JP4281530B2 - 回路遮断器の電磁引き外し装置 - Google Patents

回路遮断器の電磁引き外し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4281530B2
JP4281530B2 JP2003394656A JP2003394656A JP4281530B2 JP 4281530 B2 JP4281530 B2 JP 4281530B2 JP 2003394656 A JP2003394656 A JP 2003394656A JP 2003394656 A JP2003394656 A JP 2003394656A JP 4281530 B2 JP4281530 B2 JP 4281530B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
plunger
coil
oil
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003394656A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005158456A (ja
Inventor
正己 前澤
和司 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003394656A priority Critical patent/JP4281530B2/ja
Publication of JP2005158456A publication Critical patent/JP2005158456A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4281530B2 publication Critical patent/JP4281530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

本発明は、オイルダッシュポットを用いた回路遮断器の電磁引き外し装置に関するものである。
従来、回路遮断器には、図11(a)に示すように過電流や短絡時の過大な電流が負荷電流として流れたときに、開閉機構Aをトリップ動作せる引き外し装置として、オイルダッシュポット1を用いた電磁引き外し装置Bが広く採用されている。この電磁引き外し装置Bは図11(b)に示すようにオイルダッシュポット1と、オイルダッシュポット1の外周に巻き装されたコイル2と、オイルダッシュポット1に水平片の一端を接合し、垂直片をオイルダッシュポット1に並行するように配置したL字状のヨーク3と、一端がヨーク3に可動自在に枢支されポールヘッド4に対向配置されたアマチュア5と、このアマチュア5をポールヘッド4から離す方向に付勢する復帰用ばね6とで構成される。
ここでオイルダッシュポット1の従来例の構成としては、図12に示すようなものがあった(特許文献1)。つまりこの従来例のオイルダッシュポット1は、非磁性材からなるシリンダ7と、シリンダ7内に図おいて上下移動自在に収納された磁性材からなるプランジャ8と、シリンダ7を下方へ付勢する復帰用ばね9とを収納するとともに、シリコンオイル等の制動油10を封入し、シリンダ7の上端開口部を磁性材からなるポールヘッド4で封止していた。そしてこの図12のオイルダッシュポット1は、プランジャ8の小径部の付け根部分に中径部を設けていることで復帰用ばね9とプランジャ8の径方向の位置ずれの阻止を図るようになっている。
さてオイルダッシュポット1に巻き装するコイル2は負荷端子11に一端を接続し、他端を可動接触子12に接続することで、電源端子13,固定接触子14、可動接触子12を通じて負荷電流が流れて励磁されるようになっている。
そして過大な負荷電流によるコイル2の励磁によって大きな磁気吸引力が発生した場合に、プランジャ8が制動油10の制動と復帰用ばね10の付勢力に抗しながら上方へ移動し、この移動によりプランジャ8と、ヨーク3と、アマチュア5とで構成される磁路に流れる磁束が増加し、アマチュア5は復帰用ばね6に付勢に抗してポールヘッド4に吸引駆動され、アマチュア5の先部で開閉機構Aのラッチ状態を引き外してトリップ動作させ、可動接触子12を固定接触子14から開離させ、負荷電流を遮断させるのである。
特開平10−125206号公報(添付図面の図1)
ところで、回路遮断器、特に電設盤に設置されるものにおいては、小型化して設置スペースの制限を取り除き、または軽量化により施工性を向上することが求められている。そのため内蔵する電磁引き外し装置そのものの小型化、更にはオイルダッシュポットの小型化が不可欠である。しかしオイルダッシュポットの長手方向を短くしたりシリンダ径を小さくして上で、既存の装置と同じ遮断タイミングを得ようとした場合、前者ではプランジャの移動動作への抵抗を大きくして移動速度を遅くする必要がある。また後者では粘性抵抗が増えているため移動時間を速くする必要がある。一方上述のように移動速度を遅くするとアマチュアを作動タイミング、つまり遮断タイミングがばらつくという問題がある。
本発明は、前記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、既存の装置と同じ遮断タイミングを持たせながら小型化が図れる回路遮断器の電磁引き外し装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、制動油を封入せるシリンダ内に軸方向に移動自在にプランジャを収納するとともに、前記プランジャを前記シリンダの一端方向に付勢する復帰用ばねとを収納したオイルダッシュポットと、前記シリンダ外周に巻き装されたコイルと、前記オイルダッシュポットに接合若しくは近接配置されたヨークと、該ヨークに可動自在に係止され、前記シリンダの他端側を封止せる前記オイルダッシュポットのポールヘッドに対向するアマチュアとを備え、前記コイルに流れる負荷電流の大きさに応じたコイルの励磁による磁気吸引力で前記プランジャをシリンダの他端側へ移動させる回路遮断器の電磁引き外し装置において、前記プランジャの移動時間を変化させる移動時間変化装置を付加して成り、前記移動時間変化装置を、長手方向において2分割して一端側の内径に対して他端側の内径を大きくした前記シリンダにより構成したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、既存の装置のオイルダッシュポットのシリンダ長を短くしたり、シリンダの内径を小さくして装置の小型化を図っても、移動時間変化装置によって、初期位置からアマチュアを作動させる位置に至るまでのプランジャの移動時間を既存の装置と同じ移動時間に設定することができ、結果既存の装置と同じ遮断時間を持つ小型な回路遮断器の電磁引き外し装置を実現できる。また、他端側では粘性抵抗を小さくすることで、プランジャの移動の最終位置での移動速度を速くすることで、初期位置からのプランジャの移動速度を遅くしたことによる遮断タイミングのばらつきを吸収抑制し、遮断時間の安定化を図ることができる
発明は、既存の装置のオイルダッシュポットのシリンダ長を短くしたり、シリンダの内径を小さくして装置の小型化を図っても、移動時間変化装置によって、シリンダ内の初期位置からアマチュアを作動させる位置に至るプランジャの移動時間を既存の装置と同じ移動時間に設定することができ、結果既存の装置と同じ遮断時間を持つ小型な回路遮断器の電磁引き外し装置を実現できるという効果がある。
以下本発明を実施形態及び参考例により説明する。
参考例1)
参考例の電磁引き外し装置は、オイルダッシュポット1の構成以外は、従来例と同じであるので、回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとし、主要部であるオイルダッシュポット1の構成を図1(a)により詳説する。また図1(a)では励磁用のコイルの図示は省略している。
本参考例に用いるオイルダッシュポット1は、シリンダ長を既存のものに比べて短くして小型化を図ったものであって、図1(a)に示すようにシリンダ7内に移動自在に収納されているプランジャ8の外周面に一端(図において下端)から他端(図において上端)方向に、プランジャ8に回転運動を付与してプランジャ8を螺進させるための螺進用溝20を形成し、一方シリンダ7の内壁面には外部から装着した突起体21の先端を突出させ、この先端をプランジャ8が初期位置にある状態で、前記螺進用溝20の上端位置に係入させている。これによりプランジャ8が図において上方へ移動する際に突起体21が相対的に螺進用溝20を移動することになって、プランジャ8に回転運動を付与する。つまりプランジャ8は回転運動しながら上方へ移動する。これによりシリンダ7の長手方向の寸法が短くても、実質的なプランジャ8の移動時間をシリンダ7の長い既存の装置と同様な移動時間とすることができ、つまり螺進用溝20と突起体21とでプランジャ8の移動時間変化装置を構成し、この装置により過電流の通電時にプランジャ8が初期位置からアマチュア5を作動させる位置までの移動時間を既存の装置と同様に設定することができる。これによりシリンダ長を短くして小型化を図っても、既存の装置と同等の遮断時間を持つ回路遮断器の電磁引き外し装置を実現できる。
尚図1の突起体21が摺動する溝20の内面(図1の円部a)に図1(b)(c)に示すような微細な凹凸を設け、プランジャ8の動きを円滑にするようにしても良い。またプランジャ8の外面(図1の円部b)に同様な凹凸を設け、シリンダ7の内面との接触面積の減少を図ったり、油溜まりとして機能させることで、プランジャ8を円滑に移動させるようにしても良い。
前記図1で示すオイルダッシュポット1では突起体21と螺進用溝20を1組設けているが、軸対象に3組或いは2組設けても良い。図2は3組設けたオイルダッシュポット1の断面構造を示す。
また突起体21をシリンダ7側ではなくプランジャ8側に設け、螺進用溝20をプランジャ8側ではなくシリンダ7側に設けても良い。
更に図1,図2の例では、シリンダ7とは別体の部材からなる突起体21を用いていたが、図3(a)(b)に示すようにシリンダ7の一部を塑性変形させてシリンダ7内に突出させ、この突出部位で突起体21を構成しても良く、この場合別部材の突起体21が不要となり、取り付けなどの作業が必要なくなる。
またプランジャ8側に突起体21を設ける場合に、図3(c)に示すようにシリンダ7側の螺進用溝20としてシリンダ7の内壁面を変形させたり或いは切削して形成した溝を用いても良い。
また更にシリンダ7側に突起体21を設ける場合、突起体21を図4(a)(b)に示すように上端に形成した凹部70aに突起体21を嵌着せる非磁性材からなる筒体70をシリンダ7内の一端側に挿着する構成としても良い。この場合突起体21の形成が容易となる。また、オイルダッシュポット1の内周面とプランジャ8の外周面とのギャップはシリンダ7の一端側(以下下端側という)である初期位置側では筒体70の内周面とのギャップとなり、また筒体70より上方の位置ではシリンダ7の内周面とのギャップとなるため、筒体70の上方側では制動油10の粘性抵抗が小さくなり、その結果プランジャ8の速度を速めることができる。つまり移動速度を遅くした場合、プランジャ8による磁力によってアマチュア5が作動するタイミング、つまり遮断タイミングがばらつく可能性があるが、プランジャ8が最終位置付近に移動する際にプランジャ8の移動速度を速めてアマチュア5を速やかに作動させることで、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制することができるのである。
参考例2)
参考例の電磁引き外し装置は、プランジャ8の移動時間変化装置として、図5(a)に示すようにオイルダッシュポット1のシリンダ7の下端側、或いは図5(b)に示すように他端側(以下上端側という)の外周に取り付けた環状の永久磁石22で構成しても良い。
つまり前者の構成では、コイル2の励時による磁気吸引力を抑制するように永久磁石22の磁極方向を設定することで、過電流通電初期でのプランジャ8の移動速度を小さくして移動時間を遅延させ、プランジャ8が初期位置からアマチュア5を作動させる位置に至るまでの移動時間をシリンダ長が長い既存の装置と同じとし、しかも復帰用ばね9のばね力を既存の装置よりも弱くすることで、最終位置付近でのプランジャ8の移動速度を既存の装置に比べて速めることで、上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制する。
一方後者の構成では、復帰用コイル9のばね力の既存の装置に比べて大きくし、プランジャ8が初期位置からアマチュア5を作動させる位置までの移動時間を遅延させて移動時間をシリンダ長が長い既存の装置と同じとし、一方コイル2の励時による磁気吸引力を増大するように永久磁石22の磁極方向を設定することで、プランジャ8の最終位置(上端付近)での移動速度を速め、上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制するのである。
尚回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとする。
参考例3)
参考例は、図6に示すように前記参考例2の図5(b)に示す構成と同様にシリンダ7の上端側に環状の永久磁石22を設けるとともに、この永久磁石22の直下のシリンダ7の側面よりアマチュア5に並行するように磁性体23を突設するとともに、磁性体23の先部23aをアマチュア5の枢支部近傍の下面に近接するように上方向に突出させてある。つまり永久磁石22、磁性体23、アマチュア5の3者で閉磁路を構成するようになっている。
而して本参考例では、図5(b)の実施形態と同様に永久磁石22の磁力をコイル2の励時による磁気吸引力を増大するように永久磁石22の着磁方向を設定することで、プランジャ8の最終位置(上端付近)での移動速度を上昇させてプランジャ8の移動時間を変化させることができる。特に永久磁石22の磁束が前記磁路に流れることで永久磁石22の磁力が効果的に働き、プランジャ8の移動速度を図5(b)の場合に比してより速くすることができ、これによりアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを一層吸収抑制するのである。尚初期位置からアマチュア5を作動させる位置までのプランジャ8の移動時間を既存のものと同等にするために、復帰用ばね9のばね力を既存の装置に比べて大きくしている。
ヨーク3は図11(b)に示す従来構成と同様に水平片の一端がオイルダッシュポット1のシリンダ7の下部に接続され、垂直片の上端にアマチュア5を回動自在に枢支し、垂直片の下部背面に設けた負荷端子11にはコイル2の一端を接続している。またアマチュア8は復帰用ばね6により先部がオイルダッシュポット1のポールヘッド4より離れるように付勢されている。
尚回路遮断器との関係構成は図11(a)を参照することとする。
参考例4)
参考例の電磁引き外し装置は、プランジャ8の移動時間変化装置として、図7に示すように、巻き径をシリンダ7の上端側から下端側にかけて徐々に広げるように形成したコイル2を用いたものであり、シリンダ7の直径方向の中心とコイル2のコイル線との距離を他端側で小さく、一端側で大きくしてある。つまりシリンダ7の下端側(初期位置側)にプランジャ8が位置する場合には、コイル2から離れる位置にプランジャ8が存在するため、この位置でのコイル2の磁束密度が少なくなってプランジャ8を通る磁束が少なく、逆にプランジャ8がシリンダ7の上端側(最終位置側)に移動するにつれてプランジャ8とコイル2との距離が小さくなり、このコイル2の磁束密度が多くなってプランジャ8を通る磁束が増加する。つまりシリンダ7の下端側、つまりプランジャ8の初期位置ではではプランジャ8に対する磁気吸引力が最小で上端側では最大となる。
而して本参考例ではコイル2の励磁により発生する磁気吸引力を、シリンダ7の下端側より他端側で大きくすることで、プランジャ8の初期位置(下端付近)での移動速度を遅くしてアマチュア5を作動させる位置までのプランジャ8の移動時間を既存の装置と同等とし、更に最終位置(上端付近)での移動速度を速くすることでプランジャ8の移動時間を変化させ、これにより上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制するのである。
尚回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとする。
参考例5)
前記参考例4ではコイル2の巻き径をシリンダ7の下端側と、他端側とで変えることでコイル2を移動時間変化装置として用いているが、本参考例では図8に示すようにシリンダ7の下端側では巻き間隔を粗とし、中間ではやや密とし、更に前記シリンダ7の上端側では巻き間隔を密としたコイル2を用いて移動時間変化装置としている。つまりシリンダ7の下端側(初期位置側)ではコイル2の巻き間隔が粗であるためアンペアターンを小さく、逆にシリンダ7の上端側では巻き間隔が密であるためアンペアターンが大きい。これによりプランジャ8に働く磁気吸引力はシリンダ7の下端側に比べ上端側は大きくなる。
而して本参考例でもコイル2の励磁により発生する磁気吸引力を、シリンダ7の下端側より他端側で大きくすることで、プランジャ8の初期位置(下端付近)での移動速度を遅くしてアマチュア5を作動させる位置までのプランジャ8の移動時間を既存の装置と同等とし、更に最終位置(上端付近)での移動速度を速くすることでプランジャ8の移動時間を変化させ、これにより上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制するのである。
尚回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとする。
参考例6)
前記参考例5では巻き間隔をシリンダ7の下端側で粗、上端側で密としたコイル2を用いてシリンダ7の下端側(初期位置側)でのアンペアターンを小さく、逆にシリンダ7の上端側(最終位置側)でのアンペアターンを大きくしているが、本参考例では、図9に示すように巻き層数を、シリンダ7の下端側(初期位置側)で一層と、中間位置では2層とし、更に上端側(最終位置側)では3層とすることで、アンペアターンをシリンダ7の下端側から上端側に亘って増加させる構成のコイル2を用いて移動時間変化装置としている。
而して本参考例でも参考例5と同様にコイル2の励磁により発生する磁気吸引力を、シリンダ7の下端側より上端側で大きくすることで、プランジャ8の初期位置(下端付近)での移動速度を遅くしてアマチュア5を作動させる位置までのプランジャ8の移動時間を既存の装置と同等とし、更に最終位置(上端付近)での移動速度を速くすることでプランジャ8の移動時間を変化させ、これにより上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制するのである。
尚回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとする。
(実施形態
本実施形態は、シリンダ長を短くして小型化を図っているが、図10に示すように上下2分割とし、下端側に対応する下側部位7aの内径を他端側に対応する上側部位7bの内径よりも小さく形成し、プランジャ8の移動時の制動油10から受ける粘性抵抗を上側部位7bで小さくするシリンダ7を用い、このシリンダ7により移動時間変化装置を構成したものである。
而して本実施形態では、下側部位7a内のプランジャ8の移動速度を大きな粘性抵抗によって遅くしてしてアマチュア5を作動させる位置までのプランジャ8の移動時間を既存の装置と同等とし、上側部位7bにおいては粘性抵抗を小さくすることで、更に最終位置(上端付近)での移動速度を速くすることで、上述と同様にアマチュア5を速やかに作動させ、遮断タイミングのばらつきを吸収抑制するのである。
尚上下2分割して下側部位の材質をコイル2の磁束が通りにくい材質を用い、上側部位をコイル2の磁束が通り易い材質を用いることで、プランジャ8の移動速度を初期位置では遅く、最終位置では速くするようにしても良い。
尚図10ではコイル2を省略している。また回路遮断器との関係や、オイルダッシュポット1以外の構成は図11(a)(b)を参照することとする。
参考例1に用いるオイルダッシュポットを示し、(a)は側断面図、(b),(c)は同上の要部の説明図である。 同上の別のオイルダッシュポットの例の拡大せる平断面図である。 (a)は同上の他のオイルダッシュポットの例に用いるシリンダの側断面図、(b)は(a)のシリンダの一部省略せる要部の拡大側断面図、(c)は同上のその他のオイルダッシュポットの例に用いるシリンダの一部省略せる拡大側断面図である。、 (a)は同上の更に他のオイルダッシュポットの例に用いるシリンダ内に挿着する筒体の一部省略せる拡大斜視図、(b)はシリンダの側断面図である。 (a)は参考例2に用いるオイルダッシュポットの一例の側断面図、(b)は同上に用いるオイルダッシュポットの別例の側断面図である。 参考例3の一部破断せる側面図である。 参考例4に用いるコイルを巻き装した状態のオイルダッシュポットの側断面図である。 参考例5に用いるコイルを巻き装した状態のオイルダッシュポットの側断面図である。 参考例6に用いるコイルを巻き装した状態のオイルダッシュポットの側断面図である。 実施形態に用いるオイルダッシュポットの側断面図である。 (a)は電磁引き外し装置を用いた回路遮断器の一例の側断面図、(b)は同上の回路遮断器に用いる電磁引き外し装置の拡大斜視図である。 従来例のオイルダッシュポットの側断面図である。
1 オイルダッシュポット
4 ポールヘッド
7 シリンダ
8 プランジャ
9 復帰用ばね
10 制動油
20 螺進用溝
21 突起体

Claims (1)

  1. 制動油を封入せるシリンダ内に軸方向に移動自在にプランジャを収納するとともに、前記プランジャを前記シリンダの一端方向に付勢する復帰用ばねとを収納したオイルダッシュポットと、前記シリンダ外周に巻き装されたコイルと、前記オイルダッシュポットに接合若しくは近接配置されたヨークと、該ヨークに可動自在に係止され、前記シリンダの他端側を封止せる前記オイルダッシュポットのポールヘッドに対向するアマチュアとを備え、前記コイルに流れる負荷電流の大きさに応じたコイルの励磁による磁気吸引力で前記プランジャをシリンダの他端側へ移動させる回路遮断器の電磁引き外し装置において、前記プランジャの移動時間を変化させる移動時間変化装置を付加して成り、前記移動時間変化装置を、長手方向において2分割して一端側の内径に対して他端側の内径を大きくした前記シリンダにより構成したことを特徴とする回路遮断器の電磁引き外し装置
JP2003394656A 2003-11-25 2003-11-25 回路遮断器の電磁引き外し装置 Expired - Fee Related JP4281530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394656A JP4281530B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 回路遮断器の電磁引き外し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003394656A JP4281530B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 回路遮断器の電磁引き外し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005158456A JP2005158456A (ja) 2005-06-16
JP4281530B2 true JP4281530B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=34720658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003394656A Expired - Fee Related JP4281530B2 (ja) 2003-11-25 2003-11-25 回路遮断器の電磁引き外し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4281530B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4983652B2 (ja) 2008-03-03 2012-07-25 富士電機機器制御株式会社 回路遮断器の電磁引外し装置
US9054530B2 (en) * 2013-04-25 2015-06-09 General Atomics Pulsed interrupter and method of operation
KR101579857B1 (ko) * 2014-04-14 2016-01-05 주식회사 대륙 회로 및 배선차단기의 오일대쉬포트
JP7561613B2 (ja) 2020-12-28 2024-10-04 河村電器産業株式会社 電磁引き外し装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005158456A (ja) 2005-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6235374B2 (ja) 開閉器の操作機構
JP2907900B2 (ja) 磁気引外し装置
US8912871B2 (en) Electromagnetic actuator with magnetic latching and switching device comprising one such actuator
JP2001103724A (ja) 電磁アクチュエータ
JP4738106B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JP4761913B2 (ja) 電磁アクチュエータ
JPH11345556A (ja) 電力スイッチ装置用アクチュエ―タ
US9607746B2 (en) Electromagnetic actuator device
JP2007234250A (ja) 遮断機の引外し装置
CN112400209B (zh) 具有真空断续器和驱动装置的中压断路器以及用于操作中压断路器的方法
JP4281530B2 (ja) 回路遮断器の電磁引き外し装置
JP7537618B2 (ja) 反応が鋭敏な高圧直流磁気保持リレー
JP5124048B2 (ja) 釈放形電磁石装置
JP4983652B2 (ja) 回路遮断器の電磁引外し装置
JP2007179841A (ja) 真空遮断器
JP2016136477A (ja) 電磁引き外し装置および回路遮断器
US3740650A (en) Electromagnetic switch
JP2006332001A (ja) サーマルリレー
JP5884777B2 (ja) リニアソレノイド
JP2016167390A (ja) 電磁引き外し装置および回路遮断器
JP6421333B2 (ja) 電磁引き外し装置および回路遮断器
US11935715B2 (en) Electromagnetic drive unit for a switching device and switching device
KR200378106Y1 (ko) 진공차단기용 솔레노이드 구조
RU86037U1 (ru) Электромагнитный привод
JP2016167389A (ja) 電磁引き外し装置および回路遮断器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090309

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees