JP4294283B2 - 組立式棚 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は組立式棚に関し、側板と連結板との2つの構成部品から簡単に枠体および該枠体を多段に積み重ねた多段枠体を簡単に組み立てることができ、また該枠体を多段に積み重ねる際に陳列角度を変えることができる組立式棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、組立式棚に類するものとして、次の従来技術が提案されている。
実開平5−86244号公報には、棚板部と、それぞれ上下方向に連設部を備えた複数の柱部とを交互に組立ててなる合成樹脂製組立式ラックにおいて、複数の柱部間のうち、少なくとも隣り合う1組の柱部間にわたって補強部材を備えた組立式ラックが開示されている。
登録実用新案第3012337号公報には、棚板の四隅に支柱部材を設けて棚板どうしを連結し、棚板間および支柱部材間に挿入される引き出しの側壁面を上広がりのテーパ状に形成し、引き出しの側面に対向する支柱部材または棚板に、引き出しのテーパ形状に沿う形状の膨出部を設けた組立式収納ケースが開示されている。
登録実用新案第3013186号公報には、正四角筒状とした嵌合穴を四隅上下に形成すると共に複数の中仕切りを片面に形成した四角形の棚板と、正四角柱状の外形とした嵌合部を上下端に突設すると共に水平断面を略H形状とした支柱とを組み合わせてなる合成樹脂製組立て棚が開示されている。
実用新案登録第2598646号公報には、靴受け棚を高さ方向にジグザグ形状に傾斜させ、上下多段に靴を載置できるようにした組立式靴収納棚が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の棚は、棚板や支柱の他にボルトなどの連結用部材や補強部材などが必要であり、部品点数が多くなり、組み立てに時間と手間がかかる問題があった。
また商品陳列用途等に用いられる組立式棚にあっては、陳列する商品の種類に応じて多段に積み重ねた棚の正面を垂直にしたり、正面を傾斜させることができるように、段毎に奥行きピッチを変えられる機能を有することが要望されているが、従来の棚は段毎に奥行きピッチを変えられる機能は備わっていなかった。
【0004】
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、2つの部品から枠体および該枠体を多段に積み重ねた多段枠体を簡単に組み立てることができ、また該枠体を多段に積み重ねる際に陳列角度を変えることができる組立式棚の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明は、上下に接合凹部または接合凸部を3個以上有する少なくとも1つの接合部が設けられた複数枚の同じ形状および大きさの側板と、両端部に前記接合凹部または接合凸部に連結される連結凸部または連結凹部が設けられた複数の同じ形状および大きさの連結板とからなり、前記複数枚の側板の上下の接合凹部または接合凸部に前記連結板の連結凸部または連結凹部を連結し、複数枚の側板の上下を連結板でつないで組み立てられた少なくとも1段の枠体を含み、
前記連結板に、複数の該連結板を並べた際、密接する連結板どうしを係止する係止部が設けられ、
前記枠体は、側板の上下に接合部がそれぞれ2つ設けられ、前記連結板が該接合部にそれぞれ連結されてなり、かつ連結板の幅をXとし、側板の上または下の2つの連結板間の距離のうち短い方をYとすると、長い方の連結板間の距離が(Y+2X)となり、前記枠体を高さ方向が垂直になるように積み重ねる場合、各枠体の連結板は中心線対称配列となり、前記枠体を高さ方向が傾斜するように積み重ねる場合、各枠体の上下いずれかの連結板を中心線に対してその傾斜量分ずらせるように該接合部の接合凸部または接合凹部が配置されたことを特徴とする組立式棚を提供する。
本発明の組立式棚において、前記側板の上下に、前記接合凹部または接合凸部を3個以上有する少なくとも1つの接合部が設けられ、かつ該接合部の接合凹部または接合凸部が、前記枠体の上側の連結板の係止部に別の枠体の下側の連結板の係止部を係止して該枠体を多段に積み重ねた際、該多段枠体の高さ方向が垂直になる位置と、該多段枠体の高さ方向が傾斜する位置とに配置されている構成としてよい。
さらに本発明の組立式棚において、前記係止部が、前記連結板に設けられた凹部と該凹部に嵌合する凸部とからなる構成としてよい。
また本発明の組立式棚において、前記枠体に引出が着脱可能に挿入された構成としてよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1〜10は本発明の組立式棚の一実施形態である枠体および多段枠体を示す図であり、図1は枠体(組立式棚)の斜視図、図2は枠体の組立斜視図、図3は枠体の平面図、図4は複数の枠体を高さ方向が垂直になるように多段に積み重ねた多段枠体(組立式棚)の正面図、図5は多段枠体の側面図、図6は多段枠体の斜視図、図7は複数の枠体を高さ方向が傾斜するように多段に積み重ねた多段枠体の側面図、図8は多段枠体の斜視図、図9及び図10は枠体の組立状態を示す図であり、これらの図中符号10は枠体、20および21は多段枠体である。
【0007】
図1に示すように、この枠体10は、2枚の側板11と、該側板11の上下にそれぞれ2つ連結された連結板12とからなっている。これらの側板11と連結板12は、同じかまたは異なる合成樹脂によって作製されており、好ましい合成樹脂材料としては、例えばポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ABS樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、フェノール樹脂などを挙げることができる。
【0008】
これら2枚の側板11は、同じ形状及び大きさを有している。側板11の上下両側には、4つの接合凹部13からなる接合部14が該側板11の長手方向(枠体奥行き方向)中央よりも端部側に2つずつ形成されている。これらの接合凹部13の間隔は、隣り合う接合凹部13にそれぞれ連結板12を連結した際に、連結板12どうしが密接するような位置関係で形成されている。また、側板18の下部には、図示しない引出を着脱自在に挿入保持するための引出挿入溝18が形成されている。
【0009】
前記連結板12は、4つとも同じ形状及び大きさを有している。この連結板12は、細長い略矩形板状をなしており、その長手方向中央部には、一方が半円形に膨出した係止凸部16と他方が半円形に凹んだ係止凹部17が形成されている。該連結板12の両端部には、前記側板11の接合凹部13に嵌合する連結凸部15が形成されている。
【0010】
この枠体10は、図2に示すように、2枚の側板11と4つの連結板12とから簡単に組み立てることができる。例えば、2つの連結板12を、その連結凸部15を上向きにして適当に離間して平面上に置き、連結すべき側板11の下側の接合凹部13にこれらの連結凸部15を嵌合させ、側板11の下側に連結板12を連結させる。次いで、側板11の上側に2つの連結板12を載せ、側板11の上側の接合凹部13に連結板12の連結凸部15を嵌合させ、側板11の上側に連結板12を連結させ、枠体10を作製する。
【0011】
この枠体10は、そのままの状態(一段)で用いてもよいが、複数の枠体10を多段に積み重ね、多段枠体20,21として用いることもできる。また、枠体10の積み重ね位置、詳細には連結板12を連結する接合凹部13の位置を適宜変更することによって、高さ方向が垂直な多段枠体20(図3〜6)と、高さ方向が傾斜した多段枠体21(図7,8)とすることができる。
【0012】
図3は、多段枠体20,21を構成する枠体10の連結板12の配置を示すものであり、この枠体10は、側板11の下側に連結した連結板12を、側板11の各接合部14の最も端寄りの接合凹部13に連結し、側板11の上側に連結した連結板12を、最も端寄りのものから1つ中央寄りの接合凹部13に連結している。その結果、枠体10の上下の連結板12の配置関係は、連結板12の幅をXとし、側板11の上側の連結板12間の距離をYとすると、側板11の下側の連結板12間の距離は(Y+2X)となっている。
【0013】
この枠体10を、図4〜6に示すように、高さ方向が垂直になるように積み重ねる場合、各枠体10の連結板12は、中心線対称配列となる。
この多段枠体20は、図3に示すように、側板11の下側の連結板12を最も端部寄りの接合凹部13に連結するとともに、側板11の上側の連結板12を最も端部寄りのものから1つ中央寄りの接合凹部13に連結して組み立てられた複数の枠体10を多段に積み重ねて構成され、その高さ方向が垂直に沿って積み重ねられている。
【0014】
この多段枠体20において、上下に別の枠体10が積み重ねられた枠体10は、下側の連結板12が、直下の枠体10の上側に連結された連結板12の側板長手方向端部寄りの側に密接して並び、これらの連結板12の係止凸部16が係止凹部17に嵌合して係止され、該枠体10と直下の枠体10とが離脱しないように接合される。また、枠体10の上側の連結板12は、直上の枠体10の下側に連結された連結板12の側板長手方向中央寄りの側に密接して並び、これらの連結板12の係止凸部16が係止凹部17に嵌合して係止され、該枠体10と直上の枠体10とが離脱しないように接合される。このように複数の枠体10が離脱しないように接合され、図4〜6に示すように、高さ方向が垂直に沿った多段枠体20が構成される。
【0015】
前記枠体10を高さ方向が傾斜するように積み重ねる場合、各枠体10の上下いずれかの連結板12を中心線に対してその傾斜量分ずらせるように配置する。このように複数の枠体10を積み重ねた多段枠体21の一例を図7及び図8に示す。この枠体10は下側の2つの連結板12のうちの一方を、側板11の接合部14の最も端部寄りの接合凹部13に連結し、他方の連結板12を最も端部寄りのものから1つ中央寄りの接合凹部13に連結している。また上側の2つの連結板12の一方を、最も端部寄りのものから1つ中央寄りの接合凹部13に連結し、他方の連結板12を最も端部寄りのものから2つ中央寄りの接合凹部13に連結している。この枠体10においても、枠体10の上下の連結板12の配置関係は、連結板12の幅をXとし、側板11の上側の連結板12間の距離をYとすると、側板11の下側の連結板12間の距離は(Y+2X)となっている。
【0016】
前記のように上下の連結板12を配置した枠体10を複数個積み重ねると、上下に別の枠体10が積み重ねられた枠体10は、下側の連結板12が、連結板の幅Xの分だけずれた状態で、直下の枠体10の上側の連結板12に密接して並び、これらの連結板12の係止凸部16が係止凹部17に嵌合して係止され、該枠体10と直下の枠体10とが離脱しないように接合される。また、枠体10の上側の連結板12は、直上の枠体10の下側に連結された連結板12に密接して並び、これらの連結板12の係止凸部16が係止凹部17に嵌合して係止され、該枠体10と直上の枠体10とが離脱しないように接合される。このように複数の枠体10が離脱しないように接合され、図4〜6に示すように、高さ方向が傾斜した多段枠体21が構成される。
【0017】
図9は側板11の接合凹部13と、連結板12の連結凸部15との連結状態を示す斜視図である。連結凸部15は、連結板12の幅よりも若干小さく形成してあり、接合凹部13は連結凸部15が丁度嵌合する大きさに形成されている。接合部14にある4つの接合凹部13どうしの間は、該接合凹部13に嵌合された連結凸部15が側板11の長手方向に移動しないように連結板12を位置決めするための隔壁になっている。
【0018】
図10は、連結板11を連結した側板11の上に、連結板12を連結した別の側板11を接合する状態を示す図であり、図10(a)は接合前、(b)は接合後の状態を示している。図10(a)に示すように、2つの連結板12どうしを密接させながら、一方の側板11の上に他方の側板11を載せることによって、2つの連結板12のいずれかの係止凸部16が他方の連結板12の係止凹部17に嵌合して、2つの連結板12が密接状態で係止される(図10(b))。このように上下の側板11が連結板12を介して接合された状態、すなわち複数の枠体10を多段に積み重ねた状態では、側板11および連結板12が上下左右に移動しないように連結され、簡単な構造でありながら各部のズレや歪みを生じ難い構造になっている。
【0019】
前記枠体10および多段枠体20,21は、図示しない引出を着脱可能に挿入して使用することができる。枠体10に挿入して使用される引出は、枠体10に挿入可能な大きさを有し、枠体10の引出挿入溝18に挿入される凸部が対応する位置に設けられていればよく、引出の形状、高さ、材質などは特に限定されず、枠体10または多段枠体20,21の使用用途などに応じて適宜選択して使用することができる。
【0020】
本実施形態の枠体10(組立式棚)は、同じ形状と大きさの2枚の側板11と、同じ形状と大きさの4つの連結板12のみから組み立てることができ、また複数の枠体10を積み重ねて多段枠体20,21(組立式棚)を簡単に組み立てることができ、部品点数が最小限に済み、安価に提供することができる。またボルト等の連結部材が不要であり、組立および分解が短時間で簡単に実施し得る。
また、側板11に4つの接合凹部13を有する接合部14を設け、かつ接合部14の接合凹部13が、枠体10の上側の連結板12の係止凸部16または係止凹部17に別の枠体10の下側の連結板12の係止凹部17または係止凸部16を係止して複数の枠体10を多段に積み重ねた際、多段枠体20の高さ方向が垂直になる位置と、多段枠体21の高さ方向が傾斜する位置とに配置したので、陳列する商品の種類に応じて多段枠体20,21の正面を垂直にしたり、正面を傾斜させることができるように、段毎に奥行きピッチを変えることができる。
【0021】
図11〜13は本発明の他の実施形態を示す図であり、図11は側板11と連結板12の連結状態を示す斜視図、図12は図11中の符号A部の拡大図、図13は多段枠体構成時の枠体どうしの接合状態を示す図である。本実施形態の枠体(組立式棚)は、先の実施形態の枠体10とほぼ同様の構成要素を備えているが、側板11の上下に、接合凹部13に代えて、4つの接合凸部30からなる接合部31を形成し、かつ連結板12の連結凸部15に代えて、前記接合凸部30が嵌合される連結凹部32を上下両面に形成したことを特徴としている。
【0022】
側板11に形成された接合部31は、図11に示すように、側板11の長手方向に沿って隣接された4つの接合凸部30からなり、それぞれの接合凸部30は連結板12の厚み寸法の半分または半分より若干短い突出寸法を有している。それぞれの接合凸部30は、各接合凸部30にそれぞれ連結板12の連結凹部32を連結した際に、各連結板12が密接状態で並ぶような間隔で形成されている。
【0023】
連結板12に形成された連結凹部32は、図12に示すように、連結板12の両面に形成され、一方の面側に形成した連結凹部32は、接合凸部30が丁度嵌合する寸法とされ、他方の面側に形成した連結凹部32は、接合凸部30の寸法に対して一回り大きい凹部寸法を有している。これによって上下の各枠体10を接合する際に各連結板12間の前後左右の位置決めが可能となる。
【0024】
この側板11と連結板12とからなる枠体10を多段に積み重ねて多段枠体20,21を構成する場合、図13(a)に示すように、それぞれの連結板12が密接するように一方の枠体10の上に他方の枠体10を積み重ねる。本例示では下側の側板11の接合部31には、最も端寄りの接合凸部30に連結板12を連結し、上側の側板11の接合部31には、最も端寄りのものから一つ中央寄りの接合凸部30に連結板12を連結している。2つの連結板12どうしを密接させながら、一方の側板11の上に他方の側板11を載せることによって、2つの連結板12のいずれかの係止凸部16が他方の連結板12の係止凹部17に嵌合して、2つの連結板12が密接状態で係止される(図10(b))。このように上下の側板11が連結板12を介して接合された状態、すなわち複数の枠体10を多段に積み重ねた状態では、側板11および連結板12が上下左右に移動しないように連結され、簡単な構造でありながら各部のズレや歪みを生じ難い構造になっている。
【0025】
本実施形態の枠体(組立式棚)は、複数の接合凸部30を有する側板11と、該接合凸部30に連結される連結凹部32を有する連結板とからなっており、同じ形状と大きさの4つの連結板12のみから組み立てることができ、また複数の枠体10を積み重ねて多段枠体20,21(組立式棚)を簡単に組み立てることができ、部品点数が最小限に済み、安価に提供することができる、陳列する商品の種類に応じて多段枠体20,21の正面を垂直にしたり、正面を傾斜させることができるように、段毎に奥行きピッチを変えることができるなど、前述した実施形態の枠体10と同様の作用効果を得ることができる。
【0026】
なお、上述した各実施形態は例示に過ぎず、本発明の組立式棚は上述した各実施形態に限定されるものではなく、各種の変更が可能である。例えば、側板に形成する接合部の個数は上下にそれぞれ1つ以上とすることができ、また接合部に形成される接合凹部または接合凸部の個数は4つに限定されることなく、複数個であればよく、好ましくは3つ以上とすることができる。接合部に形成する接合凹部または接合凸部の個数を4つ以上とすれば、多段枠体を構成する際に高さ方向の傾斜角度を複数段階に調整することも可能となる。
また側板および連結板の形状および大きさは特に限定されず、組立式棚の使用用途に応じて適宜設定し得る。
さらに枠体を構成する側板の枚数および連結板の個数は、前記各実施形態に限定されるものではなく、3枚以上の側板を用いて水平方向に連なった枠体を構成してもよいし、連結板を4つ未満または5つ以上として構成することもできる。
また、密接した連結板どうしを係止するための係止部として、前述した各実施形態での係止凸部と係止凹部との組み合わせに代えて、従来周知の各種係止構造を採用し得る。例えば連結板に連結板どうしを連結できる多数の連続した凹凸を形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
本発明の組立式棚は、同じ形状と大きさの複数枚の側板と、同じ形状と大きさの複数の連結板のみから組み立てることができる枠体および複数の該枠体を多段に積み重ねた多段枠体を含むものなので、部品点数が最小限に済み安価に提供することができる。またボルト等の連結部材が不要であり、組立および分解が短時間で簡単に実施し得る。
また、側板に3つ以上の接合凹部または接合凸部を有する接合部を設け、かつ接合部の接合凹部または接合凸部が、枠体の上側の連結板の係止部に別の枠体の下側の連結板の係止部を係止して複数の枠体を多段に積み重ねた際、多段枠体の高さ方向が垂直になる位置と、多段枠体の高さ方向が傾斜する位置とに配置したので、陳列する商品の種類に応じて多段枠体の正面を垂直にしたり、正面を傾斜させることができるように、段毎に奥行きピッチを変えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の組立式棚の一実施例である枠体の斜視図である。
【図2】 同じ枠体の組立斜視図である。
【図3】 同じ枠体の平面図である。
【図4】 多段枠体の一例を示す正面図である。
【図5】 同じ多段枠体の側面図である。
【図6】 同じ多段枠体の斜視図である。
【図7】 多段枠体の他の例を示す側面図である。
【図8】 同じ多段枠体の斜視図である。
【図9】 同じ枠体の側板と連結板の連結を示す要部斜視図である。
【図10】 枠体の接合状態を示す概略図である。
【図11】 本発明の組立式棚の他の実施形態である枠体の要部斜視図である。
【図12】 図11中符号Aの部分の拡大図である。
【図13】 同じ枠体の接合状態を示す概略図である。
【符号の説明】
10 枠体(組立式棚)
11 側板
12 連結板
13 接合凹部
14,31 接合部
15 連結凸部
16 係止凸部(係止部)
17 係止凹部(係止部)
20,21 多段枠体(組立式棚)
30 接合凸部
32 連結凹部
Claims (4)
- 上下に接合凹部または接合凸部を3個以上有する少なくとも1つの接合部が設けられた複数枚の同じ形状および大きさの側板と、両端部に前記接合凹部または接合凸部に連結される連結凸部または連結凹部が設けられた複数の同じ形状および大きさの連結板とからなり、前記複数枚の側板の上下の接合凹部または接合凸部に前記連結板の連結凸部または連結凹部を連結し、複数枚の側板の上下を連結板でつないで組み立てられた少なくとも1段の枠体を含み、
前記連結板に、複数の該連結板を並べた際、密接する連結板どうしを係止する係止部が設けられ、
前記枠体は、側板の上下に接合部がそれぞれ2つ設けられ、前記連結板が該接合部にそれぞれ連結されてなり、かつ連結板の幅をXとし、側板の上または下の2つの連結板間の距離のうち短い方をYとすると、長い方の連結板間の距離が(Y+2X)となり、前記枠体を高さ方向が垂直になるように積み重ねる場合、各枠体の連結板は中心線対称配列となり、前記枠体を高さ方向が傾斜するように積み重ねる場合、各枠体の上下いずれかの連結板を中心線に対してその傾斜量分ずらせるように該接合部の接合凸部または接合凹部が配置されたことを特徴とする組立式棚。 - 前記側板の上下に、前記接合凹部または接合凸部を3個以上有する少なくとも1つの接合部が設けられ、かつ該接合部の接合凹部または接合凸部が、前記枠体の上側の連結板の係止部に別の枠体の下側の連結板の係止部を係止して該枠体を多段に積み重ねた際、該多段枠体の高さ方向が垂直になる位置と、該多段枠体の高さ方向が傾斜する位置とに配置されている請求項1記載の組立式棚。
- 前記係止部が、前記連結板に設けられた凹部と該凹部に嵌合する凸部とからなる請求項1又は2記載の組立式棚。
- 前記枠体に引出が着脱可能に挿入された請求項1〜3のいずれかに記載の組立式棚。
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