長平
板状の連設片83とを備え、接点片81は連設片83を
介して連設されている。なお、連設片83の長さ方向の
両端部には、サポートスプリング7の力点部7cが係止
される係止耳部86が形成されている。又、固定片82
と連設片82との境界部分には、フード40の連結リッ
プ部43が係合する係合孔84が形成されている。
【0037】接点片81は湾曲状にカールされた状態で
連設片83に連設されることにより、ばね性が付与され
ている。このカールはソケット2の回転の接線方向に沿
って湾曲されることにより形成されるものであり、引っ
掛かり等の干渉を生じることなく、ソケット2が回転す
ることができ、接点片81も変形することがない。又、
接点片81はソケット2の回転方向側(図6における矢
印B方向)側の先端が自由端となっている。これによ
り、ソケット2の回転を円滑に行うことができるばかり
でなく、接点片81に過度の応力が作用することがな
く、接点片81が変形することがない。
【0038】かかる接点片81はスリット85を介して
連設片83と連設されている。スリット85は連設片8
3の長さ方向に沿って形成されており、その長さを変更
することにより、接点片81の弾性力を調整することが
できる。このため、接点片81の弾性力の調整を簡単に
行うことが可能となっている。
【0039】次に、この実施の形態の組立を説明する。
ソケット2の組立は、図8で示す従来と同様にして行う
ことができ、シールドシース2dが連結されたソケット
部2bをカバー部2aに嵌合させることによってソケッ
ト2が組み立てられる。
【0040】図3に示すように、フード40をリフレク
タ30の前方から組み付ける。この組み付けは、リフレ
クタ30の嵌合ブロック部33をフード40の嵌合フレ
ーム部44に嵌め込むと共に、フード40の連結リップ
部43をリフレクタ30の貫通孔32に貫通させること
により行う。嵌合ブロック部33の嵌め込みによってフ
ード40の係止溝45は嵌合ブロック部33よりもソケ
ット2側に位置するようになる。
【0041】又、上方に屈曲している連結リップ部43
の先端は、貫通孔32を貫通した後、導通ピース80の
係合孔84に係合させる。この状態に対して、ねじ9を
ねじ込むことにより、導通ピース80をリフレクタ30
の上部に固定する。一方、フード40の嵌合フレーム部
44に対して、ねじ9をねじ込むことによりリフレクタ
30の下部をフード40に固定する。
【0042】次に、サポートスプリング7の支点部7a
をフード40の係止溝45に挿入して係止させる。その
後、図4に示すように、サポートスプリング7の力点部
7cを導通ピース80の係止耳部86に係止させる。こ
れにより、サポートスプリング7がフード40に固定さ
れる。
【0043】以上の組み付けの後、放電管1の口金部1
cに対して、サポートスプリング7の作用点部7bを引
っ掛けることにより、放電管1を固定する。この固定で
は、サポートスプリング7の作用点部7bが放電管1を
リフレクタ30に押し付けるため、安定して固定するこ
とができる。
【0044】その後、放電管1のキャップ部1bをソケ
ット2内に挿入し、ソケット2をフード4に対して、図
6(a)の矢印Bで示すロック方向に相対回転させる。
この相対回転によって、導通ピース80の接点部81が
ソケット2外面に形成されている接点凸部5のロック突
起5bを乗り越えて、その接触突起5aに弾性的に接触
する(図6(b)参照)。これにより、フード40、導
通ピース80、ソケット2が導通し、シールドシース2
dを介して電磁波(ノイズ)のアースを行うことができ
る。
【0045】このような実施の形態では、図4に示すよ
うに、サポートスプリング7が支点部7aが金属からフ
ード40の係止溝45に係止されるため、サポートスプ
リング7を定位置に安定して固定することができると共
に、サポートスプリング7からの応力が樹脂からなるリ
フレクタ30に作用することがなく、リフレクタ30が
割れることがなくなる。
【0046】又、導通ピース80の接点片81が、ソケ
ット2の回転の接線方向に沿って湾曲したカール状とな
っているため、引っ掛かり等の干渉を生じることなく、
ソケット2が回転することができ、接点片81も変形す
ることがない。従って、接点片81の接触圧を確保する
ことができる。
【0047】さらに、接点片81はソケット2の回転方
向側側の先端が自由端となってカールしているため、接
点凸部5が自由端側から接触する。このため、接点片8
1とスムーズに接触することができ、ソケット2のロッ
クを低トルクで行うことができる。これに加えて、図6
(b)の矢印Cで示すソケット2の反ロック方向の回転
に対しては、連設片83との連設側に対して接点凸部5
が当接するため、トルクが大きくなり、反ロック方向へ
の回転を防止することができる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ソケットが回
転しても導通ピースの接点片が変形することがないた
め、導通ピースの接触圧を確保することができると共
に、導通ピースに対する加工が簡単となる。又、サポー
トスプリングを安定して固定することができ、リフレク
タが割れることもなくなる。
【0049】請求項2の発明によれば、接点片にばね性
が確実に付与されるため、確実な接触圧を確保すること
ができる。
【0050】請求項3の発明によれば、接点片の弾性力
を調整することができ、接点片の接触圧の調整を簡単に
行うことができる。
【0051】請求項4の発明によれば、ソケットの回転
を円滑に行うことができると共に、接点片に過度の応力
が作用することがなく、接点片が変形するこがない。
【0052】請求項5の発明によれば、サポートスプリ
ングの固定状態が安定する。
【0053】請求項6の発明によれば、サポートスプリ
ングが放電管を確実に圧接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における全体の分解斜視
図である。
【図2】図1における矢印Z部分の展開状態の正面図で
ある。
【図3】サポートスプリング組み付け前の分解斜視図で
ある。
【図4】サポートスプリングの組み付け状態の斜視図で
ある。
【図5】ソケットを組み付けた状態の斜視図である。
【図6】(a)及び(b)は、ソケットの回転を示す側
面図である。
【図7】従来の構造を示す分解斜視図である。
【図8】ソケットの組み付けを示す分解斜視図である。
【図9】従来におけるサポートスプリングの組み付けを
示す分解斜視図である。
【図10】従来におけるソケットの組み付け状態の斜視
図である。
【図11】従来におけるソケットの回転を示す側面図で
ある。
【図12】従来における組立状態の断面図及びその部分
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 放電管 2 ソケット 5 接点凸部 7 サポートスプリング 30 リフレクタ 40 フード 45 係止溝 80 導通ピース 81 接点片 83 連設片 85 スリット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外面に接点凸部が形成されると共に、放
    電管の基部が挿入されて接続されるソケットと、 リフレクタを前記ソケットとの間で挟むように組み付け
    られるフードと、 前記リフレクタと放電管との間に配置されることにより
    放電管をリフレクタに弾性的に圧接するサポートスプリ
    ングと、 前記フードに対するソケットの相対回転によって同ソケ
    ットの接点凸部と弾性的に接触するばね性の接点片が連
    設されており、前記フードと導通した状態でリフレクタ
    に取り付けられる導通ピースとを備え、 前記接点片は前記ソケットの回転の接線方向に沿って湾
    曲したカール状に形成されており、前記サポートスプリ
    ングの一端側が挿入されて係止される係止溝が前記フー
    ドに形成されていることを特徴とするヘッドランプの組
    立構造。
  2. 【請求項2】 前記接点片は平板状の連設片を介して前
    記導通ピースに連設されていることを特徴とする請求項
    1記載のヘッドランプの組立構造。
  3. 【請求項3】 前記接点片と連設片との間に、スリット
    が設けられていることを特徴とする請求項2記載のヘッ
    ドランプの組立構造。
  4. 【請求項4】 前記接点片は前記ソケットの回転方向側
    が自由端となっていることを特徴とする請求項2又は3
    記載のヘッドランプの組立構造。
  5. 【請求項5】 前記係止溝は前記ソケット側が閉じてい
    ることを特徴とする請求項1記載のヘッドランプの組立
    構造。
  6. 【請求項6】 前記サポートスプリングは前記フードの
    固定側との反対の他端側が前記導通ピースに係止され、
    中間部分が前記放電管を圧接していることを特徴とする
    請求項1記載のヘッドランプの組立構造。
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