JP2007221049A - 電磁アクチュエータ - Google Patents

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Yoshimitsu Niwa
芳充 丹羽
Kazuhiro Matsuo
和宏 松尾
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Abstract

【課題】 電圧変動によってアーマチュアの吸引力が増減することを抑制する。
【解決手段】 磁路を形成するための第1のヨーク1、2、5、6、9と、前記第1のヨーク1、2、5、6、9に連接された磁路を形成するための第2のヨーク3、4、5、7、9と、前記第1のヨーク1、2、5、6、9内および前記第2のヨーク3、4、5、7、9内の磁束を増減させるソレノイドコイル10と、前記第1のヨーク1、2、5、6、9内から前記第2のヨーク3、4、5、7、9内までを移動自在に移動するアーマチュア9と、前記アーマチュア9に固定されるとともに、前記第2のヨーク3、4、5、7、9を移動自在に貫通し、且つ開閉器12に連結される操作ロッド8とを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、真空遮断器などの開閉器の操作機構に用いられる電磁アクチュエータに関する。
従来この種の開閉器の操作機構においては、開路操作および閉路操作を行うために、必要な操作力を電磁アクチュエータで発生させるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
電磁アクチュエータは、磁路を形成するためのヨーク、ヨーク内を移動するように設けられたアーマチュア、アーマチュアを移動もしくは吸引する永久磁石、ヨーク内の磁束を増減させるソレノイドコイル、およびアーマチュアに固定されるとともに、開閉器に連結される操作ロッドから構成される。
特開2003−308762号公報 (第4ページ、図1)
上記の従来の電磁アクチュエータにおいては、次のような問題がある。
開閉器を開路状態から閉路状態にする場合、ソレノイドコイルを励磁し、アーマチュアを閉路方向に移動させている。移動においては、操作ロッド、接点などの駆動部重量や開路状態を保持している開路バネなどの外力よりも、ソレノイドコイルを励磁して得られるアーマチュアの吸引力を大きくしていた。即ち、大きな電流(電圧に比例)でソレノイドコイルを励磁し、アーマチュアを閉路方向に吸引していた。
一方、ソレノイドコイルは、定格電圧よりも低い所定の電圧値(=最低動作電圧、例えば、定格電圧の75%)からアーマチュアを移動させることができるようになっている。このため、定格電圧の100%や100%以上でソレノイドコイルを励磁すると、より大きな吸引力が発生し、必要以上の高速でアーマチュアを移動させてしまう。その結果、開閉器の接点間が衝突したときの衝撃力が大きなものになる。このことは、大きな衝撃力に耐え得る堅固な構造の開閉器が求められ、大型化、重量化、コストアップなどにつながっていた。
本発明は上記問題を解決するためになされたもので、ソレノイドコイルの制御回路の電圧変動によってアーマチュアの吸引力が増減することを抑制し得る電磁アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電磁アクチュエータは、磁路を形成するための第1のヨークと、前記第1のヨークに連接された磁路を形成するための第2のヨークと、前記第1のヨーク内および前記第2のヨーク内の磁束を増減させるソレノイドコイルと、前記第1のヨーク内から前記第2のヨーク内までを移動自在に移動するアーマチュアと、前記アーマチュアに固定されるとともに、前記第2のヨークを移動自在に貫通し、且つ開閉器に連結される操作ロッドとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、ソレノイドコイルを励磁してアーマチュアを駆動させるとき、閉路方向に駆動させる場合には、アーマチュアを閉路方向に吸引させる第2のヨークと、開路方向に吸引する第1のヨークとを設けて、第1のヨークを磁気飽和させた後、第2のヨークにより閉路するようにしているので、ソレノイドコイルの制御回路電圧に左右されず、アーマチュアを所定の速度および吸引力で駆動させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
先ず、本発明の実施例1に係る電磁アクチュエータを図1および図2を参照して説明する。図1は、本発明の実施例1に係る電磁アクチュエータの構成を示す断面図、図2は、本発明の実施例1に係る電磁アクチュエータの動作を説明する図である。なお、図1において、図示右に閉路状態、図示左に開路状態を示している。
図1に示すように、電磁アクチュエータには、磁路を形成するための上部ヨーク1、上部ヨーク1に略直角に配置された第1の側部ヨーク2、第1の側部ヨーク2に直線上に配置された第2の側部ヨーク3、第2の側部ヨーク3に略直角に配置された下部ヨーク4が設けられている。そして、上部ヨーク1、第1の側部ヨーク2、第2の側部ヨーク3および下部ヨーク4でロ字状の磁路が形成される。また、第1の側部ヨーク2と第2の側部ヨーク3間には、内側に突出した環状の中間部ヨーク5が設けられている。更に、上部ヨーク1の内側には内部ヨーク6が固定され、また、下部ヨーク4の内側にはポールピース7が固定されている。
これらのヨーク1、2、3、4、5、6内には、下部ヨーク4とポールピース7とを移動自在に貫通する非磁性体の操作ロッド8が設けられ、操作ロッド8端にアーマチュア9が固定されている。アーマチュア9は、内部ヨーク6とポールピース7間を移動自在に移動できるようになっている。また、磁束を増減させるソレノイドコイル10が第2の側部ヨーク3に固定されている。
なお、操作ロッド8には、接離自在の一対の接点11を収納した開閉器12が連結されている。ここで、内部ヨーク6は、第2の側部ヨーク3、下部ヨーク4および中間部ヨーク5よりも断面積が小さくなっている。
次に、アーマチュア9の駆動を説明する。
図示左の開路状態において、図示しない制御回路からソレノイドコイル10に電流を流すと、ヨーク1、2、3、4、5、6、ポールピース7内には磁束が形成される。アーマチュア9に流出入する磁束は、中間部ヨーク5→アーマチュア9を通る第1の磁束φ1と、第1の側部ヨーク2→上部ヨーク1→内部ヨーク6→アーマチュア9を通る第2の磁束φ2と、アーマチュア9→空隙部→ポールピース7を通る第3の磁束φ3が形成される。
ここで、第2の磁束φ2は、アーマチュア9を内部ヨーク6側に吸引する吸引力F1となり、第3の磁束φ3は、アーマチュア9をポールピース7側に吸引する吸引力F2となる。そして、アーマチュア9は、操作ロッド8などの駆動部重量や開路状態を保持している開路バネなどの外力Fxと吸引力F1との和よりも大きな吸引力F2により駆動することになる(Fx+F1<F2)。吸引力F1は吸引力F2よりも小さく、アーマチュア9の両端を吸引し合うものとなる。
即ち、吸引力F2が外力Fxを上回っても、アーマチュア9は吸引力F1の影響で駆動しない。このため、ソレノイドコイル10の電流を増加させ、吸引力F2を大きくしなければならない。しかしながら、内部ヨーク6の断面積は中間部ヨーク5などよりも小さいので、内部ヨーク6は磁気飽和する。磁気飽和すると、磁気抵抗が大きくなり、吸引力F1が小さくなるとともに、内部ヨーク6を通っていた第2の磁束φ2は第1の磁束φ1側に変化する。これにより、吸引力F1は急激に弱まり、電流上昇で大きくなった吸引力F2により、アーマチュア9が駆動することになる。
このようなアーマチュア9の駆動とソレノイドコイル10の電流との関係を図2に示す。
図2の特性Aに示すように、ソレノイドコイル10の電流が上昇し、電流i1となる時間t1の点でアーマチュア9が駆動する。特性Aにより、磁束φ1、磁束φ2、磁束φ3が形成され、吸引力F1、吸引力F2が発生する。そして、アーマチュア9の駆動は、上述のようにFx+F1<F2の関係のもとで開始するので、制御回路の電圧に大きく左右されないものとなる。これは、吸引力F1、F2の両者が電流(電圧に比例)によって同様な変化をするためである。したがって、電圧変動があっても、アーマチュア9を所定の速度および操作力で駆動させ、開閉器12を閉路状態にすることができる。なお、アーマチュア9の駆動後には、電流は減衰する。
これに対し、従来では、特性Bのように、電流i1よりも小さい電流i2となる時間t2の点でアーマチュア9が駆動する。電流i2と電流i1の差は、上述の吸引力F1によるものである。そして、アーマチュア9の駆動は、外力Fx<吸引力F2で開始される。吸引力F2は、電流の大きさに比例して変化する。
ここで、磁束φ1、φ2が形成される上部ヨーク1、第1の側部ヨーク2、中間部ヨーク5、内部ヨーク6、アーマチュア9を第1のヨークとする。第1のヨークでは、特に磁束φ2でアーマチュア9を開路方向に吸引する。また、磁束φ1、φ3が形成される中間部ヨーク5、アーマチュア9、ポールピース7、下部ヨーク4、第2のヨーク3を第2のヨークとする。第2のヨークでは、特に磁束φ3でアーマチュア9を閉路方向に吸引する。なお、第1のヨークと第2のヨークとは、互いが連接されており、中間部ヨーク5が共用されるものとなる。
なお、第1のヨークを形成する上部ヨーク1、第1の側部ヨーク2の断面積を小さくし、それぞれ磁気飽和させても吸引力F1を弱めることができる。
また、上部ヨーク1、第1の側部ヨーク2、内部ヨーク6を磁性体の板材を積層した積層構造、あるいは磁性体粉末を箱体内に充填した構造にすれば、渦電流の発生を抑制することができ、第2の磁束φ2を第1の磁束φ1側にスムースに変化させることができる。更に、内部ヨーク6と対向するアーマチュア9の面に、放射状の複数本のスリットを設ければ、上述と同様に磁束φ2、φ1をスムースに変化させることができる。
更には、上部ヨーク1、第1の側路ヨーク2、内部ヨーク6を複数の柱状の磁性体で構成すれば、製造メーカや加工履歴で異なってくる磁化力などの磁気特性を柱状の磁性体の本数(断面積)で調整することができ、磁気飽和のタイミングを制御することができる。また、複数の柱状の磁性体と非磁性体とを組み合わせて構成しても、上述と同様に、磁気特性を調整することができる。これらは、渦電流も抑制することもできる。
開閉器12を開路状態にする場合には、ソレノイドコイル10を閉路状態の場合と逆向きに励磁し、アーマチュア9をポールピース7および内部ヨーク6と反発させる。ここでも、第1のヨークのいずれかのヨーク6(1、2)が磁気飽和した後、第2のヨークによって駆動するものとなる。
上記実施例1の電磁アクチュエータによれば、アーマチュア9が閉路方向に駆動するようにソレノイドコイル10を励磁したとき、閉路方向に吸引させる第2のヨークと、開路方向に吸引する第1のヨークとを備えて、第1のヨークを磁気飽和させた後、第2のヨークにより閉路するようにしているので、制御回路の電圧に左右されず、アーマチュアを所定の速度および操作力で駆動させることができる。
次に、本発明の実施例2に係る電磁アクチュエータを図3を参照して説明する。図3は、本発明の実施例2に係る電磁アクチュエータの構成を示す断面図である。なお、この実施例2が実施例1と異なる点は、内部ヨークに補助コイルを設けたことである。図3において、実施例1と同様の構成部分においては、同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、図示右に閉路状態、図示左に開路状態を示している。
図3に示すように、内部ヨーク6には、この内部ヨーク6内の磁束を増減させる補助コイル20を設けている。
これにより、開路状態から閉路状態にする場合、図示しない制御回路から補助コイル20を励磁し、内部ヨーク6の磁気飽和を制御することができる。即ち、磁気飽和を早めたり、遅らせたりすることができ、閉路のタイミングを制御することができる。なお、上部ヨーク1、第1の側路ヨーク2にも補助コイル20を設けてもよい。
上記実施例2の電磁アクチュエータによれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施例1に係る電磁アクチュエータの構成を示す断面図。 本発明の実施例1に係る電磁アクチュエータの動作を説明する図。 本発明の実施例2に係る電磁アクチュエータの構成を示す断面図。
符号の説明
1 上部ヨーク
2 第1の側部ヨーク
3 第2の側部ヨーク
4 下部ヨーク
5 中間部ヨーク
6 内部ヨーク
7 ポールピース
8 操作ロッド
9 アーマチュア
10 ソレノイドコイル
11 接点
12 開閉器
20 補助コイル

Claims (7)

  1. 磁路を形成するための第1のヨークと、
    前記第1のヨークに連接された磁路を形成するための第2のヨークと、
    前記第1のヨーク内および前記第2のヨーク内の磁束を増減させるソレノイドコイルと、
    前記第1のヨーク内から前記第2のヨーク内までを移動自在に移動するアーマチュアと、
    前記アーマチュアに固定されるとともに、前記第2のヨークを移動自在に貫通し、且つ開閉器に連結される操作ロッドとを備えたことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記第1のヨークに磁束を増減させる補助コイルを設けたことを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記第1のヨークは、前記第2のヨークよりも早く磁気飽和することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記第1のヨークを板材を積層した積層構造としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記第1のヨークを粉末の磁性体で形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 前記第1のヨークを複数の柱状の磁性体で形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
  7. 前記第1のヨークを複数の柱状の磁性体および非磁性体を組み合わせて形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電磁アクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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