JP4279804B2 - 偏光板を用いて成る構築物 - Google Patents

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Description

この発明は、偏光板を用いて成るさまざまな構築物に関する。
光は進行方向と直角に電磁場が振動する横波である。偏光板はこの光の振動の一方向の成分のみを通過させる性質を有しているので、複数枚の偏光板をその偏光軸を偏位させて用いることにより、偏光板を通して物体が見えたり、見えなかったりすることが知られている。
このような公知技術として以下の特許文献に記載されたものが公知である。
特開平5−44199号公開特許公報
偏光板は上述した公知技術以外に液晶表示装置に広く用いられているが、これら以外のものには余り利用されていない。とくに構築物についてはそうである。
そこで、この発明の目的は、偏光板の上記性質を利用した偏光板を用いて成るさまざまな構築物を提供せんとするにある。
上述した目的を達成するためにこの発明は、偏光板による光の偏光作用を利用した構築物であって、この構築物を、建物の各種部屋の外側に向いた透明板で構成した窓、戸、或は仕切部第1の偏光板を取り付けたもので構成し、前記窓、戸、或は仕切部の上部に外方向へ直角に張り出させて前記第1の偏光板とは偏光軸を偏位させた第2の偏光板を用いた庇を取り付けることによって、前記各種部屋から外部に対する視界は遮られないが、日差しが前記各種部屋の内部に入ることを防止できるように構成したことを特徴とする。
この発明はさらに、偏光板による光の偏光作用を利用した構築物であって、この構築物を構成する部屋に、所定間隔を空けて互いに偏光軸を互いに90°偏位させた偏光板で構成した第1と第2の仕切部を設け、この第1と第2の仕切部の間にこれらの第1と第2の仕切部よりも小形で光の方向がねじれる性質を有する透明の合成樹脂板で構成した第3の仕切部を設けることにより、この第3の仕切部を設けた部分は第1と第2の仕切部を通して見透すことができるように構成したことを特徴とする。
その際にこの発明は、前記第3の仕切部を可動式にすることができる。
請求項1のように構成すると、階下の部屋の中に居る人は、外を見ることができるが、日差しは庇と窓際の偏光板によってカットされ日陰になることから、外光と熱の全部或は一部がカットされる。
請求項2と3のように構成すると、偏光板を所定間隔を空けて重ねて用いても、見透せる領域と、見透せない領域が生じることになり、より使い勝手が良くなるものである。
尚、偏光板としては、ヨウ素や二色性塗料を吸着配向させたポリビニルアルコール(PVA)系の偏光子の両面に、セルロース系、ポリ塩化ビニル系、アクリル系、ポリカーボネート系等の透明フィルムやシートから成る透明樹脂被膜を、透明接着剤で貼り合せて成るものが知られているが、このものに限定されない。
また、偏光子の両面にヨウ素を一軸配向させたものが一般的であるが、ランダム配向させたものも、その用途によっては用いることができる。
さらに、以下の各実施例において、偏光板を取り付ける透明板の面積が大きな場合には、1枚の偏光板では足りない場合がある。この場合は、同一の偏光軸を持つ複数枚の偏光板が偏光軸の方向を揃え複数枚用いられることになることは勿論である。
さらに、偏光板は光の振動の一方向の成分のみを通過させるので、一枚のみでも太陽光のような外光が通過するのを阻止されることから、太陽光の熱や紫外線をカットできることになり、これをさまざまな構築物の部屋や廊下等の外に面した窓や戸、或は壁部等に用いることにより、部屋や廊下の中に入る光をカットできることになる。
さらに、虚の隔壁を生じさせる通路、部屋、及びトンネル、身飾品等において、虚の隔壁を生じさせるものが断面矩形状の場合には、対向する2面、主として床部と天井に相当する上下方向の面については、これを黒く塗るか、黒い部材で構成することにより、これらの部分に偏光板を省略できる場合がある。
以下にこの発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、庭1を挟んで構築された構築物2の窓、戸、壁部等から成る仕切部3に一軸配向させた0°の偏光位相を持つ偏光板4を用い、塀5に同じく一軸配向させた90°の偏光位相を持つ偏光板6を偏光軸を90°偏位させて用いる。
より具体的には、窓、戸、壁部等の仕切部3に実施する場合には、偏光板は例えば図2に示したように、合成樹脂製のアクリル板やガラス板等から成る透明板7を用いて、その表面に薄板状の偏光板4や6を貼着するか、或は図3に示したように、アクリル板やガラス板等から成る透明板8a,8b等の間に薄板状の偏光板4や6を挟むという方法もある。或は図示してないが透明板の表面に貼着した薄板状の偏光板の表面に透明の樹脂をコーティングするという方法もある。尚、この場合、窓、戸、壁部3等に用いる透明板の面積によっては、偏光軸を揃えた1枚の偏光板では足りない場合が生ずるが、この場合には上述したように、一つの面に偏光軸を一方向に揃えた複数枚の偏光板を平面方向に揃えて取り付け、必要な面積を得ることになる。このことは以下に述べる各実施例において共通である。さらに、偏光板にはシート状のもの、フィルム状のものがあり、上述した薄板状のもの以外に材厚のある板状のものがある。
以下にこの明細書では、アクリル板やガラス板等の透明板に薄板状の偏光板を重ねたもの、及び厚板状単体の偏光板をそれぞれ偏光板といい、フィルム状、シート状のものを偏光シートという場合があるが、以上の説明から明らかなとおり、共に偏光板であることに変わりはない。
次に、外構物としての塀5に実施する場合には、該塀5の全部或は一部に、同じく図2に示したように、例えばアクリル板等の合成樹脂製板材やガラス板のような透明板7を用い、その表面に偏光板4とは偏光軸を90°ずらせた偏光板6を貼着したり、図3に示したように透明板の間に挟んだり、偏光板の表面に透明の樹脂をコーティングするという方法が考えられる。外で使う場合、偏光板は紫外線により劣化してしまうので、紫外線吸収の素材と組み合わせると良い。
このように構成すると、構築物2の中からは、偏光板4が全ての光をカットしないので該偏光板4を介して庭1を見ることができるが、塀5の外は偏光板4と重なる偏光板6によって全ての光がカットされるので、この光の偏光作用により見ることが出来ない。同様に塀5の外からは庭1を偏光板6を介して見ることができるが、構築物2の中は偏光板4によって見ることができない。つまり、庭1の景色を構築物2の中と塀5の外とで共有することができるものである。さらに、庭1からは偏光板4と6を通して構築物2の中や堀5の外側を見ることができる。
図4はこの発明の他の実施例を示し、図面によれば、2階建て以上の構築物10の階上のフロアー11の部分において、窓際に床部の部分から透明の合成樹脂製板或はガラス板を用いた透明板12を張ってある場合、この透明板12の表面に偏光板13を貼着し、この透明板12に対し外方向へ直角に偏光板13とは偏光軸を90°偏位させた偏光板14を貼着した透明板15を庇或はガード板16として張り出させる。さらに階下のフロアー17の外側にも窓として透明板18を取り付け、ガード板16に設置した偏光板14に対し90°偏位させた偏光板19を設置する。
このように構成すると、階上のフロアー11に居る女性Aは外側を見渡すことができ、かつ、フロアー11内へ外光の半分を自由に取り入れることができるが、階下の外に居る人Bは、ガード板16を介してフロアー11の中及びフロアー11の中に居て窓際に立っている女性Aを見ることが出来ない。
よって、階上のフロアー11に居る女性Aが、階下からスカートの中を覗き見られることを防止することができるものである。さらに、階下の外に居る人Bにとっては、空を見られる開放的な庇と成る上に、階下のフロアー17の人Cにとっては、偏光板14と偏光板19によって太陽光(外光)が遮られるため、光と熱を遮る庇となる。
尚、この場合、階上のフロアー11の透明板12には、例えば腰から下の部分に偏光板を貼着することにより、設置コストを下げることが出来る。
このような実施例は、例えば図5に示したように、構築物のホール24のバルコニーや廊下20に設けた手摺21の部分に偏光板22aを貼着した透明板22を取り付け、この透明板22に対して直角方向へ偏光軸90°偏位させた偏光板23aを貼着した透明板23を設けることによっても同じ作用効果を奏し得る。即ち、1階のフロアー24aに居る人Dは、バルコニーや廊下20の手摺側に立つ女性Eのスカートの中を見ることができない。
図6と図7はさらに他の実施例を示す。図6は外部に通ずる階段25を挟んで構築物としての部屋26,27がある場合、各部屋26と27の各窓や壁部に透明板28,29を用いてその一方の透明板28に偏光軸を0°とした偏光板30を用い、もう一方の透明板29の方に偏光軸を90°とした偏光板31を用いる。
図7は廊下35を挟んで構築物としての部屋36,37がある場合、各部屋36,37の廊下35に面した側に設置した透明板38,39に偏光板40,41を偏光軸を90°偏位させて取り付ける。
このように実施すると、階段25や廊下35を通る人Fは、各部屋26,27或は36,37より見ることができるが、部屋26,27或は部屋36と37同士の内側は、偏光板30,31・40,41の偏光作用によってそれぞれの部屋26,27或は部屋36,37の中に居る人G,H及びI,Jから見ることができない。また、各部屋26,27或は36,37に居る人G,H,I,Jは階段25や廊下35を通る人を見ることができる。
図8はさらに他の実施例を示し、マンションやアパートのように構築物45の外側に面して透明板46,46を用いた各構築物としての部屋47,47・・・を並設し、各部屋47,47の外側を仕切るのに透明のリブガラス板48,48・・・を用いた場合、透明板46,46とリブガラス板48,48の各々に偏光軸を90°偏位させた偏光板49,50を張ることにより、部屋47の外に出て隣接する部屋47の中を見ることができない。
しかし、リブガラス板48,48同士は左右の視界を遮られることはないので、開放的でありながら各部屋47,47のプライバシーを保つことができるものである。この方式はさまざまな構築物のベランダにも用いることができよう。
図9乃至図10はさらに他の実施例を示し、中庭51や真中の構築物としての部屋52を挟んで設けた各部屋53,54・55,56の透明板53a,54a・55a,56aから成る仕切部に、偏光軸を90°偏位させた偏光板57a,57b・58a,58bを用いると、各部屋53,54・55,56の中に居る人K,L,M,Nからは中庭51や真中の部屋52を見ることができ、さらに中庭51や真中の部屋52の中に居る人Oから各部屋53,54・55,56内を見ることができるが、各部屋53と54及び55と56同士の内部は、各部屋53と54及び55と56から見ることはできない。
つまり、各部屋53と54に居る人K,Lは、対向する部屋53と54の中に居る人から互いに見られることはなく、中庭51を見ることができ、例えば真中の部屋52に居る上司や医者Oは、各部屋55と56に居る部下や患者M,Nを見ることができるが、部屋55,56に居る部下や患者M,N同士は互いに見ることができないという関係が生ずる。
図11はさらに他の実施例を示す。図面によれば、隣接した道路60を挟んで並立するビルや一般家庭等の構築物61,62の互いに対向する側の窓や透明板を用いた壁部を構成する透明板(図示せず)に、偏光軸を90°偏位させた偏光板63,64を用いると、互いの構築物61,62の中を見られることなく、各構築物61,62からは外を見ることができるものである。つまり、構築物61,62同士の内部のプライバシーを守りつつ外部空間を共有することができるものである。
このような実施例は、例えば図12に示したように、複数の住宅と店舗67,68,69,70,71が連続的に並べられている場合、互いに隣接する、透明板から成る窓や壁部等の各仕切部67a,68a,69a,70aに、偏光板72,73,74,75を偏光軸を90°偏位させて用いると、住宅67,69及び71は互いに内部を見られることなく、店舗68,70の各内部を見ることができるというように構成することもできる。
図13はさらに他の実施例を示す。図面によれば、大きな構築物としての部屋76をそれぞれ偏光軸を90°偏位させた偏光板77,78を取り付けた透明板を用いた複数の可動式の衝立79を使用して仕切ることにより、この衝立79で仕切った区画が他の区画から見えたり、見えなかったりすることにより、さまざまなバリエーションを作り出すことができるものである。
さらに、この衝立はこれを複数のパーティションとすることができる。
図14はさらに他の実施例を示す。図面によれば、広い空間を有する構築物としての部屋80内の隔壁を透明板(図示せず)で構成し、それらの隔壁に図示したように偏光軸を0°の偏光板82aと偏光軸90°の偏光板82bを設置する。即ち、太い線で表示したものが偏光軸を0°とする偏光板82aであり、細い線で表示したものが偏光軸90°の偏光板82bである。そしてこの部屋80の床部と天井は通常の造りであり透明板等は用いない構成である。
このように構成すると、部屋80内に居る人はP、及び偏光軸の異なる偏光板82aと82bが重なる方向から見る人は、指示記号81で示した空間にプライベート性の高い外部より見えない部屋があるように見える。しかし、指示記号81の部屋に入ると、偏光軸を0°とする偏光板82aが重なる方向は視界が遮られることないので、開放的な広い空間を認識することになる。つまり部屋80内において人の居る位置により、空間の見た目の広さが変わる。
尚、この実施例の場合、透明板の隔壁は、固定式のもの以外に移動式、吊下げ式等によって構築しても良い。そして、透明板の隔壁を移動式にした場合には、これをパーティション方式とすることができる。
図15はさらに他の実施例を示す。図示してないが、構築物としての部屋83の床部と天井を透明板で構成し、偏光軸を偏位させた偏光板を設置する。部屋83の中は、図示したように、同一方向に並べた透明板からなる隔板83aで仕切られており、この隔板83aに床部と天井に設置した偏光板に対し、90°偏位させた偏光板(図示せず)を設置する。すると、(イ)と(ハ)の位置に居る人の見る向きから見ると、太線で示した虚の隔壁84を見ることができるが、(ロ)の位置に居る人の見る向きから見ると、虚の隔壁84は見ることができない。というように構成することができる。また、この構成の場合(イ)と(ロ)に居る人は偏光軸の異なる偏光板が重なるために互いに見ることができないというように構成できる。尚、床部と天井は、黒色に塗るか黒色の部材にしても同じ効果を奏し得る。このように一つの部屋の中において、人が居る位置によって虚の隔壁が見えたり、見えなかったりし、或は同じ部屋にいる他の人同士が互いに居る位置によって見えたり、見えなかったりすることになる。これは冷暖房を一つにして、部屋の中を自由に仕切ることができるという利点を有することになる。
図16はさらに他の実施例を示す。図面によれば、店舗付き住宅からなる構築物85の店舗86の部分と、道路87との間を仕切る透明な窓や壁部分88に偏光板89を設け、店舗86内のキッチンの部分86aの部分を仕切る透明板86bに前記偏光板89と偏光軸を90°偏位させた偏光板89aを設ける。
このようにして構成すると、店舗86の中からは道路側87とキッチンの部分86a内を見ることができ、道路87の側からは偏光板89,89aを介してキッチンの部分86a内を見ることができない。同様にキッチンの部分86aの中からは店舗86内を見ることができるが、道路87側を見ることが出来ないということになる。
さらに、リビング、ダイニング85a、個室85b,85cと順々に偏光軸を90°偏位させた偏光板(図示せず)を設けていくと、連続的な空間ができ、人の位置により違う部屋のように使うことが出来る。
図17はさらに他の実施例を示す。図面によれば、構築物90内の外側に面して設けた例えば通路91の部分の床部92を黒く塗り、表側の壁部又は窓93とこの表側に面した壁部又は窓から成る仕切部93と対向した壁部から成る仕切部94に透明板を用いて、この各透明板に偏光軸を0°の偏光板94aと偏光軸90°の偏光板94b(図示せず)を周方向に偏光軸を揃え、長手方向に偏光軸を90°偏位させた偏光板を交互に取り付ける。さらに、天井(図示せず)の部分にも偏光板を取り付けた透明板を用いる。この際、周方向に設置する各偏光板94a,94bは同じ大きさ、或は同一面積を有するように構成する。各面を構成する偏光板が一枚で足りない場合には、同一方向の偏光軸を有する偏光板を偏光角度を揃えて用いて一つの面とする。以下の実施例でも同じである。
このように構成すると、通路91を道路95側から見た場合に、偏光角度0°と90°の各偏光板94aと94bの合わせ目に、虚の隔壁96が見えるので、外から見る人Qには通路91内に隔壁96があるように見え、通路91を通る人Rがこの虚の隔壁96をすり抜けて移動するように見える。
尚、天井(図示せず)の部分に透明板を用いずに黒く塗ることによっても、同じ現象が起きる。この実施例は、通路91の部分を外から見える部屋としても良い。この場合この部屋は虚の隔壁によって仕切られているように見え、中の人がこの虚の隔壁をすり抜けて移動するのが見えることになる。
さらに、両側の仕切部93,94及び天井のどれか一つに鏡を用いてその表面に偏光板を取り付けるように構成しても良い。この場合、中に居る人は、虚の隔壁を鏡の中に見ることができる。
図18と図19はさらに他の実施例を示す。例えば感覚ミュージアムのような構築物の中に四角形状を呈したトンネル状の構築物(不思議トンネル)100を作り、その側面の一方の壁部を透明のアクリル板やガラス板等を用いた透明板101で構成し、この透明板101と対向する壁部を鏡102とし、天井に鏡103を張る。さらに、床部104は黒塗りするか、黒色をした床材を張る。
そして、透明板101と鏡102,103の部分に1枚或は複数枚で同じ面積となる矩形状を呈した偏光板105と106をその偏光軸を周方向に一致させると共に、長手方向には偏光軸を互いに90°偏位させて用いる。
このように構成すると、互いに偏光軸の異なる各偏光板105と106の接合部が周方向へ一致するので、このトンネル状の構築物(不思議トンネル)100の中に居る人Tは、各偏光板105と106の偏光軸が異なる接合部分に、鏡102に虚の隔壁107が映った虚の隔壁107’を見ることができる。構築物100の外に居る人Sからは虚の隔壁107と107’の両方が見られる。トンネル状の構築物100の中を歩く人Tは、壁部の鏡102を見ながら歩くと、自分が虚の隔壁107’をすり抜けるのを見ることが出来、外に居る人Sは、中を歩いている人Tの鏡102に写った姿が見えたり、見えなかったりすると同時に、虚の隔壁107’を通り抜ける人Tの写った姿の身体が切れて一部分だけ見え、他の部分は切れて見えないという現象を目の当たりにすることができる。
尚、この実施例の場合、単に外から見た場合に虚の隔壁が見えるようにするだけであるならば、壁部の鏡102に偏光板を張らなくとも良い。この場合、中に居る人は虚の隔壁を見ることはできない。
図20と図21はさらに他の実施例を示す。この実施例のものは、実施例12のさらに他の実施例を示すもので、実施例12を構成する材料に偏光を加え、また少し違う見え方を提案するものである。即ち、実施例12においては、鏡を用いた部分をくもりの半透明のアクリル板110,111に代え、この半透明のアクリル板110,111の表面に偏光軸を90°偏移させた偏光板112,113を貼着させ、透明のアクリル板114にも偏光板112,113を貼着する。さらに壁部を構成する半透明のアクリル板110の裏側に光源116を置く。後の構成の床部119は実施例12と同じである。
このように構成すると、透明のアクリル板114の外からトンネル状の構築物117内を見る人Uは、透明のアクリル板が外側の景色の反射を抑えることができることにより、よりはっきりと解かり易く、見え易い虚の隔壁118を見ることができる。
図22はさらに他の実施例を示す。図面によれば、四角柱状を呈した角筒状のペン立て120の各側板121,122,123,124はいずれも透明のアクリル板で構成して成り、底部125は黒い色をした非透光性のアクリル板で構成してある。そして、各側板121,122,123,124の表面には、0°と90°の偏光軸を持つ同じ大きさの各偏光板126と127が周方向へ偏光軸を揃えて長手方向には偏光軸を90°偏位させて貼着してある。勿論、各側板121,122,123,124の中に偏光板を挟んでも良い。尚、ペン立てとしては、角筒状に限定されず、他の形状例えば円筒状等どのように形成してもよい。また、この実施例において筒状であればペン立てに限定されず、他の物、例えば、コップ、グラス、花瓶、傘立て、ごみ箱等どのようなものでもよい。
このように構成すると、外から見た場合に、偏光軸の異なる各偏光板126,127の接続部分aに虚の隔壁128が生じ、筆記具129を立てると当該筆記具129が虚の隔壁128を貫通しているのが見える。尚、ペン立て120の上側から見た場合には虚の隔壁を見ることができない。
図23はさらに他の実施例を示す。図面によれば、この実施例のものは、実施例14のものを小型にしてこれをマスコット、或はペンダント130として用いるもので、原理は実施例14のものと同じである。透明のアクリル板で構成した角筒状のケース体131には、取付紐132が取り付けられており、ペンダントとして使用する場合にはさらに図示してないネックレスリングに取り付けられて首から吊り下げられることになる。そして、ケース体131を構成する各側板の周方向に偏光軸の偏光角度を一致させた同じ大きさの偏光板134と135が、長手方向に偏光軸を90°偏位させて取り付けてある。
このように構成すると、実施例14のものと同じように、各偏光板の偏光軸の角度の異なる接続部bに虚の隔壁133を見ることができる。この場合にもケース体131の長手方向の両側面側から見た場合には、虚の隔壁133を見ることはないので、見る人に不思議な印象を与えて興趣を覚えさせるものである。
図24はさらに他の実施例を示す。図面によれば、底板136aと天板136bと4方向の側板137から成る平面及び断面矩形状を呈した密閉構造のケース体138を作り、底板136aと天板136b及び各側板137を透明板で構成すると共に、ケース体138内部を透明板で作った複数の隔板139で、内部に収納した球体140の通行が可能なように仕切る。
そして、底板136a、天板136b、各側板137、及び各隔板139に偏光軸を90°偏位させた偏光板(図示せず)を設置する。
このように構成すると、ケース体138内に収納した球体140は、該ケース体138内を転がって移動することができるが、その際にケース体138を見る方向によって該ケース体138内に偏光板によって複数の虚の隔壁141が現出することから、球体140がこの虚の隔壁141を通過して移動するのが見られ、興趣を湧かせるゲーム玩具とすることができる。
図25乃至図26はさらに他の実施例を示す。図面によれば指示記号143で示したものは、構築物としての部屋の仕切部を構成する仕切部としての窓を模式的に示したものであり、この窓143は偏光軸を偏位させた2枚の例えば円盤状の偏光板144,145を重ね合わせて構成されている。
そして、部屋の内側に面した偏光板145は回転可能に構成されることにより、可動偏光板となっており、この可動偏光板145には、取手145aが取り付けられている。尚、偏光板144,145の双方を回転可能に構成しても良い。また、偏光板の数は実施例に限定されない。例えば図26に模式的に示したように、仕切部としての窓149を2枚の偏光板146、147と取手148a付きの可動偏光板148で構成し、この可動偏光板148を回転可能に構成しても良い。
このように構成して、回転可能とした可動偏光板145、或は148を各取手145aや148aを持って回転させると、各偏光板144と可動偏光板145、或は偏光板146、147と可動偏光板148の光の偏光作用により、部屋の中に居て窓143と149の向うが見えたり、見えなかったり、或は薄く見えたりするという現象が起きる。このことは同時に、部屋の中から仕切部としての窓143,149を介して外を見た場合、外光が窓143,149によって遮られる場合と、遮られない場合と、半分遮られる場合とが生じることになる。
図27乃至図28はさらに他の実施例を示す。図面によれば、指示記号150で示したものは構築物としての部屋154の仕切部を模式的に示したものであり、2枚の偏光軸を90°偏位させた固定偏光板151及び152と、この固定偏光板151,152の間に挟んだ、当該固定偏光板151,152より小さな可動偏光板153とから構成されている。そして、この可動偏光板153は偏光軸を45°偏位させた偏光板を用いている。
このように構成すると、仕切部150は、図28に示したように、この可動偏光板153が位置する部分が透けて見える。或はこの可動偏光板153を上下左右に移動可能に構成することにより、透けて見える部分を固定偏光板151,152の範囲内で移動させることができる。又、可動偏光板153のかわりに、セロハンテープ等、光をねじらせるテープでも代用できる。固定偏光板151と152の間であれば、151,152にテープを何枚か重ねて貼ることにより、その貼った部分がステンドグラスのようになる。つまり、好みの形の窓を好みの位置につくることができる。
アクリル板を除く透明の合成樹脂製板は、光の方向がねじれるので、可動偏光板153と同じ効果をもたらすことから同じように用いることができる。また、可動偏光板153は、必ずしも可動式としなくとも良く、この場合は、この可動偏光板153を設置した部分のみが透けて見えることになることは言うまでもない。
図29はさらに他の実施例を示す。図面によれば、構築物としての部屋155を外部から仕切る仕切部156を模式的に示したもので、偏光軸を90°偏位させた偏光板157,158を重ね合わせて設け、この偏光板157、158の間に、例えばアクリル板や透明ガラス板のような偏光の効果を妨げない色付きの透明板159を挟んである。このように構成すると、色付きの透明板159の色を選択することにより、部屋155から外を見たとき、黒のみで外からの視界を遮るのではなく、自由な色味にすることができ、設置した部屋155の壁160や床161の色との調和を図ることができる。
図30はさらに他の実施例を示す。図面によれば、外に面した構築物としての部屋164の外部との仕切部(例えば窓)165と、この部屋164に隣接する同じく構築物としての部屋166との仕切部構成する仕切部167に、偏光軸を90°偏位させた偏光板168と169を設ける。
このように構成すると、部屋166に居る人は、偏光板169が黒く見えて外を見ることはできないが、明るい部屋164の中を見ることができる。部屋164の中には偏光板168を介して光が入ってくるので明るいことになる。
図31乃至図32はさらに他の実施例を示す。図面によれば、構築物としての部屋173の中に偏光軸を90°偏位させた偏光シート170や171、或は偏光軸を90°偏位させた偏光シート172aを2枚上下方向につなぎ合わせた偏光シート172をそのまま吊り下げて用いる。
このように構成すると、とくに図32に示したように、部屋173のインテリアとして用いることができ、部屋の中にいる人は、これらの各偏光シート170〜172によって、見える場所と見えない場所が生じ、簡単に部屋173の中を仕切ることが可能となる。しかも、可動式とすることができる。尚、偏光シート172のように、複数枚の偏光シート172a,172bを上下に継ぐ場合には、偏光効果を妨げない、例えばブッカーと呼ばれる粘着テープ174を用いると良い。以上のような偏光シートは、現在1.3m幅のものをロール状にしたものが市販されている。なお、(現在では)1.3mより長い高さにする場合、ロール方向では何mでも可能だが、90°偏位させた場合では、同じ方向のシートを上記方法でつぐことができる。1.3mより長い幅にする場合も、これと同様である。
図33乃至図34はさらに他の実施例を示す。図面によれば、構築物としての店舗や各種展示室175の外部との仕切部176と、店舗や各種展示室175の中のショーケース177や飾り棚178等の覆いに、偏光軸を90°偏位させた偏光板179,180を用いる。
このように構成すると、店舗や各種展示室175の外から、偏光板180で囲われたショーケース177や飾り棚178の中の展示品を見えないようにするか、或は一部見えるようにすることができ、店舗や各種展示室175の中に入ると全てが見えるようにすることができる。
図35はさらに他の実施例を示す。図面によれば、透明のアクリル樹脂で作った抽斗185の外箱186と内箱187の外周に偏光軸を90°偏位させた偏光板188,189を取り付ける。このように構成すると、外箱186内に内箱187を収納させてある時には、内箱187の中味は正面から見ることは出来ても側面から見えないが、内箱187を外箱186より引き出すと、内箱187の中味を側面からも見ることができる。
図36はさらに他の実施例を示す。図面によれば、偏光板を用いて構築物としての大きな部屋195を作り、この部屋195の中を偏光板を用いて小さな小部屋196a〜196hに仕切る。即ち、図面に示したように、細い線で表示した偏光板197同士と、太い線で表示した偏光板198同士は、偏光軸が一致している。
このように構成すると、大きな部屋195の外に居る人Aは、小部屋196e〜196h内を見ることはできないが、大きな部屋195内に居る人Bは、各小部屋196a〜196hの全てを見ることができる。
各小部屋196a〜196hの中に居る人は、細い線で表示した偏光板197同士や太い線で表示した偏光板198同士は見ることができるが、細い線で表示した偏光板197と太い線で表示した偏光板198が重なる方向は見ることができない。即ち、小部屋196a〜196dの中に居る人は、外を見ることはできるが、小部屋196e〜196hの中に居る人を見ることはできず、小部屋196e〜196hの中に居る人は、小部屋196a〜196dの中に居る人を見ることができず、部屋195の外も見ることが出来ないことになる。以上の構成は平面的に構成したものを示したが、断面的に構成することもできる。
このような実施例は、美術館、オフィス、店、図書館、学校、幼稚園等さまざまな場所に応用して用いることができる。
そして、上記のように各小部屋を仕切る仕切部は、可動式のパーティション方式にすることにより、さらにさまざまなバリエーションを作り出すことが可能となる。
図37乃至図38はさらに他の実施例を示す。図面において図37によれば、構築物としての広い部屋200の中に浴室201を作り、その仕切部に偏光板202を設け、広い部屋200の仕切部に偏光板202とは偏光軸を90°偏位させた偏光板203を用いる。
このように構成すると、外部から浴室201の中を覗かれる心配がなく、部屋200に居る人は浴室201の中も外も見ることができる。また、浴室201の中の人は、広い部屋200の中を見ることができ、広い空間を共有できるので、開放的な浴室となるものである。
そして、図39は他の実施例を示し、例えば構築物としての都市部のマンションやアパートのようにベランダ付きの集合住宅205は、各居室の浴室206を外側に面して作っても、ベランダ207と浴室206との仕切部及びベランダ207と外部との仕切部に偏光軸を90°偏位させた偏光板208,209を用いることにより、浴室の中の人はベランダにセットした坪庭等を見ながら開放的な気分で入浴ができ、かつこの入浴中の姿をベランダの外側に居る人からのぞき見られる心配がなくなるものである。
図40乃至図46は、この発明を入れ物に実施した場合を示す。図40によれば、例えば透明のアクリル樹脂で成形した丸筒状を呈した入れ物210の外周には、これを3段に区切って偏光軸を90°づつ偏位させた偏光板211、212、213が囲設されている。
このように構成すると、光の偏光作用により、外側から見た場合に入れ物210の中に、各偏光板211,212,213の合わせ目に位置して、虚の隔壁214,215を見ることができる。しかるに、図41に示したように、この入れ物210の中へ物216を入れると、この物によってさえぎられる部分の虚の隔壁は見ることはできない。この中の物を使用して行くと見えるようになる。
図42乃至図43は、小さな入れ物を複数個積み重ねることによって、大きな入れ物を構成させ、その重ね合わせた部分に虚の隔壁を生じさせるもので、図42に示したように、3個の例えば透明のアクリル樹脂で構成した小さな入れ物220、221、222の各外周に、偏光軸を偏位させた偏光板223、224、225をそれぞれ囲設する。そして、この3個の入れ物220,221,222を図43に示したように軸方向へ重ね合わせると、大きな入れ物226が形成され、この大きな入れ物226の中に、各偏光板223、224、225の合わせ目に位置して、虚の隔壁227、228を見ることができる。
図44乃至図46は、図42乃至図43に示した入れ物の重ね合わせ部分の実施例を示す。図44のものは、小さな入れ物の一方のもの230に雄ネジ230aを、他方のもの231に雌ネジ231aを切ってつなぎ合わせるもので、真中の入れ物231は底も蓋もない貫通形のものを使用している。尚、指示記号230bと231bは、偏光板である。図示はしてないが、下の入れ物230には底をつけ、一番上の入れ物には蓋をつけるようにすると良いであろう。図45のものは、底をつけた入れ物232,233を重ね合わせる場合の実施例を示し、入れ物232の上部に雄ネジ232aを設け、上側の入れ物233の底233aの下側に雌ネジ233bを設け、両者をネジ着させるものである。尚、指示記号232b、233cは偏光板である。図示はしてないが、一番上側に位置する入れ物には、蓋をつけても良い。
図46のものは、蓋と底付きの入れ物を重ね合わせる場合の実施例を示し、蓋235aを入れ物235にネジ着し、この蓋235aを凸型に構成して、この凸部235bの部分を底236a付きの入れ物236の底部に設けた凹部236bへ嵌入させて重ね合わせて行くものである。尚、指示記号237,237a,238は偏光板である。
以上の実施例において、重ね合わせる入れ物の数に限定はない。また、重ね合わせ方についても以上の実施例に限定されない。
図47(a),(b),(c)はさらに他の実施例を示す。図面において、透明の例えばアクリル樹脂で構成した外筒281と、この外筒281内へ収納させる同じく透明の例えばアクリル樹脂から成る内筒282とで、円筒形状の入れ物280を構成し、外筒281の外周と内筒282の外周へ偏光軸を90°偏位させた偏光板283,284を取り付ける。この際に、外筒281の上面と内筒282の底面を、例えば黒色をした非透光性のアクリル板285,286を用いて作ることが好ましい。このように構成すると、(b)図に示したように、外筒281内に内筒282を収納させてある時には、内筒282内に入れてある中味を入れ物280の正面、側面及び上面から見ることができないが、(c)図に示したように、内筒282を外筒281より引き出すと、内筒282の中味を正面及び側面から見ることができるものである。外筒281を完全に内筒282より取り外せば、上面からも内筒282の中身を見ることができることはいうまでもない。
尚、これは以上に説明した全ての実施例に言えることであるが、偏光板の偏光軸の角度については、必ずしも全て90°偏位させるものに限定されない。45°と、−45°を突き合わせても同じ効果が得られる。要は互いに隣接する偏光板の偏光軸の偏位差が互いに90°となるように組み合わせればよい。
この発明は、さまざまな構築物に偏光軸を偏位させた偏光板を組み合わせて用いることにより、太陽光や太陽熱を遮って人体や室内環境にも良い影響を及ぼすことができ、さらに、外部から見えない部分と見える部分を現出させることができることから、様々な構築物に適用することができる
この発明を庭を挟んで対置している建物の窓や壁部と塀とに実施した場合の説明図である。 偏光板の用い方を示す説明図である。 偏光板のさらに他の用い方を示す説明図である。 この発明を構築物の階上のフロアーの外部に面した窓や壁に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物の階上のバルコニーや廊下の手摺に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物の階段を挟んで対置している各部屋に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物の廊下を挟んで対置している各部屋に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物の外側に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物の中の中庭を挟んだ各部屋に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物内に隣接して設けた各部屋に実施した場合の説明図である。 この発明を隣接して建設した各構築物同士に実施した場合の説明図である。 この発明を複数の店舗付き住宅と一般住宅を連続的に並設したものに実施した場合の説明図である。 この発明を大きな部屋の中で実施した場合の説明図である。 同じくこの発明を大きな部屋で実施した場合の説明図である。 同じくこの発明を大きな部屋で実施した場合の説明図である。 この発明を店舗付き住宅に実施した場合の説明図である。 この発明を構築物内の外側に面した通路に実施した場合の説明図である。 この発明を例えは感覚ミュージアムのような特別な構築物の中に設けた不思議トンネルに実施した場合の説明図である。 図18に示した不思議トンネルを側面から見た場合の説明図である。 図18の不思議トンネルの他の実施例を示す説明図である。 図20に示した不思議トンネルを側面から見た場合の説明図である。 この発明をペン立てに実施した場合の斜視図である。 この発明をマスコットやペンダントのような身飾品に実施した場合の説明図である。 この発明をゲーム玩具に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を抽斗に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を他の構築物に実施した場合を示す説明図である。 この発明を入れ物に実施した場合の説明図である。 この発明を入れ物に実施した場合の説明図である。 この発明をさらに他の構成の入れ物に実施した場合の説明図である。 この発明をさらに他の構成の入れ物に実施した場合の説明図である。 図42と図43に示した入れ物の接続例を示す説明図である。 図42と図43に示した入れ物の接続例を示す説明図である。 図42と図43に示した入れ物の接続例を示す説明図である。 この発明を入れ物に実施した場合の説明図である。
1 庭
2,10,24,45,61,62,76,80,83,85,90,175,195, 200,205 構築物
3,67a,68a,69a,70a,93,94,143,149,150,156, 160,165,167,176 仕切部(窓、戸、壁部)
4,6,13,14,19,22a,23a,30,31,40,41,49,50,
57a,57b,58a,58b,63,64,72,73,74,75,77,78,
82a,82b,89,89a,94a,94b,105,106,112,113,
126,127,134,135,144,145,146,147,148,151,
152,153,157,158,168,169,179,180,188,189,
197,198,202,203,208,209,211,212,213,223,
224,225230b,231b,232b,233c,237,237a,238,
283,284 偏光板
5 塀
7,8a,8b,12,15,18,22,23,28,29,38,39,46,
53a,54a,55a,56a,86b,88,101,114,121,122,
123,124,136,137 透明板
16 ガード板(庇)
21 手摺
25 階段
26,27,36,37,47,52,53,54,55,56,81,85a,
85b,85c,154,155,164,166,173,196 部屋
48 リブガラス板
51 中庭
79 衝立
91 通路
92,104,119,161,233a,236a 床部
159 色つき透明板
170,171,172 偏光シート
177,178 ショーケース飾り棚
201,206 浴室

Claims (3)

  1. 偏光板による光の偏光作用を利用した構築物であって、この構築物を、建物の各種部屋の外側に向いた透明板で構成した窓、戸、或は仕切部第1の偏光板を取り付けたもので構成し、前記窓、戸、或は仕切部の上部に外方向へ直角に張り出させて前記第1の偏光板とは偏光軸を偏位させた第2の偏光板を用いた庇を取り付けることによって、前記各種部屋から外部に対する視界は遮られないが、日差しが前記各種部屋の内部に入ることを防止できるように構成したことを特徴とする、偏光板を用いて成る構築物。
  2. 偏光板による光の偏光作用を利用した構築物であって、この構築物を構成する部屋に、所定間隔を空けて互いに偏光軸を互いに90°偏位させた偏光板で構成した第1と第2の仕切部を設け、この第1と第2の仕切部の間にこれらの第1と第2の仕切部よりも小形で光の方向がねじれる性質を有する透明の合成樹脂板で構成した第3の仕切部を設けることにより、この第3の仕切部を設けた部分は第1と第2の仕切部を通して見透すことができるように構成したことを特徴とする、偏光板を用いて成る構築物。
  3. 前記第3の仕切部を可動式にしたことを特徴とする、請求項2に記載の偏光板を用いて成る構築物。
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