JP4290534B2 - ラインポスト碍子およびカバー - Google Patents

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本発明は、ラインポスト碍子およびカバー、詳しくは、たとえば、線路の電線を引通して固定するために使用されるラインポスト碍子およびそのラインポスト碍子のカバーに関する。
ラインポスト碍子は、たとえば、線路の電線を引通して固定するために用いられる碍子であって、通常、1対のアークホーン、すなわち、碍子の上端部に設けられる充電側アークホーンと、碍子の下端部に設けられる接地側アークホーンとを備えている。これら充電側アークホーンおよび接地側アークホーンは、互いに対向するように配置され、たとえば、落雷などの事故時において生じる過大な電流を、これらの間で放電させて、対地に逃がすために設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−216562号公報
このようなアークホーンにおいて、碍子の上端部に設けられる充電側アークホーンには、通常、ゴム製のカバーが被覆されており、充電側アークホーンが絶縁保護されている。
しかし、このようなカバーは、落雷や長期使用による劣化により損傷して、カバーから充電側アークホーンが露出することがある。そのような状態において、たとえば、鳥などが接地側アークホーンに留まって、充電側アークホーンに接触すると、地絡事故を生じるおそれがある。
本発明の目的とするところは、充電側アークホーンがカバーから露出し、あるいは、充電側アークホーンにカバーがない状態であっても、1対のアークホーン間での他物接触による地絡事故を防止することのできる、ラインポスト碍子を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ラインポスト碍子であって、充電側アークホーンと、接地側アークホーンとを備えるラインポスト碍子において、接地側アークホーンを被覆するカバーが設けられており、前記カバーは、カバー部と、前記カバー部内に設けられ前記接地側アークホーンを支持する支持部とを備え、前記カバー部は、2つのサイドカバー部を備え、2つの前記サイドカバー部は、連結部を介して連結され、前記支持部は、各前記サイドカバー部の前後方向途中に設けられる第1縦壁と、前記第1縦壁の前方に設けられる第2縦壁とを備え、各前記第1縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第1支持溝が形成され、各前記第2縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第2支持溝が形成され、前記カバーは、2つの前記サイドカバー部が前記連結部の反対側において嵌合されることにより組み付けられ、その組み付け状態において、前記第1支持溝が重ね合わされた部分、および、前記第2支持溝が重ね合わされた部分のそれぞれに、孔が形成され、前記接地側アークホーンは、各前記孔に挿入され、前記支持部は、前記接地側アークホーンを、前記カバー部との間に所定間隔が隔てられるような状態で支持することを特徴としている。
このような構成によると、接地側アークホーンには、カバーが設けられているので、たとえ、充電側アークホーンがカバーから露出し、あるいは、充電側アークホーンにカバーがない状態において、鳥などが、接地側アークホーンを被覆するカバー上に留まって、充電側アークホーンに接触しても、カバーによって接地側アークホーンが絶縁保護されているため、地絡事故が生じることを防止することができる。
また、このような構成によると、接地側アークホーンは、支持部において、カバー部との間に所定間隔が隔てられるような状態で支持される。そのため、より絶縁性を向上させることができ、地絡事故の発生を有効に防止することができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記カバー部には、このカバー部を掴むための掴み部が形成されていることを特徴としている。
このような構成によると、カバーを、掴み部を掴んで接地側アークホーンを被覆するように取り付けることができる。そのため、カバーの取付作業の効率化を図ることができる。
また、請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記カバー部には、前記カバー部内に生じる圧力を開放するための圧力開放孔が設けられていることを特徴としている。
このような構成によると、落雷時などにおいてカバー部内に圧力が生じても、その圧力を圧力開放孔から開放することができる。そのため、ラインポスト碍子の信頼性を向上させることができる。
また、請求項に記載の発明は、充電側アークホーンと接地側アークホーンとを備えるラインポスト碍子の、前記接地側アークホーンを被覆するカバーであって、カバー部と、前記カバー部内に設けられ前記接地側アークホーンを支持する支持部とを備え、前記カバー部は、2つのサイドカバー部を備え、2つの前記サイドカバー部は、連結部を介して連結され、前記支持部は、各前記サイドカバー部の前後方向途中に設けられる第1縦壁と、前記第1縦壁の前方に設けられる第2縦壁とを備え、各前記第1縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第1支持溝が形成され、各前記第2縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第2支持溝が形成され、2つの前記サイドカバー部が前記連結部の反対側において嵌合されることにより組み付けられ、その組み付け状態において、前記第1支持溝が重ね合わされた部分、および、前記第2支持溝が重ね合わされた部分のそれぞれに、孔が形成され、前記接地側アークホーンは、各前記孔に挿入され、前記支持部は、前記接地側アークホーンを、前記カバー部との間に所定間隔が隔てられるような状態で支持することを特徴としている。
このような構成によると、カバーによって、接地側アークホーンを被覆することができるので、たとえ、充電側アークホーンがカバーから露出し、あるいは、充電側アークホーンにカバーがない状態において、鳥などが、接地側アークホーンを被覆するカバー上に留まって、充電側アークホーンに接触しても、カバーによって接地側アークホーンが絶縁保護されているため、地絡事故が生じることを防止することができる。
請求項1に記載の発明によれば、カバーによって接地側アークホーンが絶縁保護されているため、地絡事故が生じることを防止することができる。
また、この発明によれば、より絶縁性を向上させることができ、地絡事故の発生を有効に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、カバーの取付作業の効率化を図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、ラインポスト碍子の信頼性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、カバーによって接地側アークホーンが絶縁保護されているため、地絡事故が生じることを防止することができる。
図1は、本発明のラインポスト碍子の一実施形態を示す概略側面図である。
図1において、このラインポスト碍子1は、線路の電線9を引通して固定するために用いる碍子であって、磁器製の碍子2と、その碍子2の上端部に取り付けられる充電側金具3と、その碍子1の下端部に取り付けられる接地側金具4と、充電側金具3に取り付けられる充電側アークホーン5と、接地側金具4に取り付けられる接地側アークホーン6と、充電側アークホーン5を被覆する充電側カバー7と、接地側アークホーン6を被覆する接地側カバー8とを備えている。
碍子2は、長手方向に延びる円柱形状の碍子本体10と、その碍子本体10の外周において、長手方向に所定間隔を隔てて複数形成される笠形状の突部11とを一体的に備えている。
充電側金具3は、碍子1の上端部に取り付けられており、円筒形状をなし、その上面が、電線9を受ける略凹形状の台座部12として形成されている。また、充電側金具3は、この台座部12に符合する略断面ハット形状のホルダ部材13を備えており、その台座部12において、ホルダ部材13との間で電線9を受けた状態で、台座部12から立設するボルト14にナット15を締め込むことにより、この台座部12とホルダ部材13との間で電線9を挟み込んで、この電線9を、充電側金具3において固定するようにしている。
また、この充電側金具3の側面には、充電側アークホーン5を取り付けるための矩形板形状の上側取付部16が、径方向外方に向けて突出形成されている。
充電側アークホーン5は、略丸棒状をなし、この上側取付部16に、その先端が後述する接地側アークホーン6の先端と対向するように下向きに延びる状態で、その基端がボルト17およびナット(図示せず。)を介して取り付けられている。
接地側金具4は、碍子1の下端部に取り付けられており、円筒形状をなし、その下面からは、電柱などの支持構造物に設けられるアーム18に固定するための軸部19が、下方に向けて突出形成されている。軸部19の先端には、ねじ山が形成されており、この軸部19をアーム18に挿入した状態で、ねじ山にナット20を螺着させることにより、接地側金具4を、アーム18に固定するようにしている。
また、この接地側金具4の側面には、接地側アークホーン6を取り付けるための矩形板形状の下側取付部21が、径方向外方に向けて突出形成されている。
接地側アークホーン6は、略丸棒状をなし、この下側取付部21に、その先端が充電側アークホーン5の先端と対向するように上向きに傾斜して延びる状態で、その基端がボルト22およびナット(図示せず。)を介して取り付けられている。
充電側カバー7は、可撓性のゴムからなり、充電側アークホーン5を、その充電側アークホーン5の長手方向全体にわたって被覆できるチューブ形状に形成されている。そして、この充電側カバー7は、充電側アークホーン5を、その充電側アークホーン5の長手方向全体にわたって被覆するように、充電側アークホーン5に外挿されている。
図2は、接地側カバー8の斜視図、図3は、その正面図、図4は、その背面図、図5は、その平面図、図6は、その底面図、図7は、その左側面図、図8は、その側断面図、図9は、その内側展開図、図10は、その外側展開図を示す。
次に、これら図2ないし図10を参照して、接地側カバー8について詳細に説明する。
この接地側カバー8は、絶縁性のプラスチックからなり、図9および図10に示すように、カバー部としての2つのサイドカバー部23および24が、連結部25を介して連結されている。接地側カバー8は、これら2つのサイドカバー部23および24を、連結部25の反対側において嵌合させることにより、図2に示すように、後方が開放されるボックス状に組み付けられる。
2つのサイドカバー部23および24は、れぞれ、正面視略矩形状であって、側壁26、前壁27、上壁28および下壁29が連続して一体的に形成されている。
側壁26の内側面には、図9に示すように、接地側アークホーンを支持する支持部30を備えている。
支持部30は、サイドカバー部23および24の前後方向途中において、上壁28と下壁29との間において、上下方向にわたって設けられる第1縦壁31と、第1縦壁31の前方に設けられ、下壁29から上壁28に向かって上下方向に延びる第2縦壁32と、第2縦壁32の前方に設けられ、下壁29から上壁28に向かって上下方向に延びる第3縦壁33とを備えている。
各第1縦壁31には、その上下方向中央において、接地側アークホーン6を挟持するための略半円形状の第1支持溝34が形成されている。これら第1縦壁31は、接地側カバー8の組み付け状態においては、互いに接触状に対向して、第1支持溝34が重ね合わされた部分のみに、略円形状の孔57(図1参照)が形成される。
各第2縦壁32には、その上下方向中央において、接地側アークホーン6を挟持するための略半円形状の第2支持溝38が形成されている。これら第2縦壁32は、接地側カバー8の組み付け状態においては、互いに接触状に対向して、第2支持溝38が重ね合わされた部分に、略円形状の孔39(図8参照)が形成される。
また、各第2縦壁32には、第2支持溝38を挟む上下部分から、各第1縦壁31に向かって前後方向に延びる上横壁35および下横壁36が形成されている。上横壁35および下横壁36は、接地側アークホーン6を挟持可能な間隔を隔てて上下方向において互いに対向するように設けられている。また、各上横壁35および各下横壁36は、接地側カバー8の組み付け状態においては、上横壁35同士および各下横壁36同士が互いに接触状に対向する。
また、各第2縦壁32における上横壁35および下横壁36の間であって、第2支持溝38の最深部分からは、各第1縦壁31に向かって前後方向に延びる側横壁37が形成されている。各側横壁37は、上横壁35および下横壁36と所定間隔を隔てて上下方向において互いに対向するように設けられている。各側横壁37は、接地側カバー8の組み付け状態においては、接地側アークホーン6を挟持可能な間隔を隔てて互いに対向する。
各第3縦壁33は、その上下方向中央において、接地側アークホーンを位置ぎめするための凹溝40が形成されている。これら第3縦壁33は、接地側カバー8の組み付け状態においては、互いに接触状に対向して、凹溝40が重ね合わされた部分には、略形状の孔41(図8参照)が形成される。
また、各側壁26の外側面には、図5に示すように、前側膨出部45、掴み部46および後側膨出部47が形成されている。
各前側膨出部45は、各側壁26の外側面の前側において対向状に設けられ、外側に向かって膨出する側面視略矩形状に形成されている(図3および図4参照)。
各掴み部46は、各側壁26の外側面における前側膨出部45の後側において対向状に設けられ、前側膨出部45から内側に窪む平坦状に形成されている。この掴み部46の両側の幅は、掴みジグ56で掴める幅として形成されている。
後側膨出部47は、一方のサイドカバー部23の側壁26の外側面には形成されておらず、他方のサイドカバー部24の側壁26の外側面にのみに形成されている。この後側膨出部47は、掴み部46の後側において、外側に向かって円弧状に膨出する側面視菱形形状に形成されている(図4参照)。なお、一方のサイドカバー部23の側壁26の外側面であって、後側膨出部47と対向する部分には、掴み部46から内側に向かって平坦状に窪む平坦部52が形成されている。
この平坦部52の後側下部には、図3に示すように、略三角形状の切り取り部分53が設けられている。切り取り部分53は、平坦部52との境界において、切り取りを容易とするための切り取り溝54が形成されている。
各前壁27には、図9に示すように、その上下方向中央において、略半円形状の圧力開放溝42が形成されている。これら前壁27は、接地側カバー8の組み付け状態においては、図7に示すように、互いに接触状に対向して、圧力開放溝42が重ね合わされた部分に、落雷時などにおいてサイドカバー23および24内に生じる圧力を開放するための略円形状の圧力開放孔43が形成される。
各上壁29は、図9および図10に示すように、連結部25によって連結されている。
連結部25は、略矩形平板状に形成され、互いに対向する各上壁29を、前後方向において連結するように設けられている。この連結部25における前側には、充電側アークホーン5の先端が対向する略円形状の放電用孔44が形成されている。
各下壁29において、一方のサイドカバー部23には、嵌合受け部48が形成されており、他方のサイドカバー部24には、嵌合突部49が形成されている。
嵌合受け部48は、一方のサイドカバー部23の下壁29において、前後方向において互いに所定間隔を隔てて(前側が前側膨出部45に対応する下壁29の部分、後側が掴む部46に対応する下壁29の部分)に2つ設けられている。この嵌合受け部48は、側面視矩形板状をなし、次に述べる嵌合突部49の突起51を受け入れて係止させるための係止孔50が形成されている。
嵌合突部49は、他方のサイドカバー部24の下壁29において、嵌合受け部48と対向するように、前後方向において互いに所定間隔を隔てて2つ設けられている。この嵌合突部49は、側面視矩形板状をなし、係止孔50に挿入して係止される鉤状の突起51が形成されている。
また、各下壁29において、後側膨出部47および平坦部52が設けられている部分に対応する部分には、図6に示すように、接地側アークホーン6の挿入を容易するための開口部55が形成されている。この開口部55は、一方のサイドカバー部23の下壁29における平坦部52と対向する部分を、略矩形状に少し切り欠き、また、他方のサイドカバー部24の下壁29における後側膨出部47と対向する部分を、略矩形状に大きく切り欠くことにより、後端が開放される略矩形状に形成されている。
そして、この接地側カバー8は、たとえば、次にようにして接地側アークホーン6に取り付けられる。すなわち、この取り付けにおいては、図9および図10に示す状態から、まず、一方のサイドカバー部23と他方のサイドカバー部24とが対向するように、連結部25を境として折り曲げて(図2および図5参照)、前側の嵌合突部48の突起51を、前側の嵌合受け部48の係止孔50に挿入して係止させる。
次いで、掴み部46を掴みジグ56(図2参照)で挟み、接地側アークホーン6の先端に、接地側カバー8の開口部55から外挿し、接地側アークホーン6を、各第1縦壁31の第1支持溝34により形成される孔57(図1参照)、および、各第2縦壁32の第2支持溝38により形成される孔39(図8参照)に、上横壁35、下横壁36および側横壁37によって案内しつつ、その先端が、各第3縦壁33の凹溝40により形成される孔41(図8参照)に当接するまで挿入する。その後、掴みジグ56で掴み部46を強く挟持することにより、後側の嵌合突部48の突起51を、後側の嵌合受け部48の係止孔50に挿入して係止させる。なお、この状態で、放電用孔44は、充電側アークホーン5の先端と対向するように配置される。
これによって、図1に示すように、接地側カバー8が、接地側アークホーン6を被覆する状態で組み付けられる。
このような接地側カバー8によれば、たとえば、充電側アークホーン5を絶縁保護する充電側カバー7が落雷や長期使用による劣化により損傷して、その充電側カバー7から充電側アークホーン5が露出し、そのような状態において、たとえば、図1の仮想線で示すように、鳥などが接地側アークホーン6を絶縁保護する接地側カバー8の上に留まって、充電側カバー7から露出した充電側アークホーン5に接触しても、接地側カバー8によって鳥と接地側アークホーン6との間が絶縁されているので、地絡事故が生じることを防止することができる。
とりわけ、この接地側カバー8では、接地側アークホーン6が、支持部30において、サイドカバー部23および24の側壁26、前壁27、上壁28および下壁29のいずれとも、空間ギャップが保持される状態で支持されるので、より絶縁性を向上させることができ、地絡事故の発生を有効に防止することができる。
また、この接地側カバー8では、掴み部46を掴みジグ56で掴んで、接地側アークホーン6を被覆するように取り付けることができる。そのため、接地側カバー8の取付作業の効率化を図ることができる。つまり、このような取り付けであれば、従来の間接活線工法により容易に取り付けることができる。また、この接地側カバー8は、取り外して再利用することも可能である。
さらに、この接地側カバー8では、落雷時などにおいて接地側カバー8内に圧力が生じても、その圧力を圧力開放孔43から開放することができる。そのため、ラインポスト碍子1の信頼性を向上させることができる。
また、この接地側カバー8では、下壁29の後側に形成された開口部55から、接地側アークホーン6を容易に挿入することができるので、さらなる作業効率の向上を図ることができる。また、このようにして取り付ければ、接地側アークホーン6のみならず、下側取付部21をも被覆して、絶縁保護することができる。
さらに、この接地側カバー8では、碍子2の種類や突部11の枚数などに応じて、必要により、切り取り溝54に沿って切り取り部分53を切り取って、取り付けることができるので、さらなる取り付け作業の効率化を図ることができる。より具体的には、このラインポスト碍子1では、突部11が7枚であれば切り取り不要であるが、6枚であれば切り取る必要を生じる。
なお、上記の説明では、充電側アークホーン5に充電側カバー7を設けたが、その目的および用途によっては、充電側カバー7を設けなくてもよい。
また、上記の説明では、磁器製の碍子2を例示したが、ポリマー製の碍子であってもよい。
本発明のラインポスト碍子の一実施形態を示す概略側面図である。 接地側カバーの斜視図である。 図2に示す接地側カバーの正面図である。 図2に示す接地側カバーの背面図である。 図2に示す接地側カバーの平面図である。 図2に示す接地側カバーの底面図である。 図2に示す接地側カバーの左側面図である。 図2に示す接地側カバーの側断面図である。 図2に示す接地側カバーの内側展開図である。 図2に示す接地側カバーの外側展開図である。
符号の説明
1 ラインポスト碍子
5 充電側アークホーン
6 接地側アークホーン
8 接地側カバー
23 サイドカバー部
24 サイドカバー部
30 支持部
46 掴み部
43 圧力開放孔

Claims (4)

  1. 充電側アークホーンと、接地側アークホーンとを備えるラインポスト碍子において、接地側アークホーンを被覆するカバーが設けられており、
    前記カバーは、カバー部と、前記カバー部内に設けられ前記接地側アークホーンを支持する支持部とを備え、
    前記カバー部は、2つのサイドカバー部を備え、
    2つの前記サイドカバー部は、連結部を介して連結され、
    前記支持部は、各前記サイドカバー部の前後方向途中に設けられる第1縦壁と、前記第1縦壁の前方に設けられる第2縦壁とを備え、
    各前記第1縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第1支持溝が形成され、
    各前記第2縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第2支持溝が形成され、
    前記カバーは、2つの前記サイドカバー部が前記連結部の反対側において嵌合されることにより組み付けられ、
    その組み付け状態において、前記第1支持溝が重ね合わされた部分、および、前記第2支持溝が重ね合わされた部分のそれぞれに、孔が形成され、
    前記接地側アークホーンは、各前記孔に挿入され、
    前記支持部は、前記接地側アークホーンを、前記カバー部との間に所定間隔が隔てられるような状態で支持することを特徴とする、ラインポスト碍子。
  2. 前記カバー部には、このカバー部を掴むための掴み部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のラインポスト碍子。
  3. 前記カバー部には、前記カバー部内に生じる圧力を開放するための圧力開放孔が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のラインポスト碍子。
  4. 充電側アークホーンと接地側アークホーンとを備えるラインポスト碍子の、前記接地側アークホーンを被覆するカバーであって、
    カバー部と、前記カバー部内に設けられ前記接地側アークホーンを支持する支持部とを備え、
    前記カバー部は、2つのサイドカバー部を備え、
    2つの前記サイドカバー部は、連結部を介して連結され、
    前記支持部は、各前記サイドカバー部の前後方向途中に設けられる第1縦壁と、前記第1縦壁の前方に設けられる第2縦壁とを備え、
    各前記第1縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第1支持溝が形成され、
    各前記第2縦壁には、前記接地側アークホーンを挟持するための第2支持溝が形成され、
    2つの前記サイドカバー部が前記連結部の反対側において嵌合されることにより組み付けられ、
    その組み付け状態において、前記第1支持溝が重ね合わされた部分、および、前記第2支持溝が重ね合わされた部分のそれぞれに、孔が形成され、
    前記接地側アークホーンは、各前記孔に挿入され、
    前記支持部は、前記接地側アークホーンを、前記カバー部との間に所定間隔が隔てられるような状態で支持することを特徴とする、カバー。
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