JP2001203681A - ダイナミックセキュアグループ移動通信方式 - Google Patents

ダイナミックセキュアグループ移動通信方式

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JP2001203681A
JP2001203681A JP2000012651A JP2000012651A JP2001203681A JP 2001203681 A JP2001203681 A JP 2001203681A JP 2000012651 A JP2000012651 A JP 2000012651A JP 2000012651 A JP2000012651 A JP 2000012651A JP 2001203681 A JP2001203681 A JP 2001203681A
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JP2000012651A
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Daisuke Ishii
大助 石井
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Advanced Mobile Telecommunications Security Technology Research Laboratory Co Ltd
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ADVANCED MOBILE TELECOMM SECUR
Advanced Mobile Telecommunications Security Technology Research Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の無線周波数ゾーンを使用するグループ
移動通信において、無線周波数を有効利用し、情報隠蔽
効果を上げ、通信量を削減する。 【解決手段】 図1(a)に示すグループaの端末Bが、
無線ゾーンIから無線ゾーンIIに移動して、図1(b)に
示す状態になると、基地局に無線ゾーンを移動したこと
を通報する。基地局は、無線ゾーンIIにあるグループb
に端末Bを所属させるために、端末Bのグループ鍵をグ
ループbのグループ鍵に変更する。図1(c)に示す状態
になり、無線ゾーンをまたぐグループは解消され、周波
数を有効利用でき、グループ化による情報の隠蔽効果も
低下しないし、無線ゾーン間の通信量も増加しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミックセキ
ュアグループ移動通信方式に関し、特に、端末をグルー
プ化してグループ鍵で端末を隠蔽するとともに、端末が
無線ゾーンを移動するときにグループを再編成するダイ
ナミックセキュアグループ移動通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端末個々の通信を隠蔽する方法と
して、複数の端末を仮想的なグループによりグループ化
し、個々の通信が見えないようにする方法がある。一
方、移動通信では、周波数の有効利用を図るために、無
線ゾーンが設けられている。無線ゾーン間の電波干渉を
防ぐため、隣接する無線ゾーンでは異なった周波数が用
いられている。
【0003】図7(a)に示すように、同一無線ゾーン内
に仮想グループが形成された場合には、1つの無線周波
数で、仮想グループをカバーできる。図7(b)に示すよ
うに、端末が無線ゾーン間を移動した場合、仮想グルー
プの端末をカバーするために、2つの周波数f1,f2が
必要となる。通信を行なっている端末を隠蔽する役目を
するだけで、実際に通信を行なわない端末にも、無線周
波数を割り当てる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のグルー
プ化無線通信システムでは、通信を行なわない端末にも
無線周波数を割り当てるので、有限である無線周波数の
有効利用とならないという問題があった。また、無線ゾ
ーンから抜けた端末のみを仮想グループから外してしま
うと、通信端末の隠蔽効果が小さくなるという問題があ
った。さらに、無線ゾーン間をまたいで仮想グループを
形成すると、無線ゾーン間の通信量が増えてしまうとい
う問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の問題を解決して、無
線周波数を有効利用し、隠蔽効果を上げ、通信量を削減
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では、基地局と複数の端末からなり、複数
の端末を複数の仮想的なグループに分け、それぞれのグ
ループに属する端末に同一のグループ暗号鍵を付し、グ
ループ暗号鍵で通信相手あるいは通信内容を暗号化して
隠蔽し、複数の無線周波数ゾーンを用いて通信を行なう
ダイナミックセキュアグループ移動通信方式を、基地局
に、端末の属する無線周波数ゾーンを端末から通報を受
けてグループ暗号鍵を変更する手段と、変更したグルー
プ暗号鍵を端末に配送する手段とを設け、端末に、個々
の端末を識別する端末IDと端末それぞれに異なる端末
固有の端末暗号鍵とを格納した端末メモリと、端末の属
する無線周波数ゾーンを検出する手段と、無線周波数ゾ
ーンを基地局に通報する手段とを備えた構成とした。
【0007】このように構成したことにより、無線周波
数を有効利用し、隠蔽効果を上げ、通信量を削減するこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を参照しながら詳細に説明する。
【0009】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態は、無線周波数ゾーンが変わった端末の所属仮想
グループを変更するダイナミックセキュアグループ移動
通信方式である。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態におけ
るダイナミックセキュアグループ移動通信方式の概念図
である。図1において、無線ゾーンIは、周波数f1で
通信する領域である。無線ゾーンIIは、周波数f2で通
信する領域である。グループaは、複数の端末を含む仮
想的なグループである。
【0011】図2は、端末装置の機能ブロック図であ
る。図2において、送信部24は、信号を電波に変調して
送信する部分である。復号化部27は、受信した暗号文
を、端末メモリ22に記録された端末鍵やグループ鍵を用
いて復号する部分であり、その結果を信号処理部21に返
す。操作部29は、端末に対する指示、通信文、音声など
を入力する部分である。表示部30は、操作内容や通信文
などを画面や音声によって表示する部分である。端末鍵
発生部26は、操作部29などの指示により必要に応じ、端
末固有の鍵や乱数を発生、生成する部分である。暗号化
部28は、端末メモリ22に記憶された端末鍵やグループ鍵
を用いて、操作部29から入力された通信文や鍵に関する
情報を暗号化する部分である。この暗号文は、信号処理
部21を介し、送信部24から、基地局へ送られる。
【0012】図3は、基地局装置の機能ブロック図であ
る。図3において、暗号化部16は、グループ鍵を端末に
配送する場合に、グループ鍵を、基地局メモリ12に記録
された端末鍵やグループ鍵で暗号化する部分である。こ
れらの暗号化された暗号文は、信号処理部11を介して送
信部14に送られ、電波に変調され、端末に送り出され
る。通信部19は、複数の基地局間の情報交換を行なう部
分である。グループ発生部17は、端末をグループに編成
する部分である。グループ鍵発生部18は、グループ発生
部17で作られたグループに必要なグループ鍵を生成する
部分である。
【0013】図4は、端末装置と基地局装置を組み合わ
せたシステム構成図である。図5は、端末t3が無線ゾ
ーンIから無線ゾーンIIへ移った後の状態と、端末t3
の端末メモリ、管理局メモリの状態を示す図である。図
4と図5において、管理局3は、基地局を管理する統括
通信局である。
【0014】上記のように構成された本発明の第1の実
施の形態におけるダイナミックセキュアグループ移動通
信方式の動作を説明する。最初に、通信システムの前提
条件を説明する。図1に示すように、無線周波数f1の
無線ゾーンIと、無線周波数f2の無線ゾーンIIがあ
る。仮想的に設けられたグループa,bは、それぞれの
無線ゾーンに含まれている。つまり、無線ゾーンIの中
にグループaがあり、無線ゾーンIIの中にグループbが
ある。無線ゾーン間をまたぐグループは存在しない。し
かし、移動通信では端末4が常に移動しているので、ひ
とつの端末が1つの無線ゾーンに常にとどまるというこ
とはない。
【0015】図1に示すように、端末Aと端末Bを含む
複数の端末で構成されたグループaには、グループ鍵G
Kaが付与されている。また、各端末には、端末固有の
端末鍵が付与されている。端末Aには端末鍵Kaが付与
され、端末Bには端末鍵Kbが付与されている。同様
に、無線ゾーンII内のグループbに属する各端末にも、
それぞれグループ鍵GKbが付与されている。端末鍵も
それぞれ付与されている。
【0016】第2に、基地局装置と端末装置の機能を説
明する。図2に示すように、端末装置の受信部23は、基
地局からの電波を受けて復号し、信号処理部21に復号さ
れた信号を送る。また、受信部23の信号は、ゾーン検出
部25に送られ、端末がどの無線ゾーンに位置しているの
かというゾーン検出が行われる。このゾーン検出結果
も、信号処理部21に送られる。端末メモリ22は、端末
鍵、グループ鍵、無線ゾーン、端末IDなどの情報を記
憶する部分である。信号処理部21の読出命令によって読
み出され、読み出された情報は、信号処理部21に入力さ
れる。
【0017】ゾーン検出結果が信号処理部21に入力され
ると、信号処理部21は、端末メモリ22から、記憶されて
いる無線ゾーンを読み出す。読み出された内容と、ゾー
ン検出部25から入力された内容とを比較し、異なってい
れば、新しい内容を端末メモリ22に書き込む。また、送
信部24から基地局に対して、新しい無線ゾーンに加わっ
たことを送信する。
【0018】図3に示す基地局装置の基地局メモリ12
は、基地局が管理する端末に関する情報、端末名、端末
ID、端末鍵、端末の属するグループ、グループIDな
どを記憶している。受信部13は、端末からの電波信号を
受信して復調する部分である。復調された信号は、信号
処理部11に送られる。暗号文は、復号化部15に送られ、
基地局に記憶された端末鍵やグループ鍵などを用いて、
適宜復号されて、信号処理部11に入力される。
【0019】第3に、端末の無線ゾーン間の移動につい
て説明する。図1(a)に示すグループaに属する端末の
ひとつである端末Bが、無線周波数f1の無線ゾーンI
から、無線周波数f2の無線ゾーンIIへ移って、図1
(b)に示す状態になった時、無線ゾーンIIに存在するグ
ループb(もしくは、新たに編成したグループ)のグルー
プ鍵を端末Bに配送し、端末Bを無線ゾーンIIにあるグ
ループに移動させる。端末Bの端末鍵Kbを使用して、
グループ鍵GKbを暗号化して、Kb(GKb)とする。こ
れをグループ鍵GKaで暗号化して、GKa(Kb(GKb))
として、無線周波数f1,f2を使用して、全端末に送り
出す。
【0020】これを受けたグループaの各端末は、グル
ープ鍵GKaで、GKa(Kb(GKb))を復号して、Kb(G
Kb)を得る。グループaに属する各端末は、端末鍵でこ
れを復号しようとする。しかし、端末鍵Kbを持った端
末BのみがGKbを得ることができる。端末Bは、グル
ープ鍵をGKaからGKbに変更し、グループbに所属す
る。これが、図1(c)に示す状態である。ここでは、端
末が無線ゾーンを変わることを移動といい、グループを
変わることを異動という。
【0021】以後、グループaに属する端末が通信を行
なう時は、無線周波数f1を使用する。グループbに属
する端末が通信を行なう時は、無線周波数f2を使用す
る。こうして、グループ化された端末が無線ゾーン間を
移動しても、グループが無線ゾーンをまたがることはな
く、各グループは1つの無線ゾーン内に存在することに
なる。
【0022】第4に、図4と図5を参照して、端末が無
線ゾーンを移動する場合のグループ鍵の変更方法を説明
する。図4に示すように、端末装置と基地局装置を組み
合わせたシステム構成において、無線ゾーンIを作る基
地局1と、無線ゾーンIIを作る基地局2があり、それぞ
れの無線ゾーンの周波数はf1,f2である。基地局1と
基地局2に接続され、基地局を管理する管理局3があ
る。また、基地局1には、無線ゾーンIに属する端末t
1,t2,t3がある。また、基地局2には、無線ゾーンII
に属する端末t4,t5,t6がある。各端末の端末メモリ
には、端末を識別する端末ID、端末固有の端末鍵、端
末が属するグループを識別するグループID、グループ
のグループ鍵、端末の属する無線ゾーンに関する情報が
記憶されている。端末t1の端末メモリには、端末I
D、端末鍵、グループID、グループ鍵、無線ゾーンと
して、それぞれIDA、Kt1、Ga、GKa、Iが記憶さ
れている。他の端末についても、図4に示す通りであ
る。
【0023】管理局3は、端末4に関する情報をすべて
管理している。端末名に対応して、端末ID、端末鍵、
グループID、グループ鍵、端末が属するグループ、無
線ゾーンとその周波数を記憶している。基地局1と基地
局2にも、それぞれ無線ゾーンに属する端末4の情報が
基地局メモリに記憶されている。この例では、基地局1
の基地局メモリには、端末t1〜t3に関する情報が記憶
されており、基地局2の基地局メモリには、端末t4〜
t6に関する情報が記憶されている。
【0024】このような状態で、端末t3が移動して、
無線ゾーンIから無線ゾーンIIに入る場合を説明する。
端末t3は、無線ゾーンIIに入ると、無線ゾーンIIに入
ったことを検出する。端末t3は、その端末ID(ID
B)をグループ鍵GKaで暗号化し、GKa(IDB)とす
る。グループID(Ga)を付し、(Ga,GKa(IDB))と
して、無線ゾーンIIの周波数f2を使用して基地局2に
送る。
【0025】基地局2は、グループIDのGaを見て、
グループaのグループ鍵を管理局3に問い合わせる。管
理局3からグループ鍵GKaを受け取り、GKa(IDB)
を復号する。IDBにより、端末t3が無線ゾーンIIに
入ってきたことを知った基地局2は、管理局3に問い合
わせ、端末t3に関する情報を受け取る。基地局2は、
これを基地局メモリに記憶する。基地局2に属している
グループのうちのグループbに、新たな端末t3を所属
させる。端末t3の端末鍵Kt3を使用して、グループb
のグループID(Gb)とグループ鍵GKbを暗号化して、
Kt3(Gb,GKb)とする。これをグループ鍵GKaで暗号
化して、GKa(Kt3(Gb,GKb))とし、グループID
(Ga)を付して、周波数f2で無線ゾーンIIに送信する。
【0026】グループIDがGaの端末t3は、これをグ
ループ鍵GKaで復号して、Kt3(Gb,GKb)を得る。端
末鍵Kt3でこれを復号して、グループID(Gb)とその
グループ鍵GKbを得る。こうして、端末t3は、グルー
プIDをGaからGbに変更し、グループ鍵をGKaから
GKbに変更して、無線ゾーンIIのグループbに属す
る。
【0027】図5は、端末数t3が無線ゾーンIから無
線ゾーンIIへ移った後の状態で、端末t3の端末メモリ
と管理局メモリの状態を示している。基地局2と端末t
3しか知らない端末鍵Kt3を使用して、端末t3から基地
局2に無線ゾーンの連絡を行なえば、基地局2は端末t
3を認証できる。また、基地局2からのグループIDと
グループ鍵を、基地局2と端末t3しか知らない端末鍵
Kt3で暗号化して、基地局2から端末t3へ送れば、端
末t3が基地局2を認証することができる。
【0028】第5に、通話中に無線ゾーンを変更した場
合の通信方法を説明する。通話していない端末を、無線
ゾーンが変わったときに、移動先の無線ゾーンに属する
グループに移しても影響はないが、通話している端末を
別グループに移してしまうと、通話ができなくなってし
まう。その場合には、通話が完了するまで同一グループ
にとどめ、通話完了後にグループを変更する。
【0029】図4に示す状態で、端末IDがIDAであ
る端末t1と、端末IDがIDBである端末t3が通信す
る場合、共有鍵KABを、あらかじめ端末t1と端末t3
との間で交換しておく。端末t1は、メッセージMを共
有鍵KABを使用して、KAB(M)と暗号化し、端末I
D(IDB)を付して、(IDB,KAB(M))とする。こ
れをグループ鍵GKaで暗号化して、GKa(IDB,KA
B(M))として、グループID(Ga)を付して基地局1へ
送る。
【0030】基地局1はこれを復号して、IDBにより
端末t3向けのメッセージであることを知る。端末t3は
無線ゾーンIIへ移動していることが、基地局1に通知さ
れているので、基地局1は、(Ga,GKa(KAB(M)))
を基地局2へ送る。基地局2は、これを周波数f2の電
波で送り出す。端末t3はこれを復号して、メッセージ
Mを得る。
【0031】一方、端末t3はメッセージM'を生成し、
これを共有鍵KABで暗号化し、KAB(M')とする。
グループ鍵GKaで暗号化し、GKa(IDA,KAB
(M'))とし、グループID(Ga)を付して、周波数f2で
基地局2へ送る。基地局2は、グループaは自局が管理
するグループではないため、グループaを管理する基地
局1へ送る。基地局1は、グループ鍵GKaで復号し、
端末ID(IDA)を除いて、再度グループ鍵GKaで暗
号化して、GKa(KAB(M'))とする。グループID
(Ga)を付して、(Ga,GKa(KAB(M')))として、周
波数f1で送り出す。これを受けたグループaの端末は、
グループ鍵GKaで復号し、KAB(M')を得る。共有鍵
KABを有する端末t1のみがこれを復号でき、メッセ
ージM'を得る。こうして、通話中に無線ゾーンを移動
しても通話が行われる。通話が完了するとグループの変
更が行われる。
【0032】第6に、無線ゾーンが異なる端末間の通信
方法を説明する。図4において、異なる無線ゾーンと異
なるグループに属する端末t1と端末t6が通信を行なう
場合、端末t1はメッセージMを生成し、あらかじめ端
末t6と共有した共有鍵K16を使用して、メッセージM
を暗号化して、K16(M)とする。これに、送信先端末t
6の端末ID(IDt6)を付し、(IDt6,K16(M))とす
る。グループ鍵GKaで暗号化して、GKa(IDt6,K16
(M))とする。グループIDのGaを付し、(Ga,GKa
(IDt6,K16(M))として、周波数f1で基地局1に送り
出す。
【0033】基地局1はこれを受け、グループ鍵GKa
で復号して、(IDt6,K16(M))から、端末t6へのメッ
セージであることを知る。端末t6が、基地局1に所属
していないため、管理局3へ問い合わせを行なう。基地
局2に所属していることを確認し、(IDt6,K16(M))
を、基地局2へ送る。基地局2は、端末t6の属するグ
ループbのグループ鍵GKbで、K16(M)を暗号化し、
(Gb,GKb(K16(M)))を、周波数f2で送り出す。
【0034】無線ゾーンIIにあるグループbの端末は、
グループ鍵GKbでこれを復号して、K16(M)を得る。
共有鍵K16を保持する端末t6のみが、これを共有鍵で
復号して、メッセージMを得ることができる。端末t6
から端末t1への送信は、端末t1から端末t6への逆の
処理が行われて、端末t6のメッセージが端末t1に送ら
れる。このようにして、端末t1と端末t6間で送受信が
相互に行われて通信ができる。
【0035】上記のように、本発明の第1の実施の形態
では、ダイナミックセキュアグループ移動通信方式を、
無線周波数ゾーンが変わった端末の仮想グループを、移
動先の無線ゾーン内のグループに変更する構成としたの
で、無線ゾーンをまたぐグループを無くして、周波数を
有効利用できる。
【0036】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態は、グループ構成が変わったグループのグループ
鍵を変更するダイナミックセキュアグループ移動通信方
式である。
【0037】図6は、本発明の第2の実施の形態におけ
るダイナミックセキュアグループ移動通信方式の全体構
成図である。第2の実施の形態におけるダイナミックセ
キュアグループ移動通信方式の基本的な構成は、第1の
実施の形態と同じである。
【0038】端末の異動に関係したグループのグループ
鍵を変更する方法を説明する。端末が異動して抜けたグ
ループ、あるいは端末が新たに加わるグループは、すべ
てのグループ鍵を変更してしまうことが、セキュリティ
を厳重にするために有効である。図4において、基地局
2は、端末t3が加わるグループbのグループIDをG
b'と変更し、そのグループ鍵をGKb'と変更する。これ
らをグループ鍵GKbで暗号化し、GKb(Gb',GKb')
とする。一方、加わる端末t3に対しては、GKa(Kt3
(GB',GKb'))とする。それぞれのグループIDを付
して送信する。
【0039】グループbに属していた端末t4,t5,t6
は、GKb(Gb',GKb')をグループ鍵GKbで復号し
て、(Gb',GKb')を得て、グループIDをGb'とし、
グループ鍵をGKb'とする。また、移動してグループb
に入った端末t3は、グループ鍵GKbと端末鍵Kt3で復
号して、(Gb',GKb')を得て、新しいグループID(G
b')とグループ鍵GKb'に変更する。
【0040】また、端末t3が抜けたグループaに残っ
た端末t1,t2に対しては、基地局1は、グループID
をGa'とし、グループ鍵をGKa'とする。(Kt1(Ga',
GKa'),Kt2(Ga',GKa'))を生成し、これをグループ
鍵GKaで暗号化して、GKa(Kt1(Ga',GKa'),Kt2
(Ga',GKa'))とし、グループID(Ga)を付して各端
末に配送する。
【0041】グループaに属する端末t1,t2は、グルー
プ鍵GKaを使ってこれを復号し、(Kt1(Ga',GKa'),
Kt2(Ga',GKa'))を得る。それぞれの端末鍵Kt1,Kt
2を使って復号し、(Ga',GKa')を得て、これを新たな
グループID、グループ鍵として使用する。この時、端
末t3がグループ鍵GKaを保持していて、GKa(Kt1
(Ga',GKa'),Kt2(Ga',GKa'))を復号できても、端
末t3の端末鍵Kt3で暗号化された情報がないため、(G
a',GKa')を得ることはできない。
【0042】このようにして、端末の抜けや加入などに
よりグループ構成に変化があった場合、グループ鍵を変
えて、図6に示す状態にすることができる。当然、どち
らか一方のグループ鍵のみを変えることもできる。
【0043】上記のように、本発明の第2の実施の形態
では、ダイナミックセキュアグループ移動通信方式を、
グループ構成が変わったグループのグループ鍵を変更す
る構成としたので、セキュリティを高めることができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、基地局と複数の端末からなり、複数の端末を複数
の仮想的なグループに分け、それぞれのグループに属す
る端末に同一のグループ暗号鍵を付し、グループ暗号鍵
で通信相手あるいは通信内容を暗号化して隠蔽し、複数
の無線周波数ゾーンを用いて通信を行なうダイナミック
セキュアグループ移動通信方式を、基地局に、端末の属
する無線周波数ゾーンを端末から通報を受けてグループ
暗号鍵を変更する手段と、変更したグループ暗号鍵を端
末に配送する手段とを設け、端末に、個々の端末を識別
する端末IDと端末それぞれに異なる端末固有の端末暗
号鍵とを格納した端末メモリと、端末の属する無線周波
数ゾーンを検出する手段と、無線周波数ゾーンを基地局
に通報する手段とを備えた構成としたので、異なった無
線周波数ゾーンにまたがったグループを構成する必要が
なくなって電波の有効利用ができ、移動した端末を隠蔽
する効果を維持することができ、無線ゾーン間に存在す
るグループを無くして基地局の通信量を少なくすること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の概念図、
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の端末装置の機能ブロ
ック図、
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の基地局装置の機能ブ
ロック図、
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の全体構成図、
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の端末異動後の全体構
成図、
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるダイナミッ
クセキュアグループ移動通信方式の全体構成図、
【図7】従来のグループ移動通信方式の概念図である。
【符号の説明】
1 基地局 2 基地局 3 管理局 4 端末 11 信号処理部 12 基地局メモリ 13 受信部 14 送信部 15 復号化部 16 暗号化部 17 グループ発生部 18 グループ鍵発生部 19 通信部 21 信号処理部 22 端末メモリ 23 受信部 24 送信部 25 ゾーン検出部 26 端末鍵発生部 27 復号化部 28 暗号化部 29 操作部 30 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J104 AA01 AA16 EA01 EA04 EA18 JA03 MA05 NA02 PA01 5K027 AA11 CC08 5K033 AA08 DA01 DA19 5K067 AA30 CC13 DD17 EE02 EE10 HH21 HH23 HH36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と複数の端末からなり、前記複数
    の端末を複数の仮想的なグループに分け、それぞれのグ
    ループに属する端末に同一のグループ暗号鍵を付し、前
    記グループ暗号鍵で通信相手あるいは通信内容を暗号化
    して隠蔽し、複数の無線周波数ゾーンを用いて通信を行
    なうダイナミックセキュアグループ移動通信方式におい
    て、前記基地局に、前記端末の属する無線周波数ゾーン
    の通報を前記端末から受けて前記端末のグループ暗号鍵
    を変更する手段と、変更したグループ暗号鍵を前記端末
    に配送する手段とを設け、前記端末に、個々の端末を識
    別する端末IDと前記端末それぞれに異なる端末固有の
    端末暗号鍵とを格納した端末メモリと、前記端末の属す
    る無線周波数ゾーンを検出する手段と、前記端末の属す
    る無線周波数ゾーンを前記基地局に通報する手段とを備
    えたことを特徴とするダイナミックセキュアグループ移
    動通信方式。
  2. 【請求項2】 1つの無線周波数ゾーンに複数の仮想的
    なグループを設けたことを特徴とする請求項1記載のダ
    イナミックセキュアグループ移動通信方式。
  3. 【請求項3】 前記基地局に、前記端末の属するグルー
    プが変更となる端末異動時に端末異動元グループのグル
    ープ暗号鍵と端末異動先グループのグループ暗号鍵の少
    なくとも一方を変更する手段を設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載のダイナミックセキュアグループ
    移動通信方式。
  4. 【請求項4】 前記基地局に、前記端末が前記無線周波
    数ゾーンを移動したときに前記基地局と該当端末のみし
    か知らない暗号鍵を使用して新しいグループ暗号鍵を暗
    号化して配送する手段を設け、前記端末に、前記基地局
    と該当端末のみしか知らない暗号鍵で情報を暗号化して
    前記基地局に通知する手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のダイナミックセキュアグ
    ループ移動通信方式。
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Cited By (3)

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