JP4285056B2 - 流体の流れ計測装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、超音波流量計や熱線式流量計等のように流速を検出する方法を用いて、流体の流量を間欠的にサンプリングして流体の使用量を計測する流体の流れ計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の流体の流れ計測装置としては、様々なものが提案されているが、流体の流れ計測装置の一種である超音波流量計の計測原理としては逆数差法と呼ばれているものが広く知られている。この逆数差法に基づく流体の流れ計測装置は、例えば、図5のような構成となっていた。
【0003】
図5において、流体流路1の途中に、超音波を発信する第1振動子2と受信する第2振動子3が流れ方向に配置されていて、制御手段11Aは、これらふたつの送受信を制御している。超音波が流れの中を伝搬する際、流体の流れの影響を受けて、流れの順方向、すなわち、第1振動子2から第2振動子3へ向けて送信した場合の伝搬時間と、流れの逆方向、すなわち、第2振動子3から第1振動子2へ向けて送信した場合の伝搬時間は異なった値となり、流量が大きくなるにつれて、その差は大となる。この性質を利用して流量演算手段16Aにより、流体の流量を計測することが可能である。
【0004】
静止流体中の音速をc、流体の流れの速さをvとすると、流れに対して順方向の超音波の伝搬速度は(c+v)、そして流れに対して逆方向の伝搬速度は(c−v)となる。
【0005】
振動子2と3の間の距離をL、超音波伝搬軸と流路の中心軸とがなす角度をθ、流れの順方向に発信された超音波の伝搬する時間をtf、流れの逆方向に発信された超音波の伝搬する時間をtrとすると、
tf=L/(c+vcosθ) (1)
tr=L/(c−vcosθ) (2)
となる。上記(式1)または(式2)の一方から直接流速vを求めることが可能であるが、そのためには音速cが既知である必要がある。しかし、一般に音速cは流体温度に依存するため、流体温度が既知である必要がある。しかし、ここで、順方向、逆方向を計測した時点の流体温度が等しいと仮定することにより、音速cが未知であっても、(式1)、(式2)より流速vを求めることが可能である。すなわち、(式1)および(式2)を変形してvについて解くと、
v=(L/2cosθ)・(1/tf−1/tr) (3)
となり、Lとθが既知ならtf、trを計測して流速vが求められる。ここで、流路断面積をS、補正係数をKとすれば、流量Qは
Q=K・S・v (4)
となる。(式3)、(式4)から明らかなように、伝搬時間を求めることにより流量Qが求められる。ここで、微少な流速まで検知しようとした場合、tf、trの検出精度を高める必要があるが、単発現象として計測した場合には精度を上げるのが難しいため、送受信を複数回繰り返してトータル時間を計測して、平均化することにより精度確保する方法が、超音波計測では一般的に取り入れられており、シングアラウンド法と呼ばれている。シングアラウンド法において、設定された繰り返し回数をM回、流れの順方向、逆方向の伝搬時間の合計値をTf、Trとすれば、伝搬時間tf、trはTf、Trを回数平均すれば求めることができる。よって、(式3)を変形して、式(式5)から流速vを求めることができる。
【0006】
v=M(L/2cosθ)・(1/Tf−1/Tr) (5)
この種の流量計測装置では、ガスの総使用量を正確に求めることが要求される一方で、ガス器具の使用状況を監視する保安機能でも高い性能を有することが求められる。保安機能付きのメーターは一般にマイコンメータと呼ばれており、ガス使用量の推移からガス器具の使用状態を類推し、異常な使用状態を検出した場合にガスを供給を遮断するものである。マイコンメータは、例えば、10000倍にも及ぶ非常に広い使用範囲において、正確な瞬時流量を求める必要がある。
【0007】
超音波式流量計をマイコンメータに適用した場合、最小流量に計測精度を合わせてシングアラウンド回数を多くすると、装置全体の消費電力を増加させてしまうことになる。これを解決する手法として、計測流量に応じてシングアラウンド回数と計測周期を可変にする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、総使用量として誤差になりにくい小流量においては、シングアラウンド回数を多くして分解能を高める一方で、計測周期を長くして、トータルの電力消費量を増大させないようにしようというものである。
【0008】
【特許文献1】
再公表特許WO96/12933号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
マイコンメータが実現すべき機能として、配管に生じた亀裂などが原因で発生する微小な漏れの検出機能がある。この微少漏れを意識して、計測分解能を高めた場合、配管内で生じる自然対流をも検出して、実際にはガス器具の使用を停止しているにも関わらず、一時的にはガス流れているかの如く、流量値を検出してしまうことがある。これを防ぐには、流速検出手段9により求めた計測値を平均化することにより比較的容易に実現可能である。
【0010】
しかしながら、近年、ガス熱源を用いた冷暖房機(床暖房、ガスエアコン)が普及しているが、これらの器具は一日中、断続的に動作しており、使用を停止している短時間の間で、漏れ判断を正しく行なうためには、十分な平均化効果を得ることが必要であり、それを意識した場合には、間欠駆動周期を思ったように長く定めることができず、結果として小流量計測時の消費電流の削減が困難であるという課題があった。
【0011】
本発明は上記課題を解決するものであり、消費電力の増大を招くことなく、短時間で効率的に微小漏れの検出を可能とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の流体の流れ計測装置は、流体の流速及び/または流量を計測する流れ演算手段と、前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定する切替判定手段と、計測周期を切り替える計測周期設定手段と、流体の漏洩を判定する漏洩判定手段とを備え、前記流れ演算手段は第1周期または前記第1周期より短い第3周期ごとにそれぞれ複数回流速及び/または流量を計測するものであり、前記切替判定手段は、前記第1周期よりも長い周期である第2周期ごとに前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定し、前記計測周期設定手段は、前記切替判定手段により判定されたばらつきが小さくなるにしたがって前記第3周期を長くして漏洩判定を行うものである。
【0013】
これによって、過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で、漏洩判定を行なうことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
第1の発明は、流体の流速及び/または流量を計測する流れ演算手段と、前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定する切替判定手段と、計測周期を切り替える計測周期設定手段と、流体の漏洩を判定する漏洩判定手段とを備え、前記流れ演算手段は第1周期または前記第1周期より短い第3周期ごとにそれぞれ複数回流速及び/または流量を計測するものであり、前記切替判定手段は、前記第1周期よりも長い周期である第2周期ごとに前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定し、前記計測周期設定手段は、前記切替判定手段により判定されたばらつきが小さくなるにしたがって前記第3周期を長くして漏洩判定を行うものである。これによれば、過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で、漏洩判定を行なうことができる。また、ばらつきに応じて適切な計測条件を設定することが可能となる。
【0015】
第2の発明は、特に第1の発明において、切替判定手段によりばらつきが小さいと判定された時のみ計測周期設定手段が計測周期を第3周期に切り替え、漏洩判定手段が漏洩を判定することにより、タイミングを見計らって漏洩判定ができるようになるため誤判定の確率を小さくすることができる。
【0017】
第3の発明は、特に第2の発明において、漏洩判定手段の漏洩していないという判定結果が所定回数に達すると、前記漏洩判定手段は所定期間動作しないことにより、消費電力の低減が可能となる。
【0018】
第4の発明は、特に第3の発明において、さらに所定期間経過後に、漏洩判定手段の漏洩していないという判定結果を初期化することにより、定期的に微少漏洩の確認ができるようになり安全性の確保が実現できる。
【0019】
【実施例】
以下本発明の実施例について、図1〜4を参照しながら説明する。
【0020】
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例における流体の流れ計測装置のブロック図、図2は、同装置の計測ばらつきと漏洩判定の関係を説明する特性図、図3は同装置の動作を説明するフローチャート、図4は、同装置の計測ばらつきと計測周期の関係を説明する特性図である。
【0021】
図1において、流体流路1の途中に、超音波を発信する第1振動子2と受信する第2振動子3が流れ方向に配置されている。4は第1振動子2への送信手段、5は第2振動子3で受信した超音波を信号処理する受信手段で、6は第1振動子2と第2振動子3の送受信を切換える切換手段、7は受信回路5で超音波を検知した後、第1振動子2からの送信と第2振動子3での受信を複数回繰り返す繰り返し手段、8は繰り返し手段7により行われる複数回の超音波伝搬の所要時間を計測する計時手段である。9は流速検出手段であり、電池、商用電源等の電源10を動力源とし、第1振動子2、第2振動子3、送信手段4、受信手段5、切換手段6、繰り返し手段7、計時手段8の各要素により構成されている。
【0022】
11は制御手段であり、計時手段8で求めた超音波の伝搬時間を基に流速検出手段9で検出した流速に基づき流量を求める流量演算手段12、流量演算手段12で求めた流量の平均値を求める平均値演算手段13、流量演算手段12で求めた流量のばらつきを求めるばらつき演算手段14、平均値演算手段13、ばらつき演算手段14の出力から、流速検出手段9が実行する一連の計測手順の間欠駆動周期の切替の判断を行なう切替判定手段15、切替判定手段15の判断に従い間欠周期を設定し、設定された計測周期に応じて、電源10を動作させる計測周期設定手段16、平均値演算手段13の出力から漏洩の有無を判定する漏洩判定手段17で構成されている。なお、特許請求の範囲の流れ演算手段は、本実施例の流速検出手段9及び流量演算手段12に相当する。
【0023】
続いて、流速検出手段9における計測手順について説明する。制御手段11では、電源10のスイッチ回路が閉じて流速検出手段9に電力供給を開始されると、繰り返し手段7に対して、計測開始のトリガ信号が出力される。切換手段6は、トリガ信号を受けて、第1振動子2を送信手段4に、第2振動子3を受信手段5に接続して、超音波を流体の流れの順方向に送信した伝搬時間を計測する回路を構成する。そして、送信手段4から送信信号が出力されると同時に、計時手段8で、送受信に要した時間の計測が開始される。受信手段5で受信1回目が終了すると、再び送信手段4から送信信号が出力される。以下同様に、予め定められた繰り返し回数だけ、流れの順方向の送受信が行なわれ、所定の回数が終了すると計時手段8は伝搬時間の計時を停止し、その計測結果Tfを流量演算手段12に出力する。
【0024】
続いて、切換手段6は、第1振動子2を受信手段5に、第2振動子3を送信手段4に接続して、超音波を流れの逆方向に送信した伝搬時間を計測する回路を構成する。そして、送信手段4から送信信号が出力されると同時に、計時手段8で、送受信に要した時間の計測が開始される。受信手段5で受信1回が終了すると、再び送信手段4から送信信号が出力される。以下同様に、予め定められた繰り返し回数だけ、流れの逆方向の送受信が行なわれ、所定の回数が終了すると計時手段8は伝搬時間の計時を停止し、その計測結果Trを流量演算手段12に出力する。
【0025】
以上のように、流体の流れに対して順方向・逆方向それぞれ定められた回数のシングアラウンドをもって一連の計測手順が終了し、制御手段11は電源10の回路を開いて、流速検出手段9への電源供給を停止する。計測手順において定められた繰り返し回数をM回とするならば、(式4)、(式5)に基づいて流量を求めることができる。以上、一連の計測手順は、計測周期設定手段16で定められた計測周期が経過する毎に実行される。
【0026】
次に、図2を用いて、流量演算手段12で求めた計測ばらつきと計測周期との関係について説明する。配管内に一定流量(ゼロも含む)が発生していると仮定した場合であっても、外乱や検出精度により若干の計測ばらつきを生じる。したがって、真値を求めるには、流量値を平均化して求める必要がある。流量演算手段12で求めた流量値の標準偏差をσとするならば、流量値のN個平均値の標準偏差σnは(式6)で求めることができる。
【0027】
【数1】
図2において、分布Aはガス器具の使用を停止している状態、すなわち流量がゼロの状態(以降ゼロ点と称する)の流量値のN個平均値の発生確率の密度分布であり、分布Bは微少流量値Qs[L/h]が発生している条件下での流量値のN個平均値の発生確率の密度分布である。なお、ここでは流量=0、および流量=Qsの計測値の標準偏差σは等しいと仮定している。Qsが実際に発生しうる、微少漏れの下限値であるとすると、分布A、Bが重ならなければ、流量平均値をもって、漏れとゼロ点の識別が可能となる。ここで、識別を容易にするためには平均値の標準偏差を小さくするように平均回数Nを増やせば良い。
【0028】
一方で、単純に平均化回数Nを増やしても、検出期間中にガス器具の使用が再開される確率が高くなる。特に、ガス器具がほぼ一日中、間欠的に運転されるケースが増えているため、できるだけ短時間で検出を終える必要がある。そのため、流速検出手段9の間欠動作周期を短く設定することにより短時間で平均化回数Nを増やすことが考えられるが、間欠周期を単純に短くするのは、消費電力の増加を招くため、実用的とは言えない。そこで、漏れの検出を一定期間、例えば1時間(第2周期)毎に一度だけ行なうように定めれば、漏れ検出期間中の計測周期(第3周期)を短く設定しても消費電力が著しく増加することはない。
【0029】
以上を鑑みて、制御手段11は次の通り作用する。図3を用いて制御手段11の動作を説明する。通常は計測周期(第1周期)は2秒に設定されており(STEP1)、1分経過毎に、平均値演算手段13で求める流量平均値、ばらつき演算手段14で流量値の標準偏差σが算出される(STEP3)。ここで、求めた平均値が基準値Q1より小さく(STEP4)、かつ標準偏差σが閾値Q2より小さければ(STEP5)、切替判定手段15が、流速検出手段9の動作を漏洩判定動作に切り替える。これを受けて、計測周期設定手段16が、流速検出手段9の計測周期0.25秒(第3周期)に切り替える(STEP6)。計測周期設定手段16では、少なくとも2種類の周期を設定することが可能である。ここで、設定された0.25秒の計測周期により、定められた短い時間、例えば1分で、集中的にサンプリングを行い(STEP7)、その期間の流量平均値を求める(STEP8)。このとき求めた流量平均値と洩れ判定の閾値Qsとの大小比較を漏洩判定手段17で行い(STEP9)、閾値より小さければゼロ点、すなわち漏洩なしと判断し(STEP10)、閾値より大きければ漏洩と判断する(STEP11)。漏洩判定を一度行った後は、切替判定手段15が、漏洩判定の終了を決定し、計測周期設定手段6で定める計測周期を2秒に戻す(STEP12)。そして、1時間経過し次の漏洩判定の周期(第2周期)が来るまでは、流量の大小にかかわらず漏洩判定は行なわない(STEP13)。
【0030】
したがって、過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で、洩れ判定を行なうことができる。また、図4に示すように、漏洩判定時の計測周期(第3周期)を、標準偏差σが小さくなるにしたがって、長くなるように定めておけば、必要以上に無駄な電力消費を抑えることが可能である。また、定常的な漏れが発生しているとするならば、ゼロ点を検出することはないはずであるから、一旦、所定回数(例えば5回)以上、ゼロ点、すなわち「漏洩なし」が確認できたら、それ以降の漏洩判定を行なわない構成としても良い。この場合、例えば、一定期間(例えば1か月)以上経過した後、ゼロ点の検出履歴をすべてクリアして、再度、漏洩判定を行なう様に定めておけば、消費電力を更に節約しながらも、定常的な洩れの検出が可能であるため、安全性が損なわれることはない。
【0031】
以上のように、本実施例によれば、計測周期の短い漏洩判定手段17を少なくとも定められた時間以上経過する毎に実行しているので、過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で洩れ判定を行なうことができる。
【0032】
また、流量値とばらつきが小さいときのみ、漏洩判定を行なっているので、適切なタイミングで漏洩判定ができるので、誤判定の確率を小さくすることができる。
【0033】
また、流量値のばらつきが小さくなるにしたがって、計測周期を短くなるように設定しているので、状況に応じて適切な計測条件を設定することができる。
【0034】
そして、「漏洩なし」の検出回数が所定回数に達すると、漏洩判定手段17の動作を禁止しているので、消費電力の低減が可能となる。
【0035】
更に、定められ期間が経過する毎に、漏洩判定手段17の動作を再開するようにしているので、定期的な漏れ点検が可能となり、安全性の確保が可能である。
【0036】
なお、本実施例では、計時手段8で求めた超音波の伝搬時間を基に流速検出手段9で検出した流速に基づき流量演算手段12により流量を求めたが、流量を求めないで平均値演算手段13で流速の平均値を求め、ばらつき演算手段14で流速のばらつきを求めて、平均値演算手段13、ばらつき演算手段14の出力から、流速検出手段9が実行する一連の計測手順の間欠駆動周期の切替の判断を行なってもよく、これによっても過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で洩れ判定を行なうことができる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、流れ演算手段は第1周期または第1周期より短い第3周期ごとにそれぞれ複数回流速及び/または流量を計測するものであり、切替判定手段は第1周期よりも長い周期である第2周期ごとに流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定し、計測周期設定手段は切替判定手段により判定されたばらつきが小さくなるにしたがって第3周期を長くして漏洩判定を行うので、過度に消費電力を増大させることなく効率的に短時間で洩れ判定を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における流体の流れ計測装置のブロック図
【図2】同装置の計測ばらつきと漏洩判定の関係を示す特性図
【図3】同装置の動作を示すフローチャート
【図4】同装置の計測値の標準偏差と計測周期の関係を示す特性図
【図5】従来の流体の流れ計測装置のブロック図
【符号の説明】
9 流速検出手段(流れ演算手段)
12 流量演算手段(流れ演算手段)
14 ばらつき演算手段
16 計測周期設定手段
17 漏洩判定手段
Claims (4)
- 流体の流速及び/または流量を計測する流れ演算手段と、前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定する切替判定手段と、計測周期を切り替える計測周期設定手段と、流体の漏洩を判定する漏洩判定手段とを備え、
前記流れ演算手段は第1周期または前記第1周期より短い第3周期ごとにそれぞれ複数回流速及び/または流量を計測するものであり、
前記切替判定手段は、前記第1周期よりも長い周期である第2周期ごとに前記流れ演算手段で計測された流速及び/または流量値のばらつきを判定し、
前記計測周期設定手段は、前記切替判定手段により判定されたばらつきが小さくなるにしたがって前記第3周期を長くして漏洩判定を行う流体の流れ計測装置。 - 切替判定手段によりばらつきが小さいと判定された時のみ、計測周期設定手段が計測周期を第3周期に切り替え、漏洩判定手段が漏洩を判定する請求項1に記載の流体の流れ計測装置。
- 漏洩判定手段の漏洩していないという判定結果が所定回数に達すると、前記漏洩判定手段は所定期間動作しない請求項2記載の流体の流れ計測装置。
- 所定期間経過後に、漏洩判定手段の漏洩していないという判定結果を初期化する請求項3記載の流体の流れ計測装置。
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