JP4300074B2 - 静止画像抽出装置及び静止画像抽出方法 - Google Patents

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Description

本発明は、時系列的に連続する複数の静止画像データから任意の静止画像データを抽出する静止画像抽出装置に関する。
近年のコンピュータ技術の発展は、デジタルカメラ、カメラ付き携帯電話、カメラ付きコンピュータ、ビデオカメラ、ビデオプリンタなどのデジタル画像を扱う各種機器を登場させた。これらの各種機器では、静止画を連続させて切り替えることで動画を表示させることができるようになっている。
これらの各種機器では、動画像から静止画像を抽出して各種ディスプレイに表示させたり、プリンタによって印刷させたり、各種記憶媒体に記録させたりする機能が搭載されているものもある(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の技術によると、動画像を鑑賞中のユーザによって、機器のフリーズキー(一時停止ボタン)が押下された場合には、押下時点に対応する静止画像を表示するとともに、その押下時点に対応する静止画像の前後の静止画像を所定の時間間隔毎に所定枚数だけ選択して表示し、ユーザに所望の静止画像を指定させるようになっている。また、上記時間間隔は、その都度設定変更可能になっている。
特開平7−298176号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術は、フリーズキーの押下時点に対応する静止画像と、その時点の前後の静止画像とを所定の時間間隔毎に所定枚数だけ選択して表示するものであるため、表示されてない静止画像の中に所望の静止画像が存在する可能性が高く、所望の静止画像を探すために、一般には、フリーズキーによるボタン操作を何回か繰り返す必要がある。
また、時間間隔を任意に設定することで所望の静止画像を探しやすくすることも可能であるが、設定を変更する必要があり面倒である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、時系列的に連続する複数の静止画像データから所望の静止画像データを容易に抽出することが可能な静止画像抽出装置を提供することを目的とする。
本発明の静止画像抽出装置は、時系列的に連続する複数の静止画像データから任意の静止画像データを抽出する静止画像抽出装置であって、前記複数の静止画像データに基づく動画再生中の画像選択指示に応答して、前記複数の静止画像データの第1の範囲から時系列的に連続しない第1の静止画像データ群を選択する第1の画像選択手段と、前記第1の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを基準とする前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲から第2の静止画像データ群を選択する第2の画像選択手段と、前記第2の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを出力する画像出力手段とを備え、前記第1の静止画像データ群には、前記画像選択指示時点に対応する静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれ、前記第2の静止画像データ群には、前記第1の静止画像データの中から指定された静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれる。又、前記第2の静止画像データ群が、時系列的に連続するものである。
この装置によれば、複数の静止画像データの第1の範囲から時系列的に連続しない第1の静止画像データ群を選択し、更に、その中から指定された静止画像データを基準とする第2の範囲から連続する第2の静止画像データ群を選択し、選択した第2の静止画像データ群の中から指定されたものを出力することができる。このため、1回目に選択した第1の静止画像データ群に含まれていない静止画像データも画像指定の対象とすることが可能となり、ユーザは、所望の静止画像データを容易に抽出することが可能となる。
本発明によれば、時系列的に連続する複数の静止画像データから所望の静止画像データを容易に抽出することが可能な静止画像抽出装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明では、本発明の静止画像抽出装置を搭載するデジタルカメラについて説明する。
図1は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図である。デジタルカメラ100は、撮像部1、信号処理部2、制御部3、RAM4、ROM5、記憶媒体6、表示部7、および操作部8を備える。
撮像部1は、撮像レンズ、絞り機構、およびオートフォーカス機構等を備えた光学系と、CCD等の固体撮像素子とを備え、光学系を介してCCDに結像された被写体像を電気信号に変換する。
信号処理部2は、CCDの出力信号をデジタル画像信号に変換するA/Dコンバータ、デジタル画像信号から輝度・色差信号を生成する色分離回路、明るさ補正、ホワイトバランス補正、ガンマ補正、シャープネス補正、コントラスト補正等の補正処理回路を有し、画像信号の処理を実行する。
RAM4は、揮発性メモリからなり、信号処理部2において取得した画像信号の一時記憶領域や表示部7に出力するための表示用データを格納する表示用メモリとして利用される。また、ROM5は、不揮発性メモリからなり、撮像処理や表示制御処理、静止画像抽出処理等を制御するプログラム等が格納される。
記憶媒体6は、デジタルカメラ100本体に着脱可能な、例えば、スマートメディア(登録商標)やコンパクトフラッシュ(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)等のリムーバブルメディアであり、静止画像データや時系列的に連続する複数の静止画像データから構成される動画像データなどの画像データが記憶される。なお、記憶媒体6はリムーバブルメディアに限らず、デジタルカメラ100本体に内蔵されたフラッシュメモリ等からなる内部メモリであってもよい。
表示部7は、液晶ディスプレイ(LCD)等の表示装置であり、撮影時に撮影情報やスルー画像を表示したり、記憶媒体6に記憶された画像データを再生して表示したりする。
操作部8は、電源スイッチ、モード切換スイッチ、機能選択ボタン、方向キー、およびシャッタボタン等を備えるデジタルカメラ100の操作入力手段であり、これらのキーが操作されることによる状態信号が制御部3に送られ、デジタルカメラ100の各機能が実行される。
制御部3は、RAM4およびROM5を含んでマイクロプロセッサを構成し、ROM5に格納される所定のプログラムを実行することにより、信号処理部2で得られた画像信号についてJPEG圧縮・伸張処理を行うと共に、圧縮処理して得られた画像データの記憶媒体6への記憶や、記憶媒体6に記憶された画像データの表示部7への再生等を制御する。
制御部3は、記録媒体6に記憶されている画像データの再生時、記憶媒体6から画像データを読み出して表示用データを生成し、RAM4に一時的に記憶する。そして、RAM4から表示用データを順次読み出して表示部7に出力する。
制御部3は、記憶媒体6に記憶されている動画像データの再生中に操作部8が操作されて一時停止の指示(画像選択指示)がなされると、動画像データの再生を停止させ、画像選択指示時点に対応する静止画像データを基準とする第1の範囲(例えば、基準とする静止画像データの前後1分の範囲)に含まれる静止画像データから時系列的に連続しない第1の静止画像データ群を選択し、第1の静止画像データ群に基づく複数の静止画像を表示部7に表示させる。具体的には、RAM4に記憶した表示用データの中から第1の静止画像データ群の表示用データを抽出し、表示部7に出力する。
画像選択指示時点に対応する静止画像データとは、画像選択指示がなされた時点で表示部7に表示されている静止画像データやその時点に時間的に近い位置にある静止画像データ等のことを言う。また、時系列的に連続しないとは、第1の静止画像データ群に含まれる静止画像データの各々が時系列的に隣接していないことを言う。つまり、ここで選択される各静止画像データ間には少なくとも1つの静止画像データがスキップされていることを意味する。
なお、制御部3による第1の静止画像データ群の選択条件は任意に設定可能である。この選択条件とは、各静止画像データ間でスキップされる静止画像データの数や第1の静止画像データ群を構成する静止画像データの数等のことである。また、上記第1の範囲をユーザにより設定可能としても良い。
制御部3は、第1の静止画像データ群の中からユーザにより指定された静止画像データを基準とする上記第1の範囲よりも狭い第2の範囲(例えば、基準とする静止画像データの前後20秒の範囲)に含まれる静止画像データから第2の静止画像データ群を選択して、第2の静止画像データ群に基づく複数の静止画像を表示部7に表示させる。具体的には、RAM4に記憶されている動画像データの表示用データの中から、第2の静止画像データ群の表示用データを抽出し、表示部7に出力する。
なお、第2の静止画像データ群は、時系列的に連続する複数の静止画像データの第2の範囲から選択される複数の静止画像データであるが、この複数の静止画像データは、時系列的に連続しないものでも良いし、時系列的に連続するものでも良い。又、第1の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを含んでいてもいなくても良い。但し、第1の静止画像データ群に含まれていない静止画像データを少なくとも1つは含んでいる必要がある。
また、制御部3による第2の静止画像データ群の選択条件は任意に設定可能である。この選択条件とは、各静止画像データ間でスキップされる静止画像データの数や第2の静止画像データ群を構成する静止画像データの数等のことである。また、上記第2の範囲をユーザにより設定可能としても良い。
制御部3は、第2の静止画像データ群の中からユーザにより指定された静止画像データを記憶媒体6から抽出して外部に出力する。具体的には、第2の静止画像データ群の中からユーザにより指定された静止画像データの表示用データをRAM4から読み出して表示部7に出力する。
以下、図1に示すデジタルカメラの動作について図面を参照して説明する。
図2は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの制御部3の動作フローを示す図である。図3(A)〜(C)は、動画像データを構成する静止画像データを再生方向αに時系列的に並べた図である。図3には、再生方向αに向かって静止画像データF1〜F35までを左から順に示してある。図4は、動画像データに基づく動画像の表示画面例を示す図である。図5は、図4に示す画面からユーザにより画像選択指示がなされた場合に遷移する表示画面例を示す図である。図6は、図5に示す画面からユーザにより1つの静止画像が選択された場合に遷移する表示画面例を示す図である。
制御部3は、ユーザにより動画像データ再生の指示があると、記憶媒体6から動画像データを読み出し(S101)、表示用データを生成し、RAM4に順次格納する(S102)。そして、RAM4から表示用データを時系列に沿って順次読み出して表示部7に出力する(S103)。これにより、図4に示すように、表示部7には動画像データに基づく動画像が表示される。
動画像の表示中に、ユーザにより画像選択指示があると(S104:YES)、制御部3は、動画像の表示を一時停止させ、画像選択指示時点に対応する静止画像データおよびその前後それぞれ4つの静止画像データを選択し(S105)、選択した9つの静止画像データの表示用データをRAM4から抽出し、その9つの静止画像データに基づく静止画像の一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する(S106)。
例えば、図3(A)に示す静止画像データF18に基づく画像が表示部7に表示されている時点(図4)で画像選択指示がなされた場合、制御部3は、図3(B)に示すように、静止画像データF18を基準とする第1の範囲から9つの静止画像データF2、F6、F10、F14、F18、F22、F26、F30、F34を選択して、それらの表示用データをRAM4から抽出し、これらの表示用データから一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する。これにより、表示部7には、図5に示すような分割表示画面が表示される。
図3(B)に示すように、制御部3が選択する時系列的に連続しない9つの静止画像データの各々の間には、少なくとも1つの静止画像データがスキップされていることがわかる。
制御部3は、図5に示す画面の表示中に、ユーザにより静止画像データF14に基づく画像が指定されると、図3(C)に示すように、静止画像データF14を基準とする第2の範囲から、静止画像データF14を含む時系列的に連続する9つの静止画像データF10〜F18を選択して(S107)、それらの表示用データをRAM4から抽出し、これらの表示用データから一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する(S108)。これにより、表示部7には、図6に示すような分割表示画面が表示される。
なお、図3(C)では、制御部3が、静止画像データF14を含む連続した9つの静止画像データ(F10〜F18)を選択しているが、例えば、静止画像データF6、F8、F10、F12、F14、F16、F18、F20、F22のように飛び飛びで9つの静止画像データを選択しても良い。ただし、第1の静止画像データ群に含まれていない静止画像データF11〜F13、F15〜F17等のうち少なくとも1つは選択するようにする。
図6に示す画面の表示中に、ユーザにより1つの静止画像データF16が指定されると、制御部3は、記憶媒体6から静止画像データF16を抽出して(S109)、別ファイルとして記憶媒体6に記憶したり、印刷装置に出力して静止画像データF16に基づく画像を印刷させたり、静止画像データF16の表示用データをRAM4から読み出して表示部7に出力して表示させたりする(S110)。
次に、図4〜図6に示した表示画面の画面遷移の流れについて詳細に説明する。ここでは、車が画面左側から右側に向けて走行している動画像において、車全体を表示した静止画像をユーザが抽出したい場合について説明する。
静止画像データF18に基づく画像が表示されている場合(図4)に、ユーザが画像選択指示を行うと、図5に示すように、静止画像データF18を中心にして、静止画像データF2、F6、F10、F14、F18、F22、F26、F30、F34に基づく9つの画像が表示部7に分割表示される。
このとき、図5に示すように、静止画像データF14に基づく画像では、車の前半分が画面左側に表示されているため、静止画像データF14と静止画像データF18との間に車全体が写っている静止画像データが存在する。ここでユーザが静止画像データF14を指定すると、図6に示すように、静止画像データF14を中心にして、静止画像データF10〜F18に基づく9枚の画像が表示部7に分割表示される。静止画像データF16に基づく画像は車全体を表示しているものであるため、ユーザはこの静止画像データF16を選択して表示させたり、印刷させたりすることで所望の静止画像の抽出を完了する。
なお、動画像データの再生中に画像選択指示がなされた場合、上記では静止画像データF18を中心にした時系列的に前後の静止画像データを選択して画像の一覧を表示させるようにしているが、静止画像データF18より前のみまたは後のみの静止画像データを選択して画像の一覧を表示させるようにしてもよい。以下、この場合について説明する。
図7は、図3(B)に相当する図である。例えば、画像選択指示時点に対応する静止画像データがF2であった場合、図7(A)に示すように、制御部3は、静止画像データF2を基準とする例えば前後2分の静止画像データ(第1の範囲)のうち、静止画像データF2よりも時系列的に後(まだ表示していない静止画像データ)にある静止画像データ群(例えば、F6、F10、F14、F18、F22、F26、F30、F34)を選択して画像の一覧を表示させるようにする。または、図7(B)に示すように、静止画像データF34が指定された場合、制御部3は、静止画像データF34を基準とする例えば前後2分の静止画像データ(第1の範囲)のうち、静止画像データF34よりも時系列的に前(既に表示した静止画像データ)にある静止画像データ群(例えば、F2、F6、F10、F14、F18、F22、F26、F30)を選択して画像の一覧を表示させるようにする。
また、図5に示すような一覧画面が表示された状態で、ユーザにより静止画像が指定された場合、上記では静止画像データF14を中心にした前後それぞれ4つの静止画像データF10〜F18を選択して画像の一覧を表示させるようにしているが、静止画像データF14の前のみまたは後のみの静止画像データを選択して画像の一覧を表示させるようにしてもよい。以下、この場合について説明する。
図8は、図3(C)に相当する図である。図8(A)に示すように、静止画像データF14がユーザにより指定された場合、制御部3は、静止画像データF14を基準とする例えば前後40秒の範囲(第2の範囲)のうち、静止画像データF14よりも時系列的に後(まだ表示していない静止画像データ)にある静止画像データ(例えば、F15〜F22)を選択して画像の一覧を表示させるようにする。または、図8(B)に示すように、静止画像データF14が指定された場合、制御部3は、静止画像データF14を基準とする例えば前後40秒の範囲(第2の範囲)のうち、静止画像データF14よりも時系列的に前(既に表示した静止画像データ)にある静止画像データ(例えば、F6〜F13)を選択して画像の一覧を表示させるようにする。
また、図5に示すような一覧画面が表示された状態で、ユーザにより静止画像が指定された場合、上記では静止画像データF14を中心にした前後それぞれ4つの静止画像データF10〜F18を選択して画像の一覧を表示させるようにしているが、静止画像データF14は必ずしも表示させる必要はない。
例えば、図6に示す画面上において、図3(B)に示す静止画像データF11〜F13とF16〜F17に基づく画像だけを表示させても良い。本実施形態のデジタルカメラの特徴は、第1の静止画像データ群に含まれていない静止画像データをユーザにより指定可能としている点であるため、図6に示す画面上において、静止画像データF10、F14、およびF18に基づく画像を表示させることは必ずしも必要ではないが、第1の静止画像データ群から指定された静止画像データに基づく画像を併せて表示することで、デジタルカメラの操作性は向上する。
以上のように本実施形態によれば、図3に示したように、従来は指定できなかった静止画像データF11〜F13およびF15〜F17等が指定可能となるため、所望の静止画像データを容易に抽出することができる。また、2段階で静止画像データの抽出対象を絞り込んでいくことができるため、煩雑な操作を行うことなく、従来よりも細かく静止画像データを探していくことができる。
また、制御部3による静止画像データの選択条件を任意に設定することも可能なため、上記2段階の絞込みと、この選択条件とを上手く組み合わせることによって、より簡単に所望の静止画像データを抽出することができる。
また、表示部7に表示させる9つの静止画像として、指定された静止画像の前後だけでなく、指定された静止画像の前または後のみを表示させることも可能である。動画像を再生している状態では、既に再生された内容を見てから、一時停止の指示を行うのが普通である。このため、既に表示された9つの静止画像を表示部7に表示可能にすることは装置としての利便性を向上させることに繋がる。
次に、記憶媒体6に記憶されている動画像データがMPEG(Motion Picture coding Experts Group)に準拠したものである場合について説明する。
MPEGに準拠した画像データは、キー画像データであるIピクチャ(Intra-Picture)と、差分画像データであるBピクチャ(Bidirectionally predictive-Picture)及びPピクチャ(Predictive-Picture)と呼ばれる3種類のフレームを順次交互に並べた構成になっている。
Iピクチャは、静止画像を単体で再生可能なものである。Bピクチャは、IピクチャとPピクチャを参照することで静止画像を再生可能とするものである。Pピクチャは、Iピクチャを参照してフレーム間予測により静止画像を再生可能とするものである。
この場合、制御部3は、画像選択指示時点に対応するIピクチャを基準とした上記第1の範囲から複数のIピクチャを選択して、これを第1の静止画像データ群とする。また、上記選択した複数のIピクチャの中から指定されたIピクチャを基準とした上記第2の範囲から複数の静止画像データを選択して、これを第2の静止画像データ群とする。なお、画像選択指示時点に対応するIピクチャとは、画像選択指示時点に表示部7に表示されている静止画像データの最も近くにあるIピクチャ等のことである。
以下、記憶媒体6に記憶されている動画像データがMPEG(Motion Picture coding Experts Group)に準拠したものである場合のデジタルカメラ100の動作について説明する。
図9は、本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの制御部の動作フローを示す図である。図10は、図3に相当する図である。図10中、静止画像データF2、F10、F18、F26、F34はIピクチャ、静止画像データF6、F14、F22、F30はPピクチャ、それ以外の静止画像データはBピクチャを示している。
制御部3は、ユーザにより動画像データ再生の指示があると、記憶媒体6から動画像データを読み出し(S201)、Iピクチャから表示用データを生成し、RAM4に記憶する。BピクチャおよびPピクチャの場合には、それぞれIピクチャとPピクチャの情報によって静止画像データを復号して、その表示用データを生成し、RAM4に記憶する(S202)。表示用データの記憶後は、RAM4から表示用データを順次読み出して表示部7に出力する(S203)。これにより、表示部7には動画像データに基づく動画像が表示される。
動画像の表示中に、ユーザにより画像選択指示があると(S204:YES)、制御部3は、動画像の表示を一時停止させ、画像選択指示時点に対応するIピクチャを基準とする第1の範囲から9つのIピクチャを選択し(S205)、選択した9つのIピクチャの表示用データをRAM4から抽出し、その9つのIピクチャに基づく静止画像の一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する(S206)。
例えば、図10(A)に示す静止画像データF16に基づく画像が表示部7に表示されている時点で画像選択指示がなされた場合、静止画像データF16はBピクチャであるため、制御部3は、静止画像データF16近傍のIピクチャの静止画像データF18を基準とする第1の範囲から、図10(B)に示すように、静止画像データF2、F10、F18、F26、F34、静止画像データF2よりも時系列的に前(図中左)の2つのIピクチャ(図示省略)、および静止画像データF34よりも時系列的に後(図中右)の2つのIピクチャを含む9つのIピクチャを選択し、それらの表示用データをRAM4から抽出し、これらの表示用データから一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する。これにより、表示部7には、9つのIピクチャに基づく9つの静止画像が表示される。
9つの静止画像が表示された状態から静止画像データF10が指定されると、制御部3は、静止画像データF10を基準とする第2の範囲から9つの静止画像データF6〜F14を選択して(S207)、それらの表示用データをRAM4から抽出し、これらの表示用データから一覧表示用データを生成し、表示部7に出力する(S208)。
この一覧表示用データに基づく画面の表示中に、ユーザにより1つの静止画像データF12が指定されると、制御部3は、記憶媒体6から静止画像データF12を抽出して(S209)、別ファイルとして記憶媒体6に記憶したり、印刷装置に出力して静止画像データF12に基づく画像を印刷させたり、静止画像データF12の表示用データをRAM4から読み出して表示部7に出力して表示させたりする(S210)。
以上のように、MPEGに準拠した動画像データから静止画像データを抽出する場合には、図10(B)に示すように、まずIピクチャのみが選択されて表示される。Iピクチャは単体で静止画像データを再生できるものであるため、動画像の表示中に画像選択指示があってから、9つの静止画像を表示するまでの時間を短縮することができ、処理の高速化を図ることができる。
なお、本実施形態では、図5および図6に示すように、静止画像を一覧表示させてユーザに指定させるようにしているが、9つの静止画像を順次切り替えてスライド表示させるようにしてもよい。
また、デジタルカメラの他に、例えば、カメラ付き携帯電話、コンピュータ、ビデオカメラ、ビデオプリンタなどのデジタル画像を扱う各種機器についても、本実施形態の場合と同様に処理を行うことが可能である。
本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの概略構成を示す図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの制御部の動作フローを示す図 動画像データを構成する静止画像データを再生方向αに時系列的に並べた図 動画像データに基づく動画像の表示画面例を示す図 図4に示す画面からユーザにより一時停止の指示がなされた場合に遷移する表示画面例を示す図 図5に示す画面からユーザにより1つの静止画像が選択された場合に遷移する表示画面例を示す図 動画像データを構成する静止画像データを再生方向αに時系列的に並べた図 動画像データを構成する静止画像データを再生方向αに時系列的に並べた図 本発明の実施形態を説明するためのデジタルカメラの制御部の動作フローを示す図 MPEGに準拠した動画像データを構成する静止画像データを再生方向αに時系列的に並べた図
符号の説明
100 デジタルカメラ
1 撮像部
2 信号処理部
3 画像データ制御部
4 RAM
5 ROM
6 記憶媒体
7 表示部
8 操作部

Claims (10)

  1. 時系列的に連続する複数の静止画像データから任意の静止画像データを抽出する静止画像抽出装置であって、
    前記複数の静止画像データに基づく動画再生中の画像選択指示に応答して、前記複数の静止画像データの第1の範囲から時系列的に連続しない第1の静止画像データ群を選択する第1の画像選択手段と、
    前記第1の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを基準とする前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲から第2の静止画像データ群を選択する第2の画像選択手段と、
    前記第2の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを出力する画像出力手段とを備え、
    前記第1の静止画像データ群には、前記画像選択指示時点に対応する静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれ、
    前記第2の静止画像データ群には、前記第1の静止画像データの中から指定された静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれる静止画像抽出装置。
  2. 請求項1記載の静止画像抽出装置であって、
    前記第2の静止画像データ群は、時系列的に連続するものである静止画像抽出装置。
  3. 請求項1又は2記載の静止画像抽出装置であって、
    前記複数の静止画像データは、静止画像を単体で再生可能なキー画像データと、前記キー画像データとの差分画像データとを含み、
    前記第1の画像選択手段は、前記第1の静止画像データ群に含まれる静止画像データとして前記キー画像データを選択するものである静止画像抽出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか記載の静止画像抽出装置であって、
    前記第1及び第2の画像選択手段による静止画像データの選択条件の少なくとも一方が任意に設定可能である静止画像抽出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載の静止画像抽出装置であって、
    前記第1の静止画像データ群に基づく複数の静止画像と、前記第2の静止画像データ群に基づく複数の静止画像とをそれぞれ分割表示可能な表示装置を備える静止画像抽出装置。
  6. 時系列的に連続する複数の静止画像データから任意の静止画像データを抽出する静止画像抽出方法であって、
    前記複数の静止画像データに基づく動画再生中の画像選択指示に応答して、前記複数の静止画像データの第1の範囲から時系列的に連続しない第1の静止画像データ群を選択する第1の画像選択ステップと、
    前記第1の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを基準とする前記第1の範囲よりも狭い第2の範囲から第2の静止画像データ群を選択する第2の画像選択ステップと、
    前記第2の静止画像データ群の中から指定された静止画像データを出力する画像出力ステップとを備え、
    前記第1の静止画像データ群には、前記画像選択指示時点に対応する静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれ、
    前記第2の静止画像データ群には、前記第1の静止画像データ群の中から指定された静止画像データよりも時系列的に前の静止画像データのみが含まれる静止画像抽出方法。
  7. 請求項6記載の静止画像抽出方法であって、
    前記第2の静止画像データ群は、時系列的に連続するものである静止画像抽出方法。
  8. 請求項6又は7記載の静止画像抽出方法であって、
    前記複数の静止画像データは、静止画像を単体で再生可能なキー画像データと、前記キー画像データとの差分画像データとを含み、
    前記第1の画像選択ステップでは、前記第1の静止画像データ群に含まれる静止画像データとして前記キー画像データを選択する静止画像抽出方法。
  9. 請求項6〜8のいずれか記載の静止画像抽出方法であって、
    前記第1及び第2の画像選択ステップによる静止画像データの選択条件の少なくとも一方が任意に設定可能である静止画像抽出方法。
  10. 請求項〜9のいずれか記載の静止画像抽出方法であって、
    前記第1の静止画像データ群に基づく複数の静止画像と、前記第2の静止画像データ群に基づく複数の静止画像とをそれぞれ分割表示するステップを備える静止画像抽出方法。
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