JP4293609B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特に不正行為を防止するための遊技機に関する。
スロットマシン等の遊技機において、遊技者が所定の枚数のメダルや遊技球等の遊技媒体を遊技機に投入してゲームを楽しむことができる。遊技に必要な遊技媒体は、遊技ホール内に設けられた遊技媒体貸機等で借りることができ、所望の遊技機の遊技媒体投入口に投入することによりゲームを開始することができる。
スロットマシンは、基本的に絵柄が揃ったときに賞品としてメダルを払い出すものであるが、絵柄が揃うかどうかは内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。また、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、小役などのさまざまな賞も内部のコンピュータによる抽選の結果に従う。抽選の処理の内容は所定の範囲内で設定変更が可能であり、遊技機が設置されるホールなどにおいて店側により設定作業が行われる。設定変更は、遊技機の扉を開け、電源部に設けられた設定キースイッチをオンにしつつ電源スイッチをオフからオンにし、設定変更可能なモードに移行した後、設定変更スイッチを押す等の所定の操作手順により行われた。
特願2002−302766「遊技機」
遊技者のごく一部に不正行為(いわゆるゴト行為)を行う者がいた。例えば、設定操作を不正に行うことにより、遊技機の設定を自己に有利なものに不正に変更する者がいた。また、遊技者に有利になるようにプログラムを不正に変更した記憶装置(ROM)に差し替えることも行われているようである。このような不正行為を防止するために、遊技機の扉には鍵が設けられて容易に開閉できないようになっているが、それでも遊技機の扉が不正に開閉されることがある。不正に扉が開放されたことを検知するために、押しボタン式スイッチやフォトインタラプタなどのセンサを遊技機に取り付ける必要がある。しかし、センサでは、それが機能しないように工作されることもあり、不正行為による扉の開放を検知できないこともあった。
この発明は、斯かる不正行為を防止することを目的とし、遊技機の扉の開放を確実に検知できる遊技機を提供することを目的とする。
この発明は、筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
光又は電波の信号を送信する送信部と前記信号を受信する受信部とを含み、前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるための第1レール及び第2レールと、前記扉開放検出センサの送信部と受信部を前記第1レール及び前記第2レールにそれぞれ移動可能に取り付ける第1取り付け機構及び第2取り付け機構とを備え、前記第1レールは、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記第2レールは、前記扉の周囲に設けられ、前記第1取り付け機構により前記送信部又は前記受信部の一方を前記第1レールの任意の位置に取り付け、前記第2取り付け機構により前記送信部又は前記受信部の他方を前記第2レール上であって、前記扉を閉じた状態で前記第1レールに取り付けられた前記送信部又は前記受信部と対向する位置に取り付けたものである。
この発明は、筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるためのレールと、前記扉開放検出センサを前記レールに沿って移動させるための駆動部とを備え、前記レールは、前記扉の周囲に設けられるか、又は、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記駆動部は、前記扉の開閉、電源の投入又は切断、前記処理部の内部設定の変更を含む予め定められた契機で前記扉開放検出センサを移動させるものである。
この発明は、筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
光又は電波の信号を送信する送信部と前記信号を受信する受信部とを含み、前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるための第1レール及び第2レールと、前記扉開放検出センサの送信部と受信部をそれぞれ前記第1レール及び前記第2レールに沿って移動させるための第1駆動部及び第2駆動部とを備え、前記第1レールは、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記第2レールは、前記扉の周囲に設けられ、前記送信部又は前記受信部の一方を前記第1駆動部により前記第1レール上を移動可能に取り付け、前記送信部又は前記受信部の他方を前記第2駆動部により前記第2レール上を移動可能に取り付け、前記第1駆動部又は前記第2駆動部の一方は、前記扉の開閉、電源の投入又は切断、前記処理部の内部設定の変更を含む予め定められた契機で前記扉開放検出センサの前記送信部又は前記受信部を移動させ、前記第1駆動部又は前記第2駆動部の他方は、前記扉を閉じた状態で前記送信部と前記受信部が対向するように前記扉開放検出センサの前記送信部又は前記受信部を移動させるものである。
好ましくは、前記扉開放検出センサの移動量又は移動後の位置をランダムに選択する。
本発明によれば、扉開放検出センサの取り付け位置を可変にしたので、センサの位置を変更することにより特定の設置位置を狙ってセンサに工作を加えるといった不正行為やその器具を無効にすることができる。すなわち、扉開放検出センサの位置が一定でなくその位置の把握が困難になるので、上記不正行為を抑止することができる。扉開放検出センサの位置を自動的に頻繁に変化させるようにすれば、さらに不正行為を困難にすることができる。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係るスロットマシン及びその不正行為の防止方法について図面を参照して説明する。
図1は前扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1はスロットマシン100を示す。このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた前扉130とを備えている。前記前扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに右側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。前扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。遊技用のメダルをメダル投入口132に投入するか若しくはベットスイッチ137の操作を条件に、スタートスイッチ134を操作すると3つのリールが回転を開始し、ゲームがスタートする。キャンセルスイッチ(キャンセルボタンとも呼ぶ)138は投入済みのメダルの返却を求めるためのものである。
図2はスロットマシン100の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板(処理部)1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板(副処理部)2とを備える。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リール(回胴)の回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
メイン基板1は、スタートスイッチ134及びストップスイッチ140の操作に基づき回転リール(回胴)40の回転及び停止を制御する際に、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の抽選を行う図示しない入賞抽選手段を含む。この入賞抽選手段による抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、この入賞フラグ成立中に、回転リール(回胴)40の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、記憶手段であるROMおよびRAMを含む。
サブ基板2はメイン基板1からコマンド信号をうけ、これに従って演出等の処理を行う。コマンド信号の流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド信号等が出されることはない。
メイン基板1には扉開放検出センサSの信号が入力されている。メイン基板1は、このセンサSの出力信号に基づき扉の開放を判断し、必要に応じてその旨を報知したり、エラー処理を行う。例えば、扉の開放を示す警報音を吹鳴させたり、ランプ等を点滅させたりする。通常遊技の実行を停止し、この状態をリセットスイッチが操作されるまで保持するようにしてもよい。
メイン基板1にはスタートスイッチ134,ストップスイッチ140,リール(回胴)駆動部70,リール(回胴)位置検出回路71、ホッパー駆動部80、メダルの貯留と払い出しを行うホッパー81及びホッパー81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には図示しない液晶表示部の制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。以下、スタートスイッチ134,ストップスイッチ140を除く、これらの周辺基板/装置について説明する。
リール(回胴)駆動部70は、3つのリール(回胴)40を回転駆動する図示しないステッピングモータを駆動する回路である。各ステッピングモータはリール(回胴)駆動回路70によって1−2相励磁されており、所定数のパルスの駆動信号が供給されるとそれぞれ1回転する。
リール(回胴)位置検出回路71は、リール(回胴)40の近傍に設けられてリール(回胴)40の回転位置を検出するための図示しないホトセンサから出力パルス信号を受け、3つのリール(回胴)40それぞれの回転位置を検出し、その検出信号を出力するものである。図示しないホトセンサは各リール(回胴)40が一回転する毎に各リール(回胴)40に設けられた遮蔽板を検出してリセットパルスを発生する。このリセットパルスはリール(回胴)位置検出回路71を介してメイン基板1のCPUに与えられる。メイン基板1のRAM内には、各リール(回胴)40について一回転の範囲内における回転位置に対応した計数値が格納されており、CPUはリセットパルスを受け取ると、RAM内に形成されたこの計数値を“0”にクリアする。このクリア処理により、各図柄の移動表示と各ステッピングモータの回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されている。
ホッパー駆動部80は、メダルを収納するとともに指示された枚数のメダルを払い出すホッパー81の図示しないモータを駆動する回路である。
メダル検出部82は、ホッパー81から払い出されるメダル数を計数するためのものである。メイン基板1のCPUは、このメダル検出部82から受けた実際に払い出しのあったメダル計数値が所定の配当枚数データに達した時に、ホッパー駆動部80による駆動を停止させ、メダル払い出しを終了させる。ホッパー駆動回路80,メダル検出部82により、遊技の結果に基づいて所定枚数のメダルが遊技者に払い出される。
液晶制御基板200は、図示しない液晶表示部を駆動するための回路である。
スピーカ基板201は、図示しないスピーカを吹鳴駆動するための回路である。
LED基板202は、図示しない表示ランプやバックランプを駆動するための回路である。
なお、メイン基板1のROMには、このスロットマシン100で実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムとして記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボル(図柄)テーブルおよび入賞図柄組合せテーブル等がそれぞれ区分されて格納されている。入賞確率テーブルは、抽出された乱数を各入賞態様に区分けするように区分されており、発生する一定範囲の乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶している。すなわち、入賞確率テーブルは、取り得る乱数の全領域に対応して、各入賞態様ごとに区分された領域を有するものである。例えば、0〜一定数の範囲を複数に区分し、ひとつの区分(領域)を外れとし、他の区分(領域)を入賞1、入賞2、・・・というように設定する。抽出された乱数データは、乱数の全領域中の各入賞態様ごとに区分された入賞判定領域データそれぞれと照合し、当該抽出乱数データが属する入賞態様に対応する当選が決定される。例えば、抽出された乱数の数値が、入賞確率テーブル5のどの区分(領域)に属するか調べ、その区分が例えば入賞1の区分であれば「入賞1」と判定される。同様に、抽出された乱数の数値が入賞判定テーブル5の外れの区分(領域)に属すれば「外れ」と判定される。抽選処理の評価が例えば外れの場合は所定の図柄が揃わないように設定され(いわゆる蹴飛ばし)、当たりの場合はストップスイッチ134が所定のタイミングで押下されることなどを条件に所定の図柄が揃うように設定される(いわゆる引き込み)。そして、所定の図柄が揃えば入賞図柄に相当するメダルが払い出される。各種の入賞はこのような入賞確率テーブルのデータ設定に応じた確率の下で発生するため、遊技者の技量に極端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内でのトータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されている。
図3はスロットマシン筐体の前扉130を開けた状態を示す斜視図である。図3の例では、前扉130はその上側の部分130−1と同下側の部分130−2とから構成され、上側の部分130−1と同下側の部分130−2をそれぞれ独立に開閉できる前扉を示す。図3ではそれら両方を開いた状態を示している。遊技機筐体120の右端(前扉のヒンジと反対端)には上下方向に沿って第1レール150aと150bが設けられている。これらに対し前扉130を閉めた状態でそれらに対応するように、前扉130の上側の部分130−1と同下側の部分130−2の左端(前扉のヒンジと反対端)には上下方向に沿って第2レール151aと151bが設けられている。別の表現をすれば、第1レール150aと150bは遊技機筐体120の開口の周囲に前扉130に向けて設けられ、第2レール151aと151bは前扉130の周囲に遊技機筐体120の内部に向けて設けられている。
第1レール150aと150b,第2レール151aと151b上のどの位置にセンサを取り付けても前扉の部分130−1と130−2の開放検出がそれぞれ可能なように、これらを取り付ける。典型的には図3に示すように前扉130の右端内側と遊技機筐体120の開口右端に平板や断面L字形状、断面コ字形状又は断面C字形状のアングルを取り付ける。この際、前扉130−1を閉じた状態で、第1レール150aと第2レール151aが近接しかつ平行になるように配置する。このように配置すればセンサSをレールの任意の位置に移動させても、その検出感度等を常に同じに保つことができる。前扉130−2についても同様である。なお、センサの移動範囲が限定されている場合、少なくともその範囲内の任意の位置で扉の開放検出が可能なようにしておけばよく、図3に示すように前扉130−1や130−2の全範囲にわたってレールを設ける必要はない。
また、図3において点線で示すように、第2レール151cと151dを前扉130の上側の部分130−1と同下側の部分130−2の上端(又は下端)にほぼ水平に設け、これに対応して第1レール150cと150dを遊技機筐体120の開口にほぼ水平に設けるようにしてもよい。ただし、この場合はセンサの取り付け位置によりセンサの検出感度が変化することがある(センサを右端に配置したときは前扉130をわずかに開いたときでも検出できるが、センサを左端に配置したときは前扉130を大きく開かないと検出できなくなる)。これに対し、第1レール150a,150bや第2レール151a,151bのように、レールをほぼ垂直方向に設ける(別の表現をするとヒンジの回転軸にほぼ平行に設ける)ようにすると、センサの取り付け位置にかかわらず検出感度をほぼ同じにできる。検出感度のばらつきを抑える観点からは、第1レール150a,150bや第2レール151a,151bのような縦方向の配置が好ましい。
第1レール150aと150bには扉開放検出センサSの受信部S−RaとS−Rbがそれぞれ設けられ、第2レール151aと151bには扉開放検出センサSの送信部S−TaとS−Tbがそれぞれ設けられている。これらセンサは各レール上を移動可能に取り付けられている(図4参照)。送信部又は受信部の一方を任意の位置に取り付けたら、他方をそれに対応する位置に取り付けるようにする。なお、送信部と受信部を逆に取り付けるようにしてもよい。図3の扉開放検出センサSは、光又は電波の信号を送信する送信部と前記信号を受信する受信部とを含み、前記受信部の出力信号に基づき前記扉の開放を検出するものである。なお、図3の扉開放検出センサSは一例であって、他の種類のセンサを使用することができる。例えば機械式のスイッチを用いることもでき、この場合は第1レール150又は第2レール151のいずれか一方にセンサを設ければよく、レールはひとつで済む(センサの具体例は後述する)。
扉開放検出センサSの送信部と受信部は、それぞれネジ等を用いた取り付け機構により取り付けられる。図4にその例を示す。図4(a)乃至(c)は、第1レール150a及び/又は150bにセンサS−Ra及び/又はS−Rbを取り付けた状態を上側から見た図である。第2レール151の取り付け方法も同様であるので、その説明は省略する。
図4(a)は断面L字状のレール150にセンサS−Rを取り付け機構152−1と152−2を用いて取り付けた状態を示す。取り付け機構152−1は断面コの字状の金具であり一方にセンサS−Rを取り付け、他方にネジ穴を設けてある。金具152−1の溝をレール150に嵌め込み、前記ネジ穴に取り付けネジ152−2をねじ込み、その先端をレール150に当てることによりセンサを固定する。ネジ152−2を緩めればセンサS−Rをレールに沿って動かすことができ、任意の位置で再び固定することができる。
図4(b)は断面C字状のレール150にセンサS−Rを取り付け機構152−3で取り付けた状態を示す。取り付け機構152−3にはレール150の端に嵌め合う溝が設けてあり、これによりセンサS−Rはレール150上を移動することができる。好ましくは、取り付け機構152−3の溝に図示しないバネを設け、当該バネで押圧することによりレール150との接触抵抗を増やし、センサS−Rが自然に移動(落下)しないようにする。
図4(c)は断面L字状のレール150にセンサS−Rを取り付け機構152−4と152−5を用いて取り付けた状態を示す。板状の取付機構152−4にはネジ穴が設けられ、レール150を貫通したネジ152−4で取り付けられる。好ましくは、レール150に予めいくつかの貫通穴を設けておく。この場合、レール150の全ての位置でセンサS−Rを取り付けることができなくなるが、貫通穴を多数設けておけば実用上支障はない。却ってセンサS−RとセンサS−Tの位置合わせが容易にできる利点がある(なお、本発明にいう「任意の位置」は、予め設けられた複数の位置(上記貫通穴の位置)のいずれかを選択すること含み、センサの取り付け位置をレールの全範囲に渡って連続的に選択できることのみを意味しない)。
従来の扉開放検出センサの設置場所は固定であった。設置個所が明確であるため不正行為の対象になりやすい。例えば、当該センサが作動しないような器具を用いて不正行為を行う可能性がある。本発明は、扉開放検出センサの位置をカスタマイズ(任意に設定)できるような機構を提供する。具体的には、扉開放検出センサの設置にあたり、上下に移動できるようなレール状の機構を設け、そのレール上であれば自由に扉開放検出センサを移動・固定できるようにした。上記機構により扉開放検出センサの位置を個々の装置ごとに変えることができるのみならず、出荷後にも変更が可能になる。
次に、扉開放検出センサについて説明を加える。送信部と受信部とからなる光電式スイッチ(発光ダイオードとフォトダイオードの組み合わせやフォトインタラプタ)などのセンサは例えば図3に示すように使用する。他にも、マイクロスイッチやリードスイッチなどの機械式スイッチ、扉が開いたときの距離を測るポテンショメータや扉が開いたときの角度を測るロータリエンコーダなどを扉開放検出センサとして用いることができる。
図5(a)は機械式スイッチをセンサSとして取り付けた状態を示す。図5(a)は上面図であり、同図においてレール150の表示は省略している。前扉130が閉じた状態(点線の状態)では、センサSの可動部Aが前扉130で押し込まれていてスイッチの接点がオンになっているが、前扉130が開いた状態(実線の状態)では、センサSの可動部Aが突出している(A’の状態)。この状態でスイッチの接点はオフになっている。
図5(b)は光電装置をセンサSとして取り付けた状態を示す。センサSは、フォトダイオード等の受光素子S−PDと、受光素子S−PDを覆う筒状のケースS−sと、ケースS−sの開口を覆う蓋(遮蔽部)S−rとを備える。前扉130が閉じた状態(点線の状態)では、センサSのケースS−sの開口(前面)が前扉130に設けられた蓋(遮蔽部)S−rで覆われているので受光素子S−PDは光を検出しない(オン状態)。前扉130が開いた状態(実線の状態)では受光素子S−PDの前面は開放され光を検出する(オフ状態)。
図6(a)は機械式スイッチをセンサSとして取り付けるとともに、前扉130の内側にワイヤやアームなどの作動部S−Wを設け、その端に作用端S−Waを設けたものである。前扉130を十分に開くと作用端S−WaがスイッチSの可動部Aを動かすことにより、スイッチSはオフ状態になる。可動部Aは図の矢印方向に付勢されていて、前扉130が閉じた状態でオン状態になる。
図6(b)はポテンショメータなどの電気的な変位測定器をセンサSとして用いたものである。前扉130の開閉によりセンサSの電気的変位(抵抗値、電圧値など)が変化する。この出力をコンパレータで予め定めた基準値と比較することにより、ある一定程度(しきい値)以上前扉130が開かれたときにセンサSがオフ状態になるようにできる。
図6(a)(b)によれば、前扉130が予め定められた距離又は角度以上開いたことにより開状態を検出するように構成できる。図5(a)においてもスイッチの取り付け位置や可動部の長さを調整することにより同様に構成できる。
本発明の実施の形態1によれば、扉開放検出センサの取り付け位置を可変にしたので、個々の遊技機ごとにセンサの位置を変更することにより特定の設置位置を狙ってセンサに工作を加えるといった不正行為やその器具を無効にすることができる。すなわち、扉開放検出センサの位置が一定でなくその位置の把握が困難になるので、上記不正行為を抑止することができる。出荷後においても扉開放検出センサの取り付け位置を変えることができるので、更に効果的である。
発明の実施の形態2.
扉開放検出センサの取り付け位置を可変にするとともに、当該センサを自動的に移動させるようにしてもよい。以下、発明の実施の形態2に係る装置/方法について、図7乃至図9を参照して説明を加える。
図7は発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図を示す。160は扉開放検出センサSを移動させるセンサ駆動部である。センサ駆動部160は、センサSを移動させる契機(タイミング)かどうか判定する移動タイミング判定部160aと、移動する際にセンサSの移動量を決定する移動量決定部160bとを備える。センサを任意のタイミングで移動させてもよいが、不正行為防止の観点から扉の開閉の度に移動させることが考えられる。扉を開けたときにセンサSの位置を盗み見られても、閉じた後にセンサSが自動的に移動すればセンサSに対して工作することが困難になるからである。同様に、扉を開けて行う操作である設定変更や電源の入/切のタイミングでセンサSを移動させるようにしてもよい。
図8はセンサ駆動部160の駆動機構の説明図である。図8(a)はセンサS−Rの取り付け状態の正面図である(筐体120の表示は省略している)。同図(b)はA−A矢視断面図である。センサS−Rは、断面C字状のレール150に取り付け機構160−1で取り付けられる。取り付け機構160−1にはレール150の端に嵌め合う溝と、ネジ穴が設けてあり、前記溝によりセンサS−Rはレール150上を滑動することができるとともに、前記ネジ穴を貫通するネジ160−2により上下に駆動される。ネジ160−2はレール150全体に渡って設けてあり、例えばレール150の上端と下端でそれぞれ回動自在に支持されている。ネジ160−2の一端(図の例では上端)にモータMが取り付けられている。センサ駆動部160でモータMを駆動しネジ160−2を回転させることにより、センサS−Rを任意の位置に止めることが可能である。なお、図8は一例であり、センサの駆動機構として他の機構を使用することもできる。
図9は扉開放検出センサの移動処理のフローチャートである。まず、センサ移動の契機(タイミング)かどうか判定する(S1)。例えば、前述のように扉の開閉時にセンサSを移動させるのであれば、前扉の開閉信号、設定変更信号及び/又は電源の入/切信号を監視し、これらに基づき判定を行う。センサを移動させる契機に該当するとき(S1でYES)、移動量又は移動後の位置をランダムに決定する(S2)。常に一定量移動させたり、予め定められた複数の位置を順番に移動するようにしてもよいが、センサSの位置の予測を困難にさせるためには、ランダムに決定することが好ましい。決定された移動量又は移動後の位置が移動可能範囲内かどうか調べ(S3)、移動可能範囲内であれば(S3でYES)、決定した位置にセンサを移動させる(S4)。移動可能範囲内でなければ(S3でNO)、決定した移動量又は移動後の位置を破棄し再設定させる(S5)。センサの移動範囲には制限があるのでその範囲内で好適に移動させるためである。この処理を行わないと、センサが上端又は下端に位置する確率が高くなり、センサの位置を予測しやすくなりかねない。
発明の実施の形態2によれば、扉開放検出センサの位置を自動的に頻繁に変化させることができるので、さらに不正行為を困難にすることができる。
なお、上記説明は1つのレール上でセンサを自動的に移動させる例を説明したが、図3のようにセンサが送信部と受信部に分かれている場合にも適用できる。この場合、図8の駆動機構を第1レールと第2レールそれぞれに設け、送信部と受信部の一方について図9の処理を実行し、それに他方を追従させて送信部と受信部が(扉を閉じた状態において)同じ位置に来るように制御すればよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
遊技機の正面図である。 発明の実施の形態1に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態に係る遊技機の扉開放検出センサの取り付け状態を示す斜視図である。 発明の実施の形態に係る扉開放検出センサをレールに取り付けた状態の説明図である。 扉開放検出センサの具体例の説明図である。 扉開放検出センサの具体例の説明図である。 発明の実施の形態2に係る遊技機のブロック図である。 発明の実施の形態2に係るセンサ駆動機構の説明図である。 発明の実施の形態2に係る扉開放検出センサの移動処理のフローチャートである。
符号の説明
1 メイン基板(処理部)
2 サブ基板(副処理部)
70 リール駆動部
71 リール位置検出回路
80 ホッパー駆動部
81 ホッパー
82 メダル検出部
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体(遊技機筐体)
130 前扉(扉)
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートスイッチ
135 メダル払い出し口
137 ベットスイッチ
138 キャンセルスイッチ(キャンセルボタン)
140 ストップボタン
150 第1レール
151 第2レール
152 センサ取り付け機構
160 センサ移動機構
200 液晶制御基板
201 スピーカ基板
202 LED基板
S 扉開放検出センサ

Claims (4)

  1. 筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
    光又は電波の信号を送信する送信部と前記信号を受信する受信部とを含み、前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるための第1レール及び第2レールと、前記扉開放検出センサの送信部と受信部を前記第1レール及び前記第2レールにそれぞれ移動可能に取り付ける第1取り付け機構及び第2取り付け機構とを備え、前記第1レールは、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記第2レールは、前記扉の周囲に設けられ、前記第1取り付け機構により前記送信部又は前記受信部の一方を前記第1レールの任意の位置に取り付け、前記第2取り付け機構により前記送信部又は前記受信部の他方を前記第2レール上であって、前記扉を閉じた状態で前記第1レールに取り付けられた前記送信部又は前記受信部と対向する位置に取り付けたことを特徴とする遊技機。
  2. 筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
    前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるためのレールと、前記扉開放検出センサを前記レールに沿って移動させるための駆動部とを備え、前記レールは、前記扉の周囲に設けられるか、又は、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記駆動部は、前記扉の開閉、電源の投入又は切断、前記処理部の内部設定の変更を含む予め定められた契機で前記扉開放検出センサを移動させることを特徴とする遊技機。
  3. 筐体と、前記筐体に開閉自在に設けられた扉と、遊技者の操作を受けて内部抽選及び入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う処理部とを備える遊技機において、
    光又は電波の信号を送信する送信部と前記信号を受信する受信部とを含み、前記扉の開放を検出する扉開放検出センサと、前記扉開放検出センサを取り付けるための第1レール及び第2レールと、前記扉開放検出センサの送信部と受信部をそれぞれ前記第1レール及び前記第2レールに沿って移動させるための第1駆動部及び第2駆動部とを備え、前記第1レールは、前記筐体の開口の周囲に設けられ、前記第2レールは、前記扉の周囲に設けられ、前記送信部又は前記受信部の一方を前記第1駆動部により前記第1レール上を移動可能に取り付け、前記送信部又は前記受信部の他方を前記第2駆動部により前記第2レール上を移動可能に取り付け、前記第1駆動部又は前記第2駆動部の一方は、前記扉の開閉、電源の投入又は切断、前記処理部の内部設定の変更を含む予め定められた契機で前記扉開放検出センサの前記送信部又は前記受信部を移動させ、前記第1駆動部又は前記第2駆動部の他方は、前記扉を閉じた状態で前記送信部と前記受信部が対向するように前記扉開放検出センサの前記送信部又は前記受信部を移動させることを特徴とする遊技機。
  4. 前記駆動部、前記第1駆動部及び前記第2駆動部の少なくともいずれかは、前記扉開放検出センサの移動量又は移動後の位置をランダムに選択することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の遊技機。
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