JP4287669B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4287669B2 JP4287669B2 JP2003040101A JP2003040101A JP4287669B2 JP 4287669 B2 JP4287669 B2 JP 4287669B2 JP 2003040101 A JP2003040101 A JP 2003040101A JP 2003040101 A JP2003040101 A JP 2003040101A JP 4287669 B2 JP4287669 B2 JP 4287669B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- bead
- ply
- radially
- bead apex
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に小型トラック用、軽トラック用として好適であり、ビードエーペックスゴムの半径方向外端点を起点とした該ビードエーペックスゴムとカーカスプライとの間のセパレーションを抑制し、ビード耐久性を高めた空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、小型トラック用、軽トラック用などのタイヤは、タイヤサイズに比べて積載荷重が大きく、かつ大型トラックなどに比較すると高速走行に供される機会も多いため、ビード部の損傷を招き易い。
【0003】
この損傷の主たるものとして、図4に示すように、ビードエーペックスゴムaの半径方向外端点a1を起点とした、ビードエーペックスゴムaとカーカスプライbとの間のセパレーションが挙げられる。そしてこのセパレーションを抑制するため、同図の如く、ビードエーペックスゴムaと隣接するカーカスプライbの本体部b1の少なくとも一部の領域において、トッピングゴムのカーカスコードへの被覆厚さを高める構造が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−2219号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この構造は、ビードエーペックスゴムaとプライ本体部b1との間のセパレーションの抑制効果をある程度達成しうる。しかしその反面、カーカスプライbの折返し部b2を、ビードエーペックスゴムaを越えて半径方向外方に延在させたハイターンアップのタイヤにおいて、前記構造を採用した場合には、ビードエーペックスゴムaと折返し部b2との間に新たなセパレーションが発生する傾向となるなど、ビード耐久性の向上効果を充分満足しうるレベルまで高めるには至らなかった。
【0006】
そこで本発明は、ビードエーペックスゴムをその外端から半径方向内方に囲むインスレーションゴムを設けることを基本として、ビードエーペックスゴムとカーカスプライ本体部との間のセパレーション、及びビードエーペックスゴムとカーカスプライ折返し部との間のセパレーションの双方を効果的に抑制することができ、ハイターンアップのタイヤにおけるビード耐久性を、充分満足しうるレベルまで向上しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
【0007】
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部に、該ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部を一連に設けたカーカスプライからなるカーカス、および前記プライ本体部とプライ折返し部との間で前記ビードコアの半径方向外面からタイヤ半径方向外方にのびるビードエーペックスゴムを具える空気入りタイヤであって、
前記ビードコアの半径方向外面からの前記プライ折返し部の半径方向高さh0を、前記ビードコアの半径方向外面からの前記ビードエーペックスゴムの半径方向高さh1よりも大とするとともに、
前記ビード部に、前記ビードエーペックスのタイヤ軸方向内側面に沿う内片部と、外側面に沿う外片部とが半径方向の外端で連なることにより前記ビードエーペックスゴムをその外端から半径方向内方に囲む折れ曲がりシート状をなすインスレーションゴムを設け、
しかも、前記ビードエーペックスゴムの前記外端から前記内片部の半径方向内端までの半径方向距離h2a、及び前記外片部の半径方向内端までの半径方向距離h2bを、それぞれビードエーペックスゴムの前記半径方向高さh1の50〜100%とし、
かつ、前記ビード部は、前記インスレーションゴムの内片部に沿う内プライ部と、外片部に沿う外プライ部とが半径方向の外端で連なることにより前記インスレーションゴムをその外端から半径方向内方に囲む折れ曲がりシート状をなし、かつ有機繊維の補強コードをタイヤ周方向に対して40〜50°で配列したコード補強層を具えることを特徴としている。
【0008】
又請求項2の発明では、前記コード補強層は、前記ビードエーペックスゴムの前記外端から前記内プライ部の半径方向内端までの半径方向距離h3aと、前記半径方向距離h2aとの比h3a/h2a、及び前記外プライ部の半径方向内端までの半径方向距離h3bと、前記半径方向距離h2bとの比h3b/h2bをそれぞれ1よりも小としたことを特徴としている。
【0009】
又請求項3の発明では、さらに、前記外プライ部の半径方向内端までの半径方向距離h3bと、前記半径方向距離h2bとの比h3b/h2bをそれぞれ1よりも小としたことを特徴としている。
【0010】
又請求項4の発明では、前記インスレーションゴムは、ゴム硬度Hs2が、55〜65°であって、かつカーカスプライのトッピングゴムのゴム硬度Hs3より小であることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
図1は、本発明の空気入りタイヤが小型トラック用タイヤである場合を例示した断面図、図2はそのビード部を拡大して示す断面図である。
【0012】
図1において、空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の外側に配されるベルト層7とを具える。
【0013】
前記ベルト層7は、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35°の角度で配列した2枚以上、本例では2枚のベルトプライ7A、7Bから構成される。各ベルトプライ7A、7Bは、ベルトコードがプライ間相互で交差するように傾斜の向きを違えて重置され、これによってベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。ベルトコードとしては、スチールコード、及びそれに匹敵するコード強力を有する例えば芳香族ポリアミド等の高モジュラス有機繊維コードが好適に採用できる。
【0014】
なお本例では、前記ベルト層7に対する拘束力を高めて高速耐久性能等を向上させる目的で、ベルト層7の外側にバンド層9を配した場合を例示している。このバンド層9は、タイヤ周方向に対して例えば5°以下の角度で螺旋巻きしたバンドコードを有し、少なくとも前記ベルト層7のタイヤ軸方向外端部を覆って延在する。
【0015】
次に、前記カーカス6は、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列する1枚以上、本例では1枚のカーカスプライ6Aからなり、カーカスコードとして、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどの有機繊維コードが好適に採用される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間を跨るプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具える。
【0016】
又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5の半径方向外面5S(以下ビード外面5Sという場合がある)から半径方向外方に向かって先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配される。ここで前記プライ折返し部6bは、ビードエーペックスゴム8の外端8eを越えて半径方向外方に延在する。即ち、前記ビード外面5Sからのプライ折返し部6bの半径方向高さh0が、前記ビード外面5Sからのビードエーペックスゴム8の半径方向高さh1(以下エーペックス高さh1という場合がある)よりも大とした所謂ハイターンアップ構造なし、これによって、タイヤ横剛性を高め、優れた操縦安定性を確保している。
【0017】
なお前記エーペックス高さh1は、本願では特に規制されないが、従来的なタイヤと同様、ビードベースラインBLからのタイヤ断面高さHの0.2〜0.4倍の範囲が好ましく、又プライ折返し部6bは、その高さh0が前記エーペックス高さh1より大であれば、タイヤ最大巾位置Mよりも半径方向内側、外側、或いは本例の如くタイヤ最大巾位置Mの近傍で終端することもできる。
【0018】
又前記ビードエーペックスゴム8としては、ビード部4を補強しかつ必要なビード剛性を高めるために、ゴム硬度Hs1(デュロメータA硬さ)を70〜90°とした硬質のゴムから形成される。
【0019】
そして本発明では、図2に拡大して示すように、前記ビードエーペックスゴム8とプライ本体部6aとの間、及びビードエーペックスゴム8とプライ折返し部6bとの間でセパレーションが発生するのを抑制するため、前記ビード部4にインスレーションゴム10を設けている。
【0020】
詳しくは、前記インスレーションゴム10は、ビードエーペックスゴム8のタイヤ軸方向内側面に沿う内片部10iと、外側面に沿う外片部10oとが半径方向の外端で連なる逆V字の折れ曲がりシート状をなし、一定の厚さを有して前記ビードエーペックスゴム8をその外端8eから半径方向内方に囲んで被覆保護している。
【0021】
このインスレーションゴム10は、少なくとも前記ビードエーペックスゴム8の前記ゴム硬度Hs1よりも小なゴム硬度Hs2を有する軟質のゴムで形成される。これにより、ビードエーペックスゴム8との付着力を高めるとともに、ビードエーペックスゴム8とカーカスプライ6Aとの間に作用するビード変形時の歪みを緩和吸収し、前記セパレーションを効果的に抑制できる。
【0022】
また前記セパレーションの抑制効果を有効に達成するために、ビードエーペックスゴム8の前記外端8eから前記内片部10iの半径方向内端までの半径方向距離h2a、及び前記外片部10oの半径方向内端までの半径方向距離h2bを、それぞれ前記エーペックス高さh1の50〜100%とすることが必要である。各距離h2a、h2bが、前記エーペックス高さh1の50%未満では、歪みの緩和吸収効果が不十分であり、逆に100%を越えても歪みの緩和吸収効果の上昇が見込めず、重量及び材料コストの不必要な上昇を招く。従って、前記距離h2a、距離h2bは、エーペックス高さh1の50〜100%の範囲が好ましい。
【0023】
なお距離h2a、h2bは、前記範囲内で、h2a>h2b、h2a=h2b、h2a<h2bとすることができるが、ビード変形時、ビードエーペックスゴム8の外側面側は、圧縮歪みとなるためセパレーションへの影響が大きく、従って、本例の如く距離h2a<距離h2bとするのが好ましい。又インスレーションゴム10の前記厚さは、歪みの緩和吸収効果と、重量及び材料コストの上昇との観点から0.5〜1.0mmの範囲が好ましい。
【0024】
又歪みの緩和吸収効果のために、前記インスレーションゴム10のゴム硬度Hs2を、55〜65°かつカーカスプライ6Aのトッピングゴムのゴム硬度Hs3より小に設定する、及び/又はインスレーションゴム10の100%モジュラスM2を2.0〜3.0Mpaかつカーカスプライ6Aのトッピングゴムの100%モジュラスM3より小に設定するのが好ましい。
【0025】
又ビードエーペックスゴム8との付着力、即ち粘着性を高めるために、インスレーションゴム10は、天然ゴム(NR)を少なくとも含むジエン系のゴム基材100重量部に対して、粘着付与剤を3.0〜4.0重量部添加するとともに軟化剤の使用を排除したゴム組成物が好適に使用できる。粘着付与剤としては、例えばクマロン樹脂、フェノール樹脂、テルペン樹脂、石油系炭化水素樹脂、ロジン誘導体などが好適に使用できる。又軟化剤としては、ミネラルオイル、アロマオイルなどの鉱物油系軟化剤、植物系軟化剤、フタル酸誘導体などが知られており、通常、ゴムの加工性や柔軟性の向上のために添加させるが、ゴムの粘着性を減じる傾向があるため使用しないのが好ましい。
【0026】
又同目的で、キュラストメータで測定した未加硫状態のゴムの最低トルクML2が0.25〜0.4N・mであり、かつビードエーペックスゴム8の最低トルクML1よりも大であることが好ましい。これは図3に概念的に示すごとく、粘着性とトルクの最低値MLとの間に相関関係があるからであり、前記トルクの最低値MLの上昇に伴い粘着性が上昇する傾向がある。なお最低トルクML2が0.25N・m未満では優れた粘着性が発揮されず、逆に0.4N・mを越えるとゴム押出し時、ゴムの発熱が高くなるという不具合が生じる。
【0027】
又本例では、前記セパレーションをさらに抑制してビード耐久性を高めるため、前記インスレーションゴム10をその外端から半径方向内方に囲む折れ曲がりシート状のコード補強層11を形成している。
【0028】
このコード補強層11は、インスレーションゴム10の前記内片部10iに沿う内プライ部11iと、前記外片部10oに沿う外プライ部11oとを半径方向の外端で連ねた逆V字状をなすとともに、タイヤ周方向に対して40〜50°の角度で配列する補強コードを具えている。
【0029】
従って、コード補強層11は、内プライ部11iの補強コードと、外プライ部11oの補強コードとが互いに交差する強固なトラス構造を形成しビード剛性を高めることができる。その結果、操縦安定性を向上させる一方、ビード変形を抑えてビードエーペックスゴム8との間の歪みを軽減でき、前記セパレーションをよりいっそう抑制することが可能となる。
【0030】
このとき、ビードエーペックスゴム8の前記外端8eから前記内プライ部11iの半径方向内端までの半径方向距離h3aと、前記半径方向距離h2aとの比h3a/h2a、及び前記外プライ部11oの半径方向内端までの半径方向距離h3bと、前記半径方向距離h2bとの比h3b/h2bは、それぞれ1.0よりも小とすることが必要である。前記比h3a/h2a、及び比h3b/h2bが、夫々1.0以上の場合には、内プライ部11i及び外プライ部11oの各内端で、コードルースが発生し易くなり、ビード耐久性を損ねる傾向になる。又0.6以下では、ビード変形を充分に抑制し得えない。従って、前記比h3a/h2a、及び比h3b/h2bは、好ましくは、1.0よりも小かつ0.6よりも大であり、さらには0.8以下かつ0.7以上がより好ましい。
【0031】
なお補強コードとしては、例えばナイロン、ポリエステル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の種々の有機繊維コードが使用できるが、ゴムとの接着性、強度、及び弾性などの観点からナイロンコードが好適に使用できる。このとき、940dtex/2〜1400dtex/2の太さのコードを、30〜50本/5cmの打ち込み数で使用するのが好ましい。
【0032】
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0033】
【実施例】
タイヤサイズが225/60R17.5であり、かつ図1に示す基本構成を有する小型トラック用タイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの操縦安定性、及びビード耐久性をテストし、その結果を表1に記載した。
【0034】
(1)操縦安定性;
試供タイヤを、リム(6.75×17.5)、内圧(600kPa)の条件にて、小型トラック(2−D、4ton ディーゼル車)の全輪に装着し、前輪軸荷重(2200kgf)、後輪軸荷重(4400kgf)にて乾燥舗装路を走行させ、操縦安定性をドライバーの官能評価により比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0035】
(2)ビード耐久性;
試供タイヤを、リム(6.75×17.5)、内圧(600kPa)、荷重(24.5kN)の条件下で、ドラムマシン上を速度20km/hで走行させ、ビード部に故障が発生するまでの走行時間を比較例1を100とする指数で表示している。指数の大きい方が良好である。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】
叙上の如く本発明は、ビードエーペックスゴムをその外端から半径方向内方に囲むインスレーションゴムを所定サイズで形成しているため、ビードエーペックスゴムとプライ本体部との間のセパレーション、及びビードエーペックスゴムとプライ折返し部との間のセパレーションの双方を効果的に抑制することができ、ハイターンアップのタイヤにおけるビード耐久性を、大巾に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。
【図2】そのビード部を拡大して示す断面図である。
【図3】粘着性とトルクの最低値MLとの相関を概念的に示す線図である。
【図4】従来技術を説明する略図である。
【符号の説明】
2 トレッド部
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 ビードコア
6 カーカス
6A カーカスプライ
6a プライ本体部
6b プライ折返し部
8 ビードエーペックスゴム
10 インスレーションゴム
10i 内片部
10o 外片部
11 コード補強層
11i 内プライ部
11o 外プライ部
Claims (4)
- トレッド部からサイドウォール部をへてビード部のビードコアに至るプライ本体部に、該ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部を一連に設けたカーカスプライからなるカーカス、および前記プライ本体部とプライ折返し部との間で前記ビードコアの半径方向外面からタイヤ半径方向外方にのびるビードエーペックスゴムを具える空気入りタイヤであって、
前記ビードコアの半径方向外面からの前記プライ折返し部の半径方向高さh0を、前記ビードコアの半径方向外面からの前記ビードエーペックスゴムの半径方向高さh1よりも大とするとともに、
前記ビード部に、前記ビードエーペックスのタイヤ軸方向内側面に沿う内片部と、外側面に沿う外片部とが半径方向の外端で連なることにより前記ビードエーペックスゴムをその外端から半径方向内方に囲む折れ曲がりシート状をなすインスレーションゴムを設け、
しかも、前記ビードエーペックスゴムの前記外端から前記内片部の半径方向内端までの半径方向距離h2a、及び前記外片部の半径方向内端までの半径方向距離h2bを、それぞれビードエーペックスゴムの前記半径方向高さh1の50〜100%とし、
かつ、前記ビード部は、前記インスレーションゴムの内片部に沿う内プライ部と、外片部に沿う外プライ部とが半径方向の外端で連なることにより前記インスレーションゴムをその外端から半径方向内方に囲む折れ曲がりシート状をなし、かつ有機繊維の補強コードをタイヤ周方向に対して40〜50°で配列したコード補強層を具えたことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記コード補強層は、前記ビードエーペックスゴムの前記外端から前記内プライ部の半径方向内端までの半径方向距離h3aと、前記半径方向距離h2aとの比h3a/h2a、及び前記外プライ部の半径方向内端までの半径方向距離h3bと、前記半径方向距離h2bとの比h3b/h2bをそれぞれ1よりも小としたことを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
- 前記比h3a/h2a、比h3b/h2bは、1よりも小かつ0.6よりも大であることを特徴とする請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記インスレーションゴムは、ゴム硬度Hs2が、55〜65°であって、かつカーカスプライのトッピングゴムのゴム硬度Hs3より小であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040101A JP4287669B2 (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003040101A JP4287669B2 (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004249765A JP2004249765A (ja) | 2004-09-09 |
JP4287669B2 true JP4287669B2 (ja) | 2009-07-01 |
Family
ID=33024086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003040101A Expired - Fee Related JP4287669B2 (ja) | 2003-02-18 | 2003-02-18 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4287669B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5742122B2 (ja) * | 2010-07-14 | 2015-07-01 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
CN110171254B (zh) * | 2019-06-26 | 2024-03-01 | 青岛双星轮胎工业有限公司 | 钢丝胎体乘用轮胎子口结构 |
CN112938122B (zh) * | 2021-03-24 | 2024-05-14 | 山东玲珑轮胎股份有限公司 | 一种胎圈三角胶隔离盖板 |
-
2003
- 2003-02-18 JP JP2003040101A patent/JP4287669B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004249765A (ja) | 2004-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4170821B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP4567180B2 (ja) | 重荷重用タイヤ | |
WO2006070533A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004182021A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4698525B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2002120514A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004189106A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2004050869A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4537890B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP3793415B2 (ja) | 自動二輪車用ラジアルタイヤ | |
JP4177656B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP5395527B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4287669B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4537561B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4087625B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4456338B2 (ja) | ランフラットタイヤ | |
JP3923832B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4523823B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4326416B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP4261866B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ | |
JP6204938B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5507996B2 (ja) | レーシングカート用タイヤ | |
JP2009023442A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4177631B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP4410542B2 (ja) | 空気入りラジアルタイヤ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081027 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090127 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090205 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090317 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090327 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120403 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130403 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |