JP4287593B2 - ムンバイスタチン、その製造法およびその医薬としての使用 - Google Patents

ムンバイスタチン、その製造法およびその医薬としての使用 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、微生物HIL−008003(DSM 11641)の培養によって得られるムンバイスタチン(Mumbaistatin)と命名された化合物、その医薬的に許容される塩および誘導体に関する。ムンバイスタチンはグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害剤であり、糖尿病の治療に使用される。本発明は、さらに、ムンバイスタチンの製造方法、微生物HIL−008003(DSM 11641)、ムンバイスタチンおよびその医薬的に許容される塩および誘導体の医薬としての使用、特に糖尿病の治療におけるそれらの使用、ならびに、ムンバイスタチンまたはその医薬的に許容される塩もしくは誘導体からなる医薬組成物に関する。
【0002】
【背景技術】
肝臓のグルコース排出率の増加が糖尿病の一般的な特徴である。特にインスリン非依存性糖尿病(NIDDM)における空腹時血漿グルコースレベルは肝臓のグルコース排出と強い相関がある。肝臓におけるグルコースの産生には、糖の新生とグリコーゲンの分解の2つの経路がある。両経路の最終工程はいずれも、血中のグルコースレベルの恒常的調節における鍵酵素、ミクロソームのグルコース−6−ホスファターゼによって触媒される。この酵素のレベルも、糖尿病の実験的および病理学的条件の両者で上昇することが知られている。したがって、この酵素系への干渉は肝臓のグルコース産生を低下させるはずである。
【0003】
肝臓のグルコース−6−ホスファターゼは、少なくとも3つの機能活性、すなわち、グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼ(T1)、グルコース−6−ホスフェートホスホヒドロラーゼおよびホスフェート/ピロホスフェートトランスロカーゼ(T2)からなる多重成分系である。グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼは、網様体(endoplasmic reticulum)(ER)の管腔内へのグルコース−6−ホスフェートの輸送を容易にする。その活性部位がERの管腔表面にあるホスホヒドロラーゼはグルコース−6−ホスフェートを加水分解して、管腔内にグルコースとリン酸塩を放出する。ホスフェートのエフラックスはホスフェート/ピロホスフェートトランスロカーゼによって促進されるが、グルコースのエフラックスの正確な機構はまだ明らかではない。
【0004】
グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの高度な基質特異性から、これは糖尿病の治療における薬理学的関与のための標的になる可能性が考えられる。すなわち、生理学的に存在する糖ホスフェートの中でグルコース−6−ホスフェートのみがこのトランスロカーゼによって輸送される。逆にこのホスファターゼは非特異的で、種々の有機リン酸エステルを加水分解することが知られている。
【0005】
グルコース−6−ホスファターゼの一連の非特異的な阻害剤は文献に記載され、たとえば、フロリジン(J. Biol. Chem. 242, 1955-1960, 1967)、5,5′−ジチオ-ビス−2−ニトロ安息香酸(Biochem. Biophys. Res. Commun. 48, 694-699, 1972)、2,2′−ジイソチオシアナトスチルベンおよび2−イソチオシアナト−2′−アセトキシスチルベン(J. Biol. Chem. 255, 1113-1119, 1980)がある。最初に治療的に利用されたグルコース−6−ホスファターゼ系の阻害剤は、欧州特許出願EP-A-587 087およびEP-A-587 088に提案されている。国際特許出願WO 98/47888に記載されているコダイスタチンA、B、CおよびDは微生物起源の最初のグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害剤である。
【0006】
今回異なる微生物起源から、ムンバイスタチンと命名されたグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの高い阻害活性を有する新規な化合物が得られた。したがって、本発明は、分子式C282012を有し、下記に示した物理化学的およびスペクトル的性質の1つ以上、例えば図9の1H NMRスペクトルに示した1H NMRスペクトル分析データおよび図10の13C NMRスペクトルに示した13C NMRスペクトル分析データを特徴とする、ムンバイスタチンと命名された化合物およびそのすべての立体異性体および互変異性体型ならびにその医薬的に許容される塩および誘導体たとえばそのエステル、エーテルおよび自明な化学的均等物に関する。
【0007】
ムンバイスタチンはキノンクラスの化合物に属するこれまで報告されていない新規な構造を有する。その分子式を検索のキーに用いたChemical Abstractの文献検索によって、ムンバイスタチンは新規な化合物であることが確立された。他の化合物でムンバイスタチンの構造的特徴を示すものはなかった。
【0008】
ムンバイスタチンは、培養菌番号HIL−008003もしくは培養菌番号Y−9645974(以下HIL−008003という)と呼ばれる微生物の培養によって得られる。ムンバイスタチンの産生に用いられた微生物は、インド、MaharashtraのAmboli付近におけるHiranyakeshiの河床から収集した土壌のサンプルから単離された。微生物HIL−008003は、Streptomyces litmocidiniとして同定されている。この微生物は、1997年7月4日にGerman Collection of Microorganisms and Cell Cultures(DSMZ-Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturen GmbH),Mascheroder Weg 1b, D-38124, Braunschweig, Germany に寄託され、受入番号DSM 11641を与えられた。
【0009】
したがって、本発明はさらに、ストレプトマイセス種HIL−008003、その突然変異体および変異体からムンバイスタチンと命名された新規な化合物ならびにその医薬的に許容される塩および誘導体を製造する方法を提供する。上記方法は培養菌番号HIL−008003、その突然変異体または変異体を1種または2種以上の炭素源および1種または2種以上の窒素源ならびに任意の栄養無機塩および/または微量元素を含有する栄養培地中好気条件下に培養し、ついで上記化合物を単離し、ついで慣用方法により精製することからなる。
【0010】
栄養培地は好ましくは炭素源、窒素源ならびに栄養無機塩および任意の微量元素を含有する。炭素源はたとえばデンプン、グルコース、スクロース、デキストリン、フルクトース、糖蜜、グリセロール、ラクトースまたはガラクトースであり、好ましくはグルコースである。窒素源はたとえば、大豆ミール、ピーナッツミール、酵母エキス、牛肉エキス、ペプトン、トリプトン、モルトエキス、コーンスティープリカー、ゼラチンまたはカサミノ酸であり、好ましくは、大豆ミールおよびコーンスティープリカーである。栄養無機塩および微量元素はたとえばリン酸水素ナトリウム、リン酸水素カリウム、塩化ナトリウム、塩化コバルト、塩化カルシウム、炭酸カルシウム、硝酸カリウム、硫酸アンモニウムまたは硫酸マグネシウムであり、好ましくは塩化コバルトおよび炭酸カルシウムである。
【0011】
培養菌番号HIL−008003の培養は通常、25〜30℃の温度、6.0〜8.0のpHで行われる。好ましくは培養菌番号HIL−008003は27℃(±1℃)およびpH7.0で培養される。
【0012】
HIL−008003の培養は、好ましくは約40〜70時間、本発明のムンバイスタチンの至適収率が得られるまで実施される。発酵は約40〜48時間、液内培養条件下に、たとえば振盪フラスコ中および実験室用のファーメンター中で行うのが特に好ましい。所望によりファーメンター中に、Desmophen(登録商標、ポリプロピレンオキシド)を消泡剤として使用することもできる。発酵の進行およびムンバイスタチンの形成は、マイクロタイタープレート中、非処理の Triton X-100(登録商標)分解ラット肝ミクロソームにおけるグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害を室温で、Methods in Enzymology 174, 58-67, 1989 に記載の方法をわずかに改変して比色法により測定して検出することができる。得られた培養ブロス中、ムンバイスタチンは主として培養ろ液中に存在し、したがって培養ろ液を水非混和性溶媒たとえば酢酸エチル、ジクロロメタン、クロロホルムまたはブタノールによりpH5〜8で抽出して回収するか、またはポリマー樹脂たとえば、Diaion HP-20(登録商標、Mitsubishi Chemical Industries Limited, Japan)、AmberliteXAD(登録商標、Rohm and Haas Industries, USA)、活性炭もしくはイオン交換クロマトグラフィーを用いてpH5〜8で疎水性相互作用クロマトグラフィーによって回収する。好ましい方法は Diaion HP-20(登録商標)上への吸着ついでその化合物の、溶出剤、たとえば水、メタノール、アセトン、アセトニトリル、n-プロパノール、イソプロパノールまたはそれらの組み合わせを用いる脱着である。活性な溶出液を濃縮し、凍結乾燥すると粗製の化合物が得られる。
【0013】
粗製の物質は以下の技術のいずれかを用いてさらに精製することができる。すなわち、静止相としてアルミナもしくはシリカゲル、溶出液として酢酸エチル、クロロホルム、メタノールもしくはそれらの組み合わせを用いる正常相クロマトグラフィー;静止相としてRP−18とも呼ばれるジメチルオクタデシルシリルシリカゲルもしくはRP−8とも呼ばれるジメチルオクチルシリルシリカゲルのような逆相シリカゲル、溶出液として水、緩衝液たとえばリン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩緩衝液(pH2〜8)および有機溶媒たとえばメタノール、アセトニトリル、アセトン、テトラヒドロフランもしくはそれらの組み合わせを用いる逆相クロマトグラフィー;溶媒たとえばメタノール、クロロホルム、アセトン、酢酸エチルもしくはそれらの組み合わせ中においてSephadex(登録商標)LH-20(Pharmacia Chemical Industries, Sweden)、TSKgel Toyopearl(登録商標)HW-40F(TosoHaas, Tosoh Corporation, Japan)、水中においてSephadex(登録商標)G-10およびG-25のような樹脂を用いるゲル浸透クロマトグラフィー;水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n-プロパノール、テトラヒドロフラン、アセトン、アセトニトリル、メチレンクロリド、クロロホルム、酢酸エチル、石油エーテル、ベンゼンおよびトルエンのような2種以上の溶媒から作成した二相性の溶出系を用いる向流クロマトグラフィーを使用することができる。これらの技術は、繰り返し、または別の技術と組み合わせて使用できる。好ましい方法は Toyopearl(登録商標)上でのクロマトグラフィーついで改良シリカゲル(RP-18)上での逆相クロマトグラフィーである。
【0014】
化合物ムンバイスタチンは、医薬的に許容される塩および誘導体、たとえばエステルおよびエーテルならびに他の自明の化学的均等物に変換することが可能であり、これらはすべて本発明の範囲に包含される。本発明はまた、それら自体は医薬としての使用に適当ではないが、医薬的に許容される塩および誘導体の製造における中間体として使用できるすべてのムンバイスタチンの塩および誘導体も包含する。本発明は、すべての立体異性型および互変異性型のムンバイスタチンならびにその塩および誘導体を包含する。塩および誘導体は、本技術分野の熟練者には既知の標準操作を用いて製造することができる。たとえば、ナトリウムおよびカリウム塩のような塩は、ムンバイスタチンを適当なナトリウムおよびカリウム塩基で処理して製造することができる。エステルはムンバイスタチンをカルボン酸とジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)の存在下に反応させるか、またはその化合物をアシル化剤たとえば酸クロリドで処理して製造することができる。エステルを製造する他の方法は文献たとえば J. March, Advanced OrganicSynthesis, 4版,John Wiley & Sons, 1992 に記載されている。
【0015】
本発明に含まれるムンバイスタチンのエステルには、分子内エステルすなわちラクトンが包含される。本発明の主題としてとくに取り上げられる化合物は、L970860と命名された化合物ならびにその医薬的に許容される塩および誘導体のすべての立体異性型および互変異性型である。化合物L970860 は、ムンバイスタチンのトルフルオロ酢酸処理により得られる。それは分子式C281811を有し、下記に示した物理化学的およびスペクトル的性質の1つ以上、例えば、図7の1H NMRスペクトルに示した1H NMRスペクトル分析データおよび図8の13C NMRスペクトルに示した13C NMRスペクトル分析データを特徴とする。L970860を与えるムンバイスタチンのラクトン化は、ムンバイスタチンの単離または精製に使用することができる。
【0016】
エーテルは、たとえばムンバイスタチンから、塩基性条件下におけるアルキル化剤との反応によって製造することができる。エーテルの他の製造方法は、文献たとえば、J. March, Advanced Organic Synthesis, 4版,John Wiley & Sons, 1992 に記載されている。
【0017】
ムンバイスタチンは、ラット肝ミクロソームのグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼを強力に阻害する。薬理学試験で得られた結果を、以下に示す。すなわち、ムンバイスタチンならびにその医薬的に許容される塩および誘導体は、医薬の活性成分としてとくに糖尿病の治療に有用であり、さらに一般的にはグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの活性の上昇により引き起こされるかもしくはそれに伴う状態、またはグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼ活性の低下が意図される状態の治療または予防に有用である。ムンバイスタチンならびにその医薬的に許容される塩および誘導体は、動物、好ましくは哺乳動物、とくにヒトに、それ自体で、他の医薬と混合して、および経口または非経口的投与が可能な医薬組成物として投与することができる。したがって、本発明はまた、医薬として使用するためのムンバイスタチンならびにその医薬的に許容される塩および誘導体、およびグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼ活性を低下させるための医薬、とくに糖尿病の治療用医薬の製造におけるムンバイスタチンならびにその医薬的に許容される塩および誘導体の使用に関する。本発明はさらに、ムンバイスタチンおよび/または1種もしくは2種以上のその医薬的に許容される塩および/またはその誘導体の有効量を医薬的に許容される担体とともに含有する医薬組成物に関する。
【0018】
ムンバイスタチンは、経口的に、筋肉内に、静脈内に、または他の投与様式で投与することができる。ムンバイスタチンまたはその医薬的に許容される塩もしくは誘導体を含有する医薬組成物は、単独でまたは配合して、この化合物を1種または2種以上の医薬的に許容される賦形剤および/または補助剤、たとえば充填剤、乳化剤、滑沢剤、遮蔽フレーバー、着色剤または緩衝物質と混合し、この混合物を適当な医薬剤形たとえば錠剤、コート錠、カプセルまたは経口または非経口投与に適当な懸濁剤もしくは溶液に変換することにより製造することができる。
【0019】
上述の補助剤および/または賦形剤の例としては、デンプン、トラガントゴム、ラクトース、タルク、寒天、ポリグリコール、エタノールおよび水を挙げることができる。水への懸濁剤または溶液が、非経口投与には適当であり、好ましい。活性物質はそのまま、ビヒクルまたは希釈剤を使用しないで適当な剤形、たとえばカプセルとして投与することも可能である。ムンバイスタチンまたはその医薬的に許容される塩もしくは誘導体からなる医薬組成物にはまた、他の医薬活性成分を添加してもよい。
【0020】
慣例的に、特定の場合に適当な公定処方および投与方法ならびに用量範囲は、治療される種およびそれぞれの症状または疾患の状態に依存し、本技術分野で知られている方法を用いて至適化される。
【0021】
医薬的に活性な成分の場合とは別に、誘導体の製造の場合の中間体として、ムンバイスタチンならびにその塩および誘導体はまた、診断の目的たとえばインビトロ診断において、およびグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害を追求する研究目的での生化学的研究において、補助剤としても使用することができる。
【0022】
【実施例】
以下の実施例は、本発明を例示するものであり、その範囲を限定するものではない。
略号:MeOH メタノール;DMSO ジメチルスルホキシド;TFA トリフルオロ酢酸。
【0023】
実施例1
土壌からの培養菌HIL−008003の単離
(a) 栄養単離培地の組成
コーンスターチ 10.0g
カゼイン 1.0g
ペプトン 1.0g
酵母エキス 1.0g
2HPO4 0.5g
寒天粉末 13.0g
鉱物質除去水 1.0 litre
pH 7.5
【0024】
(b) 土壌のプレーティングおよび単離
250mlのエルレンマイヤーフラスコに、インド、MaharashtraのAmboli付近におけるHiranyakeshiの河床から収集した土壌10gを取り、これに滅菌した鉱物質除去水90mlを加えて、2時間ロータリーシェーカー上で振盪した(220rpm)。上述の土壌懸濁液をついで10から10-5までの段階に系列希釈した。最後の希釈液から、1mlの懸濁液を滅菌ガラスペトリ皿(直径15cm)の中央に置き、抗菌剤としてアンフォテリシンB 25μg/mlを補充した上記単離メジウム約50mlを注いだ。このメジウムは注加する前に45℃に冷却し、プレートを完全に回転させた。土壌懸濁液およびメジウムの混合物を、放置して沈積させ、28℃(±1℃)で7日間インキュベートした。ペトリプレートを周期的に観察して、微生物培養菌HIL−008003(培養菌Y−9645974)を増殖する微生物中から単離した。
【0025】
実施例2
培養菌HIL−008003 の維持
培養菌HIL-008003 は以下のメジウム上で維持した。
モルトエキス 10.0g
酵母エキス 4.0g
グルコース 4.0g
寒天粉末 13.0g
鉱物質除去水 1.0litre
pH 7.0
上述の成分を加熱して完全に溶解したのちに、それを試験管に分配し、ついで121℃で20分間滅菌した。ついで試験管を冷却し、傾斜した位置で放置して固化させた。傾斜寒天を、針金ループにより、増殖した培養菌HIL−008003を画線培養し、良好な増殖が観察されるまで28℃(±1℃)でインキュベートした。よく増殖した培養菌は冷蔵庫内に8℃で保存した。
【0026】
実施例3
振盪フラスコ中における培養菌HIL−008003の発酵
種メジウムの組成
グルコース 15.0g
大豆ミール 15.0g
コーンスティープリカー 5.0g
NaCl 5.0g
CaCO3 2.0g
鉱物質除去水 1.0litre
pH 7.0
上記種メジウムを500mlのエルレンマイヤーフラスコ中に80ml量ずつ分配し、121℃で20分間オートクレーブ処理した。フラスコを室温に冷却し、ついで各フラスコに、実施例2に上述したよく増殖した培養菌ループ1杯を接種し、ロータリーシェーカー上27℃(±1℃)で72時間、種培養菌が得られるまで240rpmで振盪した。
【0027】
製造メジウムの組成
グルコース 20.0g
大豆ミール 10.0g
CaCO3 0.2g
塩化コバルト 0.001g
鉱物質除去水 1.0litre
pH 7.0
製造メジウムを500mlのエルレンマイヤーフラスコ中に60ml量ずつ分配し、121℃で20分間オートクレーブ処理した。フラスコを室温に冷却し、ついで上述の種培養菌(1%v/v)を接種した。発酵はロータリーシェーカー上温度 27℃(±1℃)で40〜48時間、240rpmで実施した。
【0028】
ムンバイスタチンの産生は、グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害を測定してモニターした。収穫後、培養ブロスを遠心分離し、ムンバイスタチンを培養ろ液から単離し、実施例5に記載するようにして精製した。
【0029】
実施例4
ファーメンター中における培養菌HIL−008003の発酵
段階1:振盪フラスコ中種培養菌の調製
実施例3の種メジウムを1Lのエルレンマイヤーフラスコ中に160ml量ずつ分配し、20分間オートクレーブ処理した。これらのフラスコ中で実施例3に記載したように種培養菌を増殖させた。
【0030】
段階2:ファーメンターにおける種培養菌の調製
実施例3に記載したように、100LのMarubishiファーメンター中80Lの種メジウムをインシトゥで121℃において20分間滅菌し、27℃±1℃に冷却し、上述の種培養菌4.5Lを接種した。
発酵は以下のパラメーターで実施した。
温度 27℃(±0.5℃)
撹拌 80rpm
通気 50lpm
収穫時間 24時間
【0031】
段階3:大規模発酵
1000LのMarubishiファーメンター中で、実施例3に記載の700Lの製造メジウムを、消泡剤としてのDesmophen(登録商標、ポリプロピレンオキシド)150mlとともにインシトゥにおいて121℃で45分間滅菌し、27℃±1℃に冷却し、段階2からの種培養菌75Lを接種した。
発酵は以下のパラメーターで実施した。
温度 27℃(±0.5℃)
撹拌 50rpm
通気 450lpm
収穫時間 40〜44時間
化合物の産生はグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害を測定してモニターした。発酵を停止したときの培養ブロスのpHは6.0〜7.0であった。収穫後、培養ブロスを遠心分離し、以下の実施例5に記載するように、グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼ阻害剤、ムンバイスタチンを培養ろ液から単離した。
【0032】
実施例5
ムンバイスタチンの単離および精製
約1000Lの培養ブロスを収穫し、菌糸体(12kg)から遠心分離によって分離した。所望の化合物、ムンバイスタチンは主として培養ろ液中に存在することが見いだされた。培養ろ液(730L)をDiaion(登録商標)HP−20(28L,3〜4%v/v)のカラムを通過させた。カラムを鉱物質除去水(250L)で完全に洗浄し、ついで水中MeOHの段階勾配によって溶出した。すなわち、溶出は10%MeOH(120L)および40%MeOH(300L)で行った。15Lサイズで分画を収集した。40%MeOHで得られた活性な溶出液(15×16L)を合わせて、10〜100mmHgの減圧下、35℃で濃縮し、凍結乾燥すると、IC50 5μg/mlを示す240gの活性な粗製物質が生成した。
【0033】
粗製の物質(240g)を第二のHP−20カラムを通過させた。このカラムを鉱物質除去水(150L)で完全に洗浄し、ついで水中MeOHの段階勾配によって溶出した。すなわち、溶出は20%MeOH(80L)および40%MeOH(100L)で行った。それぞれ10Lサイズおよび2Lサイズで分画を収集した。40%MeOHで得られた活性な溶出液(2×30L)を合わせて、10〜100mmHgの減圧下、35℃で濃縮し、凍結乾燥すると、IC50 1μg/mlを示す20gの濃縮された物質が生成した。
【0034】
このようにして得られた濃縮物質を、様々な基質対ゲル比で Sephadex(登録商標)LH−20上、2連続ゲル浸透クロマトグラフィーによって精製した。すなわち、上述の濃縮された物質を、各5gの4ロットとして別個に、4cm×120cmのガラスカラム中に充填したSephadex(登録商標)LH−20(1.5L)を通過させた。移動相は水とし、流速は2.5ml/分に維持した。25mlサイズで分画を収集した。活性な溶出液は0.1%TFA水溶液〜CH3CNの勾配を用い、20分間、流速1ml/分でLichrocart(登録商標)100 RP−18(250mm×4mm)カラム上HPLCによってモニターし、270nmで検出した。所望の成分を含む活性溶出液をプールし、10〜100mmHgの減圧下35℃で濃縮し、凍結乾燥すると、IC50 0.1〜0.3μg/mlを示す高度に濃縮された物質1gが得られた。
【0035】
上記物質はさらにそれぞれ500mgの2ロットをガラスカラム(2.5cm×110cm)中に充填したSephadex(登録商標)LH−20に通過させて精製した。移動相は水とし、流速は0.5ml/分に維持した。6mlサイズで分画を収集した。分画をHPLC(条件は上述)に基づいてプールした。所望の化合物を含む活性分画をプールし、10〜100mmHgの減圧下35℃で濃縮して、凍結乾燥すると、IC50 0.06μg/mlを示す半純粋な化合物160mgが得られた。
【0036】
最後に半純粋な物質をEurosphere(登録商標)100 C18、10μ(250×16mm)カラム上、分取HPLCによって、水中5%メタノール〜水中40%メタノール勾配を用い、30分で精製した。流速は6ml/分に維持し、純粋なムンバイスタチンを得るため検出は270nmで行った(70mg)。
【0037】
ムンバイスタチンは、質的に劣った1H NMRおよび13C NMRスペクトルを与えた。したがって、親化合物、ムンバイスタチンの特性解析は最初は実施例6に記載の方法を用いてムンバイスタチンのTFAによる処理で得られたラクトン、L970860のスペクトル解析に基づいて行われた。
【0038】
実施例6
ラクトン、L970860の製造
メタノール(5ml)に溶解したムンバイスタチン70mgに0.1%TFA(50ml)を加え、反応混合物を50℃で1時間加熱した。ついで混合物を10〜100mmHgの減圧下35℃で蒸発乾固した。このようにして得られた反応生成物を分取HPLCによりEurosphere(登録商標)100 C18、10μ(250mm×16mm)カラム上、0.1%TFA中30%CH3CN〜0.1%TFA中80%CH3CNの勾配を用い、流速は6ml/分、20分で精製して、純粋なL970860を得るために検出は270nmで行った(55mg)。
【0039】
ムンバイスタチンおよびそのラクトンL970860の物理化学的な性質およびスペクトル的性質を表1にまとめる。化合物のスペクトル分析データは図2、3および5〜10に示す。図1〜4はHPLCクロマトグラムを示す。個々の図の内容は表1に指示する。
【0040】
【表1】
Figure 0004287593
【0041】
ムンバイスタチンおよびそのラクトンL970860の薬理学的特性
ムンバイスタチンはラット肝ミクロソームのグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの活性を、IC50約25nMで強力に阻害する。これに反し、ムンバイスタチンは、界面活性剤で破壊したミクロソーム中のホスファターゼ活性をIC50約>100μMで阻害し、トランスロカーゼへの高度の特異性が指示される。さらに、ムンバイスタチンは、ホスフェート/ピロホスフェートトランスロカーゼの活性には影響しなかった。ムンバイスタチンはグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの可逆性競合的阻害剤である。
【0042】
ムンバイスタチンはさらに、単離ラット肝細胞において、グルコースの排出に対する作用を評価した。それは、フルクトース誘発糖新生およびグルカゴン誘発グリコーゲンの加水分解をそれぞれ、約0.3μMおよび0.6μMのIC50値で阻害する。
【0043】
L970860は、ラット肝ミクロソームのグルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの活性を、約1.8μMのIC50で阻害する。
【0044】
【表2】
Figure 0004287593
【0045】
【表3】
Figure 0004287593

【図面の簡単な説明】
【図1】 ムンバイスタチンの高速液体クロマトグラフィーにおける溶出を示す図である。
【図2】 ムンバイスタチンのUV吸収を示す図である。
【図3】 ムンバイスタチンのIR(Br)を示す図である。
【図4】 L970860の高速液体クロマトグラフィーにおける溶出を示す図である。
【図5】 L970860のUV吸収を示す図である。
【図6】 L970860のIR(Br)を示す図である。
【図7】 L970860の1H NMR(300MHz,D4−DMSO)を示す図である。
【図8】 L970860の13C NMR(75MHz,D6−DMSO)を示す図である。
【図9】 ムンバイスタチンの1H NMR(600MHz,D4−MeOH,27℃)を示す図である。
【図10】 ムンバイスタチン13C NMR(150MHz,D4−MeOH,27℃)を示す図である。

Claims (10)

  1. その1H NMRスペクトル(図9)およびその13C NMRスペクトル(図10)によって特徴づけられる分子式C282012の化合物のすべての立体異性体および互変異性体型におけるムンバイスタチン、またはその医薬的に許容される塩。
  2. 炭素源および窒素源を含有する栄養培地中、好気条件下における微生物ストレプトマイセス種HIL−008003(DSM 11641)の培養、その後の慣用方法による単離および精製により得られる、分子式C282012の化合物のすべての立体異性体および互変異性体型における、請求項1記載のムンバイスタチンまたはその医薬的に許容される塩。
  3. その1H NMRスペクトル(図7)およびその13C NMRスペクトル(図8)によって特徴づけられる分子式C281811の化合物のすべての立体異性体および互変異性体型におけるラクトンL970860、またはその医薬的に許容される塩。
  4. 請求項1または2記載のムンバイスタチンもしくは請求項3記載のラクトンL970860、またはそれら塩の製造方法において、炭素源および窒素源を含有する栄養培地中、好気条件下における微生物ストレプトマイセス種HIL−008003(DSM 11641)の培養、その後の慣用方法によるムンバイスタチンの単離および精製からなる方法。
  5. ストレプトマイセス種HIL−008003(DSM 11641)。
  6. 医薬として使用するための請求項1または2記載のムンバイスタチンもしくは請求項3記載のラクトンL970860またはそれらの医薬的に許容される塩。
  7. 請求項1または2記載のムンバイスタチンもしくは請求項3記載のラクトンL970860またはそれらの医薬的に許容される塩の有効量および医薬的に許容される担体からなる医薬組成物。
  8. グルコース−6−ホスフェートトランスロカーゼの阻害剤として使用するための請求項1または2記載のムンバイスタチンもしくは請求項3記載のラクトンL970860またはそれらの医薬的に許容される塩。
  9. 糖尿病の治療において使用するための請求項1または2記載のムンバイスタチンもしくは請求項3記載のラクトンL970860またはそれらの医薬的に許容される塩。
  10. 前記ラクトンL970860またはそれらの塩への変換をさらに含む、請求項4記載の方法。
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