JP5046011B2 - 無線通信システム、無線通信方法 - Google Patents

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本発明は、無線通信システム及び無線通信方法に関するもので、特に、ミリ波を使用して送受信機間で高速通信を行うようにしたものに係わる。
ミリ波を使用して無線端末間で高速通信を行うようにしたミリ波WPAN(Wireless Personal Area Network)の無線通信システムの開発が進められている。このような無線通信システムでは、60GHz帯の7GHz〜9GHzの超広帯域が使用され、数Gbpsの超高速通信が可能である。このような無線通信システムは、非圧縮のビデオ信号の伝送や、キオスク・ダウンローディング型ファイル転送に用いることが期待されている。
このような無線通信システムとして、IEEE802.15.3として標準化が検討されているものがある(非特許文献1参照)。以下、この無線通信システムについて説明する。
図5は、IEEE802.15.3の無線通信システムの構成を示すものである。IEEE802.15.3の無線通信システムでは、無線端末は、デバイス(DEV)と呼ばれている。これらのデバイスの無線端末の中で、1つのデバイスは、ピコネット・コーディネータ(PNC)と呼ばれる制御端末となり、他のデバイス(DEV)は従属端末となる。図5では、1つの制御端末(PNC)と4つの従属端末(DEV)が示されている。なお、従属端末(DEV)数は、これに限定されるものではない。また、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV)として機能させることもできる。
制御端末(PNC)は、上位層からの指令を受けると、周辺の従属端末(DEV)を束ねて、ひとつのピコネットを形成する。ピコネットとは、1つのマスタ(ここでは制御端末(PNC))に対して、複数のスレーブ(ここでは従属端末(DEV))を接続して構成されるネットワークである。ここでは、従属端末(DEV)は、ネットワークに自由に参加、離脱できる。
制御端末(PNC)は、ビーコンを送出して、ネットワークのタイミングを調整する機能を備えている。各従属端末(DEV)は、無線端末(PNC)からのビーコンを受信して、指定されたタイミングで、データの送受信を行う。
制御端末(PNC)は、各従属端末(DEV)に割り当てるタイムリソースを管理することによって、各従属端末(DEV)の通信路の形成を制御し、これにより任意のデバイス間でポイント・ツー・ポイントの通信路が形成され、データが転送される。
図6は、IEEE802.15.3で使用されるスーパーフレームの構成を示すものである。図6に示すように、1つのスーパーフレームは、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間(CAP)と、チャネル時間割り当て期間(CTAP)との3つのパートから構成される。
各スーパーフレームの開始時はビーコン期間となっており、このビーコン期間で、制御端末(PNC)からビーコンがブロードキャストされる。このビーコンは、各スーパーフレームの開始を示し、制御端末(PNC)から各従属端末(DEV)に、タイム割り当てや管理情報を提供している。
コンテンション・アクセス期間(CAP)は、スーパーフレームでビーコンの次に割り当てられている。このコンテンション・アクセス期間(CAP)は、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access With Collision Avoidance)により、全ての無線端末がアクセス可能な期間になっている。このコンテンション・アクセス期間(CAP)では、時間に依存しないデータが転送される。
チャネル時間割り当て(CTAP)期間は、制御端末(PNC)が特定の従属端末(DEV)にのみ通信を許可する期間となっている。チャネル時間割り当て期間(CTAP)は、管理用のタイムスロット(MCTA1,MCTA2)と、タイムスロット(CTA1、CTA2、…)から構成されている。なお、このチャネル時間割り当て(CTAP)期間では、時間依存のデータ(アイソクロナスデータ)が転送される。
図7は、IEEE802.15.3で使用される無線フレームの構成を示すものである。各期間(ビーコン期間、コンテンション・アクセス期間(CAP)、チャネル時間割り当て(CTAP)期間)では、図7に示すような無線フレームを用いて通信が行われる。
図7(A)に示すように、無線フレームは、プリアンブル部と、ヘッダ部と、ペイロード部とからなる。プリアンブル部は、図7(B)に示すように、さらに、AGC、AFC、シンボル同期、フレーム同期を行うための同期用のプリアンブル(SYNC)と、チャネル推定のためのプリアンブル(CE)とに分かれている。ヘッダ部には、無線フレームで送付される情報データの属性情報が含まれる。
IEEE 802.15, Wireless Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications for Wireless Personal Area Networks (WPAN) Amendment 1: MAC Sublayer, IEEE Std. 802.15.3b, 2005
図7に示すように、IEEE802.15.3の無線フレームでは、同期用にプリアンブル(SYNC)が設けられており、制御端末(PNC)や従属端末(DEV)の無線端末では、この同期用のプリアンブルを用いて同期捕捉を行っている。
ここで、無線端末では、同期捕捉が行えないと、受信データが正しく復号できない。同期捕捉は、例えば、受信した同期用のプリアンブル(SYNC)と、受信側で用意した同期用のプリアンブル(SYNC)のパターンとから、PLL(Phase Locked Loop)を用いて行われる。このときの引き込み時間は、機器毎のバラツキや伝搬環境に依存している。機器の性能や伝搬環境によっては、同期捕捉に長い時間を要する。したがって、同期捕捉の観点からは、同期用のプリアンブル(SYNC)のパターンは長くとった方が好ましい。しかしながら、プリアンブルを長くすると、無線フレームにおけるペイロードの期間が相対的に短くなり、データ利用効率が低下する。
本発明は、上述の課題を鑑み、機器毎のバラツキや伝搬環境に応じて、プリアンブルの長さを最適化でき、データの伝送効率を上げることができる無線通信システム、無線通信方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の無線通信システムは、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信システムにおいて、制御端末は、コンテンション・アクセス期間で従属端末から送られてくるリクエストを検出するリクエスト検出手段と、従属端末からのリクエストを受信したら、リクエストに対するアクノリッジを返信するACK送信手段とを有し、従属端末は、同期用のプリアンブルの長さを設定するプリアンブル長設定手段と、コンテンション・アクセス期間で制御端末に対してリクエストを送信するリクエスト生成手段と、制御端末からのアクノリッジを検出するACK検出手段と、リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出する管理手段とを有する。さらに管理手段は、前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、前記同期用のプリアンブルの長さの最小値をN min とすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN を、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN k−1 に対して、N =(N min +N k−1 )/2として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出し、 前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、 前記同期用のプリアンブルの長さの最大値をN max とすると、N =(N max +N k−1 )/2として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出する。
本発明の無線通信方法は、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信方法において、制御端末は、コンテンション・アクセス期間で従属端末から送られてくるリクエストを検出するステップと、従属端末からのリクエストを受信したら、リクエストに対するアクノリッジを返信するステップとを有し、従属端末は、コンテンション・アクセス期間で制御端末に対してリクエストを送信するステップと、制御端末からのアクノリッジを検出するステップと、リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップとを有することを特徴とする。またさらに前記適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、前記同期用のプリアンブルの長さの最小値をN min とすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN を、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN k−1 に対して、N =(N min +N k−1 )/2として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出し、前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、前記同期用のプリアンブルの長さの最大値をN max とすると、N =(N max +N k−1 )/2として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出する。
本発明の無線通信システムによれば、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信システムにおいて、制御端末は、コンテンション・アクセス期間で従属端末から送られてくるリクエストを検出するリクエスト検出手段と、従属端末からのリクエストを受信したら、リクエストに対するアクノリッジを返信するACK送信手段とを有し、従属端末は、同期用のプリアンブルの長さを設定するプリアンブル長設定手段と、コンテンション・アクセス期間で制御端末に対してリクエストを送信するリクエスト生成手段と、制御端末からのアクノリッジを検出するACK検出手段と、リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出する管理手段とを有しているので、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、順次、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、ACK検出手段でアクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出しているので、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、同期用のプリアンブルの長さの最小値をNminとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nmin+Nk−1)/2
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮しているので、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、予め決められたステップ変化量をNstepとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nk−1−Nstep
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮して、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、順次、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、ACK検出手段でアクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、同期用のプリアンブルの長さの最大値をNmaxとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nmax+Nk−1)/2
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信システムによれば、管理手段は、予め決められたステップ変化量をNstepとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nk−1+Nstep
ととして、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
本発明の無線通信方法によれば、制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信方法において、制御端末は、コンテンション・アクセス期間で従属端末から送られてくるリクエストを検出するステップと、従属端末からのリクエストを受信したら、リクエストに対するアクノリッジを返信するステップとを有し、従属端末は、コンテンション・アクセス期間で制御端末に対してリクエストを送信するステップと、制御端末からのアクノリッジを検出するステップと、リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップとを有しているので、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、順次、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、アクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を判断することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、同期用のプリアンブルの長さの最小値をNminとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nmin+Nk−1)/2
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、予め決められたステップ変化量をNstepとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nk−1−Nstep
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを短縮することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、順次、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、アクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を判断することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、同期用のプリアンブルの長さの最大値をNmaxとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nmax+Nk−1)/2
として、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
また、本発明の無線通信方法によれば、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、予め決められたステップ変化量をNstepとすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNを、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さNk−1に対して、
=(Nk−1+Nstep
ととして、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブルの長さを拡張することで、同期用のプリアンブルの長さを最適化できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された無線端末1の構成を示すものである。本発明の実施形態は、IEEE802.15.3で提案されている無線通信システムにおける制御端末(PNC)及び従属端末(DEV)として用いることができる。
図1に示すように、本発明の実施形態の無線端末は、MAC(Media Access Controller)部11と、ベースバンド処理部12と、RF(Radio Frequency)フロントエンド部13とから主に構成されている。
MAC部11は、MAC層の処理を行うものである。MAC層の処理は、ネットワーク上の端末がどのようにアクセス及びデータを送受信するかを制御するものである。本発明の実施形態では、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス(CAP)期間と、チャネル時間割り当て(CTAP)期間とからなるスーパーフレームを用いてデータの送受信が行われる。
ベースバンド処理部12は、送信するデータのベースバンド信号や、受信したベースバンド信号の処理を行うものである。送信側のベースバンド処理部12には、エラー訂正符号化部21と、ベースバンド変調部22と、無線フレーム生成部23と、スペクトラム拡散部24と、プリアンブル長設定部25とが含まれる。
エラー訂正符号化部21は、送信データのエラー訂正符号化を行う。エラー訂正符号としては、ブロック符号や畳み込み符号を用いることができ、どのようなエラー訂正処理を行うようにしてもよい。
ベースバンド変調部22は、送信データの変調を行うもので、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、多値QAM(Quadrature Amplitude Modulation)等、どのような変調方式を用いてもよい。
無線フレーム生成部23は、送信データ(ペイロード)に対して、所定シンボルのプリアンブルと、ヘッダとを付加して、無線フレームを形成するものである。プリアンブルには、AGC、AFC、シンボル同期、フレーム同期用のプリアンブル(SYNC)と、チャネル推定用のプリアンブル(CE)とがある。
なお、本発明の実施の形態においては、プリアンブル長設定部25が設けられており、このプリアンブル長設定部25により、フレーム同期用のプリアンブル(SYNC)の長さが最適化できるようになっている。このことについては、後に説明する。
スペクトラム拡散部24は、ランダム符号系列により、送信シンボルのスペクトラム拡散を行う。なお、ここでは、スペクトラム拡散部24によりDS−CDMA(Direct Sequence Code Division Multiple Access)を行っているが、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)、MB−OFDM(Multi band Orthogonal Frequency Division Multiplex)を用いてもよい。
ベースバンド処理部12の受信側としては、スペクトラム逆拡散部31と、AGC(Automatic Gain Control)/AFC(Automatic Frequency Control)部32と、チャネル等化部33と、ベースバンド復調部34と、エラー訂正処理部35と、同期捕捉部36とが含まれる。
スペクトラム逆拡散部31は、ランダム符号系列により、スペクトラム逆拡散を行う。スペクトラム逆拡散は、送信時と同じランダム符号を用いて行われる。
AGC/AFC部32は、プリアンブルのパターンを用いて、振幅制御や周波数偏差の制御を行う。振幅制御は、同期用のプリアンブル(SYNC)の振幅が所定値となるように制御することで行われる。周波数偏差の制御は、同期用のプリアンブル(SYNC)の位相回転量から周波数偏差を検出することで行われる。
また、同期捕捉部36では、受信信号の同期用にプリアンブル(SYNC)から、シンボル同期クロックが形成される。このシンボル同期クロックは各部に送られ、シンボル同期処理が行われる。
チャネル等化部33は、チャネル推定用のプリアンブル(CE)を用いてチャネル推定を行い、これを用いて、マルチパス成分による符号干渉を除去する処理を行う。
ベースバンド復調部34は、BPSK、QPSK、QAM等の復調処理を行い、ベースバンド信号を復調する。
エラー訂正処理部35は、ブロック符号や畳み込み符号によるエラー訂正処理を行う。
RFフロントエンド部13は、送信時には送信データをミリ波帯(例えば60GHz)にアップコンバートして、電力増幅して送信する。また、受信時には、受信信号を増幅し、受信データをダウンコンバートする。
送信側のRFフロントエンド部13には、直交変調回路41と、電力増幅回路42とが含まれる。受信側のRFフロントエンド部13には、LNA(Low Noise Amplifier)43と、直交復調回路44とが含まれる。
図1に示すように、本発明の実施形態における無線端末1では、同期捕捉部36で受信信号の同期用にプリアンブル(SYNC)からシンボル同期クロックを形成している。このとき、同期捕捉部36で同期捕捉が行えないと、受信データが正しく復号できない。
同期捕捉部36での同期捕捉は、例えば、受信した同期用のプリアンブル(SYNC)と、受信側で用意した同期用のプリアンブル(SYNC)のパターンとから、PLL(Phase Locked Loop)を用いて行われる。このときの引き込み時間は、機器毎のバラツキや伝搬環境に依存している。機器の性能や伝搬環境によっては、同期捕捉に長い時間を要する。したがって、同期捕捉の観点からは、同期用のプリアンブル(SYNC)のパターンは長くとった方が好ましい。しかしながら、プリアンブルを長くすると、ペイロードの期間が相対的に短くなり、データ転送効率が低下する。
そこで、本発明が適用された無線端末では、制御端末(PNC)と従属端末(DEV)とが通信を行う際に、同期用のプリアンブル(SYNC)をスーパーフレーム毎に順次変化させながら、従属端末(DEV)が制御端末(PNC)にリクエストを送信し、制御端末(PNC)からのACK(アクノリッジ)フレームが返されるかどうかを判断して、同期用のプリアンブルの長さの最適化を図るようにしている。
図2は、このような処理を行うための制御端末(PNC)のMAC部11a及び従属端末(DEV)のMAC部11bの機能構成を示すものである。
図2(A)に示すように、制御端末(PNC)のMAC部11aには、ネットワーク処理部51と、リクエスト検出部52と、ビーコン送出部53と、ACK送出部54とが設けられている。
リクエスト検出部52は、従属端末(DEV)からのリクエストフレームを検出し、このリクエストフレームをネットワーク処理部51に送出する。
ネットワーク処理部51は、リクエストフレーム受信すると、リクエストが受け入れられるかどうかを判断し、リクエストの受け入れが可能なら、タイムスロットの割り当てを行い、ACK送出部54からACKフレームが出力させる。そして、それに続くスーパーフレームのビーコンフレームで、ビーコン送出部53から、割り当てたタイムスロットの情報を送出させる。
図2(B)に示すように、従属端末(DEV)のMAC部11bには、管理部61と、ビーコン検出部62と、ACK検出部63と、リクエスト生成部64とが設けられる。管理部61は、フレーム同期用のプリアンブル(SYNC)の長さが最適になるように、プリアンブル長設定部25のプリアンブル長を設定する。
図2(B)において、従属端末(DEV)のでは、リクエスト生成部64からリクエストフレームを送信し、制御端末(PNC)に送る。なお、リクエストフレームは、コンテンション・アクセス期間(CAP)に送られる。
図2(A)に示したように、制御端末(PNC)は、リクエストの受け入れが可能なら、ACK送出部54からACKフレームを返信する。このACKフレームは、図2(B)におけるACK検出部63で検出される。そして、それに続くスーパーフレームのビーコンフレームで、割り当てたタイムスロットの情報を含むビーコンが制御端末(PNC)から送られてくる。このビーコンフレームが、図2(B)におけるビーコン検出部62で検出される。
図2(B)において、ビーコン検出部62で検出されたビーコンの情報は、管理部61に送られる。管理部61は、このビーコンフレームで送られてきた情報に基づいて、スーパーフレームを形成し、チャネル時間割り当て(CTAP)期間のタイムスロットを割り当てる。また、管理部61は、コンテンション・アクセス期間(CAP)で、リクエスト生成部64から、リクエストフレームを生成して送出させる。
ここで、制御端末(PNC)は、従属端末(DEV)の無線端末1bからのリクエストに対して、同期捕捉が行え、正しくデータが復号できれば、ACKフレームを返すことになり、図2(B)における従属端末(DEV)のACK検出部63でACKフレームが検出されることになる。同期捕捉が行えなければ、ACKフレームは返されない。
初期の同期シンボルの長さで、リクエストフレームに対するACKフレームがACK検出部63で検出されたら、管理部61により、次のスーパーフレームでは、同期用のプリアンブル(SYNC)を順次短くしていく。同期用のプリアンブル(SYNC)をスーパーフレーム毎に短くしていくと、やがて、制御端末(PNC)では、従属端末(DEV)からのリクエストに対して、同期捕捉が行えなくなり、正しくデータが復号できなくなる。この直前が最適な同期用のプリアンブルの長さであると判断できる。
これに対して、初期の同期シンボルの長さで、リクエストフレームに対するACKフレームがACK検出部63で検出されなければ、管理部61により、次のスーパーフレームでは、同期用のプリアンブル(SYNC)を順次長くしていく。同期用のプリアンブル(SYNC)をスーパーフレーム毎に長くしていくと、やがて、制御端末(PNC)では、従属端末(DEV)からのリクエストに対して、同期捕捉が行えるようになる。これにより、最適な同期用のプリアンブルの長さになったと判断できる。
このようにして、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さが判断されたら、チャネル時間割り当て(CTAP)期間の通信でのプリアンブルの長さを、このようにして判断された最適な長さに設定する。これにより、チャネル時間割り当て(CTAP)期間の通信でのプリアンブルの長さが最適化され、データ利用効率の向上が図れる。
図3は、上述のプリアンブル長の制御処理を行うための従属端末側での処理を示すフローチャートである。
前述したように、ピコネットで通信を開始する際には、まず、制御端末(PNC)が、スーパーフレームを形成するためのビーコンフレームを周期的に送信し、ピコネットを形成する。
制御端末(PNC)と通信を試みる従属端末(DEV)は、まず、スーパーフレームの順番を示す番号kを(k=1)に初期化し(ステップS1)、制御端末(PNC)からのビーコンフレームを受信して、コンテンション・アクセス期間(CAP)においてチャネルリクエスト制御フレームを送信し(ステップS2)、制御端末(PNC)から送信されるACKフレームの受信を、このコンテンション・アクセス期間(CAP)にて待つ(ステップS3)。但し、その際、(k=1)で送信する制御フレームの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さN1は、予めシステムで規定された標準値を用いる。
制御端末(PNC)は、このチャネルリクエスト制御フレームを誤りなく検出した場合には、従属端末(DEV)に対してACKフレームを即座に返答する。このため、ステップS3で、規定時間内にACKフレームを受信したと判断される。
このACKフレームを受信した従属端末(DEV)は、番号kをインクリメントし(ステップS4)、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNを、その前の同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNk−1より短くして(N<Nk−1)、次のスーパーフレームのコンテンション・アクセス期間(CAP)で送信する(ステップS5)。
具体例としては、可変可能な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さの最小値をNminとして、k回目の短縮後の同期用のプリアンブル(SYNC)の長さN
=(Nmin+Nk−1)/2
として設定する。
もしくは、予め決められたステップ量をNstepとし、
=Nk−1−Nstep
として設定する。
そして、制御端末(PNC)からのACKフレーム受信が規定時間内に受信されるかを判断する(ステップS6)。
ステップS4〜ステップS6を繰り返すことで、スーパーフレーム毎に、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さが順次短くなっていく。ステップS6で、制御端末(PNC)からのACKフレームが規定の時間以内に受信できなくなるまで、同様の処理を繰り返す。
同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNにおいてACKフレームが規定の時間以内に受信されなくなった場合は、番号kをデクリメントし(ステップS7)、チャネルリクエスト制御フレームをコンテンション・アクセス期間(CAP)にて送信し(ステップS8)、制御端末(PNC)からのACKフレームが規定時間内に受信できるかを確認する(ステップS9)。ここで、ACKフレームが規定時間内に受信できなければ、ステップS7に戻り、さらに、前のスーパーフレームの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さにする。ステップS9で、規定時間内にACKフレームが受信できたら、これを最適な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さとする(ステップS10)。
なお、ステップS4〜ステップS6の過程におけるスーパーフレームにおいては、すでに送受信が可能な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さが分かっているので、その時点で利用可能と分かっている同期用のプリアンブル(SYNC)の長さを使用して、CTAP区間で通信を同時に行うことができる。
ステップS3で、制御端末(PNC)より送信されたACKフレームが従属端末(DEV)にて受信されなかったとする。この場合、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さの標準値N1では不足していることになるので、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さを拡張する必要がある。このため、番号kをインクリメントし(ステップS11)、次回のスーパーフレームでの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNを、その前の同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNk−1より長くして(N>Nk−1)、次のスーパーフレームのコンテンション・アクセス期間(CAP)で送信する(ステップS12)。
具体的には、可変可能な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さの最大値をNmaxとして、k回目の拡張後のチャネルリクエスト制御フレームの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さN
=(Nmax+Nk−1)/2
として設定する。
もしくは、予め決められたステップ量をNstepとし、
=Nk−1+Nstep
として設定する。
そして、制御端末(PNC)からのACKフレームが規定時間内に受信できたかどうかを判断する(ステップS13)。
ステップS11〜ステップS13を繰り返すことで、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さがスーパーフレーム毎に順次長くなっていく。ステップS13で、制御端末(PNC)からのACKフレームが規定の時間以内に受信できるようになるまで、同様の処理を繰り返す。
同期用のプリアンブル(SYNC)の長さNにおいてACKフレームが規定の時間以内に受信されるようになった場合は、番号kをデクリメントし(ステップS14)、チャネルリクエスト制御フレームをコンテンション・アクセス期間(CAP)にて送信し(ステップS15)、制御端末(PNC)からのACKフレームが規定時間内に受信できるかを確認する(ステップS16)。ここで、ACKフレームが規定時間内に受信できなければ、ステップS14に戻り、さらに、前のスーパーフレームの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さにする。ステップS16で、規定時間内にACKフレームが受信できたら、これを最適な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さとする(ステップS10)。
図4は、上述のプリアンブル長の制御処理を示すシーケンス図である。この例では、初期の同期用のプリアンブルの長さN1で、同期捕捉が行え、同期用のプリアンブルの長さを順次短くしていき、最適な同期用のプリアンブルの長さを設定している。そして、この例では、チャネル時間割り当て(CTAP)期間での通信を並行して行っている。
図4に示すように、スーパーフレーム#1で、従属端末(DEV)は、制御端末(PNC)からのビーコンを受信し(ステップS101)、コンテンション・アクセス期間(CAP)で、タイムリソース要求のリクエストフレームを送信する(ステップS102)。このときの同期用のプリアンブル(SYNC)の長さは、N1である。
制御端末(PNC)は、このリクエストが受信可能であり、このリクエストに対するリソースの割り当てが可能なら、スーパーフレーム#1のコンテンション・アクセス期間(CAP)で、ACKフレームを返す(ステップS103)。
次のスーパーフレーム#2で、制御端末(PNC)はビーコンにタイムスロットの割り当て情報を含めて送信し、従属端末(DEV)は、ビーコンを受信して(ステップS104)、タイムスロットの割り当てを設定する。スーパーフレーム#2のコンテンション・アクセス期間(CAP)では、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さを短くして(N2<N1)、タイムリソース要求のリクエストフレームを送信する(ステップS105)。制御端末(PNC)は、リクエストフレームを受信できれば、そのスーパーフレームのコンテンション・アクセス期間(CAP)で、ACKフレームを返す(ステップS106)。そして、割り当てられたスロットを用いて、チャネル時間割り当て(CTAP)期間での通信を開始する(ステップS107)。
次のスーパーフレーム#3で、従属端末(DEV)は、ビーコンを受信し(ステップS108)、コンテンション・アクセス期間(CAP)で、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さをさらに短くして(N3<N2)、タイムリソース要求のリクエストを送信する(ステップS109)。ここで、制御端末(PNC)は、同期捕捉が行えなくなり、リクエストが受信できなくなったとする。この場合、ACKフレームは返されない。チャネル時間割り当て(CTAP)期間では、同期用のプリアンブル(SYNC)の長さを保持したまま、通信を保持する(ステップS110)。
スーパーフレーム#3で、ACKフレームを受信できなかったので、従属端末(DEV)は、最適な同期用のプリアンブル(SYNC)の長さは、その1つ前のスーパーフレーム#2での長さN2とする。そして、スーパーフレーム#4以降では、従属端末(DEV)は、各スーパーフレームで、ビーコンを受信し(ステップS111、S113)、チャネル時間割り当て(CTAP)期間のデータ通信での同期用のプリアンブル(SYNC)の長さを、最適値とされたN2として、通信を行う(ステップS112、S114)。
また、従属端末(DEV)側で求められた最適値は、制御端末(PNC)に送られる。これにより、制御端末(PNC)から従属端末(DEV)にデータを送る際にも、同期用プリアンブル(SYNC)の長さを最適に設定することができる。
なお、本発明は、ディジタル信号処理ハードウェアで構成できる他,DSP(Digital Signal Processor),FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いて、ソフトウェアで構成することができる。
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明は、特に。ミリ波を使用して無線端末間で高速通信を行うようにしたミリ波WPANの無線通信システムに用いて好適である。
本発明の実施形態の無線端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の無線端末における制御端末側及び従属端末側のMAC部の説明に用いるブロック図である。 本発明の実施形態の無線端末におけるプリアンブル長の制御の説明に用いるフローチャートである。 本発明の実施形態の無線端末におけるプリアンブル長の制御の説明に用いるシーケンス図である。 IEEE802.15.3の無線通信システムの説明図である。 IEEE802.15.3の無線通信システムにおけるスーパーフレームの説明図である。 IEEE802.15.3の無線通信システムにおける無線フレームの説明図である。
符号の説明
11 MAC部
12 ベースバンド処理部
13 フロントエンド部
21 エラー訂正符号化部
22 ベースバンド変調部
23 無線フレーム生成部
24 スペクトラム拡散部
25 プリアンブル長設定部
31 スペクトラム逆拡散部
32 AGC/AFC部
33 チャネル等化部
34 ベースバンド復調部
35 エラー訂正処理部
36 同期捕捉部
41 直交変調回路
42 電力増幅回路
51 ネットワーク処理部
52 リクエスト検出部
53 ビーコン送出部
54 ACK送出部
61 管理部
62 ビーコン検出部
63 ACK検出部
64 リクエスト生成部

Claims (2)

  1. 制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、前記スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信システムにおいて、
    前記制御端末は、前記コンテンション・アクセス期間で前記従属端末から送られてくるリクエストを検出するリクエスト検出手段と、前記従属端末からのリクエストを受信したら、前記リクエストに対するアクノリッジを返信するACK送信手段とを有し、
    前記従属端末は、同期用のプリアンブルの長さを設定するプリアンブル長設定手段と、前記コンテンション・アクセス期間で前記制御端末に対してリクエストを送信するリクエスト生成手段と、前記制御端末からのアクノリッジを検出するACK検出手段と、前記リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、前記制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出する管理手段とを有し、
    前記管理手段は、
    前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、
    前記同期用のプリアンブルの長さの最小値をN min とすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN を、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN k−1 に対して、
    =(N min +N k−1 )/2
    として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出し、
    前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、
    前記同期用のプリアンブルの長さの最大値をN max とすると、
    =(N max +N k−1 )/2
    として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 制御端末と複数の従属端末とからピコネットを構成し、ビーコン期間と、コンテンション・アクセス期間と、チャネル時間割り当て期間とからスーパーフレームを形成し、前記スーパーフレームの各期間で、プリアンブルとヘッダとペイロードとからなる無線フレームを用いてデータの送受信を行う無線通信方法において、
    前記制御端末は、前記コンテンション・アクセス期間で前記従属端末から送られてくるリクエストを検出するステップと、前記従属端末からのリクエストを受信したら、前記リクエストに対するアクノリッジを返信するステップとを有し、
    前記従属端末は、前記コンテンション・アクセス期間で前記制御端末に対してリクエストを送信するステップと、前記制御端末からのアクノリッジを検出するステップと、前記リクエストを送信するときの無線フレームの同期用のプリアンブルの長さをスーパーフレーム毎に順次変化させ、前記制御端末からのアクノリッジが検出されたかどうかを判断して、適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップとを有し、
    前記適切な同期用のプリアンブル長を検出するステップは、
    前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功した場合には、
    前記同期用のプリアンブルの長さの最小値をN min とすると、次のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN を、その前のスーパーフレームでの同期用のプリアンブルの長さN k−1 に対して、
    =(N min +N k−1 )/2
    として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを短縮していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されなくなったことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出し、
    前記制御端末が最初にリクエストを試みたスーパーフレームにおいて通信の同期確立が成功しない場合には、
    前記同期用のプリアンブルの長さの最大値をN max とすると、
    =(N max +N k−1 )/2
    として、スーパーフレーム毎に、前記同期用のプリアンブルの長さを拡張していき、前記ACK検出手段でアクノリッジが検出されたことで、最適な同期用のプリアンブル長を検出する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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