JP4300310B2 - バイポーラ電池、組電池、複合組電池、および組電池または複合組電池を用いた車両 - Google Patents

バイポーラ電池、組電池、複合組電池、および組電池または複合組電池を用いた車両 Download PDF

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Description

本発明は、バイポーラ電池、組電池、複合組電池、および組電池または複合組電池を用いた車両に関するものである。
近年、電気自動車の開発が盛んになるにつれて、充電可能な二次電池の開発も活発になってきている。二次電池の中でも、特に、リチウムイオン電池は、小型、軽量、高エネルギー密度、高出力密度といった特徴をもつ高性能の電池であるため、電気自動車に搭載可能な電池として注目が集まっている。
ただし、車両に適用するためには、大出力を確保すべく、複数の二次電池を直列に接続して用いる必要がある。しかしながら、接続部を介して電池を接続した場合、接続部の電気抵抗によって出力が低下してしまうとともに、空間的にも不利益を招く。
この問題を解決するものとして、正極と負極とがセパレータを挟んで組み合わされた電池単位が、複数積層されて直列に接続されてなるバイポーラ電池が開発されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開2000−100471号公報 特開2000−195495号公報
ところで、従来のバイポーラ電池は、電池単位を複数積層して直列に接続するものであることから、高い出力を得ることは可能となるものの、エネルギー、すなわち容量は比較的低いものであった。
このような従来のバイポーラ電池において容量を大きくするためには、電池単位の積層方向から見た電池の投影面積を増やす必要がある。しかし、たとえば車両に搭載する場合のようにバイポーラ電池が設置される空間はおのずと制限される。このため、バイポーラ電池の投影面積があまり大きくなると、車両などの特定の用途に適用できなくなるという問題があった。
また、上記特許文献1、2に記載のバイポーラ電池に関する技術は、かかる課題については配慮しておらず、これを解決するための具体的な方法を提示するものではない。
本発明は、上記した課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、電池の投影面積を大きくすることなく容量を増やすことができるバイポーラ電池、組電池、複合組電池、および組電池または複合組電池を用いた車両を提供することである。
本発明の目的は、下記の手段により達成される。
(1)正極と負極とがセパレータを挟んで組み合わされた電池単位が、複数積層されて直列に接続されてなるバイポーラ電池であって、前記電池単位は、一方の面に正極が形成された第1集電箔と、前記第1集電箔に略平行に配置され、前記第1集電箔上の正極に対向する面に負極が形成された第2集電箔と、前記第1集電箔の正極が形成された面に接続される正極連結部、および当該正極連結部に連設されるとともに前記第1集電箔と前記第2集電箔との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に正極が形成された正極形成部を備えた少なくとも1つのサブ正極集電箔と、前記第2集電箔の負極が形成された面に接続される負極連結部、および当該負極連結部に連設されるとともに前記第1集電箔と前記第2集電箔との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に負極が形成された負極形成部を備えた少なくとも1つのサブ負極集電箔と、を有し、前記サブ正極集電箔の正極形成部と前記サブ負極集電箔の負極形成部は、正極と負極がセパレータを介して対向するように、交互に配置されていることを特徴とするバイポーラ電池。
(2)上記(1)に記載のバイポーラ電池を複数個、並列および/または直列に接続したことを特徴とする組電池。
(3)上記(1)に記載のバイポーラ電池と、前記バイポーラ電池の正極および負極と同一材料から構成され異なる集電箔上にそれぞれ形成される正極および負極を備えた電池が前記電池要素における構成単位の数だけ直列に接続されることにより前記バイポーラ電池と同一の電圧を有してなる電池群とを、並列に接続したことを特徴とする組電池。
(4)上記(2)又は(3)に記載の組電池を複数個、並列および/または直列に接続したことを特徴とする複合組電池。
(5)上記(2)〜(4)のいずれか1つに記載の組電池または複合組電池を、車輪を駆動するためのモータの電源として用いたことを特徴とする車両。
上記(1)に記載のバイポーラ電池によれば、1つの電池単位の中で、正極と負極とを順々に積層して対峙させることにより、並列構造を形成することが可能となる。これにより、内部抵抗を低減させることができるとともに、電極の有効表面積を増加させることができる。したがって、バイポーラ電池の投影面積を大きくすることなく、容量を増やすことが可能となる。
上記(2)に記載の組電池によれば、同じ大きさの組電池であれば従来よりも高エネルギー、高出力の組電池を得ることができる。
上記(3)に記載の組電池によれば、高エネルギーと高出力とをバランスよく両立させるためにきわめて有効な手段となる。しかも、組電池の重量およびサイズを小さくすることが可能となる。
上記(4)に記載の複合組電池によれば、電池制御を容易にし、たとえば電気自動車やハイブリッド自動車などの車両搭載用として最適な複合組電池となる。そして、この複合組電池は、上述した組電池を用いたものであるから長期的信頼性の高いものとなる。
上記(5)に記載の車両によれば、高い信頼性を有し、長期間に渡って使用した後であっても充分な出力を提供しうる。また、電池の設置スペースを小さくすることができ、車両の軽量化をも達成し得る。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態によるバイポーラ電池の平面図、図2は、図1のII−II線に沿う拡大断面図、図3は、図2のIII−III線に沿う拡大断面図である。なお、図2における電池要素は簡略化して示されている。
図1〜図3に示すように、バイポーラ電池1は、電池要素10と、電池要素10を被覆するラミネートフィルム30と、電池要素10からラミネートフィルム30の外部に引き出されてなるタブ35とを有している。
電池要素10は、正極と負極とがセパレータを挟んで組み合わされた電池単位14が、複数積層されて直列に接続された構成となっている。積層数は任意に設定可能である。
この電池要素10は、一方の面に正極が形成され他方の面に負極が形成された、積層方向の中間部に位置されるメイン集電箔15と、片面のみに正極または負極が形成された、積層方向の端部に位置されるメイン集電箔16、17とを有している。正極と負極とが形成された中間部のメイン集電箔15は、バイポーラ電極を構成する。端部のメイン集電箔16、17は、たとえば接続用リードを介してタブ35に接続される。
図4は、電池要素を説明するための拡大断面図である。なお、図4は、説明の便宜上、2層分の電池単位から構成される電池要素を示す。図5は、図4に示される中間部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図、図6は、図4に示される上方端部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図、図7は、図4に示される下方端部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図である。
図4に示される電池要素10のうち、上側の電池単位14について説明する。電池単位14は、一方の面に正極11が形成された第1集電箔としての中間部のメイン集電箔15と、このメイン集電箔15に略平行に配置され、メイン集電箔15上の正極11に対向する面に負極12が形成された第2集電箔としての端部のメイン集電箔16とを含むものである。
本実施形態では、電池単位14は、メイン集電箔15の正極11が形成された面に接続される正極連結部19、および当該正極連結部19に連設されるとともにメイン集電箔15とメイン集電箔16との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に正極11が形成された正極形成部20を備えたサブ正極集電箔18と、メイン集電箔16の負極12が形成された面に接続される負極連結部22、および当該負極連結部22に連設されるとともにメイン集電箔15とメイン集電箔16との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に負極12が形成された負極形成部23を備えたサブ負極集電箔21とを有している。ここで、サブ正極集電箔18の正極形成部20とサブ負極集電箔21の負極形成部23は、正極11と負極12がセパレータ13を介して対向するように、交互に配置されている。
このように構成すれば、図4〜図7からわかるように、電池単位14の中で、電極(正極と負極の総称)の並列構造を形成することができる。これにより、内部抵抗を低減させることができるとともに、電極の有効表面積を増加させることができる。したがって、バイポーラ電池の投影面積を大きくすることなく、容量を増やすことが可能となる。
図4の電池要素には、サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21がそれぞれ2つずつ設けられている。ただし、サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21は、任意の個数だけ設置可能であり、必要とする容量に応じて少なくとも1つ設けられていればよい。
下側の電池単位14は、第1集電箔としての端部のメイン集電箔17と、第2集電箔としての中間部のメイン集電箔15とを含むものである。ただし、下側の電池単位14は、上側の電池単位14と同様の構成であるため、説明を省略する。なお、電池要素が3層以上の電池単位を有する場合も、各電池単位は同様に構成される。
メイン集電箔15〜17は、製法上、スプレーコートなどの薄膜製造技術により、いかような形状を有するものにも製膜積層して形成し得る必要上、たとえば、アルミニウム、銅、チタン、ニッケル、ステンレス鋼(SUS)、これらの合金などの金属粉末を主成分として、これにバインダ(樹脂)、溶剤を含む集電箔金属ペーストを加熱して成形してなるものである。このような集電箔は、これら金属粉末を1種単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。また、製法上の特徴を生かして金属粉末の種類の異なるものを多層に積層したものであってもよい。上記バインダとしては、特に制限されるべきものではなく、たとえば、エポキシ樹脂など、従来公知の樹脂バインダ材料を用いることができるほか、導電性高分子材料を用いてもよい。また、集電箔としては、上記のような金属粉末とバインダにより形成されてなるもののほかに、上記金属の箔を用いることもできる。これら集電箔の厚さは、特に限定されないが、通常は1〜100μm程度である。
メイン集電箔15〜17は、好ましくは、ステンレス鋼、チタン、および銅とアルミニウムのクラッド材からなる群より選択される。銅とアルミニウムのクラッド材は、高温での使用が可能で寿命も長いため、より好ましい。このクラッド材は、銅とアルミニウムが貼り合わされた構成であればよい。すなわち、銅箔にアルミニウム箔を接合する方法、銅箔に対してアルミニウムの蒸着、スパッタ、メッキ、またはディピングなどの処理を行う方法、あるいは、逆にアルミニウム箔に対して銅の蒸着などの処理を行う方法が使用され得る。ただし、銅はリチウムイオンを透過しやすいため、銅のマトリックス(基質)が強固であることが望ましい。したがって、銅箔を基準箔としてこれに対して蒸着などの処理を行うことが望ましい。また、蒸着などの処理に使用される物質がある程度の厚さ(5μm程度)を有する方がより信頼性を高めるため、厚塗りのし易いメッキが使用されることが好ましい。
サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21は、好ましくは、ステンレス鋼、チタン、銅、アルミニウムからなる群より選択される。メイン集電箔として銅とアルミニウムのクラッド材が使用される場合、メイン集電箔のアルミニウム側にアルミニウムから構成されるサブ正極集電箔18が接続され、メイン集電箔の銅側に銅から構成されるサブ負極集電箔21が接続されることがより好ましい。アルミニウムは正極が高電位の場合でも酸化皮膜の存在により安定に成立し易いため、正極が形成される集電箔として望ましい。また、銅はリチウムとの間で合金を形成しづらいため、負極が形成される集電箔として望ましい。合金を形成し易い物質を使用した場合、電極が劣化し易く寿命が短くなる恐れがあるからである。
メイン集電箔15〜17の厚さは、サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21の厚さよりも大きいことが好ましい。このような構成によれば、サブ集電箔(サブ正極集電箔またはサブ負極集電箔)からの電子がメイン集電箔に流れ込んで移動しても、メイン集電箔の中を電子が移動するときに発生する抵抗を緩和することができる。したがって、内部抵抗が低減され、出力が向上する。メイン集電箔15〜17の厚さは、サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21の厚さのより好ましくは1.1〜10倍、さらに好ましくは、1.5〜5倍の範囲内にあると良い。下限を設けたのは、内部抵抗低減の効果を高めるためである。また、上限を設けたのは、電池全体が厚くなってたとえば車両上で使い難くなることを防止するためである。
サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21は、好ましくは、メイン集電箔と振動溶着により接続される。振動溶着による接続によって、接触抵抗が低くなること、およびスポット溶接の様に高温にならないため電極の熱劣化を防止することが可能となる。また、薄い箔を複数枚積層して溶着できるため、サブ集電箔の設置個数が多くても同時にメイン集電箔に対して接合することが可能となる。
図4の上側の電池単位14において、サブ正極集電箔18は、メイン集電箔15の端部に接続され、一方、サブ負極集電箔21は、メイン集電箔15のサブ正極集電箔18が接続される端部と反対側の端部に対向するメイン集電箔16の端部に接続される。つまり、サブ正極集電箔18のメイン集電箔への接続位置と、サブ負極集電箔21のメイン集電箔への接続位置とは、バイポーラ電池1の相互に反対側の端部となる。このような構成によれば、電極の有効表面積を最大限に広げることが可能となる。また、サブ集電箔は後述するように動吸振器を構成し得ることを考慮すれば、振動減衰作用がバイポーラ電池1の片側に偏って防振効果が阻害されることを防止することができる。
図8は、サブ負極集電箔のメイン集電箔への接続状態を示す図である。図8に示すように、サブ負極集電箔21の負極連結部22は、バネとして機能し、動吸振器を構成する。したがって、メイン集電箔16の振動を低減させることが可能である。なお、サブ正極集電箔18の正極連結部19も同様に動吸振器を構成する。
図9は、動吸振器による防振機能を説明するための図である。図9に示すように、メイン集電箔15〜17は、車両の車体71に所定の支持構造に相当するバネSを介して接続されている。そして、メイン集電箔15〜17には、正極連結部19および負極連結部22に相当するバネSを介して、サブ正極集電箔18およびサブ負極集電箔21が接続される。したがって、バネSのバネ定数を調整することにより、動吸振器による振動数の移行度合いを任意に設定することができ、メイン集電箔15〜17の共振振動数を任意にシフトさせることが可能となる。
図10に示すように、負極連結部22は、好ましくは、そのバネ定数を調整するためのバネ定数調整部24を有する。なお、サブ正極集電箔18の正極連結部19も同様に、好ましくは、バネ定数調整部24を有する。バネ定数調整部24を設けるための具体的な方法としては、図10に示すような折畳みによるバネ化のほか、たとえば、連結部の厚さの変更(減少または増加)、異種材とのクラッド化、および表面積の変更などの方法が採用され得る。
バネ定数調整部24を有する正極連結部19および負極連結部22のバネ定数は、好ましくは、それぞれ正極形成部20および負極形成部23と同一の材料および断面形状で形成した場合の正極連結部および負極連結部のバネ定数の50〜90%の範囲内にあると良い。このように構成すれば、メイン集電箔15〜17の共振振動数を大きくシフト(約50Hz)させる動吸振器を構成することが可能である。下限を設けたのは、バネ定数が低すぎて集電箔の形状を維持できなくなることを防止するためである。また、上限を設けたのは、共振周波数のシフト量を確実に得るためである。
一方、車両の振動は通常100Hz以下であるため、共振周波数を100Hz以上に調整すれば、車両で使用する限り電池は共振に至らないことになる。したがって、バネ定数調整部24を設けて100Hz以上の領域にメイン集電箔15〜17の共振周波数をシフトさせることによって、防振効果を向上させることができる。このようにして、バイポーラ電池の共振点を車両上で起こり得る振動の範囲からずらすことが可能となるため、バイポーラ電池の防振性能が大幅に向上する。具体的には、共振に起因して電極材料が剥がれたり、メイン集電箔とサブ集電箔との溶着が破断したりする故障モードを防止できる。
正極は、正極活物質を含む。このほかにも、イオン伝導性を高めるために電解質、リチウム塩、導電助剤などが含まれ得る。導電助剤としては、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト等が挙げられる。ただし、これらに限られるわけではない。正極または負極の少なくとも一方に電解質、好ましくは固体高分子電解質が含まれていることが望ましいが、バイポーラ電池の電池特性をより向上させるためには、双方に含まれることが好適である。
上記正極活物質としては、溶液系のリチウムイオン電池でも使用される、遷移金属とリチウムとの複合酸化物を使用できる。具体的には、LiCoOなどのLi・Co系複合酸化物、LiNiOなどのLi・Ni系複合酸化物、スピネルLiMnなどのLi・Mn系複合酸化物、LiFeOなどのLi・Fe系複合酸化物などが挙げられる。このほか、LiFePOなどの遷移金属とリチウムのリン酸化合物や硫酸化合物;V、MnO、TiS、MoS、MoOなどの遷移金属酸化物や硫化物;PbO、AgO、NiOOHなどが挙げられる。正極活物質の粒径は、製法上、正極材料を重合させる前の状態でペースト化してスプレーコートなどにより塗布して成膜し得るものであればよい。
正極活物質は、好ましくは、Li・Mn系複合酸化物である。正極活物質としてLi・Mn系複合酸化物を採用することにより、電圧(V)と充電状態(%)との関係を示す充放電プロファイルのグラフを容易に傾けることが可能となる。これにより、電池の電圧を計測すれば、電池の充電状態が判明する。このように電池の充電状態を容易に検知して、電池の過充電または過放電の状態を防止することができ、電池の信頼性を向上させることが可能となる。また、万一過充電または過放電が起きて電池が故障する場合でも反応が穏やかであるため、異常時の信頼性が高いといえる。
正極における、正極活物質、電解質(好ましくは固体高分子電解質)、リチウム塩、導電助剤の配合量は、電池の使用目的(出力重視、エネルギー重視など)、イオン伝導性を考慮して決定すべきである。たとえば、正極内における電解質、特に固体高分子電解質の配合量が少なすぎると、活物質層内でのイオン伝導抵抗やイオン拡散抵抗が大きくなり、電池性能が低下してしまう。一方、正極内における電解質、特に固体高分子電解質の配合量が多すぎると、電池のエネルギー密度が低下してしまう。したがって、これらの要因を考慮して、目的に合致した固体高分子電解質量を決定する。
負極は、負極活物質を含む。また、正極と同様に、イオン伝導性を高めるために電解質、リチウム塩や導電助剤などが含まれ得る。負極活物質の種類以外は、基本的に、正極についての説明で記載した内容と同様であるため、ここでは説明を省略する。
負極活物質としては、溶液系のリチウムイオン電池でも使用される負極活物質を用いることができる。ただし、バイポーラ電池では、固体高分子電解質が好適に用いられるため、該固体高分子電解質での反応性を考慮すると、負極活物質としては金属酸化物、金属とリチウムとの複合酸化物、カーボンなどが挙げられる。これらは1種単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
負極活物質は、好ましくは、結晶性炭素材(グラファイト)または非結晶性炭素材(ハードカーボン)である。負極活物質として結晶性炭素材または非結晶性炭素材を採用することにより、充放電プロファイルのグラフを容易に傾けることが可能となる。これにより、電池の電圧を計測すれば、電池の充電状態が判明する。このように電池の充電状態を容易に検知して、電池の過充電または過放電の状態を防止することができ、電池の信頼性を向上させることが可能となる。非結晶性炭素材は、かかる効果が特に顕著であるため、より好ましい。
正極および負極の厚さは、特に限定するものではなく、配合量について述べたように、電池の使用目的(出力重視、エネルギー重視など)、イオン伝導性を考慮して決定することができる。正極および負極の厚さは、好ましくは1〜100μm、より好ましくは5〜30μmの範囲内にあると良い。下限を設けたのは、出力を稼ぐために電極面積をかなり広くする必要が生じて実用的でなくなる恐れを防止するためである。また、上限を設けたのは、電極が厚すぎてリチウムイオンの拡散が層全体に届かず、表面だけになってしまうために効率が悪くなる恐れを防止するためである。また、正極および負極の厚さは、略同一であるか、あるいは負極が正極よりも若干厚い方が望ましい。
セパレータ13は、正極と負極との接触を防ぐための仕切りであり、本明細書においては、固体電解質を含む概念として使用される。
液体の電解質、すなわち電解液を使う場合、セパレータ13の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、セルロースなどからなる多孔性シート、不織布などが挙げられる。リチウムイオンを発電物質として用いる場合には、マイクロポアを有するリチウムイオン透過性のポリエチレンフィルムを、多孔性のリチウムイオン透過性ポリプロピレンで挟んだ三層構造としたフィルムが好適に用いられる。
電解液としては、電解質塩を有機溶媒中に溶解したものが好適に使用される。
電解質塩としては、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF2SO3)2、LiCF3SO3、LiBF4、LiPF6、LiNH2、LiF、LiCl、LiBr、LiI、LiCN、LiClO4、LiNO3、C6H5COOLi、LiClO4、LiAsF6、KOH、H2SO4、ZnCl2などが挙げられる。
有機溶媒としては、カーボネート類、ラクトン類、エーテル類などが挙げられ、具体的には、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、アセトニトリル、ジエチルエーテル、ジメチルスルホキシド、ギ酸メチル、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン、スルホラン、酢酸エチル、プロピオン酸メチルなどの溶媒を単独もしくは2種類以上を混合して用いることができる。なお、これらの溶媒に溶解される電解質塩の濃度は0.5〜2.0モル/リットルであることが好適である。
好適な電解質塩と有機溶媒の組み合わせとしては、LiPF6をエチレンカーボネートとジエチルカーボネートとの混合溶液に溶解したものが挙げられる。
なお、充満される電解液によってバイポーラ電池内部での短絡が生じる恐れがあり、内部電極体の側面を絶縁体からなる封止材25(図4参照)によって仕切る必要がある。このため、箔状または板状の固体電解質を用いることが好ましい。
固体電解質を用いた場合は、正極活物質層と負極活物質層との各表面が直接に固体電解質表面に接し、固体電解質がセパレータの役割を果たす。このため、電池の構造が単純化し、工程を簡略化することができる。
固体電解質としては、高分子電解質、無機固体電解質などが挙げられる。
高分子電解質として用いられるホストポリマーとしては、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデンなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。なお、高分子電解質は、全固体高分子電解質であっても、可塑剤を加えて粘稠性を持たせたゲル高分子電解質であってもよい。
ゲル高分子電解質に用いられる可塑剤としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,3−ジオキソラン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、アセトニトリル、ジエチルエーテル、ジメチルスルホキシド、ギ酸メチル、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチル−1,3−オキサゾリジン−2−オン、スルホラン、酢酸エチル、プロピオン酸メチルなどが挙げられる。
無機固体電解質としては、Li3N、Li2O−B2O3−SiO2系、B2S3−Li2S−LiI系、GeS2−Li2S−LiI系、SiS2−Li2S−LiI系などの無機固体電解質が挙げられる。
セパレータ13は、内部抵抗値を極力小さくするためには、厚さが薄いほど好ましい。しかしながら、外力等により破損の起こらない程度の厚さは確保する必要があり、電池の設置環境に応じて厚さを調節することが好適である。
ラミネートフィルム30は、使用する際の外部からの衝撃、環境劣化を防止するために、電池要素10を収容するための電池外装材である。ラミネートフィルム30として、金属を絶縁体としての樹脂フィルムで被覆した高分子−金属複合ラミネートフィルムやアルミラミネートパックなどの電池外装材が使用され得る。
すなわち、ラミネートフィルム30は、アルミニウム、ステンレス、ニッケル、銅などの金属(合金を含む)からなる金属層31と、金属層31の外側に配置され樹脂からなる外側樹脂層32と、金属層31の内側に配置され樹脂からなる内側樹脂層33とを有している。バイポーラ電池1は、電池要素10を真中にしてラミネートフィルム30を上下に被せ、ラミネートフィルム30の周辺部の一部または全部を熱融着により接合することによって、密封した構成とするのが好ましい。この場合、タブ35は、上記熱融着部に挟まれてラミネートフィルム30の外部に露出される構造とされる。
タブ35は、バイポーラ電池1全体の電極として機能する。タブに関しては、通常のリチウムイオン電池で用いられる公知の電極タブを用いることができる。たとえば、タブの材料として、銅、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属、あるいはこれらを含む合金が使用され得る。
内側樹脂層33は、好ましくは、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、およびポリアミド系樹脂からなる群より選択された1つの樹脂から構成される。これらは、防水性、防湿性、耐冷熱サイクル性、耐熱安定性、絶縁性、難燃性などの性能を有する樹脂として使用され得るからである。
次に、本実施形態のバイポーラ電池を使用する際の電流の流れについて説明する。
図11は、1つの電池単位内の電流の流れを示す模式図であり、(A)は下から1層目の流れ、(B)は2層目の流れ、(C)は3層目の流れを示す。なお、図11(A)〜(C)では、説明の便宜上、各層の電流の流れに関係する部材のみを抜き出して描いてある。
図示のように、1つの電池単位において、3つの層の各々を電流が並列に流れる。このように、サブ電極箔(サブ正極電極箔とサブ負極電極箔の総称)18、21をたとえば2つずつ設けることにより、1電池単位当たりの電極の有効表面積が5倍になる。
以上説明したように、本発明を適用した第1の実施形態のバイポーラ電池1における1つの電池単位14は、一方の面に正極11が形成されたメイン集電箔15と、メイン集電箔15上の正極に対向する面に負極12が形成されたメイン集電箔16と、メイン集電箔15に接続される正極連結部、および当該正極連結部に連設される両方の面に正極が形成された正極形成部を備えたサブ正極集電箔18と、メイン集電箔16に接続される負極連結部、および当該負極連結部に連設される両方の面に負極が形成された負極形成部を備えたサブ負極集電箔21とを有しており、サブ正極集電箔18の正極形成部とサブ負極集電箔21の負極形成部は、正極と負極がセパレータ13を介して対向するように、交互に配置されている。
したがって、本実施形態のバイポーラ電池1によれば、1つの電池単位14の中で、正極11と負極12とを順々に積層して対峙させることにより、並列構造を形成することが可能となる。これにより、内部抵抗を低減させることができるとともに、電極の有効表面積を増加させることができる。したがって、バイポーラ電池の投影面積を大きくすることなく、容量を増やすことが可能となる。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図である。なお、図12は、説明の便宜上、2層分の電池単位から構成される電池要素を示しており、第1の実施形態の図4に対応する図である。なお、第1の実施形態のバイポーラ電池と同様の部分は説明を省略する。
第2の実施形態のバイポーラ電池における電池要素10aのうち、たとえば上側の電池単位14aについて説明する。この電池単位14aおいて、サブ正極集電箔は、メイン集電箔15の端部に接続される第1サブ正極集電箔18aと、メイン集電箔15の中央部に接続される第2サブ正極集電箔18bとを有し、サブ負極集電箔は、メイン集電箔16の中央部に接続される第1サブ負極集電箔21aと、メイン集電箔15の第1サブ正極集電箔18aが接続される端部と反対側の端部に対向するメイン集電箔16の端部に接続される第2サブ負極集電箔21bとを有している。ここで、第1サブ正極集電箔18aの正極形成部と第1サブ負極集電箔21aの負極形成部、および第2サブ正極集電箔18bの正極形成部と第2サブ負極集電箔21bの負極形成部は、正極11と負極12がセパレータを介して対向するように、交互に配置されている。なお、図12において、正極、負極、およびセパレータを示す符号は、図4と同様であるため、図が複雑になることを避けるために記載を省略してある。
このような構成によれば、サブ集電箔の接続部が、メイン集電箔の中央部と端部の両方に位置しているため、電子の流れが分散・均一化される結果、メイン集電箔に起因する内部抵抗を低減させることができるため、出力がさらに向上する。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態は、上述した第1または第2の実施形態のバイポーラ電池を複数個接続した組電池である。図13(A)〜(C)は、第3の実施形態による組電池の平面図、正面図、および側面図である。
図13に示すように、組電池5は、外部弾性体54で支持された外部ケース53を有している。この組電池5の外部ケース53内には、上述したバイポーラ電池1を複数個直列に接続したものをさらに並列に接続したものが収容されている。なお、組電池5におけるバイポーラ電池1の直列および並列の接続数は、任意に設定可能である。
図13に示す組電池は、たとえば電圧21V、容量50mAhのバイポーラ電池1を2個直列に接続したものをさらに並列に20(=5×4)組接続して、電圧42V、容量1Ahの組電池としたものである。なお、図中の符号「+」および「−」はバイポーラ電池の極性を示す(図14も同様)。
バイポーラ電池1の並列接続部分では、たとえば銅製の導電バー55を介して各電池のタブが接続される。また、バイポーラ電池1の直列接続部分では、各電池のタブ同士がたとえば振動溶着により接続される。なお、組電池5におけるバイポーラ電池1同士の直列および並列の接続部分において、超音波溶接、熱溶接、レーザー溶接、リベット、かしめ、電子ビームなどの各種の接続方法を用いることができる。このような接続方法をとることで、長期的信頼性のある組電池を製造することができる。
また、組電池5の電極として、電極ターミナル51および52が、組電池5の正面に設けられている。電極ターミナル51および52には、バイポーラ電池1の直列接続部分の端部が電極リード56を介して接続される。さらに、バイポーラ電池1の両側部には、バイポーラ電池1の電圧を検知するための検知タブ57が引き出されており、この検知タブ57に接続された検知リード58が、組電池5の正面に取り出されている。
第3の実施形態の組電池によれば、前述した第1または第2の実施形態のバイポーラ電池1を用いて組電池化することで、同じ大きさの組電池であれば従来よりも高エネルギー、高出力の組電池を得ることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態は、上述した第1または第2の実施形態のバイポーラ電池と、通常の電池を複数個直列に接続したものとを組み合わせた組電池である。図14(A)〜(C)は、第4の実施形態による組電池の平面図、正面図、および側面図である。なお、第3の実施形態の組電池と同様の部分は説明を省略する。
図14に示すように、組電池5aの外部ケース53内には、上述したバイポーラ電池1と、バイポーラ電池ではない通常の電池4を複数個直列に接続した電池群とを、並列に接続したものが収容されている。
通常の電池4は、バイポーラ電池1の正極および負極と同一材料から構成され異なる集電箔上にそれぞれ形成される正極および負極を備えた電池である。電池群は、通常の電池4がバイポーラ電池1の電池要素10における電池単位の数だけ直列に接続されることにより、バイポーラ電池1と同一の電圧を有している。
なお、バイポーラ電池1を複数個接続したものが、組電池5aにおいて使用されてもよい。ただし、バイポーラ電池1により構成される部分の総電圧と、通常の電池4により構成される部分の総電圧とが等しくなるように設定されなければならないことに注意すべきである。
図14に示す組電池は、たとえば電圧42V、容量50mAhのバイポーラ電池1と、電圧4.2V、容量1Ahの通常の電池4(たとえば通常リチウムイオン電池)を10個直列に接続した電池群とを並列に接続して、組電池としたものである。
第4の実施形態の組電池によれば、バイポーラ電池1が高出力の特性を主に分担し、通常の電池4を直列接続した電池群が高エネルギーの特性を主に分担することができる。したがって、この組電池によれば、高エネルギーと高出力とをバランスよく両立させるためにきわめて有効な手段となる。しかも、組電池の重量およびサイズを小さくすることが可能となる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、前述した第3または第4の実施形態による組電池を複数個接続した複合組電池である。図15(A)〜(C)は、第5の実施形態による複合組電池の平面図、正面図、および側面図である。
図15に示す複合組電池6は、第3の実施の形態による組電池5を複数個積層してプレート63とねじ64により連結し、各組電池5の電極ターミナル51、52を導電バー61および62によって接続して、モジュール化したものである。図15では、たとえば電圧42V、容量1Ahの組電池が6個並列に接続されて、電圧42V、容量6Ahの複合組電池6が構成されている。なお、同様に、第4の実施形態による組電池5aを用いて複合組電池を構成することができる。また、組電池同士は、直列および/または並列で接続され得る。
このように、組電池をモジュール化することによって、電池制御を容易にし、たとえば電気自動車やハイブリッド自動車などの車両搭載用として最適な複合組電池となる。そして、この複合組電池6は、上述した組電池を用いたものであるから長期的信頼性の高いものとなる。
(第6の実施の形態)
第6の実施形態は、上述した第3、第4または第5の実施形態による組電池または複合組電池を搭載し、モータの電源として用いてなる車両である。組電池または複合組電池をモータ用電源として用いる車両として、たとえば電気自動車、ハイブリッド自動車など、車輪をモータによって駆動する自動車が挙げられる。
図16に、複合組電池を搭載した車両の概略図を示す。複合組電池6は、車両7の床下、シートバック裏、あるいはシート下に設置され得る。なお、組電池5、5aも同様にして車両7に搭載され得る。
車両に搭載される組電池5、5aまたは複合組電池6は、前述した特性を有する。このため、組電池5、5aまたは複合組電池6を搭載してなる車両は高い信頼性を有し、長期間に渡って使用した後であっても充分な出力を提供しうる。また、組電池5、5aまたは複合組電池6を使用することにより、電池の設置スペースを小さくすることができ、車両の軽量化をも達成し得る。
本発明の効果を、以下の実施例および比較例を用いて説明する。ただし、本発明の技術的範囲が以下の実施例に限定されるものではない。
図17は、実施例および比較例のバイポーラ電池の構成と評価結果とを示す。図18は、実施例11のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図、図19は、比較例のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図である。なお、図18および図19は、説明の便宜上、2層分の電池単位から構成される電池要素を示している。
(実施例および比較例の構成)
実施例1では、層状をなす電池単位の数が10層、電池単位が図4の構造、メイン集電箔の厚さが20μm、サブ集電箔の厚さが20μm、メイン集電箔の材質がステンレス鋼(SUS)、サブ正極集電箔の材質がアルミニウム(Al)、サブ負極集電箔の材質が銅(Cu)、正極の厚さが30μm、負極の厚さが30μm、連結部のバネ定数の低減割合が1(特にバネ定数調整部24が設けられていない。)、正極活物質がLi・Mn系複合酸化物、負極活物質が非結晶性炭素材、であるバイポーラ電池を使用した。
実施例2では、サブ集電箔の厚さが10μmである以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例3では、メイン集電箔の厚さが50μm、サブ集電箔の厚さが10μmである以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例4では、メイン集電箔の材質がチタン(Ti)である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例5では、メイン集電箔の材質が銅とアルミニウムのクラッド材(Cu+Al)である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例6では、正極の厚さが10μm、負極の厚さが10μmである以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例7では、正極の厚さが50μm、負極の厚さが50μmである以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例8では、連結部のバネ定数の低減割合が0.5、負極活物質が結晶性炭素材である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。なお、バネ定数を調整するためのバネ定数調整部は、図10に示される構造とした。
実施例9では、電池単位が図18の構造である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例10では、電池単位が図12の構造である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
実施例11では、電池単位が図18の構造である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。すなわち、実施例11のバイポーラ電池の1つの電池単位におけるサブ正極集電箔およびサブ負極集電箔の設置個数は、それぞれ1つずつである。
実施例12では、層状をなす電池単位の数が100層である以外は実施例1と同様の構成であるバイポーラ電池を使用した。
比較例では、層状をなす電池単位の数が10層、電池単位が図19の構造、正極の厚さが30μm、負極の厚さが30μm、正極活物質がLi・Mn系複合酸化物、負極活物質が非結晶性炭素材、であるバイポーラ電池を使用した。比較例のバイポーラ電池は、図19に示すように、サブ正極集電箔およびサブ負極集電箔を有していない。
(試験方法)
1.容量比の測定
比較例の10層分の電池単位からなる電池要素を有するバイポーラ電池を、42Vまで充電し、30Vまで放電したときの放電容量(Ah)を基準放電容量とした。そして各実施例のバイポーラ電池における同様に測定された放電容量の基準放電容量に対する割合を、容量比として示した。たとえば、容量比=1の場合は比較例と実施例の放電容量が同等であることを示し、容量比=2の場合は比較例に対する実施例の放電容量が2倍であることを示す。
2.内部抵抗比の測定
比較例のバイポーラ電池の42Vのときの内部抵抗をテスタで測定して基準抵抗とした。そして、各実施例のバイポーラ電池における同様に測定された内部抵抗の基準抵抗に対する割合を、内部抵抗比として示した。たとえば、内部抵抗比=1の場合は比較例と実施例の内部抵抗が同等であることを示し、容量比=0.5の場合は比較例に対する実施例の内部抵抗が0.5倍であることを示す。
3.平均減衰量の測定
バイポーラ電池の略中央部(図1の平面図において略中央部)に、加速度ピックアップを設定し、インパルスハンマーによってハンマリングしたときの加速度ピックアップの振動スペクトルを測定した。加速度ピックアップの設定方法は、JIS B 0908(振動及び衝撃ピックアップの校正方法・基本概念)に準拠した。測定された振動スペクトルをFFT分析器により解析し、周波数(Hz)と加速度(dB)の次元に変換した。得られた周波数に関して、平均化(N=50の平均)、およびスムージングを行い、振動伝達率スペクトルのグラフを得た。そして、振動伝達率スペクトルのグラフの10〜300Hzまでの平均を振動平均値として求めた。比較例のバイポーラ電池の振動平均値を基準振動平均値とし、各実施例のバイポーラ電池における振動平均値の基準振動平均値に対する割合(%)を、平均低減量として示した。たとえば、平均減衰量=0%の場合は比較例と実施例の振動平均値が同等であり減衰効果が得られていないことを示し、平均減衰量=30%の場合は比較例に対する実施例の振動平均値が30%低減されたことを示す。
(評価結果)
図17に示す評価結果が得られた。
実施例1〜12のバイポーラ電池は、比較例のものに比べて、内部抵抗が低減されるとともに、容量が増加することがわかった。
また、実施例1〜12のバイポーラ電池に対して、平均減衰量として10〜60%が得られ、バイポーラ電池の振動を従来の構造(比較例)よりも低減することができた。
しかも、図20に示すように、特に実施例8の場合には、共振点を大きくシフトさせることができた。図20は、上記の実施例8および比較例の振動伝達率スペクトルのグラフをあわせて示すものである。これにより、バイポーラ電池の共振周波数を高周波数側へ移動させて車両上で通常発生する振動領域から外すことが可能となる。
本発明の第1の実施形態によるバイポーラ電池の平面図である。 図1のII−II線に沿う拡大断面図である。 図2のIII−III線に沿う拡大断面図である。 電池要素を説明するための拡大断面図である。 図4に示される中間部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図である。 図4に示される上方端部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図である。 図4に示される下方端部のメイン集電箔とこれに接続される部材とを抜き出して示す図である。 サブ負極集電箔のメイン集電箔への接続状態を示す図である。 動吸振器による防振機能を説明するための図である。 バネ定数調整部を有するサブ負極集電箔のメイン集電箔への接続状態を示す図である。 1つの電池単位内の電流の流れを示す模式図である。 本発明の第2の実施形態のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図である。 (A)〜(C)は、第3の実施形態による組電池の平面図、正面図、および側面図である。 (A)〜(C)は、第4の実施形態による組電池の平面図、正面図、および側面図である。 (A)〜(C)は、第5の実施形態による複合組電池の平面図、正面図、および側面図である。 組電池または複合組電池を搭載した車両の概略図を示す。 実施例および比較例のバイポーラ電池の構成と評価結果とを示す。 実施例11のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図である。 比較例のバイポーラ電池における電池要素を説明するための拡大断面図である。 実施例8および比較例の振動伝達率スペクトルのグラフをあわせて示す図である。
符号の説明
1 バイポーラ電池、
10、10a 電池要素、
11 正極、
12 負極、
13 セパレータ、
14、14a 電池単位、
15、16、17 メイン集電箔、
18 サブ正極集電箔、
18a 第1サブ正極集電箔、
18b 第2サブ正極集電箔、
19 正極連結部、
20 正極形成部、
21 サブ負極集電箔、
21a 第1サブ負極集電箔、
21b 第2サブ負極集電箔、
22 負極連結部、
23 負極形成部、
24 バネ定数調整部、
25 封止材、
30 ラミネートフィルム、
31 金属層、
32 外側樹脂層、
33 内側樹脂層、
35 タブ、
4 電池、
5、5a 組電池、
6 複合組電池、
7 車両。

Claims (17)

  1. 正極と負極とがセパレータを挟んで組み合わされた電池単位が、複数積層されて直列に接続されてなるバイポーラ電池であって、
    前記電池単位は、
    一方の面に正極が形成された第1集電箔と、
    前記第1集電箔に略平行に配置され、前記第1集電箔上の正極に対向する面に負極が形成された第2集電箔と、
    前記第1集電箔の正極が形成された面に接続される正極連結部、および当該正極連結部に連設されるとともに前記第1集電箔と前記第2集電箔との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に正極が形成された正極形成部を備えた少なくとも1つのサブ正極集電箔と、
    前記第2集電箔の負極が形成された面に接続される負極連結部、および当該負極連結部に連設されるとともに前記第1集電箔と前記第2集電箔との間で当該両箔に略平行に配置され、両方の面に負極が形成された負極形成部を備えた少なくとも1つのサブ負極集電箔と、を有し、
    前記サブ正極集電箔の正極形成部と前記サブ負極集電箔の負極形成部は、正極と負極がセパレータを介して対向するように、交互に配置されていることを特徴とするバイポーラ電池。
  2. 前記第1集電箔および前記第2集電箔の厚さは、前記サブ正極集電箔および前記サブ負極集電箔の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のバイポーラ電池。
  3. 前記第1集電箔および前記第2集電箔の厚さは、前記サブ正極集電箔およびサブ負極集電箔の厚さの1.1〜10倍の範囲内にあることを特徴とする請求項2に記載のバイポーラ電池。
  4. 前記サブ正極集電箔およびサブ負極集電箔は、それぞれ前記第1集電箔および前記第2集電箔と振動溶着により接続されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  5. 前記サブ正極集電箔は、前記第1集電箔の端部に接続され、
    前記サブ負極集電箔は、前記第1集電箔の前記サブ正極集電箔が接続される端部と反対側の端部に対向する前記第2集電箔の端部に接続されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  6. 前記サブ正極集電箔は、前記第1集電箔の端部に接続される少なくとも1つの第1サブ正極集電箔と、前記第1集電箔の中央部に接続される少なくとも1つの第2サブ正極集電箔とを有し、
    前記サブ負極集電箔は、前記第2集電箔の中央部に接続される少なくとも1つの第1サブ負極集電箔と、前記第1集電箔の前記第1サブ正極集電箔が接続される端部と反対側の端部に対向する前記第2集電箔の端部に接続される少なくとも1つの第2サブ負極集電箔とを有し、
    前記第1サブ正極集電箔の正極形成部と前記第1サブ負極集電箔の負極形成部、および前記第2サブ正極集電箔の正極形成部と前記第2サブ負極集電箔の負極形成部は、正極と負極がセパレータを介して対向するように、交互に配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  7. 前記正極および前記負極の厚さは、1〜100μmの範囲内にあることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  8. 前記正極連結部および前記負極連結部は、それぞれのバネ定数を調整するためのバネ定数調整部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  9. 前記バネ定数低減部を有する前記正極連結部および前記負極連結部のバネ定数は、それぞれ前記正極形成部および前記負極形成部と同一の材料および断面形状で形成した場合の正極連結部および負極連結部のバネ定数の50〜90%の範囲内にあることを特徴とする請求項8に記載のバイポーラ電池。
  10. 前記第1集電箔および前記第2集電箔は、ステンレス鋼、チタン、および銅とアルミニウムのクラッド材からなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  11. 前記サブ正極集電箔および前記サブ負極集電箔は、ステンレス鋼、チタン、銅、アルミニウムからなる群より選択されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  12. 前記正極は、Li・Mn系複合酸化物を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  13. 前記負極は、結晶性炭素材または非結晶性炭素材を含むことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載のバイポーラ電池。
  14. 請求項1〜13のいずれか1つに記載のバイポーラ電池を複数個、並列および/または直列に接続したことを特徴とする組電池。
  15. 請求項1〜13のいずれか1つに記載のバイポーラ電池と、前記バイポーラ電池の正極および負極と同一材料から構成され異なる集電箔上にそれぞれ形成される正極および負極を備えた電池が前記電池単位の数だけ直列に接続されることにより前記バイポーラ電池と同一の電圧を有してなる電池群とを、並列に接続したことを特徴とする組電池。
  16. 請求項14又は15に記載の組電池を複数個、並列および/または直列に接続したことを特徴とする複合組電池。
  17. 請求項14〜16のいずれか1つに記載の組電池または複合組電池を、車輪を駆動するためのモータの電源として用いたことを特徴とする車両。
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