JP4549544B2 - ラインポスト碍子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ラインポスト碍子、詳しくは、線路の電線を引通して固定するために使用されるラインポスト碍子に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラインポスト碍子は、線路の電線を引通して固定するために用いられる碍子であって、たとえば、図6に示すように、磁器製の碍子1と、その碍子1の一方の端部に取り付けられる充電側金具2と、その碍子1の他方の端部に取り付けられる接地側金具3と、充電側金具2に取り付けられる充電側アークホーン4および接地側金具3に取り付けられる接地側アークホーン5とを備えている。
【0003】
なお、これら充電側アークホーン4および接地側アークホーン5は、たとえば、落雷などの事故時において生じる過大な電流を、これらの間で放電させて、対地に逃がすようにするために設けられている。
【0004】
碍子1は、長手方向に延びる円柱形状の碍子本体1aと、その碍子本体1aの外周において、軸方向に所定の間隔を隔てて複数形成される笠形状の突部1bとを備えている。
【0005】
充電側金具2は、碍子1の上側に取り付けられており、円筒形状をなし、その上面が、電線6を受ける略凹形状の台座部2aとして形成されている。また、充電側金具2は、この台座部2aに符合する略断面ハット形状のホルダ部材7を備えており、その台座部2aにおいて、ホルダ部材7との間で電線6を受けた状態で、台座部2aから立設するボルト8にナット9を締め込むことにより、この台座部2aとホルダ部材7との間で電線6を挟み込んで、この電線6を、充電側金具2において固定するようにしている。
【0006】
また、この充電側金具2の側面には、充電側アークホーン4を取り付けるための矩形板形状の取付部2bが、径方向外方に向けて突出形成されており、充電側アークホーン4は、この取付部2bに、ボルト10およびナット(図示せず。)を介して、その先端が、後述する接地側アークホーン5の先端と対向するように、下向きに取り付けられている。
【0007】
接地側金具3は、碍子1の下側に取り付けられており、円筒形状をなし、その下面からは、電柱などの支持構造物に設けられるアーム11に固定するための軸部3aが、下方に向けて突出形成されている。軸部3aの先端には、ねじ山が形成されており、この軸部3aをアーム11に挿入した状態で、ねじ山にナット12を螺着させることにより、接地側金具3を、アーム11に固定するようにしている。
【0008】
また、この接地側金具3の側面には、接地側アークホーン5を取り付けるための矩形板形状の取付部3bが、径方向外方に向けて突出形成されており、接地側アークホーン5は、この取付部3bに、ボルト13およびナット(図示せず。)を介して、その先端が、充電側アークホーン4の先端と対向するように、上向きに取り付けられている。
【0009】
一方、近年、高分子製の繊維強化プラスチック(以下、FRPと省略する。)を芯材としたポリマー碍子が、軽量、加工容易、高強度などの優れた特徴を有することから、広く使用されるようになってきている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなポリマー碍子は、通常、FRP製の芯材を、円筒形状の金具に挿入した後、その金具の円筒部分をかしめることによって製造されているので、上記したように、充電側金具2および接地側金具3の側面に、充電側アークホーン4および接地側アークホーン5を取り付けるための取付部2bおよび3bを突出形成することができない。
【0011】
そのため、たとえば、このような取付部2bおよび3bを設けずに、充電側金具2および接地側金具3を円筒形状に形成して、FRP製の芯材の両端部を、これら充電側金具2および接地側金具3に挿入して、その円筒部分をかしめることにより、芯材を充電側金具2および接地側金具3に固定した後、これら充電側金具2および接地側金具3の外周に、バンド状の取付金具を取り付けて、その取付金具によって、充電側アークホーン4および接地側アークホーン5を支持することも考えられる。
【0012】
一方、充電側アークホーン4および接地側アークホーン5は、それらの先端部を、所定の間隔を隔てて対向状に確実に配置することが、その品質性能の向上を図るうえで重要であり、そのため、それら充電側アークホーン4および接地側アークホーン5を、軸方向および周方向において確実に位置決めする必要がある。
【0013】
しかるに、充電側金具2および接地側金具3の外周に、バンド状の取付金具を用いて充電側アークホーン4および接地側アークホーン5を取り付けようとすると、これら充電側アークホーン4および接地側アークホーン5を、軸方向および周方向において相対的に位置合わせして取り付けるための手間がかかり、また、各製品ごとに、取付位置のばらつきを生じることもあって、生産性および品質性能の向上を図ることが困難である。しかも、バンド状の取付金具を用いて取り付けると、その後に、充電側アークホーン4および接地側アークホーン5に、何らかの外力が加わった時に、軸方向および周方向、とりわけ、周方向に位置ずれが生じやすく、品質の低下を招きやすい。
【0014】
さらに、バンド状の取付金具を用いて取り付けると、その取付金具の分、部品点数が多くなるとともに、形状も大きくなるので、コストの上昇を招くという不具合をも生じる。
【0015】
本発明は、上記した不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、ポリマー碍子であっても、アークホーンを簡易かつ確実に位置決めして取り付けることができ、生産性および品質性能の向上を図ることができ、しかも、部品点数の低減化、小型化およびシンプル化、さらには、コストの低減化を図ることのできるラインポスト碍子を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、高分子製の芯材と、前記芯材の両端部を支持する支持金具とを備え、前記支持金具に、アークホーンが取り付けられている、ラインポスト碍子であって、前記支持金具は、前記芯材が挿入固定される筒部と、前記筒部よりも径方向外方に向かって膨出する鍔部とを備え、前記鍔部には、前記アークホーンを取り付けるための台座部が設けられており、前記アークホーンは、前記台座部に取り付けられていることを特徴としている。
【0017】
このような構成によると、製造時においては、芯材を筒部に挿入した後に、その筒部をかしめることによって、芯材を支持金具に確実に固定することができながら、アークホーンを、その筒部よりも径方向外方に向かって膨出する鍔部の台座部に取り付けることができる。そのため、アークホーンを、バンド状の取付金具を用いて筒部に取り付ける場合のように、軸方向および周方向において位置合わせして取り付ける必要がなく、台座部に取り付けるのみで確実に位置決めされた状態で取り付けることができる。したがって、簡易な取り付けによって、品質性能が安定したラインポスト碍子を、生産効率よく得ることができる。
【0018】
また、使用時においても、アークホーンは、台座部において確実に固定されているので、バンド状の取付金具を用いて取り付ける場合のように、何らかの外力が加わった時にも、軸方向および周方向に位置ずれを生じることなく、常に安定した性能を発揮することができる。
【0019】
しかも、取付金具が不要であるため、部品点数の低減化、小型化およびシンプル化、さらには、コストの低減化を図ることができる。
【0020】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記鍔部は、前記支持金具において、前記筒部よりも軸方向外側に設けられており、前記台座部は、前記鍔部における軸方向内側面に設けられていることを特徴としている。
【0021】
このような構成によると、アークホーンは、筒部よりも軸方向外側の鍔部の軸方向内側面に設けられる台座部に取り付けられるので、たとえば、電線の引通しや碍子の固定を阻害することもなく、良好にアークホーンを取り付けることができる。また、通常、支持金具には、このような鍔部が形成されているため、既存の鍔部に簡易な加工を行なうのみで容易に台座部を形成することができる。そのため、わざわざ台座部を形成する必要もなく、生産性の向上およびコストの低減化を、より一層図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明のラインポスト碍子の一実施形態を示す一部断面概略側面図、図2は、そのラインポスト碍子の充電側アークホーンを示す平面図、図3は、そのラインポスト碍子の充電側アークホーンを示す側面図、図4は、そのラインポスト碍子の接地側アークホーンを示す平面図、図5は、そのラインポスト碍子の接地側アークホーンを示す側面図である。
【0023】
図1において、このラインポスト碍子21は、線路の電線22を引通して固定するために用いられるポリマー碍子であって、中実円柱状に形成されたFRP製の芯材23と、この芯材23の一方の端部に取り付けられる支持金具としての充電側金具24と、その芯材23の他方の端部に取り付けられる支持金具としての接地側金具25と、充電側金具24に取り付けられる充電側アークホーン26および接地側金具25に取り付けられる接地側アークホーン27と、カバー28とを備えている。
【0024】
充電側金具24は、芯材23の上側に取り付けられており、芯材23の一方の端部を受け入れる支持部29と、電線22を保持するための保持部30とを備えている。支持部29は、芯材23の端部が挿入固定される円筒形状の筒部31と、その筒部31よりも軸方向内側に形成される第1鍔部32と、その筒部31よりも軸方向外側に形成される鍔部としての第2鍔部33とを一体として備えている。
【0025】
第1鍔部32は、筒部31よりも径方向外方に向かって膨出するリング形状に形成されており、芯材23の端部とともに、カバー28の端部が挿入固定されている。また、第2鍔部33は、筒部31よりも径方向外方に向かって膨出する円板形状に形成されており、筒部31の底部として形成されている。
【0026】
そして、筒部31に、芯材23の端部が挿入された状態で、筒部31がダイスなどによってかしめられることにより、芯材23の端部が筒部31に圧着固定されている。なお、これによって、カバー28の端部も、第1鍔部32に圧着固定されるようになる。
【0027】
保持部30は、第2鍔部33における筒部31に対して反対側に形成される受け部34と、この受け部34に符合するホルダ部材36とを備えている。受け部34は、図1では明らかでないが、第2鍔部33の上面において、直径方向に沿って形成される凹部と、その凹部を挟んで対向するように、2つのボルト35が、軸方向外方に向かって立設されている。また、ホルダ部材36は、略断面ハット形状をなし、その両側端部には、ボルト挿通孔が形成されている。
【0028】
そして、受け部34の凹部に電線22を引通した状態で、ホルダ部材36のボルト挿通孔を、受け部34のボルト35に挿通させ、この電線22を、受け部34とホルダ部材36との間で挟み込んだ後、ボルト35にナット37を締め込むことにより、この電線22を、保持部30において固定するようにしている。
【0029】
また、接地側金具25は、芯材23の下側に取り付けられており、芯材23の他方の端部を受け入れる支持部38と、電柱などの支持構造物に設けられるアーム39に固定するための軸部40とを備えている。支持部38は、芯材23の端部が挿入固定される円筒形状の筒部41と、その筒部41よりも軸方向内側に形成される第1鍔部42と、その筒部41よりも軸方向外側に形成される鍔部としての第2鍔部43とを一体として備えている。
【0030】
第1鍔部42は、筒部41よりも径方向外方に向かって膨出するリング形状に形成されており、芯材23の端部とともに、カバー28の端部が挿入固定されている。また、第2鍔部43は、筒部41よりも径方向外方に向かって膨出する円板形状に形成されており、筒部41の底部として形成され、後述する軸部40が挿通される軸部挿通孔44を有している。
【0031】
そして、筒部41に、芯材23の端部が挿入された状態で、筒部41がダイスなどによってかしめられることにより、芯材23の端部が筒部41に圧着固定されている。なお、これによって、カバー28の端部も、第1鍔部42に圧着固定されようになる。
【0032】
軸部40は、その一端に頭部45を有するとともに、その他端にねじ山が形成されており、芯材23を筒部41に挿入固定する前に、予め、筒部41の内側から挿入して、ねじ山が形成される先端部を、第2鍔部43の内側から軸部挿通孔44を介して外側に突出させ、その頭部45を、第2鍔部43の内側面に当接固定するようにして、取り付けられている。
【0033】
そして、この軸部40を、アーム39に挿通した後、その先端部に形成されるねじ山にナット46を螺着することにより、接地側金具25を、アーム39に固定するようにしている。
【0034】
なお、カバー28は、シリコーンゴムなどからなり、芯材23を軸方向全体にわたって被覆するように設けられており、径方向外方に延びる笠状の突部47が、その軸方向において所定の間隔を隔てて複数形成されている。また、その両端部が、充電側金具24の第1鍔部32および接地側金具25の第1鍔部42によって芯材23との間において圧着固定されている。
【0035】
そして、このラインポスト碍子21では、充電側金具24の第2鍔部33に、充電側アークホーン26が取り付けられるとともに、接地側金具25の第2鍔部43に、接地側アークホーン27が取り付けられている。
【0036】
より具体的に説明すると、図2および図3に示すように、充電側金具24の第2鍔部33においては、その軸方向内側面が、平坦円環状の台座部48として形成されており、その台座部48には、互いに所定の間隔を隔てて2つのねじ孔49が形成されている。また、充電側アークホーン26は、略くの字棒形状をなし、その一方の端部には、平板形状の取付部51が、充電側アークホーン26の長手方向と直交する方向に、略平面視T字形状に広がるように形成されている。この取付部51には、台座部48に形成される2つのねじ孔49に対向し得る2つのボルト挿通孔54が形成されている。
【0037】
そして、台座部48に取付部51を重ね合わせて、ねじ孔49にボルト挿通孔54を位置合わせした状態で、2つのボルト56および57を、それぞれ、ボルト挿通孔54を介して、ねじ孔49に螺着させることにより、充電側アークホーン26が、その先端部が斜め下向きに向かうような状態で、充電側金具24の第2鍔部33の軸方向内側面に取り付けられている。
【0038】
また、図4および図5に示すように、接地側金具25の第2鍔部43においては、その軸方向内側面が、平坦円環状の台座部58として形成されており、その台座部58には、互いに所定の間隔を隔てて2つのねじ孔59が形成されている。また、接地側アークホーン27は、略くの字棒形状をなし、その一方の端部には、平板形状の取付部61が、接地側アークホーン27の長手方向と直交する方向に、略平面視T字形状に広がるように形成されている。この取付部61には、台座部58に形成される2つのねじ孔59に対向し得る2つのボルト挿通孔62が形成されている。また、取付部61に隣り合う接地側アークホーン27の長手方向途中には、矩形平板形状のアース端子取付部64が、取付部61と直交する方向に延びるように形成されている。このアース端子取付部64には、ボルト65が固着されており、このボルト65にナット66を螺着させることにより、アース端子(図示せず。)を挟み込むことができるように構成されている。
【0039】
そして、台座部58に取付部61を重ね合わせて、ねじ孔59にボルト挿通孔62を位置合わせした状態で、2つのボルト67および68を、それぞれ、ボルト挿通孔62を介して、ねじ孔59に螺着させることにより、接地側アークホーン27が、その先端部が斜め上向きに向かうような状態で、接地側金具25の第2鍔部43の軸方向内側面に取り付けられている。
【0040】
これによって、充電側アークホーン26の先端部と接地側アークホーン27の先端部とが、互いに所定の間隔を隔てて対向状に配置され、落雷などの事故時において生じる過大な電流を、これらの間で放電させて、アース端子を介して対地に逃がすようにしている。
【0041】
そして、このようなラインポスト碍子21では、製造時においては、芯材23の両端部を、充電側金具24の筒部31および接地側金具25の筒部41に挿入した後に、その筒部31および41をかしめることによって、芯材23を充電側金具24および接地側金具25に確実に固定することができながら、充電側アークホーン26および接地側アークホーン27を、充電側金具24の第2鍔部33の台座部48および接地側金具25の第2鍔部43の台座部58に、それぞれ取り付けることができる。そのため、充電側アークホーン26および接地側アークホーン27を、バンド状の取付金具を用いて充電側金具24の筒部31および接地側金具25の筒部41に取り付ける場合のように、軸方向および周方向において位置合わせして取り付ける必要がなく、各台座部48および58に取り付けるのみで確実に位置決めされた状態で取り付けることができる。したがって、簡易な取り付けによって、充電側アークホーン26の先端部および接地側アークホーン27の先端部を、確実に所定の間隔を隔てて対向状に配置することができ、品質性能が安定したラインポスト碍子21を、生産効率よく得ることができる。
【0042】
また、使用時においても、充電側アークホーン26および接地側アークホーン27は、各台座部48および58において確実に固定されているので、バンド状の取付金具を用いて取り付ける場合のように、何らかの外力が加わった時にも、軸方向および周方向に位置ずれを生じることなく、常に安定した性能を発揮することができる。しかも、取付金具が不要であるため、部品点数の低減化、小型化およびシンプル化、さらには、コストの低減化を図ることができる。
【0043】
また、充電側アークホーン26は、充電側金具24の第2鍔部33の軸方向内側面に設けられる台座部48に取り付けられるので、保持部30における電線22の引通しを阻害することもなく、良好に取り付けることができる。また、接地側アークホーン27も同様に、接地側金具25の第2鍔部43の軸方向内側面に設けられる台座部58に取り付けられるので、軸部40をアーム39に挿通して固定する時の障害になることもなく、良好に取り付けることができる。
【0044】
また、このラインポスト碍子21では、充電側金具24の第2鍔部33および接地側金具25の第2鍔部43の各軸方向内側面を、そのまま台座部48および58として、ねじ孔49および59を設けるのみの簡易な加工によって容易に形成されているので、わざわざ台座部を別途形成する必要もなく、生産性の向上およびコストの低減化がより一層図られている。
【0045】
なお、以上の説明において、充電側アークホーン26および接地側アークホーン27は、それぞれ、充電側金具24の第2鍔部33および接地側金具25の第2鍔部43に取り付けるようにしたが、たとえば、充電側金具24の第1鍔部32および接地側金具25の第1鍔部42に取り付けるようにしてもよい。
【0046】
また、以上の説明において、「軸方向」および「径方向」は、芯材23を基準とした方向として記載している。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に記載の発明によれば、芯材を支持金具に確実に固定することができながら、アークホーンを、確実に位置決めされた状態で台座部に取り付けることができる。したがって、簡易な取り付けによって、品質性能が安定したラインポスト碍子を、生産効率よく得ることができる。また、使用時において、何らかの外力が加わった時にも、アークホーンは、台座部において確実に固定されているので、位置ずれを生じることなく常に安定した性能を発揮することができる。しかも、取付金具が不要であるため、部品点数の低減化、小型化およびシンプル化、さらには、コストの低減化を図ることができる。
【0048】
請求項2に記載の発明によれば、簡易な加工を行なうのみで容易に台座部を形成して、電線の引通しを阻害することなく、良好にアークホーンを取り付けることができる。そのため、生産性の向上およびコストの低減化を、より一層図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラインポスト碍子の一実施形態を示す一部断面概略側面図である。
【図2】図1に示すラインポスト碍子の充電側アークホーンを示す平面図である。
【図3】図1に示すラインポスト碍子の充電側アークホーンを示す側面図である。
【図4】図1に示すラインポスト碍子の接地側アークホーンを示す平面図である。
【図5】図1に示すラインポスト碍子の接地側アークホーンを示す側面図である。
【図6】従来のラインポスト碍子の一実施形態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
21 ラインポスト碍子
23 芯材
24 充電側金具
25 接地側金具
26 充電側アークホーン
27 接地側アークホーン
31 筒部
33 第2鍔部
41 筒部
43 第2鍔部
48 台座部
58 台座部
Claims (2)
- 高分子製の芯材と、前記芯材の両端部を支持する支持金具とを備え、前記支持金具に、アークホーンが取り付けられている、ラインポスト碍子であって、
前記支持金具は、前記芯材が挿入固定される筒部と、前記筒部よりも径方向外方に向かって膨出する鍔部とを備え、
前記鍔部には、前記アークホーンを取り付けるための台座部が設けられており、前記アークホーンは、前記台座部に取り付けられていることを特徴とする、ラインポスト碍子。 - 前記鍔部は、前記支持金具において、前記筒部よりも軸方向外側に設けられており、前記台座部は、前記鍔部における軸方向内側面に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のラインポスト碍子。
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JP2001006355A JP4549544B2 (ja) | 2001-01-15 | 2001-01-15 | ラインポスト碍子 |
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- 2001-01-15 JP JP2001006355A patent/JP4549544B2/ja not_active Expired - Lifetime
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