JP4287441B2 - ガス栓 - Google Patents

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Description

本発明は、操作ハンドルでせんを回動させてガス通路を開閉する形式のガス栓に関するものである。
図14は、この種ガス栓の従来例を示す断面図であり、図15の(A)(B)は、それぞれ図14に示したガス栓のロック部材(4)を進退させた状態を示す要部拡大断面図である。
このものでは、栓本体(11)に収容されたせん(2)は操作ハンドル(3)によって閉位置と開位置との間を回動可能となっている。
操作ハンドル(3)の裏面には、栓本体(11)の上端の筒部(14)に回転自在に外嵌可能な環状凹溝(30)が形成されており、又、一側方に開放するように挿入孔(12)が操作ハンドル(3)の回転中心に向かって穿設されている。前記挿入孔(12)の奥側の一部分は前記環状凹溝(30)に開放していると共に、挿入孔(12)にはロック部材(1)がコイルバネ(18)で突出方向に付勢された状態で収容されている。
前記ロック部材(1)の押込み方向の先端部の外周には雄ネジ部(19)が刻設されており、挿入孔(12)の奥端部には雄ネジ部(19)が螺入される雌ネジ部(16)が刻設されている。ロック部材(1)の雄ネジ部(19)に続く部分には雄ネジ部(19)よりも小径な第1小径軸部(10a)が同軸上に設けられていると共に、第1小径軸部(10a)からロック部材(1)の外端側へさらに同軸上に変位した位置には、挿通孔(12)の内径に略一致する直径の大径部(13)が設けられており、さらにその外側には、ロック部材(1)の軸線方向の移動範囲を規制する為の第2小径軸部(10b)が設けられている。そして、第2小径軸部(10b)のさらに外方端には、頭部(17)が設けられており、前記頭部(17)の外端面には、ドライバーの先端を係合させる為の工具係合溝(17a)が形成されている。
挿入孔(12)よりも下方には、貫通孔(25)が挿入孔(12)と直交する方向に操作ハンドル(3)を貫通しており、その中央部分においては前記挿通孔(12)に連通していると共に、前記連通部分から外周面の一部が挿通孔(12)内に突出するように前記貫通孔(25)には、ストッパピン(24)が挿入されている。
又、前記筒部(14)の上端のうち、栓本体(11)を貫通しているガス流路(図示せず)のガス入口側又はガス出口側の半周域には、さらに上方に突出する半円状の係合壁部(14a)が突設されている。
図14は、ロック部材(1)の先端の雄ネジ部(19)を、係合壁部(14a)と同一円周上に位置させた状態であり、操作ハンドル(3)は、筒部(14)のうち、係合壁部(14a)の非形成域側を約180度回動可能であり、係合壁部(14a)の端部に雄ネジ部(19)が当接した時点で、操作ハンドル(3)の回動が阻止される。この状態が、ガス栓の閉状態である。
尚、ロック部材(1)はコイルバネ(18)によって外方へ付勢されているが、大径部(13)がストッパピン(24)に係合することにより、抜け止め状態に保持されている。
図15の(A)は、図14の状態から、コイルバネ(18)の付勢力に抗してロック部材(1)を挿入孔(12)の内方に押し込んで、先端の雄ネジ部(19)と大径部(13)との間の第1小径軸部(10a)に係合壁部(14a)を位置させて、雄ネジ部(19)と係合壁部(14a)との係合を解除した状態を示している。これにより、操作ハンドル(3)の回動阻止状態が解除され、操作ハンドル(3)は回動可能となる。
尚、図14の状態から、ロック部材(1)を押し込むと共に、ロック部材(1)の頭部(17)の工具係合溝(17a)にドライバーを係合させて、ロック部材(1)の雄ネジ部(19)を挿入孔(12)の奥の雌ネジ部(16)にねじ込むと、図15の(B)に示すように、ロック部材(1)の大径部(13)が係合壁部(14a)と同一円周上に位置することとなり、操作ハンドル(3)は図14の場合と同様に回動規制される。この状態では、ロック部材(1)は、挿入孔(12)の開放端から奥まった位置に収容されており、ドライバーなしでは、ロック部材(1)を引き出すことができないから、操作ハンドル(3)は回動規制された状態のまま維持される。さらに、封印用のワイヤ(図示せず)を、栓本体(11)に形成した挿通孔(26)及びストッパピン(24)内に挿通させ、その両端を相互にねじって連結させておくことにより、操作ハンドル(3)は栓本体(11)に対して回動不能に封印することができ、新築住宅のガス配管工事から入居までの間に、ガス栓を閉状態にロックすることができる。
特開平10−19161号公報 実公昭60−11337号公報
しかしながら、上記した従来のガス栓では、操作ハンドル(3)の回動を規制するために、ロック部材(1)の雄ネジ部(19)を係合壁部(14a)に当接させる構成としているから、雄ネジ部(19)が係合壁部(14a)に何度も強くぶつけられることにより、雄ネジ部(19)が破損するおそれがある。雄ネジ部(19)が破損すると、雌ネジ部(16)への螺合がうまくできなくなり、ロック部材を図15の(B)のように封印状態に維持することができなくなる。
又、コイルバネ(18)によって外方へ付勢された状態のロック部材(1)を抜け止め状態に保持するためにストッパピン(24)が別途必要である。
本発明はかかる点に鑑みて成されたもので、『ガス流路を開閉するせんが収容されるせん収容部の開放端に筒部を連設させた構成の栓本体と、
前記筒部の開放端に形成されている環状凸部に回動自在に外嵌する環状凹溝を有し且つ前記せん収容部内の前記せんを閉位置と開位置との間で回動操作する操作ハンドルと、
前記操作ハンドルの一側方に開放し且つ前記環状凹溝の底部に連通するように前記操作ハンドルの回転中心に向かって穿設されている挿入孔と、
前記挿入孔内に回動自在に挿入され且つ付勢手段によって前記挿入孔の開放端側へ付勢されていると共に前記操作ハンドルの回動を阻止するロック位置と前記操作ハンドルの回動を許容するロック解除位置との間で軸線方向に進退移動可能に設定されているロック部材とを具備するガス栓』において、ロック部材の破損を防止すると共に、部品点数を削減できるようにすることをその課題とする。
[請求項1の発明について]
上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、『前記環状凸部(15)の開放端の一部を切り欠いて係合溝(151)が形成され、
前記ロック部材(4)は、先端の大径部(41)と、それに続く小径軸部(42)と、さらにそれに続くと共に前記大径部(41)と同径で且つ外端面に工具係合溝(44)が形成された大径軸部(43)とが同軸上に位置する金属製の丸軸とし、
前記大径部(41)の外周面のうち前記小径軸部(42)側の一部を軸線に平行に切り欠いて第1平面部(41a)が形成され、
前記小径軸部(42)の外周面のうち、前記第1平面部(41a)が形成されている側に、前記第1平面部(41a)と平行で且つ前記第1平面部(41a)よりも一段深く位置する第2平面部(42a)が形成され、
前記ロック部材(4)を前記付勢手段の付勢力に抗して前記挿入孔(33)に挿入させて、前記第2平面部(42a)を前記環状凹溝(30)の底部と略同一面となるように臨ませた状態にて前記環状凹溝(30)は前記環状凸部(15)に回動自在に外嵌可能とし、
前記ロック部材(4)は、前記付勢手段の付勢力によって、前記第2平面部(42a)と前記第1平面部(41a)との間の第1段部(45)が前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置と、前記第1平面部(41a)と前記大径部(41)の外周面との間の第2段部(46)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置との間で進退移動すると共に、
前記ロック部材(4)を前記係合溝(151)に対応させた状態で前記第1係合位置に達するまで押し込んだ後、180度回転させた第3係合位置にて、前記小径軸部(42)の外周面と前記大径部(41)との間の第3段部(47)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合するように設定されている』ことである。
上記技術的手段は次のように作用する。
ロック部材(4)を最終挿入位置まで挿入させると、小径軸部(42)の第2平面部(42a)が、操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)の底部(30a)と略同一面を呈する寸法関係に設定されてあるから、この状態で、前記環状凹溝(30)を栓本体(11)の筒部(14)の上端の環状凸部(15)に外嵌させる。すると、ロック部材(4)は、付勢手段によって、その第1段部(45)が、前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置に位置することとなり、ロック部材(4)は、挿入孔(33)内に抜け止め状態に収容されると共に、操作ハンドル(3)は環状凸部(15)上を回動可能となる。
ロック部材(4)が、環状凸部(15)のうち、係合溝(151)に達した時点で、第1段部(45)と環状凸部(15)との係合が外れて、ロック部材(4)は前記付勢手段の付勢力によって、挿入孔(33)から突出する方向に移動させられて、第2段部(46)が係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置に位置することとなる。この第2係合位置においては、大径部(41)に形成した第1平面部(41a)が前記係合溝(151)に対応しており、この状態から、操作ハンドルを時計回り又は反時計回りに回動させようとしても、前記第1平面部(41a)に続く大径部(41)の外周面が、前記係合溝(151)の両端に当たることとなり、操作ハンドル(3)の回動は阻止される。すなわち、前記第2係合位置がロック位置である。
この状態から、ロック部材(4)を押し込んで、前述の第1係合位置に移動させると、大径部(41)が環状凸部(15)よりも内方へ移動して、係合溝(151)と大径部(41)の外周面との係合が解除され、操作ハンドル(3)は回動可能となる。すなわち、前記第1係合位置がロック解除位置である。
そして、ロック部材(4)を、前記第2係合位置に位置させた状態で、大径軸部(43)の外面の工具係合溝(44)に工具を対応させて、前記第1係合位置まで押し込んだ後、挿通孔(33)内で180度回転させる。すると、第1段部(45)の反対側に位置する第3段部(47)が係合溝(151)の開放端に係合すると共に、係合溝(151)には、小径軸部(42)が対応し、前記小径軸部(42)の外周面が係合溝(151)の両端に位置することとなり、操作ハンドルの上記回動は阻止される。この状態から、ロック部材(4)を押し込んでも、大径軸部(43)が係合溝(151)の開放端に当接してそれ以上の押し込みは阻止されるだけであり、小径軸部(42)の係合溝(151)の両端への係合を解除することはできない。この状態がガス栓の封印状態であり、ロック部材(4)は第3係合位置に位置する。この封印状態を解除するには、再び工具を用いてロック部材(4)を挿通孔(33)内で180度回転させなければならない。
[請求項2の発明について]
請求項2に係る発明のガス栓は、上記課題に記載したガス栓と同様のガス栓において、上記課題と同様の課題を解決するもので、そのために講じた技術的手段は、『前記環状凸部(15)の開放端の一部を切り欠いて係合溝(151)が形成され、
前記ロック部材(5)は、第1大径部(51)、前記第1大径部(51)より小径の第2大径部(52)、前記第2大径部(52)より小径の第1小径軸部(50)、前記第1大径部(51)と同径の第3大径部(53)、前記第2大径部(52)と同径の第2小径軸部(55)、さらに前記第1及び第3大径部(51)(53)と同径で且つ外端面に工具係合溝(56)が形成された第4大径部(54)とが同軸上に順に位置する金属製の丸軸とし、
前記第3大径部(53)の外周面の一部を軸線に平行に切り欠いて、前記第2小径軸部(55)の外周面と同一線上に連続する平面部(57)を形成し、
前記ロック部材(5)を前記付勢手段の付勢力に抗して前記挿入孔(33)に挿入させ、前記第1小径軸部(50)を前記環状凹溝(30)に対応させた状態にて前記環状凹溝(30)は前記環状凸部(15)に回動自在に外嵌可能とし、
前記ロック部材(5)は、前記付勢手段の付勢力によって、前記第2大径部(52)が前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置と、前記第1大径部(51)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置との間で進退移動可能に設定されていると共に、
前記第2係合位置にある前記ロック部材(5)を前記第2小径軸部(55)が前記環状溝(151)に対応するまで挿入させた状態にて、前記ロック部材(5)を180度回転させた第3係合位置にて、前記第3大径部(53)の外周面と前記第2小径軸部(55)との間の段部(58)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合するように設定されていること』である。
上記技術的手段は次のように作用する。
第1小径軸部(50)が操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)に対応するまでロック部材(5)を挿入孔(33)内に挿入させた状態で、前記環状凹溝(30)を栓本体(11)の環状凸部(15)に外嵌させる。すると、ロック部材(5)は、付勢手段によって、第2大径部(52)が、前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置に位置することとなり、ロック部材(5)は、挿入孔(33)内に抜け止め状態に収容されると共に、操作ハンドル(3)は回動自在となる。
操作ハンドル(3)の回動により、ロック部材(5)が、環状凸部(15)のうち、係合溝(151)に達した時点で、第2大径部(52)と環状凸部(15)との係合が外れて、ロック部材(5)は前記付勢手段の付勢力によって、挿入孔(33)から突出する方向に移動させられ、第1大径部(51)が係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置に位置することとなる。この第2係合位置においては、第2大径部(52)が前記係合溝(151)に対応しており、この状態から、操作ハンドルを回動させようとしても、前記第2大径部(52)の外周面が、係合溝(151)の両端に当たることとなり、操作ハンドル(3)は回動させることができない。すなわち、前記第2係合位置が、ロック部材(5)のロック位置である。
この状態から、ロック部材(5)を押し込んで、前述の第1係合位置に移動させると、第2大径部(52)が環状凸部(15)よりも内方へ移動して係合溝(151)との第2大径部(52)の外周面との係合が解除されることとなるから、操作ハンドル(3)は回動可能となる。すなわち、前記第1係合位置がロック解除位置となる。
そして、ロック部材(5)を、前記第2係合位置に位置させた状態から、第4大径部(54)が係合溝(151)の開放端に外方から当接するまで挿入孔(33)の奥へ押し込み、係合溝(151)に第2小径軸部(55)を対応させた状態で、第4大径軸部(54)の外面の工具係合溝(56)に工具を対応させて、ロック部材(5)を180度回転させる。すると、第3大径部(53)と第2小径軸部(55)との間の段部(58)が係合溝(151)の開放端に内方から係合すると共に、係合溝(151)には、第2小径軸部(55)が対応することから、前記第2小径軸部(55)の外周面が係合溝(151)の両端に当たることとなり、操作ハンドル(3)の回動は阻止される。この状態から、ロック部材(5)を押し込んでも、第4大径部(54)が係合溝(151)の開放端に当接してそれ以上の押し込みは阻止される。よって、操作ハンドル(3)の回動阻止状態を解除することはできない。この状態がガス栓の封印状態であり、ロック部材(5)は第3係合位置にある。この封印状態を解除するには、再び工具を用いてロック部材(5)を180度回動させなければならない。
請求項3に係る発明のガス栓は、上記請求項1又は2に記載のガス栓において、『前記係合溝は、前記環状凸部のうち、前記ガス流路に対して直行する軸線上に位置する2箇所に形成されている』もので、操作ハンドルの挿通孔内に収容させたロック部材をガス流路に対して直行する位置に合わせたとき、ロック部材が係合溝に対応することとなり、ロック部材はロック位置に位置することとなり、操作ハンドルの回動は阻止される。よって、ロック部材がロック位置にある状態を、せんの閉状態としておけば、せんが開状態であるか閉状態であるかが一目でわかる。
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
請求項1の発明では、ロック部材に雄ネジ部を設けていないから、ロック部材がロック位置にある状態で、操作ハンドルを無理に回動させる等しても、ロック部材が損傷することはない。よって、せんの開閉状態及び封印状態を確実に維持することができる。又、ロック部材自体がロック部材の抜け止め手段としても機能するから、ロック部材の抜け止め手段としての別部品が不要となり、部品点数が削減でき、組み付けが容易となる。
請求項2の発明では、上記効果と同様の効果が生じる上に、封印状態におけるロック部材は、挿入孔の奥深く位置させることができるから、ロック部材がいたずらされる不都合が防止でき、安全性が向上する。又、外的衝撃や雨等からロック部材が保護されることとなる。
請求項3の発明では、せんの開閉を目で確認することが出来るから、使い勝手の良いガス栓を提供することができる。
以下、本願発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態のガス栓は、ガスメータに使用される、所謂、メータガス栓として実施するものである。
[第1番目の実施の形態について]
図1に示すものは、本発明の第1番目の実施の形態のガス栓の分解断面図であり、栓本体(11)のガス入口(11a)とガス出口(11b)を繋ぐ直線状のガス通路(100)の中央には上方に開放するせん収容部(20)が形成されていると共に、前記せん収容部(20)内には操作ハンドル(3)で回動操作可能な円錐台形のせん(2)が挿入されている。
せん収容部(20)の開放端には、筒部(14)が連設されていると共に、さらにその開放端には、薄肉の環状凸部(15)が突設されている。環状凸部(15)の開放端の、前記ガス通路(100)に対して直交する各位置には、係止溝(151)(151)が切り欠かれている。
せん(2)に形成された通過孔(21)は、同図に示すように、栓本体(11)の前記ガス通路(100)と一致した状態が、せん(2)が開位置にある状態であり、これから90度回動させた状態がせん(2)の閉位置となる。せん(2)の頂面の中心から対称な各位置には操作片(22)が突設されており、操作ハンドル(3)の裏面の中心筒(31)に下方開放状態に設けた溝(35)に前記操作片(22)を嵌め込むことにより、せん(2)は操作ハンドル(3)と一体回動可能となり、操作ハンドル(3)の回動操作により、せん(2)は、前記開位置と閉位置との間で回動可能となる。
又、操作筒(31)には、図示していないが、複数の突出片が所定の間隔をおいて外方へ突設されており、これが、栓本体(11)の筒部(14)から内方へ突設されている円弧状部(141)に、図面では下方から回動自在に係合することにより、操作ハンドル(3)は、栓本体(11)に対して、回動自在に且つ抜け止め状態に取り付けられることとなる。
操作ハンドル(3)の一方向へ突出させたハンドル部(32)の基端部には、前記一方へ開放し且つ中心筒(31)まで到達する挿入孔(33)が、ハンドル部(32)と平行に穿設されており、前記挿通孔(33)は、前記環状凹溝(30)と交差する箇所において、環状凹溝(30)の底部(30a)に連通している。
挿入孔(33)には、ロック部材(4)がコイルバネ(18)の付勢力によって、挿入孔(33)から突出する方向へ付勢された状態で収容されている。
ロック部材(4)は、前記挿入孔(33)内にちょうど進退自在に収容可能な直径を有する大径部(41)と、それに続き且つ大径部(41)よりも小径の小径軸部(42)と、さらにそれに続き且つ前記大径部(41)と同径の大径軸部(43)とが同軸上に位置する金属製の丸軸とし、前記大径軸部(43)の外側頂面には、ドライバー等の工具を対応させるための工具係合溝(44)が形成されている。
前記大径部(41)の外周面の一部分は、軸方向の長さの略中央域から小径軸部(42)側に開放するように軸線に平行に切り欠かれて、第1平面部(41a)が形成されている。
又、小径軸部(42)の外周面のうち、前記第1平面部(41a)が形成されている側を、第1平面部(41a)と平行に切り欠いて第1平面部(41a)よりも一段深く位置する第2平面部(42a)が形成されている。
図1に示す分解状態にある各部品を組み合わせてガス栓を完成させるには、先ず、ロック部材(4)をコイルバネ(18)の付勢力に抗して挿通孔(33)内に押し込み、 操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)の底面(30a)から、ロック部材(4)の小径軸部(42)の第2平面部(42a)を臨ませる。このとき、第2平面部(42a)は底面(30a)と同一平面を構成するように、相互の寸法関係は設定されており、この状態にて、図2に示すように、操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)を栓本体(11)の筒部(14)の上端の環状凸部(15)に外嵌させることができる。
尚、操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)を栓本体(11)の環状凸部(15)に外嵌させた状態にて、環状凸部(15)は、環状凹溝(30)から挿通孔(33)内に突出するように設定されている。
尚、操作ハンドル(3)を栓本体(11)に装着させるには、操作ハンドル(3)の中心筒(31)に外方へ突設されている前記突出片を、栓本体(11)の筒部(14)に内方へ突設されている円弧状部(141)の非形成域からその下方へ押し込む。このままでは、操作ハンドル(3)の中心筒(31)内とせん(2)の頂面との間に介在させてあるバネ(23)の付勢力によって、操作ハンドル(3)は上方に押し上げられ、栓本体(11)から外れてしまうため、前記突出片を円弧状部(141)の下方へ押し込んだ状態で、操作ハンドル(3)を所定角度回動させて、操作ハンドル(3)の突出片を栓本体(11)の円弧状部(141)に下方から係合させる。これにより、操作ハンドル(3)は栓本体(11)に対して、抜け止め状態に且つ回動自在に取り付けられることとなる。これが、図2の状態であり、操作ハンドル(3)のハンドル部(32)はガス通路(100)と平行に位置し、せん(2)は、通過孔(21)がガス通路(100)と一致する開位置に位置している。
尚、環状凸部(15)の係止溝(151)は、ガス通路(100)に対して直交する箇所に形成されているから、図2には表れていない。
この状態においては、ロック部材(4)は、コイルバネ(18)の付勢力によって、挿通孔(33)の開放端側へ付勢されているから、第2平面部(42a)と第1平面部(41a)との間の第1段部(45)が環状凸部(15)に内方から係合することとなる。これが、ロック部材(4)が第1係合位置にある状態である。
前記第1係合位置においては、ロック部材(4)の小径軸部(42)が栓本体(11)の環状凸部(15)の上方に位置する関係となり、操作ハンドル(3)の回動の妨げとなるものはなんら存在しないから、操作ハンドル(3)は、時計回り及び反時計回りに回動可能となる。
操作ハンドル(3)を上記したように時計回り又は反時計回りに90度回動させた時点で、ロック部材(4)が環状凸部(15)の係止溝(151)に対応することとなる。
すると、前記第1段部(45)の環状凸部(15)への係合が外れて、コイルバネ(18)の付勢力によってロック部材(4)は突出方向に移動させられ、図3に示すように、第1平面部(41a)と大径部(41)の外周面との間の第2段部(46)が係止溝(151)の開放端に内方から係合することとなる。これが、ロック部材(4)が第2係合位置ある状態であり、操作ハンドル(3)のハンドル部(32)はガス通路(100)に対して直角に位置し、せん(2)は閉位置にある。
第2係合位置において、環状凸部(15)の係止溝(151)には、大径部(41)の第1平面部(41a)が対応しており、この状態で、操作ハンドル(3)を回動させようとしても、図4に示すように、大径部(41)の外周面が、係止溝(151)の両端(152)に当接することとなり、それ以上、操作ハンドル(3)を回動させることができない。このように、図2に示すロック部材(4)の第1係合位置から、操作ハンドル(3)を90度回動させて、ロック部材(4)を、図3に示すように、第2係合位置にまで進出させると、操作ハンドル(3)は回動不能にロックされた状態となり、せん(2)は閉位置に維持されることとなる。
第2係合位置にあるロック部材(4)を、そのまま奥に押し込んで、第1係合位置に位置させると、大径部(41)の外周面の係止溝(151)の両端への係合が外れる。これが、操作ハンドル(3)のロック状態が解除された状態であり、操作ハンドル(3)は回動可能となる。
又、ロック部材(4)を係止溝(151)に対応させたまま、第1係合位置に位置するまで押し込み、ロック部材(4)の工具係合溝(44)にドライバー等の工具を対応させて、ロック部材(4)を挿通孔(33)内で180度回転させる。すると、図5及び図6に示すように、第1平面部(41a)と中心に対して反対側に位置する大径部(41)の外周面と小径軸部(42)との間の第3段部(47)が係止溝(151)の開放端に内方から係合する態様となる。この位置が、ロック部材(4)を第3係合位置に位置させた状態であり、操作ハンドル(3)を回動させようとしても、小径軸部(42)の外周面が、係止溝(151)の両端(152)に当接することとなり、前述のロック部材(4)を第2係合位置に位置させた場合と同様に、操作ハンドル(3)は回動不能にロックされた状態となり、せん(2)は閉位置を維持することとなる。
この第3係合位置において、ロック部材(4)を押し込むと、大径軸部(43)が係止溝(151)の開放端に当接することとなり、それ以上、ロック部材(4)を奥へ押し込むことができない。これが、第2係合位置との違いであり、第3係合位置にあるロック部材(4)は、工具を使用して再度、180度回転させない限り、図5に示す状態を維持することとなる。これが、ガス栓の封印状態であり、せん(2)は閉位置に維持される。
尚、第3係合位置において操作ハンドル(3)の挿通孔(33)の開放部近傍に、挿通孔(33)の軸線に直交する方向に貫通させた貫通孔(34)と、ロック部材(4)に設けた貫通孔(48)にワイヤ(図示せず)等を挿通させ、固定しておけば、封印状態にあるロック部材(4)をいたずら等によって回転させられる不都合もなく、確実に封印状態を保持することができる。
この実施の形態において、栓本体(11)の筒部(14)内の所定の位置には、ハンドル(3)の回動範囲を規制するピン又はねじ部材を、ハンドル(3)を貫通する孔部を通して取り付け、ピン又はねじ部材の取り付け位置によって、ハンドル(3)の操作筒(31)から突出させた突出片の回動域を規制し、ハンドル(3)の回動範囲を設定している。また、ハンドル(3)の回動範囲内ではハンドル(3)は栓本体(11)から取り外すことができない構造となっている。
[第2番目の実施の形態について]
図7から図10に示すものは、第2番目の実施の形態のガス栓であり、ロック部材の変形例を示している。
栓本体(11)及び操作ハンドル(3)の構造は、前述の第1番目の実施の形態のガス栓と同様な構造のものが採用可能であり、栓本体(11)の筒部(14)に設けられている環状凸部(15)の、ガス通路(100)に対して直交する各位置には係止溝(151)が切り欠かれている。
第2番目の実施の形態で採用するロック部材(5)は、前記挿通孔(33)内にちょうど収容可能な直径を有する先端の第1大径部(51)、前記第1大径部(51)より小径の第2大径部(52)、第2大径部(52)より小径の第1小径軸部(50)、前記第1大径部(51)と同径の第3大径部(53)、前記第2大径部(52)と同径の第2小径軸部(55)、さらに前記第1大径部(51)及び第3大径部(53)と同径で且つ外端面に、ドライバー等の工具を対応させるための工具係合溝(56)が形成された第4大径部(54)とが同軸上に順に位置する金属製の丸軸である。
第3大径部(53)の外周面の一部は、軸線に平行に切り欠かれて、第2小径軸部(55)の外周面と同一線上に位置する平面部(57)が形成されている。
この実施の形態のガス栓を完成させるには、図7に示すように、ロック部材(5)をコイルバネ(18)の付勢力に抗して挿通孔(33)内に押し込み、 操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)の底面(30a)に対応する箇所に、第1小径軸部(50)を位置させ、この状態で、操作ハンドル(3)の環状凹溝(30)を栓本体(11)の筒部(14)の上端の環状凸部(15)に外嵌させると共に、操作ハンドル(3)の中心筒(31)に突設させた突出片(図示せず)が円弧状部(141)に下方から係合するように、操作ハンドル(3)を所定角度回動させる。これが、操作ハンドル(3)を栓本体(11)に対して、抜け止め状態に且つ回動自在に取り付けた状態であり、せん(2)は開位置にある。
この状態において、ロック部材(5)は、コイルバネ(18)の付勢力によって、挿通孔(33)の開放端側へ付勢され、環状凹溝(30)から挿通孔(33)内に突出している環状凸部(15)の先端部に第2大径部(52)が内方から係合する第1係合位置に位置する態様となっている。前記第1係合位置において、操作ハンドル(3)は回動可能となっている。
尚、環状凸部(15)の係止溝(151)は、環状凸部(15)のうち、せん(2)が開状態にあるときに第2大径部(52)が係合している箇所から、時計回り及び反時計回りに90度周方向に移動した箇所に形成されており、図7の状態から、操作ハンドル(3)を90度回動させて、ロック部材(5)を環状凸部(15)の係止溝(151)に対応させると、図8に示すように、第2大径部(52)の環状凸部(15)への係合が外れて、コイルバネ(18)の付勢力によってロック部材(5)は突出方向に進出させられ、第1大径部(51)が係止溝(151)の開放端に内方から係合することとなる。これが、ロック部材(5)が第2係合位置にある状態であり、せん(2)は閉位置に回動させられている。
第2係合位置において、環状凸部(15)の係止溝(151)には、ロック部材(5)の第2大径部(52)が対応しており、この状態で、操作ハンドル(3)を回動させようとしても、第2大径部(52)の外周面が、係止溝(151)の両端に当接することとなり、それ以上、操作ハンドル(3)を回動させることができない。このように、図7に示す開状態のロック部材(5)の第1係合位置から、操作ハンドル(3)を90度回動させて、ロック部材(5)を、図8に示す閉状態の第2係合位置にまで進出させると、操作ハンドル(3)は回動不能にロックされた状態となり、せん(2)は閉位置に維持されることとなる。
よって、図8に示す第2係合位置にあるロック部材(4)を、そのまま奥に押し込んで、図7に示す第1係合位置に戻すと、大径部(41)の外周面と係止溝(151)との係合が外れて、操作ハンドル(3)のロック状態が解除され、操作ハンドル(3)は回動可能となる。
そして、図8に示す状態から、そのまま、第4大径部(54)が係止溝(151)の開放端に外方から当接するまでロック部材(5)を挿通孔(33)の奥に押し込むと、図9に示すように、第3大径部(53)の平面部(57)を通過して、第2小径軸部(55)が係止溝(151)に対応することとなる。この位置を維持しながら、ロック部材(5)の工具係合溝(56)にドライバー等の工具を対応させて、ロック部材(5)を挿通孔(33)内で180度回転させる。すると、図10に示すように、平面部(57)と反対側に位置する第3大径部(53)の外周面と第2小径軸部(55)との間の段部(58)がコイルバネ(18)の付勢力によって、係止溝(151)の開放端に内方から係合する態様となる。この位置が、ロック部材(5)の第3係合位置であり、操作ハンドル(3)は回動不能にロックされた状態となり、せん(2)は閉位置を維持することとなる。
この第3係合位置が、ガス栓の封印状態を示しており、ロック部材(5)は第2小径軸部(55)の長さ分しか進退移動させることができず、工具を使用しなければ、180度回転させることもできない。
この第2番目の実施の形態の場合、ガス栓を封印状態にしたときのロック部材(5)は、挿通孔(33)の開放端から奥まって位置することとなるので、いたずら等による不用意な回転を一層防止することができ、より安全性の高いものとなる。
なお、ハンドル(3)の回動範囲の規制及び抜け止め構造は第1番目の実施例と同じ構造である。
[第3番目の実施の形態について]
図11から図13に示すものは、第3番目の実施の形態のガス栓であり、第2番目の実施の形態のガス栓に実施したロック部材(5)の変形例を示している。
このものは、第2番目の実施の形態で採用したロック部材(5)の第3大径部(53)の一部と、第2小径軸部(55)の一部を、第1小径軸部(50)の外周面と同一線上に位置するように軸線に平行に切断して、平面部(57)を、第3大径部(53)から第2小径軸部(55)に至るように形成したものである。
図11は、せん(2)が開位置にあるロック部材(5)の第1係合位置を示しており、環状凸部(15)の上方に第1小径軸部(50)を位置させることにより、操作ハンドル(3)は回動自在となっている。
図12は、図11の状態から、操作ハンドル(3)を90度回動させた、せん(2)が閉位置にあり、係合溝(151)内に第2大径部(52)が嵌まり込むことにより、操作ハンドル(3)は回動不能にロックされた状態に維持される第2係合位置を示している。
そして、図12に示す状態から、ロック部材(5)を挿通孔(33)の奥に押し込んで、第2小径軸部(55)を係止溝(151)に対応させた状態で、工具係合溝(56)にドライバー等の工具を対応させて、ロック部材(5)を180度回転させる。すると、図13に示すように、第3大径部(53)の非切断部がコイルバネ(18)の付勢力によって、係止溝(151)の開放端に内方から係合し、ロック部材(5)の封印状態を示す第3係合位置となる。
この実施の形態のロック部材(5)では、第3大径部(53)を第1小径軸部(50)の外周面と同一線上に位置するまで軸線に平行に切断していることから、第2小径軸部(55)が係止溝(151)に対応する位置に達するまで、ロック部材(5)を押し込む際に、係合溝(151)の幅に関係なく、第3大径部(53)を、その上方を通過させることができる。言い換えれば、係合溝(151)の幅は、第3大径部(53)の直径によって決定されることなく、それより小径な第2小径軸部(55)の直径に合わせて小さく形成することができる。よって、第2番目の実施の形態のガス栓に比べて、封印状態における操作ハンドル(3)のがたつきを小さくすることができる。
本願発明の第1番目の実施の形態におけるガス栓の分解断面図。 本願発明の第1番目の実施の形態におけるガス栓の組立完了状態の要部拡大断面図であって、ロック部材(4)の第1係合位置を示している。 図2の状態から、ロック部材(4)を第2係合位置に移動させた状態を示すガス栓の要部拡大断面図。 第2係合位置におけるロック部材(4)の要部拡大断面図。 本願発明の第1番目の実施の形態におけるガス栓のうち、ロック部材(4)が第3係合位置に位置する状態を示す要部拡大断面図。 第3係合位置におけるロック部材(4)の要部拡大断面図。 本願発明の第2番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第1係合位置を示している。 本願発明の第2番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第2係合位置を示している。 図8の状態からロック部材(5)を奥へ押し込んだ様子を示すガス栓の要部拡大断面図。 本願発明の第2番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第3係合位置を示している。 本願発明の第3番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第1係合位置を示している。 本願発明の第3番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第2係合位置を示している。 本願発明の第3番目の実施の形態におけるガス栓の要部拡大断面図であって、ロック部材(5)の第3係合位置を示している。 従来におけるガス栓の断面図であって、操作ハンドルが回動阻止状態にあるロック部材の説明図。 従来におけるガス栓の要部拡大断面図であって、(A)は、操作ハンドルが回動阻止状態から解除された状態にあるロック部材の説明図であり、(B)は、ガス栓の封印状態を示している。
符号の説明
(100)・・・・・・・・・ガス流路
(11)・・・・・・・・・・栓本体
(14)・・・・・・・・・・筒部
(15)・・・・・・・・・・環状凸部
(151)・・・・・・・・・係合溝
(18)・・・・・・・・・・付勢手段(コイルバネ)
(2)・・・・・・・・・・・せん
(20)・・・・・・・・・・せん収容部
(3)・・・・・・・・・・・操作ハンドル
(30)・・・・・・・・・・環状凹溝
(30a)・・・・・・・・・底部
(33)・・・・・・・・・・挿入孔
(4)・・・・・・・・・・・ロック部材
(41)・・・・・・・・・・大径部
(41a)・・・・・・・・・第1平面部
(42)・・・・・・・・・・小径軸部
(42a)・・・・・・・・・第2平面部
(43)・・・・・・・・・・大径軸部
(44)・・・・・・・・・・工具係合溝
(45)・・・・・・・・・・第1段部
(46)・・・・・・・・・・第2段部
(47)・・・・・・・・・・第3段部

Claims (3)

  1. ガス流路を開閉するせんが収容されるせん収容部の開放端に筒部を連設させた構成の栓本体と、
    前記筒部の開放端に形成されている環状凸部に回動自在に外嵌する環状凹溝を有し且つ前記せん収容部内の前記せんを閉位置と開位置との間で回動操作する操作ハンドルと、
    前記操作ハンドルの一側方に開放し且つ前記環状凹溝の底部に連通するように前記操作ハンドルの回転中心に向かって穿設されている挿入孔と、
    前記挿入孔内に回動自在に挿入され且つ付勢手段によって前記挿入孔の開放端側へ付勢されていると共に前記操作ハンドルの回動を阻止するロック位置と前記操作ハンドルの回動を許容するロック解除位置との間で軸線方向に進退移動可能に設定されているロック部材とを具備するガス栓において、
    前記環状凸部(15)の開放端の一部を切り欠いて係合溝(151)が形成され、
    前記ロック部材(4)は、先端の大径部(41)と、それに続く小径軸部(42)と、さらにそれに続くと共に前記大径部(41)と同径で且つ外端面に工具係合溝(44)が形成された大径軸部(43)とが同軸上に位置する金属製の丸軸とし、
    前記大径部(41)の外周面のうち前記小径軸部(42)側の一部を軸線に平行に切り欠いて第1平面部(41a)が形成され、
    前記小径軸部(42)の外周面のうち、前記第1平面部(41a)が形成されている側に、前記第1平面部(41a)と平行で且つ前記第1平面部(41a)よりも一段深く位置する第2平面部(42a)が形成され、
    前記ロック部材(4)を前記付勢手段の付勢力に抗して前記挿入孔(33)に挿入させて、前記第2平面部(42a)を前記環状凹溝(30)の底部と略同一面となるように臨ませた状態にて前記環状凹溝(30)は前記環状凸部(15)に回動自在に外嵌可能とし、
    前記ロック部材(4)は、前記付勢手段の付勢力によって、前記第2平面部(42a)と前記第1平面部(41a)との間の第1段部(45)が前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置と、前記第1平面部(41a)と前記大径部(41)の外周面との間の第2段部(46)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置との間で進退移動すると共に、
    前記ロック部材(4)を前記係合溝(151)に対応させた状態で前記第1係合位置に達するまで押し込んだ後、180度回転させた第3係合位置にて、前記小径軸部(42)の外周面と前記大径部(41)との間の第3段部(47)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合するように設定されていることを特徴とするガス栓。
  2. ガス流路を開閉するせんが収容されるせん収容部の開放端に筒部を連設させた構成の栓本体と、
    前記筒部の開放端に形成されている環状凸部に回動自在に外嵌する環状凹溝を有し且つ前記せん収容部内の前記せんを閉位置と開位置との間で回動操作する操作ハンドルと、
    前記操作ハンドルの一側方に開放し且つ前記環状凹溝の底部に連通するように前記操作ハンドルの回転中心に向かって穿設されている挿入孔と、
    前記挿入孔内に回動自在に挿入され且つ付勢手段によって前記挿入孔の開放端側へ付勢されていると共に前記操作ハンドルの回動を阻止するロック位置と前記操作ハンドルの回動を許容するロック解除位置との間で軸線方向に進退移動可能に設定されているロック部材とを具備するガス栓において、
    前記環状凸部(15)の開放端の一部を切り欠いて係合溝(151)が形成され、
    前記ロック部材(5)は、第1大径部(51)、前記第1大径部(51)より小径の第2大径部(52)、前記第2大径部(52)より小径の第1小径軸部(50)、前記第1大径部(51)と同径の第3大径部(53)、前記第2大径部(52)と同径の第2小径軸部(55)、さらに前記第1及び第3大径部と同径で且つ外端面に工具係合溝(56)が形成された第4大径部(54)とが同軸上に順に位置する金属製の丸軸とし、
    前記第3大径部(53)の外周面の一部を軸線に平行に切り欠いて、前記第2小径軸部(55)の外周面と同一線上に連続する平面部(57)を形成し、
    前記ロック部材(5)を前記付勢手段の付勢力に抗して前記挿入孔(33)に挿入させ、前記第1小径軸部(50)を前記環状凹溝(30)に対応させた状態にて前記環状凹溝(30)は前記環状凸部(15)に回動自在に外嵌可能とし、
    前記ロック部材(5)は、前記付勢手段の付勢力によって、前記第2大径部(52)が前記環状凸部(15)に内方から係合する第1係合位置と、前記第1大径部(51)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合する第2係合位置との間で進退移動可能に設定されていると共に、
    前記第2係合位置にある前記ロック部材(5)を前記第2小径軸部(55)が前記環状溝(151)に対応するまで挿入させた状態にて、前記ロック部材(5)を180度回転させた第3係合位置にて、前記第3大径部(53)の外周面と前記第2小径軸部(55)との間の段部(58)が前記係合溝(151)の開放端に内方から係合するように設定されていることを特徴とするガス栓。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のガス栓において、前記係合溝は、前記環状凸部のうち、前記ガス流路に対して直行する軸線上に位置する2箇所に形成されていることを特徴とするガス栓。
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