JP4290629B2 - 還元鋳造装置 - Google Patents

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Description

本発明は還元鋳造装置に関し、より詳細には溶湯の熱エネルギーを利用して還元性物質を活性化して鋳造する還元鋳造装置に関する。
還元鋳造方法は、還元性物質を溶湯に作用させることによって、溶湯の表面に生じる酸化被膜を還元して鋳造する方法であり、たとえば、アルミニウムあるいはアルミニウム合金のように、溶湯の表面に酸化被膜が形成されやすい金属による鋳造に好適に利用することができる。還元性物質としてマグネシウム窒素化合物(Mg32)を用いたアルミニウムの還元鋳造においては、以下のような化学反応によってアルミニウムの溶湯の表面に形成される酸化被膜(Al23)が還元されて鋳造される。
Mg32+Al23→2Al+3MgO+N2
MgOは溶湯中に残留するが、微量であるため、鋳造品の特性に影響を与えることはなく、N2ガスはキャビティ外へ排出される。
この還元鋳造方法によれば、溶湯の流動性がきわめて高くなり、湯周り性が良好となって、湯じわ等のない高品質の鋳造品を得ることができる。
還元鋳造方法においては、大別してキャビティ内で還元性物質を生成してキャビティ内で還元性物質を溶湯に作用させる方法と、キャビティ外で還元性物質を生成し、キャビティ内に還元性物質を導入して鋳造する方法がある。いずれの方法の場合も、還元性物質を溶湯に効果的に作用させることが重要であり、還元性物質を活性化した状態で溶湯に作用させることが重要となる。このため、キャビティに近接した位置に加熱炉を配置して加熱炉内で還元性物質を生成してキャビティに導入するといった方法も検討されてきた(特許文献1参照)。
特開2002−28770号公報
しかしながら、還元性物質を生成するために加熱炉を設けたり、キャビティに近接して加熱炉を設置するといった方法は、構成が複雑になることと、成形型と加熱炉とのレイアウトを考慮しなければならないといった問題があり、還元性物質を十分に活性化した状態で溶湯に作用させるには必ずしも十分とはいえないという問題があった。
また、還元鋳造による場合は溶湯の流動性が良好になるため、型温を室温程度まで下げて鋳造することが可能であり、これによって鋳造のサイクルタイムを短縮して生産効率を向上させることが可能となる。しかしながら、型温を下げるとキャビティ内では還元性物質の温度が低下して還元作用が劣化するという問題があり、還元性物質を活性に維持し、かつ鋳造サイクルタイムを短縮して良好な還元鋳造を行うことが難しいという問題が生じた。
そこで、本発明はこれらの課題を解決すべくなされたものであり、還元性物質の活性を損なうことなく溶湯に効果的に還元性物質を作用させることができ、よりコンパクトな装置構成とすることができて、好適な還元鋳造を可能にする還元鋳造装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を備える。
すなわち、給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱され、前記還元性物質を生成する金属をガス化して収容する活性化室を設け、前記給湯筒に連通して該給湯筒内に前記反応性ガスを供給する反応性ガスボンベを設け、前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、該シール機構を開放して、前記活性化室から前記給湯筒内へ、前記活性化室でガス化された金属ガスを送入前記反応性ガスボンベから反応性ガスを送入することにより、前記給湯筒内において還元性物質を生成した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする。
また、給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱される活性化室を設け、該活性化室に、前記還元性物質の生成に用いられる金属を貯蔵する金属供給部と、前記金属と反応して前記還元性物質を生成する反応性ガスボンベとを接続し、前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、該シール機構を開放し、前記活性化室において、前記金属供給部から供給されガス化された金属ガスと前記反応性ガスにより生成された還元性物質を、前記活性化室から前記給湯筒内へ送入した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする。
また、給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱され、前記給湯槽の外部で生成された前記還元性物質を収容する活性化室を設け、前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、該シール機構を開放し、前記活性化室に収容されて加熱された還元性物質を、前記活性化室から前記給湯筒内へ送入した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする。
また、前記キャビティに連通して、キャビティ内を減圧する真空装置が設けられていることにより、キャビティ内を容易に非酸化性雰囲気とすることができ、効果的な還元鋳造を行うことができる。
これらの還元鋳造装置は、溶湯としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金の溶湯を使用し、還元性物質としてマグネシウム窒素化合物を使用して、アルミニウムまたはアルミニウム合金の鋳造に使用することにより、アルミニウムまたはアルミニウム合金による還元鋳造に好適に利用することができる。
本発明に係る還元鋳造装置によれば、給湯槽に貯溜されている溶湯の熱を還元性物質あるいは還元性物質を生成するための金属ガスの活性化に有効に利用して、省エネルギー化を図ることができるとともに、装置構成をコンパクト化することができる。また、活性化室内で還元性物質あるいは金属ガスを活性化して給湯槽と成形型とを連通する給湯筒に送入する構成としたことにより、効果的に還元性物質の活性化を図ることができ、有効な還元鋳造を行うことができる。これによって、成形型の型温を低温にした場合でも還元性物質の還元作用を有効に発揮させて還元鋳造することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面とともに詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明に還元鋳造装置10の第1の実施形態についての全体構成を示す。本実施形態の還元鋳造装置10はLPD(低圧ダイキャスティング)による鋳造装置として構成されたものであり、還元鋳造装置10の鋳造部は、成形型20と成形型20の下方に設置された給湯槽30とからなり、成形型20に設けられたキャビティ20aと、給湯槽30とが給湯筒(ストークス)32を介して連通する配置に設けられている。給湯筒32は給湯槽30の上部に鉛直向きに取り付けられ、上部に成形型20が設置され、下部が給湯槽30内で底部近傍まで延出するように設けられている。
本実施形態の還元鋳造装置において特徴的な構成は、給湯槽30の内部に反応性ガスと反応して還元性物質を生成するための金属ガスを発生させ、あるいは還元鋳造に使用する還元性物質を活性化するための活性化室40を設け、活性化室40と給湯筒32の内部とを連通する配置としたことにある。
図1に示す還元鋳造装置10では給湯筒32の外周囲を螺旋状に包囲するように活性化室40を配置している。活性化室40の上部には金属ガスあるいは還元性物質を給湯筒32へ供給するための供給口42が設けられる。活性化室40の内部には、活性化室40に供給された金属粉末がガス化されずに排出されることを防止し、また還元性物質を十分に活性化させるためのバッファ板43が設けられている。
活性化室40は給湯槽30に貯溜されている溶湯34を熱源として、還元性物質を生成するための金属、あるいは還元鋳造に用いる還元性物質を加熱して活性化させる作用を有する。活性化室40を給湯筒32の外周囲を螺旋状に包囲する配置としているのは、活性化室40から金属ガスあるいは還元性物質を給湯筒32に送出する際の流路長を長くして金属ガスあるいは還元性物質が加熱されて活性化されやすくするためである。
この活性化室40は本実施形態のように給湯筒32の外周囲を包囲する配置とするかわりに、単に給湯槽30の内部に収容して、給湯筒32の内部と連通する構成とすることもできる。活性化室40はその全体を給湯槽30に収容する配置としてもよいし、活性化室40の一部が給湯槽30に貯溜されている溶湯に接する配置、あるいは給湯槽30内に露出する配置とすることもできる。
図1に示す還元鋳造装置10においては、活性化室40に配管44およびバルブ45を介して還元性物質の生成に用いられる金属(金属粉末)を貯蔵する金属供給部46を接続し、金属供給部46に配管47、バルブ48を介してアルゴンガスボンベ等の不活性ガスボンベ50を接続している。また、不活性ガスボンベ50と活性化室40とはバルブ51を介して配管49により接続される。
活性化室40に設けられる供給口42と給湯筒32の内部とは活性化室40と給湯筒32の内部との連通状態をON-OFFするシール機構60を介して連通される。シール機構60は、給湯筒32の外側面に給湯筒32の内部に連通して連結して設けられたシリンダ61と、シリンダ61内で摺動可能に設けられたシールプランジャ62と、シールプランジャ62を進退駆動する駆動手段64とから構成される。シリンダ61は給湯筒32と一体に形成してもよい。
シリンダ61と活性化室40の供給口42とは連通配管65を介して連通し、シリンダ61は配管66およびバルブ67を介して反応性ガスボンベ68に接続される。反応性ガスボンベ68は、活性化室40内でガス化された金属ガスと反応して還元性物質を生成させる反応性ガスを供給するためのものである。
また、反応性ガスボンベ68はバルブ69および配管36を介して給湯槽30の内部空間部分に連通する。
シール機構60のシリンダ61に接続される連通配管65および配管66は、シールプランジャ62が前進位置(シール位置)に移動した際には、シリンダ61と連通配管65および配管66との連通が遮断され、シールプランジャ62が後退位置(開放位置)に移動した際には、シリンダ61と連通配管65および配管66とがともに連通する配置となるように、シリンダ61における取り付け位置が設定されている。
なお、シリンダ61における連通配管65と配管66の軸線方向の取り付け位置を異なる配置とし、シールプランジャ62のシリンダ61内における移動位置によって、連通配管65とシリンダ61との連通と、配管66とシリンダ61との連通を個別にONーOFF制御できるようにすることも可能である。
成形型20は配管22およびバルブ24を介して真空装置26に接続され、キャビティ20aの内部が減圧可能に設けられる。なお、真空装置26は必ず設けなければならないものではなく、真空装置26を設けずに還元鋳造を行うことが可能である。
バルブ24、45、48、51、67、69およびシール機構60の駆動手段64は制御部70に接続され、制御部70によってバルブ24〜69が開閉制御され、駆動手段64が駆動制御される。
以下では、上記還元鋳造装置10の適用例として、アルミニウムの鋳造品を還元鋳造する方法について説明する。アルミニウムの還元鋳造においては、金属供給部46に還元性物質を生成するための金属としてマグネシウム粉末を貯蔵し、不活性ガスボンベ50としてアルゴンガスボンベ、反応性ガスボンベ68として窒素ガスボンベを使用して還元鋳造する。
給湯槽30にはアルミニウムの溶湯34が貯溜される。給湯槽30にはアルミニウムの給湯炉(不図示)が連通して設けられ、鋳造操作にともない給湯炉から給湯槽30にアルミニウムの溶湯34が補給される。
活性化室40は制御部70により駆動手段64を駆動してシールプランジャ62を前進位置に移動させることにより外部から遮断された空間となる。この状態で、バルブ45およびバルブ48を開放し、不活性ガスボンベ50から金属供給部46にアルゴンガスを供給し、アルゴンガスとともに金属供給部46に貯蔵されているマグネシウム粉末を活性化室40に送入する。
アルミニウムの溶湯34は740℃程度に加熱されており、活性化室40は下半部がアルミニウムの溶湯34に浸漬されて加熱されていることにより、活性化室40に送入されたマグネシウム粉末は加熱されてガス化(金属ガス)する。マグネシウムの融点は651℃であり、アルミニウムの溶湯34の熱によって容易にガス化される。
活性化室40内でガス化されたマグネシウムガスは、鋳造操作に合わせて給湯筒32に供給されて消費される。したがって、金属供給部46からは適宜タイミングで、活性化室40にマグネシウム粉末を補給し、活性化室40であらかじめマグネシウム粉末を加熱して、マグネシウムガスが常時生成されている状態にする。
本実施形態では、給湯筒32の外周囲を囲む配置に活性化室40を設けたことにより、給湯槽30に貯溜される溶湯34の熱を活性化室40に効率的に伝導させることができ、溶湯34の熱エネルギーをマグネシウムガスを発生させる熱源として有効に利用することが可能となる。また、給湯筒32に近接して活性化室40を配置したことにより、活性化室40における加熱用の流路長を長くとりながら、装置をコンパクトに構成することが可能となる。
一方、成形型20では型閉じした後、真空装置26によりキャビティ20a内を減圧し、キャビティ20aおよびキャビティ20aに連通する給湯筒32の内部(溶湯34の液面上の領域)を減圧する。
真空装置26によりキャビティ20aおよび給湯筒32内を減圧することにより、キャビティ20aおよび給湯筒32の内部から残留エアや残留水分が排出され、キャビティ20aおよび給湯筒32の内部空間が非酸化性雰囲気(非酸化性空間)となる。なお、真空装置26によりキャビティ20a内を減圧する際には、給湯筒32内における溶湯34の液面がシリンダ61の取り付け位置よりも低位となる程度に減圧する。
キャビティ20aおよび給湯筒32の内部を減圧した後、制御部70により駆動手段64を制御しシールプランジャ62を前進位置から後退位置に移動させる。これによって、連通配管65とシリンダ61とが連通し、配管66とシリンダ61とが連通する。
キャビティ20aとキャビティ20aに連通する給湯筒32の内部は、減圧された状態にあるから、シリンダ61と連通配管65とが連通することにより、圧力差により、活性化室40の供給口42から連通配管65およびシリンダ61を経由して給湯筒32内にマグネシウムガスが導入される。なお、不活性ガスボンベ50からアルゴンガスを活性化室40に送入して金属ガスを給湯筒32に送入するようにしてもよい。また、このとき制御部70によりバルブ67を開放し、配管66およびシリンダ61を経由して給湯筒32内に窒素ガスを送入する。
給湯筒32に導入された窒素ガスとマグネシウムガスとは給湯筒32内で反応し、給湯筒32内でマグネシウム窒素化合物(Mg32)が生成される。マグネシウムガスは活性化室40内で十分に高温に加熱されていること、給湯筒32の内部が溶湯34の熱によって加熱された空間となっていることにより、マグネシウムガスと窒素ガスとが効率的に反応してマグネシウム窒素化合物が生成される。生成されたマグネシウム窒素化合物は、加熱環境にある給湯筒32内で加熱されることにより活性化された状態になる。マグネシウムガスおよび窒素ガスが給湯筒32に噴射されることで、マグネシウム窒素化合物の一部は、給湯筒32からキャビティ20aの側にも拡散する。
給湯筒32内でマグネシウム窒素化合物を生成した後、シールプランジャ62を前進位置まで移動させ、連通配管65と配管66を閉止してからキャビティ20aに溶湯34を注入する。
図2は、キャビティ20aにアルミニウムの溶湯34を充填した状態を示す。制御部70によりバルブ69を開放し、配管36を経由して反応性ガスボンベ68から窒素ガスを給湯槽30に送入することにより、給湯槽30内の溶湯34が加圧され、給湯槽30に貯溜されている溶湯34が給湯筒32を介してキャビティ20aに充填される。
キャビティ20a内で溶湯34が凝固した後、バルブ69を閉じ、給湯槽30の溶湯34に対する加圧を停止する。これによって、給湯槽30内の溶湯34の液面が元の液面の高さまで戻る。
成形型20では、型開きして鋳造品を成形型20から取り出し、次いで型閉じして、次回の鋳造操作に移る。次回の鋳造操作も上述した方法と同様にして行えばよい。
上述した鋳造操作では、給湯筒32からキャビティ20aにアルミニウムの溶湯34が注入される際に、給湯筒32内で生成されたマグネシウム窒素化合物が溶湯34に作用して溶湯34の表面に形成された酸化被膜を還元し、給湯筒32からキャビティ20aに拡散したマグネシウム窒素化合物がキャビティ20a内で溶湯34に作用して還元鋳造する。このようにキャビティ20aに注入される際と、キャビティ20a内の双方で溶湯34にマグネシウム窒素化合物が作用することにより、きわめて好適な還元鋳造がなされるようになる。
また、キャビティ20aおよび給湯筒32の内部をあらかじめ非酸化性雰囲気としたことで、マグネシウム窒素化合物の還元作用が阻害されず、効果的な還元鋳造を行うことができる。
また、マグネシウム窒素化合物は活性化室40や給湯筒32内で溶湯の熱により加熱されて活性化された状態になるから溶湯34に対する還元作用が有効に作用するという利点がある。したがって、成形型20が室温程度の低温に冷却されている場合でも、キャビティ20aに拡散したマグネシウム窒素化合物の活性状態を維持することができ、キャビティ20aにおいても有効に還元作用を作用させて鋳造することができる。
なお、上記実施形態では、真空装置26を使用してキャビティ20aおよび給湯筒32の内部を減圧し、キャビティ20aと給湯筒32の内部を非酸化性雰囲気としたが、真空装置26を使用せず、キャビティ20aおよび給湯筒32の内部を窒素ガスによりパージしてキャビティ20aと給湯筒32の内部を非酸化性雰囲気として還元鋳造することも可能である。
この場合は、シリンダ61内におけるシールプランジャ62の位置によって、配管66とシリンダ61との連通状態と、連通配管65とシリンダ61との連通状態を切り換え可能とし、成形型20を型閉じした状態で、シールプランジャ62を配管66とシリンダ61とを連通させ、連通配管65とシリンダ61とを遮断する位置に移動して、反応性ガスボンベ68から窒素ガスを給湯筒32内に送入することによってキャビティ20aと給湯筒32の内部をパージする。
次いでバルブ67を閉じ、シールプランジャ62を連通配管65とシリンダ61とが連通する位置に移動させ、不活性ガスボンベ50から活性化室40にアルゴンガスを送入して供給口42、連通配管65およびシリンダ61を経由して給湯筒32内にマグネシウムガスを送入すればよい。
給湯筒32にマグネシウムガスを送入することによって、給湯筒32およびキャビティ20aに充填されている窒素ガスとマグネシウムガスとが反応してマグネシウム窒素化合物が生成される。この場合も、給湯筒32内にマグネシウムガスを送入することにより、給湯筒32の内部でマグネシウム窒素化合物が生成され、生成されたマグネシウム窒素化合物が溶湯34の熱によって加熱されて活性化され、アルミニウムの溶湯34に対して効果的に還元作用を作用させることができる。
なお、窒素ガスによってキャビティ20aと給湯筒32の内部をパージする場合に、真空装置26による減圧操作を併用することももちろん可能である。
また、上記実施形態では活性化室40内でマグネシウムガスを発生させ、給湯筒32内でマグネシウムガスと窒素ガスとを反応させてマグネシウム窒素化合物を生成させるようにしたが、活性化室40内でマグネシウム窒素化合物を生成し、あるいは給湯槽30の外部で生成したマグネシウム窒素化合物を活性化室40に送入して、活性化室40内でマグネシウム窒素化合物を加熱して活性化させるようにすることも可能である。
活性化室40内でマグネシウム窒素化合物を生成する場合は、活性化室40にマグネシウム粉末を送入した後、活性化室40に窒素ガスを送入する。たとえば、図1の還元鋳造装置では、配管66を活性化室40にも接続する構成とし、バルブ67を開閉操作することによって活性化室40に窒素ガスを供給し、活性化室40で発生させたマグネシウムガスと窒素ガスとを反応させて活性化室40内でマグネシウム窒素化合物を生成させる。活性化室40内で生成したマグネシウム窒素化合物については、シール機構60により活性化室40と給湯筒32の内部との連通を開閉制御し、活性化室40に窒素ガスを送入して供給口42から給湯筒32に供給することができる。
給湯筒32に供給されたマグネシウム窒素化合物は、給湯筒32内においても溶湯34の熱によって加熱されて活性化状態を維持し、効果的な還元作用を溶湯34に作用させることができる。
なお、給湯槽30の外部であらかじめ生成したマグネシウム窒素化合物を活性化室40に送入して使用する場合も、活性化室40でマグネシウム窒素化合物を生成する場合と同様に適用することができる。
上記実施形態の還元鋳造装置10は給湯筒32を備えたLPD(低圧ダイキャスティング)鋳造装置であるが、本発明に係る鋳造装置はLPD鋳造装置に限らず、LPDとGDC(重力鋳造)とを組み合わせた鋳造装置、LPDとDC(ダイキャスティング)とを組み合わせた鋳造装置についても同様に適用することができる。
3は、鋳造装置の他の例を示す。このにおいては、給湯槽30内の上蓋の内側に活性化室40を配置し、活性化室40と還元性物質、あるいは反応性ガスと反応させる金属(たとえば、マグネシウム粉末)を供給する供給部80とを接続する構成としたこと、給湯槽30の上部から上方に延出する給湯筒32の上部に、給湯筒32と連通させて重力鋳造による注湯口90を配置したこと、シール機構60を注湯口90に付設する構成としている
元鋳造装置11においても、上述した還元鋳造装置10と同様に給湯槽30内で溶湯34の熱によって活性化室40が加熱されていることにより、活性化室40で金属ガス(マグネシウムガス)を生成して加熱し、あるいは還元性物質を加熱して活性化した状態とすることができ、シール機構60を開放して注湯口90に送入することによって還元性物質による還元作用を有効に溶湯34に作用させることが可能となる。
すなわち、給湯筒32と注湯口90から成形型20のキャビティ20aに溶湯34を充填する際に、あらかじめシール機構60を開放して活性化室40からマグネシウムガス(金属ガス)を注湯口90に送入するとともに、反応性ガスボンベ68から窒素ガス(反応性ガス)を注湯口90に送入することによって、注湯口90でマグネシウム窒素化合物(還元性物質)を生成する。次いで、給湯槽30に反応性ガスボンベ68から窒素ガスを送入し、注湯口90に溶湯を注入することにより、注湯口90に注入される溶湯34に還元性物質による還元作用が作用し、溶湯34の表面の酸化被膜が還元されてキャビティ20aに充填される。
成形型20では、注湯口90で還元性物質が生成された時点から真空装置26によりキャビティ20aを減圧することにより、キャビティ20aに還元性物質を拡散させ、給湯槽30内を加圧してキャビティ20aに注入される溶湯34に対しても還元作用を作用させるようにして充填される。
こうして、元鋳造装置11についても、第1の実施形態と同様に好適な還元鋳造を行うことができる。なお、本の場合は給湯筒32内で還元性物質を生成するかわりに注湯口90内で還元性物質を生成している。還元性物質は活性化室40で活性化された状態にあること、給湯筒32と注湯口90とが連通して注湯口90も加熱される環境にあることから注湯口90においても還元性物質の還元性が損なわれず、効果的な還元鋳造がなされる。
4は、鋳造装置の他の例を示す。元鋳造装置12では、給湯槽30とダイキャスティング用のスリーブ100とを給湯槽30の上部に設けた導管95を介して連通させ、スリーブ100と成形型20のキャビティ20aとを注湯口104を介して連通させる配置としている。スリーブ100にはキャビティ20aに溶湯を送入するプランジャ102が内挿され、プランジャ102にはスリーブ100内でプランジャ102を進退駆動する駆動装置(不図示)が連繋されている。
元鋳造装置12においても、上述した還元鋳造装置11と同様に、給湯槽30内に活性化室40が配置され、活性化室40と、還元性物質あるいは反応性ガスと反応して還元性物質を生成する金属(たとえば、マグネシウム粉末)を供給する供給部80とが接続されている。また、前述したシールプランジャ62および駆動手段64を備えたシール機構60は導管95に連通して設けられ、シール機構60と活性化室40および反応性ガスボンベ68とが連通するように設けられている。
元鋳造装置12においても、上述した還元鋳造装置10、11と同様に、給湯槽30内に貯溜されている溶湯34の熱によって活性化室40が加熱され、活性化室40内で金属ガス(マグネシウムガス)あるいは還元性物質を加熱して活性化させた状態とすることができ、シール機構60を開放することによって活性化室40から導管95内に金属ガスあるいは還元性物質を送入することができる。導管95内に導入された金属ガスは導管95内で反応性ガスと反応して還元性物質が生成され、還元性物質は加熱環境下にある導管95内で加熱されて活性化される。
本装置での鋳造操作は、ダイキャスティング装置のプランジャ102を後退させた状態で、給湯槽30内の溶湯34を加圧することにより、給湯筒32および導管95を介してスリーブ100内に溶湯を供給し、スリーブ100に所定量の溶湯34が供給されたところで、プランジャ102を駆動して、注湯口104から成形型20のキャビティ20aに溶湯34を圧入することによってなされる。
元鋳造装置12では、導管95内で還元性物質が生成されあるいは導管95に還元性物質が導入されることにより溶湯34の熱によって還元性物質が活性化されるから、給湯槽30からダイキャスティング装置のスリーブ100に溶湯34が供給される際に、溶湯34に対して還元作用が作用し、溶湯34の表面の酸化被膜が還元されて溶湯34の流動性が良好となり、プランジャ102によって好適にキャビティ20aに溶湯34を充填することができる。なお、真空装置26により成形型20のキャビティ20a内を減圧することにより、導管95内で活性化された還元性物質はキャビティ20a内にも拡散し、成形型20内においても還元作用が作用して鋳造される。
こうして、この還元鋳造装置12においても、還元性物質を活性化させた状態で溶湯34に作用させて鋳造することが可能となる。
上述したように、金属ガスの活性化、還元性物質の活性化に使用する活性化室40は給湯筒32の外周囲を包囲するように設けるかわりに、給湯筒32とは離間した給湯槽30内に設置するようにすることも可能である。また、還元性物質は給湯筒32内で生成させる方法に限るものではなく、溶湯34が移動する流路部分のように、給湯筒32とは異なる部位で生成したり、溶湯34に作用させたりするように設定することも可能である。
また、上記実施形態においては、還元鋳造装置10をアルミニウム鋳造に使用した例について説明したが、本発明に係る還元鋳造装置はアルミニウムあるいはアルミニウム合金の鋳造に限らず、アルミニウム以外の金属による鋳造にも同様に適用することが可能である。
本発明に係る還元鋳造装置の第1の実施の形態の構成を示す説明図である。 成形型のキャビティに溶湯を充填した状態を示す説明図である。 元鋳造装置の他の例を示す説明図である。 元鋳造装置の他の例を示す説明図である。
10、11、12 還元鋳造装置
20 成形型
20a キャビティ
26 真空装置
30 給湯槽
32 給湯筒
34 溶湯
40 活性化室
42 供給口
46 金属供給部
50 不活性ガスボンベ
60 シール機構
61 シリンダ
62 シールプランジャ
64 駆動手段
65 連通配管
68 反応性ガスボンベ
70 制御部
80 供給部
90 注湯口
95 導管
102 プランジャ
104 注湯口

Claims (5)

  1. 給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、
    前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、
    前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱され、前記還元性物質を生成する金属をガス化して収容する活性化室を設け、
    前記給湯筒に連通して該給湯筒内に前記反応性ガスを供給する反応性ガスボンベを設け、
    前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、
    該シール機構を開放して、前記活性化室から前記給湯筒内へ、前記活性化室でガス化された金属ガスを送入前記反応性ガスボンベから反応性ガスを送入することにより、前記給湯筒内において還元性物質を生成した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする還元鋳造装置。
  2. 給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、
    前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、
    前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱される活性化室を設け、
    該活性化室に、前記還元性物質の生成に用いられる金属を貯蔵する金属供給部と、前記金属と反応して前記還元性物質を生成する反応性ガスボンベとを接続し、
    前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、
    該シール機構を開放し、前記活性化室において、前記金属供給部から供給されガス化された金属ガスと前記反応性ガスにより生成された還元性物質を、前記活性化室から前記給湯筒内へ送入した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする還元鋳造装置。
  3. 給湯槽から成形型のキャビティに溶湯を充填する際に、溶湯に還元性物質を作用させ溶湯表面の酸化被膜を還元しつつキャビティに溶湯を充填して鋳造する還元鋳造装置において、
    前記成形型を、前記給湯槽に設けられた給湯筒に、前記キャビティと前記給湯槽とを連通して設け、
    前記給湯筒の外周囲を螺旋状に包囲する配置に、前記給湯槽内の溶湯の熱により内部が加熱され、前記給湯槽の外部で生成された前記還元性物質を収容する活性化室を設け、
    前記活性化室と前記給湯筒との連通を開閉制御するシール機構を設け、
    該シール機構を開放し、前記活性化室に収容されて加熱された還元性物質を、前記活性化室から前記給湯筒内へ送入した後、前記給湯筒から前記キャビティに溶湯を充填して鋳造することを特徴とする還元鋳造装置。
  4. 前記キャビティに連通して、キャビティ内を減圧する真空装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の還元鋳造装置。
  5. 溶湯としてアルミニウムあるいはアルミニウム合金の溶湯を使用し、還元性物質としてマグネシウム窒素化合物を使用して、アルミニウムまたはアルミニウム合金の鋳造に使用される請求項1〜4のいずれか一項記載の還元鋳造装置。
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