JP4281457B2 - 異方導電性膜の製造方法、それにより得られる異方導電性膜及びそれを用いた回路接続方法 - Google Patents
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Description
特に、回路接続材料としては、液晶ディスプレイとTCP又はFPCとTCPとの接続、FPCとプリント配線板との接続には接着剤中に導電性粒子を分散させた異方導電性接着剤が使用されている。また、最近では、半導体シリコンチップを基板に実装する場合でも、従来のワイヤーボンドではなく、半導体シリコンチップをフェイスダウンで基板に直接実装するいわゆるフリップチップ実装が行われており、ここでも異方導電性接着剤の適用が開始されている。
また、近年、精密電子機器の分野では、回路の高密度化が進んでおり、電極幅および電極間隔が極めて狭くなっている。このため、従来のエポキシ樹脂系を用いた回路接続用導電性材料では、配線の脱落、剥離、位置ずれが生じるなどの問題点があった。
本発明の請求項2に記載の発明は、充填材が、すくなくとも1種以上の導電性を有する充填材である異方導電性組成物を用いる請求項1に記載の異方導電性膜の製造方法に関する。
本発明の請求項3に記載の発明は、充填材が、半田ボールであり、かつ、異方導電性組成物中にフラックスを含む異方導電性組成物を用いる請求項1または請求項2に記載の異方導電性膜の製造方法に関する。
本発明の請求項4に記載の発明は、炭化水素系溶剤と、エステル系溶剤、アルコ−ル系溶剤、ケトン系溶剤、アミド系溶剤を少なくとも1種類以上含む異方導電性組成物を用いる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法に関する。
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法により得られる異方導電性膜に関する。
本発明の請求項6に記載の発明は、基板がプラスチック支持体フィルムである請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法により得られる異方導電性膜に関する。
本発明の請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の異方導電性膜を第一の回路に貼りあわす工程、プラスチック支持体フィルムを剥離する工程、第一の回路上の異方導電性膜に第二の回路を貼りあわす工程により、電気的に接続することを特徴とする回路接続方法に関する。
図1に示す主胴表面には、離型性面としてシート状のシリコン樹脂が巻かれてある。この主胴表面のシリコン樹脂表面に導電性機能を附与する異方導電性組成物を塗工する。次に、塗工した異方導電性組成物を乾燥させ、一部の溶剤を揮発させる。さらに、パターン形成した凹凸表面を備える版胴を主胴表面に押し当てながら、主胴と版胴の外周が同一速度で転動することにより、版胴の凸部に異方導電性組成物を転写する。
この結果、主胴表面は、版胴の凸部に対応した箇所にシリコン樹脂の露出面が形成され、凹部に対応した箇所に像的に異方導電性組成物が形成された状態になる。
最後に、主胴を輪転させ、基板に異方導電性組成物を像的に転写する。
炭化水素系溶剤としては、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、デカン、ドデカン、イソペンタン、イソヘキサン、イソオクタン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロペンタン等の非極性の炭化水素系の有機溶剤が挙げられる。もちろんこれらの混合系溶剤を使用することも可能である。例えばエクソン化学株式会社のISOPAR H、ISOPAR H Fluid、ISOPAR G、ISOPAR L、ISOPAR L Fluid(以上、商品名)などを使用することも可能である。
これらの炭化水素系溶剤は、離型性面である例えばシリコン樹脂面またはシリコンブランケットに均一な塗膜を形成するために必要な溶剤である。また塗膜の乾燥性という点からは低沸点の炭化水素系溶剤が好ましい。一般のオフセット印刷に使用される炭化水素系溶剤は版上の疎水面と親水面へのインキの付着をコントロ−ルするために使用されているが、本発明では均一な塗膜を得るために炭化水素系溶剤を使用する。したがって同じ炭化水素系溶剤であってもその使用目的はまったく異なる。ただし均一な塗膜面で高精細なパタ−ン及び形状を得るためには上述したように異方導電性組成物の粘度は50mPa・s以下にしなければならない。また炭化水素系溶剤以外にはエステル系溶剤、アルコ−ル系溶剤、ケトン系溶剤、アミド系溶剤を使用することも可能であり、異方導電性組成物を構成する樹脂や添加剤等を溶解、分散するのに好適である。例えば、エステル系溶剤として、蟻酸メチル、蟻酸エチル、蟻酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸i−プロピル、酢酸n−プロピル、酢酸i−ブチル、酢酸n−ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル等が挙げられる。アルコ−ル系溶剤として、メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、イソプロパノ−ル、セカンダリブタノ−ル、タ−シャリブタノ−ル等が挙げられる。ケトン系溶剤として、アセトン、メチルエチルケトン等が挙げられる。アミド系溶剤として、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドン等が挙げられる。これらの溶剤は塗膜の乾燥性に重要で、高沸点の溶剤では塗膜の乾燥性が低下する。また炭化水素系溶剤単独では各種樹脂との相溶性が乏しいためエステル系溶剤またはアルコ−ル系溶剤またはケトン系溶剤との組み合わせが好ましい。
同様の理由により異方導電性組成物の固形分含有量は、特に制限されないが、3〜25重量%であることが好ましく、異方導電性組成物の表面張力は特に制限されないが、20〜30dyne/cm2であることが好ましい。
異方導電性組成物の塗布面形成工程における粘度は、50mPa・s以下とされる。好ましくは30mPa・s以下である。さらに好ましくは10mPa・s以下である。粘度が50mPa・sを超えると均一な塗膜を持つ高精細なパタ−ンや形状を得ることが困難となる。
異方導電性組成物の塗工方法がキャップコーティング法であるなら、5〜20mPa・sであることが好ましい。塗工の際の膜厚は、20μm以下であれば、特に制限されないが、解像性の観点で、15μm以下が好ましく、10μm以下が特に好ましい。
本発明で使用する導電性を有する充填材は、電気的接続を得ることができる導電性を有していればとくに制限はないが、Au、Ag、Ni、Cu、Co、はんだなどの金属粒子やカーボンなどが挙げられる。また、非導電性のがらす、セラミックス、プラスチックなどを前記金属の導電物質で被覆したものも使用できる。導電粒子が、プラスチックを核とし、この核に前記金属、金属粒子やカーボンを被覆したものや熱溶融金属粒子の場合、加熱加圧により変形性を有するので電極の高さばらつきを吸収したり、接続時に電極との接触面積が増加し接続信頼性が向上するので好ましい。また、これらの導電粒子の表面を、さらに高分子樹脂などで被覆した微粒子は、導電粒子の配合量を増加した場合の粒子同士の接触による短絡を抑制し、電極回路間の絶縁性が向上できることから、適宜これを単独あるいは導電粒子と混合して用いてもよい。このとき、被覆する金属層の厚さは十分な導電性を得るためには100Å以上が好ましい。充填材は、異方導電性組成物の固形分に対して、0.1〜50体積%の範囲で使用し、好ましくは10〜40体積%の範囲で使用することができる。この値が、0.1体積%未満であると導電性が劣る傾向があり、50体積%を超えると回路の短絡が起こる傾向がある。導電粒子の平均粒径は、分散性、導電性の点から1〜18μmであり、1〜5μmであることが好ましい。
接着性を発現するものとして、熱硬化系接着剤、ラジカル硬化系接着剤、光硬化系接着剤、熱可塑系接着剤(ホットメルト)を用いることができる。
熱硬化系接着剤は、エポキシ樹脂、潜在性硬化剤を含み、フィルム状接着剤とする場合にはフィルム形成材を含むことが好ましい。エポキシ樹脂は、エピクロルヒドリンとビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールAD、ビスフェノールS等から誘導されるビスフェノール型エポキシ樹脂、エピクロルヒドリンとフェノールノボラックやクレゾールノボラックから誘導されるエポキシノボラック樹脂やナフタレン環を含んだ骨格を有するナフタレン系エポキシ樹脂、グリシジルアミン、グリシジルエーテル、ビフェニル、脂環式等の1分子内に2個以上のグリシジル基を有する各種のエポキシ化合物等を単独にあるいは2種以上を混合して用いることが可能である。これらのエポキシ樹脂は、不純物イオン(Na+、Cl-等)や、加水分解性塩素等を300ppm以下に低減した高純度品を用いることがエレクトロンマイグレーション防止のために好ましい。
フィルム形成材としては、フェノキシ樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、キシレン樹脂、ポリウレタン樹脂等が拳げられる。フィルム形成材の中でも接着性、相溶性、耐熱性、機械強度に優れることからフェノキシ樹脂が好ましい。
フィルム形成材の配合量は、2〜80重量%であり、5〜70重量%が好ましく、10〜60重量%が特に好ましい。2重量%未満では、応力緩和や接着力が十分でなく、80重量%を超えると流動性が低下する。フィルム形成材は、接着剤をフィルム化する際に必要であるが、ワニス、ペースト状で使用する場合はなくてもよい。
ラジカル重合性化合物は、ラジカルにより重合する官能基を有する化合物で、(メタ)アクリレート樹脂、マレイミド樹脂、シトラコンイミド樹脂、ナジイミド樹脂などがあり、2種類以上を混合して使用してもよい。またラジカル重合性化合物は、モノマー、オリゴマーいずれの状態でも使用することができ、モノマーとオリゴマーを混合して用いてもよい。
(メタ)アクリレート樹脂としては、(メタ)アクリレートをラジカル重合させることで得られるもので、(メタ)アクリレートとしてはメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラメチレングリコールテトラ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタン(メタ)アクリレート、イソシアヌール酸エチレンオキシド変性ジアクリレートなどが挙げられ、単独または2種類以上を混合して用いても良い。また、必要によっては、ハイドロキノン、メチルエーテルハイドロキノン等のラジカル重合禁止剤を硬化性が損なわれない範囲で使用しても良い。
これらの遊離ラジカル発生剤は単独または混合して使用することができ、分解促進剤、抑制剤等を混合して用いても良い。
また、これらの遊離ラジカル発生剤をポリウレタン系、ポリエステル系の高分子物質等で被覆してマイクロカプセル化したものは、可使時間が延長されるために好ましい。
ラジカル重合性化合物以外に熱硬化性樹脂として上記のエポキシ樹脂を配合することもできる。これらのエポキシ樹脂は、2種以上を併用してもよい。
また、このエポキシ樹脂の硬化剤としては、アミン類、フェノール類、酸無水物類、イミダゾール類、ジシアンジアミド等通常のエポキシ樹脂の硬化剤として使用されているものが挙げられる。さらには、硬化促進剤として通常使用されている3級アミン類、有機リン系化合物を適宜使用しても良い。
また、エポキシ樹脂を反応させる方法として、前記硬化剤を使用する以外に、スルホニウム塩、ヨードニウム塩等使用して、カチオン重合させても良い。
光カチオン重合性化合物として、エポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物及び環状エーテル化合物から1つ以上選ばれる。
主に180〜750nmの波長成分を含む光照射または加熱によりカチオン種を発生する重合開始剤として、芳香族スルホニウム塩、ヨードニウム塩、鉄−アレーン錯体、芳香族スルホニウム塩、脂肪族スルホニウム塩などから選ばれる少なくとも一種である。
主に180〜750nmの波長成分を含む光照射によりカチオン種を発生する重合開始剤は、主として180〜750nmの波長成分を含む光照射によってカチオン種を発生する重合開始剤であり、光照射により発生するカチオン種を指すが、加熱によって発生したカチオン種を含んでも良く、光照射により発生するカチオン種が多いとの意味である。また、主に加熱によりカチオン種を発生する重合開始剤は、主として加熱によってカチオン種を発生する重合開始剤であり、加熱により発生するカチオン種を指すが、光照射によって発生したカチオン種を含んでも良く、加熱により発生するカチオン種が多いとの意味である。光カチオン重合性化合物としては、主に180〜750nmの波長成分を含む光照射、または主に加熱により発生したカチオン種によって重合する官能基を有する化合物であり、エポキシ化合物、ビニルエーテル化合物、オキセタン化合物及び環状エーテル化合物等が挙げられる。
環状エーテル化合物としては、テトラヒドロフラン化合物、テトラヒドロピラン化合物等が挙げられる。
これらの中では、他の化合物と比較すると分子量の異なるグレードが広く入手可能で、接着性や反応性、硬化特性等を任意に設定できる点から、エポキシ化合物が好ましい。
含有量が10重量%未満の場合、硬化物の物性に乏しい接着剤しか得ることができず、含有量が90重量%を超えると、例えば硬化収縮率の大きな光カチオン重合性化合物を使用した場合、これを他の配合成分によって緩和する等の手段を用いることが困難になる。
主に加熱によりカチオン種を発生する重合開始剤としては、100℃以下の温度で熱触媒活性の低い化合物が、接着剤の保存安定性を高める点で好ましい。また、主に180〜750nmの波長成分を含む光照射によりカチオン種を発生する重合開始剤が、主に加熱によりカチオン種を発生する重合開始剤と同等の熱活性を有していたり、その反対に、主に加熱によりカチオン種を発生する重合開始剤が、主に180〜750nmの波長成分を含む光照射によりカチオン種を発生する重合開始剤と同等の光活性を有している化合物である場合は、接着剤の反応性が向上する点で好ましい。
これらポリマ種としては、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体変性物、ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−アクリル酸塩共重合体、アクリル酸エステル系ゴム、ポリイソブチレン、アタクチックポリプロピレン、ポリビニルブチラール、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、ポリブタジエン、エチレンセルロース、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、天然ゴム、シリコン系ゴム、ポリクロロプレン等の合成ゴム類、ポリビニルエーテルなどが適用可能であり、単独あるいは2種以上併用して用いられる。
架橋剤はポリマの凝集力を高めることが必要な場合に用いられ、ポリマの官能基と反応する多官能性物質であり、たとえばポリイソシアネート、メラミン樹脂尿素樹脂、フェノール樹脂等があげられる。
老化防止剤は、ポリマーバインダの熱、酸素、光等に対する安定性を高めることが必要な場合に用いるものでたとえば金属石ケン類を代表とする安定剤や、アルキルフェノール類などの酸化防止剤、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫外線吸収剤等が挙げられ、やはり必要に応じて単独あるいは2種以上併用して用いられる。
分散剤は、粒子の分散性向上のために用いる場合があり、この例としてたとえば界面活性剤が挙げられ、ノニオン系、カチオン系、アニオン系、両性のうち1種あるいは2種以上併用して用いることができる。
離型性面がフィルムである場合、連続した塗布面を形成することができ生産性を向上させることができる。フィルムの場合、連続して塗布面を形成でき図1の主胴2の表面に沿わすことにより、次工程の除去工程、転写工程を行うことができる。
ロール表面に離型処理を施したロール状のものは、金属、ゴム、樹脂、セラミック製のロールに離型剤で離型処理したもの、離型処理層を設けたもの等が挙げられる。離型処理層として表面張力の小さい例えばフッ素系樹脂、シリコン樹脂、ポリオレフィン系樹脂やオリゴマー等で被覆した層を有するもの、金属複合酸化物層、セラミック層をメッキ、蒸着、プラズマ、焼付け等により形成したものが挙げられる。中でも、柔軟性で離型性に優れたシリコン樹脂で作製されたロールやシリコン樹脂を被覆したロールが好ましい。
フィルム自体が離型性を有するものとして、フッ素系樹脂、ポリオレフィン系樹脂などの表面張力が小さい樹脂フィルムが挙げられ、具体的には、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。これらのフィルムは、表面張力が20〜30dyne/cmであることが好ましい。
離型処理は、離型剤により処理したものであり、離型剤として鉱油系(流動パラフィン、ポリオレフィンワックス、それらの部分酸化物、フッ化物、塩化物等)、脂肪酸系(ステアリン酸、オレイン酸等)、油脂系(動植物油、天然ワックス等)、脂肪酸エステル系(エチレングリコール脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等)、アルコール系(ポリオキシアルキレングリコール、グリコール類、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、高級脂肪族酸系アルコール等)、アミド系(ポリオキシエチレンアルキレンアミド、脂肪酸アマイド系等)、リン酸エステル系(ポリオキシアルキレンリン酸エステル等)、金属石鹸系(ステアリン酸カルシウム、オレイン酸ナトリウム等)が挙げられ、これらは耐熱性に劣るのでシリコーンを併用して耐熱性を向上したり、離型性を調整する。シリコーンを多くすると耐熱性や離型性を高くすることができる。さらに、離型剤としてシリコーン系、フッ素系があり、シリコーン系としてジメチルシリコンオイル、ジメチルシリコンゴム、シリコーンレジン、有機変性シリコーンを挙げることができる。フッ素系としてポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられる。印刷インキ組成物と離型性面のSP値(ソルビリティ・パラメータ)が離れていることが好ましく、具体的には、2以上離れていることが特に好ましい。SP値は、組成物などの場合には測定が困難であるので例えば、Polym.Eng.Sci.,Vol.14の147〜154頁に記載されているFedorsの方法に準じて計算される値[単位:(MJ/m3)1/2]などをもちいる。溶解性パラメーターは、一般にSP(ソルビリティ・パラメーター)と呼ばれるもので、樹脂の親水性又は疎水性の度合いを示す尺度であり、樹脂間の相溶性を判断する上でも重要な尺度となる。シリコーン系離型剤では、ジメチルポリシロキサンの表面張力が、20〜21.5dyne/cmであるので、これをベースポリマとして種々の樹脂と組み合わせてブレンド、共重合させることにより離型性を調整した離型剤とすることができる。離型剤の移行防止の観点からペイントタイプのメチルフェニルシリコーンオイル、長鎖アルキル変性オイルとしたり、フッ素化合物とシリコーンポリマーを混合使用したり、フッ素変性シリコーンを用いることもできる。シリコーン系離型剤には、シリコーンオイル(ベースポリマーとして、ジメチルシリコーン、ジメチル/シリコーンレジン、変性シリコーンオイル、フェニル基/長鎖アルキル基含有シリコーンオイル)、硬化型(ベースポリマーとして、ジメチルシリコーン系(縮合反応、付加反応型)、メチルシリコーンワニス)があり、硬化型が本発明には適している。離型処理は、乾燥異方導電性組成物の凝集力>凸版の凸部分と乾燥異方導電性組成物の接着力>離型性面と乾燥異方導電性組成物の接着力となるように調整する。調整は、離型性面が行いやすく、表面張力を調整することで容易に行える。この場合、離型性面は、異方導電性組成物が塗布されるので、異方導電性組成物をはじくことなく塗布でき、しかも、離型性が良くなければならないので重要である。塗布層の厚みが薄いほどはじきやすくなり、はじき、ピンホール等をなくするには、離型性表面の表面張力を上記の接着力の大小関係を考慮して高めにすることや表面を粗化する。離型性面の粗化は、離型性面の粗化でも良く、離型性面の下地の粗化を利用したものでもよく、多孔性としたものでもよい。このようなものとしてシリコン樹脂製のブランケットが好適である。
導電性膜の基板に転写される面の保護のため、保護フィルムであるカバーフィルムを設けても良い。このカバーフィルムとしては、化学的および熱的に安定で、異方導電性膜との剥離が容易であるものが望ましい。具体的にはポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール等の薄いシート状のもので表面の平滑性が高いものが好ましい。剥離性を付与するために表面に離型処理をしたものも含まれる。これらカバーフィルムの厚みは、5〜120μmが望ましい。5μm未満ではフィルムが切れることがあり、不良になり易い。また、120μmを超えると後工程でフィルムを巻き取る際にしわになり易く、作業性が低下してくる。
接続する場合の条件としては特に制限はないが、接続温度25〜250℃、接続時間1秒〜10分が好ましく、使用する用途、接着剤、基板によって適宜選択され、必要に応じて、後加熱を行っても良い。また、接続時は加熱加圧により行われるが、必要に応じて熱以外のエネルギーたとえば光、超音波、電磁波等を使用しても良い。
(異方導電性組成物の作製)
ポリイミド系樹脂前駆体(PIX−1000;日立化成デュポンマイクロシステム製商品名)100ccに、フラックス(デルタラックス529D-1;千住金属工業株式会社製商品名)10cc、アミド系溶剤としてN−メチル−2−ピロリドン250cc、炭化水素系溶剤としてオクタン100ccと、エステル系溶剤として酢酸エチル300ccを加えて混合し、さらに半田ボール(平均球径2μm)20ccを加え20分かけ十分攪拌し、導電性機能を附与した異方導電性組成物を得た。
この樹脂組成物を、図1に示すようにシリコン樹脂面(ブランケット)上にキャップコ−タを用いて塗布した。1〜2分間乾燥させて膜厚2.0μmの膜を形成した。その後、30μmピッチの20μm幅凸状格子パターン版胴を用いて凸状格子パターンに従った不要部分の塗膜を除去し、第一の回路として50μmピッチの40μm幅ストライプ状ニッケル薄膜電極が形成された700μmの厚さのガラス基板に転写した。転写されたパターンは、四角形が並んだパターンであった。転写されたパターンを120℃のホットプレートで4分間加熱しパターン化された異方導電性膜を第一の回路に形成した。
第二の回路として第一の回路と同じストライプ状ニッケル薄膜電極が形成されたガラス基板を第一の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極と第二の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極が同じ向きになり、かつ、対向して配置されるように位置あわせを行い、第一の回路上の異方導電膜に第二の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極を押し当て、100g/平方cmの錘を載せた状態で、ホットプレートで240℃の加熱を3分施し回路を接続した。第一の回路と第二の回路の接続確認は、テスタを用いて行った。同様に隣接する電極の絶縁性の確認もテスタを用いた。その結果、第一の回路と第二の回路が電気的に接続されており、第一の回路の隣接する電極は絶縁されていることを確認した。
(異方導電膜の形成)
実施例1で作製した異方導電性組成物を用い、この異方導電性組成物を、図1に示したシリコン樹脂面(ブランケット)上にキャップコ−タを用いて塗布した。1〜2分間乾燥させて膜厚2.0μmの膜を形成した。その後、30μmピッチの20μm幅の凸状格子パターン版胴を用いて凸状格子パターンに従った不要部分の塗膜を除去し、50μmの厚さの離型処理したポリエチレンテレフタレート(PETフィルム)に転写した。転写されたパターンは、四角形が並んだパターンであった。転写されたパターンを100℃のオーブン20分間加熱しパターン化された異方導電性膜が支持体フィルムに積層された回路接続用フィルムを得た。さらに、カバーフィルムとしてポリエチレンフィルムを被覆して図2に示した回路接続用フィルムを得た。
この回路接続用フィルムのカバーフィルムを剥がしながら、異方導電性膜が実施例1と同じ第一の回路のガラス基板の40μm幅ストライプ状ニッケル薄膜電極を用い、これに接するようにラミネータ(ロールラミネータHLM1500、日立化成テクノプラント社製商品名)を用いて、基板温度100℃、ロール温度100℃、ロール圧力6kg/平方cm、速度0.2m/分でラミネートし、第一の回路、異方導電性膜、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PETフィルム)が積層された基板を得た。さらに基板からPETフィルムを剥がすし、パターン化された異方導電性膜を第一の回路に形成した。
第二の回路として第一の回路と同じストライプ状ニッケル薄膜電極が形成されたガラス基板を第一の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極と第二の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極が同じ向きになり、かつ、対向して配置されるように位置あわせを行い、第一の回路上の異方導電膜に第二の回路のストライプ状ニッケル薄膜電極を押し当て、100g/平方cmの錘を載せた状態で、ホットプレートで240℃の加熱を3分施し回路を接続した。第一の回路と第二の回路の接続確認は、テスタを用いた。同様に隣接する電極の絶縁性の確認は、テスタを用いた。接続を確認した結果、第一の回路と第二の回路が電気的に接続されていることが確認でき、かつ、第一の回路の隣接する電極の絶縁を確認した。
2.主胴
3.ブランケット(シリコン樹脂)
4.版胴
5.印刷板
6.基板または支持体フィルム
7.CAPコ−タ
8.異方導電膜
9.支持フィルム
10.カバーフィルム
Claims (9)
- 離型性面に樹脂、充填材、溶剤を含む異方導電性組成物の塗膜を形成する塗布面形成工程、前記塗膜に所定の像的形状が形成された凸版を押圧して前記凸版の凸部に樹脂組成物を転写せしめ前記塗膜を除去する除去工程、前記離型性面に残った像的な前記樹脂組成物の前記塗膜を基板に転写する転写工程を備えた異方導電性膜の製造方法であって、
前記異方導電性組成物は、炭化水素系溶剤を含有すると共に、前記塗布面形成工程における粘度が50mPa・s以下であり、
前記塗布面形成工程と前記除去工程との間に、前記離型性面に形成された前記塗膜を乾燥させて前記溶剤の一部を揮発させる半乾燥工程を更に備えたことを特徴とする異方導電性膜の製造方法。 - 前記溶剤が、150℃以下の沸点を有する第一の溶剤と、100℃以上かつ前記第一の溶剤より高い沸点を有する第二の溶剤との混合物である請求項1に記載の異方導電性膜の製造方法。
- 前記充填材が、すくなくとも1種以上の導電性を有する充填材である異方導電性組成物を用いる請求項1又は2に記載の異方導電性膜の製造方法。
- 前記充填材が、半田ボールであり、かつ、前記異方導電性組成物中にフラックスを含む異方導電性組成物を用いる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法。
- 炭化水素系溶剤と、エステル系溶剤、アルコ−ル系溶剤、ケトン系溶剤、アミド系溶剤を少なくとも1種類以上含む異方導電性組成物を用いる請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法。
- 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法により得られる異方導電性膜。
- 前記基板がプラスチック支持体フィルムである請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の異方導電性膜の製造方法により得られる異方導電性膜。
- 前記基板上の第一の回路と第二の回路を請求項6に記載の異方導電性膜を介して加熱加圧により電気的に接続することを特徴とする回路接続方法。
- 請求項7に記載の異方導電性膜を第一の回路に貼りあわす工程、プラスチック支持体フィルムを剥離する工程、前記第一の回路上の前記異方導電性膜に第二の回路を貼りあわす工程により、電気的に接続することを特徴とする回路接続方法。
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