JP4293744B2 - フォークリフト及びそれに用いられるフォーク・アタッチメント - Google Patents

フォークリフト及びそれに用いられるフォーク・アタッチメント Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、フォークリフト及びそれに用いられるフォーク・アタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、フォークリフトは、左右一対のフォークを有するフォーク装置が取り付けられているものが一般的であり、その車両幅より広い長尺物を運搬する場合には、フォーク装置の左右のフォークの間隔を、その車両幅と略同じになるくらいに最大限広げて、前記長尺物を運搬するようにしている。
【0003】
ところが、このように、フォーク装置の左右のフォークの間隔を最大限広げて長尺物を運搬するようにしても、そのフォーク間隔よりも長尺物がかなり長いと、長尺物のうち車両の両側部より外側にはみ出した部分は、フォークにて支持されないので、撓みが発生し、その運搬が不安定になる。
【0004】
例えば特開2001−39693号公報に記載されるように、3本以上のフォークを有するフォークリフトも知られているが、このフォークリフトは、比較的小さな荷物を多数個運搬するするような場合に利用されるものである。このフォークリフトは、フォークリフトの幅(車両幅)にほぼ対応する間隔でもって配置された最外側のフォークの間に、その他のフォークが平行に配置されるものであるので、車両幅より長い長尺物を運搬する場合には、最外側のフォークの間での撓みは改善されるとしても、最外側のフォークから外側にはみ出す部分には撓みが発生し、その運搬が不安定になるのは、前述したものと同様であると考えられる。
【0005】
そこで、前記フォーク装置が、車両(フォークリフト)の両側部よりさらに外側に位置するフォークを備えるようにし、前述したような長尺物を運搬するようにすれば、車両幅より長い長尺物であっても車両の両側部より外側にはみ出した部分の撓みを抑制し、長尺物の運搬を安定させることができると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車両の両側部より外側に位置するフォークを備える構成とすると、狭い通路内を通行する際には、前記車両の両側部より外側に位置するフォークが通行の妨げとなって、スムーズに通行することができず、作業効率が低下する。
【0007】
本発明は、長尺物の運搬に適するフォークリフト及びそれに用いるフォーク・アタッチメントを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、
左右一対のメインフォークを有し車両幅にほぼ等しい幅を有するフォーク装置が取り付けられているフォークリフトであって、前記フォーク装置は、左右方向に平行に延びる上側及び下側のフィンガバーを有し、前記上側のフィンガバーは、上方に開放される上側係合部を有する一方、前記下側のフィンガバーは、下方に開放される下側係合部を有し、前記フォーク装置の前側に、フォーク・アタッチメントが着脱可能に取り付けられ、前記フォーク・アタッチメントが、前記フォーク装置の幅を越える長さを有する横部材と、前記横部材に固着され上下方向に延びる支持部材と、前記横部材に固着され、前記支持部材の外側に位置すると共に前記フォーク装置に取り付けられた状態で前記メインフォークの左右外側に位置するサブフォークと、前記支持部材の上下端部に設けられ、前記フォーク装置に着脱可能に取り付けられる上側及び下側取付部とを備え、前記上側取付部は、前記上側係合部に係脱可能に係合する下向きの上側爪部を有するものであり、前記下側取付部は、前記支持部材の下端部に固着されたブラケットであり、このブラケットに、前記下側係合部に係脱可能に係合する上向きの下側爪部を有する爪部材が、ピン部材を介して取り付けられている構成とする。
【0009】
このようにすれば、フォーク装置の前側に、フォーク・アタッチメントが着脱可能に取り付けられることで、フォーク装置のメインフォークの外側に、さらにサブフォークが配置されるようになる。その結果、フォークリフトの幅方向において、車両幅を超えて広範囲にわたってメインフォーク及びサブフォークが配列されるようになり、メインフォークのみでは、搬送が困難であった長尺物について安定して搬送することができる。
【0010】
また、長尺物を搬送しない場合は、フォーク・アタッチメントをフォーク装置から取り外しておけば、メインフォークのみとなり、通常のフォーク装置を有するものと同様の形態になるので、狭い通路内を通過する際に、フォーク・アタッチメントが邪魔になることもない。
【0012】
さらに、フォークリフトにおいて通常使用されているフォーク装置の上側及び下側のフィンガバーを利用して、フォーク・アタッチメントが簡単に取り付けられる。つまり、支持部材の下向きの上側爪部(上側取付部)を上側のフィンガバーの上側係合部に係合させると共に、下側のフィンガバーの下側係合部に爪部材の下側爪部を係脱可能に係合させ、その爪部材を、支持部材のブラケット(下側取付部)にピン部材を介して取り付けることで、フォーク装置に対してフォーク・アタッチメントが簡単に取付固定される。
【0013】
請求項2に記載のように、前記上側爪部は、上下方向の貫通孔を有し、この貫通孔に、前記フォーク・アタッチメントを前記上側のフィンガバーに固定するフォークストッパーが挿入される構成とすることができる。
【0014】
このようにすれば、フォークストッパーにて、フォーク・アタッチメントが上側のフィンガバーに固定され、不用意にはずれることがない。
【0015】
請求項3に記載のように、前記フォーク・アタッチメントは、さらに、前記フォーク装置に取り付けられた状態で、前記メインフォークの間に位置するサブフォークを有するようにしてもよい。
【0016】
このようにすれば、メインフォークの間にサブフォークが位置するようになるので、メインフォークの間において下方への撓みが生ずるような長尺物を搬送する場合には、その撓みはサブフォークによって規制される。よって、そのような長尺物について安定した搬送を図る上で、より一層有利となる。
【0017】
請求項4の発明は、左右方向に平行に延びる上側及び下側のフィンガバーを有し、前記上側のフィンガバーは、上方に開放される上側係合部を有する一方、前記下側のフィンガバーは、下方に開放される下側係合部を有し、左右一対のメインフォークを有するフォークリフトのフォーク装置に着脱可能に取り付けられるフォーク・アタッチメントであって、前記フォーク装置の幅を越える長さを有する横部材と、前記横部材に固着され上下方向に延びる支持部材と、前記横部材に固着され、前記支持部材の外側に位置するサブフォークと、前記支持部材の上下端部付近に形成され、前記フォーク装置に着脱可能に取り付けられる上側及び下側取付部とを備え、前記上側取付部は、前記上側係合部に係脱可能に係合する下向きの上側爪部を有するものであり、前記下側取付部は、前記支持部材の下端部に固着されたブラケットであり、このブラケットに、前記下側係合部に係脱可能に係合する上向きの下側爪部を有する爪部材が、ピン部材を介して取り付けられ、前記フォーク装置に取り付けられた状態で、前記サブフォークが前記メインフォークと並列な位置関係になる構成とする。ここで、「前記サブフォークが前記メインフォークと並列な位置関係になる」とは、前記サブフォークとメインフォークとが互いにほぼ平行に延び、それらの上側面がほぼ同一平面内に位置するようになっていることを意味し、サブフォークは、メインフォークの左右いずれの側に位置していてもよい。
【0018】
このようにすれば、長尺物を搬送する場合にのみ、フォークリフトのフォーク装置の前側に着脱可能に取り付けることで、メインフォークの外側にサブフォークが配置されるようになり、左右一対のメインフォークのみでは、搬送が困難であった長尺物も安定して搬送することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0020】
図1は本発明に係るフォークリフトのフォーク装置(一部のみ図示)にフォーク・アタッチメントが取り付けられた状態を示す斜視図、図2は前記フォーク装置を示す斜視図、図3は前記フォーク・アタッチメントを示す斜視図である。
【0021】
図1〜図3において、1は図示しないフォークリフトに取り付けられるフォーク装置で、フォークリフトの車両幅にほぼ等しい幅を有する。そして、フォーク装置1の前側には、長尺物の運搬時などの必要時にのみ、フォーク・アタッチメント2が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0022】
前記フォーク装置1の全体は、図2に示すように、左右に一定間隔を存して配設され上下方向に延びる左右のバックレスト11L,11Rの下部が、左右方向に平行に延びる上側及び下側のフィンガバー12,13にて連結されている。そして、フィンガバー12,13の後側に、左右方向において所定間隔を存してリフトブラケット14L,14Rが固着されている。また、左右のバックレスト11L,11Rの上部は、フレーム部材17にて連結されている。
【0023】
上側のフィンガバー12の上部には上方に開放され左右方向に延びる上側係合溝部12aが、下側のフィンガバー13の下部には下方に開放され左右方向に延びる下側係合溝部13a(図6及び図10参照)がそれぞれ形成されている。また、上側のフィンガバー12の前記上側係合溝部12aの前側には、切欠き凹部12bが左右方向において所定間隔でもって形成されている。そして、この上側及び下側係合溝部12a,13a、切欠き凹部12bを利用して、左右一対のメインフォーク15,15が着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0024】
各メインフォーク15は、図4に示すように、鉛直部15Aと、その鉛直部15Aの下端より前記鉛直部15Aに直交する方向に延びる水平部15Bとを有する。前記鉛直部15Aの上部には、前記上側係合溝部12aに係脱可能にかつ横方向に移動可能に係合する下向きの上側係合爪部15aが設けられている。また、前記鉛直部15Aの下部には、前記下側係合溝部13aに係脱可能にかつ横方向に移動可能に係合する上向きの下側係合爪部15bが設けられている。
【0025】
そして、前記係合爪部15aの部分には、上下方向(鉛直方向)の貫通孔15c(図8参照)が形成されており、係合爪部15aが係合溝部12aに係合した状態において、その貫通孔15cに、フォークストッパー16(図1及び図2参照)を挿入して、先端部を前記切欠き凹部12b内に位置させることで、前記メインフォーク15を前記上側のフィンガバー12に対して固定し、横方向に移動しないように取付られる。
【0026】
前記フォーク・アタッチメント2は、図3及び図5、図6に示すように構成されている。すなわち、前記フォークリフトの車両幅にほぼ対応するフォーク装置1の横幅を越える上側及び下側の横部材31,32の背面側であって端部より中央部寄りに、上下方向に延びる支持部材33,33が固着され、さらに、それらの外側である端部に、メインフォーク15とほぼ同一形状のサブフォーク34が固着されている。そして、前記支持部材33の上部には、図6〜図8に示すように、前記メインフォーク15の場合と同様の構成の係合爪部33aが設けられ、この係合爪部33aが、上側のフィンガバー12の上側係合溝部12aに係脱可能にかつ横方向に移動可能に係合するように構成されている。
【0027】
一方、前記支持部材33の下部には、図6及び図9〜図11に示すように、ピン孔35aを有する一対のブラケット35(下側取付部)が突出するように固着されている。そして、支持部材33の下部を下側のフィンガバー13に対し取り付けるには、下側のフィンガバー13の下側係合溝部13aに係合する爪部材36を用いる。この爪部材36は、前記両ブラケット35間の間隔より幅が狭く、前記ピン孔35aに対応するピン孔36aを有している。
【0028】
そして、フォーク・アタッチメント2を、フォーク装置1の上側及び下側のフィンガバー12,13に対して着脱可能に取り付けるには、まず、前記係合爪部33aを、上側のフィンガバー12の上側係合溝部12aに前側から係合させる。その状態で、係合爪部材36を、下側のフィンガバー13の下側係合溝部13aに係脱可能に係合させると共に、それのピン孔36aが前記ブラケット35のピン孔35aに一致するように前記ブラケット35の間に位置させる。それから、前記両ピン孔35a,36aに対して固定ピン37を挿入し、割ピン38を適用して固定ピン37が、前記両ピン孔35a,36aから不用意に抜けないようにすればよい。
【0029】
このように、フォーク装置1の前側に、フォーク・アタッチメント2を着脱可能に取り付ければ、フォークリフトが備える左右一対のメインフォーク15,15の外側に、さらにサブフォーク34が配置されることになる。よって、メインフォーク15,15の外側に位置し下方に撓むようになっていた部分がサブフォーク34によって支持されるようになるので、左右一対のメインフォーク15,15のみでは支持しにくく搬送が困難であった長尺物も、安定して搬送することが可能となる。すなわち、メインフォーク15,15とそれらの外側に位置する一対のサブフォーク34,34との協働作用によって、長尺物の支持が安定し、搬送することが可能となる。
【0030】
また、長尺物を搬送しない場合は、前記割ピン38を外して固定ピン37を、両ピン孔35a,35bから引き抜き、上側係合爪部33aの係合を解除して、フォーク・アタッチメント2をフォーク装置1から取り外しておけば、フォーク装置1のみがフォークリフトの前側に配設されることとなり、メインフォークのみを有する通常のフォークリフトとなる。よって、その状態では、通常のフォークリフトとなんら変わらず、狭い通路であっても無理なく通過することができる。フォークアタッチメントが取り付けられていないので、狭い通路の通過に際して、邪魔になるということがないからである。
【0031】
さらに、フォーク装置1のフィンガバー12,13を利用して、フォーク・アタッチメント2を取り付けるようにしているので、特別な構造とする必要がなく、簡単な構造でもって、フォーク・アタッチメント2を着脱可能に取り付けることができる。それに加えて、フォーク・アタッチメント2を、支持部材33の係合爪部33aの部分で、フォークストッパー16を用いて前記上側のフィンガバー12に固定するようにしているので、メインフォーク15の場合と同様に、フォークストッパー16にて、フォーク・アタッチメント2を固定し、不用意に外れないようにすることができる。
【0032】
前記実施の形態においては、フォーク・アタッチメント2がフォーク装置1に取り付けられた状態では、メインフォーク15の外側だけにサブフォーク34が配置されるようになっているが、例えば図12に示すように、フォーク・アタッチメント2'がフォーク装置1に取り付けられた状態で前記メインフォーク15の間にサブフォーク41が位置する構成とすることも可能である、
このようにすれば、メインフォーク15の間において下方への撓みが生ずるような長尺物を搬送する場合に、メインフォーク15に間における撓みを、前記サブフォーク41によって規制することができ、安定した搬送を図る上で、より一層有利となる。
【0033】
また、前記実施の形態においては、車両の上下方向の係合関係でフォーク・アタッチメント2.2'をフォーク装置1に着脱可能に取り付けるようにしているが、本発明はそれに限定されるものではなく、例えば図13及び図14に示すように、車両の左右方向の係合関係で着脱可能に取り付けるようにすることも可能である。
【0034】
すなわち、図13及び図14に右側部分についてのみ示すが、左右一対のメインフォーク15を有するフォークリフトのフォーク装置1に着脱可能に取り付けられるフォーク・アタッチメントであって、前記フォーク装置1の幅を越える長さを有する上側及び下側の横部材31,32と、前記横部材31,32の左右両側であってそれらの間に設けられ横ずれを防止する平板状のストッパ部材42と、このストッパ部材42の中央寄り側に設けられ左右外方に開放される水平断面コ字形状の係合部材43と、前記横部材31,32に固着され、前記ストッパ部材42より外側に位置するサブフォーク34とを備える構成とすることができる。前記ストッパ部材42と係合部材43とは、上側及び下側の横部材31,32を上下方向において連結するように設けられている。前記ストッパ部材42は、左右方向の位置決めのために、フォーク装置1の左右の縦部材(上側及び下側のフィンガバー12,13を上下方向に連結するものであればよい)とほぼ等しい間隔で持って設けられている。またストッパ部材42は、フィンガバー12の下面とフィンガバー13の上面との間隔にほぼ等しい高さを有する。また、係合部材43に、メインフォーク15の鉛直部15Aに係脱可能に係合するように構成され、その係合状態では、車両の前後方向にほとんどガタのない状態となる。
【0035】
フォーク装置1にフォーク・アタッチメント2”に着脱可能に取り付けるには、図13に示すように、地上に載置されたフォーク・アタッチメント2”に対し後側からフォーク装置1のメインフォーク15を挿入し、フォーク装置1の左右の縦部材44にストッパ部材42がそれぞれ当接する状態とする。このとき、ストッパ部材42の上下は、上側及び下側のフィンガバー12,13の下面及び上面に当接しており、上下方向のストッパとしても機能する。それから、メインフォーク15を右方向あるいは左方向に移動(スライド移動)させることで、図14に示すように、メインフォーク15の鉛直部15Aに係合部材43を着脱可能に係合させ、その係合状態でフォークストッパー16を用いてメインフォーク15を固定する。これによりフォーク・アタッチメント2”がフォーク装置1に着脱可能に取り付けられ、前記フォーク装置1に取り付けられた状態で、前記サブフォークが前記メインフォーク15と並列な位置関係になる。
【0036】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0037】
請求項1の発明は、フォーク装置の前側に、フォーク・アタッチメントを着脱可能に取り付け、メインフォークの外側に、さらにサブフォークを配置するようにしているので、メインフォークのみでは、搬送が困難であった長尺物も安定して搬送することができる。また、長尺物を搬送しない場合は、フォーク・アタッチメントを取り外すことで、通常のフォーク装置と同様にメインフォークのみとなるので、狭い通路内を通過する際にフォーク・アタッチメントが邪魔になることもない。
【0038】
とくに、通常使用されているフォークリフトのフォーク装置のフィンガバーを利用して、フォーク・アタッチメントを取り付けるので、フォーク・アタッチメントを簡単に着脱可能に取り付けることができる。
【0039】
請求項2に記載のように、前記上側爪部が、前記フォーク・アタッチメントを前記上側のフィンガバーに固定するフォークストッパーを挿入できる貫通孔を有するようにすれば、フォークストッパーにて、フォーク・アタッチメントをフォーク装置に固定し、不用意に外れないようにすることができる。
【0040】
請求項3に記載のように、前記フォーク・アタッチメントが、前記フォーク装置に取り付けられた状態で、前記メインフォークの間に位置するサブフォークを有するようにすれば、メインフォークの間において下方への撓みが生ずるような長尺物を搬送する場合に、メインフォークに間における撓みを、サブフォークによって規制することができ、安定した搬送を図る上で、より一層有利となる。
【0041】
請求項4の発明は、フォークリフトのフォーク装置の前側に着脱可能に取り付けるようにしているので、長尺物の搬送時には取り付けることで、メインフォークの外側にサブフォークを配置し、長尺物も安定して搬送することができ、長尺物を搬送しない場合には取り外すことで、通常のフォーク装置と同様にメインフォークのみとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフォークリフトのフォーク装置にフォーク・アタッチメントが取り付けられた状態を示す斜視図である。
【図2】前記フォーク装置を示す斜視図である。
【図3】前記フォーク・アタッチメントを示す斜視図である。
【図4】図1のA−A線における断面図である。
【図5】図1のB−B線における断面図である。
【図6】図1のC−C線における断面図である。
【図7】図6のD部を拡大して示す斜視図である。
【図8】図6のD部の詳細図である。
【図9】フォーク・アタッチメントの支持部材下部周辺の分解斜視図である。
【図10】図6のF部を拡大して示す拡大図である
【図11】図6のG方向矢視図である。
【図12】フォーク・アタッチメントの他の実施の形態を示す図3と同様の図である。
【図13】別の実施の形態(右側部分のみ)を示す説明図で、フォーク装置に取り付ける前の状態を示す。
【図14】別の実施の形態(右部分のみ)を示す説明図で、フォーク装置に取り付けた後の状態を示す。
【符号の説明】
1 フォーク装置
2,2',2” フォーク・アタッチメント
12 上側のフィンガバー
12a 上側係合溝部
12b 切欠き凹部
13 下側のフィンガバー
13a 下側係合溝部
15 メインフォーク
15a 上側係合爪部
15b 下側係合爪部
15c 貫通孔
16 フォークストッパー
31 上側の横部材
32 下側の横部材
33 支持部材
33a 係合爪部
34 サブフォーク
35 ブラケット
35a ピン孔
36 爪部材
36a ピン孔
37 固定ピン
38 割ピン
41 サブフォーク

Claims (4)

  1. 左右一対のメインフォークを有し車両幅にほぼ等しい幅を有するフォーク装置が取り付けられているフォークリフトであって、
    前記フォーク装置は、左右方向に平行に延びる上側及び下側のフィンガバーを有し、前記上側のフィンガバーは、上方に開放される上側係合部を有する一方、前記下側のフィンガバーは、下方に開放される下側係合部を有し、
    前記フォーク装置の前側に、フォーク・アタッチメントが着脱可能に取り付けられ、
    前記フォーク・アタッチメントが、
    前記フォーク装置の幅を越える長さを有する横部材と、
    前記横部材に固着され上下方向に延びる支持部材と、
    前記横部材に固着され、前記支持部材の外側に位置すると共に前記フォーク装置に取り付けられた状態で前記メインフォークの左右外側に位置するサブフォークと、
    前記支持部材の上下端部に設けられ、前記フォーク装置に着脱可能に取り付けられる上側及び下側取付部とを備え、
    前記上側取付部は、前記上側係合部に係脱可能に係合する下向きの上側爪部を有するものであり、前記下側取付部は、前記支持部材の下端部に固着されたブラケットであり、このブラケットに、前記下側係合部に係脱可能に係合する上向きの下側爪部を有する爪部材が、ピン部材を介して取り付けられていることを特徴とするフォークリフト。
  2. 前記上側爪部は、上下方向の貫通孔を有し、この貫通孔に、前記フォーク・アタッチメントを前記上側のフィンガバーに固定するフォークストッパーが挿入される請求項1記載のフォークリフト。
  3. 前記フォーク・アタッチメントは、さらに、前記フォーク装置に取り付けられた状態で、前記メインフォークの間に位置するサブフォークを有する請求項1または2記載のフォークリフト。
  4. 左右方向に平行に延びる上側及び下側のフィンガバーを有し、前記上側のフィンガバーは、上方に開放される上側係合部を有する一方、前記下側のフィンガバーは、下方に開放される下側係合部を有し、左右一対のメインフォークを有するフォークリフトのフォーク装置に着脱可能に取り付けられるフォーク・アタッチメントであって、
    前記フォーク装置の幅を越える長さを有する横部材と、
    前記横部材に固着され上下方向に延びる支持部材と、
    前記横部材に固着され、前記支持部材の外側に位置するサブフォークと、
    前記支持部材の上下端部付近に形成され、前記フォーク装置に着脱可能に取り付けられる上側及び下側取付部とを備え、
    前記上側取付部は、前記上側係合部に係脱可能に係合する下向きの上側爪部を有するものであり、前記下側取付部は、前記支持部材の下端部に固着されたブラケットであり、このブラケットに、前記下側係合部に係脱可能に係合する上向きの下側爪部を有する爪部材が、ピン部材を介して取り付けられ、
    前記フォーク装置に取り付けられた状態で、前記サブフォークが前記メインフォークと並列な位置関係になることを特徴とするフォーク・アタッチメント。
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