JP4281462B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用表示装置に関する。
従来、ヘッドアップディスプレイに各種情報を表示する車両用表示装置が知られている
。この装置では、車両乗員が視認すべき障害物などの対象を見落とすことがないように、ヘッドアップディスプレイにて、視認すべき対象の近傍に、アンダーライン等のシンボルを重ねて表示している。このため、乗員の視線は視認すべき方向に誘導され、見落としが防止される。
さらに、上記装置では、シンボルを意識的な知覚限界値よりも低く、無意識的な知覚限界値以上で、表示している。このため、運転者には、無意識下において、すなわち潜在的範囲内においてシンボルが提示されることとなり、シンボルを意識的な知覚限界値以上で表示する場合に生じる煩わしさを軽減させている(特許文献1参照)。
特開2002−137653号公報
しかし、従来装置では、表示手段としてヘッドアップディスプレイを用いているため、ヘッドアップディスプレイの表示領域外、例えば車両側方などの対象についてはシンボルを重ねて表示できず、視線方向の誘導ができなくなってしまう。また、シンボルを重ねて表示する構成であるため、ヘッドアップディスプレイのように車両外部の景色等と共に表示する構成に限られ、ナビゲーション装置や単なる光源等の表示手段を用いたい場合には、視線誘導自体ができなくなってしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことが可能な車両用表示装置を提供することにある。
本発明によれば、運転者が運転席に着座して運転操作をする際に視認可能な車両前方の相異なる複数の位置に設置され、所定の情報を運転者に対して表示する複数の表示手段と、車両情報を取得する車両情報取得手段と、前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づき、運転者が視認すべき視認領域を判断する視認領域判断手段と、前記視認領域判断手段によって運転者が視認すべきと判断された視認領域に基づき、前記視認領域よりも一定範囲分だけ広くされた領域であり、運転者が前記視認領域を視認時している場合に目に入る領域である運転者の視界範囲を判断する視界範囲判断手段と、前記複数の表示手段のうち、前記視界範囲判断手段によって判断された前記運転者の視界範囲の外に設置されている表示手段に、運転者の視線を当該表示手段の表示領域外に誘導する誘導情報を、意識的な知覚限界値よりも低く且つ無意識的な知覚限界値以上で、表示させるよう制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、誘導情報を表示手段の表示領域外に誘導するものとして表示させているので、表示手段の表示領域を超えた箇所に運転者の視線を誘導させることができる。このため、例えば、視認すべき対象物が車両側方などに存在していたとしても、誘導情報の表示により運転者の視線方向を誘導することが可能となる。また、表示領域外に視線を誘導するため、車両外部の景色等をシンボル等と共に表示する必要がなく、例えば、ナビゲーション装置のナビ画面、メーター、ルームミラー、サイドミラー等の表示手段を用いた場合であっても、視線誘導することが可能となる。従って、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができる。
また、複数箇所に設置された、例えば、ナビゲーション装置のナビ画面、メーター、ルームミラー、サイドミラー等である表示手段に対して、運転者が視認すべき視認領域を判断して、運転者の視界範囲を判断し、視界範囲の外に設置されている表示手段に誘導情報を表示させるので、運転者は、視認すべき領域に視線を向けているときには誘導情報が視界に入らず、脇見時など視認すべき領域に視線を向けていないときに誘導情報が視界に入ることとなる。従って、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置1の構成図である。同図に示すように、本装置1は、車両の乗員に対して各種情報を提示するものであって、表示部(表示手段)11〜15、表示制御部(表示制御手段)20、車両情報取得部(車両情報取得手段)30、車両情報判断部(視認領域判断手段)40、及び表示位置関係DB50を備えている。
表示部11〜15は、所定の情報を車両乗員に対して表示するものであって、具体的には、メーター11、ナビ画面12,ルームミラー13、サイドミラー14、及びHUD15から構成されている。これらは、それぞれ異なる位置に設置されるため、表示部11〜15は、複数の表示領域を有することとなる。
上記各部11〜15のうち、メーター11、ナビ画面12及びHUD15はもともと表示機能を有する表示手段の1つであるが、ルームミラー13やサイドミラー14のようにもともと表示機能を有していないものであっても、本実施形態では後述する誘導情報が表示されることから、表示手段の1つとして機能している。
表示制御部20は、表示部11〜15に車両乗員の視線を誘導する誘導情報を表示させるものである。また、表示制御部20は、意識的な知覚限界値より低く且つ無意識的な知覚限界値以上で、誘導情報を表示部11〜15に表示させるものである。
ここで、意識的な知覚限界値とは、何らかのものを人に対して表示する際に、視認者が意識的に知覚することができる表示時間等の限界を示すものである。一方、無意識的な知覚限界値とは、視認者が認識しているか否かにかかわらず人間の目でとらえることができる表示時間等の限界を示している。
このため、表示制御部20は、意識的な知覚限界値より低く且つ無意識的な知覚限界値以上で表示を行うことにより、運転者が意識的に知覚することができないように、且つ人間の目でとらえることができるように、誘導情報を表示部11〜15に表示させることとなる。
ここで、ある種の情報を、意識的に知覚することができないように、且つ人間の目でとらえることができるように提供すると、視認者は潜在的に情報を認識して、その情報が示す行為等をする傾向にある。よって、意識的な知覚限界値より低く且つ無意識的な知覚限界値以上で誘導情報を表示すると、運転者は誘導情報に従って視線方向を変更することとなる。
なお、以下の説明において、意識的な知覚限界値より低く且つ無意識的な知覚限界値以上で表示を行うことを、サブリミナル表示と称する。
車両情報取得部30は、車両情報を取得するものである。ここで、車両情報としては、車両の走行状態の情報や、車両の運転を行う際の操作情報や、車両周囲の環境情報等が挙げられる。従って、車両情報取得部30には、車速を検出するセンサ、ウインカー操作を検知するセンサ、及びナビゲーションシステムから現在走行中の道路形状を検出する検出手段等が含まれる。
車両情報判断部40は、車両情報取得部30により取得された車両情報に基づいて、運転者が視認すべき視認領域を判断するものである。例えば、車両情報判断部40は、ハンドル操作や、周囲の道路形状などから、車両の進行方向を判断し、この進行方向から運転者が視認すべき領域を判断する。
表示位置関係DB50は、各表示部11〜15の表示領域の位置を記憶しているものである。表示部11〜15の表示領域の位置は車種や仕様の相違により異なることがある。例えば、車種に応じてミラーの位置が多少でも異なる場合には、表示領域が異なることとなる。このため、表示位置関係DB50は、上記相違に応じた表示領域の情報を記憶していることとなる。
次に、各表示部11〜15の表示領域の詳細について説明する。図2は、本実施形態に係る各表示部11〜15の表示領域を示す説明図である。まず、各表示部11〜15のうちHUD15は、運転者の前方のインストルメントパネル上部に設置され、フロントウインドガラスに設けられた半透過部材に表示像を投影し、この表示像を運転者に視認させる構成とされている。このため、HUD15の表示領域は、ウインドガラス部分となっている。特に、本実施形態では、運転者の前方且つウインドガラスの下方部分となっている。
一方、メーター11及びナビ画面12は、何らかの部材を介することなく直接に運転者に情報を提示する構成とされている。このため、これらの表示領域は、メーター11やナビ画面12自体の位置と等しくなっている。
また、ルームミラー13及びサイドミラー14は、もともと表示機能を有するものではないが、本実施形態ではナビ画面12と同様にそれ自体が表示機能を有するものとして構成されている。このため、これらの表示領域は、ナビ画面12等と同様に、ルームミラー13及びサイドミラー14自体の位置と等しくなっている。なお、ルームミラー13及びサイドミラー14に表示機能を持たせる代わりに、HUD15と同様に表示像を投影させる構成としてもよい。
次に、本実施形態に係る車両用表示装置1の動作について説明する。まず、車両運転中において、車両情報取得部30は、上記した車両情報を取得する。そして、車両情報取得部30は、取得した車両情報を逐次車両情報判断部40に送信する。
車両情報の送信後、車両情報判断部40は運転者が視認すべき視認領域を判断する。そして、車両情報判断部40は視認領域の情報を表示制御部20に送信する。その後、表示制御部20は、視認領域に基づいて運転者の視界範囲を判断する。
図3を参照して具体的に説明する。図3は、視認領域及び運転者の視界範囲と、各表示部11〜15の表示領域との関係を示す説明図である。同図に示すように、例えば、直進道路において車両を走行させている場合、通常運転者はウィンドガラスの中央当たりを視認する。このため、車両情報判断部40は、車両情報に基づき直進道路を走行中であると判断すると、ウインドガラス中央付近を視認すべき視認領域と判断する。
そして、表示制御部20は、視認領域の情報に基づいて、運転者の視界範囲を判断する。ここで、視界範囲とは、視認領域よりも一定範囲分だけ広くされた領域であり、運転者が視認領域を視認時している場合に目に入る領域をいう。
このため、例えば、図3に示すように、運転者が視認領域を視認して運転しているとすると、実際の運転者の視界範囲には、メーター11、ルームミラー13、HUD15の表示領域が含まれることとなる。一方、運転者が脇見運転等をしているとすると、実際の運転者の視界範囲にはメーター11、ルームミラー13、HUD15の表示領域が含まれているとは限らず、むしろナビ画面12やサイドミラー14の表示領域が含まれている可能性がある。
そこで、表示制御部20は、運転者の脇見運転等に対処すべく、視認すべき視認領域から視界領域を判断し、運転者が視認領域を視認している場合の視界範囲外に表示領域をナビ画面12やサイドミラー14に、誘導情報を表示させる。このとき、表示制御部20は、表示位置関係DB50に記憶される表示領域の位置情報に基づいて、運転者の視線を視認領域に誘導する誘導情報、すなわちナビ画面12やサイドミラー14の表示領域外に誘導する誘導情報を表示させる。
図4は、誘導情報の表示の様子を示す説明図である。同図に示すように、表示制御部20は、誘導情報として矢印マークを表示させる。この矢印マークにより、運転者は矢印方向側に視線が誘導されることとなる。また、表示制御部20は、矢印マークをサブリミナル表示させる。このため、運転者には矢印マークが潜在的に伝えられ、煩わしさがなく視線の誘導が促されることとなる。
図5は、誘導情報の他の例を示す説明図であり、(a)は第1の他の例を示しており、(b)は第2の他の例を示している。まず、図5(a)に示すように、誘導情報は奥行きを含む情報であってもよい。これにより、奥行きを含んで視線誘導を促すこととなり、的確な方向及び遠近感での視線誘導が実現される。また、図5(b)に示すように、誘導情報は車両に対する視認位置を示す情報であってもよい。これによっても、運転者は潜在的に視認位置を把握することとなり、的確な視線誘導が実現される。
なお、運転者が視認すべき視認領域は車両情報に応じて決定されるので、当然に移動するものである。例えば、右折時には運転者は正面よりやや右方を視認すべきである。このため、車両情報判断部40は、右折中である場合、車両情報に基づき、正面よりやや右方を視認領域とする。そして、視認領域がやや右方等となると、当然に視線誘導すべき方向についても変更される。
図6は、視認領域が移動した場合の誘導情報の表示状態を示す説明図である。同図に示すように、視認領域が移動すると、各表示部11〜15にて表示される矢印等の向きが変更される。同図では、視認領域が正面よりやや右方に移動しているため、誘導情報は、この移動に追従すべく、誘導すべき方向を変更している。このため、本実施形態では、視認領域の移動に応じて視線の誘導方向を変更し、誤った範囲に視線を誘導してしまうという事態を回避している。
また、誘導情報は以下のドット画像であってもよい。図7は、ドット画像による誘導情報の表示例を示す説明図である。同図に示すドット画像は、複数表示され、通常時においてそれぞれランダム方向及びランダムな速度で移動するものである。ところが、表示制御部20は、視線誘導を行う場合、複数のドット画像201,202のうち、いくつかを同一方向且つ同一の速度で移動させる。
これにより、いくつかドット画像201は、ナビ画面12上において同じ動きを示すこととなる。このため、運転者は、特定方向及び速度にて動くドット画像201から、視認すべき方向を潜在的に知ることとなる。従って、運転者の視線が的確な方向に向くように視線誘導が実現される。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、誘導情報を表示部11〜15の表示領域外に誘導するものとして表示させているので、表示部11〜15の表示領域を超えた箇所に乗員の視線を誘導させることができる。このため、例えば、視認すべき対象物が車両側方などに存在していたとしても、誘導情報の表示により運転者の視線方向を誘導することが可能となる。また、表示領域外に視線を誘導するため、車両外部の景色等をシンボル等とを共に表示する必要がなく、メーター11、ナビ画面12、ルームミラー13及びサイドミラー14を用いた場合であっても、視線誘導することが可能となる。従って、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができる。
また、表示部11〜15は、複数箇所に設され複数の表示領域を有するため、運転者が脇見等をしている場合であっても、運転者の視界にいずれかを表示領域が入りやすくなる。このため、表示領域が視界に入らずに、視線誘導をできなくなってしまう事態を少なくすることとなる。従って、一層、視線誘導を確実に行うことができる。
また、運転者が視認すべき視認領域を判断して、運転者の視界範囲を判断し、視界領域外に表示領域を有する表示部11〜15に誘導情報を表示させるので、運転者は、視認すべき領域に視線を向けているときには誘導情報が視界に入らず、脇見時など視認すべき領域に視線を向けていないときに誘導情報が視界に入ることとなる。従って、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。
また、誘導情報は複数のドット画像201,202を含み、表示制御部20は、当該複数のドット画像201,202のうち、一部のドット画像201を同一の方向及び同一の大きさで動かす。さらに、残りのドット画像202を、任意の方向に動かす。これにより、他のドット画像202とは異なる一部のドット画像201の特徴的な動きを視認させることとなり、運転者に対し潜在的な意識下において視線を向けるべき方向を容易且つ確実に認識させることができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る車両用表示装置2は、第1実施形態のものと同様であるが、誘導情報の表示方法が第1実施形態のものと異なっている。
以下、第2実施形態に係る車両用表示装置2について説明する。図8及び図9は、本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置2の誘導情報表示方法の説明図であり、図8は誘導情報の表示時における車内の様子を示し、図9は誘導情報の詳細内容を示している。なお、第1実施形態では、運転者の視界範囲外に表示領域を有する表示部11〜15にのみ誘導情報が表示されていたが、図8では説明の便宜上、すべての表示部11〜15に誘導情報を表示させるものとする。
図8に示すように、運転者の視線を視線領域に誘導するための誘導情報は、第1実施形態と同様にサブリミナル表示される。しかし、その表示内容は、視認すべき視線領域と表示部11〜15それぞれの表示領域との距離に応じて、異なっている。
すなわち、誘導情報は、視認すべき視線領域と表示部11〜15それぞれの表示領域との距離が長くなるほど強く表示され、短くなるほど弱く表示される。例えば、図9に示すように、誘導情報の表示間隔、大きさ及びコントラストを変更することにより、強弱をつけられる。
具体的に、表示制御部20は、段階的に設けられた複数の閾値を、上記距離と比較し、上記距離がどの段階に属するかを判断する。そして、表示制御部20は、判断結果に応じて強弱の度合いを決定する。
この強弱の度合いが決定されると、表示制御部20は、強弱の度合いに従って、誘導情報の表示間隔を長くしたり短くしたりする。また、誘導情報を大きく表示したり小さく表示したりする。なお、強弱をつける場合であっても、意識的な知覚限界値を超えて表示されることはない。
また、表示制御部20は、車両情報に基づいて誘導情報の表示に強弱をつけてもよい。例えば、運転者の操舵修正角が減ってきている場合や、車間距離が長すぎ又は短すぎる場合などに、運転者は、運転への注意力が低下している可能性がある。このため、表示制御部20は、車両情報に基づいて注意力の低下を検知したときには、誘導情報の表示に強弱をつけることが可能となる。
このようにして、第2実施形態に係る車両用表示装置2によれば、第1実施形態と同様に、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができ、一層、視線誘導を確実に行うことができ、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。また、ドット画像201,202による表示を行った場合、運転者に対し潜在的な意識下において容易且つ確実に認識させることができる。
また、表示部11〜15の表示領域と視認すべき視認領域との距離に応じて、誘導情報の表示に強弱をつけるので、運転者は、無意識的に視線を変更する距離の程度を知ることとなる。従って、一層、視線誘導を確実に行うことができる。
また、車両情報に基づいて誘導情報の表示に強弱を付けるので、運転者の運転への注意力に応じて誘導情報の表示に強弱をつけることが可能となる。例えば、運転者の操舵修正角が減ってきている場合や、車間距離が長すぎ又は短すぎる場合など、運転者の注意力が散漫になっているときに、強い表示を行う。このように、注意力に応じて誘導情報の表示に強弱を付けるので、適切な視線誘導を行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態に係る車両用表示装置3は、第1実施形態のものと同様であるが、操作部(操作手段)60及び音声出力部(音声出力手段)70等を備える点で第1実施形態と異なっている。
以下、第3実施形態に係る車両用表示装置3について説明する。図10は、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置3の構成図である。同図に示すように、車両情報判断部40には操作部60及び音声出力部70が接続されている。
操作部60は、運転操作以外の操作を受け付けるものであり、ナビゲーションシステムやエアコンや音響機器等の操作を行うものである。また、操作部60は、操作されるとその旨を示す信号を出力し、車両情報判断部40を介して表示制御部20に出力する構成とされている。なお、操作部60は、表示部11〜15と一体的に構成されるものであってもよい。すなわち、操作部60は、例えばナビゲーションシステムの操作パネルとナビ画面12とを一体的に構成したタッチパネル方式のものであってもよい。
音声出力部70は、所定の情報を音声にて運転者に提供するものであり、例えばVICS情報やナビゲーションシステムの音声による経路情報を出力するものである。また、音声出力部70は、音声を出力している際にはその旨を示す信号を出力し、車両情報判断部40を介して表示制御部20に出力する構成とされている。なお、上記所定の情報としては、VICS情報や経路情報の他に、ハンズフリーフォンの会話音声や、音響機器からの音楽等についても含まれる。
このような車両用表示装置3において、表示制御部20は、操作部60及び音声出力部70からの信号を入力すると、これらの信号に基づいて誘導情報の表示に強弱をつける。すなわち、運転者が操作部60を操作している場合には運転操作が散漫になっている可能性が高い。また、音声出力部70から音声が出力されている場合も同様に、音声に注意を引かれ運転操作が散漫になっている可能性がある。このため、表示制御部20は、運転者の運転への注意力に応じて的確に視線誘導すべく、誘導情報の表示に強弱を付ける。
また、表示制御部20は、操作部60及び音声出力部70からの信号に加えて、表示部11〜15の少なくとも1つからの信号に基づいて、誘導情報の表示に強弱を付けてもよい。すなわち、表示部11〜15により運転者の注意を引くような情報が表示された場合、運転者の注意力は散漫になりやすい。例えば、ナビ画面12から経路情報が提示されている場合には、運転者はその表示に注意が引かれやすくなっている。また、ガソリン残量が少なくなったことを示す給油ランプ等が点灯した場合にも、運転者は注意が引かれやすくなっている。
そこで、表示制御部20は、これらの表示が行われたことを示す信号を入力した場合、誘導情報の表示に強弱を付け、的確に視線誘導するようにしている。
このようにして、第3実施形態に係る車両用表示装置3によれば、第1実施形態と同様に、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができ、一層、視線誘導を確実に行うことができ、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。また、ドット画像201,202による表示を行った場合には、運転者に対し潜在的な意識下において視線を向けるべき方向を容易且つ確実に認識させることができる。
また、操作部60、音声出力部70、及び表示部11〜15の少なくとも1つからの信号に基づいて誘導情報の表示に強弱を付けるので、運転者の運転への注意力に応じて誘導情報の表示に強弱を付けることが可能となる。
例えば、運転者が操作部60を操作している場合には運転操作が散漫になっている可能性が高い。また、音声出力部70から音声が出力されている場合も同様に、音声に注意を引かれ運転操作が散漫になっている可能性がある。また、表示部11〜15から情報が提示されている場合も同様に、その情報の視認に注意を割かれ、運転操作が散漫になっている可能性がある。
このため、これらからの信号に基づいて誘導情報の表示に強弱をつけることで、運転者の注意力に応じた誘導情報の表示を行うことができる。従って、適切な視線誘導を行うことができる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態に係る車両用表示装置4は、第1実施形態のものと同様であるが、視線検知部(視線方向検出手段)80を備える点で第1実施形態と異なっている。
以下、第4実施形態に係る車両用表示装置4について説明する。図11は、本発明の第4実施形態に係る車両用表示装置4の構成図である。同図に示すように、表示制御部20には視線検知部80が接続されている。
視線検知部80は、運転者の視線方向を検出するものであり、例えば車内に設置されたカメラ等により運転者の顔を撮像して眼の位置を検出し、その眼の動きなどから運転者の視線方向を検出するものである。従って、視線検知部80は、視認すべき方向を求めるものではなく、運転者が実際に視認している方向を求めるものである。
このような車両用表示装置4において、表示制御部20は、視線検知部80により検出された視線方向が脇見時における視線方向である場合に、誘導情報を表示部11〜15にサブリミナル表示させる。このとき、脇見時における視線方向であるか否かは、予め定められた閾値に基づくものであってもよいし、車両情報判断部40から得られる視認領域の情報に基づくものであってもよい。さらには、視認領域から求められる視界範囲に基づくものであってもよい。
また、運転者が現在どの方向を見ているかを検出できるため、表示制御部20は、運転者の視線方向近傍に表示領域を有する表示部11〜15のみに、誘導情報をサブリミナル表示させて、的確に効率よく視線誘導を行うことができる。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置4によれば、第1実施形態と同様に、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができ、一層、視線誘導を確実に行うことができ、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。また、ドット画像201,202による表示を行った場合には、運転者に対し潜在的な意識下において視線を向けるべき方向を容易且つ確実に認識させることができる。
また、視線検知部80により検出された視線方向が脇見を示すときに誘導情報が表示部11〜15に表示されるので、運転者は、前方方向を視認している場合など、脇見をしていないときに誘導情報が視界に入ることがない。従って、正確な方向の視認時には誘導情報により、運転への集中力が阻害されないようにすることができる。
また、誘導情報は、表示部11〜15のうち運転者の視線方向近傍に位置するものに表示されるので、的確に効率よく誘導情報を提供することができる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。第5実施形態に係る車両用表示装置5は、第1実施形態のものと同様であるが、後席モニタ17、助手席用HUD18、インパネ表示部19及び判定部(挙動予測手段)90を備える点で第1実施形態と異なっている。
以下、第5実施形態に係る車両用表示装置5について説明する。図12は、本発明の第5実施形態に係る車両用表示装置5の構成図であり、図13は、本実施形態に係る各表示部12,16〜19の表示領域等を示す説明図である。
図12に示す車両用表示装置5は、好適には、車両運転者以外の乗員である同乗者に対して誘導情報を提供することにより、同乗者が乗り物酔い等してしまうことを抑制するものである。このため、表示部12,16〜19は、同乗者が視認しやすい位置に設けられている。また、表示部12,16〜19は、第1実施形態と同様に、同乗者の目に入りやすいよう、複数箇所に設けられ、複数の表示領域を有している。
ここで、図13に示すように、ナビ画面12は、上記の実施形態に示したものと同様であり、ミラー16は、上記の実施形態に示したルームミラー13及びサイドミラー14を含むものである。また、後席モニタ17は、後部座席の乗員に対し誘導情報を提供するものとして、運転席等の車両前側座席の後方に設置されている。
また、助手席用HUD18及びインパネ表示部19は、助手席の乗員に対し誘導情報を提供するものとして設けられている。助手席用HUD18は、助手席乗員の前方のインストルメントパネル上部に設置されている。また、助手席用HUD18は、HUD15と同様に、フロントウインドガラスに設けられた半透過部材に表示像を投影して、視認させる構成とされている。インパネ表示部19は、助手席前方のインパネ下方部分及びグローブボックス付近に配置されており、例えば助手席の乗員がやや下方を視認している場合に、視認可能とされている。
判定部90は、車両情報取得部30からの車両情報に基づいて、車両の挙動、すなわち、加減速や右左折等を判断するものである。具体的に、判定部90は、運転者のアクセル及びブレーキ操作や、ナビゲーションシステムにて得られる現在の車両が走行する道路の道路形状、ギヤ、エンジン回転数、及び操舵角などに基づいて車両の挙動を予測する。
このような車両用表示装置5において、判定部90は、車両情報取得部30が取得した車両情報に基づいて車両の挙動を予測する。そして、判定部90は、予測結果の情報を表示制御部20に送信する。その後、表示制御部20は、予測結果に基づいて助手席等の乗員がどの方向に視線を向けるべきか判断する。そして、各表示部12,16〜19に誘導情報を表示させる。
図14は、誘導情報の表示の様子を示す説明図である。例えば、直進道路を車両が走行する場合、同乗者はウィンドガラスの中央当たりを視認するべきである。このため、表示制御部20は、車両情報から直進道路を走行中であることを判断すると、ウインドガラス中央付近に視線を誘導すべく、誘導情報をサブリミナル表示させる。
図15は、誘導情報の他の例を示す説明図であり、(a)は車両直進時の例を示しており、(b)は車両右折時の例を示しており、(c)は車両左折時の例を示している。図14に示す例では、同乗者が視線を向けるべき方向を矢印マーク等により伝えていた。ところが、図15に示す例では、視線を向けるべき方向ではなく、単に車両が今後示す挙動を伝えている。すなわち、すべての表示部12,16〜19に対し、同じ情報が表示されることとなる。
まず、図15(a)に示すように、車両直進時においては、今後車両が直進走行する旨の表示を行う。また、図15(b)及び(c)に示すように、今後車両が右折又は左折する旨の表示を行う。これにより、同乗者は今後の車両の挙動を潜在的に認識して、視線の変更を行うこととなる。このとき、例えば、同乗者がインパネ表示部19を視認していたとすると、車両前方方向等に視線誘導されることにより、運転者の視線は、表示領域の外側に誘導されることとなる。
また、本実施形態では、図14及び図15に示す例の他に、上記実施形態と同様にドット画像201,202による視線誘導を行ってもよい。
このようにして、第5実施形態に係る車両用表示装置5によれば、第1実施形態と同様に、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができる。
また、表示部12,16〜19は、複数箇所に設され複数の表示領域を有するため、同乗者がいずれの方向を見ている場合であっても、同乗者の視界にいずれかの表示領域が入りやすくなる。従って、一層、視線誘導を確実に行うことができる。
また、車両挙動を予測して同乗者にサブリミナル表示するので、同乗者は車両の挙動を事前に察知し、誘導情報にて誘導される方向(表示領域外)に視線を向けることとなる。従って、乗り物酔い等を抑制することができる。また、ドット画像201,202による表示を行った場合には、運転者に対し潜在的な意識下において視線を向けるべき方向を容易且つ確実に認識させることができる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。第6実施形態に係る車両用表示装置6は、第1実施形態のものと同様に、誘導情報をサブリミナル表示して視線誘導を行うものであるが、構成及び処理内容が第1実施形態と異なっている。
以下、第6実施形態に係る車両用表示装置6について説明する。図16は、本発明の第6実施形態に係る車両用表示装置6の構成図である。同図に示すように、車両用表示装置6は、対象物検出部100、及びパラメータ算出部110、光源点灯コントロール部(表示制御手段)120、及び複数の光源1301〜130n(nは2 以上の整数)を備えている。
対象物検出部100は、車両外の対象物を検出すべく車両周囲を監視するものであり、例えば、スキャニング式レーザーレーダーや赤外線カメラ等が用いられる。また、対象物検出部100は、監視した結果の情報である対象物情報を生成し、パラメータ算出部110に送信する構成とされている。
パラメータ算出部110は、対象物検出部100からの対象物情報を入力すると、車両周囲に対象物が存在するか否かを判断し、存在すると判断した場合には、どの方向に対象物が存在するかを求めるものである。
例えば、パラメータ算出部110は、対象物検出部100がスキャニング式レーザーレーダーである場合には、スキャニング結果に基づいて、対象物の存在を判断する。そして、対象物の存在を検知すると、スキャニングされた方向に基づいて、対象物の存在方向を判断する。
また、対象物検出部100が赤外線カメラである場合、パラメータ算出部110は、画像処理を行って対象物の存在を判断する。そして、対象物の存在を検知すると、画像中における対象物の存在位置に基づいて、対象物の存在方向を判断する。
光源点灯コントロール部120は、パラメータ算出部110にて判断された対象物存在方向の情報を入力して、複数の光源130〜130の点灯制御を行うものである。また、光源点灯コントロール部120は、所定の対応表を記憶しており、点灯制御を行う際には対応表を参照して、複数の光源130〜130から点灯させるものを選択し、且つ、点灯持続時間をどれだけの時間とするかを決定するものである。
複数の光源130〜130は、例えば運転席前方のインストルメントパネル上部に設置されている。図17は、複数の光源130〜130の配置の様子を示す説明図である。同図では、5つの光源130〜130が横一列に配置されている。また、光源は発光することで車両乗員に情報を伝えることから、5つの光源130〜130の表示領域はそれら自体の設置位置と等しい。なお、複数の光源130〜130は、同図に示すように、5つに限るものではなく、他の個数であってもよい。また、設置位置はインストルメントパネル上部に限らず、さらに各光源130〜130は横一列に配置されていなくともよい。
また、複数の光源130〜130は、点灯することによって、光源の表示範囲外に視線誘導する誘導情報を表示するものである。例えば、車両前方やや右側に対象物Oが存在する場合、車両前方やや右側に視線を誘導すべく、対応する位置の光源130〜130(例えば図17では光源130など)が、光源点灯コントロール部120によって、点灯させられる。
このとき、車両乗員は点灯した光源130〜130が存在する側に視線を向けることとなる。そして、乗員の視線方向上には対象物Oが位置することとなり、乗員は、点灯した光源130〜130よりも対象物Oに注意が引かれ、結果的に光源130〜130の表示範囲外に視線誘導されることとなる。
次に、本実施形態の車両用表示装置6の動作について説明する。図18は、本実施形態に係る車両用表示装置6の動作を示すフローチャートである。まず、対象物検出部100は、車外を監視した結果から、対象物情報を生成し、パラメータ算出部110に送信する。そして、図18に示すように、パラメータ算出部110は、対象物情報を入力し(ST10)、車両周囲に対象物Oが存在するか否かを判断する(ST11)。
対象物Oが存在しないと判断した場合(ST11:NO)、処理は前述のステップST10に戻り、パラメータ算出部110は、対象物情報の入力を待つこととなる。一方、存在すると判断した場合(ST11:YES)、パラメータ算出部110は、対象物存在方向を求める(ST12)。
図19は、図18の対象物存在方向判断処理(ST12)の詳細内容を示す説明図である。なお、図19では、車両前方方向をX軸、車両横方向をY軸としている。同図に示すように、対象物検出部100が点Cの位置に設置されているとすると、パラメータ算出部110は、このXY平面上において、点Cから対象物Oに向かう直線と、X軸との為す角度θを求める。そして、パラメータ算出部110は、この角度θを対象物存在方向とする。
対象物存在方向θを求めると、パラメータ算出部110は、この情報を光源点灯コントロール部120に送信する。そして、光源点灯コントロール部120は、予め記憶する対応表に基づいて、点灯光源及び点灯持続時間を決定する(ST13)。
図20は、図18の点灯光源及び点灯持続時間の決定処理(ST13)の詳細内容を示す説明図である。なお、図18では、複数の光源130〜130として、図17と同様に5つの光源130〜130を用い、且つ点灯持続時間がすべて同じ場合の例を示している。
同図に示すように、光源点灯コントロール部120は、対象物存在方向θに基づいて、5つの光源130〜130のうちの点灯させるものを決定する。例えば、対象物Oの存在方向θが「0°」以上「10°」未満である場合には、光源点灯コントロール部120は、光源130を「0.2sec」だけ点灯させると決定する。また、対象物存在方向θが「20°」以上「30°」未満である場合には、光源点灯コントロール部120は、光源130を「0.2sec」だけ点灯させると決定する。すなわち、光源点灯コントロール部120は、乗員の視線上、又はその近傍に対象物Oが位置するように、対応する位置の光源を選択する。
その後、光源点灯コントロール部120は、複数の光源130〜130のうち、上記処理にて決定したものを点灯させる(ST14)。すなわち、点灯により誘導情報を提供することとなる。その後、光源点灯コントロール部120は、点灯持続時間に達したか否かを判断する(ST15)。点灯持続時間に達していないと判断した場合(ST15:NO)、光源点灯コントロール部120は、点灯持続時間に達するまで、ステップST15の判断処理を繰り返す。
一方、点灯持続時間に達したと判断した場合(ST15:YES)、光源点灯コントロール部120は、点灯光源を消灯させる。その後、処理は終了する。そして、例えば、イグニッションスイッチがオフされるまで、上記の処理が繰り返し実行されることとなる。
なお、本実施形態では、複数の光源130〜130としての5つの光源130〜130を、運転席前方に設置する例を示しているが、運転席前方から助手席側を経て、車両側方まで広範囲に設けることにより、乗員の視線誘導を広範囲に、特に車両側方まで行うことが可能となる。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置6によれば、誘導情報を複数の光源130〜130の表示領域外に誘導するものとして表示させているので、複数の光源130〜130の表示領域を超えた箇所に乗員の視線を誘導させることができる。このため、例えば、視認すべき対象物Oが車両側方などに存在していたとしても、誘導情報の表示により運転者の視線方向を誘導することが可能となる。また、表示領域外に視線を誘導するため、車両外部の景色等をシンボル等とを共に表示する必要がなく、複数の光源130〜130を用いた場合にも、視線誘導することが可能となっている。従って、表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができる。
また、光源点灯コントロール部120は、誘導情報を表示する際には、特定箇所に設けられた複数の光源130〜130を用いている。このため、HUD等を表示手段として用いる場合に比して、安価な構成とすることができる。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。第7実施形態に係る車両用表示装置7は、第6実施形態のものと同様の構成を有しているが、複数の光源130〜130の表示制御方法が第6実施形態と異なっている。
以下、第7実施形態に係る車両用表示装置7について説明する。図21は、複数の光源130〜130の配置例を示す説明図である。本実施形態では、複数の光源130〜130として、図21に示すように、7つの光源130〜130が横一列に配置されている。また、これら光源130〜130は、インストルメントパネル上部に設置されている。なお、個数及び設置位置はこれに限るものではないが、説明の便宜上、以下の説明においては、図21に示すものを例に説明する。
図22は、本発明の第7実施形態に係る車両用表示装置7の動作を示すフローチャートである。なお、同図に示すステップST20,ST21,ST24〜ST26は、図18に示すST10,ST11,ST14〜ST16と同様であるため、説明を省略する。
ステップST22において、パラメータ算出部110は、対象物存在方向及び対象物Oまでの距離を判断する(ST22)。
図23は、図22の対象物存在方向及び距離の判断処理(ST22)の詳細内容を示す説明図である。なお、図23では、車両前方方向をX軸、車両横方向をY軸としている。同図に示す角度θは、図19を参照して説明したものと同様である。また、本実施形態では、角度θの他に、距離Dを求めている。
ここで、対象物検出部100が点Cの位置に設置されているとすると、距離Dは、XY平面上において点Cから対象物Oまでの長さに相当するものである。パラメータ算出部110は、この長さを求めて、これを対象物Oまでの距離Dとする。
再度図22を参照する。対象物存在方向θ及び対象物Oまでの距離Dを求めた後、パラメータ算出部110は、これら情報を光源点灯コントロール部120に送信する。そして、光源点灯コントロール部120は、予め記憶する対応表に基づいて、点灯光源及び点灯持続時間を決定する(ST23)。
図24は、図21の点灯光源及び点灯持続時間の決定処理(ST23)の詳細内容を示す説明図である。同図に示すように、光源点灯コントロール部120は、対象物存在方向θ及び距離Dに基づいて、7つの光源130〜130のうちの点灯させるものを決定する。例えば、対象物Oの存在方向θが「0°」以上「10°」未満で、且つ距離Dが「10m」以上である場合には、光源点灯コントロール部120は、光源130を「0.1sec」だけ点灯させると決定する。
また、図21に示すように、車両前方の左側に対象物Oが存在し、対象物存在方向θが「30°」以上「40°」未満に該当する場合、距離Dが「5m」未満であるとすると、光源点灯コントロール部120は、3つの光源130〜130を「0.2sec」だけ点灯させると決定する。
再度、図22を参照する。点灯光源及び点灯持続時間を決定した後、光源点灯コントロール部120は、7つの光源130〜130のうち、上記処理にて決定したものを点灯させる(ST24)。そして、以下、図18に示したステップST15,ST16と同様に処理を実行する。
このように、光源点灯コントロール部120は、第6実施形態と同様に、乗員の視線上に対象物Oが位置するように、対応する位置の光源を点灯させる。また、これに加えて、光源点灯コントロール部120は、距離Dが「5m」未満である場合には、点灯個数を3個とすると共に、点灯持続時間を「0.2sec」としている。一方、距離Dが「5m」以上である場合には、点灯個数を1個とすると共に、点灯持続時間を「0.1sec」としている。
すなわち、光源点灯コントロール部120は、対象物Oとの距離Dに基づいて、点灯個数及び点灯持続時間を制御していることとなる。ここで、距離Dに基づいて点灯個数及び点灯持続時間を制御する理由は、距離Dが小さくなるほど緊急を要する、すなわち乗員にいち早く知らせる必要があるからである。そこで、本実施形態では、距離Dが小さい場合として「5m」未満である場合に、点灯個数を3個とし、且つ点灯持続時間を「0.2sec」としている。
また、光源点灯コントロール部120は、距離D以外の他の情報を入力等して、点灯個数及び点灯持続時間を制御してもよい。すなわち、距離Dに限らず、乗員にいち早く知らせる必要がある場合、すなわち緊急度が高い場合に、点灯個数及び点灯持続時間を制御してもよい。
例えば、夜間時や雨天時には視界不良を起こしやすく、視界良好時よりも乗員に車両外部の対象物Oをいち早く知らせる必要がある。そして、夜間時や雨天時には緊急度が高いものとして、点灯個数を増加させたり、点灯持続時間を長くしたりする。このように、光源点灯コントロール部120は、距離Dに限らず緊急度に応じて、点灯個数及び点灯持続時間を制御することで、一層視線誘導を的確に行うことができる。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置7によれば、第6実施形態と同様に表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができ、安価な構成とすることができる。
また、緊急度に応じて、複数の光源130〜130のうち点灯させる個数及び点灯持続時間を制御するので、乗員にいち早く対象物Oを知らせる必要がある場合においては、より効果的に視線誘導を行うこととなり、一層視線誘導を的確に行うことができる。
次に、本発明の第8実施形態について説明する。第8実施形態に係る車両用表示装置8は、第7実施形態のものと同様の構成を有しているが、複数の光源130〜130の表示制御方法が第7実施形態と異なっている。
以下、第8実施形態に係る車両用表示装置8について説明する。なお、本実施形態では、第7実施形態と同様に、複数の光源130〜130として図21に示す7つの光源130〜130を用いているものとする。
図25は、本発明の第8実施形態に係る車両用表示装置8の動作を示すフローチャートである。なお、同図に示すステップST30〜ST33,ST35,ST36は、図22に示すST20〜ST23,ST25,ST26と同様であるため、説明を省略する。
まず、ステップST34では、それ以前の処理にて、視線誘導すべき方向が特定され、且つ、その方向に視線誘導すべく7つの光源130〜130のうち点灯させるべきものが決定している。
そして、ステップST34において光源点灯コントロール部120は、上記点灯させるべき光源と異なる位置に設けられた光源を点灯させる(ST34)。例えば、図21に示す最も左側に位置する光源130を点灯させるべきと決定していた場合、車両乗員の正面に位置する光源130を点灯させる(ST34)。以下便宜上、点灯させるべき光源を130として説明する。
そして、図22に示すステップST25,ST26と同様に、光源点灯コントロール部120は、点灯持続時間に達したか否かを判断し(ST35)、達したと判断した場合には、点灯している光源130を消灯させる(ST36)。
その後、点灯すべき光源130に達しているか否かを判断する(ST37)。正面の光源130を点灯させていた場合、点灯すべき光源130に達していないため(ST37:NO)、光源点灯コントロール部120は、次の光源130を点灯させる(ST38)。
そして、同様にステップST35〜ST38の処理を繰り返していく。この繰り返しにより、光源点灯コントロール部120は、正面の光源130から点灯させるべき光源130に向けて、複数の光源130〜130を順次点灯させていくこととなる。そして、ステップST37に至る。この時点において、点灯すべき光源130に達していた場合(ST37:YES)、処理は終了することとなる。
このようにして、本実施形態に係る車両用表示装置8によれば、第7実施形態と同様に表示手段等の制限を受けず且つ潜在的な視線誘導を的確に行うことができ、安価な構成とすることができる。
また、点灯制御をする際に、車両乗員の視線を誘導するために点灯させるべき光源と異なる位置に設けられた光源から、点灯させるべき光源に向けて、順次点灯させていくので、複数の光源130〜130を1度だけ点灯させる場合に比して、車両乗員に与える視線誘導の効果を高め、より的確に潜在的な視線誘導を行うことができる。
ここで、上記第6〜第8の実施形態においては、複数の光源130〜130を横一列に配置する例を説明したが、これに限るものではなく、例えば、図26に示すものでも構わない。図26は、複数の光源130〜130の他の配置例を示す説明図である。
この例において、複数の光源130〜130は扇状に配置されている。この配置では、複数の光源130〜130の周囲に存在する車両内部の機器等と比べ、形状が特異なものとなっており、視覚効果が高まることとなる。従って、より的確に潜在的な視線誘導を行うことができる。
なお、上記では、本発明の車両用表示装置を各実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これら各実施形態に限ることなく各実施形態の機能を組み合わせるようにしてもよいし、他に本発明の要旨を逸脱しない範囲内で変更してもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置の構成図である。 本実施形態に係る各表示部の表示領域等を示す説明図である。 視認領域及び運転者の視界範囲と、各表示部の表示領域との関係を示す説明図である。 誘導情報の表示の様子を示す説明図である。 誘導情報の他の例を示す説明図であり、(a)は第1の他の例を示しており、(b)は第2の他の例を示している。 視認領域が移動した場合の誘導情報の表示状態を示す説明図である。 ドット画像による誘導情報の表示例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置の誘導情報表示方法の説明図であり、誘導情報の表示時における車内の様子を示している。 本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置の誘導情報表示方法の説明図であり、誘導情報の詳細内容を示している。 本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置の構成図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用表示装置の構成図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用表示装置の構成図である。 本実施形態に係る各表示部の表示領域等を示す説明図である。 誘導情報の表示の様子を示す説明図である。 誘導情報の他の例を示す説明図であり、(a)は車両直進時の例を示しており、(b)は車両右折時の例を示しており、(c)は車両左折時の例を示している。 本発明の第6実施形態に係る車両用表示装置の構成図である。 複数の光源の配置の様子を示す説明図である。 本実施形態に係る車両用表示装置の動作を示すフローチャートである。 図18の対象物存在方向判断処理(ST12)の詳細内容を示す説明図である。 図18の点灯光源及び点灯持続時間の決定処理(ST13)の詳細内容を示す説明図である。 複数の光源の配置例を示す説明図である。 本発明の第7実施形態に係る車両用表示装置の動作を示すフローチャートである。 図22の対象物存在方向及び距離の判断処理(ST22)の詳細内容を示す説明図である。 図21の点灯光源及び点灯持続時間の決定処理(ST23)の詳細内容を示す説明図である。 本発明の第8実施形態に係る車両用表示装置の動作を示すフローチャートである。 複数の光源の他の配置例を示す説明図である。
符号の説明
1〜8…車両用表示装置
11…メーター(表示手段)
12…ナビ画面(表示手段、及び同乗者用表示手段
13…ルームミラー(表示手段)
14…サイドミラー(表示手段)
15…HUD(表示手段)
16…ミラー(同乗者用表示手段
17…後席モニタ(同乗者用表示手段
18…助手席用HUD(同乗者用表示手段
19…インパネ表示部(同乗者用表示手段
20…表示制御部(表示制御手段)
30…車両情報取得部(車両情報取得手段)
40…車両情報判断部(視認領域判断手段)
60…操作部(操作手段)
70…音声出力部(音声出力手段)
80…視線検知部(視線方向検出手段)
90…判定部(挙動予測手段)
100…対象物検出部
110…パラメータ算出部
120…光源点灯コントロール部(表示制御手段)
201,202…ドット画像
1301〜130n…光源

Claims (8)

  1. 運転者が運転席に着座して運転操作をする際に視認可能な車両前方の相異なる複数の位置に設置され、所定の情報を運転者に対して表示する複数の表示手段と、
    車両情報を取得する車両情報取得手段と、
    前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づき、運転者が視認すべき視認領域を判断する視認領域判断手段と、
    前記視認領域判断手段によって運転者が視認すべきと判断された視認領域に基づき、前記視認領域よりも一定範囲分だけ広くされた領域であり、運転者が前記視認領域を視認時している場合に目に入る領域である運転者の視界範囲を判断する視界範囲判断手段と、
    前記複数の表示手段のうち、前記視界範囲判断手段によって判断された前記運転者の視界範囲の外に設置されている表示手段に、運転者の視線を当該表示手段の表示領域外に誘導する誘導情報を、意識的な知覚限界値よりも低く且つ無意識的な知覚限界値以上で、表示させるよう制御する表示制御手段とを備えること
    を特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記表示制御手段は、前記視認領域判断手段によって運転者が視認すべきと判断された視認領域と、前記誘導情報を表示させる表示手段の表示領域との距離に応じて、前記誘導情報の表示に強弱をつけるよう制御すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づいて、前記誘導情報の表示に強弱をつけるよう制御すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記表示制御手段は、運転操作以外の操作を受け付ける操作手段、所定の情報を音声にて運転者に提供する音声出力手段、及び前記誘導情報以外の何らかの情報を表示している前記表示手段のうち少なくとも1つから入力される信号に基づいて、前記誘導情報の表示に強弱をつけるよう制御すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  5. 運転者の視線方向を検出する視線方向検出手段を更に備え、
    前記表示制御手段は、前記視線方向検出手段によって検出された運転者の視線方向が脇見時における視線方向である場合に、前記誘導情報を表示手段に表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
  6. 前記表示制御手段は、前記視線方向検出手段により検出された視線方向近傍に表示領域を有する表示手段に、前記誘導情報を表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項5記載の車両用表示装置。
  7. 運転者以外の車両乗員が所定の座席に着座した際に視認可能な相異なる複数の位置に設置され所定の情報を当該車両乗員に対して表示する複数の同乗者用表示手段と、
    前記車両情報取得手段によって取得される車両情報に基づき、車両の挙動を予測する挙動予測手段とを更に備え、
    前記表示制御手段は、前記挙動予測手段によって予測される車両の挙動に応じて、前記誘導情報を前記複数の同乗者用表示手段に表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  8. 前記表示制御手段は、ドット画像を含む誘導情報を前記表示手段に表示させるよう制御すること
    を特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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