JP4295071B2 - エンコーダ装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
しかし、ベルト部材の移動速度は、ベルト部材に接触する部材から受ける負荷変動などの種々の要因によって変動しやすく、ベルト部材の速度変動を完全になくすことは極めて困難である。そのため、この種の駆動制御装置において、ベルト部材の単位時間当りの移動量や所定時における移動位置を高い精度で制御することは難しかった。
エンコーダ装置は従来から種々のものが知られているが、一般には、移動体の走行面にメインスケールを設け、このメインスケールに近接してインデックススケールを配置し、光源部からの光をメインスケールに照射し、メインスケールにより反射された光、あるいはメインスケールを透過した光を、インデックススケールを介して受光手段により受光し、受光する光の強度が、移動体の走行に伴うメインスケールとインデックススケールの相対的な位置変位に伴って変化することを利用して、移動体の走行を検出することが行われている。
エンコーダ装置を用いる移動体の走行制御を画像形成装置に適用した例としては、移動体であるベルトの表面にマークを形成し、このマークをセンサで検出し、得られたパルス間隔からベルト表面速度を算出して制御にフィードバックする方法が知られている(例えば、特許文献1、2 参照。)。
このベルト駆動装置は、ベルト部材560を張架する支持部材である駆動ローラ562を駆動させる駆動力を発生させる駆動力伝達手段としてのベルト駆動モータ581及び減速器584を備えている。ベルト駆動モータ581からの駆動力が減速器584を介して駆動ローラ562に伝達されると、ベルト部材560は図中矢印の方向に移動する。また、このベルト駆動装置には、ベルト部材560上に設けられたマーク孔585を検出するマーク検出手段としてのマークセンサ590が設けられている。ベルト部材560上に設けられた複数のマーク585は、ベルト移動方向にわたり一定間隔で連続する複数の貫通孔からなる。マークセンサ590は、発光素子と受光素子が対向するように配置された透過型のフォトインタラプタを用いている。
この発明は、上述した事情に鑑み、スケールに上下動や傾きが発生しても、高精度に安定したエンコーダ機能が得られるようにすることを課題とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1記載のエンコーダ装置において、上記押圧手段が、上記回転ガイドレール、上記センサ筐体、上記スリット及び上記ギャップ規制部材を介して上記スケールを弾性的に押圧することを特徴とするものである。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のエンコーダ装置において、上記光源部からの光が、上記スケールの移動方向に対して直交する幅方向から上記スケールに照射されることを特徴とするものである。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜3の任意の1に記載のエンコーダ装置を有することを特徴とするものである。
この発明のエンコーダ装置は、上述の如く、スリットとスケールのギャップがギャップ規制部材により所定のギャップに保たれるので、スケールを安定して精度良く読取ることができ、移動体の走行状態を良好に検出できる。従って、このようなエンコーダ装置の出力に基づき、移動体の走行状態を良好に制御でき、これらの装置を、画像形成装置に用いることにより、良好な画像形成を実現できる。
図2は、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成図である。このレーザプリンタは、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組の作像手段1M,1C,1Y,1K(以下、各符号の添字M、C、Y、Kは、それぞれマゼンタ、シアン、イエロー、黒用の部材であることを示す。)が、記録材としての被転写材である転写紙の移動方向(図中の矢印A方向)における上流側から順に配置されている。この作像手段1M,1C,1Y,1Kはそれぞれ、潜像担持体としての感光体ドラム11M,11C,11Y,11Kを有する感光体ユニットと、現像ユニットとを備えている。また、各作像手段1M,1C,1Y,1Kの配置は、各感光体ユニット内の感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ転写紙移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。
また、図2中の一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット3,4から給送された転写紙は、図示しない搬送ガイドによってガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ5が設けられている一時停止位置に送られる。転写紙は、レジストローラ5により所定のタイミングで転写紙搬送ベルト60に供給され、各感光体ドラム11に対向する各転写部を通過するように搬送される。これにより、各作像手段1M,1C,1Y,1Kによって形成された各感光体ドラム11上のトナー像が、転写紙上に順次重ね合わされて転写され、転写紙上にカラー画像が形成される。このカラー画像が形成された転写紙は、定着ユニット7でトナー像が定着された後、排紙トレイ8上に排出される。
図3において、作像手段1Yは、上述したように、感光体ユニット10Y及び現像ユニット20Yを備えている。感光体ユニット10Yは、感光体ドラム11Yのほか、その感光体ドラム表面をクリーニングする感光体クリーニング手段としてのクリーニングブレード13Y、その感光体ドラム表面を一様帯電する帯電ローラ15Y等を備えている。また、感光体ドラム表面に潤滑剤を塗布するとともに、感光体ドラム表面を除電する機能を有する潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ12Yも備えている。この潤滑剤塗布兼除電ブラシローラ12Yは、ブラシ部が導電性繊維で構成され、その芯金部には除電バイアスを印加するための図示しない除電用電源が接続されている。
図5は、本実施形態における転写紙搬送ベルト60を駆動する駆動装置としてのベルト駆動装置80の概略構成図である。このベルト駆動装置80は、駆動ローラ62を駆動させる駆動力を発生させる駆動力伝達手段としてのベルト駆動モータ81と、移動位置認識手段及び位置制御手段としての位置制御装置82とを備えている。このうち、位置制御装置82及び後述するマークセンサ90により、駆動制御手段としての駆動制御装置が構成されている。
本実施形態では、ベルト駆動モータ81としてステッピングモータを利用している。ベルト駆動モータ81からの駆動力は、駆動ローラ62の軸方向外方に同軸に設けられる減速器84を介して駆動ローラ62に伝達される。これにより、駆動ローラ62は回転駆動し、転写紙搬送ベルト60が摩擦により図中矢印Aの方向に移動する。
位置制御装置82には、全体の制御を受けもつマイクロコンピュータ82aが設けられている。このマイクロコンピュータ82aは、演算装置であるマイクロプロセッサ(CPU)と、リードオンリーメモリー(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)がそれぞれバスを介して接続された構成となっている。また、位置制御装置82は、マークセンサ90からのマーク検出信号を受信するための状態検出用インターフェイス(I/F)82bを備えている。この状態検出用I/F82bの出力は、バスを介してマイクロコンピュータ82aに入力される。この状態検出用I/F82bは、マークセンサ90からのマーク検出信号のパルス数を計数する図示しないカウンタを備えており、これによりマーク検出信号がデジタル値に変換される。また、位置制御装置82には、補間クロックカウンタ82cが設けられており、カウントしたクロック数をバスを介してマイクロコンピュータ82aに出力する。
なお、本実施形態では、ベルト移動装置80の位置制御をマイクロコンピュータ82aによって実行する場合について説明したが、マイクロコンピュータ82aの代わりに数値演算処理能力が高いDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などを用いることもできる。
位置制御装置82は、マークセンサ90からのマーク検出信号のパルス数を状態検出用I/F82bに設けられたマークカウンタでカウントする。また、位置制御装置82は、補間クロックカウンタ82cに設けられた補間クロック発生手段としてのクロック発生回路によって連続する補間クロック信号を発生させる。この補間クロック信号のクロック数は、補間クロックカウンタ82cに設けられたクロックカウンタによってカウントされる。また、このクロックカウンタは、マークカウンタのカウント時に発生する立ち上がりエッジでリセットされる。すなわち、クロックカウンタは、マークが検出されるごとにリセットされることになる。
200[mm/s]×(1/576[kHz])=3.4722×10-7[m]
次に、上記実施形態におけるマークセンサの変形例(以下、本変形例を「変形例1」という。)について説明する。
転写紙搬送ベルト60は、これを張架する支持ローラ61、62、63、64の軸間平行度のズレなどが原因で蛇行することがある。蛇行が発生すると、転写紙搬送ベルト60の幅方向位置がズレてしまう。その結果、転写紙搬送ベルト60に伴って移動するマーク85の移動経路がマークセンサの光路から外れて、正確なマーク検出を行うことができないおそれがある。例えば、マークセンサが利用する光の断面形状が丸く、かつ、マーク85の形状がその光の断面形状と同じ大きさのものである場合には、転写紙搬送ベルト60の幅方向位置がマーク1個分ズレただけで、マーク検出を行うことができなくなってしまう。そこで、本変形例1は、転写紙搬送ベルト60が蛇行している間でも、安定したマーク検出を行うことができる構成を採用している。
次に、上記実施形態におけるマークセンサの他の変形例(以下、本変形例を「変形例2」という。)について説明する。
マーク85が設けられる転写紙搬送ベルト60は、レーザプリンタ内部に配置されており、機内に飛散したトナーが付着する。この飛散したトナーがマーク85が設けられた領域に付着すると、マークを通過する光量が減ったり、通過できなかったりすることがある。この場合、マーク検出が不安定なったり、マーク検出ができかったりする。通常、飛散したトナーが付着しても、上記バイアスクリーナー70によってクリーニングされるが、それでもトナーが固着してしまった場合やバイアスクリーナー70によってマーク85の形状が変形してしまった場合などがあり、安定したマーク検出が困難となることがある。そこで、本変形例2は、一部のマーク85が飛散トナーによる汚れなどによってそのマーク検出が困難となる場合でも、安定したマーク検出を行うことができる構成を採用している。
また、本変形例2においては、複数のマークをそれぞれ通過した複数の光を同時に受光したときの出力信号を用いるので、一定間隔で設けられた複数のマーク中に生じているピッチ誤差を平均化することができる。したがって、より精度の高いマーク検出が可能となるという効果も得られる。
なお、複数の光を照射する方法としては、複数の光源を使う方法、回折格子を使って回折光によりマルチビーム化する方法などが考えられるが、いずれの方法であってもよい。
次に、上記実施形態におけるマークセンサの更に他の変形例(以下、本変形例を「変形例3」という。)について説明する。
図12は、本変形例3における転写紙搬送ベルト60を駆動するベルト駆動装置380の概略構成図である。このベルト駆動装置380に設けられるマークセンサ390は、反射型のマークセンサであり、転写紙搬送ベルト60に設けられたマーク385は、反射パターンで構成されている。このマークセンサ390の基本構成は、上記実施形態と同様に、LED(発光ダイオード)からなる光源391と、その光を平行光化するコリメートレンズ393と、フォトダイオード392とからなる。しかし、反射型のマークセンサなので、フォトダイオード392は転写紙搬送ベルト60に対して光源91と同じ側に配置されている。
また、発光部と受光部とが別構成となっているものであっても、上記実施形態1のように転写紙搬送ベルト60の表面法線方向から光を照射することができる。具体的には、図13に示すように、コリメートレンズ493を通過した光をスプリッタ495を介して転写紙搬送ベルト60に対してその法線方向から照射する。そして、マーク385で垂直に反射した反射光をスプリッタ495により90度屈折させ、これをスプリッタ495のベルト移動方向側部に配置されたフォトダイオード492に案内する。
また、上記変形例1においては、転写紙搬送ベルト60の移動方向(図中X方向)に対して直交する方向(図中Y方向)に長尺な断面形状を有する光が、転写紙搬送ベルト60のマーク85に照射される。これにより、上記変形例1中で説明したように、転写紙搬送ベルト60が蛇行している間でも、安定したマーク検出を行うことができる。
また、上記変形例2においては、スリット列294を用い、複数のマーク85に対して転写紙搬送ベルト60の移動方向に沿った複数の光を照射する。このときの光の照射間隔は、一定間隔で連続するように転写紙搬送ベルト60に設けられる複数のマーク85のマーク間隔の整数倍となっている。このような構成により、上記変形例2中で説明したように、複数の光をそれぞれ通過させる6個のマーク85のうちの一部にマーク検出が困難となる原因が存在しても、残りのマークを通過した光によってマーク検出を行うことができる。更に、このような構成を採用することで、上記変形例2中でも説明したように、一定間隔で設けられた複数のマーク85中に生じているピッチ誤差を平均化することができ、より精度の高いマーク検出も可能となる。
また、図12に示した構成を除き、上記実施形態においては、転写紙搬送ベルト60の面の法線方向から光を照射するので、従来、転写紙搬送ベルト60の表面法線方向位置が変位したときに生じていた検出誤差を抑制することができる。
また、上記実施形態のレーザプリンタは、移動方向にわたり所定間隔で連続する複数のマーク85,385が設けられた転写紙搬送ベルト60を備えている。また、この転写紙搬送ベルト60が移動するための駆動力をこれに伝達するための駆動力伝達手段としてのベルト駆動装置80を備えている。そして、ベルト駆動装置80の駆動制御を行う駆動制御手段として、上述した構成を有する駆動制御装置を用いているので、従来、検出距離の変動によって生じていた検出誤差を抑制することが可能となり、検出距離に変動が生じても画像品質を維持することが可能となる。
また、上記実施形態では、いわゆるタンデム型のカラープリンタにおける転写紙搬送ベルト60の駆動制御について説明したが、1つの感光体ドラム111のまわりに複数色の現像装置120K,120Y,120C,120Mを備えた図14に示すような画像形成装置の中間転写ベルト160の位置制御にも適用することができる。この装置においては、感光体ドラム111上に順次形成される各色トナー像を中間転写ベルト160上に順次重ね合わせて転写することでカラー画像を得る。このような1ドラム型の画像形成装置は、感光体ドラム111が1つであることから、比較的小型化でき、コストも低減できるという利点がある。しかし、1つの感光体ドラム111を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してカラー画像を形成することから、画像形成スピードを高速化が困難であるという欠点がある。一方、上記実施形態のようなタンデム型の画像形成装置は、複数の感光体ドラム11K,11Y,11C,11Mを備えることから小型化が困難であり、コスト高となるという欠点はあるが、画像形成スピードの高速化が容易であるという利点がある。最近は、カラー画像形成装置もモノクロ画像形成装置並みの画像形成スピードが強く要求されていることから、上記実施形態のようなタンデム型の画像形成装置が注目されている。
なお、本発明は、カラー画像形成装置だけでなく、モノクロ画像形成装置に設けられる感光体ベルト等のベルト部材にも適用できることは言うまでもない。
また、本発明は、画像形成用のベルト部材に限らず、単位時間当たりの移動量や所定時における移動位置を高い精度で制御することが要求される用途のベルト部材についても適用することができる。
すなわち、この実施の形態に於いては、光源部700および受光手段710がセンサ筐体720に収納され、押圧手段760が、ベースBSとセンサ筐体720との間に配設されて、センサ筐体720をスケール750側へ押圧し、スリット730とギャップ規制部材740がセンサ筐体720に配設されている。
この実施の形態では、光源部700と受光手段710が収納されるセンサ筐体720が「スリット730を通過した光がスケール750に照射される位置」を中心に、変位可能に保持されている。
即ち、この実施の形態においては、図22(a)に示すように、光源部700からの光が「スケール750の移動方向(図22(a)において左右方向)に対して直交するようにスケール750に照射される。
通常のLEDは発光面積が大きく、レンズを使って集光しても、空間コヒーレンスが低いため完全には平行光束化できない。より平行な光束を必要とする場合は「光源面積の小さいLD」や点光源LEDなどを光源として用いるのが良い。
この実施の形態においては、スリット730Aが、開口731Aを形成された「バネ性のある部材」として構成され、センサ筐体720Bに一端を固定されることにより「ギャップ規制部材と押圧手段とを兼ね」ている。
このエンコーダ装置では、ギャップ規制部材740Aが「ローラ」により構成されてスケールに対して転接する。このように、ギャップ規制部材740Aとして自由回転可能なローラを用いることによって、スケール750を傷つけ難くできると同時に、センサ筐体720とスケール750のギャップを制限することも可能である。
この実施の形態において、移動体830は「中間転写ベルト」で、無端ベルト状に形成されて1方向に回転駆動される。中間転写ベルト830の周面の、幅方向の一方の周縁部にスケール750が形成されている。符号840は「光源部と受光手段とスリットとギャップ規制部材と押圧手段とを備え、スケール750と共にエンコーダ装置を構成する部分(エンコーダ840という)」である。
符号651で示す「潜像担持体」としての光導電性の感光体は、ドラム状に形成されて駆動部651Aにより反時計回りに回転駆動される。画像形成時には、感光体651が等速回転し、その周面が図示されない帯電手段により均一帯電され、図示されない露光手段(例えば、光走査装置)により露光されて静電潜像が形成される。
同様にして、作像ステーション601M、601Y、601Cにおいては、感光体607M、607Y、607C上にそれぞれ、マゼンタ、イエロー、シアントナー画像が形成される。
シート搬送ベルト603の下方に配設された給紙トレイ606は転写紙602を収納しており、画像形成プロセスが実行されるとき、最上位の転写紙602を給紙する。給紙された転写紙602は、シート搬送ベルト603に静電吸着され、シート搬送ベルト603の回転により搬送され、作像ステーション601Kでは黒トナー画像を、作像ステーション601M、601Y、601Cでは、それぞれマゼンタトナー画像、イエロートナー画像、シアントナー画像を転写器613K、613M、613Y、613Cにより転写される。
同図において符号Lは投光手段としての光源、dzはスケール面の設計位置からの変動量、LRは設計上のスケール位置である基準面におけるスケール移動方向の光束の大きさ、LR’は変動量dz変動後のスケール面における同様の光束の大きさ(以下単に光束の大きさという)、θbは光束の中心光のスケール基準面に対する法線からの傾斜角、θaは光束の発散角、dr1、dr2は光束の大きさの増減分をそれぞれ示す。
dzは同図において下向きを正とし、基準面からの変動量は正負同量であるとする。
θaは中心光から離れる方向を正とする。
ベルトの駆動制御装置の一部を構成するエンコーダ装置は、反射光式、透過光式があり、それぞれの特徴を生かした使い方がされている。多くの場合、ベルト面のバタ付きによるスケール面の変動は、エンコーダ出力のばらつきをもたらす。最も大きな原因は、スケール面に当たる光束の大きさが変動することにある。以下に、一般的な説明をする。
同図において、光束の大きさLRからLR’への変化の内、光束の中心光より右側における増加分dr1は幾何学的関係により、dr1=dz×tan(θb+θa)となる。同様に、左側における減少分dr2は、dr2=dz×tan(θb−θa)となる。したがって、次の式が成り立つ。
LR’=LR+dr1−dr2
=LR+dz×{tan(θb+θa)−tan(θb−θa)}・・・(1)
ただし、スケール150の面が図における上方に変位した場合は、dzを負の値とすることによって(1)式がそのまま成立する。また、図示は省略するが、レンズ等を用いて一旦広がった光束を収束させて用いる場合は、θaを負の値とすることによって(1)式がそのまま成立する。dzは許容誤差を限界値dzMとして、その範囲で変化する。
これらの関係はスケールが反射式であっても透過式であっても同様に成り立つ。
スケールの上下動によって光束の大きさが変化すると、以下に示すような不具合が発生する。
図33は光束の大きさがスケールピッチに一致している場合を説明するための図である。
両図において(a)は光束とスケールピッチの関係、(b)はセンサ出力をそれぞれ示す概念図である。
図32(a)において、P1はほぼ等幅である非反射部151と反射部152の一組分の長さ、すなわちスケールピッチを示す。
同図では、光束が複数の非反射部151と反射部152に同時にかかっており、光束の大きさがスケールピッチP1の整数倍より半ピッチ分だけ大きい状態を仮定する。このとき、スケールからの反射光を受けるセンサは、同図(b)に示すように、スケールの移動に伴って出力がほぼ正弦波のような変化を示す。この構成の場合は、常に或る一定レベル以上の光量が受光手段としてのセンサに入射しているので、出力が最低になった場合でも0にはならない。
図33(a)において、ベルトが上下変動して光束が大きくなり、複数の非反射部151と反射部152に同時にかかっており、光束の大きさがスケールピッチP1の整数倍に一致した状態を仮定する。このとき、スケールからの反射光を受けるセンサは、同図(b)に示すように、スケールの移動があっても出力がほぼ一定となり、検出できるほどの変化が生じなくなる。この現象は図32の状態から、図33の状態に近づけば近づくほど顕著になる。
ベルトの上下変動によって、光束の大きさが小さくなった場合でも、スケールピッチP1の整数倍に一致した場合は同様の問題が生ずる。
上記問題を回避する他の方法は、図21に示したように、光源とスケール面の距離を一定に保つこと、すなわち常時dz=0となるようにすることである。ベルトの上下動が生じなければ、当然のことながら光束の大きさも変化せず、したがって、光束の大きさがスケールピッチP1の整数倍に一致することはない。
そのような特殊な条件を与えないで、前記問題を回避する一般的な方法を以下に示す。
LR’はベルトの上下動によって変化する値であるが、それがどんな大きさになっても、スケールピッチP1に対して整数倍にならないようにすればよい。
前述のように、dz、θaはともに正負の値を取りうるので、LR’の最小値をLR’m、最大値をLR’Mとし、dzの限界値、すなわち正負の符号を含む最大変位量をdzMとすれば、(1)式の{}内はθaの正負に対応して全体の正負が入れ替わるだけであることから、LR’mとLR’Mのそれぞれは次のように表される。
LR’m=LR−|dzM×{tan(θb+θa)−tan(θb−θa)}|
・・・(2)
LR’M=LR+|dzM×{tan(θb+θa)−tan(θb−θa)}|
・・・(3)
k−1<LR’m/P1≦LR/P1≦LR’M/P1<k ・・・(4)
ここで等号はdz=0、もしくはθa=0の場合であり、結果的に前記二つの回避方法も含んだ式となっている。
原理的には(4)式を満足すれば、センサ出力がスケールの移動を検知できる筈であるが、やはり、光束の大きさのスケールピッチに対する比が同式の両側の整数値に非常に近くなった場合には、センサ出力の変化が小さくなるので、なるべくLR/P1=k−0.5となるような設計にし、LR’mも、LR’Mもその近辺の値となるように設定するのがよい。すなわち、
k−1+d≦LR’m/P1≦LR/P1≦LR’M/P1≦k−d
(ただし、0<d<0.5) ・・・(4’)
としてdに適宜の数値を与えれば、dの値によってはdzの許容限界においても十分なセンサ出力の変化が得られる。dを小さくするとセンサ出力の変化が小さくなり、dを大きくするとdzに許容できる誤差が小さくなる。これらを考慮するとdは経験的に0.1以上、0.4以下が好ましい。
マルチビームのピッチは、センサ出力に最大の変化が得られるようにするため、スケール面においてスケールピッチP1に等しくなるよう設計するのが原則である。すなわち、マルチビームがスケールの設計上の位置である基準面において形成するスケール配列方向のビームピッチをP2とすれば、P2=P1である。
しかし、光束が平行光束でない場合には、ベルトの上下変動によって、前述の光束の大きさが変化するのと同じ理由でビームピッチP2が変化する。変動可能な範囲において設計値から変化したビームピッチを変数P2’とすれば、dzの変化によって、P2’はP1より大きくなる場合と小さくなる場合がある。複数のスリット状透過部を有するマスクを用いる場合でも、マスクとスケールの距離が変動する場合にあっては同様の問題が生ずる。以下、マルチビームを例にとって説明する。
図35はマルチビームのピッチがスケールピッチに対し半ピッチずれた場合を示す図である。
両図において、(a)は左端のビームの左端が或る反射部の左端に一致している状態、(b)は左端のビームの左端が隣の非反射部の左端に一致している状態、(c)はセンサ出力、をそれぞれ示す図である。
図34はビームピッチが設計値どおりにスケールに当たっている場合で、スケールの移動により、同図(a)の状態から同図(b)の状態に変化したとき、すべての反射光を一括して受けるセンサの出力は最大値から最小値に変化する。したがって、スケールの移動に伴って、同図(c)に示すような出力変化が得られる。
スケールが透過式の場合であっても、センサがすべての透過光を一括して受ける構成であれば、以下の説明は同じである。
(n−0.5)×P2’=(n−1)×P1 ・・・(5)
の関係になる。図示はしてないが、逆に半ピッチ大きくなった場合は、
(n−0.5)×P2’=n×P1 ・・・(6)
の関係になる。
ここで、(5)式の左辺は、(1)式におけるLR’に相当する。また、設計値P2に対して(n−0.5)×P2とおくと、(1)式におけるLRに相当する。
このような場合、スケールの移動があっても、複数のビームの内、最大の反射が生ずるビームと、最小の反射が生ずるビームと、その両者の中間の反射が生ずるビームとが、常に混在し、センサからは常時ほぼ一定の出力が得られる。すなわち、スケールの移動を検出することができなくなる。
このような状態にさせないためには、P2’の最小値をP2’mとして、
(n−0.5)×P2’m>(n−1)×P1 ・・・(7)
および、P2’の最大値をP2’Mとして、
(n−0.5)×P2’M<n×P1 ・・・(8)
をともに満足するようにP2’m、P2’Mの値を制限しなければならない。
モアレのピッチPmを示す一般式は次の式で表される。
1/Pm=|1/P2’−1/P1| ・・・(9)
これをPmについて解くと、
Pm=P1×P2’/|P1−P2’| ・・・(10)
となる。
P2’がP1より小さくなった限界の場合をP2’mとしてPmmを表せば、絶対値記号を外して、
Pmm=P1×P2’m/(P1−P2’m) ・・・(11)
となり、P2’がP1より大きくなった限界の場合をP2’MとしてPmMを表せば、同様に、
PmM=P1×P2’M/(P2’M−P1) ・・・(12)
となる。ベルトの上下動は設計値に対して対称的であるとしているので、(11)式と(12)式の分母は互いに等しい。したがって、PmM≧Pmmが成り立つ。
j−1<LR’m/(Pmm/2)<j ・・・(13)
かつ、
j−1<LR’M/(PmM/2)<j ・・・(14)
となる。ただし、jは任意の自然数である。また、θaはビームの最外側の光線がなす角の2分の1とし、θbはビームの最外側の光線がなす角の中心線がスケール基準面となす角とする。
すなわち、両式は同一のjに対して同時に成立しなければならない。さもないと、dzの値如何によっては、光束の大きさがモアレの半ピッチの整数倍になる位置が存在することになってしまう。
一般にモアレの周期はP1とP2’のピッチが近いほど大きくなり、両者が等しいときは無限大になるので、上記jの値を大きくすることはあまり実用的でない。原則としてP1=P2で設計することを考えると、j=1とするのが最も実用的である。
P2’m>P1×(2n−2)/(2n−1) ・・・(15)
P2’M<P1×2n/(2n−1) ・・・(16)
が得られる。この両式は(7)、(8)式を変形することによって直接得ることもできる。なお、(13)、(14)両式の左辺のj−1は、j=1のとき0となり、モアレ周期が無限大である場合、すなわち、P2’=P1に相当し、ベルトが変動してない場合に相当する。このことを加味して両式を纏めると、すべての状態のビームピッチをP2’と表現すれば、
(2n−2)/(2n−1)<P2’/P1<2n/(2n−1) ・・・(17)
あるいは、
1−1/(2n−1)<P2’/P1<1+1/(2n−1) ・・・(17’)
となる。
4/5<P2’/P1<6/5
すなわち、
0.8<P2’/P1<1.2
となる。
したがって、P2’の値の範囲が定まることになり、(1)式を参照すれば、例えばdzの公差を定めれば、θaが0以外の場合、幾らまで許されるかが定まる。
原理的には(17)式を満足すれば、センサ出力がスケールの移動を検知できる筈であるが、やはり、ビームピッチが同式の両側の分数式の値に非常に近くなった場合には、センサ出力の変化が小さくなるので、なるべくP2’/P1が1の近くになるよう設定する。例えば、(17’)式において、
1−e/(2n−1)≦P2’/P1≦1+e/(2n−1) ・・・(17”)
(ただし、0<e<1)
として、eに適宜の数値を与えれば、eの値によってはdzの許容限界においても十分なセンサ出力の変化が得られる。eを大きくするとセンサ出力の変化が小さくなり、eを小さくするとdzに許容できる誤差が小さくなる。これらを考慮するとeは経験的に0.2以上、0.8以下が好ましい。
11,111 感光体ドラム
60 転写紙搬送ベルト
81 ベルト駆動モータ
82 位置制御装置
90 マークセンサ
91,191,291,391,491 光源
92,392,492 フォトダイオード
93,193,293,393,493 コリメートレンズ
160 中間転写ベルト
294 スリット列
495 スプリッタ
100 光源部
110 受光手段
130 スリット
131 開口
140 ギャップ規制部材
150 スケール
200 移動体
Claims (4)
- 所定の反射率もしくは透過率を持つ部分を1次元格子状に配列して有するスケールに、光源部からの光を、上記スケールにおける格子幅に略等しい開口幅の開口を持つスリットを介して照射し、上記スケールにより反射された光もしくは上記スケールを透過した光の光強度を受光手段により検出し、上記受光手段により検出される光強度の変化により、上記スリットに相対的な上記スケールの変位を検出するエンコーダ装置において、上記スリットと上記スケールの間のギャップを一定に保つためのギャップ規制部材と、上記スリットを、上記ギャップ規制部材を介して上記スケールに弾性的に押圧する押圧手段と、上記光源部および上記受光手段が収納されるセンサ筐体と、このセンサ筐体に固定的に設けられた第1のスライドレール、及び該第1のスライドレールを案内して上記センサ筐体を、上記スリットを通過した光が上記スケールに照射される位置を中心として回転可能に保持する第2のスライドレールを有する回転ガイドレールとを備えたことを特徴とするエンコーダ装置。
- 請求項1記載のエンコーダ装置において、上記押圧手段が、上記回転ガイドレール、上記センサ筐体、上記スリット及び上記ギャップ規制部材を介して上記スケールを弾性的に押圧することを特徴とするエンコーダ装置。
- 請求項1または2に記載のエンコーダ装置において、上記光源部からの光が、上記スケールの移動方向に対して直交する幅方向から上記スケールに照射されることを特徴とするエンコーダ装置。
- 請求項1〜3の任意の1に記載のエンコーダ装置を有する画像形成装置。
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