JP4300372B1 - オーディオ装置、スイッチング電源及びスイッチング制御方法 - Google Patents

オーディオ装置、スイッチング電源及びスイッチング制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 スイッチングアンプのクロック信号の周波数を分周してスイッチング電源のクロック信号を生成するオーディオ装置であって、スイッチングアンプのクロック信号を生成するクロック生成回路に電源投入時に電源電圧を供給する別の電源回路を別途設けることなく、スイッチング電源を動作開始すること。
【解決手段】 電源投入時においてスイッチング電源101から第2クロック生成回路105に電源電圧が供給されていない状態においては、第1クロック生成回路104は、分周回路103からのクロック信号を使用せずに、第1クロック生成回路104に予め設定されている周波数のクロック信号を生成し、スイッチング電源101を動作させる。スイッチング電源101が動作することによって、スイッチング電源101から電源電圧が第2クロック生成回路105に供給されるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチングアンプとスイッチング電源とを備えるオーディオ装置であって、スイッチング電源を駆動するクロック信号の周波数を制御するオーディオ装置に関する。
現在、スイッチングアンプとスイッチング電源とを備えるオーディオ装置が提供されている。スイッチングアンプとスイッチング電源とを組み合せる場合、この2つを駆動するクロック信号はそれぞれに個別の周波数(キャリア周波数ともいう)を有しているので、それぞれの周波数同士の干渉(ビート)が発生し、それが可聴帯域にフォールダウンすることが大きな問題となっている。
これを抑制するために、スイッチングアンプとスイッチング電源とのクロック信号を同一源から生成することが考えられる。しかし、スイッチングアンプにおいては、可聴帯域への影響と性能向上との観点から、クロック信号の周波数は比較的高く(数百kHz以上に)設定されることが多いのに対して、スイッチング電源ではスイッチング損失の増加を防止するため、クロック信号の周波数は比較的低めに設定され、同一のものとすることは現実的ではない。
この問題を解決するために、スイッチングアンプを駆動するクロック信号の周波数を任意の分周比で分周して、スイッチング電源を駆動するクロック信号の周波数とすることにより、ビートの発生を抑制する技術が提案されている。しかし、この技術では、オーディオ装置の電源投入時において、スイッチング電源からの電源電圧がスイッチングアンプのクロック信号を生成するクロック生成回路に供給されていない状態では、スイッチングアンプを動作させるためのクロック信号を生成することができない。従って、スイッチングアンプのクロック信号を分周して、スイッチング電源のクロック信号を生成することもできない。そのため、スイッチングアンプのクロック信号を生成するためのクロック生成回路に電源投入時に電源電圧を供給するための(スイッチング電源以外の)別の電源回路を別途設けて、別の電源回路からの電源電圧によってクロック生成回路を動作させ、スイッチングアンプのクロック信号を生成する必要がある。
特開2005−136717号 特開2006−60580号
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、スイッチングアンプのクロック信号の周波数を分周してスイッチング電源のクロック信号を生成するオーディオ装置であって、スイッチングアンプのクロック信号を生成するクロック生成回路に電源投入時に電源電圧を供給する別の電源回路を別途設けることなく、スイッチング電源を動作開始することができるオーディオ装置を提供することである。
本発明の好ましい実施形態によるオーディオ装置は、スイッチング電源と、スイッチングアンプと、分周手段とを備える。前記スイッチング電源は、スイッチング動作することによって電源電圧を前記スイッチングアンプに出力する第1スイッチング手段と、前記第1スイッチング手段をスイッチング動作させる第1クロック信号を生成する第1クロック生成手段とを有する。前記スイッチングアンプは、入力信号に応じたパルス変調信号を生成するパルス変調手段と、前記パルス変調信号によってスイッチング動作する第2スイッチング手段と、前記スイッチング電源から供給される電源電圧によって動作し、前記パルス変調手段を駆動する第2クロック信号を生成する第2クロック生成手段とを有する。前記分周手段は、前記第2クロック生成手段から供給される前記第2クロック信号の周波数を分周し、第3クロック信号を生成する。前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されていないために、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されていない状態においては、前記第1クロック生成手段は、前記第1クロック生成手段に予め設定されている周波数の前記第1クロック信号を生成する。前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されており、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されている状態においては、前記第1クロック生成手段は、前記第3クロック信号の周波数に同期した周波数の前記第1クロック信号を生成する。
本発明の好ましい実施形態によるスイッチング制御方法は、スイッチング電源と、スイッチングアンプとを備えるオーディオ装置における、スイッチング制御方法であって、前記オーディオ装置の電源投入時であって、前記スイッチング電源からの電源電圧が前記スイッチングアンプに供給されていない状態において、前記スイッチング電源が、前記スイッチング電源に予め設定されている周波数の第1クロック信号を生成するステップと、前記スイッチング電源に予め設定されている周波数の前記第1クロック信号によって前記スイッチング電源が動作し、電源電圧を前記スイッチングアンプに供給するステップと、前記スイッチング電源から供給された電源電圧によって、前記スイッチングアンプが第2クロック信号を生成するステップと、前記第2クロック信号によって前記スイッチングアンプが動作するステップと、前記第2クロック信号の周波数を分周して第3クロック信号を生成し、前記スイッチング電源に供給するステップと、前記スイッチング電源に前記第3クロック信号が供給されている状態になると、前記スイッチング電源が、前記第3クロック信号の周波数に基づいた周波数の前記第1クロック信号を生成するステップと、前記第3クロック信号の周波数に同期した周波数の前記第1クロック信号によって前記スイッチング電源が動作し、電源電圧を前記スイッチングアンプに供給するステップとを含む。
電源投入時においてスイッチング電源から第2クロック生成手段に電源電圧が供給されていない状態においては、第1クロック生成手段は、分周手段からの第3クロック信号を使用せずに、第1クロック生成手段に予め設定されている周波数の第1クロック信号を生成し、第1スイッチング手段を動作させる。第1スイッチング手段が動作することによって、スイッチング電源から電源電圧が第2クロック生成手段に供給されるようになる。従って、電源投入時にも第2クロック生成手段をスイッチング電源からの電源電圧によって動作開始させることができ、電源投入時に第2クロック生成手段を動作させるための別の電源回路を別途設ける必要がない。
また、第2クロック生成手段が動作を開始した後は、第1クロック生成手段には分周手段から第3クロック信号(第2クロック生成手段が生成した第2クロック信号の周波数を分周したクロック信号)が供給されるようになる。第1クロック生成手段は、第3クロック信号の周波数に同期した周波数の第1クロック信号を生成し、第1スイッチング手段を動作させる。ここで、第3クロック信号の周波数に同期した周波数とは、例えば、第3クロック信号の周波数と同じ周波数、または、第3クロック信号の周波数をさらに分周した(例えば周波数を1/2にした)周波数を意味する。従って、第1クロック信号と第2クロック信号とによってビートが発生することが防止される。
以下、本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して具体的に説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。図1は、本発明の好ましい実施形態によるスイッチング電源101及びスイッチングアンプ102を備えるオーディオ装置1を示す概略ブロック図である。図2は、オーディオ装置1の詳細な構成を示す回路図である。
[概要]
図1に示すように、オーディオ装置1は、スイッチングアンプ102に電源電圧を供給するスイッチング電源(DC/DCコンバータ)101と、外部から入力される入力信号(オーディオ信号)をスイッチング増幅し、図示しないスピーカーに供給するスイッチングアンプ102と、スイッチングアンプ102のパルス幅変調回路を駆動するクロック信号を分周してスイッチング電源101に供給する分周回路103とを備える。
オーディオ装置1は、電源投入時において、スイッチング電源101の第1クロック生成回路104に予め設定されている周波数のクロック信号に基づいてスイッチング電源101がスイッチング動作を開始し、スイッチングアンプ102に電源電圧を供給する。スイッチングアンプ102にスイッチング電源101からの電源電圧が供給されると、スイッチングアンプ102の第2クロック生成回路105が動作を開始する。第2クロック生成回路105によって生成されたクロック信号によってスイッチングアンプ102はスイッチング動作する。第2クロック生成回路105によって生成されたクロック信号は、分周回路103によって分周され、スイッチング電源101の第1クロック生成回路104に供給される。第1クロック生成回路104は、分周回路103からのクロック信号の周波数に基づく(すなわち、同期した)周波数を有するクロック信号を生成し、スイッチング電源101は、当該クロック信号によってスイッチング動作する。従って、電源投入時にも第2クロック生成回路105をスイッチング電源101からの電源電圧によって動作開始させることができ、電源投入時に第2クロック生成回路105を動作させるための別の電源回路を別途設ける必要がない。
[スイッチング電源]
スイッチング電源101は、入力電源電圧(直流電圧)Eをスイッチングするためのスイッチング素子を、電源投入直後は第1クロック生成回路104に設定されている周波数のクロック信号によってスイッチング動作すると共に、スイッチングアンプ102の動作開始後には、分周回路103から供給されるクロック信号に同期するように生成されたクロック信号によってスイッチング動作する。
図2に示すように、スイッチング電源101は、スイッチング回路11、トランスT、整流回路12、平滑回路13、および、第1クロック生成回路104を備える。
スイッチング回路11は、直流電圧である入力電圧Eをスイッチングして、所定の周波数を有する交流電圧に変換する。スイッチング回路11は、例えばMOSFETからなる第1,第2スイッチング素子SW1,SW2を含む。第1クロック生成回路104から供給されるクロック信号CLK1によって、第1スイッチング素子SW1がオンオフ動作され、クロック信号CLK2によって、第2スイッチング素子SW2がオンオフ動作される。
トランスTは、1次巻線に入力された電圧値を所定の電圧値に昇圧して2次巻線から出力させる。整流回路12は、トランスTの2次巻線の出力を整流するものであり、例えばダイオードブリッジ回路を含む。平滑回路13はコンデンサC1,C2を含み、整流回路12からの出力を平滑する。平滑回路13の出力は、電源電圧として出力端子からスイッチングアンプ102に供給される。
第1クロック生成回路104は、第1,第2スイッチング素子SW1,SW2をオンオフ動作させるクロック信号CLK1,CLK2を生成する回路である。第1クロック生成回路104は、クロック生成部14と、端子104a〜104eとを有する。端子104a,104bには抵抗R1,コンデンサC3がそれぞれ接続されており、抵抗R1及びコンデンサC3によって電源投入時にクロック生成部14が生成するクロック信号CLK0の周波数(例えば約180kHz)が設定されている。端子104cは分周回路103の出力端に接続されており、第2クロック生成回路105の動作開始後に、クロック生成部14に分周回路103からクロック信号CLK4が供給される。
クロック生成部14は、電源投入時において、端子104cに分周回路103からクロック信号CLK4が供給されていない状態においては、抵抗R1とコンデンサC3とで決定される所定周波数(約180kHz)のクロック信号CLK0を生成する。第1クロック生成回路104は、クロック生成部14で生成されたクロック信号CLK0の1/2の周波数(すなわち周波数が約90kHz)であるクロック信号CLK1,CLK2を生成し、端子104d,104eを介して、第1,第2スイッチング素子SW1,SW2に供給する。
一方、クロック生成部14は、スイッチングアンプ102の動作開始後であって、端子104cに分周回路103からクロック信号CLK4が供給されている状態においては、クロック信号CLK4と同じ周波数(約200kHz)のクロック信号CLK0を生成する。すなわち、クロック生成部14は、クロック信号CLK4の周波数に同期したクロック信号CLK0を生成する。第1クロック生成回路104は、クロック生成部14で生成されたクロック信号CLK0の1/2の周波数(すなわち周波数が約100kHz)であるクロック信号CLK1,CLK2を生成し、端子104d,104eを介して、第1,第2スイッチング素子SW1,SW2に供給する。
[スイッチングアンプ]
スイッチングアンプ102は、パルス変調回路(例えばパルス幅変調回路)において入力信号をパルス幅変調し、パルス幅変調信号を生成し、当該パルス幅変調信号に応じてスイッチング素子をオンオフ制御することによって、入力信号を増幅するものである。図3は、スイッチングアンプ102の構成を示す概略ブロック図である。スイッチングアンプ102は、パルス幅変調回路21、ドライバ22、スイッチング出力回路23、LPF(Low Pass Filter)24、および第2クロック生成回路105を備える。なお、図2においては、ドライバ22、スイッチング出力回路23、および、LPF24の記載を省略している。
パルス幅変調回路21は、第2クロック生成回路105から供給されるクロック信号CLK3(周波数が例えば400kHz)に基づいて、入力信号をパルス幅変調し、第1のパルス幅変調信号OUT1および第2のパルス幅変調信号OUT2を生成する。第1のパルス幅変調信号OUT1および第2のパルス幅変調信号OUT2は、一方がハイレベルの信号である場合に他方がローレベルの信号である。ドライバ22は、第1のパルス幅変調信号OUT1および第2のパルス幅変調信号OUT2が入力され、後述のスイッチング素子を駆動するための駆動信号DRV1およびDRV2を出力する。
スイッチング出力回路23は、スイッチング電源101から供給される第1の電源(例えば正の電源+VD)と第2の電源(例えば負の電源−VD)との間に接続され、駆動信号に応答して正の電源+VDまたは負の電源−VDを出力する。スイッチング出力回路23は、スイッチング素子(例えば、MOSFET)SW3、SW4を有する。
LPF24は、スイッチング出力回路23の出力端とスイッチングアンプ102の出力端との間に接続され、高周波成分を除去して、スピーカー等の負荷に出力する。LPF24は、コイル28およびコンデンサ29を有する。
第2クロック生成回路105は、パルス幅変調回路21を駆動するためのクロック信号CLK3を生成する。図2に示すように、第2クロック生成回路105は、発振子(例えばセラロック)30と、抵抗R2,R3と、コンデンサC4,C5と、インバータ31〜33とを有する。発振子30から出力されるクロック信号は、抵抗R2,R3,コンデンサC4,C5、インバータ31,32によって波形成形されて、矩形波状のクロック信号CLK3が生成される。クロック信号CLK3の周波数は、例えば400kHzである。クロック信号CLK3は、パルス幅変調回路21に供給される。インバータ33は、クロック信号CLK3を反転およびバッファして、分周回路103に供給する。
[分周回路]
分周回路103は、第2クロック生成回路105から供給されるクロック信号CLK3を所定の分周比で分周したクロック信号CLK4を生成し、スイッチング電源101の第1クロック生成回路104に供給する回路である。上記の通り、第1クロック生成回路104が、クロック生成部14で生成されたクロック信号CLK0の1/2の周波数のクロック信号CLK1,CLK2を出力する場合、パルス幅変調回路21を駆動するクロック信号CLK3の周波数(約400kHz)を1/4にしてスイッチング電源101を駆動するクロック信号CLK1,CLK2(約100kHz)を得るためには、分周回路103の分周比は2に設定されている。すなわち、分周回路103は、クロック信号CLK3の周波数を2分周して、周波数が1/2(約200kHz)であるクロック信号CLK4を生成する。
分周回路103は、図2に示すように、第2クロック生成回路105からのクロック信号CLK3を1/2の周波数に分周する分周部(例えばフリップフロップ回路)51と、インバータ52、AND回路53、抵抗R4及びコンデンサC6を含む。AND回路53の一方の入力端には分周部51の出力が供給され、他方の入力端には分周部103の出力をインバータ52で反転させ、抵抗R4及びコンデンサC6によって立上り及び立下りが緩やかにされた信号が供給される。その結果、AND回路53から出力されるクロック信号CLK4は、クロック信号CLK3の周波数を1/2に分周し、かつ、ハイレベルの期間を短くしたクロック信号になっている。このようなクロック信号CLK4は、第1クロック生成回路104のクロック生成部14が、分周回路103によって生成されるクロック信号CLK4と同じ周波数の(同期した)クロック信号CLK0を生成するために使用される。
[動作]
以上の構成を有するオーディオ装置1についてその動作を説明する。なお、図4A〜図4Eは、各点における波形のシミュレーション結果である。電源投入直後においては、スイッチングアンプ102にはスイッチング電源101から電源電圧が供給されておらず、第2クロック生成回路105はクロック信号CLK3をパルス幅変調回路21および分周回路103に供給することができない。従って、スイッチング電源101の第1クロック生成回路104のクロック生成部14には分周回路103からクロック信号CLK4が供給されていない。
第1クロック生成回路104に電源電圧Eが供給されると、クロック生成部14は、抵抗R1およびコンデンサC3によって予め設定されている周波数(約180kHz)のクロック信号CLK0を生成する(図4A参照)。第1クロック生成回路104は、クロック信号CLK0の1/2の周波数であるクロック信号CLK1,CLK2をスイッチング素子SW1,SW2に出力する(図4B参照)。これにより、スイッチング素子SW1,SW2が電源電圧Eをスイッチングすることによって、スイッチング電源回路101は、電源電圧をスイッチングアンプ102に供給するようになる。
スイッチングアンプ102にスイッチング電源回路101から電源電圧が供給されると、第2クロック生成回路105がクロック信号CLK3(約400kHz)を生成するようになり、クロック信号CLK3によってスイッチングアンプ102が動作を開始する。すなわち、パルス幅変調回路21がクロック信号CLK3に基づいて、入力信号によって変調されたパルス幅変調信号を生成し、パルス幅変調信号によってスイッチング素子SW3,SW4がスイッチング動作する。
第2クロック生成回路105からのクロック信号CLK3は分周回路103にも供給される。分周回路103は、クロック信号CLK3の周波数を1/2に分周し、さらにハイレベルの期間を短くしたクロック信号CLK4(周波数約200kHz)を生成し、第1クロック生成回路104に供給する(図4C参照)。
第1クロック生成回路104にクロック信号CLK4が供給されると、クロック生成部14は、クロック信号CLK4と同じ周波数(約200kHz)のクロック信号CLK0を生成する(図4D参照)。詳細には、クロック生成部14は、クロック信号CLK4のハイレベルへの立ち上がりに応答してハイレベルに立ち上がるクロック信号を生成することによって、クロック信号CLK4と同じ周波数のクロック信号CLK0を生成する。第1クロック生成回路104は、クロック信号CLK0の1/2の周波数(約100kHz)であるクロック信号CLK1,CLK2をスイッチング素子SW1,SW2に出力する(図4E参照)。これにより、スイッチング電源101は、スイッチングアンプ102のパルス幅変調回路21を駆動するクロック信号CLK3を1/4に分周(4分周)した周波数のクロック信号CLK1,CLK2によって駆動される。その結果、クロック信号CLK3と、クロック信号CLK1,CLK2とによってビートが発生することを防止することができる。
以上のように、電源投入時でありスイッチングアンプ102の第2クロック生成回路105がクロック信号CLK3を生成できないときには、第1クロック生成回路104が予め設定されている周波数のクロック信号CLK1,CLK2を生成して、スイッチング素子SW1,SW2をスイッチング動作させるようにしている。従って、電源投入時に第2クロック生成回路105を動作させるための電源回路を別途設ける必要がない。第2クロック生成回路105が動作を開始した後は、第1クロック生成回路104は、パルス幅変調回路21を駆動するクロック信号CLK3の周波数を分周した周波数のクロック信号CLK1,CLK2を生成し、スイッチング素子SW1,SW2をスイッチング動作させる。従って、定常状態においては、クロック信号CLK3と、クロック信号CLK1,CLK2とが整数倍の関係を有している(同期している)ので、ビートが発生することを防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。例えば、クロック信号CLK0〜CLK4の周波数は上記のものに限定されない。また、パルス幅変調回路の代わりにパルス密度変調回路が適用されてもよい。
本発明は、オーディオアンプに好適に適用され得る。
本発明の好ましい実施形態によるオーディオ装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明の好ましい実施形態によるオーディオ装置の構成を示す詳細回路図である。 スイッチングアンプ102の構成を示す概略ブロック図である。 電源投入時の端子104b(コンデンサC3電圧)の波形を示すシミュレーション結果である。 電源投入時のクロック信号CLK1,CLK2の波形を示すシミュレーション結果である。 クロック信号CLK4の波形を示すシミュレーション結果である。 クロック信号CLK4に同期したクロック信号CLK0の波形を示すシミュレーション結果である。 クロック信号CLK4に同期したクロック信号CLK0によって生成されたクロック信号CLK1,CLK2の波形を示すシミュレーション結果である。
符号の説明
101 スイッチング電源
102 スイッチングアンプ
103 分周回路
104 第1クロック生成回路
105 第2クロック生成回路

Claims (3)

  1. スイッチング電源と、スイッチングアンプと、分周手段とを備えるオーディオ装置であって、
    前記スイッチング電源が、
    スイッチング動作することによって電源電圧を前記スイッチングアンプに出力する第1スイッチング手段と、
    前記第1スイッチング手段をスイッチング動作させる第1クロック信号を生成する第1クロック生成手段とを有し、
    前記スイッチングアンプが、
    入力信号に応じたパルス変調信号を生成するパルス変調手段と、
    前記パルス変調信号によってスイッチング動作する第2スイッチング手段と、
    前記スイッチング電源から供給される電源電圧によって動作し、前記パルス変調手段を駆動する第2クロック信号を生成する第2クロック生成手段とを有し、
    前記分周手段が、前記第2クロック生成手段から供給される前記第2クロック信号の周波数を分周し、第3クロック信号を生成するものであり、
    前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されていないために、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されていない状態においては、前記第1クロック生成手段が、前記第1クロック生成手段に予め設定されている周波数の前記第1クロック信号を生成し、
    前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されており、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されている状態においては、前記第1クロック生成手段が、前記第3クロック信号の周波数に同期した周波数の前記第1クロック信号を生成する、オーディオ装置。
  2. 請求項1に記載のオーディオ装置に適用される前記スイッチング電源であって、
    スイッチング動作することによって電源電圧を前記スイッチングアンプに出力する第1スイッチング手段と、
    前記第1スイッチング手段をスイッチング動作させる第1クロック信号を生成する第1クロック生成手段とを有し、
    前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されていないために、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されていない状態においては、前記第1クロック生成手段が、前記第1クロック生成手段に予め設定されている周波数の前記第1クロック信号を生成し、
    前記第2クロック生成手段に前記スイッチング電源から電源電圧が供給されており、前記分周手段から前記第1クロック生成手段に前記第3クロック信号が供給されている状態においては、前記第1クロック生成手段が、前記第3クロック信号の周波数に同期した周波数の前記第1クロック信号を生成する、スイッチング電源。
  3. スイッチング電源と、スイッチングアンプとを備えるオーディオ装置における、スイッチング制御方法であって、
    前記オーディオ装置の電源投入時であって、前記スイッチング電源からの電源電圧が前記スイッチングアンプに供給されていない状態において、前記スイッチング電源が、前記スイッチング電源に予め設定されている周波数の第1クロック信号を生成するステップと、
    前記スイッチング電源に予め設定されている周波数の前記第1クロック信号によって前記スイッチング電源が動作し、電源電圧を前記スイッチングアンプに供給するステップと、
    前記スイッチング電源から供給された電源電圧によって、前記スイッチングアンプが第2クロック信号を生成するステップと、
    前記第2クロック信号によって前記スイッチングアンプが動作するステップと、
    前記第2クロック信号の周波数を分周して第3クロック信号を生成し、前記スイッチング電源に供給するステップと、
    前記スイッチング電源に前記第3クロック信号が供給されている状態になると、前記スイッチング電源が、前記第3クロック信号の周波数に同期した周波数の前記第1クロック信号を生成するステップと、
    前記第3クロック信号の周波数に基づいた周波数の前記第1クロック信号によって前記スイッチング電源が動作し、電源電圧を前記スイッチングアンプに供給するステップとを含む、スイッチング制御方法。
JP2008045429A 2008-02-27 2008-02-27 オーディオ装置、スイッチング電源及びスイッチング制御方法 Expired - Fee Related JP4300372B1 (ja)

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