JP4288086B2 - 露光装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
基板に設けられたアライメントマークを検出し、露光装置の状態を検査する技術が知られている。例えば、レーザー測長系によりステージの位置を測定し、ステージの位置決めを行う露光装置において、予め定められた間隔で複数のアライメントマークが配置された基準基板をステージに載置し、そのアライメントマークの位置を読み取りながらステージを駆動するとともに、レーザー測長系によりステージの位置を測定することにより、レーザー測長系の誤差を検出するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の技術では、基板に設けられたアライメントマークに基づいて露光装置を検査することから種々の不都合が生じた。例えば、レーザー測長系は、ミラー等の歪み、温度変化、気圧変化等で測定値に誤差が生じるため、高精度な測定を維持するにはレーザー測長系を頻繁に診断する必要がある。一方、上述の技術では、診断のたびに基準基板をステージに載置しなければならず、診断に長い時間を要する。このため、レーザー測長系の精度を高く維持しようとすると、露光装置の生産効率が大きく低下した。
【0004】
そこで、本発明は、露光装置の構成要素のみに基づいて露光装置の状態を検査可能な露光装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0006】
発明は、ステージ(2)に向けてレーザー光を照射するとともに、反射したレーザー光を受光してステージ位置を測定するためのレーザー干渉計(20)を含む第1の測定系(6)を備え、前記第1の測定系の測定するステージ位置に基づいて前記ステージ上の基板とフォトマスク(4)とを相対移動させ、前記基板の複数の領域(100a…100a)に順次マスクパターンを露光する露光装置(1)において、前記ステージに配置された位置認識用マーク(51)と、前記位置認識用マークを撮像してステージ位置を測定する第2の測定系(7)と、前記第1の測定系の測定誤差を検出する検出手段(9)とを備え、前記第1及び第2の測定系は、前記複数の露光領域に対して露光を行う前後においてステージ位置を測定し、前記検出手段は、前記第2の測定系の測定したステージ位置の露光前後間の変化と前記第1の測定系の測定したステージ位置の露光前後間の変化とのずれに基づいて、前記第1の測定系の測定誤差を検出し、前記位置認識用マークは複数設けられ、前記第2の測定系は、前記露光前の測定では、前記複数の位置認識用マークのうち最初に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定し、前記露光後の測定では、前記複数の位置認識用マークのうち最後に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定することにより、上述した課題を解決する。
【0007】
レーザー干渉計を利用したステージ位置の測定では、例えば、ステージを高速で移動させると、干渉の計数にエラーが生じる場合がある。発明では、露光前後における第1の測定系の測定したステージ位置の変化と第2の測定系の測定したステージ位置の変化とを比較することにより、このようなエラーを検出できる。なお、ステージ位置の変化の比較は、ステージの移動量の比較でもよいし、移動後のステージ位置の比較でもよい。
【0008】
また、第2の測定系は、光前の測定では、数の位置認識用マークのうち最初に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定し、光後の測定では、数の位置認識用マークのうち最後に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定しているので、位置認識用マークを撮像してから露光を開始するまで、露光を終了してから位置認識用マークを撮像するまでのステージ移動が縮小又は省略されるから、フォトマスクを露光領域間で移動させる間のエラーのみが検出される。なお、露光後に第2の測定系が撮像する位置認識用マークは、露光前と同じものでもよいし、異なるものでもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の露光装置1の構成を示す側面図、図2は露光装置1の平面図である。露光装置1は、基板100に対して露光を行う装置として構成されている。
【0010】
基板100は、例えば、カラーフィルタやTFT基板等のガラス基板であり、ガラス基板の表面には顔料を分散した感光性樹脂やレジストが薄膜状に成膜されている。基板100は、例えば厚さ1mm、面積4m2に形成されている。図4(c)に示すように、露光装置1では、基板100の6つの露光領域100a…100aに対して露光が行われる。
【0011】
図1の露光装置1は、基板100を載置するステージ2と、ステージ2をX方向、Y方向(図2参照)及び上下方向に駆動する駆動装置3と、ステージ2の上方に配置されたフォトマスク4と、フォトマスク4をX方向、Y方向、θ方向に駆動する駆動装置5と、ステージ2の位置を測定するレーザー測長系6(第1の測定系)と、フォトマスク4の上方からステージ2上を撮像するカメラ7、7(第2の測定系)と、フォトマスク4を介して基板100に光束を照射するための光源8と、制御装置9とを備えている。なお、露光装置1にはこの他、光源8からの光束をフォトマスク4に導く光学系等が設けられるが、本発明の要旨ではないので説明は省略する。
【0012】
ステージ2の外周側にはマーク部材50…50が設けられ、マーク部材50…50のそれぞれにはアライメントマーク(位置認識用マーク)51…51が設けられている。マーク部材50は、例えばガラスにより形成され、ステージ2の四隅に接着剤等により接合されている。アライメントマーク51は、例えばマーク部材50の表面にクロム等の薄膜を設けることにより形成されている。
【0013】
フォトマスク4は、図4(b)に示すように、一つの露光領域100aを覆う大きさを有している。フォトマスク4の外周側には、アライメントマーク52、52が設けられている。図1のカメラ7、7はアライメントマーク52、52を撮像可能な位置に設けられ、撮像した画像に基づく映像信号を制御装置9に出力する。駆動装置3及び駆動装置5は、例えば電動モータを含んで構成され、制御装置9によって制御される。制御装置9は、例えばCPU、RAM、ROM、外部記憶装置を備えたコンピューターとして構成されている。
【0014】
レーザー測長系6は、図2に示すように、レーザー干渉計20…20と、ステージ2の2辺のそれぞれに亘って延びるフラットミラー21、21とを備えている。レーザー干渉計20…20は、X方向、Y方向のそれぞれに各2個ずつ設けられている。レーザー干渉計20は、例えば内部にレーザー(不図示)を備え、レーザー光Lを出力する。レーザー光Lはビームスプリッタ(不図示)により分割され、一方は所定の参照面(不図示)へ、他方はフラットミラー21へ向けて照射される。レーザー干渉計20は、参照面に反射されたレーザー光Lと、フラットミラー21から反射されたレーザー光Lとを受光し、両者の干渉によって生じた明暗の変化をカウントすることにより、ステージ2の移動量を測定する。そして、その移動量を積算することにより、フラットミラー21までの距離を測定する。レーザー干渉計20は計測した距離に応じた信号を制御装置9に出力する。
【0015】
上記の構成を有する露光装置1の動作について説明する。
【0016】
図3は、露光装置1がフォトマスク4のθ方向のずれの検査を行う状況を示している。まず、制御装置9は、カメラ7からの信号に基づいて駆動装置3及び駆動装置5に指示信号を出力し、ステージ2とフォトマスク4とをX方向及びY方向に相対的に移動させることにより、図3(a)に示すように、アライメントマーク51…51のいずれか1つ(例えば右上のアライメントマーク51)と、アライメントマーク52、52のいずれか一方(基準用のアライメントマーク、例えば右側のアライメントマーク52)とを位置合わせする。
【0017】
次に制御装置9は、レーザー測長系6からの信号に基づいて、ステージ2をアライメントマーク52、52の間隔だけ左側に移動させるように、駆動装置3に指示信号を出力する。フォトマスク4がθ方向についてずれていない場合には、図3(b)に示すように、ステージ2の移動後、アライメントマーク51と、左側のアライメントマーク52(目標用のアライメントマーク)とは一致する。一方、フォトマスク4がθ方向にずれている場合には、図3(c)に示すように、アライメントマーク51とアライメントマーク52との間にはずれが生じる。
【0018】
制御装置9は、カメラ7からの信号に基づいてアライメントマーク51と、左側のアライメントマーク52とのずれ(ずれ量)を検出することにより、フォトマスク4のθ方向のずれ(ずれ量)を特定する。ずれが検出された場合には、制御装置9は、駆動装置5に指示信号を出力してフォトマスク4を回転させ、θ方向のずれを補正する。
【0019】
なお、露光装置1がフォトマスク9の回転方向のずれを検出する場合を例示したが、同様の動作により、露光装置1はフォトマスク9の変形を検出することができる。例えば、アライメントマーク51と、目標用のアライメントマーク52とのずれに基づいて、アライメントマーク52、52間の距離を特定すれば、フォトマスク9の熱膨張を検出できる。また、連続的に露光した際にフォトマスク9の温度が不均一に変化し、フォトマスク9が台形等に変形することがあるが、アライメントマーク52をフォトマスク9の4隅に設ければ、フォトマスク9の直行度を検出したり、フォトマスク9が台形状に変形している状態を検出することができる。
【0020】
図4は、露光の際のステップ中におけるレーザー測長系の測長エラー(誤差)を露光装置1が検出する状況を示している。図4(a)において、ステージ2には露光前の基板100が載置されている。まず、制御装置9は、カメラ7からの信号に基づいて駆動装置3に指示信号を出力し、ステージ2をX方向及びY方向に移動させ、アライメントマーク51…51のいずれか1つ(例えば左上のアライメントマーク51)と、アライメントマーク52、52のいずれか一方(例えば左側のアライメントマーク52)とを位置合わせする。すなわち、基準位置にステージ2を位置合わせする。そして、そのときのレーザー測長系6の測定値を記録する。
【0021】
その後、図4(b)に示すように、制御装置9は、レーザー測長系6からの信号に基づいてステージ2をX方向、Y方向に所定量だけ移動させるとともに、光源8を駆動することにより、露光領域100a…100aに対して順次露光を行う。全ての露光領域100a…100aに対して露光を行った後、制御装置9は、図4(c)に示すように、カメラ7からの信号に基づいて、アライメントマーク51…51のいずれか1つ(例えば右下のアライメントマーク51)と、アライメントマーク52、52のいずれか一方(例えば右側のアライメントマーク52)とを位置合わせする。すなわち、目標位置にステージ2を位置合わせする。
【0022】
制御装置9の外部記憶装置には、図4(a)の状態から図4(c)の状態にステージを移動させたときのステージ2の移動量が予め記憶されている。制御装置9は、その記憶されている移動量と、レーザー測長系6の測定値に基づいて特定した移動量とを比較し、レーザー測長系6の測長エラーを検出する。
【0023】
また、露光の際のステップ中において、図5に示す座標補正処理を制御装置9が実行することにより、レーザー測長系6のエラーを検出してもよい。この処理は、ステップ中において制御装置9によりリアルタイムに実行される。
【0024】
この処理において、制御装置9はレーザー干渉計20のカウントした干渉の明暗の数を同一方向のレーザー干渉計20同士で比較して、カウントミスが発生したか否かを判定する(ステップS1)。カウントミスが発生していないと判定したときは、処理を終了する。カウントミスが発生したと判定したときは、カメラ7からの映像信号に基づいて、フォトマスク9のアライメントマーク52と、アライメントマーク52の最も近くに位置するステージ2のアライメントマーク51とを位置合わせする(ステップS2)。制御装置9は、その位置合せをしたときにレーザー測長系6を介して測定されるべきステージ位置を記憶しており、カウントに基づいてステージ2の移動量を積算して求めていたステージ位置をその記憶していたステージ位置に置き換える(ステップS3)。すなわち、レーザー測長系6を介して測定していたステージの座標系を正規の座標系に戻す。
【0025】
なお、カウントミスが生じると、制御装置9は2つのレーザー干渉計20、20のそれぞれが測定したステージ位置に基づいて、2つの座標系を認識することになる。しかし、カウントミスが生じる確率は低いため、通常カウントミスが生じるのはレーザー干渉計20、20のうちいずれか一方のみであり、他方のレーザー干渉計20に基づく座標系は正規の座標系である。従って、2つの座標系それぞれに基づいてステージ2のアライメントマーク51をサーチすれば、いずれかの座標系に基づいてサーチしたときにアライメントマーク51をカメラ7の視野内に検出することができる。また、双方のレーザー干渉計20、20においてカウントミスが生じた場合には、固定センサーなどで原点補正を行った後にアライメントマーク51を読みに行けば座標補正が可能である。
【0026】
ステップS1においてカウントミスが検出された場合には、直ちにステップ移動を中止することが望ましい。また、ステップS2においてカメラ7によりステージ2のアライメントマーク51を検出可能な位置までステージ2を移動させる際には、低速でステージ移動を行うことが望ましい。このようにすることにより、現在位置を失うことによるステージ2の暴走が防止される。
【0027】
図6及び図7を用いて、レーザー測長系6の測定精度の診断について説明する。図6は、レーザー測長系6の診断に先立って、露光装置1がステージ2のアライメントマーク51…51の位置を特定する状況を示している。この位置の特定は、例えば、マーク部材50をステージ2に接合した後に露光装置1において1回行われる。
【0028】
図6(a)に示すように、ステージ2には基準基板101が載置される。基準基板101は、複数のアライメントマーク(基準用マーク)53…53を備えている。複数のアライメントマーク53…53は、例えば、基準基板101の四隅に設けられている。基準基板101は、例えば、従来、レーザー測長系6の診断に用いられていたものであり、制御装置9は、アライメントマーク53…53の位置を記憶している。
【0029】
図6(b)に示すように、制御装置9は、カメラ7からの信号に基づいて、フォトマスク4のアライメントマーク52、52のうち、いずれか1つ(例えば左側のアライメントマーク52)と、ステージ2のアライメントマーク51…51のうちいずれか1つ(例えば左上のアライメントマーク51)とを位置合わせするように、ステージ2を移動させる。そして、位置合わせが完了したときにレーザー測長系6が測定したステージ位置を記録する。
【0030】
次に、図6(c)に示すように、制御装置9は、位置合わせしたアライメントマーク51の近傍のアライメントマーク53に対して、フォトマスク4のアライメントマーク52を位置合わせするように、カメラ7からの信号に基づいてステージ2を移動させる。そして、位置合わせが完了したときのレーザー測長系6が測定したステージ位置を記録する。
【0031】
制御装置9は、図6(b)の状態において測定したステージ位置と、図6(c)の状態において測定したステージ位置とに基づいて、アライメントマーク51と、アライメントマーク53との相対位置を特定する。その後、他のアライメントマーク51…51、53…53に対しても同様に、相対位置を特定する。
【0032】
そして、制御装置9は、予め記憶していたアライメントマーク53…53の位置と、特定したアライメントマーク51、53間の相対位置とに基づいて、アライメントマーク51…51の位置を特定し、記憶する。
【0033】
図7は、露光装置1がレーザー測長系6の測定精度を診断する状況を示している。この診断は、例えば、複数枚の基板100に対する露光が終了する毎、所定時間経過毎等の適宜な周期で定期的に行われる。
【0034】
図7(a)に示すように、制御装置9は、カメラ7からの信号に基づいて駆動装置3に指示信号を出力し、ステージ2を移動させることにより、アライメントマーク51…51のいずれか1つ(例えば左上のアライメントマーク51)と、アライメントマーク52、52のいずれか一方(例えば左側のアライメントマーク52)とを位置合わせする。すなわち、基準位置にステージ2を位置合わせする。そして、そのときのレーザー測長系6の測定値を記録する。
【0035】
次に、制御装置9は、図7(b)に示すように、カメラ7からの信号に基づいて、アライメントマーク51…51のいずれか1つ(例えば右上のアライメントマーク51)と、アライメントマーク52とを位置合わせする。すなわち、目標位置にステージ2を位置合わせする。そして、そのときのステージ位置をレーザー測長系6により測定する。
【0036】
制御装置9は、図6において特定したアライメントマーク51…51の相対位置に基づいて、図7(a)の位置から図7(b)の位置までステージ2を移動させたときの移動量を特定する。そして、その特定した移動量と、レーザー測長系6の測定値に基づいて特定したステージ2の移動量とのずれ量を検出し、レーザー測長系6の測定誤差を特定する。
【0037】
なお、図7では、ステージ2をX方向に移動させた場合を例示したが、Y方向についても同様に行ってよい。図7のようにステージ2を所定の方向(例えばX方向)に移動させてレーザー測長系6の診断を行う場合、当該方向(X方向)の位置を測定するレーザー干渉計20を診断してもよいし、当該方向と直交する方向(Y方向)の位置を測定するレーザー干渉計20を診断してもよい。アライメントマーク51…51の配置、ステージ2の移動方向や移動パターン等は、基準基板を用いてレーザー測長系6の診断を行うものと同様に適宜に設定可能である。
【0038】
図3〜図7に示した露光装置1の動作例において、制御装置9及び駆動手段3は、レーザー測長系6又はカメラ7の測定したステージ位置を参照してステージ2を駆動することにより、移動手段として機能する。また、制御装置9は、レーザー測長系6又はカメラ7の測定したステージ位置等を比較して、レーザー測長系6の誤差やフォトマスク4のずれ等を検出し、検出手段として機能する。図6の動作例において、露光装置1はレーザー測長系6及びカメラ7の双方を用いることにより、ステージ2のアライメントマーク51と基準基板101のアライメントマーク53との相対位置を測定しており、レーザー測長系6及びカメラ7は、位置認識用マークと基準用マークの相対位置を測定する測定手段として機能する。また、図6の動作例において、制御装置9は、アライメントマーク53…53間の相対位置に基づいてアライメントマーク51…51間の相対位置を特定し、特定手段として機能する。
【0039】
本発明は以上の実施形態に限定されず、本発明の技術的思想と実質的に同一である限り、種々の形態で実施してよい。
【0040】
フォトマスク4の回転方向のずれの検査(図3参照)では、図3(a)において、ステージ2のアライメントマーク51と、フォトマスク4のアライメントマーク52とを位置合わせしなくともよい。移動前における基準用のアライメントマーク52とアライメントマーク51との相対位置が特定されれば、所定量だけ所定方向にフォトマスク4とステージ2とを相対移動させたときに測定されるべき目標用のアライメントマーク52とアライメントマーク51との相対位置は特定される。この測定されるべき相対位置と、実際に測定された相対位置とのずれに基づいてフォトマスク4の回転方向のずれを検出できる。従って、例えば、アライメントマーク51と、基準用又は目標用のアライメントマーク52とをカメラ7で同時に撮像して相対位置をそれぞれ特定するだけでもよい。
【0041】
ステップ中の測長エラーの検査(図4参照)では、露光前後においてステージ2のアライメントマーク51と、フォトマスク4のアライメントマーク52とを位置合わせしなくともよい。露光前後においてアライメントマーク51とアライメントマーク52との相対位置をそれぞれ特定すれば、露光前後のステージ2の移動方向及び移動量は特定される。従って、例えば、アライメントマーク51と、アライメントマーク52とをカメラ7で同時に撮像して相対位置をそれぞれ特定するだけでもよい。同様に、図5の座標補正処理においても、ステップS2においてアライメントマーク51と、アライメントマーク52とを位置合わせしなくともよい。アライメントマーク51と、アライメントマーク52との相対位置が特定されれば、ステージ位置は特定されるから、アライメントマーク51と、アライメントマーク52とをカメラ7で同時に撮像して相対位置をそれぞれ特定するだけでもよい。
【0042】
図6におけるステージ2のアライメントマーク51と、基準基板101のアライメントマーク53との相対位置の測定では、フォトマスク4のアライメントマーク52をアライメントマーク51及び53に位置合わせしなくともよい。アライメントマーク51とアライメントマーク53との相対位置を特定できればよい。従って、例えば、カメラ7によってアライメントマーク51及び53を同時に撮像し、アライメントマーク51と53との相対位置を直接測定してもよい。
【0043】
アライメントマークの配置、レーザー測長系の配置等、露光装置1の構成は適宜に設定してよい。実施例のレーザー測長系及びレーザー干渉計の構成は一例であり、公知の技術を種々利用してよい。干渉のカウント、そのカウントに基づくステージの移動量の計算、移動量の積算によるステージ位置の特定等の処理は、レーザー干渉計20と制御装置9との間で適宜に分担して実行してよい。
【0044】
【発明の効果】
以上に説明したように、レーザー干渉計を利用したステージ位置の測定では、ステージを高速で移動させると、干渉の計数にエラーが生じる場合があるが、本発明によれば、露光前後における第1の測定系の測定したステージ位置の変化と第2の測定系の測定したステージ位置の変化とを比較することにより、このようなエラーを検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置の構成を示す側面図。
【図2】図1の露光装置の上面図。
【図3】図1の露光装置におけるフォトマスクのずれの検査の状況を示す図。
【図4】図1の露光装置におけるステップ中の測長エラーの検査の状況を示す図。
【図5】図1の露光装置の制御装置が実行する座標補正処理の手順を示すフローチャート。
【図6】図1の露光装置におけるレーザー測長系の診断の状況を示す図。
【図7】図1の露光装置におけるレーザー測長系の診断の状況を示す図。
【符号の説明】
1 露光装置
2 ステージ
3 駆動手段
4 フォトマスク
6 レーザー測長系
7 カメラ
9 制御装置
51 アライメントマーク
52 アライメントマーク
53 アライメントマーク
100 基板

Claims (1)

  1. ステージに向けてレーザー光を照射するとともに、反射したレーザー光を受光してステージ位置を測定するためのレーザー干渉計を含む第1の測定系を備え、前記第1の測定系の測定するステージ位置に基づいて前記ステージ上の基板とフォトマスクとを相対移動させ、前記基板の複数の領域に順次マスクパターンを露光する露光装置において、
    前記ステージに配置された位置認識用マークと、
    前記位置認識用マークを撮像してステージ位置を測定する第2の測定系と、
    前記第1の測定系の測定誤差を検出する検出手段と、を備え、
    前記第1及び第2の測定系は、前記複数の露光領域に対して露光を行う前後においてステージ位置を測定し、
    前記検出手段は、前記第2の測定系の測定したステージ位置の露光前後間の変化と前記第1の測定系の測定したステージ位置の露光前後間の変化とのずれに基づいて、前記第1の測定系の測定誤差を検出し、
    前記位置認識用マークは複数設けられ、
    前記第2の測定系は、前記露光前の測定では、前記複数の位置認識用マークのうち最初に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定し、前記露光後の測定では、前記複数の位置認識用マークのうち最後に露光される露光領域に最も近いものを撮像してステージ位置を測定することを特徴とする露光装置。
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