JP4300306B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転繰り出し式やノック式によってリフィルが出没する筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、軸筒内に移動可能に収容したリフィルを回転繰り出し機構やノック機構などの繰り出し機構によって出没可能となした筆記具は、一般に知られている。
このような筆記具は、リフィル前部にリフィルをペン先と反対側へ押しつけるためのコイルスプリングが取り付けられており、このコイルスプリングの付勢力によってリフィルを軸筒内に収容している。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】
ところで、上記筆記具を使用するに当たって、リフィルを交換する場合、使用者は、リフィルを軸筒内に挿入すると同時に、軸筒内に配置されたコイルスプリングにも挿入する必要がある。
しかしながら、リフィル交換挿入の際、軸筒内に配置されたコイルスプリングの中にめがけて挿入することは困難であり、リフィルの先端がコイルスプリングと軸筒の内壁との間の隙間に入ってしまい誤挿入となるという問題があった(図7、8参照)。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、リフィル装着時に誤挿入の発生し難いリフィル出没式筆記具を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、軸筒内に大径部と小径部とを連接したリフィルを配置し、軸筒に設けた繰り出し機構によりリフィルを軸筒先端から突出させ、且つ、リフィルの段部に当接するよう軸筒内に配置したコイルスプリングにより突出したリフィルを軸筒内に収容するようなした筆記具に於いて、前記コイルスプリングの後端にガイド部として、コイルスプリング自体の後端部が、巻き内径が後方に向かって拡開しつつ、線材の隙間にリフィル先端が入り込まない程度の大きさか又は線材が密着している部分として形成され、且つ、このガイド部の最大内径を、前記リフィルの大径部より大きくなした筆記具を要旨とする。
【0005】
【作用】
本発明に係る筆記具は、軸筒内に配置したコイルスプリングの後端に後方に向けて拡開するガイド部を形成すると共に、このガイド部の最大内径をリフィルの大径部、即ち、リフィルの最大外径より大きくなしている。
このことによって、リフィルが、ガイド部に沿ってコイルスプリング内に容易に挿入されるだけでなく、内径の大きな軸筒内に外径の小さなリフィルを挿入する場合にも、リフィルが確実にコイルスプリング内に挿入され、誤挿入を発生しない。
【0006】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
実施例1
実施例1を図1に示す。
実施例1は、繰り出し機構として回転繰り出し機構を採用したボールペンの事例であるが、本発明に於いて、繰り出し機構及び筆記具の種類は、この実施例に限定されるものではない。
実施例1の筆記具は、前軸部1と後軸部2とからなる本体内にリフィル3が出没自在に収容されたものである。
前軸部1は、貫通孔を有する前軸4の先端に、リフィル3先端の出没孔5aを形成し、リフィル3を戻すためのコイルスプリング106を内部に配置した先金5を螺合などの手段によって取り付け、前軸4の後部に後軸部2と連結するための中子7を取り付けたものである。
なお、前軸4と先金5とは、一体であってもよく、また前軸4と中子7とは、一体であってもよい。
一方、後軸部2は、貫通孔を有する後軸8の先端に外装部品である飾りリング9を取り付け、後軸8の後端に携帯時に固定するためのクリップ9と外装部品の頭冠10とを頭冠止め12によって取り付け、更に、後軸8内部に、回転動作によって前進後退させるためのカム機構13を前記頭冠止め12によって固定配置したものである。
カム機構13は、回転子14と、摺動子15と、カム外筒16とから構成されている。
前軸部1と後軸部2とは、前記中子7にカム外筒16を挿入することで連結される。
リフィル3は、前部の小径部3aと最も太い大径部3bとが、段部3cを介して連接されたものであり、前軸4及び後軸8の貫通孔内に、リフィル3前部が、コイルスプリング106内に挿入され、リフィル3後部がカム外筒16内に挿入されて、出没自在に収容されている。
【0007】
コイルスプリング106は、先金5内に配置されているが、単に挿入された状態であっても、また、先金内部の段によって圧入固定された状態であっても良い。このコイルスプリング106は、その両端が座巻きとなっている。座巻きとは、スプリング本来の役目の弾性機能する部分ではなくスプリングを機構部品に取り付ける際安定させるためスプリングの線材が密着した部分である。このコイルスプリング106の後端側座巻きには、後方に拡開する貫通孔を形成したガイド部106aをコイルスプリング106の後端の座巻きの径を後方に向かって拡開するよう形成している。ガイド部106aをコイルスプリング106と一体に形成したので、コストダウンが図れる利点を有している。
なお、本実施例におけるガイド部のピッチは、スプリングの線材同士が密着している方が好ましいが、リフィル先端が入り込まない程度(約2mm以下)のピッチであっても良い。
次に、本実施例の作用は、リフィル交換時、リフィル先端が傾いて軸筒内に挿入された場合、リフィル先端はガイド部に当接し(図2参照)、ガイド部に沿って挿入されるので、リフィルは正しくコイルスプリング内に挿入される(図3参照)。
【0008】
実施例2
図4に実施例2を示す。
実施例2は、実施例1に於いて、コイルスプリング206が、大径部206bと小径部206cとよりなり、後端の座巻きを後方に拡開した第1ガイド部206aとなし、大径部206bと小径部206cとの間を第2ガイド部206dとなした以外は、第1実施例と同様である。
第2ガイド部206dのピッチは、スプリングの線材同士が密着している方が好ましいが、リフィル先端が入り込まない程度(約2mm以下)のピッチであっても良い。
実施例2は、上記実施例1に比較して、軸筒の内径が大きいものを用いたとき、ガタの発生を防止できる利点がある。
本実施例の作用は、実施例1と同様であり、リフィル先端がガイド部に当接し(図5参照)、ガイド部に沿って挿入されるので、リフィルは正しくコイルスプリング内に挿入される(図6参照)。
【0009】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る筆記具は、リフィルを確実にかつ容易に装着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の縦断面図である。
【図2】 実施例1の作用を説明する要部縦断面図である。
【図3】 実施例1の作用を説明する要部縦断面図である。
【図4】 実施例2の要部縦断面図である。
【図5】 実施例2の作用を説明する要部縦断面図である。
【図6】 実施例2の作用を説明する要部縦断面図である。
【図7】 従来例を説明する要部縦断面図である。
【図8】 従来例を説明する要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 前軸部
2 後軸部
3 リフィル
4 前軸
5 先金
106 コイルスプリング
106a ガイド部
206 コイルスプリング
206a ガイド部
Claims (1)
- 軸筒内に大径部と小径部とを連接したリフィルを配置し、軸筒に設けた繰り出し機構によりリフィルを軸筒先端から突出させ、且つ、リフィルの段部に当接するよう軸筒内に配置したコイルスプリングにより突出したリフィルを軸筒内に収容するようなした筆記具に於いて、前記コイルスプリングの後端にガイド部として、コイルスプリング自体の後端部が、巻き内径が後方に向かって拡開しつつ、線材の隙間にリフィル先端が入り込まない程度の大きさか又は線材が密着している部分として形成され、且つ、このガイド部の最大内径を、前記リフィルの大径部より大きくなした筆記具。
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JP18260099A JP4300306B2 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 筆記具 |
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JP18260099A JP4300306B2 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 筆記具 |
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Family
ID=16121132
Family Applications (1)
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JP18260099A Expired - Fee Related JP4300306B2 (ja) | 1999-06-28 | 1999-06-28 | 筆記具 |
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-
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- 1999-06-28 JP JP18260099A patent/JP4300306B2/ja not_active Expired - Fee Related
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