JP2000236338A - 無線通信方法及び無線通信装置 - Google Patents

無線通信方法及び無線通信装置

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JP2000236338A
JP2000236338A JP11036239A JP3623999A JP2000236338A JP 2000236338 A JP2000236338 A JP 2000236338A JP 11036239 A JP11036239 A JP 11036239A JP 3623999 A JP3623999 A JP 3623999A JP 2000236338 A JP2000236338 A JP 2000236338A
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JP
Japan
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time
transmission
packet
wireless communication
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JP11036239A
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English (en)
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Takashi Usui
隆志 臼居
Hisaki Hiraiwa
久樹 平岩
Takehiro Sugita
武弘 杉田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アイソクロナス転送モードと他のモードの転
送とを混在させた無線LANでの伝送が行えるようにす
る。 【解決手段】 ネットワーク内の各無線通信端末で送信
パケットがある際に、伝送チャンネルでキャリアセンス
を行い、所定時間キャリアを検出しないとき、送信を開
始すると共に、キャリア検出を行う所定時間として、ア
イソクロナス転送パケットを送信する際に判断する第1
の時間TIIFSと、アイソクロナス転送パケット以外のパ
ケットを送信する際に判断する第1の時間よりも長い第
2の時間T SIFSを設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末を無線
で接続する無線LANの通信システムに用いて好適な無
線通信方法及びその無線通信方法を適用した無線通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ装置などのデータ処理装置
の高機能化に伴い、複数のコンピュータ装置を接続して
LAN(Local Area Network)を構成し、ファイルやデ
ータの共有化を図ったり、電子メールや各種データの転
送を行うことが盛んに行われている。従来のLANは、
光ファイバケーブルや同軸ケーブル、或いはツイストペ
アケーブルを用いて、有線で各コンピュータ装置間を接
続していた。
【0003】ところが、このような有線によるLANで
は、配線作業が必要であり、手軽にLANを構築するこ
とが困難であると共に、コンピュータ装置間を接続する
ケーブルが邪魔である。そこで、従来の有線方式による
LANの配線からユーザを開放するシステムとして、無
線LANが注目されている。
【0004】この場合、コンピュータ装置間などで伝送
されるデータは、比較的伝送レートの高いデータであ
り、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplex :直交周波数分割多重)方式やCDMA(Co
de Division Multiple Accsess:符号分割多元接続)方
式などの効率の良い伝送方式でデータ伝送を行うことが
提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、無線LAN
を構成した場合には、そのLAN内の複数台の無線伝送
装置での送信が重ならないように制御する必要がある。
複数の無線伝送装置からの送信が同時に行われた場合に
は、伝送されるデータの受信が正しく出来なくなる可能
性が高く、伝送エラーが発生してしまう。このため、例
えば無線LANの中の1台の無線伝送装置を制御局とし
て、この無線LANの中の他の無線伝送装置(端末局)
からの送信を、この制御局からのポーリング制御で、順
番に行うようにすることが必要である。
【0006】ところが、システム内の各端末局からの送
信を、ポーリング制御で順番に制御する構成にすると、
システムを構成する端末局の数が多い場合、1台毎の端
末局から送信できる機会が少なくなり、大容量のデータ
のリアルタイム伝送ができなくなってしまう。
【0007】具体的には、例えば有線でLANを組む場
合には、IEEE1394インターフェース方式でアシ
ンクロナス転送モード(非同期転送モード)とアイソク
ロナス転送モード(同期転送モード)とが規定されて、
電子メールデータのようにリアルタイム性を必要としな
いパケットデータの伝送には、アシンクロナス転送モー
ドが使用され、動画像データや音声データのようなリア
ルタイム性を必要とするパケットデータの伝送には、ア
イソクロナス転送モードが使用され、それぞれのモード
のデータ伝送が両立できる構成としてある。
【0008】ところが、従来の無線LANでは、LAN
内のトラフィックが低いことを前提としてシステムが組
んであり、アシンクロナス転送モードとアイソクロナス
転送モードとを、同じ帯域で混在させた伝送は困難であ
った。即ち、例えば用意された伝送チャンネル内を複数
のタイムスロットに時分割して、そのタイムスロット毎
にアシンクロナス転送モード用のスロットと、アイソク
ロナス転送モード用のスロットとに分けて、それぞれの
スロット毎にモードに対応した制御処理を行えば、両モ
ードでの転送を行うことは可能であるが、このようにス
ロット毎に異なる処理を行うようにすると、アイソクロ
ナス転送モードで伝送できる容量が限られ問題がある
が、1つのスロットで両モードの転送を混在させること
は、制御処理を複雑化してしまい、好ましくなかった。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、アイソクロナス
転送モードと他のモードの転送とを混在させた無線LA
Nでの伝送が行えるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信方法
は、ネットワーク内の各無線通信端末で送信パケットが
ある際に、伝送チャンネルでキャリアセンスを行い、所
定時間キャリアを検出しないとき、送信を開始すると共
に、キャリア検出を行う所定時間として、アイソクロナ
ス転送パケットを送信する際に判断する第1の時間と、
アイソクロナス転送パケット以外のパケットを送信する
際に判断する第1の時間よりも長い第2の時間を設定し
たものである。
【0011】この無線通信方法によると、アイソクロナ
ス転送パケットの無線送信が用意された伝送チャンネル
で優先的に行われ、1つの伝送チャンネルで、アシンク
ロナス転送パケットなどの他の送信と混在させることが
可能になる。
【0012】また本発明の無線通信装置は、キャリア検
出手段でキャリアが検出されなくなった時間を判断する
と共に、その判断した時間が第1の時間であるとき、ア
イソクロナス転送パケットの送信を許可し、判断した時
間が第1の時間よりも長い第2の時間であるとき、アイ
ソクロナス転送パケット以外のパケットの送信を許可す
る制御手段を備えたものである。
【0013】この無線通信装置によると、アイソクロナ
ス転送パケットの送信が、他のモードのパケットの送信
よりも優先的に行われる無線通信装置が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を添
付図面を参照して説明する。
【0015】図1は、この発明が適用された無線LAN
システムの概要を示すものである。この発明が適用され
た無線LANシステムは、複数の無線通信端末101
A,101B,‥‥と、無線通信制御端末102とから
なる。無線通信端末101A,101B,‥‥は、コン
ピュータ等のデータ端末103A,103B,‥‥に、
無線通信ユニット104A,104B,‥‥を接続して
構成される。無線通信制御端末102は、データ端末1
06に、無線通信ユニット105を接続して構成され
る。複数の無線通信端末101A,101B,‥‥間で
データ通信が行われ、無線通信制御端末102により、
各無線通信端末101A,101B,‥‥間でのデータ
通信が制御される。なお、無線通信制御端末102は、
無線通信ユニット105だけでも構成できる。
【0016】無線通信端末101A,101B,‥‥側
の各無線通信ユニット104A,104B,‥‥は、夫
々、通信部111A,111B,‥‥、受信112A,
112B,‥‥、制御部113A,113B,‥‥から
なる。送信部111A,111B,‥‥、受信部112
A,112B,‥‥は、OFDM(Orthogonal Frequen
cy Division Multiplex :直交周波数分割多重)方式に
より無線でデータ通信を行える構成とされている。
【0017】無線通信制御端末102側の無線通信ユニ
ット105は、送信部115、受信部116、制御部1
17とからなる。送信部115、受信部116は、OF
DM方式により無線でデータ通信を行える構成とされて
いる。また、この無線通信制御端末102側の無線通信
ユニット105には、無線通信端末のデータ通信の割り
当て時間に関する資源情報を格納するための資源情報格
納部118が設けられている。
【0018】このシステムでは、データ通信がOFDM
方式で行われる。そして、例えばOFDMの14745
5シンボル(4m秒に相当する)を1フレームとし、こ
のフレーム内で時分割多重によりデータが送られる。
【0019】1フレームの先頭には、無線通信制御端末
102の無線通信ユニット105から、同期獲得用のM
系列の符号が送信される。この同期獲得用のM系列の符
号は、各無線通信端末101A,101B,‥‥の無線
通信ユニット104A,104B,‥‥で受信され、こ
の受信タイミングを基準としてフレーム周期が判断され
て、データの送受信のタイミングが設定される。
【0020】無線通信端末101A,101B,‥‥で
非同期データのデータ通信要求、即ちアシンクロナス転
送モードのパケットのデータ通信要求がある場合には、
無線通信端末101A,101B,‥‥の無線通信ユニ
ット104A,104B,‥‥から無線通信制御端末1
02の無線通信ユニット105に送信要求が送られる。
無線通信制御端末102の無線通信ユニット105で
は、この送信要求と資源情報とに基づいて各無線通信端
末101A,101B,‥‥の送信割り当て時間が決定
され、この送信割り当て時間を含む制御情報が無線通信
制御端末102の無線通信ユニット105から各無線通
信端末101A,101B,‥‥の無線通信ユニット1
04A,104B,‥‥に送られる。各無線通信端末1
01A,101Bの無線通信ユニット104A,104
Bで、この送信割り当て時間に従って、データの送受信
が行われる。このとき、データの送受信のタイミング
は、1フレームの先頭に送られてくる周期獲得用のM系
列を基準にして行われる。
【0021】また、無線通信端末101A,101B,
‥‥で等時データのデータ通信要求、即ちアイソクロナ
ス転送モードのパケットのデータ通信要求がある場合に
は、後述するキャリアセンスを行って、このモード用に
設定された期間しきい値以上のキャリアを検出しないと
き(即ち用意されたチャンネルでデータ伝送が行われて
ないと判断したとき)、データの送信を行う構成として
ある。このキャリアセンスのための検出は、各無線通信
端末101A,101B,‥‥の受信部112A,11
2B,‥‥で行い、その検出されたデータに基づいた判
断を、制御部113A,113B,‥‥が行う。なお、
アシンクロナス転送パケットの送信時などの他のモード
のパケットの送信時にも、このキャリアセンスは実行す
るようにしてあり、それぞれのモードでのキャリアセン
スに基づいた送信処理の詳細については後述する。
【0022】図2は、無線通信制御端末102側の無線
通信ユニット105の構成を示すものである。図2にお
いて、11は通信コントローラであり、この通信コント
ローラ11を介して、データ端末とのデータのやり取り
が行われる。
【0023】通信コントローラ11からの送信データ
は、DQPSK(Differencially Encoded Quadrature
Phase Shift Keying)変調回路12に供給される。DQ
PSK変調回路12により、送信データがDQPSKで
変調される。
【0024】DQPSK変調回路12の出力がシリアル
/パラレル変換回路13に供給される。シリアル/パラ
レル変換回路13で、シリアルデータがパラレルデータ
ニ変換される。シリアル/パラレル変換回路13の出力
がIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)回路1
4に供給される。IFFT回路14により、送信データ
が周波数領域のデータにマッピングされ、これが逆フー
リエ変換され、時間領域のデータに変換される。IFF
T回路14の出力がパラレル/シリアル変換回路15に
供給される。
【0025】シリアル/パラレル変換回路13、IFF
T回路14、パラレル/シリアル変換回路15は、OF
DM方式によりマルチキャリアの信号に変換するもので
ある。OFDM方式は、周波数間隔をf0 として各キャ
リアを直交させて符号間干渉がないようにした複数のサ
ブキャリアを使用して、各サブキャリアに低ビットレー
トの信号を割り当て、全体として高いビットレートを得
られるようにしたものである。
【0026】図3は、OFDM方式の伝送波形のスペク
トラムを示すものである。図3に示すように、OFDM
方式では、互いに直交する周波数間隔f0 のサブキャリ
アを使って、信号が伝送される。
【0027】OFDMでは、信号の生成は、送信信号を
周波数領域にマッピングし、逆FFTにより周波数領域
から時間領域に変換することにより行われる。復号は、
逆に、f0 間隔毎に受信した波形を取り込み、FFTに
より、時間領域の信号を周波数領域の信号に変換するこ
とにより行われる。
【0028】この例では、図4に示すように、シリアル
/パラレル変換回路13により、DQPSK変換回路1
2の出力の51サンプルがパラレルデータに変換され、
周波数領域にマッピングされる。このシリアル/パラレ
ル変換回路13の出力は、IFFT回路14により時間
領域のデータに変換され、IFFT回路14からは、6
4サンプルの有効シンボルが出力される。この64サン
プルの有効シンボルに対して、8シンボルのガードイン
ターバルが付加される。
【0029】したがって、この例では、図5に示すよう
に、1シンボルは、64サンプルの有効シンボルと、8
サンプルのガードインターバルの72サンプルからな
る。シンボル周期Tsymbolは、例えば(Tsymbol=1.
953μ秒)であり、サンプル周期Tsampleは、例えば
(Tsample=27.127n秒)であり、サンプル周波
数fsampleは、例えば(fsample=36.864MH
z)である。
【0030】OFDM方式は、複数のサブキャリアに分
散してデータを送信しているので、1シンボル当たりの
時間が長くなる。そして、時間軸でガードインターバル
を設けているため、ジッタに対する影響やマルチパスに
対する影響を受け難いという特徴がある。なお、ガード
インターバルは、有効シンボル長の1〜2割り程度に選
ばれている。
【0031】つまり、OFDM方式では、復調時にFF
Tの際に連続する受信信号の中から有効シンボル長を切
り出して、FFTを行う必要がある。ジッタ等によりこ
のように有効シンボルを切り出す際に誤差があったとし
ても、ガードインターバルが存在するため、周波数成分
は変化せず、位相差のみが生じる。このため、信号中に
既知パターンを挿入して位相補正を行うか、差動符号化
を用いて位相差を打ち消すことにより復調が可能であ
る。通常のQPSK変調のみの場合、各ビット毎にタイ
ミングを合わせる必要があるが、OFDM方式の場合、
数ビットずれても感度が数dB劣化するのみで、復調が
可能である。
【0032】図2において、パラレル/シリアル変換回
路15の出力がスイッチ回路16の端子16Aに供給さ
れる。スイッチ回路16の端子16Bには、M系列(Ma
ximum Length Code )発生回路31の出力が供給され
る。
【0033】スイッチ回路16の出力が周波数変換回路
17に供給される。周波数変換回路17には、PLLシ
ンセサイザ18から局部発振信号が供給される。周波数
変換回路17により、送信信号が所定の周波数に変換さ
れる。送信周波数としては、例えば、準マイクロ波帯の
2.4GHz,5.7GHz,19GHz帯等を用いる
ことが考えられる。
【0034】周波数変換回路17の出力がパワーアンプ
19に供給される。パワーアンプ19で、送信信号が電
力増幅される。パワーアンプ19の出力がスイッチ回路
20の端子20Aに供給される。スイッチ回路20は、
送信時の受信時とにより切り換えられるもので、データ
送信時には、スイッチ回路20は、端子20A側に切り
換えられる。スイッチ回路20の出力がアンテナ21に
供給される。
【0035】アンテナ21からの受信信号は、スイッチ
回路20に供給される。データ受信時には、スイッチ回
路20は、端子20B側に切り換えられる。スイッチ回
路20の出力は、LNA(Low Noise Amplifier )22
を介して増幅された後、周波数変換回路23に供給され
る。
【0036】周波数変換回路23には、PLLシンセサ
イザ18から局部発振信号が供給される。周波数変換回
路23により、受信信号が中間周波数信号に変換され
る。
【0037】周波数変換回路23の出力がシリアル/パ
ラレル変換回路24に供給される。このシリアル/パラ
レル変換回路24の出力がFFT回路25に供給され
る。FFT回路25の出力がパラレル/シリアル変換回
路26に供給される。
【0038】シリアル/パラレル変換回路24、FFT
回路25、パラレル/シリアル変換回路26は、OFD
M方式の復号を行うものである。つまり、シリアル/パ
ラレル変換回路24で、有効データが切り出され、受信
波形がf0 間隔毎に取り込まれて、パラレルデータに変
換される。このシリアル/パラレル変換回路24の出力
はFFT回路25に供給され、FFT回路25で、時間
領域の信号が周波数領域の信号に変換される。このよう
に、f0 間隔毎にサンプリングした波形をFFTするこ
とにより、OFDM方式の復号が行われる。
【0039】パラレル/シリアル変換回路26の出力が
DQPSK復調回路27に供給される。DQPSK復調
回路27で、DQPSKの復調処理が行われる。DQP
SK復調回路27の出力が通信コントローラ11に供給
される。通信コントローラ11の出力から受信データが
出力される。
【0040】全体の動作は、コントローラ28により制
御される。データの送信及びデータの受信は、コントロ
ーラ28からの指令に基づいて、通信コントローラ11
により制御される。
【0041】このシステムは、1フレームを単位として
TDMA方式でデータを送るようにし、1フレームの先
頭の1シンボルには、周期獲得用のM系列の符号を送る
ようにしている。このような制御を実現するために、無
線通信制御端末102の無線通信ユニット105には、
M系列発生回路31と、資源情報メモリ30と、タイマ
29とが設けられる。1フレームの先頭のシンボルのタ
イミングで、スイッチ回路16が端子16B側に切り換
えられる。これにより、フレーム先頭のタイミングで、
1シンボルのM系列が送信される。
【0042】各無線通信端末101A,101B,‥‥
の無線通信ユニット104A,104B,‥‥からアシ
ンクロナス転送パケットなどの送信要求が送られると、
この送信要求がアンテナ21で受信され、FFT回路2
5でOFDMの復調が行われ、DQPSK復調回路27
でDQPSKの復調が行われて、通信コントローラ11
に供給される。そして、復調された受信データは、通信
コントローラ11からコントローラ28に送られる。
【0043】コントローラ28には、資源情報メモリ3
0が設けられている。この資源情報メモリ30には、1
フレームで送られる各無線通信端末101A,101
B,‥‥の割り当て時間に関する資源情報が格納され
る。コントローラ28で、受信された送信要求と通信資
源残料とに基づいて、各無線通信端末101A,101
B,‥‥の送信割り当て時間が決定される。この送信割
り当てのための制御情報は、コントローラ28から通信
コントローラ11に送られる。そして、通信コントロー
ラ11からのデータは、DQPSK変調回路12でDQ
PSK変調され、IFFT回路14でOFDMによる変
換が行われ、アンテナ21から各無線通信端末101
A,101Bの無線通信ユニット104A,104Bに
向けて送られる。
【0044】図6は、無線通信端末101A,101
B,‥‥の無線通信ユニット104A,104B,‥‥
の構成を示すものである。図6において、送信データ
は、通信コントローラ51を介して入力される。通信コ
ントローラ51からの送信データは、DQPSK変調回
路52に供給される。DQPSK変調回路52により、
送信データがDQPSKで変調される。
【0045】DQPSK変調回路52の出力がシリアル
/パラレル変換回路53に供給される。シリアル/パラ
レル変換回路53で、シリアルデータがパラレルデータ
に変換される。シリアル/パラレル変換回路53の出力
がIFFT回路54に供給される。IFFT回路54に
より、送信データが周波数領域のデータにマッピングさ
れ、これが逆フーリエ変換され、時間領域のデータに変
換される。IFFT回路54の出力がパラレル/シリア
ル変換回路55に供給される。シリアル/パラレル変換
回路53、IFFT回路54、パラレル/シリアル変換
回路55は、OFDM方式によりマルチキャリアの信号
に変換するものである。
【0046】パラレル/シリアル変換回路55の出力が
周波数変換回路57に供給される。周波数変換回路57
には、PLLシンセサイザ58から局部発振信号が供給
される。周波数変換回路57により、送信信号が所定の
周波数に変換される。
【0047】周波数変換回路57の出力がパワーアンプ
59に供給される。パワーアンプ59で、送信信号が電
力増幅される。パワーアンプ59の出力がスイッチ回路
60の端子60Aに供給される。データ送信時には、ス
イッチ回路60は、端子60A側に切り換えられる。ス
イッチ回路60の出力がアンテナ61に供給される。
【0048】アンテナ61からの受信信号は、スイッチ
回路60に供給される。データ受信時には、スイッチ回
路60は、端子60B側に切り換えられる。スイッチ回
路60の出力は、LAN62を介して増幅された後、周
波数変換回路63に供給される。
【0049】周波数変換回路63には、PLLシンセサ
イザ68から局部発振信号が供給される。周波数変換回
路63により、受信信号が中間周波数信号に変換され
る。
【0050】周波数変換回路63の出力がシリアル/パ
ラレル変換回路64に供給されると共に、相関検出回路
71に供給される。
【0051】シリアル/パラレル変換回路64の出力が
FFT回路65に供給される。FFT回路65の出力が
パラレル/シリアル変換回路66に供給される。シリア
ル/パラレル変換回路64、FFT回路65、パラレル
/シリアル変換回路66は、OFDM方式の復調を行う
ものである。
【0052】パラレル/シリアル変換回路66の出力が
DQPSK復調回路67に供給される。DQPSK復調
回路67で、DQPSKの復調処理が行われる。DQP
SK復調回路67の出力が通信コントローラ51に供給
される。通信コントローラ51の出力から受信データが
出力される。
【0053】全体の動作は、コントローラ68により制
御される。データの送信及びデータの受信は、コントロ
ーラ68からの指令に基づいて、通信コントローラ51
により制御される。
【0054】このシステムでは、1フレームを単位とし
てTDMA方式でデータを送るようにし、1フレームの
先頭の1シンボルには、無線通信制御端末102の無線
通信ユニット105から同期獲得用のM系列の符号が送
られてくる。このような制御を実現するために、無線通
信ユニット104A,104B,‥‥には、相関検出回
路71と、タイマ72とが設けられる。フレームの先頭
のタイミングで、無線通信制御端末102の無線通信ユ
ニット105から送られてくるM系列がアンテナ61で
受信され、相関検出回路71に送られる。送信検出回路
71は、受信された符号と予め設定されている符号との
相関を検出しており、相関が強いと判断されると、相関
検出信号が出力される。この相関検出回路71の出力が
タイマ72に送られる。タイマ72の時間は、この相関
検出回路71からの相関検出信号に基づいて設定され
る。
【0055】非同期パケットとして送りたいデータがあ
る場合には、コントローラ68からの指令により、通信
コントローラ51から送信要求が送られる。この送信要
求は、DQPSK変調回路52でDQPSK変調され、
IFFT回路54でOFDMによる変換が行われ、アン
テナ61から、無線通信制御端末102に向けて送られ
る。この送信要求は、無線通信制御端末102で受信さ
れ、無線通信制御端末102からは、送信割り当て時間
を含む制御情報が返される。
【0056】この制御情報は、アンテナ61で受信さ
れ、FFT回路65でOFDMの復調が行われ、DQP
SK復調回路67でDQPSKの復調が行われて、通信
コントローラ51に供給される。そして、復調された信
号データは、通信コントローラ51からコントローラ6
8に送られる。
【0057】この制御情報には、送信時間に関する情報
が含まれている。これらの時間は、タイマ72の時間を
基準にして設定される。タイマ72は、相関検出回路7
1の出力により、無線通信制御端末から送られてきたM
系列のタイミングにより設定されている。
【0058】タイマ72により、送信開始時間になった
と判断されると、コントローラ68からの指令により、
通信コントローラ51から送信データが出力され、この
送信データは、DQPSK変換回路52でDQPSK変
調され、IFFT回路54でOFDMによる変換が行わ
れ、アンテナ61から出力される。また、タイマ72に
より受信時間になったと判断されると、コントローラ6
8からの指令により、FFT回路65により受信データ
の復調処理が行われる。
【0059】このように、このシステムでは、データを
OFDMによりマルチキャリアを使って伝送している。
OFDM波は、前述したように、ジッタに強く、数サン
プルずれていても復調は可能である。しかしながら、そ
れ以上ずれて、2シンボルに跨がってしまうと復調がで
きない。したがって、ある程度のタイミング設定を行う
必要がある。そこで、このシステムでは、例えば147
455シンボル(4m秒)を1フレームとし、このフレ
ーム内でTDMA方式でデータを送るようにし、各フレ
ームの先頭の1シンボルには、M系列を配置し、このM
系列を利用して、復調タイミングを設定するようにして
いる。
【0060】受信したOFDM波に対して受信クロック
が6.8ppmずれを持っていると、4m秒の1フレー
ムの間に、27.2n秒の時間差が蓄積する。これは、
36.864MHzのサンプリングレートに相当する。
したがって、6.8ppm程度の精度を持つクロックを
用意すれば、確実に復調できることになる。
【0061】なお、同期用のシンボルとしては、M系列
の他に、周期の等しい2種類のM系列を用意し、これら
を加算して得られる符号系列であるゴールド(Gol
d)符号や、バーカー符号、嵩符号等を用いることが可
能である。
【0062】図7は、1フレームの構成を示すものであ
る。図7に示すように、1フレームは、制御データ伝送
区間と、情報データ伝送区間とに分けられる。制御デー
タ伝送区間は、非同期でデータ送信が行われ、情報伝送
区間では、アイソクロナス転送モード又はアシンクロナ
ス転送モードでデータ通信が行われる。但し、1フレー
ムの情報伝送区間でのアイソクロナス転送モードのパケ
ットで伝送できる最大のデータ量には制限を決めてあ
り、アイソクロナス転送モードのパケットが送信される
フレーム期間に、ある程度の非同期パケットの送信も行
えるようにして、両モードの送信が同一フレーム内で混
在できるようにしてある。この場合、後述するキャリア
センス期間の設定により、送信されるパケットの転送モ
ードにより優先順位を決めてある。また、各フレームの
情報伝送区間は、短い時間毎にスロットに分割してあ
る。例えば、5GHz帯を使用した伝送チャンネルで
は、1スロットを1OFDMシンボル長に相当する6μ
秒間に設定してあり、各フレームの情報伝送区間が6μ
秒毎のスロットに区切られている。
【0063】ここでアシンクロナス転送モードでデータ
通信を行う例について説明すると、例えば、図1におけ
る無線通信端末101Aと無線通信端末101Bとの間
でデータ通信を行うとする。この場合、図8にシーケン
ス図で示すような処理が行われ、1フレーム内では、図
9に示すようにして、TDMAによりデータ通信が行わ
れる。
【0064】図8に示すように、先ず、1フレームの先
頭の1シンボルでは、無線通信制御端末102の無線通
信ユニット105から各無線通信端末101A,101
Bの無線通信端末104A,104B,‥‥にM系列が
送られる。このM系列は、無線通信端末101A及び1
01Bの無線通信ユニット104A及び104Bで受信
され、このM系列により、タイマ72が設定される。
【0065】次に、時点t1 で、無線通信制御端末10
2の通信ユニット105により、無線通信端末101
A,101B,‥‥が呼び出される。無線通信端末10
1A,101B,‥‥の通信ユニット1014A,10
4B,‥‥は、呼び出しを受けると、時点t2 及びt3
で、この呼び出しに対してアクノリッジ信号を返す。こ
のとき、送信要求がある場合には、このアクノリッジ信
号に、送信要求が含められる。ここで、例えば、無線通
信端末101Aは無線通信端末101Bにデータを送る
というデータ転送要求があり、無線通信端末104Bは
無線通信端末104Bにデータを送るというデータ転送
要求があったとする。
【0066】無線通信制御端末102の無線通信ユニッ
ト105で、この送信要求に基づいて、送信割り当て時
間が決められる。ここで、無線通信制御端末102の無
線通信ユニット105は、無線通信端末101Aから無
線通信端末101Bへのデータ転送を時点t5 から開始
し、無線通信端末101Bから無線通信端末102Aへ
のデータ転送を時点t6 から開始するように決めたとす
る。
【0067】時点t4 で、この送信割り当て時間を含む
制御信号が無線通信制御端末102の通信ユニット10
5から無線通信端末101A,101B,‥‥の無線通
信ユニット104A,104B,‥‥に送られる。
【0068】M系列を受信して設定されたタイマ72を
基準として時点t5 に達すると、無線通信端末101A
から無線通信端末101Bへのデータ転送が開始され
る。そして、タイマ72を基準として時点t6 に達する
と、無線通信端末104Bから無線通信端末104Bへ
のデータ転送が開始される。
【0069】以上のような動作を1フレーム内の時間で
示すと、図9に示すようになる。図9に示すように、1
フレーム内では時分割でデータがやり取りされる。即
ち、各フレームの先頭でM系列が送られてフレーム同期
がとられた後、所定の時点t1で各無線通信端末101
A,101B,‥‥が呼び出され、時点t2 及びt3
この呼び出しに対するアクノリッジ信号が返され、時点
4 で送信割り当て時間を含む制御信号が送られ、t5
から無線通信端末101Aから無線通信端末101Bへ
のデータ転送が開始され、時点t6 から無線通信端末1
04Bから無線通信端末104Bへのデータ転送が開始
される。
【0070】このように、このシステムでは、OFDM
方式を用いているため、高速のデータレートを実現する
ことが可能である。そして、1フレームを単位としてT
DMAによりデータ通信を行い、1フレームの先頭でM
系列を送り、このM系列を基準にして、送受信タイミン
グを設定するようにしている。
【0071】各無線通信端末101A,101B,‥‥
には、無線通信制御端末102からの制御情報によっ
て、送信及び受信時間が指示されている。そして、1フ
レームの先頭のM系列を基準にして送受信タイミングが
設定されるため、各無線通信端末101A,101B,
‥‥のタイマ72は等しく設定される。このため、受信
時には、この時間情報を利用して、フレーム内の必要な
シンボルのみ復調してデータを再生することができる。
しかも、複数の無線通信端末101A,101B,‥‥
から同一フレーム内にデータが多重され、ジッタがある
場合でも、同じ復調タイミングで復調することができ
る。したがって、同時に複数の無線通信端末101A,
101B,‥‥から到来する信号を夫々受信して、デー
タをやり取りすることができる。
【0072】次に、各無線通信端末101A,101
B,‥‥でパケットデータの送信を開始する際に必要な
キャリアセンスの処理について説明する。即ち、既に説
明したように、各無線通信端末101A,101B,‥
‥や無線通信制御端末102からパケットデータを送信
する際には、使用する伝送チャンネルで伝送信号のキャ
リア(ここではOFDM波のキャリア)を検出するキャ
リアセンス処理を行って、それぞれのモード毎に決めら
れた時間の間しきい値以上の受信レベルのキャリアを検
出しないとき、そのチャンネルでデータの伝送がない状
態であると判断して、用意されたパケットデータの送信
を開始するようにしてある。
【0073】ここで本例の場合に用意されたキャリア検
出期間としては、次の表1に示すように、〔SIF
S〕,〔PIFS〕,〔DIFS〕,〔IIFS〕の4
種類のキャリア検出期間を用意する。
【0074】
【表1】
【0075】各キャリア検出期間について説明すると、
〔SIFS〕(Short Inter-frameSpace を略したも
の)は、無線通信制御端末102からポーリングの送信
があったときに、そのポーリングのパケットが送信され
た後に、ポーリングで指定された端末から返送するアク
ノリッジ信号(ACK信号)のパケットを送信する際に
判断する期間である。即ち、各端末101A,101
B,‥‥で自局を指定するポーリングの送信を検出した
とき、そのポーリングのパケットが終了して、検出され
るキャリアのレベルがしきい値以下となることが、〔S
IFS〕で規定した時間連続したとき、そのチャンネル
がアクノリッジ信号を送信するために空いていると判断
して、アクノリッジ信号のパケットの送信を開始する。
この〔SIFS〕で規定した時間連続してキャリアのレ
ベルがしきい値以下になることが検出されないときは、
検出されるまで送信を待機する。
【0076】〔PIFS〕(Point Inter-frame Space
を略したもの)は、各端末101A,101B,‥‥又
は無線通信制御端末102で、ポーリングを使用したパ
ケットを送信する際に判断する期間である。即ち、各端
末101A,101B,‥‥又は無線通信制御端末10
2でポーリングによる非同期パケットを送信するタイミ
ングになると、検出されるキャリアのレベルがしきい値
以下となることが、〔PIFS〕で規定した時間連続し
たとき、そのチャンネルがポーリングを行うために空い
ていると判断して、ポーリングによるパケットの送信を
開始する。この〔PIFS〕で規定した時間連続してキ
ャリアのレベルがしきい値以下になることが検出されな
いときは、検出されるまでポーリングによるパケットの
送信を待機する。
【0077】〔DIFS〕(Distributed Inter-frame
Space を略したもの)は、各端末101A,101B,
‥‥又は無線通信制御端末102でポーリングを使用し
ない非同期パケットの送信がある際に判断する期間であ
る。即ち、各端末でポーリングを使用しない非同期パケ
ットの送信がある際には、検出されるキャリアのレベル
がしきい値以下となることが、〔DIFS〕で規定した
時間連続したとき、そのチャンネルが非同期パケット送
信用に空いていると判断して、用意された非同期パケッ
トの送信を開始する。この〔DIFS〕で規定した時間
連続してキャリアのレベルがしきい値以下になることが
検出されないときは、検出されるまで該当するパケット
の送信を待機する。
【0078】〔IIFS〕(Isochronous Inter-frame
Space を略したもの)は、各端末101A,101B,
‥‥又は無線通信制御端末102で等時データとしてリ
アルタイム伝送する必要があるデータの送信時に判断す
る期間である。即ち、各端末でアイソクロナス転送モー
ドで送信するパケットがある際には、検出されるキャリ
アのレベルがしきい値以下となることが、〔IIFS〕
で規定した時間連続したとき、そのチャンネルがアイソ
クロナス転送パケット送信用に空いていると判断して、
用意されたアイソクロナス転送パケットの送信を開始す
る。この〔IIFS〕で規定した時間連続してキャリア
のレベルがしきい値以下になることが検出されないとき
は、検出されるまで該当するパケットの送信を待機す
る。
【0079】例えば図10に示すように、この無線LA
Nシステムで使用される伝送チャンネルで、いずれかの
端末からパケット信号S1の送信があり、同じフレーム
内で別の端末からアイソクロナス転送パケットS2の送
信を開始したいとき、信号S1の伝送が終了して、キャ
リアのレベルがしきい値以下となる期間が、〔IIF
S〕として予め決められた期間TIIFSになったことを検
出したとき、その端末からアイソクロナス転送パケット
S2の送信を開始する。
【0080】それぞれのキャリア検出期間〔SIF
S〕,〔PIFS〕,〔DIFS〕,〔IIFS〕は、
数μ秒から数10μ秒程度の比較的短い期間であり、各
期間の間には、次に説明する関係がある。ここでは〔例
1〕,〔例2〕,〔例3〕の3つの例を示す。
【0081】〔例1〕図11に示すように、アイソクロ
ナス転送パケット送信時に判断する期間〔IIFS〕の
長さTIIFSと、ポーリングに対するアクノリッジ信号送
信時に判断する期間〔SIFS〕の長さTSIFSとの関係
として、 TIIFS<TSIFS となるようにする。具体的には、例えば5GHz帯を伝
送チャンネルとして使用した場合に、TIIFSとして10
μ秒とし、TSIFSとして13μ秒とする。また、他のキ
ャリア検出期間〔PIFS〕,〔DIFS〕の長さは、
例えばこれらの期間よりも長い期間に設定する。
【0082】従って、図11に示すように、例えば何ら
かのパケットS11の送信後に、アイソクロナス転送パ
ケットS12を送信したい端末と、アクノリッジ信号の
パケットS13を送信したい端末が、同一の無線LAN
システム内に存在していた場合には、図11に示すよう
に、パケットS11の送信終了から期間TIIFSが経過し
た後に、アイソクロナス転送パケットS12が送信さ
れ、そのパケットS12の送信終了から期間TSIFSが経
過した後に、アクノリッジ信号のパケットS13が送信
される。
【0083】この〔例1〕に示すように設定して、無線
LANシステム内で送信を行うことで、各フレーム内で
のデータ伝送としては、アイソクロナス転送パケット
が、他のパケットよりも優先的に送信されることにな
り、アイソクロナス転送モードの伝送と、アシンクロナ
ス転送モードの伝送とを、同一チャンネルの同一区間内
に混在させた場合であっても、リアルタイム性を必要と
するアイソクロナス転送モードのパケットの伝送が最も
優先されて、リアルタイム性を確保することができる。
従って、無線LANシステムを使用して、動画像データ
などの大容量データをリアルタイムで無線伝送すること
が可能になる。
【0084】〔例2〕図12に示すように、アイソクロ
ナス転送パケット送信時に判断する期間〔IIFS〕の
長さTIIFSと、ポーリングに対するアクノリッジ信号送
信時に判断する期間〔SIFS〕の長さTSIFSと、ポー
リングによるパケットを送信する際に判断する期間〔P
IFS〕の長さTPIFSとの関係として、 TSIFS<TIIFS<TPIFS となるようにする。具体的には、例えば5GHz帯を伝
送チャンネルとして使用した場合に、TSIFSとして13
μ秒とし、TIIFSとして15μ秒とし、TSIFSとして1
9μ秒とする。また、他のキャリア検出期間〔DIF
S〕の長さは、例えばこれらの期間よりも長い期間に設
定する。
【0085】従って、図12に示すように、例えば何ら
かのパケットS21の送信後に、アクノリッジ信号のパ
ケットS22を送信したい端末と、アイソクロナス転送
パケットS23を送信したい端末と、ポーリングによる
パケットS24を送信したい端末とが、同一の無線LA
Nシステム内に存在していた場合には、図12に示すよ
うに、パケットS21の送信終了から期間TSIFSが経過
した後に、アクノリッジ信号のパケットS22が送信さ
れ、そのパケットS22の送信終了から期間T IIFSが経
過した後に、アイソクロナス転送パケットS23が送信
され、そのパケットS23の送信終了から期間TPIFS
経過した後に、ポーリングによるパケットS24が送信
される。
【0086】この〔例2〕に示すように設定して、無線
LANシステム内で送信を行うことで、各フレーム内で
のデータ伝送としては、比較的データ量が少なく短時間
に伝送される信号であるアクノリッジ信号を最優先で送
信させるようにして、そのアクノリッジ信号の次の優先
度で、アイソクロナス転送パケットを送信させ、他のパ
ケットをそれより低い優先度で送信させることで、アイ
ソクロナス転送モードの伝送と、アシンクロナス転送モ
ードの伝送とを、同一チャンネルの同一区間内に混在さ
せた場合に、アイソクロナス転送パケットの送信が待機
される時間を最低限に抑えてリアルタイム性を確保した
上で、ネットワーク内でのアクノリッジ信号の伝送につ
いては迅速に伝送されるようにしてあるので、無線通信
制御端末側で制御状態を良好に把握することができ、無
線通信制御端末による無線LANの制御が良好に行え
る。
【0087】〔例3〕図13に示すように、アイソクロ
ナス転送パケット送信時に判断する期間〔IIFS〕の
長さTIIFSと、ポーリングによるパケットを送信する際
に判断する期間〔PIFS〕の長さTPIFSとの関係とし
て、 TIIFS=TPIFS となるようにする。具体的には、例えば5GHz帯を伝
送チャンネルとして使用した場合に、TIIFS及びTSIFS
として19μ秒とする。また、他のキャリア検出期間の
長さは、例えばこれらの期間よりも長い期間に設定す
る。
【0088】従って、図13に示すように、例えば何ら
かのパケットS31の送信後に、アイソクロナス転送パ
ケットS32を送信したい端末と、ポーリングによるパ
ケットS33を送信したい端末とが、同一の無線LAN
システム内に存在していた場合には、図13に示すよう
に、端末側で送信の用意が出来た順に各パケットS3
2,S33が送信される。このため、場合によってはパ
ケットS33,S32の順で送信される場合もある。
【0089】この〔例3〕に示すように設定して、無線
LANシステム内で送信を行うことで、各フレーム内で
のデータ伝送としては、アイソクロナス転送パケットと
ポーリングによるパケットの送信とが、同様の優先度と
なる。このように優先度を設定することで、例えば無線
LANシステム内でのデータ伝送頻度であるトラフィッ
クが比較的少ない場合には、それぞれのモードのパケッ
トの伝送要求があるとき、それぞれのデータがネットワ
ーク内で迅速に伝送されることになり、アイソクロナス
転送モードとアシンクロナス転送モードとを混在させた
場合においても、それぞれのモードのデータ伝送を良好
に行うことが可能になる。
【0090】なお、上述した実施の形態では、アイソク
ロナス転送パケット送信時に判断する期間〔IIFS〕
の長さTIIFSは、ネットワーク内の全ての端末で同一で
あるものとしたが、各端末毎に少しずつ変化させても良
い。即ち、例えば図14に示すように、各端末毎にラン
ダムに設定したバックオフ時間TB をTIIFSに付加し
て、その時間TIIFS+TB の間、キャリアセンスを行っ
てしきい値以上のキャリアを検出しないとき、即ち何ら
かの信号S41の送信終了から時間TIIFS+TBだけ経
過した後、その端末でのアイソクロナス転送パケットS
42の送信を開始する構成としても良い。この場合、バ
ックオフ時間TB は数μ秒程度の非常に短い時間に設定
する。このようにランダムに設定したバックオフ時間を
付加することで、複数の端末からアイソクロナス転送パ
ケットが同時に送信されてしまうことを効果的に阻止で
きる。なお、期間〔IIFS〕以外の上述した各期間に
も、同様にランダムに設定したバックオフ時間を付加す
るようにしても良い。
【0091】また、既に説明したように、各フレームの
情報伝送区間は、1OFDMシンボル長に相当する6μ
秒などの短い期間毎に区切ったスロットが構成してある
が、アイソクロナス転送パケットの送信を、そのスロッ
トの境界に合わせるようにしても良い。即ち、例えば図
15に示すようにスロット♯1,♯2,♯3,‥‥が設
定されて、信号S51が送信されているときに、他の端
末でアイソクロナス転送パケットS52の送信を開始し
たいとき、信号S51の送信が終了してから、長さT
IIFSの期間〔IIFS〕の間、キャリアのしきい値以下
を検出した後、次のスロット♯4の境界になるタイミン
グまでの時間TS 待機して、そのスロット♯4の境界に
なったとき、アイソクロナス転送パケットS52の送信
を開始する構成として、図15に破線で示すようなスロ
ットの境界とは異なる位置で送信が開始されるのを阻止
する構成としても良い。このようにすることで、アイソ
クロナス転送モードでのパケットの送信が、スロットタ
イミングに一致(即ちOFDMシンボル長に同期)する
ことになり、このパケットを受信する端末側で同期をと
ることが容易に行えるようになる。なお、期間〔IIF
S〕以外の上述した各期間の場合にも、同様にスロット
タイミングに合わせるようにしても良い。
【0092】
【発明の効果】請求項1に記載した無線通信方法による
と、アイソクロナス転送パケットの無線送信が用意され
た伝送チャンネルで優先的に行われ、1つの伝送チャン
ネルで、アシンクロナス転送パケットなどの他の送信と
混在させることが可能になり、無線伝送によるLAN
で、異なるモードの転送パケットを、モード毎に使用す
るスロットなどを分けることなく混在させて伝送するこ
とが可能になる。
【0093】請求項2に記載した無線通信方法による
と、請求項1に記載した発明において、第2の時間は、
応答信号のパケット又はポーリングによるパケットの送
信であるときに判断する時間であることで、何らかのデ
ータ伝送に対する応答信号のパケットや、ポーリングに
よるパケットの送信よりも、アイソクロナス転送パケッ
トの送信が優先され、アイソクロナス伝送とポーリング
伝送との混在が良好に行える。
【0094】請求項3に記載した無線通信方法による
と、請求項1に記載した発明において、第2の時間は、
ポーリングによるパケットの送信であるときに判断する
時間であり、さらにキャリア検出を行う所定時間とし
て、応答信号のパケットを送信する際に判断する第1の
時間よりも短い第3の時間を設定したことで、送信され
る信号の優先度が、応答信号,アイソクロナス転送パケ
ット,それ以外のパケットの順になり、少なくとも応答
信号だけは最優先で伝送される状態が確保された上で、
アイソクロナス転送モードでの送信と、ポーリングによ
る送信とを同一チャンネルで混在させた送信が可能にな
る。
【0095】請求項4に記載した無線通信方法による
と、請求項1に記載した発明において、第1の時間は、
アイソクロナス転送パケットを送信する際の判断に使用
する他に、応答信号のパケットの送信であるときに判断
する時間であり、第2の時間は、アイソクロナス転送パ
ケットと応答信号のパケット以外のパケットの送信であ
るときに判断する時間であることで、応答信号とアイソ
クロナス転送パケットとが同等の優先度で送信され、そ
の他のパケットがそれよりも低い優先度で送信され、良
好に複数のモードを混在させることができる。
【0096】請求項5に記載した無線通信方法による
と、請求項1に記載した発明において、第1の時間とし
て、ランダムに設定したバックオフ時間を付加すること
で、複数の端末からアイソクロナス転送パケットが送出
されるタイミングが、一致する可能性が少なくなり、伝
送エラーの発生を効果的に防止できる。
【0097】請求項6に記載した無線通信方法による
と、請求項1に記載した発明において、第1の時間又は
第2の時間キャリアを検出せず、送信を開始するとき
に、所定の基準となる信号により設定された次のスロッ
ト境界タイミングまで待機し、そのスロット境界タイミ
ングになったとき、パケットの送信を開始することで、
アイソクロナス転送パケットの送信を優先させた上で、
設定されたスロットタイミングを基準としたパケットの
送信が行われることになり、スロット単位で各モードの
パケットの良好な伝送が行える。
【0098】請求項7に記載した無線通信装置による
と、アイソクロナス転送パケットの送信が、他のモード
のパケットの送信よりも優先的に行われる無線通信装置
が得られ、異なるモードの転送パケットを、モード毎に
使用するスロットなどを分けることなく混在させて良好
に伝送できる無線通信装置が得られる。
【0099】請求項8に記載した無線通信装置による
と、請求項7に記載した発明において、制御手段での第
2の時間の判断は、応答信号のパケット又はポーリング
によるパケットの送信を制御するときに行うことで、何
らかのデータ伝送に対する応答信号のパケットや、ポー
リングによるパケットの送信よりも、アイソクロナス転
送パケットの送信が優先され、アイソクロナス伝送とポ
ーリング伝送とを混在させた送信制御が良好に行える無
線通信装置が得られる。
【0100】請求項9に記載した無線通信装置による
と、請求項7に記載した発明において、制御手段での第
2の時間の判断は、ポーリングによるパケットの送信で
あるときに判断する時間であり、さらに制御手段で判断
する時間として、第1の時間よりも短い第3の時間を設
定し、その第3の時間であるとき、応答信号のパケット
の送信を許可することで、送信される信号の優先度が、
応答信号,アイソクロナス転送パケット,それ以外のパ
ケットの順になり、少なくとも応答信号だけは最優先で
伝送される状態が確保された上で、アイソクロナス転送
モードでの送信と、ポーリングでの送信とを同一チャン
ネルで混在させた送信が可能な無線通信装置が得られ
る。
【0101】請求項10に記載した無線通信装置による
と、請求項7に記載した発明において、制御手段での第
1の時間の判断は、アイソクロナス転送パケットの送信
であるときの判断に使用する他に、応答信号のパケット
の送信であるときに判断する時間であり、第2の時間
は、アイソクロナスパケットと応答信号のパケット以外
のパケットの送信であるときに判断する時間であること
で、応答信号とアイソクロナス転送パケットとが同等の
優先度で送信され、その他のパケットがそれよりも低い
優先度で送信され、複数のモードを混在させた通信制御
が良好にできる無線通信装置が得られる。
【0102】請求項11に記載した無線通信装置による
と、請求項7に記載した発明において、ランダムに設定
される時間であるバックオフ時間設定手段を備え、制御
手段で判断する第1の時間には、バックオフ時間設定手
段で設定されたバックオフ時間を付加することで、シス
テム内の他の無線通信装置からアイソクロナス転送パケ
ットが送出されるタイミングが、この無線通信装置と一
致する可能性が少なくなり、この無線通信装置で無線L
ANを組むことで、伝送エラーの発生を効果的に防止で
きる。
【0103】請求項12に記載した無線通信装置による
と、請求項7に記載した発明において、所定の伝送チャ
ンネルでのスロットタイミング判断手段を備え、制御手
段が、第1の時間又は第2の時間キャリアを検出せず、
送信を許可するとき、送信手段での送信開始タイミング
を、スロットタイミング判断手段で次のスロット境界タ
イミングを判断するまで待機することで、アイソクロナ
ス転送パケットの送信を優先させた上で、設定されたス
ロットタイミングを基準としたパケットの送信が行われ
ることになり、スロット単位で各モードのパケットの良
好な伝送が行える無線通信装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態が適用された無線LAN
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態が適用された無線LAN
システムにおける無線通信制御端末の無線通信ユニット
の一例のブロック図である。
【図3】OFDM方式の説明に用いるスペクトラム図で
ある。
【図4】本発明の一実施の形態が適用された無線LAN
システムにおけるOFDM変調の説明に用いるブロック
図である。
【図5】本発明の一実施の形態が適用された無線LAN
システムにおけるOFDM変調の説明図である。
【図6】本発明の一実施の形態が適用された無線LAN
システムにおける無線通信端末の無線通信ユニットの一
例のブロック図である。
【図7】本発明の一実施の形態により伝送される信号の
フレーム構成の例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施の形態によりポーリング伝送を
行う場合の例を示すシーケンス図である。
【図9】本発明の一実施の形態によるポーリング伝送状
態の例を示す説明図である。
【図10】本発明の一実施の形態によるキャリアセンス
期間の例を示す説明図である。
【図11】本発明の一実施の形態によるキャリアセンス
期間の設定例(例1)を示す説明図である。
【図12】本発明の一実施の形態によるキャリアセンス
期間の設定例(例2)を示す説明図である。
【図13】本発明の一実施の形態によるキャリアセンス
期間の設定例(例3)を示す説明図である。
【図14】本発明の一実施の形態によるバックオフ時間
の付加例を示す説明図である。
【図15】本発明の一実施の形態によるスロット境界位
置に合わせた例を示す説明図である。
【符号の説明】
11,51…通信コントローラ、28,68…コントロ
ーラ、29,72…タイマ、101A,101B…無線
通信端末、102…無線通信制御端末、104A,10
4B,105…無線通信ユニット、113A,113
B,117…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉田 武弘 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA09 CA01 CA07 CA17 CB01 CB06 CB17 CC01 DA17 DB09 DB12 DB16 DB17 5K034 AA20 CC01 CC02 DD03 EE03 FF02 LL01 NN02 NN04 QQ01 QQ08 5K067 AA21 AA23 BB21 CC01 CC04 CC08 CC10 DD24 DD51 EE02 EE10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線通信端末の間で、所定の伝送
    チャンネルでデータ通信を行う無線通信方法において、 各無線通信端末で送信パケットがある際に、上記伝送チ
    ャンネルでキャリアセンスを行い、所定時間キャリアを
    検出しないとき、送信を開始すると共に、 キャリア検出を行う上記所定時間として、アイソクロナ
    ス転送パケットを送信する際に判断する第1の時間と、 アイソクロナス転送パケット以外のパケットを送信する
    際に判断する上記第1の時間よりも長い第2の時間を設
    定した無線通信方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線通信方法において、 上記第2の時間は、応答信号のパケット又はポーリング
    によるパケットの送信であるときに判断する時間である
    無線通信方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の無線通信方法において、 上記第2の時間は、ポーリングによるパケットの送信で
    あるときに判断する時間であり、 さらにキャリア検出を行う上記所定時間として、応答信
    号のパケットを送信する際に判断する上記第1の時間よ
    りも短い第3の時間を設定した無線通信方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の無線通信方法において、 上記第1の時間は、アイソクロナス転送パケットを送信
    する際の判断に使用する他に、応答信号のパケットの送
    信であるときに判断する時間であり、 上記第2の時間は、アイソクロナス転送パケットと応答
    信号のパケット以外のパケットの送信であるときに判断
    する時間である無線通信方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の無線通信方法において、 上記第1の時間として、ランダムに設定したバックオフ
    時間を付加する無線通信方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の無線通信方法において、 上記第1の時間又は第2の時間キャリアを検出せず、送
    信を開始するときに、所定の基準となる信号により設定
    された次のスロット境界タイミングまで待機し、そのス
    ロット境界タイミングになったとき、パケットの送信を
    開始する無線通信方法。
  7. 【請求項7】 所定の伝送チャンネルで伝送されるキャ
    リアを検出するキャリア検出手段と、 上記キャリア検出手段でキャリアが検出されなくなった
    時間を判断すると共に、その判断した時間が第1の時間
    であるとき、アイソクロナス転送パケットの送信を許可
    し、判断した時間が上記第1の時間よりも長い第2の時
    間であるとき、アイソクロナス転送パケット以外のパケ
    ットの送信を許可する制御手段と、 上記制御手段で許可されたとき、該当するパケットデー
    タを送信する送信手段とを備えた無線通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の無線通信装置において、 上記制御手段での第2の時間の判断は、応答信号のパケ
    ット又はポーリングによるパケットの送信を制御すると
    きに行う無線通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の無線通信装置において、 上記制御手段での第2の時間の判断は、ポーリングによ
    るパケットの送信であるときに判断する時間であり、 さらに上記制御手段で判断する時間として、上記第1の
    時間よりも短い第3の時間を設定し、その第3の時間で
    あるとき、応答信号のパケットの送信を許可する無線通
    信装置。
  10. 【請求項10】 請求項7記載の無線通信装置におい
    て、 上記制御手段での第1の時間の判断は、アイソクロナス
    転送パケットの送信であるときの判断に使用する他に、
    応答信号のパケットの送信であるときに判断する時間で
    あり、 上記第2の時間は、アイソクロナスパケットと応答信号
    のパケット以外のパケットの送信であるときに判断する
    時間である無線通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の無線通信装置におい
    て、 ランダムに設定される時間であるバックオフ時間設定手
    段を備え、 上記制御手段で判断する第1の時間には、上記バックオ
    フ時間設定手段で設定されたバックオフ時間を付加する
    無線通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項7記載の無線通信装置におい
    て、 上記所定の伝送チャンネルでのスロットタイミング判断
    手段を備え、 上記制御手段が、上記第1の時間又は第2の時間キャリ
    アを検出せず、送信を許可するとき、上記送信手段での
    送信開始タイミングを、上記スロットタイミング判断手
    段で次のスロット境界タイミングを判断するまで待機す
    る無線通信装置。
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