JPS6030210B2

JPS6030210B2 - 組立分解自在な陳列ケ−ス

Info

Publication number: JPS6030210B2
Application number: JP7990080A
Authority: JP
Inventors: 統山科
Original assignee: Deisupureiidezain Fuyua Moderune Fuerukaufusukueruderungusumitsuteru Unto Raumuausushutatsutongu GmbH
Current assignee: Deisupureiidezain Fuyua Moderune Fuerukaufusukueruderungusumitsuteru Unto Raumuausushutatsutongu GmbH
Priority date: 1980-06-13
Filing date: 1980-06-13
Publication date: 1985-07-15
Also published as: JPS576619A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は組立分解自在で且つその方法も容易な陳列ケー
スに関する。

従釆の組立分解自在な陳列ケースは、組立てた場合にあ
って、ケースや商品の自重によって係止されているため
、軽い衝撃によっても、ケースがぐらつき内部の商品が
崩れる等の難点があり、また接着剤等で止着した場合に
は、ケース自体が堅牢となる反面、分解が不可能となり
、ケースの持ち運び及び保管時等に不便となる等の欠陥
を有していた。

これに対して、本発明は、係止片と係止凹部の採用によ
り、組立分解を可能として且つそれら部材の結合も堅牢
なものとする陳列ケースを提供するものである。

その大要は「略矩形の棚板本体の周縁に帯状の緑部が棚
板本体の表裏方向へ突出した状態で設けられており、棚
板本体の表裏両側において緑部の各角部近傍の内側面に
、該角部から等間隔をおいて対をなすテーパ状の係止片
が突設され、棚板本体の表裏両側に、縁部の各角部内側
面に対向し且つ該内側面との間に一定間隙を形成ししか
も同内側面に対して平行な保持帯が設けられ、該保持帯
と係止片対とによって連結部が形成されており、該連結
部を棚坂本体の表裏両側において緑部の各角部に頚設す
ることで棚板が形成されており、該棚板の連結部に結合
可能な断面略Ｌ字状の支持枠が両端部に夫々、棚板の連
結部に鉄合係止する連結部を有しており、この場合該連
結部８が保持帯と緑部との間の間隙に相当する厚みを有
し、且つ係止片に相対する箇所に凹部を有しており、さ
らに支持枠の内側には、該支持枠の長さ方向で互いに平
行に延び且つ支持帯の両側緑を挟持する２本の補強部が
設けられており、支持枠の下方の連結部を棚板の表側緑
部の連結部に夫々連結させ、同支持枠の上方の連結部に
、前記棚板と同一な棚板を該棚板の裏側縁部の連結部を
介して連結させて、以下、逐次支持枠及び棚板を適数個
用いて連結させ通数段の棚を形成し、また、分解に際し
ては、棚板の連結部の係止片と支持枠の連結部の係止凹
部との間隙に係止解除片を挿入し係止解除して分解する
ようにしたものである。

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

図中１は棚板であり、合成樹脂等で形成された略矩形盤
状の棚板本体２の周縁に帯状の縁部３を本体２の表裏方
向へ若干突出させて設け、この本体２角部４構成要素で
ある両緑部夫々の内側面に、切欠部５を角部４２等分線
の線対称となるよう適宜な長さで且つ若干の深さを夫々
形成し、且つ、両切欠部５側面上の角部４より若干離れ
た位置に一部を突出させて設けたテーパ状の係止片６（
第２図参照）を前記同様線対称をなすよう配して形成す
る。

また、角部４の内側には、切欠部５に対向し且つ平行し
て適宜な間隔をおいて、棚坂本体２に平行な横断面にお
いてＬ字状を呈する内角の保持帯７を形成し、この保持
帯７と前記切欠部５と係止片６とで棚板１の連結部８と
する。

この連結部８は、棚板１が４個の角部４を有し夫々の角
部４上下面に形成されるから、１枚の棚板１に対し計８
個持つこととなる。また、この棚板本体２の下面部表面
上には、その対角線上に適宜高さ及び断面形状の補強部
９を設けてある。

この棚板１を上下に適宜な間隔をおいて複数段に配置す
べく、棚板１の夫々の連結部８に連結する支持枠１０を
設ける。

この支持枠１０は断面略Ｌ字状を呈していて両端部に夫
々、棚板１の連結部８に鉄合係止する連結部８Ｃを有し
ており、この連結部８Ｃは縁部３と保持帯７との間の間
隙に相当する厚みを有し、且つ係止片６に対する箇所に
係止凹部１１を有している。そして、この支持枠１０の
枠板１２内面上には、前記棚板１の内角保持帯７の両縁
部を挟持するような状態で、支持枠１０長さ方向に２本
の補強部１３を、枠板１２の一部を帯状に突出すること
で設ける。

この２本の補強部１３により、棚板１と支持枠１０の結
合をより確実なものとして、組立られたケースのぐらつ
きを抑える効果があると同時に、支持枠１０自体の強度
を増している。また、この支持枠１０を、透明な或いは
光の透過率の大な合成樹脂等の材質を用いることによっ
て、棚板１上の陳列品をどの方向からも見ることができ
、且つ棚板１と棚板１上の陳列品をより実在感のあるも
のとして目立たせる効果をもたらすことも可能である。
また、この支持枠１０の長さ乃至高さを数種用意してお
くことで、陳列品形状に合わせて、棚板１の間隔を選択
でき、効率良い陳列を可能とする。次に、これが組立及
び使用を説明すると、棚板１上の角部４の上面の連結部
８Ａの間隙に、支持枠１０の連結部８Ｃを係止片６と係
止凹部１１が完全に係止するまで挿入し俵合させ、順次
他の上面の連結部８Ａにも、同様に支持枠１０を鉄合し
、然る後に二段目の棚部としての棚板１を下面連結部８
Ｂと前記計４本の支持枠１０の夫々の上部の連結部８Ｃ
とを合致させて鉄合させる。

この棚板１上に、前記最下段の棚部構成と同様にして計
４本の支持枠１０を夫々の連結部８Ａ，８Ｃを合致させ
て鉄合させる。同様に第３段、第４段・・・と逐次、棚
板１と支持枠１０とを鉄合して連結し、所望段数の陳列
ケースを得る。このように組立た陳列ケースは、独立し
た陳列ケースとして使用する他に、その陳列品高さに応
じた棚部高さを形成できることで、従来、それ自体では
段積み等が不可能で一段しか陳列できず、その上部空間
を開けていた既設の棚等に対してもこのケースを棚に置
くことで、段積みも可能となり有効な空間とすることも
できる。

この陳列ケースの分解に際しては、図に示すがごと〈、
４個の係止解除臭１４を棚板１最上段から１段下の棚板
１の上面部連結部８Ａと支持枠１０との夫々の間隙に挿
入し、この係止解除具１４の厚みによって、連結部８と
８Ｃの係止片６と係止凹部１１１とを離して係止解除し
ておき、最上段の棚板１を上方に持ち上げることによっ
て分解可能となる。

分解した最上段の棚部を前記係止解除片１４により、前
記同様にして棚板１と支持枠１０とに分解する。以下、
順次同様にして分解していく。この係止解除具１４は、
断面略凸状の上部体１５と、その上部体１５上面に垂直
に且つ中心線に沿って形成される略三角形状の補強板１
６と、上部体１５両端部をその長さ方向に対して略４５
０の角度で補強板１６と反対方向に析曲して形成するこ
とで前記連結部８と８Ｃの間隙部に挿入すべ〈形成した
解除片１７と、解除片１７内側に、解除片１７に平行し
て若干の間隙をおいて、解除片１７よりやや長く設けた
解除具１４の支持枠１０連結部８Ｃよりの脱落防止のた
めの補助片１８とを設けて一体に形成される。

そして、解除片１４は先端を斜めに切欠き、連結部に挿
入し易い形状とする。この係止解除臭１４は、前記形状
に係るものではなく、要するに連結部間隙に挿入できる
形状のものであれば良い。したがって、略矩形の棚板本
体２の周緑に帯状の緑部３を本体２の表裏方向へ突出さ
せて設けたから、緑部３により陳列品の脱落を防止し且
つ棚板１の補強を兼ねる効果を得る。

また棚板本体２を略矩形としたから、店内の隅部に無駄
な空間を作らず設置可能で、且つ、陳列品を効率良く陳
列可能としている。棚板１の角部４近傍の両緑部３表裏
夫々の内側面に設けられた突出した係止片６と、同じく
角部近傍の両縁部３表裏夫々の内側面に対向し且つ該内
側面から適宜な間隔をおいて同内側面に対して平行に設
けられた内角保持帯７とによって連結部８を形成し、こ
の棚板１の連結部８に鉄合係止する連結部８Ｃを両端部
に夫々備えた断面略Ｌ字状の支持枠１０を、前記棚板１
の連結部８に夫々連結させたから、角部４近傍の両緑部
３と内角保持帯７と棚板本体２との三方向より支持枠１
０を挟持し且つ角部４近傍の両綾部３内側面の係止片６
により二方向から係止するため、より強固な棚板１と支
持枠１０との結合を得て、組立たケースを堅牢なものと
する。

この場合図示の実施例のように角部近傍の両緑部の内側
面に支持枠１０の連結部８Ｃを受容する適宜な寸法の功
欠部５が設けられていると、棚板本体２におけるより大
きな収容面積を得ることができる。また、支持枠１０の
連結部８Ｃの挿入を容易にし且つ該連結部の非所望な係
合解除を防止すべ〈テーパ状に構成された係止片６と該
係止片と協働する係止凹部１１との採用により、ボルト
ナット等を用いることがないから、見た目に美しく体裁
を良いものとすると共に接着材等による止着を必要とし
ないので、簡易迅速に組立可能で且つ分解が可能である
。また、連結部８を角部４に設けたから、棚板１の大き
さに関係なく、連結部８を同一なものとして形成でき、
従って支持枠１０は同形状のもので良く、部品種類の減
少を図ることができ、且つ棚板１の大きさの違う陳列ケ
ースを組立可能としている。また、棚板１の連結部８に
支持枠１０を夫々連結させその支持枠１０の上方の連結
部８Ｃに前記棚板１と同一な棚板１を連結させて、以・
下、逐次棚板１を適数個用いて連結させたことで、同一
の部材にて所望段数の棚を有する陳列ケースを容易に組
立でき、またその部村が同形状のため製造コストを安価
にできる。また、分解に際しては、棚板１の連結部８の
係止片６と支持枠１０の連結部８Ｃの係止凹部１１との
間に係止解除臭１４を挿入し、係止解除して分解するよ
うにしたから、分解を迅速且つ容易に可能とし、また格
納時は分解されるため最小の空間しか必要としない。

このように本発明に依れば、組立分解自在で、その方法
も容易とし、且つ簡易な構造で製作コストを安価としな
がら、しかも堅牢で見た目に美しいといった種々の効果
を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を表わすもので、第Ｉ図は全体
を分解した斜視図、第２図は角部連結部の縦方向断面図
、第３図は第２図に於けるＡ−Ａ線断面図、第４図は係
止解除具の使用を示す断面図、第５図は同斜視図である
。１・・・棚板、２…棚坂本体、３・・・縁部、４・・・
角部、５…切欠部、６・・・係止片、７・・・保持帯、
８…連結部、８Ａ・・・上面連結部、８Ｂ…下面連結部
、８Ｃ・・・支持枠連結部、９…補強部、１０・・・支
持枠、１１…係止凹部、１２・・・枠板、１３・・・補
強部、１４・・・係止解除具、１５…上部体、１６・・
・補強板、１７…解除片、１８…補助片。第１図第２図第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

１組立分解自在な陳列ケースであつて、（イ）略矩
形の棚板本体２の周縁に帯状の縁部３が棚板本体２の表
裏方向へ突出した状態で設けられており、（ロ）棚板
本体２の表裏両側において縁部３の各角部４近傍の内側
面に、該角部から等間隔をおいて対をなすテーパ状の係
止片６，６が突設され、棚板本体２の表裏両側に、縁部
３の各角部４内側面に対向し且つ該内側面との間に一定
間隙を形成ししかも同内側面に対して平行な保持帯７が
設けられ、該保持帯７と係止片対６，６とによつて連結
部８Ａ，８Ｂが形成されており、（ハ）該連結部を棚
板本体２の表裏両側において縁部３の各角部に配設する
ことで棚板１が形成されており、（ニ）該棚板の連結
部８Ａ，８Ｂに結合可能な断面略Ｌ字状の支持枠１０が
両端部に夫々棚板１の連結部８Ａ，８Ｂに嵌合係止する
連結部８Ｃを有しており、この場合該連結部が保持帯７
と縁部３との間の間隙に相当する厚みを有し、且つ係止
片６，６に相当する箇所に凹部１１，１１を有しており
、さらに支持枠１０の内側には、該支持枠の長さ方向で
互いに平行に延び且つ保持帯７の両側縁を挟持する２本
の補強部１３が設けられており、（ホ）支持枠１０の
下方の連結部８Ｃを棚板１の表側縁部の連結部８Ａに夫
々連結させ、同支持枠１０の上方の連結部８Ｃに、前記
棚板１と同一な棚板１を該棚板の裏側縁部の連結部８Ｂ
を介して連結させ、以下、逐次支持枠１０及び棚板１を
適数個用いて連結させ適数段の棚を形成し、また、分解
に際しては、棚板１の連結部の係止片６と支持枠１０の
連結部８Ｃの係止凹部１１との間隙に係止解除片１７を
挿入し係止解除して分解するようにしたことを特徴とす
る組立分解自在な陳列ケース。