JP4290290B2 - 連続移送式袋詰め包装機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水平な環状経路に沿って連続回転するチェーンに取り付けられた袋保持部材に空袋を供給し、袋口の開口、充填及び袋口のシール等の包装処理を行って袋詰め製品を得る連続移送式袋詰め包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空袋を環状経路に沿って搬送し、その搬送過程で給袋、袋口の開口、充填及び袋口のシール等の包装処理を順次行って袋詰め製品を得る袋詰め包装機として、周囲に複数対のチャック爪が等間隔に取り付けられた間欠回転テーブルと、その周囲の各停止位置に順次配置された袋供給装置、開口装置、充填装置及びシール装置等の包装処理装置からなる袋詰め包装機が周知である。また、この間欠回転テーブル型袋詰め包装機以外にも種々のタイプの袋詰め包装機が知られている。
【0003】
例えば、特開昭59−221201号公報には、水平面内で環状経路に沿って一方向に連続回転する無端チェーンと、該無端チェーンに等間隔に取り付けられ、その回転に伴って袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対のチャック爪を備え、前記環状経路に沿って袋供給装置、開口装置、充填装置及びシール装置等の包装処理装置が配置された袋詰め包装機が記載されている。これらの包装処理装置は、いずれも前記無端チェーンに担持されたチャック爪と同速で連続回転しつつ各包装処理を行うものである。
【0004】
特公昭55−35281号公報には、水平面内で環状経路に沿って間欠的に回転する無端チェーンと、該無端チェーンに等間隔に取り付けられ、その回転に伴って袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対のチャック爪を備え、各停止位置に袋供給装置、開口装置、充填装置、シール装置等の包装処理装置が順次配置された袋詰め包装機が記載されている。この包装機では複数対のチャック爪が同時に同じ動きをし、各包装処理装置において複数個の袋に対し同時に各包装処理が行われる。
実公平6−3775号公報には、垂直面内で環状経路に沿って間欠的に回転する無端チェーンと、該無端チェーンに等間隔に取り付けられ、その回転に伴って前記環状経路の上方直線部において袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対のチャック爪を備えた袋詰め包装機が記載されている。
【0005】
実公平3−12645号公報には、周囲に複数対のチャック爪が等間隔に取り付けられた連続回転テーブルと、袋供給装置、開口装置、充填装置及びシール装置等の包装処理装置が配置された追従テーブルを備えた袋詰め包装機が記載されている。この追従テーブルは連続回転テーブルの回転に追従して一定角度回転した後、元の位置に復帰するもので、追従回転している間に各包装処理が行われる。追従テーブルの追従回転は連続回転テーブルとの機械的係合により行われる。
【0006】
特開平8−301214号公報には、同じく周囲に複数対のチャック爪が等間隔に取り付けられた連続回転テーブルと、その周囲に袋供給装置、開口装置、充填装置、窒素封入装置及びシール装置等の包装処理装置が配置された袋詰め包装機が記載されている。このうち、袋供給装置及び充填装置は回転テーブルに取り付けられたチャック爪と同速で連続回転しつつ供給又は充填処理を行い、窒素封入装置及びシール装置(冷却装置も)は連続回転テーブルの回転に追従して所定位置まで移動した後、元の位置に復帰し、追従移動している間に窒素封入及びシール処理を行う。
【0007】
特開平10−305802号公報には、周囲に複数のグリッパーが等間隔に取り付けられた連続回転テーブルと、充填装置及びキャッピング装置が配置された追従テーブル(間欠揺動テーブル)を備えた袋詰め包装機が記載されている。この追従テーブルは連続回転テーブルの回転に追従して一定角度回転した後、元の位置に復帰するもので、追従回転している間に充填及びキャッピングが行われる。追従テーブルの駆動ユニットは連続回転テーブルのモータの出力軸と機械的に連結されている。
【0008】
特開昭57−204802号公報には、リテーナが連続的に送られる経路に沿って袋の供給装置(開口装置を兼ねる)、充填装置、脱気装置及びシール装置が配置されたリテーナ式袋詰め包装機が記載されている。これらの包装処理装置は、いずれもリテーナと同速で連続回転しつつ各包装処理を行う。
特開平7−76323号公報には、リテーナが連続的に送られる経路に沿って袋の供給装置、開口装置、充填装置及びシール装置が配置されたリテーナ式袋詰め包装機が記載されている。このうち、開口装置、充填装置及びシール装置はリテーナの移送に追従して所定距離移動した後、元の位置に復帰するもので、追従移動している間に各包装処理が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
前記間欠回転テーブル式又は間欠回転チェーン式(特公昭55−35281号公報、実公平6−3775号公報)のようにチャック爪が移動と停止を繰り返す袋詰め包装機では、チャック爪に把持された袋及び内部に充填された液体が移動と停止を繰り返す度に揺れるため、高速で運転して移動と停止のピッチを速め生産性を上げようとすると、袋の位置ずれや液体の飛び出しが起こる。また、洗剤などは泡立ちを抑えるため低速で充填する必要があるが、停止時間を多く取ると、さらに高速運転が難しくなる。
【0010】
一方、連続回転テーブル式(実公平3−12645号公報、特開平8−301214号公報、10−305802号公報)又は連続回転チェーン式(特開昭59−221201号公報)のようにチャック爪が連続的に移動する袋詰め包装機では、高速運転しても袋及び内部に充填された液体の揺れがない。また、間欠回転式では、各包装処理に同じ時間(停止時間)を割り当てることになるが、連続回転式(特開昭59−221201号公報、特開平8−301214号公報、10−305802号公報)では、各包装処理毎に適宜必要な時間(チャック爪の移動距離)を割り当てることができるので、例えば充填時間を減らすことなく高速運転を行うということも可能となる。なお、以上の点は、リテーナ式袋詰め包装機(特開昭57−204802号公報、特開平7−76323号公報)でも同様である。
【0011】
チャック爪又はリテーナが連続回転又は移動する場合、連続回転又は移動するチャック爪、リテーナ又は袋に対し、袋の供給装置、開口装置、充填装置、シール装置等の各包装処理装置も追従して移動する必要がある。この追従移動する包装処理装置のタイプには2種類あり、1つは袋の移動速度と同じ速度で連続回転し、袋の移動経路に沿って動く(追従する)間に包装処理を行うもの(例えば特開昭59−221201号公報に記載された供給装置、開口装置、充填装置、シール装置等)、もう1つは袋の移動に追従して移動し、続いて元の位置に復帰する追従−復帰動作を行い、追従移動の間に包装処理を行うもの(例えば特開平8−301214号公報に記載された窒素封入装置、シール装置等)である。
【0012】
連続回転するタイプの包装処理装置は、例えば特開昭59−221201号公報に記載された供給装置や開口装置の場合、連続回転するベルトやチェーンを利用することになるが、これはチャック爪を環状経路に沿って回転させる本体の無端チェーン機構を縮小したような複雑な装置となる。また、例えば同公報に記載されたシール装置(冷却装置含む)の場合、ヒーターとベルトが常時摺動している関係で袋に対する加圧力を高く設定できず、特にシール部の信頼性が要求される袋のシールには使えない。
【0013】
これに対し、追従−復帰するタイプの包装処理装置は全体に構造が簡単で済み、また、シール装置に適用した場合にはシールの信頼性が高いという利点がある。ところが、従来のこのタイプの包装処理装置はいずれも連続回転テーブル式袋詰め包装機に適用されたものであるが、包装処理装置をチャック爪や袋に追従させる駆動機構が回転テーブルの駆動と機械的に連携したものとなっているため、例えば袋のサイズや材質の変更に伴って、当初設定した追従−復帰動作(追従距離(追従して移動する距離)、一度に処理する袋数、復帰速度など)を変更するというようなことはきわめて困難であった。
【0014】
そのほか、連続回転テーブル式の場合はテーブルの半径を大きくし、連続回転チェーン式の場合は環状経路を長くするほど高速回転が可能となるが、後者の方が設置スペースの点で自由度が大きく、経路に長い直線部ができる点で、各種包装処理を行う場合に前者に比べ有利である。また、リテーナ式袋詰め包装機では、袋サイズ毎に異なる種類のリテーナを用意しなくてはならず、包装作業において多数リテーナを管理する煩わしさがあり、さらに適用できる袋が自立袋に限定される。
【0015】
このような従来の袋詰め包装機の種々の問題点に鑑み、本発明は、高速運転が可能で、装置自体が余り複雑にならず、かつ袋のサイズや材質等の変更、被充填物の特性(泡立ちやすさ、粘性、充填量など)の変更があったときなど、必要に応じて包装処理装置の設定を変更することも容易で、包装作業の管理にも煩わしさがない袋詰め包装機を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
発明者は、先のように従来の包装処理装置の特性について種々検討した結果、水平面内で環状経路に沿って一方向に連続回転する無端チェーンに袋保持部材を担持させること、環状経路に沿って配置する包装処理装置を追従−復帰するタイプの包装処理装置とすること、及びその追従−復帰動作の駆動を前記無端チェーンの駆動とは機械的に切り離すこと、以上3点を組み合わせることにより上記目的を達成できることに想到し、本発明に到達した。
【0017】
すなわち、本発明は、水平面内で環状経路に沿って一方向に連続回転する無端チェーンに等間隔に配置され、該無端チェーンの回転に伴い袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対の袋保持部材と、前記環状経路に沿って順次配置された給袋装置、開口装置、充填装置、シール装置等の包装処理装置を備える連続移送式袋詰め包装機において、前記環状経路が一対の半円状部及び一対の平行部からなり、前記シール装置が第1シールバー、第2シールバー及び冷却シールバーを備え、各シールバーはそれぞれ前記環状経路の一方の平行部の両側に設置され、各シールバーは前記一方の平行部に沿った所定区間内をそれぞれ前記袋保持部材の複数対に追従して移動しながら相互に接近し、それぞれ複数の袋に対して予備シール、本シール及び冷却シールを行い、続いて相互に離反し元の位置に復帰する追従−復帰動作を行い、かつその追従−復帰動作の駆動源が無端チェーンの回転の駆動源とは別に設置されたサーボモータであることを特徴とする。
【0018】
本発明の連続移送式袋詰め包装機において、無端チェーンの回転の駆動源としては例えばサーボモータ、インバータモータ等が考えられ、これらの駆動源と各包装処理手段の追従−復帰動作の駆動源であるサーボモータを同期運転制御することになる。無端チェーンの回転の駆動源がサーボモータの場合は、そのサーボモータに対して、各包装処理手段のサーボモータを同期させるだけでよい。また、インバータモータの場合は、例えばパルス発振器(エンコーダなど)やシンクロ発振器を設置し(駆動軸などに連結)、該発振器の出力信号から無端チェーンの速度及び袋保持部材の位置を割り出し、該速度及び位置に基づいて追従−復帰動作のサーボモータを同期させる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して、本発明に係る連続移送式袋詰め包装機について説明する。
図1に示す袋詰め包装機は、一対の半円状部及び一対の平行部からなる環状経路を一方向(矢印参照)に定速で連続回転駆動される無端チェーン1、該無端チェーン1に等間隔に取り付けられ、該無端チェーン1の回転に伴い袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対のチャック爪(図示せず)、前記環状経路に沿って順次配置された給袋装置2、印字装置3、開口装置4、液状物充填装置5、脱気装置6、シール装置7、不良品排除装置8、製品取出コンベア9等からなる。
【0020】
給袋装置2は、袋Wを搬送する複数連(図示例では3連)のコンベアマガジン11と、先頭の袋を吸盤により真空吸着してコンベアマガジン11上から取り上げる第1吸着手段(図示せず)と、取り上げた袋を第1吸着手段から受け取り(同じく吸盤により真空吸着)、上向きに揺動し袋を垂直状態にして下記把持手段12に受け渡す第2吸着手段(図示せず)と、各袋の上端を把持し前記環状経路を移動するチャック爪の移動方向に等速で追従移動しながら該チャック爪に接近し、袋を受け渡した後元の位置に復帰する把持手段12と、把持手段12の追従移動−復帰動作の駆動源としてのサーボモータ(図示せず)等からなる。追従移動−復帰動作の駆動源としてサーボモータを用いることにより、チャック爪と同期した正確な追従移動−復帰動作が可能となる。なお、コンベアマガジン11及び両吸着手段については、例えば特公昭58−28166号公報に記載されている。
【0021】
開口装置4は、前記環状経路の両側に設置された複数対(図示例では3対)の吸着手段(吸盤)13を備え、該吸着手段13は、前記環状経路を移動するチャック爪(袋W)の移動方向に等速で追従移動すると同時に、相互に接近及び離反し、これによりチャック爪に把持された袋Wの両面を吸着して袋口を開口した後、元の位置に復帰する。この吸着手段の追従移動−復帰動作の駆動源としてサーボモータが設置される。
液状物充填装置5は、例えば特開昭59−221201号公報、特開昭57−204802号公報に記載された充填装置と同じく連続回転式であり、ノズル14が環状軌道の半円状部に沿ってチャック爪(袋W)と等速で追従回転し、その過程でノズル14から液状物が袋W内に充填される。
【0022】
脱気装置6は環状軌道の両側に設置され、チャック爪(袋W)と等速で追従回転(連続回転)する一対のベルト部材15を備える。このベルト部材15の機能は特開昭57−204802号公報に記載された脱気ガイド杆(固定)と同じであり、移動する袋Wの上部がこのベルト部材15により両面から押さえられ袋内が脱気される。
シール装置7は、環状軌道の両側に設置され、チャック爪(袋W)と等速で追従移動すると同時に相互に接近して袋口を熱シールした後、相互に離反し元の位置に復帰する第1シールバー16、同じく第2シールバー17と、熱シールされた袋口を冷却する冷却シールバー18を備え、これらは同じサーボモータを駆動源とし、同期して追従移動−復帰動作を行う。
不良品排除装置8はシール不良などの不良品を排除するもので、シール不良などの不良品を検出した場合など、図示しない開放装置によりチャック爪を開いて袋を開放し、不良品排出シュート19を通して排除する。
【0023】
次に、この連続移送式袋詰め包装機の全体工程を説明すると、まず、給袋装置2では、図示しない第1吸着手段の吸盤が各コンベアマガジン11から先頭の袋を取り上げ、それを第2吸着手段の吸盤が吸着して上方に揺動し、袋の先端を把持手段12が把持し、定速で移動するチャック爪(複数対)に対し追従移動しながら袋を受け渡す。チャック爪は受渡しまでは開いており、袋が所定位置に到達したところで閉じてこれを把持し、同時に把持手段12は開いて袋を開放する。
次に印字装置3がチャック爪に把持されて連続移動する袋Wに日付等を印字し、開口装置4の吸着手段13が複数の袋Wに追従して移動しながら接近して袋面を吸着し、そのまま離反して(同時にチャック爪が相互に接近して間隔を縮める)各袋Wの袋口を開口する。
【0024】
環状軌道の半円状部に配置された液状物充填装置5では、袋Wに追従して連続回転するノズル14を通して液状物を充填し、脱気装置6では連続回転するベルト部材15が袋Wの上部を両面から押さえ(その前にチャック爪は相互に離れて間隔を広げ、袋口を閉じた状態で把持している)、袋内の空気を追い出す。
シール装置7では、第1シールバー16、第2シールバー17、冷却シールバー18が、それぞれ複数の袋Wに追従して移動しながら相互に接近し、予備シール、本シール、冷却シールを行う。
最後にチャック爪(袋W)が製品取出コンベア9の上に到達したとき、チャック爪を開いて袋Wを開放し、製品取出コンベア9上に落下させる。
【0025】
なお、この袋詰め包装機では、把持手段12、吸着手段13及びシールバー16〜18の追従−復帰動作は、無端チェーンの駆動源とは別に設置されたサーボモータを駆動源としているため、例えば袋のサイズや材質等の変更に伴って、これらの追従−復帰動作(追従距離、一度に処理する袋数、復帰速度など)を初期の設定から変更することも容易である。
【0026】
図2〜図4に示す包装機は、図1に示す包装機と同じく一対の半円状部及び一対の平行部からなる環状経路を一方向(矢印参照)に定速で連続回転駆動される無端チェーン21、該無端チェーン21に等間隔に取り付けられ、該無端チェーン21の回転に伴い袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対のチャック爪(図示せず)を有するものだが、環状経路に沿った対称位置に、給袋装置22、印字装置23、開口装置24、固形物充填装置25、液状物充填装置26、脱気装置27、シール装置28などの包装処理装置が2組設置され、さらに不良品排除装置29が各組のシール装置28の下流側に配置され、さらにその下流側(平行部の中央付近)に両組共通の製品取出コンベア30が1つ配置されている。
【0027】
給袋装置22、印字装置23及び開口装置24は、図1のものと基本的に同一である。
固形物充填装置25は、前記環状経路を移動するチャック爪(袋W)の移動方向に等速で追従移動しながら各袋Wに固形物を充填し、次いで元の位置に復帰する複数個(図示例では4個)のホッパー32と、該ホッパー32の上方に設置され固形物を計量して各ホッパー32に投入する計量手段33と、ホッパー32に追従移動−復帰動作を行わせる駆動源のサーボモータ等からなる。ホッパー32は上方の開口が袋Wの移動方向に広くなり、移動中のどの位置でも固定された計量手段33の排出口から固形物を受け入れることができる。
【0028】
液状物充填装置26は、例えば特開平10−305802号公報に記載された充填装置と同じく追従−復帰式で、環状軌道の半円状部に配置され、複数本(図示例では6本)のノズル34が半円状部に沿ってチャック爪(袋W)と等速で追従回転し、その過程でノズル34から液状物を袋W内に充填し、次いで元の位置に復帰する。この追従−復帰動作の駆動源として、サーボモータが設置される。
脱気装置27はスチーム吹き付け手段35と、その下流側に設置された一対のベルト部材36を備える。スチーム吹き付け手段35は移動する袋Wの上方に設置され、袋口から袋内にスチームを吹き込み内部の空気を追い出すものであり、ベルト部材36は環状軌道の両側に設置され、チャック爪(袋W)と等速で追従回転(連続回転)し、袋Wの袋口を両側から押さえて袋内の空気を排出する。
【0029】
シール装置28は図1のものと基本的に同じである。
不良品排除装置29も図1のものと基本的に同じであり、シール不良などの不良品を検出した場合など、開放装置37が作動しチャック爪を開いて袋を開放し、不良品排出シュート38を通して排除する。
共通の製品取出コンベア30は、両不良品排除装置29、29の下流側に設置される。
【0030】
次に、この連続移送式袋詰め包装機の全体工程を説明すると、まず、給袋装置22、印字装置23及び開口装置24が、図1の包装機と同じように、定速で移動するチャック爪(複数対)に対し袋を受け渡し、その袋Wに日付等を印字し、袋口を開口する(チャック爪の作動も図1の包装機と同じ)。
固形物充填装置25では、袋Wに追従して移動するホッパー32を通して固形物を充填し、環状軌道の半円状部に配置された液状物充填装置26では、袋Wに追従して回転するノズル34を通して液状物を充填する。
脱気装置27では、スチーム吹き付け手段35が袋Wにスチームを吹き込んで内部の空気を追い出し、続いてベルト部材36が袋Wの上部を両面から押さえ(その前にチャック爪は相互に離れて間隔を広げ、袋口を閉じた状態で把持している)、袋内の残留空気を追い出す。
シール装置28では、第1シールバー39、第2シールバー40、冷却シールバー41が、図1の包装機と同様に作用する。
【0031】
最後に両組の包装処理装置を通過したチャック爪(袋W)が共通の製品取出コンベア30の上に到達し、チャック爪を開いて袋Wを開放し、製品取出コンベア30上に落下させる。
なお、この袋詰め包装機では、1台で2組の包装処理を行うことができるため生産性が向上し、かつ共通の製品取出コンベアを設置して両組の製品の搬出先を同じにすることにより、次の処理のためトレイ上に整列して並べたり、箱詰めするのに非常に便利になる。また、この袋詰め包装機でも、把持手段42、吸着手段43、ホッパー32、ノズル34及びシールバー39〜41の追従−復帰動作は、無端チェーンの駆動源とは別に設置されたサーボモータを駆動源としているため、例えば袋のサイズや材質等の変更、被充填物の特性(泡立ちやすさ、粘性、充填量など)の変更に伴い、これらの追従−復帰動作(追従距離、一度に処理する袋数、復帰速度など)を初期の設定から変更することも容易である。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、高速運転が可能で、包装処理装置の構造が単純化され、かつ袋のサイズや材質の変更、あるいは被充填物の特性の変更があったときなど、必要に応じて包装処理装置の追従−復帰動作の設定を変更することも容易で、さらに包装作業の管理にも煩わしさがない袋詰め包装機を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る連続移送式袋詰め包装機の例である。
【図2】 同じく本発明に係る連続移送式袋詰め包装機の他の例である。
【図3】 その左半分を拡大した図である。
【図4】 その右半分を拡大した図である。
【符号の説明】
1、21 無端チェーン
2、22 袋供給装置
4、24 開口装置
5、26 液状物充填装置
6、27 脱気装置
7、28 シール装置
9、30 製品取出コンベア
12 把持手段
13 吸着手段(吸盤)
14、34 充填ノズル
15、36 ベルト部材
16、39 第1シールバー
17、40 第2シールバー
18、41 冷却シールバー
25 固形物充填装置
32 ホッパー

Claims (1)

  1. 水平面内で環状経路に沿って一方向に連続回転する無端チェーンに等間隔に配置され、該無端チェーンの回転に伴い袋の把持/開放及び相互間の接離を行う多数対の袋保持部材と、前記環状経路に沿って順次配置された給袋装置、開口装置、充填装置、シール装置等の包装処理装置を備える連続移送式袋詰め包装機において、前記環状経路が一対の半円状部及び一対の平行部からなり、前記シール装置が第1シールバー、第2シールバー及び冷却シールバーを備え、各シールバーはそれぞれ前記環状経路の一方の平行部の両側に設置され、各シールバーは前記一方の平行部に沿った所定区間内をそれぞれ前記袋保持部材の複数対に追従して移動しながら相互に接近し、それぞれ複数の袋に対して予備シール、本シール及び冷却シールを行い、続いて相互に離反し元の位置に復帰する追従−復帰動作を行い、かつその追従−復帰動作の駆動源が無端チェーンの回転の駆動源とは別に設置されたサーボモータであることを特徴とする連続移送式袋詰め包装機。
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