JP4292915B2 - 密閉型圧縮機とその支持脚溶接方法 - Google Patents

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Description

本発明は、密閉型圧縮機の支持脚を安定的に、且つ強固に溶接固定した密閉型圧縮機に関するものである。
従来、この種の圧縮機は、図4に示すように、密閉容器101の内部に圧縮機構102を駆動する電動機103の固定子104が固定され、この電動機103の回転子105に圧縮機構102を駆動するクランク軸106が結合されている。
圧縮機構102は、このクランク軸106によって駆動されるローラ107と、円筒状気筒であるシリンダ108とローラ107に当接してシリンダ108内を仕切る仕切り板(図示せず)およびシリンダ108の両端面を保持する端板にて構成されている。ここで、端板はクランク軸106を保持する軸受けを兼ねる主端板110と補助端板111とに区別される。補助端板111にはシリンダ108内で圧縮されたガスを密閉容器101内に吐出する弁装置112が具備され、さらにこの弁装置112はマフラー113によって覆われている。前記圧縮機構102は、シリンダ108の外周面と密閉容器101の円筒部101aの内周面との間を、複数の箇所のメカ溶接部108aで固定してある。
密閉容器101の底面部101bには略三角形状の支持脚114が複数の箇所で隅肉溶接114aにより固定してあり、この支持脚114の各隅部には圧縮機取付け穴114bが設けられ、防振ゴムからなるマウント115が装着されている。(例えば特許文献1参照)
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作について説明する。
固定子104によって発生する磁界により回転子105が回転し、この回転に伴いローラ107とシリンダ108の内周面108b、仕切り板によって形成される圧縮空間においてガスが圧縮され、補助端板111に設けられた弁装置112からマフラー113を経由して密閉容器101内に吐出される。
上記に述べた従来の圧縮機は、圧縮空間内の周期的な圧力変動および弁装置112内に残留していた高圧ガスの圧縮空間内への急激な逆流等によって振動が発生する。この振動はシリンダ108およびメカ溶接部108aを経て密閉容器101の円筒部101aに伝達される。
しかし、円筒部101aは円筒状をなしており、またこの円筒部101aには固定子104が焼きバメによって固定され、かつシリンダ108がメカ溶接部108aによって固定されているため剛性が高い。したがって密閉容器101の円筒部101aから振動や騒音が外部に放散されることは少ない。
一方、密閉容器101の底面部101bは皿状をなしているので、剛性が小さいとともに振動源の圧縮機構102に近いため、振動や騒音の大部分は底面部101bから外部に放射される。また、支持脚114もこの底面部101bに隅肉溶接114aにて固定されているため振動や騒音が伝達しやすく、支持脚114からも振動や騒音が外部に放射される。
一方、近年地球環境の観点から高圧の自然冷媒(例えば炭酸ガス)が注目されたことから高圧の冷媒に適合した圧縮機を要望されてきた。高圧の冷媒を密閉容器内に収納するためには必然的に密閉容器の厚肉化や球面化が必要となるが、この密閉容器に支持脚を溶接固定する場合には図5に示すように密閉容器201の底面部201bの曲面に略三角形状の支持脚214の端部が隅肉溶接214aで固定されるため、密閉容器201の厚肉化による重量増に対して支持脚214の固定強度が不足するという課題を有していた。(例えば特許文献2参照)
また、図6(a)に示すように支持脚314の剛性を高めるために密閉容器301の底面部301bの曲面に沿わせた形状に支持面314cを設けた例もある。(例えば特許文献3参照)
しかしながら、本構成においても支持脚314の剛性は高まるが溶接部314aは隅肉溶接のままであり、更に溶接部314aと圧縮機脚取付け穴314bまでの距離が長くなるので全体としての支持脚314の固定強度は満足するほど高まるものではなかった。これは隅肉溶接314aの熱変形により密閉容器301の底面部301bの形状に沿わせた支持脚314の支持面314cが密閉容器から離れてしまうからである。図6(b)は溶接歪により支持脚314が変形し、支持面314cが密閉容器301の底面部301bの曲面から離れる状況を示しており、破線は変形前の支持脚の形状である。
特開平11−324922号公報 実開平1−13284号公報 実開平3−102072号公報
本発明はこのような従来の課題を解決するものであり、安価な構造で安定的に支持脚の固定強度を向上させた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、密閉容器の底面部の曲面と支持脚の支持面の形状を異ならせしめ、溶接前の支持脚を密閉容器の底面部に設置した状態にて支持脚の圧縮機取り付け穴近傍の支持面で底面部と当接するとともに、支持面端部の溶接位置に密閉容器の底面部と支持脚の取付け面との間に隙間を設けたものである。
上記構成によって密閉容器と支持脚を溶接した場合、溶接時の溶融金属が密閉容器の底面部と支持脚の支持面の隙間に入り込み溶着個所が広範囲となり溶接強度が強固となる。また、溶接後の歪が発生しても密閉容器の底面部と支持脚の支持面との当接位置が離れることながなくなり、安定した支持脚の固定強度が得られる。
本発明の密閉型圧縮機は、内部に電動機と圧縮機構を配設した密閉容器の底面部にこの底面部を支持する支持面と圧縮機を設置するための取付け穴を有した略三角形状の支持脚を前記支持面の端部で溶接固定し、この支持脚の支持面は前記溶接部にて固定されると共に前記取付け穴近傍にて前記底面部と当接する当接部を形成し、前記溶接部と当接部の間には隙間を形成したもので、支持脚は密閉容器の底面部に支持面の端部溶接部と取付け穴近傍の当接部で固定されているため安定した支持脚固定強度が得られるという効果を有する。
また、本発明の密閉型圧縮機の支持脚溶接方法は、底面部と支持面を曲面にし、前記底面部の曲率半径に対して前記支持面の曲率半径を小さくし、溶接前に前記支持面の端部と前記底面部との溶接個所に隙間を設けると共に前記支持面の取付け穴近傍にて前記底面部と当接させ、前記溶接個所を隅肉溶接固定した後はその溶接歪により前記支持面の取付け穴近傍の当接強度を向上させた密閉型圧縮機の支持脚溶接方法で、溶接個所を増加させることなく安価に安定した支持脚固定強度が得られるという効果を有する。
なお、上記密閉圧縮機はローリングピストン式圧縮機にてその効果を説明しているが、密閉容器の底面部の形状を曲面に構成したその他の方式(例えばスクロール式圧縮機)でも同様の効果を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図1〜2を参照して説明する。
図において、密閉容器1の内部に圧縮機構2を駆動する電動機3の固定子4が固定され、この電動機3の回転子5に圧縮機構2を駆動するクランク軸6が結合されている。
圧縮機構2は、このクランク軸6によって駆動されるローラ7と、円筒状気筒であるシリンダ8とローラ7に当接してシリンダ8内を仕切る仕切り板9(図示せず)およびシリンダ8の両端面を保持する端板にて構成されている。ここで端板はクランク軸6を保持する軸受けを兼ねる主端板10と補助端板11とに区別される。補助端板11にはシリンダ8内で圧縮されたガスを密閉容器1内に吐出する弁装置12が具備され、さらにこの弁装置12はマフラー13によって覆われている。この圧縮機構2は、シリンダ8の外周面と密閉容器1の円筒部1aの内周面との間で、複数の箇所をメカ溶接部8aで固定してある。
密閉容器1の底面部1bには略三角形状の支持脚14が設けられてある。支持脚14の各隅部には圧縮機取付け穴14bが設けられ、吸音性のある防振ゴムなどからなるマウント15が装着されている。この支持脚14には支持面14cが設けられておりその形状は密閉容器1の底面部1bの曲面形状を異ならせてある。
支持脚14は溶接前の設置状態では密閉容器1の底面部1bと支持面14cの圧縮機取付け穴14bの近傍の位置にて当接し、密閉容器1の底面部1bと支持面14cの溶接位置には密閉容器1の底面部1aと支持脚14の支持面14cとの間に隙間を設けたものである。
上記構成によって密閉容器1の底面部1bと支持脚14の支持面14cを隅肉溶接14aで溶接固定した場合、図2に示すように溶接時の溶融金属が密閉容器1の底面部1bと支持脚14の支持面14cの隙間に入り込み溶着個所が広範囲となり溶接強度が強固となる。また、溶接後の歪により支持面が溶接歪により破線の形状から実践で示す形状に変形が発生しても密閉容器1の底面部1bと支持脚14の支持面14cとの当接位置が離れることがなく、逆に溶接歪により底面部1bと支持面14cの取付け穴14bの近傍との当接強度が増加するので安定した支持脚14の固定強度が得られる。
図3は本発明の実施例により支持客脚の取付け強度がアップすることを示す共振周波数の例である。破線は従来の支持脚固定強度を示す共振周波数で、実線は本発明の支持脚固定強度を示す共振周波数である。
本発明の第1の実施形態を示す密閉圧縮機の断面図 同一実施形態の溶接歪を示す部分断面図 本発明の支持脚取付け強度を従来のものと比較した共振周波数のを示す図 従来の密閉圧縮機の断面図 従来の密閉圧縮機の断面図 (a)従来の密閉圧縮機の溶接前を示す断面図(b)従来の密閉圧縮機の溶接後を示す断面図
符号の説明
1 密閉容器
1b 底面部
14 支持脚
14a 溶接部
14b 取付け穴
14c 支持面

Claims (2)

  1. 内部に電動機と圧縮機構を配設した密閉容器の底面部にこの底面部を支持する支持面と圧縮機を設置するための取付け穴を有した略三角形状の支持脚を前記支持面の端部で溶接固定し、この支持脚の支持面は前記溶接部にて固定されると共に前記取付け穴近傍にて前記底面部と当接する当接部を形成し、前記溶接部と当接部の間には隙間が形成されてなる密閉型圧縮機。
  2. 底面部と支持面を曲面にし、前記底面部の曲率半径に対して前記支持面の曲率半径を小さくし、溶接前に前記支持面の端部と前記底面部との溶接個所に隙間を設けると共に前記支持面の取付け穴近傍にて前記底面部と当接させ、前記溶接個所を隅肉溶接固定した後はその溶接歪により前記支持面の取付け穴近傍の当接強度を向上させた密閉型圧縮機の支持脚溶接方法。
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