JP4286730B2 - 移動体情報共有システム - Google Patents

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Description

この発明は、複数の移動体(移動局)と移動体の行動を管理する基地局との間で、共通の無線周波数を使用して各局間で移動体の位置情報を共有するようにした移動体情報共有システムに関するものである。
従来の共通の無線周波数を使用して音声信号を送受信する移動体通信システムにおいては、センター局で各移動体の個別情報を管理する移動体個別情報管理システムがある。(例えば、特許文献1参照)
また、従来の無線通信を利用した情報共有システムにおいては、複数移動体の位置や活動状況、現場写真などの情報を通信する際、通信の衝突や情報の偏りを避けるために、本部の情報共有サーバで収集管理し、それぞれの移動体に配信することで情報を共有する。(例えば、特許文献2、3参照)
また、複数のターミナル局に共通の基準タイムベースを設け、ターミナル局毎に基準タイムベースの周期内の所定時刻を割り当て固有の送信タイミングとすることにより、基地局から通信の制御を受けずに、複数局間通信で送信タイミングの重複を避けるよう時分割送信制御を行うデータ伝送システムも知られている。(例えば、特許文献4参照)
特開2001−43500号公報(第6−10頁、図1) 特開2001−188837号公報(第4−8頁、図1) 特開2001−289642号公報(第3−6頁、図1) 特開平08−130774号公報(第3−5頁、図1)
特許文献1などの従来の共通の無線周波数を使用して音声信号を送受信する移動体通信システムは、センター局で各移動体の個別情報を管理することはできるが、移動体側では他局の位置情報などをディスプレイ上で確認することはできず、各局間で移動体の情報を共有することができないという問題があった。
また、特許文献2、3などの従来の無線通信を利用した情報共有システムは、上述のように情報共有サーバが共有情報を管理し、通信の統制を行っているので、当該サーバが正常機能しなくなった場合には、本部‐移動局間だけでなく、移動局同士の情報共有も困難となるという問題があった。
また、特許文献4などの、複数のターミナル局に共通の基準タイムベースを設け、ターミナル局毎に基準タイムベースの周期内の所定時刻を割り当て固有の送信タイミングとすることにより、基地局から通信の制御を受けずに、複数局間通信で送信タイミングの重複(通信の衝突)を避けるよう時分割送信制御を行う場合には、ターミナル局毎に基準タイムベースの周期内の所定時刻を割り当てているため、必要に応じて送信周期を変更することができない。また、映像などの大容量のデータを送信する場合に、他局が使用していない空きタイムスロットがあったとしても、各局に割り当てられた送信周期の範囲でしかデータを送信できないため、通信スロットを有効活用できず、効率よく情報を共有することができないという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、無線通信により、音声通信だけでなく、複数移動局の位置情報や業務中に撮影した映像、指令などの業務情報を、通信統制局を設けずに、複数部局間で効率良く共有できると共に、各局の地図画面上に、自局位置だけでなく、通信で得た移動体の位置を、移動軌跡と共に複数表示し、複数移動体の動態把握・管理ができる移動体情報共有システムを得ることを目的とする。
この発明に係わる移動体情報共有システムにおいては、基地局及び複数の移動局が無線通信を行う移動体情報共有システムにおいて、
基地局及び移動局の各局は、各局間で共通の無線周波数を用いて、無線通信を行う無線装置、
GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信し、この受信した自局の位置情報を無線装置を介して他局に送信すると共に無線装置から他局の位置情報を受け取る時分割同期無線モデム装置、
この時分割同期無線モデム装置から自局の位置情報及び他局の位置情報を受信し、共有データとして記録すると共に位置情報を地図上に表示する位置情報表示装置を備え、
時分割無線モデム装置は、GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信するGPS受信部と、
このGPS受信部により受信された自局の位置情報を無線装置用のデータ形式に変調すると共に、無線装置により受信された他局の位置情報を無線装置用のデータ形式から復調する無線モデム部と、
GPS受信部により受信された自局の位置情報及び無線モデム部により復調された他局の位置情報を位置情報表示装置に送信すると共に、自局の位置情報の他局への送信タイミングを通信の衝突が起こらないように決定して無線装置を介して送信する第一の演算部とにより構成され、
基地局及び移動局の各局の時分割同期無線モデム装置には、位置情報の送信に用いられる最短送信時間及び基本送信周期が共通に設定され、第一の演算部は、送信開始前の基本送信周期の1周期の間に最短送信時間の時間間隔で形成された通信タイムスロットの使用状況を確認し、空きと判定された通信タイムスロットを用いて基本送信周期に基づく送信周期で自局の位置情報を送信し、
各局は、他局との間で位置情報を送受信することにより位置情報を共有するものである。
この発明は、以上説明したように、基地局及び複数の移動局が無線通信を行う移動体情報共有システムにおいて、
基地局及び移動局の各局は、各局間で共通の無線周波数を用いて、無線通信を行う無線装置、
GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信し、この受信した自局の位置情報を無線装置を介して他局に送信すると共に無線装置から他局の位置情報を受け取る時分割同期無線モデム装置、
この時分割同期無線モデム装置から自局の位置情報及び他局の位置情報を受信し、共有データとして記録すると共に位置情報を地図上に表示する位置情報表示装置を備え、
時分割無線モデム装置は、GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信するGPS受信部と、
このGPS受信部により受信された自局の位置情報を無線装置用のデータ形式に変調すると共に、無線装置により受信された他局の位置情報を無線装置用のデータ形式から復調する無線モデム部と、
GPS受信部により受信された自局の位置情報及び無線モデム部により復調された他局の位置情報を位置情報表示装置に送信すると共に、自局の位置情報の他局への送信タイミングを通信の衝突が起こらないように決定して無線装置を介して送信する第一の演算部とにより構成され、
基地局及び移動局の各局の時分割同期無線モデム装置には、位置情報の送信に用いられる最短送信時間及び基本送信周期が共通に設定され、第一の演算部は、送信開始前の基本送信周期の1周期の間に最短送信時間の時間間隔で形成された通信タイムスロットの使用状況を確認し、空きと判定された通信タイムスロットを用いて基本送信周期に基づく送信周期で自局の位置情報を送信し、
各局は、他局との間で位置情報を送受信することにより位置情報を共有するので、各移動局は、通信統制局を介さずに時分割同期通信を行うことができ、基地局との通信が断たれているときでも、移動局間で通信の衝突を起こすことなく、自動で位置情報の通信を行い、複数の移動局間で情報を共有することができると共に、位置情報表示装置により、自局位置だけでなく、送受信を行った他局の位置情報を地図上で確認することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムを示す構成図である。
図1において、移動局1(1−1、1−2、・・・・・・、1−N)と基地局100は、それぞれがもつ通信アンテナ54(54−1、54−2、・・・・・・、54−N)と通信アンテナ154を介して無線通信を行っている。
移動局1は、通信アンテナ54の他、GPSアンテナ11と、時分割同期無線モデム装置20と、スピーカ51と、マイクロホン52と、無線装置53と、位置情報表示装置60とにより構成されている。以下、順次説明する。
GPSアンテナ11は、GPS位置情報と時刻情報を受信する。ここで、位置情報は、自移動局(以下、自局という)の緯度・経度・移動方位・移動速度などからなる情報である。なお、以下の説明では、位置情報と時刻情報とを合わせて、位置情報と表現する。
時分割同期無線モデム装置20は、GPS受信部21と演算部30(第一の演算部)と無線モデム部40から構成され、位置情報表示装置60とイーサネット(登録商標)接続されている。GPS受信部21は、GPSアンテナ11から自局の位置情報(時刻情報を含む、以下同じ)を取得し、1秒毎に演算部30に送信する。演算部30は、この位置情報を1秒毎に位置情報表示装置60の演算部80に送信すると共に、通信の衝突を回避するように定期位置情報通信のデータ送信タイミングを決定し、自局の位置情報を無線モデム部40に送信する。また、演算部30は、無線モデム部40で変換された他局の位置情報の受信データを位置情報表示装置60の演算部80に送信する。
無線モデム部40は、自局の位置情報のデータ送信の際、無線装置53にて伝送できる形式にデータ変換して、無線装置53に渡す。この無線モデム部40に接続されたマイクロホン52とスピーカ51により、音声通信を行うことができる。また、無線装置53により受信された他局の位置情報の受信データを、演算部30でデジタル処理可能な形式に変換する。
無線装置53は、他局と無線通信を行うための一般的な無線機である。音声通信用のアナログ無線機であっても、無線モデム部40によりデータ変換を行うので、位置情報・映像などのデジタル情報の通信ができるようになる。
スピーカ51は、無線モデム部40の出力を受信し、音声を出力する。
マイクロホン52は、付属している押しボタン・スイッチのPTT(press−to−talk)を操作して、マイクロホンを通常の受信状態から送信状態にして、無線モデム部40に音声を入力する。
位置情報表示装置60は、入出力部70と、演算部80(第二の演算部)と、地図データ91と、共有データ92と表示部93により構成される。入出力部70では、GUI(Graphical User Interface)機能により、定期位置情報通信の基本周期を設定しておく。この基本周期は、すべての局で共通となるように設定する。また各局で、自局のIDを設定しておく。
演算部80は、時分割同期無線モデム装置20の演算部30から受信した位置情報を、共有データ92に格納すると共に、自局位置が地図の中心となるように地図データ91を処理して自局の位置情報を表示部93に表示し、合わせて、通信により得られた他局位置も地図上に表示する。
位置情報表示装置60は、各移動局の仕様形態に合わせて、デスクトップPC、ノートPC、タブレットPCなどが適用される。
また、基地局100も移動局1と同様の構成である。
ずなわち、GPSアンテナ111、時分割同期無線モデム装置120と、スピーカ151と、マイクロホン152と、無線装置153と、位置情報表示装置160とにより構成され、時分割同期無線モデム装置120は、GPS受信部121、演算部130、無線モデム部140を有し、位置情報表示装置160は、入出力部170、演算部180、地図データ191、共有データ192、表示部193を有している。なお、演算部130、無線モデム部140、入出力部170、演算部180の内部構成も、図2及び図3に示されるものと同様のものである。
図2は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの時分割同期無線モデム装置を示す構成図である。
図2において、20、21、30、40は、図1におけるものと同一のものである。演算部30は、自局及び他局の位置情報を位置情報表示装置60に配信する位置情報配信部31と、通信状況を判定する通信状況判定部32と、自局の位置情報を送信するタイミングを決定する送信タイミング制御部33とを有し、無線モデム部40は、スピーカ51とマイクロホン52とに音声を出入力する音声通話制御部41と、データ変調及び復調を行うデータ変復調部42とを有している。
図3は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報表示装置を示す構成図である。
図3において、60、70、80、91〜93は図1におけるものと同一のものである。入出力部70は、自局の位置情報を送信するときの基本周期を設定する基本周期設定手段71と、自局IDを設定する自局ID設定手段72を有し、演算部80は、自局及び他局の位置情報を受信する位置情報受信部81と、地図上に自局及び他局の位置を表示する地図上移動局位置表示処理部82とを有している。
図4は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケットを示す図である。
図4において、ヘッダとデータから構成される位置情報パケットは、後述する通信タイムスロット内で、他局との通信衝突を確認するための通信衝突確認時間を設けて送信される。ヘッダには、送信元、送信周期、送信タイミング、同時活動移動局台数が含まれる。通信衝突確認時間は、送信開始前1秒間にデータを受信していないことを送信開始の条件とするため、これを確認する時間である。
図5は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケット送信タイミングを示す図である。
図5において、送信タイミング制御部33により、基本周期に相当するパケット使用状況確認時間の後に、基本周期(基本送信周期)で未使用の通信タイムスロット3を用いて、自局の位置情報パケット2が送信される。
移動体情報共有システム運用前の調整時に、最短送信時間が設定され、移動体情報共有システム運用時には、全移動局で共通にこの最短送信時間が固定される。この設定された最短送信時間の長さをもって、通信タイムスロット3が形成され、基本周期を通信タイムスロット3で除したものが、基本周期内の通信タイムスロット数である。
図6は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケットの衝突後の送信タイミングを示す図である。
図6において、2番局と3番局の位置情報パケット2が衝突を起こしている。
図7は、この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの時分割同期無線モデム装置の演算部の位置情報送信処理を示すフローチャートである。
次に、動作について説明する。
移動局1において、GPSアンテナ11で受信した位置情報と時刻情報をGPS受信部21で取得し、演算部30に送る。演算部30の送信タイミング制御部33では、GPS時刻情報などの精密計測時間を基準にして、時分割通信のための通信タイムスロットを規定する。
具体的には、基本周期が40秒で、最短送信時間が5秒のときは、精密計測時間(各局で共通であり時差はない)の秒の単位が0もしくは5の倍数となるときを基準に、最初の通信タイムスロットを規定し、その後は最短送信時間の時間間隔で、通信タイムスロットを区切っていく。これで、各局の通信タイムスロットの同期が図れる。
この通信タイムスロットのいずれかを用いるように、他局に向けて位置情報の定期送信を行う際の送信タイミングを決定し、無線モデム部40で位置情報の送信データを無線装置53で伝送可能な形式に変換して、無線装置53により通信アンテナ54を介して、通信タイムスロットを用いて定期位置情報送信を行う。
次に、演算部30の定期位置情報パケットの送信タイミング決定手順について図5を用いて述べる。
図5のように、通信を行う各移動局(1番局、2番局、3番局)は、GPS時刻などの精密計測時間によって完全に時間同期を取り、それぞれ基本周期(基本送信周期)を最短送信時間で分割した通信タイミング(通信タイムスロット)を規定する。定期位置情報を送信する場合は、まず基本周期の1周期(パケット使用状況確認時間)の間に通信タイムスロットの使用状況を確認し、空きタイムスロットと判定された通信タイミングで、図5の位置情報パケット2のように、定期位置情報パケットの送信を開始する。
図5のように、1番局が、最初に位置情報パケットを送信し(このとき、ヘッダの同時活動移動局台数は1)、次いで、2番局が位置情報パケットの送信を開始したとき、ヘッダの同時活動移動局台数は、2になり、正常な通信が確認される。
同じ時間に、パケット使用状況確認を行った移動局が複数あり、空きタイムスロットと判定された通信タイミングでそれぞれがデータ送信を行った場合には、図6に示すように、2番局と3番局とで、通信の衝突が発生する。このような場合には、受信局にて正常に受信が行えないため、1番局の通信データ(ヘッダ)に含まれる現時点で利用中の同時活動移動局台数が増えない。このことによって、正常に通信タイミングの取得ができなかったことを検出し、再度、空きタイムスロットの中からランダムに通信タイミングをずらしてデータ送信を行う。
また、位置情報表示装置60は、演算部30にイーサネット(登録商標)接続され、演算部80により地図データ91を利用した地図処理を行って、表示部93にて、自局位置だけでなく、受信された他の移動局1の位置情報を移動軌跡と共に地図上に表示する。
基地局100においても、移動局1と同様に動作する。
すなわち、GPSアンテナ111で受信した時刻情報などの精密計測時間を基準にして、演算部130で時分割通信のための通信タイムスロットを規定し、通信アンテナ154を介して無線機153による時分割同期通信を行う。他局から受信した他局の位置情報は、位置情報表示装置160の共有データ192に格納され、地図データ191と共に表示部193に表示される。
移動局1及び基地局100は、共に、無線モデム部40、140にて、マイクロホン52、152及びスピーカ51、151で入出力する音声情報を変換し、音声通信を行う。
次に、図7に基づき、時分割同期無線モデム装置20の演算部30の位置情報送信処理について説明する。
GPS受信部21から自局の位置情報を受信する(ステップS1)。この受信した自局の位置情報を位置情報配信部31により1秒毎に位置情報表示装置60に送信する(ステップS2)。次いで、通信状況判定部32により、他局への定期位置情報通信を実施中かどうかを判断する(ステップS3)。他局への送信が停止状態に設定されていれば、処理を終了する。定期位置情報通信の実施を継続中であれば、後述するステップS7に行く。
定期位置情報通信を新たに開始する場合には、通信状況判定部32により、パケット使用状況と、同時活動移動局数を確認する(ステップS4)。通信状況判定部32により、基本周期設定手段71により設定された基本周期の時間が経過したかどうかを判定する(ステップS5)。経過していなければ、ステップS4に行き、経過しておれば、送信タイミング制御部33により、送信タイミングを空きタイムスロットに設定する(ステップS6)。
次いで、送信タイミング制御部33で、送信タイミングに来たかどうかを判定し(ステップS7)、送信タイミングでなければ、ステップS1に行き、送信タイミングであれば、無線モデム部40に自局の位置情報を送信する(ステップS8)。次いで、送信タイミング制御部33により、同時活動移動局数が増加したかどうかを判定し(ステップS9)、増加していれば、正常に送信できたものとして、ステップS1に行く。同時活動移動局数が増加していなければ、正常に送信できなかったものとして、送信タイミング制御部33により、送信タイミングを空きタイムスロットにランダムにずらして決定して(ステップS10)、ステップS1に行く。
この結果、得られる自局及び他局の位置情報を共有データ92に保存して、地図データ91と合わせて、表示部93で表示する。
実施の形態1によれば、各移動局の時分割同期無線モデム装置の演算部によりデータ送信タイミングを決定しているので、基地局などの通信統制局を介さずに時分割同期通信を行うことができ、基地局との通信が断たれているときでも、移動局間で通信の衝突を起こすことなく、自動で定期的に位置情報の通信を行い、複数の移動局間で情報を共有できる。
また、位置情報表示装置により、自局位置だけでなく、送受信を行った他局の位置情報(現在位置並びに移動履歴)を地図上で確認できるので、複数の移動局で共同活動や連携活動を行う場合に、移動局側で全体の把握が可能となり、活動効率を上げることができる。
実施の形態2.
図8は、この発明の実施の形態2による移動体情報共有システムの種々の位置情報送信周期を示す図である。
図9は、この発明の実施の形態2による移動体情報共有システムの可変にした位置情報送信周期を示す図である。
図8、図9において、2、3は図5におけるものと同一のものである。
実施の形態1では、定期位置情報送信周期が固定の場合について述べたが、実施の形態2では、演算部30に定期位置情報送信周期の切り替え手段を設け、図9に示すように、定期通信の途中で、定期位置情報送信周期を可変とすることができる。
この基本周期は、図8に示されるように、基本周期の整数分の1の短縮周期で定期位置情報送信周期を設定するので、異なる周期との間で通信タイムスロットの重複が起こらない。定期位置情報送信周期を3つ以上設ける場合は、一段階長い周期の整数分の1の周期となるように設定する。図8では、A送信周期を基本周期とし、B送信周期をA送信周期の1/2とし、C送信周期をA送信周期の1/4とする。このとき、基本周期を8分、通信タイムスロットを15秒、通信タイムスロット数を32とすれば、A送信周期は8分、B送信周期は4分、C送信周期は2分となる。なお、最短の送信周期でも、最短送信時間の倍数になる。
図9では、1番局の定期位置情報送信周期のA送信周期からB送信周期への変更処理が行われたとき、パケット使用状況確認時間の後に、実際に定期位置情報送信周期がB送信周期に変更されたことが示されている。
このように定期位置情報送信周期を可変にすることにより、移動局の移動速度や活動内容の重要度に応じて、定期位置情報送信周期を変更することができる。
実施の形態2によれば、定期位置情報送信周期を可変としたので、移動局の移動速度や活動内容の重要度によって、送信する情報量(送信頻度)を変えることができ、一つの無線周波数の使用効率が上がり、より効率良く各移動局間での情報共有ができる。
実施の形態3.
図10は、この発明の実施の形態3による移動体情報共有システムの映像データの送信を示す図であり、図10(a)は、位置情報表示装置の構成を示す図、図10(b)は、映像情報を送信する映像送信パケットを示す図である。
図10において、60、70、80、91〜93は図3におけるものと同一のものである。入出力部70に送信映像を選択する送信映像選択手段73と、撮影映像記録媒体から映像を入力する映像入力部74が設けられ、演算部80には、映像を送信ブロックに分割する映像ブロック分割処理部83と、映像を圧縮処理する映像圧縮部84が設けられている。なお、入出力部70は、図3の基本周期設定手段71と自局ID設定手段72を有し、演算部80は、図3の位置情報受信部81と地図上移動局位置表示処理部82を有しているが、図10では、省略されている。
また、映像送信パケットは、ヘッダとデータから構成されている。
図11は、この発明の実施の形態3による移動体情報共有システムの映像データの送信タイミングを示す図である。
図11において、2、3は図5におけるものと同一のものである。図11には、映像送信パケット4が示されている。
実施の形態3は、映像などの大容量データを送信する場合についてのものである。この場合には、送信データを映像ブロック分割処理部83により、送信ブロック単位(送信時に、最短送信時間内で送信可能なサイズ)に分割し、必要に応じて映像圧縮部84で、圧縮して映像送信パケット4を作成して送信する。送信は、図11に示されるように、定期位置情報通信で未使用の通信タイムスロットを使用して行う。このとき、図11の2番局では、通常の位置情報パケットが優先され、空きタイムスロットを縫って、分割されたブロック単位の映像送信パケット4を送信する。
実施の形態3によれば、映像データなどの大容量データ通信を定期位置情報通信で未使用の通信タイムスロットを使用して行うこととしたので、定期位置情報通信を妨げることなく、一つの無線周波数を利用して大容量データの通信を行うことができ、複数の移動局間で映像などの大容量データを情報共有できる。
実施の形態4.
図12は、この発明の実施の形態4による移動体情報共有システムの映像データのトリミングを示す図であり、図12(a)は、トリミング前の映像、図12(b)は、トリミング後の映像を示す図である。
実施の形態4は、映像などの大容量データを送信する際に、位置情報表示装置60の入出力部70のGUIにて、映像データの必要な部分のみを、図12のように、トリミングしてから、その映像データをブロック単位(送信時に、最短送信時間内で送信可能なサイズ)に分割し、必要に応じて各ブロックを圧縮して送信する。送信は、実施の形態3と同様に、定期位置情報通信で未使用の通信タイムスロットを使用して行う。
実施の形態4によれば、映像データの必要な部分のみを伝送できるようにしたので、伝送時間が短縮でき、伝送のために占有する通信タイムスロットを少なくすることができる。
よって、空き通信タイムスロットを利用して、より多くの情報を伝送でき、各移動局で共有することができる。
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態5による移動体情報共有システムの映像データの再送を示す図である。
図13において、2〜4は図11におけるものと同一のものである。映像再送要求5とこれに応じて再送される再送データ6が示されている。
実施の形態5は、実施の形態3、4で述べたような映像などの大容量データの分割通信で通信エラーが発生した場合についてのもので、受信局(図13の場合は、3番局)は、ブロック単位でエラー検出を行い、エラーが発生した映像データについてのみ、映像再送要求5を行う。受信局による、エラーが発生した映像データのブロックについての映像再送要求5の送信タイミングも、未使用の通信タイムスロットを使用して行う。
送信側(図13の場合は、2番局)によるエラーが発生した映像データのブロックの再送データ6も、映像再送要求5の受信後に、定期位置情報通信で未使用の通信タイムスロットを使用して行う。
実施の形態5によれば、大容量データの分割通信で通信エラーが発生した場合に、未使用の通信タイムスロットを利用したエラーブロックのみの再送を行うようにしたので、定期位置情報通信を妨げることのない範囲の、より短い時間で、大容量データの通信を正常に完了でき、大容量データの情報共有にかかる時間を短縮することができ、伝送のために占有する通信タイムスロットを少なくすることができる。
よって、空き通信タイムスロットを利用して、より多くの情報を伝送でき、各移動局で共有することができる。
実施の形態6.
図14は、この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットとその他のパケットの違いを示す図である。
図14において、音声通信パケットは、他のパケットより優先して送信されるので、通信衝突確認時間は設けられていない。
図15は、この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットの優先送信を示す図である。
図15において、2、4は図11におけるものと同一のものである。3番局から音声通信パケット7が送信されている。図中、×印は、送信されなかったパケットを示している。
図16は、この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットの送信処理を示すフローチャートである。
図17は、この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの定期通信情報及び不定期通信情報の送信処理を示すフローチャートである。
実施の形態6は、音声通信パケットを他のパケットより優先して送信するようにしたものである。
演算部30にて、定期位置情報の位置情報パケットまたは映像などの分割データを送信する映像送信パケットの送信時に、これらのパケットに設けられた通信衝突確認時間に、送信に使用する通信タイムスロットで通信が行われていないことを確認してから、これらのパケットを送信するようにした。
図15に示されるように、通信衝突確認時間で、送信に使用する通信タイムスロットが、音声通信パケットを使用中であると判明した場合、定期位置情報送信(位置情報パケット)の場合は中止し、映像などの大容量データの分割送信(映像送信パケット)の場合は、音声通信パケット送信の終了後の空きタイムスロットまで送信を延期する。
図14に示されるように、音声通信パケットには、通信衝突確認時間を設けず、音声通信は、常時、送信開始可能とする。音声通信は、PPTプレス(音声送信開始の合図)後すぐに開始可能とする。音声通信の開始タイミングが、他の情報パケットの通信衝突確認時間に入らず、データ通信(送受信)中となる場合は、音声通信の開始を次の通信タイムスロットからとする。
図15では、位置情報パケットは、通信衝突確認時間で、音声通信パケット送信の有無を確認し、音声通信パケットが送信中であれば、衝突回避のために送信を停止する。映像送信パケットは、通信衝突確認時間で、音声通信パケット送信の有無を確認し、音声通信パケットが送信中であれば、送信を延期する。
次に、図16に基づき、演算部30の音声通信パケットの送信処理について説明する。
音声制御部41によりPTTのオンが検出される(ステップS11)と、通信状況判定部32により、データ通信中かどうかを判定し(ステップS12)、通信中でなければ、ステップS15に行き、通信中であれば、送信タイミング制御部33により、通信タイムスロット開始かどうかを判定し(ステップS13)、開始でなければ、音声送信を次の通信タイムスロットの開始まで延期する(ステップS14)。ステップS13で、通信タイムスロットが開始されれば、無線モデム部40へ音声送信を行う(ステップS15)。音声制御部41により、PTTのオフが検出される(ステップS16)まで、ステップS15を実行し、PTTのオフが検出されると、音声送信を終了する(ステップS17)。
次に、図17に基づき、演算部30による位置情報パケットなどの定期的に通信を行いたい定期通信情報、及び映像送信パケットなどの定期的に通信する必要のない不定期通信情報の送信処理について説明する。
通信タイムスロット開始前に、通信状況判定部32により、前の基本周期について(パケット使用状況確認時間)、各通信タイムスロットのパケット使用状況が確認されている。
各通信タイムスロット開始時に、その通信タイムスロットが、演算部30の送信タイミング制御部33により、定期通信情報送信のタイミングかどうかを判定し(ステップS21)、定期通信情報送信のタイミングであれば、通信状況判定部32により、通信衝突確認時間の間、通信パケットを監視して(ステップS22)、通信パケットの有無により(ステップS23)、通信衝突確認時間の間に通信パケットがなければ(ステップS25)、音声通信がないと判断し、送信タイミング制御部33で、定期通信情報を送信可能と判断して、無線装置53経由で送信を行う(ステップS26)。ステップS25で、通信衝突確認時間が経過していなければ、ステップS22に行く。ステップS23で、通信パケットの送信があれば、音声通信を行っていると判断して、定期通信情報の送信を中止する(ステップS24)。
各通信タイムスロット開始時に、ステップS21で、その通信タイムスロットが、定期通信情報送信のタイミングでなければ(自局の送信タイミングでなければ)、送信する不定期通信情報の有無を判定し(ステップS30)、送信する不定期通信情報があれば、通信状況判定部32により、通信タイムスロットが定期通信情報の通信で使用中(他局が定期通信情報の送信を行っている)かどうかにより(ステップS31)、定期通信情報の通信で使用中であれば、不定期通信情報の送信を次の通信タイムスロットに延期する(ステップS32)。
ステップS31で、通信タイムスロットが定期通信情報の通信で使用中でなければ、通信状況判定部32により、通信衝突確認時間の間、通信パケットを監視して(ステップS33)、通信パケットの有無により(ステップS34)、通信衝突確認時間の間に通信パケットがなければ(ステップS35)、音声通信がないと判断し、送信タイミング制御部33で、不定期通信情報を送信可能と判断して、無線装置53経由で送信を行う(ステップS36)。ステップS35で、通信衝突確認時間が経過していなければ、ステップS33に行く。ステップS34で、通信パケットの送信があれば、音声通信を行っていると判断して、不定期通信情報の送信を次の通信タイムスロットまで延期する(ステップS32)。
実施の形態6によれば、一つの無線周波数を使用して定期位置情報・映像データ情報の共有などを行いながらも、一般的に緊急性を要する場合が多い音声通信を常時優先して実施できるので、音声通信用無線を利用した移動体情報共有システムとして実用的なシステムが実現できる。
実施の形態7.
図18は、この発明の実施の形態7による移動体情報共有システムの音声通信パケットの送信を示す図である。
図18において、2、4、7は図15におけるものと同一のものである。図18では、3番局の位置情報パケット8が音声通信パケット7の末尾に配置されている。
実施の形態6では、定期通信情報の通信と音声通信が重なった場合に、音声通信を優先させて定期通信情報の通信を中止するとしたが、実施の形態7では、このような場合には、定期通信情報の通信を中止する代わりに、音声通信の末尾に最新の定期位置情報パケット8を付加して通信を行うようにした。
実施の形態7によれば、音声優先通信によって中断された定期の位置情報パケットを、優先される音声通信パケットの末尾に追加して送信することによって、中断している定期位置情報を更新することができる。
また、音声通信が長く続く場合であっても、最短送信時間(5秒程度)の時間分だけ音声通信を中断すれば、自動的に定期位置情報送信が行われるので、定期通信周期を待つことなく定期位置情報を更新することができる。
実施の形態8.
図19は、この発明の実施の形態8による移動体情報共有システムの活動状況情報送信を示す図であり、図19(a)は、位置情報表示装置を示す図、図19(b)は、定期通信情報パケットを示す図である。
図19において、60、70、80、91〜93は図3におけるものと同一のものである。入出力部70に、自局の活動状況を示すステータス番号の設定を行う活動ステータス番号設定手段75と、活動状況を示す情報を入力する活動情報入力部76が設けられ、演算部80に、活動情報入力部76で入力された活動情報を送信する活動情報送信部85が設けられている。なお、入出力部70は、図3の基本周期設定手段71と自局ID設定手段72を有し、演算部80は、図3の位置情報受信部81と地図上移動局位置表示処理部82を有しているが、図19では、省略されている。
実施の形態8では、予め、各活動項目毎に各移動局で共通のステータス番号を設定しておき、移動局にて、活動状況が変わる毎に、現時点での活動状況情報(出動・現場到着・調査・調査完了・作業開始・作業完了・撤収・帰投など)を位置情報表示装置60の活動情報入力部76より入力する。このステータス番号を、定期位置情報送信時に、図19(b)のように、位置情報の末尾に追加して、定期通信情報パケットとして送信する。
この活動状況情報の受信側では、受信した活動ステータス番号により、位置情報表示装置60の画面上に対象移動局の活動状況を表示する。このときの表示内容は、例えば、作業開始の受信後に、「作業中」を表示し、作業完了の受信により自動的に「作業完了」に変更される。
実施の形態8によれば、活動報告を行いたい相手に対して、その都度、音声通話による報告を行わなくても、移動局側の位置情報表示装置60のGUIにて活動状況を設定しておけば、自動的に複数の移動局に向けて活動報告が実施でき、報告を受けた側でも自動的に活動状況の表示が変わるので、容易に移動局の活動状況を把握することができる。
実施の形態9.
図20は、この発明の実施の形態9による移動体情報共有システムの活動履歴一覧例を示す図である。
実施の形態9は、実施の形態8のようにして得られた活動状況情報の種類(活動ステータス番号)が、同一移動局の前回の活動状態と異なる場合に、そのときの時刻、位置などを位置情報表示装置60の演算部80で記録しておき、移動局毎に時系列にしたがって並べ、図20のような活動履歴一覧を作成する。
実施の形態9によれば、位置情報表示装置60の演算部にて自動的に各移動局の活動履歴が作成されるので、位置情報表示装置60から読み出しを行えば、いつでも活動履歴を参照でき、移動局の動態管理を容易に実現することができる。
実施の形態10.
図21は、この発明の実施の形態10による移動体情報共有システムの地図上のオブジェクトの表示を示す図である。
図21において、地図中に移動局の移動位置12と、移動局の移動軌跡13と、オブジェクトのシンボル14とが示されている。
移動局が活動中に事故現場や捜索車、遭難者などの位置を確認した場合、このオブジェクト情報をシンボル14情報として、位置情報表示装置60のGUI操作により、オブジェクトの位置と属性を記録する。属性毎にシンボルステータス番号を設定共有しておき、それぞれに対応するシンボルアイコンをそれぞれの位置情報表示装置60に記録しておけば、定期通信情報パケットの送信時に追加して送信し、受信側でシンボル情報の受信が完了すれば、位置情報表示装置60の表示部93の地図画面上の対応位置に、対応する属性のシンボル14アイコンを表示することができる。
緊急時には、シンボル情報を大容量データとして空いている通信タイムスロットを取得して送信(シンボル情報パケットのヘッダにシンボル情報であることを記し、合わせてシンボルIDを記しておく)すれば、定期位置情報パケットの送信周期を待たずに、データ送信を行うことができる。
実施の形態10によれば、一つの移動局が取得したオブジェクト情報を、シンボル情報(位置+属性の情報)として、複数局間で情報共有することができ、基地局での現場状況把握や、他局が遠方からの応援に向かう際の現場情報として有効に利用することができ、それぞれの業務効率が上がる。
実施の形態11.
図22は、この発明の実施の形態11による移動体情報共有システムの地図上のオブジェクトの関連情報の表示を示す図である。
図22において、12〜14は図21におけるものと同一のものである。図22には、シンボルにリンクされた映像15が示されている。
実施の形態11は、実施の形態10のようにして登録されるシンボル情報に対応する映像データ(撮影映像)を、カメラから取外したリムーバブルメディア(着脱可能な記録媒体)の挿入などにより位置情報表示装置60に入力し、対応するシンボル情報のIDと共に送信する。
受信局側では、受信が完了すると、対応するシンボル14にこの映像をリンクして登録することで、位置情報表示装置60の地図画面上で、シンボルにリンクされた映像15を確認することができる。
実施の形態11によれば、シンボル情報に映像をリンクさせて伝送・共有することによって、複数の移動局間で、事故現場、遭難船などのオブジェクト情報に対し、位置と属性だけでなく、その状態が視覚的に確認でき、状況把握をより確実に実行できる。
実施の形態12.
図23は、この発明の実施の形態12による移動体情報共有システムの移動局を示す構成図である。
図23において、1、11、20、21、30、40、53、54、60、70、80、91〜93は図1におけるものと同一のものである。演算部30にリムーバブルメディアスロットを設け、リムーバブルメディア34(リムーバブル記録媒体)を着脱できるようにして、リムーバブルメディア34に情報の入出力を行う。
実施の形態12は、演算部30にリムーバブルメディアスロットを設け、リムーバブルメディアに位置・活動履歴・シンボル情報などを自動的に記録する。この場合、自局の詳細情報だけでなく、他局から受信した情報もリムーバブルメディアに格納される。
したがって、共有データの格納場所は、この場合、位置情報表示装置60の共有データ92と、時分割同期無線モデム装置20に装着されたリムーバブルメディアとなる。
実施の形態12によれば、任意の移動局の演算部30に接続されたリムーバブルメディアスロットにリムーバブルメディアを挿入することで、1秒毎の移動履歴などの詳細情報を再生可能になり、一移動局の持つ詳細データを他局に容易に展開でき、活動終了後の業務管理に役立てることができる。
実施の形態13.
図24は、この発明の実施の形態13による移動体情報共有システムの無線モデム部を示す構成図である。
図24において、40〜42は図2におけるものと同一のものである。無線モデム部40に音声符号化部43が設けられている。
実施の形態13は、デジタル音声通信を行う際に、無線モデム部40の音声符号化部43にて音声符号化を行い、秘話通信を実現する。音声符号化方式には、できるだけ低速度で通信し、占有周波数帯幅を極力狭くできるAMBE(Advanced Multi−Band Excitation)方式などを用いる。
実施の形態13によれば、官公庁など音声通信内容の漏洩が好ましくない機関にて移動体情報共有システムの運用を行う場合に、情報漏洩の危険性から通信内容を守ることができ、安全に音声通信を行うことができる。
実施の形態14.
図25は、この発明の実施の形態14による移動体情報共有システムの移動局の時分割同期無線モデム装置及び位置情報表示装置を示す構成図である。
図25において、20、21、30〜33、40〜42は図2におけるものと、60、70、80、81、91〜93は図3におけるものとそれぞれ同一のものである。演算部30には暗号処理部35が設けられ、入出力部70には暗号化キー設定部77が設けられ、演算部80には暗号化キー送信部86が設けられている。
位置情報、映像、シンボル情報などのデジタルデータは、狭い周波数の範囲を効率的に利用した広帯域伝送を実現し、周波数の利用効率を上げるOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式(直交周波数分割多重方式)などで、デジタル変復調を行い、デジタル音声については、AMBE方式などを用いて符号化を行って無線伝送を行うが、実施の形態14では、さらに演算部30に暗号処理部35を実装し、通信情報の暗号化を行う。採用する暗号方式は、アルゴリズムが公開されており、これまでの研究により十分に安全性が確認されている方式とし、暗号化キー設定部77により、暗号化キーを容易に変更可能とする。
実施の形態14によれば、官公庁など音声通信内容の漏洩が好ましくない機関にて移動体情報共有システムの運用を行う場合に、情報漏洩の危険性から通信内容を守ることができ、安全に関連機関内のみで情報共有を行うことができる。
実施の形態15.
図26は、この発明の実施の形態15による移動体情報共有システムの無線モデム部を示す構成図であり、図26(a)は、音声デジタル信号の経路を示し、図26(b)は、音声アナログ信号の経路を示す図である。
図26において、40、41、43は図24におけるものと、53は図1におけるものとそれぞれ同一のものである。図26では、音声通話制御部41にボタンスイッチにより操作されるバイパス切替手段44を設け、音声入出力端子45をデジタル用端子46a及びアナログ用端子46bのいずれかに切替えると共に、無線装置端子47をデジタル用端子48a及びアナログ用端子48bのいずれかに切替える。
実施の形態15は、音声送信についてのもので、音声送信時に、音声通話制御部41のバイパス切替手段44により、マイクロホン52及びスピーカ51と無線モデム部40との間でバイパス切替えが行われ、アナログ音声通信とデジタル音声通信のどちらかが選択されて伝送される。
自局からの音声送信時には、相手局に合わせてボタンスイッチが操作されることにより、バイパス切替手段44が切替えられ、デジタル/アナログが切替えられ、デジタルのときは、図26(a)のように、音声入出力端子45とデジタル用端子46aを接続すると共に、無線装置端子47とデジタル用端子48aを接続して、音声符号化部43でデジタル変換される経路を形成する。アナログのときは、図26(b)のように、音声入出力端子45とアナログ用端子46bを接続すると共に、無線装置端子47とアナログ用端子48bを接続して、アナログ用端子46bとアナログ用端子48bを直接接続して、音声入出力を無線装置53に直接接続する経路を形成する。
音声通話制御部41には、音声送信をアナログ信号で行うか、デジタル信号で行うかを切り換えるボタンなどのスイッチが設けられており、このボタンにより音声デジタル送信に設定すると、バイパス切換手段44でバイパスが、図26(a)のように切替り、音声符号化部43にてデジタル変換されてから、無線装置53にて送信される。
ボタンにより音声アナログ送信に設定すると、バイパス切換手段44でバイパスが、図26(b)のように切替り、音声符号化部43を通らずに、無線装置53にて送信される。
実施の形態15によれば、音声通信時、相手局に合わせてアナログ/デジタルを切り替えて通話を行うことができるので、移動体情報共有システムの導入を段階的に実現することができる。
実施の形態16.
実施の形態16は、図26を援用して説明する。
実施の形態16は、音声受信についてのものである。音声受信時に、無線モデム部40の音声通話制御部41で、アナログ音声とデジタル音声を自動識別して復調する。アナログ/デジタルの判別は、受信情報にヘッダ部があるかないかにより行う。ヘッダがある場合がデジタル、ない場合がアナログの信号と判別される。
この判別に応じて、音声通話制御部41により、デジタルの場合は、図26(a)の経路によりデジタル信号をアナログ信号に復調し、アナログの場合は、図26(b)の経路になるように、自動でバイパス切替手段44が切替えられる。
実施の形態16によれば、パケットの受信時、アナログ・デジタル両方の情報を自動的に判別し、適切に復調するので、移動体情報共有システムの導入を段階的に実現することができる。
実施の形態17.
図27は、この発明の実施の形態17による移動体情報共有システムを示す構成図である。
図27において、1、11、20、51〜53、60、100、111、120、151〜153、160は図1におけるものと同一のものである。図27では、基地局200及び本部500の位置情報表示装置と、基地局100の位置情報表示装置160が、専用線ネットワーク10により接続され、基地局200は、基地局100と同様に移動局9−1、9−2と通信アンテナを介して通信するように構成されている。
実施の形態17は、基地局100などの固定局の位置情報表示装置160に、専用線ネットワーク10などの通信回線で、他の固定局の位置情報表示装置を接続し、情報を双方向に伝送するようにした。
実施の形態17によれば、基地局などの固定局の位置情報表示装置160に接続された他の固定局の位置情報表示装置で、基地局と同等の表示および操作(データ入出力)ができ、より広範囲に情報共有・情報管理を行うことができる。
実施の形態18.
図28は、この発明の実施の形態18による移動体情報共有システムの送信先を設定した情報の送信処理を示すフローチャートである。
図29は、この発明の実施の形態18による移動体情報共有システムの送信先が設定された情報の受信処理を示すフローチャートである。
上述の実施の形態1〜17では、パケットの送信に、共通の無線周波数を利用しているため、無線電波が受信できれば、各移動局では、他局のあらゆる情報が受信できる。しかし、受信したすべての情報を、位置情報表示装置の表示部上に表示すると、特に移動局では、必要な情報がその他の情報に埋もれてしまい、的確な状況判断がし難くなる恐れがある。
実施の形態18では、そこで、送信局側でパケット送信する際に、送信先を設定し、受信側では、送信先に自局が含まれない場合は、位置情報表示装置60の表示部93上に表示を行わないようにした。送信先は、各局のIDの他、予め各局をグループ分けして設定されたグループIDなどが設定できる。
次に、図28を用いて、この送信先を設定した情報の送信処理について説明する。
位置情報表示装置60の入出力部70のキーボード、マウスで情報を作成、またはローカル情報を読出し(ステップS41)、送信先を設定する(ステップS42)。ここで、送信しないで保存する場合は、送信先をローカルとしておく。続いて、演算部80により、送信先をチェックし(ステップS43)。送信先がローカルの場合は、自局ローカル情報として、位置情報表示装置60のハードディスクに保存する(ステップS44)。送信先がローカル以外なら、情報を時分割同期無線モデム装置20に送信し(ステップS45)、送信済みの情報は、演算部80により、送信済み情報として、共有データ92に保存すると共に、リムーバブルメディアがある場合には、演算部30によりリムーバブルメディアに保存する(ステップS46)。
ステップS45で、演算部80により送信された情報は、時分割同期無線モデム装置20の演算部30で受信され、映像データのように空き通信タイムスロットを利用して、無線モデム部40で、データ変調を行ってから無線装置53により送信される。
次に、図29を用いて、送信先を設定して送信された情報の受信処理について説明する。
送信側から送信された情報を、無線装置53で受信し(ステップS51)、無線モデム部40でデータ復調し、演算部30で、送信先に自局IDが含まれるかどうかを判定する(ステップS52)。自局IDが含まれていなければ終了する。自局IDが含まれている場合には、受信した情報を位置情報表示装置60にデータを送信して、表示部93で表示を行い(ステップS53)、演算部80により、共有データ92に受信情報として保存すると共に、リムーバブルメディアがある場合には、演算部30によりリムーバブルメディアに保存する(ステップS54)。
実施の形態18によれば、他局から受信した情報を、すべて位置情報表示装置の表示部上に表示させた場合、必要な情報がその他の情報に埋もれてしまう危険性があるが、基地局から特定の移動局にのみデータ送信を行いたい場合や、移動局から基地局のみにデータ送信を行いたい場合には、他局で画面表示されないようになるため、他局の業務を妨害することなく非共有情報の通信ができる。
この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの時分割同期無線モデム装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報表示装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケットを示す図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケット送信タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの位置情報パケットの衝突後の送信タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態1による移動体情報共有システムの時分割同期無線モデム装置の演算部の位置情報送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による移動体情報共有システムの種々の位置情報送信周期を示す図である。 この発明の実施の形態2による移動体情報共有システムの可変にした位置情報送信周期を示す図である。 この発明の実施の形態3による移動体情報共有システムの映像データの送信を示す図である。 この発明の実施の形態3による移動体情報共有システムの映像データの送信タイミングを示す図である。 この発明の実施の形態4による移動体情報共有システムの映像データのトリミングを示す図である。 この発明の実施の形態5による移動体情報共有システムの映像データの再送を示す図である。 この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットとその他のパケットの違いを示す図である。 この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットの優先送信を示す図である。 この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの音声通信パケットの送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による移動体情報共有システムの定期通信情報及び不定期通信情報の送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7による移動体情報共有システムの音声通信パケットの送信を示す図である。 この発明の実施の形態8による移動体情報共有システムの活動状況情報送信を示す図である。 この発明の実施の形態9による移動体情報共有システムの活動履歴一覧例を示す図である。 この発明の実施の形態10による移動体情報共有システムの地図上のオブジェクトの表示を示す図である。 この発明の実施の形態11による移動体情報共有システムの地図上のオブジェクトの関連情報の表示を示す図である。 この発明の実施の形態12による移動体情報共有システムの移動局を示す構成図である。 この発明の実施の形態13による移動体情報共有システムの無線モデム部を示す構成図である。 この発明の実施の形態14による移動体情報共有システムの移動局の時分割同期無線モデム装置及び位置情報表示装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態15、16による移動体情報共有システムの無線モデム部を示す構成図である。 この発明の実施の形態17による移動体情報共有システムを示す構成図である。 この発明の実施の形態18による移動体情報共有システムの送信先を設定した情報の送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態18による移動体情報共有システムの送信先が設定された情報の受信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,9 移動局
2,8 位置情報パケット
3 最短送信時間(通信タイムスロット)
4 映像送信パケット
5 映像再送要求
6 再送データ
7 音声通信パケット
10 専用線ネットワーク
11,111 GPSアンテナ
12 移動位置
13 移動軌跡
14 シンボル
15 シンボルにリンクされた映像
20,120 時分割同期無線モデム装置
21,121 GPS受信部
30,130 演算部
31 位置情報配信部
32 通信状況判定部
33 送信タイミング制御部
34 リムーバブルメディア
35 暗号処理部
40,140 無線モデム部
41 音声通話制御部
42 データ変復調部
43 音声符号化部
44 バイパス切替手段
51,151 スピーカ
52,152 マイクロホン
53,153 無線装置
54,154 通信アンテナ
60,160 位置情報表示装置
70,170 入出力部
71 基本周期設定手段
72 自局ID設定手段
73 送信映像選択手段
74 映像入力部
75 活動ステータス番号設定手段
76 活動情報入力部
77 暗号化キー設定部
80,180 演算部
81 位置情報受信部
82 地図上移動局位置表示処理部
83 映像ブロック分割処理部
84 映像圧縮部
85 活動情報送信部
86 暗号化キー送信部
91,191 地図データ
92,192 共有データ
93,193 表示部
100,200 基地局
500 本部

Claims (17)

  1. 基地局及び複数の移動局が無線通信を行う移動体情報共有システムにおいて、
    上記基地局及び移動局の各局は、各局間で共通の無線周波数を用いて、無線通信を行う無線装置、
    GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信し、この受信した自局の位置情報を上記無線装置を介して他局に送信すると共に上記無線装置から上記他局の位置情報を受け取る時分割同期無線モデム装置、
    この時分割同期無線モデム装置から自局の位置情報及び他局の位置情報を受信し、共有データとして記録すると共に上記位置情報を地図上に表示する位置情報表示装置を備え、
    上記時分割無線モデム装置は、GPSアンテナを介して自局の位置情報を受信するGPS受信部と、
    このGPS受信部により受信された自局の位置情報を上記無線装置用のデータ形式に変調すると共に、上記無線装置により受信された他局の位置情報を上記無線装置用のデータ形式から復調する無線モデム部と、
    上記GPS受信部により受信された自局の位置情報及び上記無線モデム部により復調された他局の位置情報を上記位置情報表示装置に送信すると共に、上記自局の位置情報の他局への送信タイミングを通信の衝突が起こらないように決定して上記無線装置を介して送信する第一の演算部とにより構成され、
    上記基地局及び移動局の各局の時分割同期無線モデム装置には、上記位置情報の送信に用いられる最短送信時間及び基本送信周期が共通に設定され、上記第一の演算部は、送信開始前の上記基本送信周期の1周期の間に上記最短送信時間の時間間隔で形成された通信タイムスロットの使用状況を確認し、空きと判定された通信タイムスロットを用いて上記基本送信周期に基づく送信周期で上記自局の位置情報を送信し、
    上記各局は、他局との間で上記位置情報を送受信することにより上記位置情報を共有することを特徴とする移動体情報共有システム。
  2. 上記位置情報表示装置は、上記第一の演算部から上記自局の位置情報及び他局の位置情報を受信し、上記共有データとして記録すると共に、地図データ及び上記共有データを用いて地図上に各局の位置情報を表示するよう制御する第二の演算部と、この第二の演算部の制御により、地図上に上記位置情報の表示を行う表示部とにより構成されていることを特徴とする請求項1記載の移動体情報共有システム。
  3. 上記第一の演算部は、上記自局の位置情報の送信に用いられる上記送信周期を可変にすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の移動体情報共有システム。
  4. 上記通信タイムスロットを用いて大容量情報を送信する場合には、上記位置情報表示装置は、上記大容量情報を通信タイムスロットによって送信できる大きさに分割すると共に、上記第一の演算部は、上記位置情報の送信に用いられていない空きの通信タイムスロットを用いて、上記分割された大容量情報を送信することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  5. 上記分割送信された大容量情報の内、受信局側にて正常に受信できない分割データがある場合には、上記受信局側は、送信局側に上記分割データの再送要求を空きの通信タイムスロットを用いて行い、上記送信局側の第一の演算部は、この再送要求に応じた分割データを再送することを特徴とする請求項記載の移動体情報共有システム。
  6. 上記第一の演算部は、上記自局の位置情報に、自局の活動状況を付加して送信することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  7. 上記活動状況を受信した受信局側では、移動局毎の活動履歴一覧を作成することを特徴とする請求項記載の移動体情報共有システム。
  8. 上記位置情報表示装置は、ユーザインタフェースを有する入出力部を有し、自局の活動中に得られ、上記入出力部により入力された位置及び属性を有するオブジェクト情報を、上記第一の演算部により他局に送信すると共に、上記共有データとして記録し、上記オブジェクトを表わすシンボル情報を地図上に表示することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  9. 上記入出力部により入力されるオブジェクト情報には、このオブジェクトに応じた映像データがリンクされ、上記映像データがリンクされたオブジェクト情報が他局に送信されることを特徴とする請求項記載の移動体情報共有システム。
  10. 上記第一の演算部にはリムーバブル記録媒体が装着され、この装着されたリムーバブル記録媒体に上記共有データが格納されることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  11. 上記各局の無線装置で用いられる共通の無線周波数は、音声通信に用いられる無線周波数であり、上記第一の演算部は、他局に送信する音声情報がある場合には、上記音声情報を最優先で送信することを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  12. 上記第一の演算部は、上記音声情報の末尾に上記自局の位置情報を付加して送信することを特徴とする請求項11記載の移動体情報共有システム。
  13. 上記第一の演算部は、上記音声情報を秘話通信とすることを特徴とする請求項12または請求項12記載の移動体情報共有システム。
  14. 上記無線モデム部は、アナログ音声信号とデジタル音声信号のどちらかを選択する切替手段を有し、音声情報の送信局側では、操作により上記切替手段を切替えると共に、音声情報の受信局側では、無線モデム部で上記アナログ音声信号とデジタル音声信号を自動識別して上記切替手段を切替えることを特徴とする請求項11〜請求項13のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  15. 上記第一の演算部は、送信情報を暗号化すると共に、上記暗号化に用いられる暗号化キーは変更可能にされていることを特徴とする請求項1〜請求項14のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  16. 上記基地局の位置情報表示装置には、ネットワークを介して他の基地局の位置情報表示装置が接続され、互いに共有データを交換することにより、上記他の基地局の位置情報表示装置でも、上記移動局の位置情報の表示を行うことを特徴とする請求項1〜請求項15のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
  17. 上記第一の演算部は、送信情報の送信に当たって、送信先を指定するとともに、受信局側で上記指定に基づき受信するかしないかを選択できるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項16のいずれかに記載の移動体情報共有システム。
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