JP3146347U - 可燃性ガス流路の乾式安全器 - Google Patents

可燃性ガス流路の乾式安全器 Download PDF

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Abstract

【課題】安全で便利性に富み、より信頼性の高い可燃性ガス流路の乾式安全器を提供する。
【解決手段】三方筒体1の第一方に形成される第1流路2aに、逆止弁41と遮断弁42を具備して、逆流を防止するとともに正常流を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束する手段と、三方筒体1の第二方に形成される第2流路3aに消炎フィルター51と受座53を具備して、ガスは通過するが逆火炎をガス化する手段と、受座53と三方筒体1の第三方に案内される遮断弁棒61と、第2流路3aに臨むように組み込まれた溶解金属63と、を具備し、逆火炎の熱によって溶解金属63が溶解した際、認知可能に遮断弁棒61によって正常流を遮断する手段と、が設けられ、逆火炎の熱によって遮断したその状態と、可燃性ガスの危険な圧力状態をマーカー61eによってより積極的に警告することを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本考案はガス溶接・切断・加熱又はこれに類する作業に用いられる可燃性ガス流路の乾式安全器に関する。
従来の可燃性ガス流路の乾式安全器は、ガスの逆流を逆止弁によって防止し、流路内に発生した逆流圧を伴う逆火炎は、消炎フィルターを通過させてガス化し、そのガス化された逆流圧によって逆止弁に連動して作動する遮断弁によって、正常流を遮断するものが知られている。さらに流路内に組み込まれた可溶性金属が、逆火炎によって溶解して作動する遮断弁によって正常流を遮断する手段を有しているものもある。
ところが、従来の可燃性ガス流路の乾式安全器は、逆火炎に伴う逆流圧によって逆流を防止する逆止弁と連動して作動する遮断弁が正常流を遮断し、該遮断弁に連動して作動する遮断状態を復帰させるためのスリーブが、その位置によって外側から遮断状態を認知可能となっているが、流路内の可溶性金属が溶解して作動する遮断弁棒が正常流を遮断しても、その遮断状態を外側から認知できない。そのため流路内に火炎が発生し流路が閉じられていても、火炎が発生した危険な状態や、ガスが流れでないことの原因を特定するのに手間取ってしまう。また、消炎フィルターの逆火炎の阻止性能は、逆火発生前の可燃性ガスの圧力と、その可燃性ガスとの空気又は酸素の混合状態よって左右され、消炎フィルターの性能を越える圧力での可燃性ガスを、誤って使用して逆火炎が発生した場合は、その逆火炎を阻止できず、逆火炎はガスの供給元まで達することもあり非常に危険である。
本考案は、上記従来の問題点を解消するため、逆火炎に伴う逆流圧によって逆止弁が作動して、該逆止弁に連動する遮断弁によって正常流を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束して、遮断状態を認知できるとともに、逆火炎に伴う逆流圧がほとんど発生しないような状態においても逆火炎の熱によっても流路を遮断し、さらにその遮断状態を外部から容易に認知可能とし、その遮断状態をより積極的にマーカーによって知らせる。
また消炎フィルターの性能を越える可燃性ガスの圧力で使用した場合に、マーカーによって警告することをも可能として、安全で利便性に富み、より信頼性の高い可燃性ガス流路の乾式安全器を提供することを目的とする。
端部に第2開口部(1b)と他端部に第3開口部(1c)を有する円筒部(11)と、該円筒部(11)に交差して延びるその端部に、第1開口部(1a)を有する分岐筒部(12)と、が内部に連続した空間を有して形成された三方筒体(1)を具備し、上記分岐筒部(12)の第1開口部(1a)に第1筒体(2)が連結されて形成される第1流路(2a)に、逆流を防止する逆止弁(41)と、該逆止弁(41)に連動して流路を遮断する遮断弁(42)を具備して、逆流を防止するとともに流路を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束する手段と、上記円筒部(11)の第2開口部(1b)に第2筒体(3)が連結されて形成される筒部(52)を有して、上記第1流路(2a)に連通する第2流路(3a)が形成され、該第2流路(3a)にガスは通過するが逆火炎をガス化する円筒状の消炎フィルター(51)と、片側が上記消炎フィルター(51)を内側から支持可能に、他方の片側が上記筒部(52)に組み込まれて流路(53a)を形成可能なフランジ部(53b)を有する円筒状の受座(53)と、を具備して逆火炎をガス化する手段と、上記円筒部(11)の第3開口部(1c)側の端
Figure 0003146347
グ(61b)が取り付けられて上記第3開口部(1c)の内周面に気密状に往復動可能な外周面を有
Figure 0003146347
復動可能な丸棒状の遮断弁棒(61)と、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係して常に上記遮断弁棒(61)を二次側に付勢するスプリング(61d)と、上記第2流路(3a)に臨むように組み込まれる手段を有して常温では固体状であって、熱せられると溶解する溶解金属(63)と、を具備して逆火炎の熱によって上記溶解金属(63)が溶解した際に流路を遮断し、その遮断状態を認知可能な手段と、が設けられ、正常流のガスは上記第1流路(2a)の一次側から上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記消炎フィルター(51)は、その片側端面が上記受座(53)のフランジ部(53b)の端面に第1パッキン(54a)を介し、他方の端面が上記円筒部(11)の第2開口部(1b)の底端面に取り付けられた第2パッキン(54b)を介して上記筒部(52)に組み込まれ、上記遮断弁棒(61)は、上記スプリング(61d)によって常に二次側へ付勢されている該遮断弁棒(61)の二次側の端部が、上記第2流路(3a)に組み込まれた固体状の上記溶解金属(63)
Figure 0003146347
の空間に連続して受座(53)の内周部から通し穴(51a)を通って上記消炎フィルター(51)の内部に通じる流路(52a)が形成され、上記第2流路(3a)の正常流のガスは、上記第1流路(2a)から上記流路(52a)を通過して、上記消炎フィルター(51)の内周部に入り、該消炎フィルター(51)の筒壁を通過し、上記消炎フィルター(51)と受座(53)のフランジ部(53b)のそれぞれの外周面と、上記筒部(52)の内周面と、の環状の空間から、上記フランジ部(53b)が上記筒部(52)に組み込まれて形成された上記流路(53a)を通って、上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記第2流路(3a)を逆流する逆火炎は、上記消炎フィルター(51)の外周面からその筒壁を通過する際にガス化され、さらに上記溶解金属(63)が、逆火炎に触れて溶解した際、上記遮断弁棒(61)は、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係している上記スプリング(61d)に押
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によって、上記流路(52a)を閉じて上記第2流路(3a)を遮断し、上記第2流路(3a)の遮断状態を認知可能な手段をさらに有し、上記遮断弁棒(61)が上記流路(52a)を開いている正常状態の位置において、上記遮断弁棒キャップ(62)に案内される側の遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面より埋没しない形状を有していて、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じて遮断状態のとき、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面からの遮断弁棒(61)の端部の位置が、正常状態に位置するときとの違いによって、遮断状態を認知可能とするこを特徴として有している。
上記遮断弁棒キャップ(62)は、遮断弁棒(61)の先端部を案内可能に内周面にマーカー(61e)が取り付けられていて、該遮断弁棒(61)が流路(52a)を開いているとき、遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の端面より埋没せず、マーカー(61e)を隠し、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じたとき、マーカー(61e)は露出することを特徴として有している。
上記遮断弁棒(61)は、遮断弁棒キャップ(62)に案内される端部の外周面に、正常状態において該遮断弁棒キャップ(62)から露出しない位置にマーカー(61f)が取り付けられていて、正常流のガスの圧力が遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢しているスプリング(61d)の押力よりもが高くなった際、その内圧によって遮断弁棒(61)の先端部が遮断弁棒キャップ(62)の外側に押し出され、上記マーカー(61f)は露出することを特徴として有している。
請求項1によれば、端部に第2開口部(1b)と他端部に第3開口部(1c)を有する円筒部(11)と、該円筒部(11)に交差して延びるその端部に、第1開口部(1a)を有する分岐筒部(12)と、が内部に連続した空間を有して形成された三方筒体(1)を具備し、上記分岐筒部(12)の第1開口部(1a)に第1筒体(2)が連結されて形成される第1流路(2a)に、逆流を防止する逆止弁(41)と、該逆止弁(41)に連動して流路を遮断する遮断弁(42)を具備して、逆流を防止するとともに流路を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束する手段と、上記円筒部(11)の第2開口部(1b)に第2筒体(3)が連結されて形成される筒部(52)を有して、上記第1流路(2a)に連通する第2流路(3a)が形成され、該第2流路(3a)にガスは通過するが逆火炎をガス化する円筒状の消炎フィルター(51)と、片側が上記消炎フィルター(51)を内側から支持可能に、他方の片側が上記筒部(52)に組み込まれて流路(53a)を形成可能なフランジ部(53b)を有する円筒状の受座(53)と、を具備して逆火炎をガス化する手段と、上記円筒部(11)の第3開口部(1c)側の端部に取り付けられた遮断弁棒キャップ(62)と、中間に位置し
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座(53)の内周面に気密状に往復動可能な丸棒状の遮断弁棒(61)と、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係して常に上記遮断弁棒(61)を二次側に付勢するスプリング(61d)と、上記第2流路(3a)に臨むように組み込まれる手段を有して常温では固体状であって、熱せられると溶解する溶解金属(63)と、を具備して逆火炎の熱によって上記溶解金属(63)が溶解した際に流路を遮断し、その遮断状態を認知可能な手段と、が設けられ、正常流のガスは上記第1流路(2a)の一次側から上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記消炎フィルター(51)は、その片側端面が上記受座(53)のフランジ部(53b)の端面に第1パッキン(54a)を介し、他方の端面が上記円筒部(11)の第2開口部(1b)の底端面に取り付けられた第2パッキン(54b)を介して上記筒部(52)に組み込まれ、上記遮断弁棒(61)は、上記スプリング(61d)によって常に二次側へ付勢されている該遮断弁棒(61)の二次側の端部が、上記第2流路(3a)に組み込まれた固体状の上記溶解金属(63)に突き当たった位置で、上記遮断弁棒(61)に取り付けられた
Figure 0003146347
て上記消炎フィルター(51)の内部に通じる流路(52a)が形成され、上記第2流路(3a)の正常流のガスは、上記第1流路(2a)から上記流路(52a)を通過して、上記消炎フィルター(51)の内周部に入り、該消炎フィルター(51)の筒壁を通過し、上記消炎フィルター(51)と受座(53)のフランジ部(53b)のそれぞれの外周面と、上記筒部(52)の内周面と、の環状の空間から、上記フランジ部(53b)が上記筒部(52)に組み込まれて形成された上記流路(53a)を通って、上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記第2流路(3a)を逆流する逆火炎は、上記消炎フィルター(51)の外周面からその筒壁を通過する際にガス化され、さらに上記溶解金属(63)が、逆火炎に触れて溶解した際、上記遮断弁棒(61)は、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係している上記スプリング(61d)に押されて二次側方向に移動し、上記遮断弁棒(61)に取り付けら
Figure 0003146347
上記第2流路(3a)の遮断状態を認知可能な手段は、上記遮断弁棒(61)が上記流路(52a)を開いている正常状態の位置において、上記遮断弁棒キャップ(62)に案内される側の上記遮断弁棒(61)の先端部は、上記遮断弁棒キャップ(62)の外側端面より埋没しない形状を有していて、上記遮断弁棒(61)が上記流路(52a)を閉じて遮断状態のとき、上記遮断弁棒キャップ(62)の外側端面からの上記遮断弁棒(61)の端部の位置が、正常状態に位置するときとの違いによって、遮断状態を認知可能となるため逆火炎の発生による遮断状態を外見で認知でき、その危険な状況に直ちに対処できるため安全作業の上で役立ち便利である。
請求項2によれば、上記遮断弁棒キャップ(62)は、遮断弁棒(61)の先端部を案内可能に内周面にマーカー(61e)が取り付けられていて、遮断弁棒(61)が流路(52a)を開いているとき、該遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の端面より埋没せず、上記マーカー(61e)を隠し、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じたとき、上記マーカー(61e)が露出するよう形成されているため、マーカー(61e)によって遮断状態を認知でき便利である。
請求項3によれば、遮断弁棒(61)は、遮断弁棒キャップ(62)に案内される端部の外周面に、正常状態において該遮断弁棒キャップ(62)から露出しない位置にマーカー(61f)が取り付けられていて、正常流のガスの圧力が遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢しているスプリング(61d)の押力よりもが高くなった際、その内圧によって遮断弁棒(61)の先端部が遮断弁棒キャップ(62)の外側に押し出され、上記マーカー(61f)が露出するように相対的に形成されているため、スプリング(61d)の強さを消炎フィルター(51)の逆火炎阻止の最大能力に対応する圧力に設定することによって、逆火炎の阻止能力以上の圧力での可燃性ガスを使用した場合に、マーカー(61f)によって警告することが可能となり作業の安全性を図れる。
なお、実用新案登録の請求範囲にいう「一次側」とは、本考案の可燃性ガス流路の乾式安全器ならびそれを構成する個々の部材に対して可燃性ガスの供給源側をいい、「二次側」とは、本考案の可燃性ガス流路の乾式安全器ならびそれを構成する個々の部材に対して可燃性ガスの放出側をいう。
以下、図面に示す実施するための最良の形態により、本考案を詳細に説明する。
本考案の可燃性ガス用乾式安全器は、図1に示すように、三方筒体(1)が、端部に第2開口部(1b)と他端部に第3開口部(1c)が形成された円筒部(11)と、該円筒部(11)に交差して延びる端部に第1開口部(1a)が形成された分岐筒部(12)と、が内部に連続した空間を有して一体に形成されている。
上記分岐筒部(12)は、上記第1開口部(1a)の内周大径部分に、“o”リング(2b)を介して円筒状の第1筒体(2)が気密状にネジ填め合い連結されて第1流路(2a)が形成される。
上記第1筒体(2)は、その端部に”c”ピン(22)を介して取り付けられた袋ナット(21)によって、可燃性ガス供給側の配管接続機器(図示略)に連結され、可燃性ガス供給源からの流路は、上記第1流路(2a)に連通する。
Figure 0003146347
筒状の第2筒体(3)が気密状にネジ填め合い連結され、上記第1流路(2a)に連通する第2流路(3a)が形成される。
上記第2筒体(3)は、端部に形成された外ネジを有する配管接続部(3c)がガス放出側の接続機器(図示略)に連結され、上記第2流路(3a)は該ガス放出側の接続機器へ連通する。
上記第1流路(2a)に設けられて、逆流を防止するとともに正常流を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束する手段の詳細ついて、図3にないし図4に示して説明する。
逆圧を受けて正常流を解除可能に遮断する手段は各種あるが、本考案においては比較的に低圧力の逆圧を受けても解除可能に正常流を遮断する手段を選択している。
逆流を阻止するとともに正常流を遮断する手段は、上記第1筒体(2)に組み込まれ、スプリング(42e)によって常に二次側に付勢されている遮断弁(42)と、該遮断弁(42)に組み込まれて、スプリング(41c)によって常に一次側に付勢されている逆止弁(41)と、を具備して構成されている。
上記第1筒体(2)は、円筒状に形成されているその内周面が、上記第1流路(2a)の入口
Figure 0003146347
径部、そして後述のロックピン案内溝(45)を有する大径部が連続して形成されている。
上記遮断弁(42)は、その外周面が、小径部と、筒壁には複数の通気孔(42f)が設けられた中径部、そして大径部分とが連続し、該小径部の端部が封じられた円筒状に形成されて、上記第1筒体(2)の内周面に形成された小径部と中径部そして大径部に、それぞれ対応して案内され往復動可能に形成されている。
また、上記遮断弁(42)の内周面は、後述の逆止弁(41)が内部に組み込まれて、その逆止弁(41)の外周部の小径部分、中径部分、そして大径部分のそれぞれ対して、案内し往復動可能に形成されている。
Figure 0003146347
られ、そして該遮断弁(42)を常に二次側に付勢するためのスプリング(42e)が、上記第1筒体(2)の内周大径部と中径部の段部に片係して、上記遮断弁(42)の外周大径部と中径部の段部と、の間に取り付けて上記第1筒体(2)の内部に組み込まれている。
また、上記遮断弁(42)は、その外周大径部に第1筒体(2)に形成されている後述のロックピン案内溝(45)を、上記第1筒体(2)の中心方向に両側から挟む位置となるよう形成され
Figure 0003146347
て、上記遮断弁(42)が第1筒体(2)の内部を往復動した際にも、第1筒体(2)の内部の気密性が保持される。
上記遮断弁(42)は、上記スプリング(42e)によって二次側に付勢されて、遮断弁(42)の二次側端部が、第1開口部(1a)の内周大径部の底端面に接合した状態において、第1筒体
Figure 0003146347
の環状の空間に流路(42a)が形成され、該流路(42a)から上記通気孔(42f)を通って該遮断弁(42)の内部に通ずる流路が形成される。
上記逆止弁(41)は、外周面が小径部と、筒壁に複数の通気孔(41d)が設けられた中径部、そして大径部とが連続し、その小径部分の一次側となる端部が封じられた円筒状に形成されている。
Figure 0003146347
め込まれ、また内部にはスプリング(41c)を組み込んで、上記遮断弁(42)の内部に、逆止弁(41)の外周面の小径部分が一次側方向となるよう組み込まれている。
上記スプリング(41c)は、分岐筒部(12)の第1開口部(1a)の底端面に片係して、逆止弁(41)を常に一次側に付勢していて、正常流のガスが流れていないときには、遮断弁(42)の
Figure 0003146347
ていて、その接合状態が離れて形成される環状の空間の流路(41a)を閉じている。
上記遮断弁(42)の内部において、正常流が上記スプリング(41c)の押力に抗して、逆止弁(41)を二次側へ移動させた際に流路(41a)が開かれ、正常流は逆止弁(41)の通気孔(41d)を通って、該逆止弁(41)の内部に流れ、第2流路(3a)に連なる流路が形成される。
上記逆止弁(41)は、ガスの逆流に伴う逆圧を受けた際、スプリング(41c)の押力に加え、
Figure 0003146347
によって流路(41a)を閉じ、第1流路(2a)の逆流は防止される。
さらに、上記逆止弁(41)に受けた逆圧が、遮断弁(42)を常に二次側へ付勢してしているスプリング(42e)の押力より大きいとき、上記遮断弁(42)は、流路(41a)を閉じている逆止
Figure 0003146347
って流路(42a)を閉じ、第1流路(2a)の遮断状態が形成される。
上記第1流路(2a)の遮断状態を解除可能に拘束する手段は、遮断弁(42)と、第1筒体(2)の筒壁に貫通して形成されたロックピン拘束部(45a)を有する溝状のロックピン案内溝(45)と、第1筒体(2)の外周面に回動と往復動可能に填め込まれた遮断解除リング(43)と、該遮断解除リング(43)とロックピン案内溝(45)を貫通して遮断弁(42)の外周部に固着されたロックピン(44)と、で構成されている。
上記ロックピン案内溝(45)は、第1筒体(2)の筒壁に中心線方向に螺旋状の一部分で形成された溝が、遮断弁(42)に固着された上記ロックピン(44)が常に上記第1筒体(2)の中心線に垂直方向に案内可能に形成されて、ロックピン案内溝(45)の一次側端部の、その溝の一次側の縁に外接し該ロックピン案内溝(45)の幅より大きい直径の円形状の貫通部を有し、その円形貫通部とロックピン案内溝(45)の交差段部にロックピン拘束部(45a)が形成されている。
上記ロックピン(44)は、先端に外ネジを有して丸棒状に形成され、遮断解除リング(43)と第1筒体(2)のロックピン案内溝(45)とを貫通して、遮断弁(42)の外周大径部にその筒壁を貫通しないようにネジ填め合いによって固着されている。
上記ロックピン(44)は、遮断弁(42)が流路(42a)を開いている状態において、ロックピン案内溝(45)の二次側端部に位置していて、逆止弁(41)が逆流圧を受け一次側へ移動し、さらに遮断弁(42)が連動して一次側へ移動するときは、ロックピン案内溝(45)に案内されて、遮断弁(42)と遮断解除リング(43)は部分回転しながら一次側へ移動する。
そして、上記ロックピン(44)は、遮断弁(42)が流路(42a)を閉じる位置において、ロックピン案内溝(45)の一次側端部からロックピン拘束部(45a)の一次側方向の外周部にかけて位置し、第1流路(2a)をガスが流れていないときは、スプリング(42e)の押力によって、また正常流が流れた際は、スプリング(42e)の押力に加え正常流の圧力によって、遮断弁(42)を二次側に押し戻したとき、遮断弁(42)とともにロックピン(44)も、第1筒体(2)内を中心方向に直線的に二次側へ移動させられるが、該ロックピン(44)は、上記ロックピン拘束部(45a)に掛かり合いし、遮断弁(42)はそれ以上の二次側への移動が不能となり、流路(42a)を閉じたまま、第1流路(2a)の遮断状態は拘束される。
上記拘束されている遮断状態からの復帰手段は、ロックピン(44)が固着されている遮断解除リング(43)によって、ロックピン(44)をロックピン案内溝(45)に沿うように、ロックピン拘束部(45a)からはずす回転操作をすることによって拘束状態を解除され、その後、スプリング(42e)によって遮断弁(42)が二次側へ押されて移動して流路(42a)は開かれ、第1流路(2a)の遮断状態の拘束は解除される。
次ぎに、上記第2流路(3a)に設けられて、逆火炎をガス化する手段と逆火炎の熱によって正常流を遮断し、その遮断状態を認知可能な手段の詳細について図5ないし図6に示して説明する。
上記逆火炎をガス化する手段は、上記円筒部(11)の第2開口部(1b)に第2筒体(3)が連結されて形成される筒部(52)に、ガスは通過するが逆火炎をガス化する円筒状の消炎フィルター(51)と、片側が上記消炎フィルター(51)を内側から支持可能に、他方の片側が上記筒部(52)に組み込まれて流路(53a)を形成可能な円筒状の受座(53)と、を具備して構成されている。
逆火炎の熱によって正常流を遮断する手段は、上記円筒部(11)の第3開口部(1c)側の
Figure 0003146347
グ(61a)が取り付けられ、片側が遮断弁棒キャップ(62)に往復動可能な外周面に連続して、
Figure 0003146347
状に往復動可能な丸棒状の遮断弁棒(61)と、遮断弁棒キャップ(62)に片係して常に遮断弁棒(61)を二次側に付勢するスプリング(61d)と、受座(53)の内周端部に流路(53a)に臨むように組み込まれ、常温では固体状であって、熱せられると溶解する溶解金属(63)と、を具備して構成されている。
上記消炎フィルター(51)は、可燃性ガスの種類、使用する圧力と流量に応じて求められる通気性を保持するように選択された粒子状金属を、円筒状に焼結して成形されたものを用いている。
上記消炎フィルター(51)の外径は、第2筒体(3)の大径部の内径より小さく形成され、該第2筒体(3)に組み込まれて、消炎フィルター(51)の外周面と第2筒体(3)との大径部の内周面に環状の空間がされる。
上記第2受座(53)は、円筒状に形成されていて、外周面が一次側端部に消炎フィルター(51)の内周面の片側を案内可能な中径部、その中径部より小さくてその筒壁に複数の通し穴(53d)を有する小径部、その小径部よりさらに小さい径の外周部、消炎フィルター(51)を内周面の他方の片側から案内支持する中径部、消炎フィルター(51)の外径と同じ直径の大径部を有するフランジ部(53b)と、そのフランジ部(53b)に連接して、該フランジ部(53b)とともに流路(53a)を形成可能に第2筒体(3)の中径部に填め合いされる軸部(53c)とが連続して形成されている。
上記流路(53a)を形成するフランジ部(53b)と上記軸部(53c)は、フランジ部(53b)の二次側の端面に中心方向に垂直となる帯状の溝ができるように、上記軸部(53c)の端部から、該受座(53)の内周部の直径より大きい幅となる板状の切り込みが形成されている。
Figure 0003146347
グ(61a)が気密状に接合可能に、そして内周面が、該遮断弁棒(61)の小径部の外周より大
Figure 0003146347
動可能な小径部と、が連続して形成されている。
さらに、上記受座(53)は、フランジ部(53b)の端面に形成された帯状の溝とが交差する内周端部に、後述の溶解金属(63)を填め込んで取り付けられる溶解金属キャップ(64)用の内ネジが形成されている。
上記消炎フィルター(51)は、その両端の内周面が受座(53)の外周面の両端の中径部分に案内支持されて、該消炎フィルター(51)の片側端面が上記受座(53)のフランジ部(53b)の一次側端面に第1パッキン(54a)を介し、他方の端面が上記三方筒体(1)の第2開口部(1b)の底端面に取り付けられた第2パッキン(54b)を介して、該第2開口部(1b)に第2筒体(3)を連結して形成される筒部(52)に受座(53)と一緒に組み込まれる。この消炎フィルター(51)が取り付けられた受座(53)は、受座(53)の軸部(53c)が第2筒体(3)の内周中径部に支持され、この受座(53)の一次側端面が円筒部(11)の内周段部に第3パッキン(54c)を介して第2開口部(1b)に上記第2筒体(3)を連結される際に組み込まれる。
上記遮断弁棒(61)は、その外周面が第3開口部(1c)の外周部にネジ填め合いされて取り
Figure 0003146347
ング(61b)が取り付けられて第三開口部(1c)の内周面に気密状に往復動可能な大径部と、
Figure 0003146347
れている。
Figure 0003146347
力と流量に応じて、爆発を伴う逆火炎が発生した際の気密性を向上させるために、それぞれ多重に取り付けられてもよく、図は逆火炎に伴う逆圧が高くなる場合を想定し、より気密性を保持するため二重化された場合を示す。
上記溶解金属キャップ(64)は、片側が封じられた円筒状に形成されて、その円筒状の筒壁に複数の通気孔(64b)と、片側が封じられたその端面に形成された通気孔(64a)と、この端面に溶解金属キャップ(64)を受座(53)にドライバーでネジ填め合いさせるため溝が設けられ、開口部側の外周端部にネジ填め合いようの外ネジが形成されている。
上記溶解金属(63)は、固体状態において丸棒状となるよう形成され、上記溶解金属キャップ(64)に圧入して填め込まれて、この溶解金属キャップ(64)の開口側が一次側を向いて、受座(53)の内周端部と該受座(53)のフランジ部(53b)の端面の溝とが交差する部分形成された内ネジに、溶解金属キャップ(64)の通気孔(64a,64b)を通じて流路(53a)を臨むようにネジ填め合いされて組み込まれている。
上記スプリング(61d)は、第3開口部(1c)に取り付けられた上記遮断弁棒キャップ(62)の内周段部に片係し、遮断弁棒(61)の中径部に填め込まれ、該遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢している。
上記遮断弁棒(61)は、スプリング(61d)によって常に二次側に付勢されていて、該遮断弁棒(61)の小径部の端部が、第2受座(53)に取り付けられた溶解金属キャップ(64)内の固体状の溶解金属(63)の端面に突き当たった位置において、受座(53)の一次側端面と内周面と
Figure 0003146347
空間に流路(52a)が形成される。
上記第2流路(3a)の正常流は、第1流路(2a)をから連続して流路(52a)を通って受座(53)の内部に入り、該受座(53)の通し穴(53d)を通って消炎フィルター(51)の内部に入る。そして該消炎フィルター(51)の筒壁を通過して、第2筒体(3)の内周面との消炎フィルター(51)、第1パッキン(54a)、そして受座(53)のフランジ部(53b)の外周面の環状の空間を通って、該フランジ部(53b)と軸部(53c)とが上記筒部(52)に組み込まれて形成された流路(53a)を通ってガス放出側の接続機器(図示略)へ流れる。
上記第2流路(3a)を逆流するガスや逆火炎は、第2流路(3a)を逆方向に流れるが、上記消炎フィルター(51)の外周面からその筒壁を通過する際、逆火炎の火炎は消滅してガス化される。また溶解金属(63)が、流路(53a)を通過する逆火炎に触れたり、他の条件で流路(53a)の内部が高温となるような状態になって溶解した際、常に二次側に付勢されてスプリング(61d)によって常に二次側へ付勢されている遮断弁棒(61)が、溶解状態の溶解金属(63)を溶解金属キャップ(64)の通気孔(64a,64b)から押し出しながら移動し、この遮断弁棒(61)
Figure 0003146347
流は遮断される。
上記第2流路(3a)の遮断状態を認知可能な手段は、図5ないし図6に示すように、遮断弁棒(61)が流路(52a)を開いている正常状態の位置において、該遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面より埋没しない長さに形成され、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じて遮断状態にあるとき、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面からの遮断弁棒(61)の端部の位置が、正常状態に位置するときとの違いによって認知可能となる。
さらに、上記遮断弁棒キャップ(62)は、その底端部の穴の内周面に遮断弁棒(61)の端部を案内可能にマーカー(61e)が取り付けられていて、核遮断弁棒(61)が流路(52a)を開いているとき、該遮断弁棒(61)の遮断弁棒キャップ(62)に案内される先端部が、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面より埋没せず、上記マーカー(61e)は外側から見えず、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じるよう移動した際に、遮断弁棒キャップ(62)に取り付けられたマーカー(61e)が露出して、外側から流路(52a)の閉じられた状態をマーカ(61e)によって、より積極的に知らせることが可能となっている。
上記マーカー(61e)は、塗装または色付きのリングを填め込んでもよい。
また、上記遮断弁棒(61)は、遮断弁棒キャップ(62)に案内される端部の外周面に、流路内の高圧状態を知らせるマーカー(61f)が取り付けられていて、遮断弁棒キャップ(62)に片係して、遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢しているスプリング(61d)の押力よりも流路内の内圧が高くなった際、遮断弁棒(61)の先端部が遮断弁棒キャップ(62)から外側へ押し出されるように移動してマーカー(61f)は露出する。
上記スプリング(61d)は、上記遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢する強さが、上記消炎フィルター(51)の最大の消炎能力に対応する可燃性ガスの内圧に対向する強さに設定されていて、上記第2流路(3a)の二次側を密封状態にしたとき、その内圧によって上記遮断弁棒(61)のその先端部が遮断弁棒キャップ(62)から外側へ露出した場合は、使用する可燃性ガスの圧力が高い危険な状態を示す。
上記マーカー(61f)は、塗装または色付きのリングを填め込んでもよい。
なお、上記可燃性ガス供給側の配管接続機器(図示略)ならびガス放出側の接続機器(図示略)との配管接続の手段は、本考案の実施例によって限定するものではない。
さらに、図2に示すように本考案において、三方筒体(1)がT字状であっても他の構成部品を変えることなく同様に実施でき、L字状の配管に用いることが可能となる。
本考案の実施形態の縦断面図である。 本考案の実施形態の縦断面図である。 本考案の実施形態の縦断面図である。 本考案の実施形態の要部斜視図である。 本考案の実施形態の縦断面図である。 本考案の実施形態の要部斜視図である。
符号の説明
1 三方筒体 11 円筒部 12 分岐筒部 1a 第1開口部 1b 第2開口部 1c 第3開口部 2 第1筒体 2a 第1流路 2b “o”リング 21 袋ナット 22 “c”ピン 3 第2筒体 3a 第2流路 3b “o”リング 3c 配管接続部 41 逆止弁 41a 流路 42 遮断弁 42a 流路 51 消炎フィルター 52 筒部 52a 流路 53 受座 53a 流路 53b フランジ部 53c 軸部 53d 通し穴 54a 第1パッキン 54b 第2パッキン 54c 第3パッキン 61 遮断弁棒 61a 第1“o”リング 61b 第2“o”リング 61c 第3“o”リング 61d スプリング 61e マーカー 61f マーカー 62 遮断弁棒キャップ 63 溶解金属 64 溶解金属キャップ

Claims (3)

  1. 端部に第2開口部(1b)と他端部に第3開口部(1c)を有する円筒部(11)と、該円筒部(11)に交差して延びるその端部に、第1開口部(1a)を有する分岐筒部(12)と、が内部に連続した空間を有して形成された三方筒体(1)を具備し、上記分岐筒部(12)の第1開口部(1a)に第1筒体(2)が連結されて形成される第1流路(2a)に、逆流を防止する逆止弁(41)と、該逆止弁(41)に連動して流路を遮断する遮断弁(42)を具備して、逆流を防止するとともに流路を遮断し、その遮断状態を解除可能に拘束する手段と、上記円筒部(11)の第2開口部(1b)に第2筒体(3)が連結されて形成される筒部(52)を有して、上記第1流路(2a)に連通する第2流路(3a)が形成され、該第2流路(3a)にガスは通過するが逆火炎をガス化する円筒状の消炎フィルター(51)と、片側が上記消炎フィルター(51)を内側から支持可能に、他方の片側が上記筒部(52)に組み込まれて流路(53a)を形成可能なフランジ部(53b)を有する円筒状の受座(53)と、を具備して逆火炎をガス化する手段と、上記円筒部(11)の第3開口部(1c)側の端
    Figure 0003146347
    グ(61b)が取り付けられて上記第3開口部(1c)の内周面に気密状に往復動可能な外周面を有
    Figure 0003146347
    復動可能な丸棒状の遮断弁棒(61)と、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係して常に上記遮断弁棒(61)を二次側に付勢するスプリング(61d)と、上記第2流路(3a)に臨むように組み込まれる手段を有して常温では固体状であって、熱せられると溶解する溶解金属(63)と、を具備して逆火炎の熱によって上記溶解金属(63)が溶解した際に流路を遮断し、その遮断状態を認知可能な手段と、が設けられ、正常流のガスは上記第1流路(2a)の一次側から上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記消炎フィルター(51)は、その片側端面が上記受座(53)のフランジ部(53b)の端面に第1パッキン(54a)を介し、他方の端面が上記円筒部(11)の第2開口部(1b)の底端面に取り付けられた第2パッキン(54b)を介して上記筒部(52)に組み込まれ、上記遮断弁棒(61)は、上記スプリング(61d)によって常に二次側へ付勢されている該遮断弁棒(61)の二次側の端部が、上記第2流路(3a)に組み込まれた固体状の上記溶解金属(63)
    Figure 0003146347
    の空間に連続して受座(53)の内周部から通し穴(51a)を通って上記消炎フィルター(51)の内部に通じる流路(52a)が形成され、上記第2流路(3a)の正常流のガスは、上記第1流路(2a)から上記流路(52a)を通過して、上記消炎フィルター(51)の内周部に入り、該消炎フィルター(51)の筒壁を通過し、上記消炎フィルター(51)と受座(53)のフランジ部(53b)のそれぞれの外周面と、上記筒部(52)の内周面と、の環状の空間から、上記フランジ部(53b)が上記筒部(52)に組み込まれて形成された上記流路(53a)を通って、上記第2流路(3a)の二次側へと流れ、上記第2流路(3a)を逆流する逆火炎は、上記消炎フィルター(51)の外周面からその筒壁を通過する際にガス化され、さらに上記溶解金属(63)が、逆火炎に触れて溶解した際、上記遮断弁棒(61)は、上記遮断弁棒キャップ(62)に片係している上記スプリング(61d)に押
    Figure 0003146347
    によって、上記流路(52a)を閉じて上記第2流路(3a)を遮断し、上記第2流路(3a)の遮断状態を認知可能な手段をさらに有し、上記遮断弁棒(61)が上記流路(52a)を開いている正常状態の位置において、上記遮断弁棒キャップ(62)に案内される側の遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面より埋没しない形状を有していて、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じて遮断状態のとき、遮断弁棒キャップ(62)の外側端面からの遮断弁棒(61)の端部の位置が、正常状態に位置するときとの違いによって、遮断状態を認知可能とすることを特徴とする可燃性ガス流路の乾式安全器。
  2. 上記遮断弁棒キャップ(62)は、遮断弁棒(61)の先端部を案内可能に内周面にマーカー(61e)が取り付けられていて、該遮断弁棒(61)が流路(52a)を開いているとき、遮断弁棒(61)の先端部は、遮断弁棒キャップ(62)の端面より埋没せず、マーカー(61e)を隠し、遮断弁棒(61)が流路(52a)を閉じたとき、マーカー(61e)は露出することを特徴とする請求項1に記載の可燃性ガス流路の乾式安全器。
  3. 上記遮断弁棒(61)は、遮断弁棒キャップ(62)に案内される端部の外周面に、正常状態において該遮断弁棒キャップ(62)から露出しない位置にマーカー(61f)が取り付けられていて、正常流のガスの圧力が遮断弁棒(61)を常に二次側に付勢しているスプリング(61d)の押力よりもが高くなった際、その内圧によって遮断弁棒(61)の先端部が遮断弁棒キャップ(62)の外側に押し出され、上記マーカー(61f)は露出することを特徴とする請求項1に記載の可燃性ガス流路の乾式安全器。
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