JP2009207675A - 画像演出装置、及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置の表示光の偏光方向が揃っていることを利用して、偏光作用による画像演出を行う。
【解決手段】表示光L1を出射する第1の液晶パネル401と、表示光L1と直交する表示光L2を出射する第2の液晶パネル402と、ハーフミラー403と、ハーフミラー403で反射した表示光L11とハーフミラー403を透過した表示光L22が入射可能に配置された回転可能な偏光板404とを備え、表示光L11と表示光L22の偏光方向が互いに直交している。
【選択図】図6

Description

本発明は、液晶表示装置を備えた画像演出装置、及び遊技機に関するものである。
遊技ごとに行われる抽選に応じて図柄を変動する変動表示部(以下、リール)を備え、各リールの回転及び停止によって表示される図柄の組合せにより、入賞の成否を判定する遊技機(スロットマシンなど)が知られている。
このような遊技機においては、遊技者に大当たりへの期待感とスリルを感じさせる遊技盤上での演出が重要な要素である。特に、液晶表示装置を用いた画像演出は演出効果が高いため、様々な演出に利用されている。
一般に液晶表示装置は、視点から遠い順に、光源、第1の偏光フィルタ、液晶層、第2の偏光フィルタを重ねて構成されている。第1の偏光フィルタと第2の偏光フィルタは、互いに直交する偏光軸を有する。液晶層を出射した光には、直線、円、楕円などの偏光が含まれるが、このうち第2の偏光フィルタを透過した直線偏光だけが表示光として出射され、人間の目に届く。このため、液晶表示装置は、出射光の偏光方向が揃っていることが知られている。
偏光作用を利用した画像演出の例は、特許文献1や特許文献2などに開示されている。
特許文献1に開示されたスロットマシンは、リールの外周面又は内周面に固定された偏光シートと、リールと表示窓との間に配置され、偏光シートの偏光軸と直交する向きの偏光軸を有する偏光シャッターを有し、偏光作用によりリールの図柄の見え方をコントロールしている。
特許文献2に開示された遊技機は、スロットマシンのリールの外周面又は内周面に、特定の図柄を除く複数の図柄と重なるように第1の偏光シートを固定し、第1の偏光シートの偏光軸と略直交する方向に偏光軸を有する第2の偏光シートが第1の偏光シートと重なることにより特定の図柄のみが見えるように制御し、目押しなどのアシスト効果を実現している。
特許文献3に開示されたゲーム装置は、画像の一部に第1の偏光フィルターを重ね、第1の偏光フィルターと偏光面の向きが90度異なる第2の偏光フィルターを通してみたときに、第1のフィルターが重なっている画像が見えないようにする。また、第1の偏光フィルターを透過した偏光を平面鏡で反射することにより反射光が第2の偏光フィルターを透過できるようにしている。
特開2007−396号公報 特開2004−166853号公報 特開2003−108051号公報
しかし、液晶表示装置の表示光の偏光方向が揃っていることを利用して、偏光作用による画像演出を行っているものはなかった。
そこで、本発明は、液晶画像の特性を利用して、多様な画像演出を行うことを目的とする。
本発明に係る画像演出装置は、第1の表示光を出射する第1の液晶表示装置と、第2の表示光を出射する第2の液晶表示装置と、前記第1の表示光および前記第2の表示光が入射可能に設けられたハーフミラーと、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光が入射可能に配置され、偏光軸の方向が変更可能な直線偏光フィルタと、を備え、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光の偏光方向と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の偏光方向がαの角度をなし、0<α≦90度であることを特徴とする。
本発明によれば、液晶表示装置から出射される表示光の偏光方向が揃っていること、また、ハーフミラーで第1の表示光を反射させることにより偏光方向が変化することを利用して、直線偏光フィルタの偏光方向を変化させることにより、直線偏光フィルタ透過後の第1および第2の表示光の強度を変化させることができるようにした。例えば直線偏光フィルタの偏光方向が第1および第2の表示光の偏光方向に対して等しい角度をなすようにすれば、どちらの表示光も同じ強度で透過させることができる。また、直線偏光フィルタの偏光方向が第1あるいは第2の表示光の偏光方向に対して直交するようにすれば、第2あるいは第1の表示光のみを透過させることができる。このように、ユーザが見る画像を第1の液晶表示装置の画像のみにしたり、第2の液晶表示装置の画像のみにしたり、両方の表示装置の画像を重ね合わせたものにしたりすることができ、液晶画像の特性を利用して、多様な画像演出を行うことができる。
なお、前記第1の液晶表示装置と前記第2の液晶表示装置は、例えば前記第1の表示光と前記第2の表示光が直交するように配置することができる。
また、前記ハーフミラーと前記直線偏光フィルタの間に設けられ、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の一部が入射可能に配置された第2の偏光フィルタを備え、前記第2の偏光フィルタの偏光軸の方向は、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光の偏光方向に対してθの角度をなし、前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の偏光方向に対して(α−θ)の角度をなし、0<θ<αであるようにしてもよい。
これにより、第2の偏光フィルタを透過した表示光については、第1の液晶表示装置および第2の液晶表示装置のどちらからの表示光であっても偏光方向が揃っているので、直線偏光フィルタの偏光方向に関係なく、第2の偏光フィルタを透過した表示光についてはどちらの表示装置の画像も同じ強度で表示される。これにより、演出内容に合わせて、より多様な画像演出を行うことができる。
本発明による画像演出装置は、遊技機に適用することができる。
ここで、遊技機に限定は無いが、例えば、ぱちんこ機(第一種ぱちんこ機、第二種ぱちんこ機を含む)、回動式遊技機(以下、「スロットマシン」という。)等を含む。
本発明によれば、液晶画像の特性を利用して、多様な画像演出が実現できる。
以下、本発明の好適な実施形態として、遊技場等に設置される遊技機(スロットマシン)に適用したものを例示する。以下の実施形態は本発明の適用例に過ぎず、本発明は以下の実施形態に限定されず種々に変更して適用することが可能である。
実施の形態1.
本実施形態は、本発明の基本構成に係る画像演出装置を備えた遊技機に関する。
まず筐体構成から説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るスロットマシンの外観を示す正面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るスロットマシン10の筐体の前面部は、開閉自在にフロントパネル20が取り付けられている。フロントパネル20の上部は、表示機能を有する演出表示装置(画像演出装置)40が設けられた表示領域となっており、中央部には操作部が設けられている。
筐体上部には、表示機能を有する演出表示装置40が設けられている。演出表示装置40は、後述するように液晶パネルを含んで構成されており、種々の演出のための画像や遊技に必要な情報を表示領域に表示可能に構成されている。演出表示装置40の中央部には、1つの透明な表示窓21が設けられている。表示窓21の領域には、画像を表示するための液晶パネルは設けられておらず、光を透過するようになっている。
筐体内部であって表示窓21を通して視認可能な位置には、3つのリール(回胴)が配置されている。正面から見て左側から、左リール31L、中リール31C、右リール31Rの順番で配置されている。
リール31L、31C及び31Rは、リング状の中空構造に成形されている。リールの外周は、外周面に貼られるリールテープの幅に成形されており、外周面にはリールテープ上に印刷される図柄の形状に合わせて開口が複数設けられている。リールの内部は中空になっており、外周面から延びるフレームで回転軸が支持されている。
リールの外周面には入賞図柄(入賞役を構成する図柄)を印刷したリールテープが各々貼られている。それぞれのリールテープには、例えば21個の図柄が等間隔で配列されて印刷されている。図柄の配列は、リールテープごとに異なるようになっている。リールテープの図柄が、リールの外周面に設けられた開口に対応するようになっている。表示窓21からは、この表示窓を通してリール31L、31C及び31Rが観察されるようになっており、各リール外周面の上下方向で連続する3つの図柄が見えるように表示窓21の大きさが設定されている。図1では、リール群31(リール31L、31C及び31Rのまとまりを意味する)上に示された円が、一つの図柄を示している。
リール31L、31C及び31Rのそれぞれの回転軸には、ステッピングモータ(図示せず)が各々連結されている。このステッピングモータは、リール31L、31C及び31Rを任意の速度で回転させたり、任意の角度(位置)で停止させたりすることが可能になっている。各リールが回転する場合には、リール31L、31C及び31Rの図柄が表示窓21内で上下に移動しているように視認されるようになっている。
リール31L、31C及び31Rの内側には、バックランプ(図示せず)が設けられている。バックランプはリールごとに3個ずつ配置されており、リールが停止した時に表示窓21から見える総計で9個の図柄に対して、リール外周面の開口を通して光を照射するようになっている。
図1に示す表示窓21上の破線は、有効ライン22a、22b及び22cからなる有効ライン群22を示すものである。有効ライン群22は、水平方向の中段の有効ライン22aと、水平方向の上段及び下段の2本の有効ライン22bと、右下がり及び左下がりの斜め方向の2本の有効ライン22cとから構成されている。そして、リール31L、31C及び31Rに付された図柄は、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、表示窓21から見える9個の図柄が全てこれらの有効ライン群22上に位置するような間隔で配置されている。
スロットマシン10の筐体の中央部において、演出表示装置40の右下側に当たる位置には、メダル投入口23が設けられている。メダル投入口23からメダルが投入されると、投入されたメダル枚数に応じて有効ライン22a、22b及び22cの1ライン乃至5ラインが有効になるように構成されている。すなわち、投入されたメダルはゲームの対価として徴収され、投入されたメダルが1枚の場合には1つの有効ライン22aが有効になり、2枚のときは水平方向の3つの有効ライン22a及び22bが有効になり、3枚のときはさらに加えて斜め方向の2つの有効ライン22cを含む総計で5つの有効ライン22a〜22cが有効になる。これらの制御は、後述のメインCPU(中央演算装置)51(図2参照)により行われる。例えば、3枚のメダルが投入されている場合には、リール31L、31C及び31Rが停止した時に、少なくとも1つの有効ライン22a〜22cに特定の図柄の組み合わせが停止していれば、その組み合わせに応じた役に入賞したこととなる。
また筐体の中央部には、遊技者によって操作される各種の操作スイッチが設けられている。例えば、本実施形態では、スタートスイッチ41、ストップスイッチ群42及びベットスイッチ群43が設けられている。
スタートスイッチ41は、リール31L、31C及び31Rの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ、例えばレバーとして構成される。ストップスイッチ群42は、左リール31Lを停止させるときに操作する左ストップスイッチ42Lと、中リール31Cを停止させるときに操作する中ストップスイッチ42Cと、右リール31Rを停止させるときに操作する右ストップスイッチ42Rとから構成されている。これらのストップスイッチ42L、42C及び42Rは、例えばボタンとして並設されている。
ベットスイッチ群43は、遊技者がクレジット内のメダルを投入する際にベット数(賭数)を指定するスイッチ群であり、1ベット・2ベットスイッチ43a及びMAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43bから構成されている。これらのベットスイッチ43a及び43bも、例えばボタンとして配置されている。1ベット・2ベットスイッチ43aが操作されると、1枚又は2枚のメダルがベットされ(ゲームの対価として徴収され)、MAXベットスイッチ43bが操作されると、最大ベット数である3枚のメダルがベットされる。すなわち、ベットスイッチ群43の操作で指定されるベット数が、クレジットとなっているメダル数から徴収され、クレジットがベット数だけ減算される。
さらに、筐体の下部の中央部には、メダル払出口90が設けられ、メダル払出口90の両側には、スピーカ71が設けられている。遊技(ゲーム)中には、種々の演出、例えばバックランプの点灯、演出表示装置40を用いた画像表示及びスピーカ71からの音声の出力等が行われる。さらに、このような演出として、入賞可能性の告知演出が行われることもある。
これらの構成を有するスロットマシンにおいて実施される通常遊技の概要を簡単に説明する。
スロットマシン10において、遊技者がメダル投入口23からメダルを投入するか、ベットスイッチ群43を操作すると、有効ライン22a〜22cがベット数に応じて有効化される。
ベット数を指定した遊技者がスタートスイッチ41を操作すると、ベット数に応じた役の抽選が行われると共に、リール31L、31C及び31Rが回転し始める。そして、遊技者がストップスイッチ42L、42C及び42Rを操作すると、操作されたボタンに応じてリール31L、31C及び31Rの回転が停止する。このとき、スタートスイッチ41の操作と同時に行われている役の抽選結果が当選であった場合には、有効化されている有効ライン群22上に並ぶ図柄の組み合わせが、予め定められた何らかの役の図柄の組み合わせに一致するようにリールが停止制御され、その入賞役に応じたメダルの払い出し等が行われる。
(システム構成)
次に、スロットマシン10の内部構成等のシステム構成について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るスロットマシン10のシステム構成を示すブロック図である。スロットマシン10の筐体内部には、メイン制御基板50、並びにこのメイン制御基板50に接続されたサブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13が配置されている。
(メイン制御基板50)
メイン制御基板50には、メインCPU51、ROM52、RAM53及びインタフェース回路(I/F回路)54が設けられており、これらはバス55を介して互いに接続されている。
メインCPU51は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、メインCPU51は、ROM52に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、これらに基づいてスロットマシン10全体の制御を行う。
ROM52には、メインCPU51に、後述の図5のフローチャートに示すような操作に基づく抽選処理及びその他の遊技の制御に必要なソフトウェアプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM53は、メインCPU51が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶可能に構成されている。
I/F回路54は、メイン制御基板50と、サブ制御基板60、リール基板11、中央表示基板12及び電源装置基板13との間で行われる信号の送受信の際に、タイミングの制御等を行うようになっている。但し、メイン制御基板50とサブ制御基板60との間では、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われないように構成されている。
(サブ制御基板60)
サブ制御基板60には、サブCPU61、ROM62、RAM63、及びインターフェース回路(I/F回路)69、画像制御ユニット64、画像データROM65a、RAM65b、ビデオRAM66、音源回路67a、サウンドROM67b、アンプ68などが設けられている。画像制御ユニット64は、CPU64aとVDP(Video Display Processor)64bとを備えて構成されている。
サブCPU61と画像制御ユニット64のCPU64aとは、バス70を介して互いに接続されている。また、画像データROM65a及びRAM65bはCPU64aと接続され、ビデオRAM66はVDP64bに接続され、アンプ68は音源回路67aに接続されている。
サブCPU61は、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、サブCPU61は、ROM62に記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、サブ制御基板60全体の制御、特に遊技者に対する演出パターンの選択や、画像制御ユニット64のCPU64aに対するコマンドの送出などを行うようになっている。なお、サブCPU61の処理能力や開発言語等には、何らの制約もない。
ROM62には、サブCPU61に、遊技中の演出に必要なソフトウェアプログラム及びデータ等が記憶されている。また、RAM63は、サブCPU61が各種の制御を行う時に用いられ、データ等を一時的に記憶可能に構成されている。
これらのサブCPU61、ROM62及びRAM63は、夫々メイン制御基板50に設けられたメインCPU51、ROM52及びRAM53と同様の機能を有するものである。なお、ROM62及びRAM63は、夫々ROM52及びRAM53と同一のものを用いてもよいが、これらよりも容量の大きいものを用いてもよい。
I/F回路69は、メイン制御基板50からの信号の受信の際に、タイミングの制御等を行う。なお、上述のように、メイン制御基板50からサブ制御基板60への信号の送信は行われるが、サブ制御基板60からメイン制御基板50への信号の送信は行われない。すなわち、一方向の送信のみが可能となっている。
画像制御ユニット64のCPU64aは、プログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う。そして、CPU64aは、サブCPU61から与えられるコマンド等に従って、画像データROM65aに記憶されているプログラム及びデータ等を読み出し、演出に応じた画像を表示するための制御など行う。画像データROM65aには、演出表示装置40に表示されるキャラクタ、文字及び背景等の画像データを生成するための元画像データが記憶されている。
VDP64bは、演出表示装置40に対する映像出力全般を担っており、CPU64aの制御の下、画像データROM65aから転送される元画像データ等に基づきフレーム画像データを生成し、ビデオRAM66に展開するなどの制御を行う。
ビデオRAM66は、演出表示装置107に表示しようとする画像を、VDP64bが作成するときに用いられるメモリであり、複数のフレーム画像データが記憶可能となっている。
音源回路67aは、所定のチャネル数、例えば8つの音源チャネルの発音回路を備えており、音源チャネル数分のフレームの同時再生が可能になっている。音源回路67aは、CPU64aから出力される演出パターンの選択コマンドなどによって制御される。音源回路67aは、CPU64aから出力される演出パターンの選択コマンドなどを受け取ると、これに対応する音源チャネルの音源データをサウンドROM67bから読み出して合成し、Rチャネル、Lチャネル別に発生させる。そして、D/A変換してアナログ音響信号として出力する。アンプ68は、R、Lチャネルそれぞれのアナログ音響信号を増幅し、楽音としてスピーカ71から出力する。
ここで、サブCPU61と画像制御ユニット64のCPU64aの間では、サブCPU61からCPU64aへの信号の送信のみならず、CPU64aからサブCPU61への信号の送信も行われる。具体的には、サブCPU61からCPU64aへ各種コマンドやデータが送信されるほか、CPU64aからサブCPU61へ各種チェックエラー(パリティエラー、チェックサムエラーなど)の検出結果が送信される。
(リール基板11)
リール基板11には、左リール31L、中リール31C及び右リール31Rを駆動するためのステッピングモータ(図示せず)が接続されている。各ステッピングモータは、さらに、これらのリール31L、31C及び31Rの回転軸に接続されていく。これらのリール31L、31C及び31Rの動作を制御するための制御信号は、メインCPU51からリール基板11に供給されるようになっている。
(中央表示基板12)
中央表示基板12は、例えばフロントパネル20の裏側の中央部に取り付けられる。
中央表示基板12には、セレクタ81、1ベット・2ベットスイッチ43a、MAXベットスイッチ(3ベットスイッチ)43b、スタートスイッチ(レバー)41、左ストップスイッチ(ボタン)42L、中ストップスイッチ(ボタン)42C、右ストップスイッチ(ボタン)42R、設定表示部82及び設定変更スイッチ83が接続されている。
セレクタ81は、メダル投入口23から投入されたメダルが正規のものであるか識別し、不正なメダルを排除するように構成されている。設定表示部82は、フロントパネル20の裏側から見えるように配置されており、確率や払い出しに関する設定(例えば、設定1〜設定6)等が表示される。設定変更スイッチ83は、確率や払い出しに関する設定等を変更する際に操作されるスイッチである。
(電源装置基板13)
電源装置基板13には、設定変更有効化スイッチ91、電源スイッチ92、ホッパ装置93及び電源装置94が接続されている。
設定変更有効化スイッチ91は、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更を可能な状態にする際に操作するスイッチである。すなわち、設定変更有効化スイッチ91がオンの状態になっているときに限り、設定変更スイッチ83を用いた設定の変更が可能になる。電源スイッチ92は、電源装置94のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。ホッパ装置93は、メダルの貯蔵及び払い出しを行う装置であり、電源装置基板13を介したメインCPU51からの指示に基づいて、予め貯蔵しておいたメダルから所定枚数のメダルをメダル払出口90に払い出すようになっている。
(メイン制御基板における機能ブロック)
次に、メイン制御基板50の機能的な構成について説明する。
図3は、メイン制御基板50の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、本実施形態においては、例えばメインCPU51がROM52内に記録されるプログラムを実行することにより、以下の制御部101、役抽選部103、リール制御部106、入賞判定部107、遊技状態制御部108及び払出制御部109が機能的に実現される。また、例えばRAM53が、以下のフラグ情報記憶部105として機能し、例えばROM52に、以下の抽選テーブル102のデータが記憶されている。
(役抽選部103)
役抽選部103は、役(特別役、小役、リプレイ等)の抽選を行う機能ブロックである。役抽選部103は、遊技毎に、内部で乱数を発生させた後に一の乱数を取得し、ROM52に記憶されている抽選テーブル102を参照し、取得した乱数が属する領域に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定するようになっている。
例えば、役抽選部103は、スタートスイッチ41が操作された場合に抽選を行い、この「遊技」が「当選」であるか「ハズレ」であるか及び「当選」である場合の「役」を決定する。すなわち、役抽選部103は、スタートスイッチ41の押下があった場合に、所定の範囲の乱数(例えば、10進法で0〜65535)を発生させ、所定の条件が満たされたときに一の乱数値を取得する。抽選テーブル102には、役抽選部103が取得可能な乱数値に対して、特別役当選領域、小役当選領域、リプレイ当選領域、及び非当選(ハズレ)領域等が、所定の割合で設定されている。
さらに役抽選部103は、リール31L、31C、及び31Rは、ストップスイッチ42L,42C,及び42Rのそれぞれが押下された後に、「当選」していた場合にはその当選の役を表す図柄の並びとなるように停止制御され、当選役と同じ役に入賞させる。また、抽選の結果が「ハズレ」(非当選)ていた場合には図柄の並びがいずれかの役を表さないように停止制御される。いずれの場合でも、ストップスイッチ42L,42C,及び42Rの押下タイミングが前後しても、停止図柄が変わることはない。
なお、役抽選部103が実施する抽選は、一回の遊技に対して一回の抽選を実施して当選役を決定しても良いが、複数回の抽選を実施するように構成してもよい。
また、スタートスイッチ41の押下やストップスイッチ42L、42C、及び42Rの押下タイミングで抽選を実施して抽選結果を定めるという役抽選部103主導の構成にする他、特別な引き込み動作をせずにリール群31を停止させ、結果的にリール31L、31C、及び31Rが停止した位置を入賞判定部107が検出して入賞の有無や、入賞役を判定するように構成してもよい。この場合、抽選や当選役という概念は無く、役抽選部103は存在しなくてもよい。また、遊技の種類に応じて、役抽選部103主導か否かを、つまり抽選をするか、リールによる入賞判定をするかを切り替えてもよい。
(制御部101)
制御部101は、役抽選部103や、後述のリール制御部106及び入賞判定部107等の動作タイミングを制御する中心的機能ブロックである。
例えば、制御部101は、スタートスイッチ41が操作されたことを条件として、役抽選部103に役の抽選を行わせると共に、リール制御部106にリール群31の回転を開始させ、また、ストップスイッチ群42が操作されたことを条件として、リール制御部106にリール群31の停止制御を行わせ、さらに、リール群31が停止したことを条件として、入賞判定部107に入賞判定を行わせるものである。
なお、制御部101の動作はこれらに限定されるものではなく、メイン制御基板50に必要とされる制御一般を司るものである。
(フラグ情報記憶部105)
フラグ情報記憶部105は、役抽選部103の抽選結果によって何らかの役に対するフラグがオンされた場合に、当選した役の種類及びそのフラグがオンになったことを記憶可能に構成されている。
(リール制御部106)
リール制御部106は、制御部101からの指示に基づいて、リール群31(リール31L、31C及び31R)の回転及び停止の制御を行う機能ブロックである。
より詳細には、リール制御部106は、遊技状態(例えば、通常遊技状態、特別遊技状態等)、役抽選部103による抽選の結果、及びストップスイッチ群42(ストップスイッチ42L、42C及び42R)が操作されたタイミング等に基づいて、リール31L、31C及び31Rの停止位置を決定すると共に、ステッピングモータの駆動を制御して、その決定した位置でリール31L、31C及び31Rの回転を停止させるようになっている。
例えば、役抽選部103による抽選の結果「ハズレ」となり、いずれの役にも当選していないときは、有効になっている有効ライン上にどの役の図柄の組合せも停止しないように、各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定め、定められた位置で各リールを停止させる。一方、何らかの役に「当選」している場合には、有効になっている有効ライン上に当選した役の図柄の組合せが停止するように図柄の組合せを定め、その図柄の組合せがその時に有効になっている有効ラインに表れるように各リール31L、31C及び31Rの停止位置を定め、定められた位置で各リールを停止させる。
特に、特別役に「当選」している場合には、有効になっている有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止するように、リール31L、31C及び31Rの停止制御の範囲内(例えば、4図柄以内)でできる限り特別役に係る図柄が揃うような引き込み制御を行う。但し、特別役が「当選」している場合であっても、小役やリプレイに「当選」した場合には、有効化されている有効ライン上に特別役の図柄の組合せが停止しないように、リール31L、31C及び31Rの停止位置を定め、停止制御をする。
なお、このようなリール31L、31C及び31Rを停止させる際の制御は、リール制御用のテーブルを用いて行ってもよい。
(入賞判定部107)
入賞判定部107は、最終的な入賞状態を判定するための機能ブロックである。
入賞判定部107は、有効ライン群22のうち、有効になっている有効ラインのいずれかに役の図柄の組合せが並んでいるか否かを判定し、並んでいるものがあれば当遊技でその役に入賞したと判定するものである。役の抽選は、役抽選部103によって予め決定されてはいるが、機械的なリールを用いる場合などにはリールが予定どおりに停止できない場合がるため、最終的に停止したリールの位置を検出しなければならないからである。
入賞判定部107は、例えばステッピングモータの停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ラインに位置する図柄を判定し、これに基づいて、役の入賞の有無を判定する。
なお、役抽選部103によって予め役を定めて、それに併せてリール31L、31C及び31Rを停止させる代わりに、引き込み可能な位置に各リールを次々停止させ、最終的に停止した実際のリール31L、31C及び31Rの位置を検出して、入賞判定部107が図柄の組合せを判定し、役を決定するように構成してもよい。
(遊技状態制御部108)
遊技状態制御部108は、入賞判定部107による判定の結果、特別役に入賞していた場合に、次遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間、特別遊技の制御を行うための機能ブロックである。
例えば、遊技状態制御部108は、特別遊技中における役抽選部103の抽選結果に応じて、リール制御部106に特別遊技用のリール制御を行わせたり、サブ制御基板60に特別遊技用の演出を行わせたりする。
(払出制御部109)
払出制御部109は、入賞判定部107による判定の結果、入賞している役に応じたメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせるための機能ブロックである。
(サブ制御基板における機能ブロック)
次に、サブ制御基板60の機能的な構成について説明する。
図4は、サブ制御基板60の機能的な構成を示す機能ブロック図である。
サブ制御基板60は、演出制御部201と演出パターン記憶部202と画像制御部260とを備えて構成されている。
このサブ制御基板60によって実施される演出は、演出表示装置40によって表示窓21の周囲の画像表示領域に表示される画像による演出、スピーカ71から発音される音による演出である。これらの演出は、メイン制御基板50における動作と異なり、役の抽選など、遊技自体の方向性を変化させるものではないが、画像と音との演出により、遊技者に刺激を与え、入賞への期待感を高めたり単調さを解消したりする重要な役割を担っている。
(演出制御部201)
演出制御部201は、サブCPU61がROM62内に記録されたコンピュータ読取可能なプログラムを実行等することにより機能的に実現される。演出制御部201は、メイン制御基板50の役抽選部103から出力される抽選結果(小役当選や大当たりなど)をあらわすコマンドや、遊戯者の操作内容(レバーを叩く操作やストップスイッチの押下操作など)などをあらわす状態コマンド等を受け取り、受け取ったコマンドに応じた演出パターンを演出パターン記憶部202から選択して画像制御部260に転送したり、受け取ったコマンドをそのまま画像制御部260に転送したりする。
具体的には、メイン制御基板50から役の抽選結果をあらわすコマンドを受け取った場合には、複数の演出パターンが記憶されている演出パターン記憶部202から、抽選結果(小役当選など)に応じた演出パターンを選択し、選択した演出パターンを画像制御部260に送る。
一方、メイン制御基板50から各ストップスイッチの押下操作をあらわすコマンドを受け取った場合には、このストップスイッチの種類(左、中、右など)と操作内容(停止操作)を画像制御部260に送る。
(演出パターン記憶部202)
演出パターン記憶部202には、各コマンドに応じた複数の演出パターンが記憶され、具体的には抽選結果(小役当選や大当たりなど)と演出パターンを対応付けた管理テーブルなどが記憶されている。
(画像制御部260)
画像制御部260は、画像制御ユニット64のCPU64a等が画像データROM65a内に記録されたコンピュータ読取可能なプログラムを実行等することにより機能的に実現される。画像制御部260は、演出制御部201から送出される演出パターンや遊戯者の操作内容をあらわす状態コマンドに応じて演出表示装置40に表示する画像を制御したり、スピーカ71から出力する楽音を制御したりする。
以上メイン制御基板50及びサブ制御基板60の機能構成について説明したが、前述した機能以外の機能が設けられていてもよい。
(メイン制御基板における動作)
図5は、メイン制御基板50による制御を示すフローチャートである。
遊技者によってメダルが投入され、スタートスイッチ41が操作されると、制御部101は、スタートスイッチ41がオンになったことを検知し、役抽選部103は役の抽選処理を行う(ステップS101、ステップS102)。一方、遊技者によりスタートスイッチ41が操作されず、スタートスイッチ41がオンとなったことを検知できなかった場合は、制御部101は、スタートスイッチ41がオンとなったことを検知するまでステップS101の処理を繰り返し実行する。
ステップS102の役抽選処理においては、役抽選部103は、乱数を取得し、取得した乱数と抽選テーブルとを照らし合わせて役の抽選処理を行う。抽選の結果、何らかの役の当選があった場合、フラグ情報記憶部105内において当役のフラグをオンにさせる。役抽選部103による抽選結果は、当選役情報としてI/F回路54を介してサブ制御基板60に送信される(ステップS103)。
リール制御部106は、ストップスイッチ群42の何れか1個が操作されたか否かを判断する(ステップS104)。何れか1個のストップスイッチが操作されると(ステップS104;YES)、当選役が入賞可能となるようなリール制御を行って、操作されたストップスイッチに対応するリールの回転を停止させる(ステップS105)。
なお、ステップS102の役抽選処理において何れの役にも当選していなかった場合は(「ハズレ」となった場合)、リール制御部106は、ステップS105において何れの役にも当選しなかった場合に対応するリール制御を行う。
続いて、リール制御部106は、全てのストップスイッチが操作され、全リールが停止したか否かを判断する(ステップS106)。全リールが未だ停止していない場合には(ステップS106/NO)、ステップS104におけるストップスイッチ操作の有無の検出処理からの処理を繰り返す。
全てのリールが停止すると(ステップS106/YES)、入賞判定部107は、有効化された有効ライン上に並んでいる図柄の組合せに基づいて入賞の有無を判断する(ステップS107)。この結果、何らかの入賞がある場合には(ステップS107/YES)、入賞した役に対応する入賞処理が実行される(ステップS108)。
具体的には、入賞役が「特別役」である場合、次の遊技から所定の終了条件が満たされるまでの間「特別遊技」を実行するための移行処理を遊技状態制御部108が行う。
一方、ステップS107において、何も入賞がないと判断された場合には(ステップS107/NO)、処理はステップS101に戻る。
続いて、遊技状態制御部108は、「特別遊技」中において、「特別役」であるビッグボーナス又はレギュラーボーナスに応じた遊技状態を遊技者に提供するよう、リール制御部106に「特別遊技」中のリール制御を行うほか、サブ制御基板60に「特別遊技」用の演出を行わせたりする。ビックボーナス又はレギュラーボーナスの規定回数の遊技を終えると、「通常遊技」に移行する処理を行う。
一方、入賞役が「特別役」でない場合、フラグ情報記憶部105において特別役のフラグがオンの状態で記憶されていれば、フラグ情報記憶部105でのそのフラグの記憶状態は次の遊技に持ち越される。
また、入賞役が「小役」である場合、遊技状態制御部108は、例えばベルなどの図柄が有効ライン上に揃うようにリール制御を行うほか、サブ制御基板60に「小役」用の演出や小役告知の演出(告知オブジェクトの表示など)を行わせたりする。なお、入賞役が「リプレイ」である場合、入賞判定部107は、制御部101に対して当遊技でのベット(賭数)を次の遊技に持ち越させ、入賞役が「特別役」でも「リプレイ」でもない場合には、払出制御部109が入賞役に応じた枚数のメダルの払い出しをホッパ装置93に行わせる。
次に、演出表示装置40の構成について説明する。
図6は、演出表示装置40の画像表示領域(表示窓21の領域を除く領域)の構成を示す模式図である。図に示すように、演出表示装置40は、第1の液晶パネル(第1の液晶表示装置)401、第2の液晶パネル(第2の液晶表示装置)402、ハーフミラー403、及び偏光板(直線偏光フィルタ)404を備えている。なお、図6の左側が演出表示装置40の正面である。第1の液晶パネル401と第2の液晶パネル402は、それぞれから出射される表示光が直交するように配置されている。
図7は、第1の液晶パネル401および第2の液晶パネル402の構造を分解して示す模式図である。図に示すように、第1の液晶パネル401および第2の液晶パネル402はバックライト4011、偏光板4012、透明電極4013、液晶層4014、透明電極4015、偏光板4016を備えている。なお、図7の手前側(偏光板4016側)が第1の液晶パネル401および第2の液晶パネル402の正面であり、それぞれの部材が図に示す順で重なっている。
バックライト4011から出射された光は、偏光板4012、透明電極4013、液晶層4014、透明電極4015、偏光板4016を順に通って、ユーザの目に到達する。偏光板4012は、特定の方向に振動する光のみを通し、液晶層4014には特定の方向に偏光した光が入射する。液晶層4014は、透明電極4013と透明電極4015によって電圧が加えられることにより液晶分子の配向が変化し、光を遮ったり透過させたりする。液晶層4014を通った光は偏光方向が液晶分子の配向に合わせて変化する。液晶層4014を透過した光は再び偏光板4016に入射するが、ここでも偏光板4016は特定の方向に振動する光のみを通す。このため出射される表示光は直線偏光している。
偏光板404は、特定の振動方向の光のみを通す直線偏光フィルタである。偏光板404は、図中P点を中心に回転させ、所定の角度で固定することができる。
演出表示装置40の動作について説明する。
図8(A)は、第1の液晶パネル401の表示画像、図8(B)は第2の液晶パネル402の表示画像である。第1の液晶パネル401から出射された表示光L1(第1の表示光)は、ハーフミラー403に入射し、一部は反射し一部は透過する。ここで、反射した表示光をL11とする。第2の液晶パネル402から出射された表示光L2(第2の表示光)は、ハーフミラー403に入射し、一部は反射し一部は透過する。ここで、透過した表示光をL22とする。
図9(A)は表示光L1とL11の偏光方向、図9(B)は表示光L2とL22の偏光方向を示す図である。図9(A)に示すように、表示光L1の偏光方向は、第1の液晶パネル401から出射されたため一定方向に揃っている。一方、ハーフミラー403で反射した表示光L11は、偏光方向が90度変化する。また、図9(B)に示すように、表示光L2の偏光方向は、第2の液晶パネル402から出射されたため一定方向に揃っており、透過光L22の偏光方向はL2と同じである。このため、表示光L11とL22の偏光方向のなす角(α)は90度である。
表示光L11とL22は、偏光板404に入射する。偏光板404を回転させることにより、偏光板404の偏光方向を変化させることができる。ここで、図10を用いて、偏光板404の偏光方向の違いによる表示画像の変化について説明する。図10(A)は、偏光板404の偏光方向が表示光L11の偏光方向と平行になるように偏光板404の角度が固定されている場合である。この場合は、表示光L11は偏光板404を透過するが、表示光L22は透過できないので、ユーザに見える表示画像は図に示すように第1の液晶パネル401からの画像のみとなる。図10(B)は、偏光板404の偏光方向が表示光L22の偏光方向と同じになるように、偏光板404の角度が固定されている場合である。この場合は、表示光L11は透過できず、表示光L22のみが透過するので、表示画像は図に示すように第2の液晶パネル402からの画像のみとなる。
また、図10(C)は、偏光板404の偏光方向が、表示光L11とL22の偏光方向に対してほぼ45度になるように固定されている。この場合には、表示光L11とL22のうち、偏光方向が偏光板404の偏光方向に平行な成分(L11’、L22’)が透過する。このため表示画像は、第1の液晶パネル401からの画像と第2の液晶パネル402からの画像を重ね合わせたものとなる。また、L11’およびL22’の強度は等しく、L11およびL22の1/√2となる。
以上のように、本実施形態によれば、液晶パネルから出射される表示光の偏光方向が揃っていることを利用して、ハーフミラー403で表示光L1を反射させることにより偏光方向を90度変化させ、偏光板404の偏光方向を変化させることにより、第1の液晶パネル401または第2の液晶パネル402のどちらか一方の表示光のみを透過させたり、透過後の強度が異なるようにしたりすることができる。
例えば、偏光板404の偏光方向をL11の偏光方向と平行にすれば第1の液晶パネル401の画像のみが表示され、偏光板404の偏光方向をL22の偏光方向と平行にすれば第2の液晶パネル402の画像のみが表示される。また、偏光板404の偏光方向とL11およびL22の偏光方向が45度異なるようにすれば、どちらの液晶パネルの画像も同じ強度で表示される。また、例えば、偏光板404の偏光方向とL11の偏光方向のなす角度を30度、偏光板404の偏光方向とL22の偏光方向のなす角度を60度とすれば、液晶パネル401の画像を薄く、液晶パネル402の画像を濃く表示することができる。このように、液晶画像の特性を利用して、多様な画像演出を行うことができる。
なお、本実施形態では、表示光L11とL22の偏光方向のなす角度αは90度としたが、αは0<α≦90度の範囲で指定することができる。αが90度より小さい場合には、偏光板404の偏光方向をL11の偏光方向と平行にした場合に、第1の液晶パネル401の画像に重ねて、第2の液晶パネル402の画像が薄めに表示される。また、偏光板404の偏光方向をL22の偏光方向と平行にすれば、第2の液晶パネル402の画像に重ねて、第1の液晶パネル401の画像が薄めに表示される。また、偏光板404の偏光方向とL11およびL22の偏光方向のなす角が等しくなるようにすれば、どちらの液晶パネルの画像も同じ強度で表示される。
なお、偏光板404の替わりに、図11に示す偏光シート405を用いても良い。偏光シート405は、偏光方向が表示光L11の偏光方向に平行な偏光フィルタ4051、偏光方向が表示光L22の偏光方向に平行な偏光フィルタ4052、偏光方向が表示光L11とL22の偏光方向に対して45度の偏光フィルタ4053を備えている。偏光シート405は図中の矢印方向に移動可能であり、偏光フィルタ4051がL11とL22が入射可能な位置に配置されるようにすれば、第1の液晶パネル401からの画像が表示され、偏光フィルタ4052がL11とL22が入射可能な位置に配置されるようにすれば、第2の液晶パネル402からの画像が表示され、偏光フィルタ4053がL11とL22が入射可能な位置に配置されるようにすれば、第1の液晶パネル401からの画像と第2の液晶パネル402からの画像を重ね合わせた画像が表示される。
また、本実施形態では、第1の液晶パネル401と第2の液晶パネル402は、それぞれから出射される表示光L1,L2が直交するように配置されているが、第1の液晶パネル401と第2の液晶パネル402の位置関係はこれに限られず、ハーフミラー403で反射した表示光L11とハーフミラー403を透過した表示光L22の偏光方向が異なるように構成されていればよい。
実施の形態2.
図12は、実施の形態2による演出表示装置40の画像表示領域(表示窓21の領域を除く領域)の構成を示す模式図である。図に示すように、演出表示装置40は、第1の液晶パネル(第1の液晶表示装置)401、第2の液晶パネル(第2の液晶表示装置)402、ハーフミラー403、偏光板(第2の偏光フィルタ)406、及び偏光板(直線偏光フィルタ)404を備えている。なお、図12の左側が演出表示装置40の正面である。
偏光板406は、第1の液晶パネル401から出射され、ハーフミラー403で反射した表示光および第2の液晶パネル402から出射され、ハーフミラー403で透過した表示光の一部が入射するように配置されている。偏光板406の偏光方向が表示光L11およびL22に対してなす角度(θ)は、どちらも45度に設定されている。
実施の形態2よる演出表示装置40の動作について説明する。
図13(A)は、第1の液晶パネル401の表示画像、図13(B)は第2の液晶パネル402の表示画像である。
第1の液晶パネル401から出射された表示光L1(第1の表示光)は、ハーフミラー403に入射し、一部は反射し一部は透過する。ここで、反射した表示光をL11とする。第2の液晶パネル402から出射された表示光L2(第2の表示光)は、ハーフミラー403に入射し、一部は反射し一部は透過する。ここで、透過した表示光をL22とする。表示光L11とL22の偏光方向のなす角(α)は90度である。
表示光L11とL22の一部は、偏光板406に入射する。図14(A)は、偏光板406への入射による表示光L11の偏光方向の変化を説明する図である。また、図14(B)は、偏光板406への入射による表示光L22の偏光方向の変化を説明する図である。図14(A)に示すように、表示光L11の偏光板406入射前の偏光方向は一定方向に揃っている。一方、L11の一部が偏光板406を透過した後は、偏光板406を透過した光L11aの偏光方向のみ45度変化する。
また、図14(B)に示すように、偏光板406入射前の表示光L22の偏光方向は、L11と直交する方向で揃っている。一方、L22の一部が偏光板406を透過した後は、偏光板406を透過した光L22aの偏光方向のみ45度変化する。ここでL11aおよびL22aの強度は、それぞれL11、L22の1/√2となる。
次に、表示光L11とL22は、偏光板404に入射する。図15を用いて、偏光板404の角度の違いによる表示画像の変化について説明する。図15(A)は、偏光板404の偏光方向が表示光L11の偏光方向と平行になるように偏光板404の角度が固定されている場合である。この場合、表示光L11はすべて偏光板404を透過するが、表示光L22はL22aのみが透過できるので、ユーザに見える表示画像は図に示すように第1の液晶パネル401からの画像と、第2の液晶パネル402からの画像の一部となる。なお、L11aおよびL22aは偏光板404の偏光方向に平行な成分(L11a’、L22a’)のみが透過するため、強度は、L11a、L22aの1/√2、すなわちL11、L22の1/2となる。
図15(B)は、偏光板404の偏光方向が表示光L22の偏光方向と同じになるように、偏光板404の角度が固定されている場合である。この場合は、表示光L11はL11aのみが透過し、表示光L22は全て透過するので、表示画像は図に示すように第2の液晶パネル402からの画像と、第1の液晶パネル401からの画像の一部となる。なお、L11aおよびL22aは偏光板404の偏光方向に平行な成分(L11a’、L22a’)のみが透過するため、強度は、L11a、L22aの1/√2、すなわちL11、L22の1/2となる。
また、図15(C)は、偏光板404の偏光方向が、表示光L11とL22に偏光方向に対してほぼ45度になるように固定されている。この場合には、表示画像は、第1の液晶パネル401からの画像と第2の液晶パネル402からの画像を重ね合わせたものとなる。なお、L11およびL22は偏光板404の偏光方向に平行な成分(L11’、L22’)のみが透過するため、強度は、L11、L22の1/√2となる。なお、L11aおよびL22aの偏光方向は偏光板404の偏光方向に平行なため、透過後の強度は変わらず、それぞれL11、L22の1/√2となる。
以上のように、実施の形態2によれば、偏光板406を透過した表示光については、第1の液晶パネル401および第2の液晶パネル402のどちらからの表示光であっても偏光方向が揃っているので、偏光板404の偏光方向をどちらかの液晶パネルからの表示光に合わせていても、偏光板406を透過した部分についてはどちらの液晶パネルからの画像も表示される。このように、演出内容に合わせてより多様な映像表現を実現することができる。
なお、本実施形態では、表示光L11とL22の偏光方向のなす角αは90度としたが、αは0<α≦90度の範囲で指定することができる。
また、本実施形態では、偏光板406の偏光方向が表示光L11の偏光方向に対してなす角度θを45度に設定しているが、θは、0<θ<αの範囲で指定することができる。θ=α/2の場合には、偏光板406を透過した表示光についてはどちらの液晶パネルの画像も同じ強度で表示される。一方、θ≠α/2の場合には、どちらか一方の液晶パネルの表示画像がもう一方に比べて明るく表示される。
本実施形態に係るスロットマシンの正面図 本実施形態に係るスロットマシンのシステム構成を示すブロック図 メイン制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図 サブ制御基板の機能的な構成を示す機能ブロック図 本実施形態におけるメイン制御基板の制御を示すフローチャート 実施の形態1に係る演出表示装置の画像表示領域の構成を分解して示す模式図 液晶パネルの構造を分解して示す模式図 図8(A)は、第1の液晶パネルの表示画像、図8(B)は、第2の液晶パネルの表示画像を示す図 ハーフミラーでの反射、透過による偏光方向の変化を説明する図 偏光板の角度の違いによる表示画像の変化について説明する図 偏光板の替わりに用いる偏光シートの構成を示す図 実施の形態2に係る演出表示装置の画像表示領域の構成を分解して示す模式図 図13(A)は、第1の液晶パネルの表示画像、図13(B)は、第2の液晶パネルの表示画像を示す図 偏光板への入射による表示光の偏光方向の変化を説明する図 偏光板の角度の違いによる表示画像の変化について説明する図
符号の説明
10 スロットマシン
21 表示窓
31 リール
31L 左リール
31C 中リール
31R 右リール
40 演出表示装置
50 メイン制御基板
51 メインCPU
52、62 ROM
53、63 RAM
54、69 I/F回路
60 サブ制御基板
101 制御部
102 抽選テーブル
103 役抽選部
105 フラグ情報記憶部
106 リール制御部
107 入賞判定部
108 遊技状態制御部
201 演出制御部
202 演出パターン記憶部
260 画像制御部
301 オブジェクトデータ記憶部
302 テクスチャデータ記憶部
303 テクスチャアニメーション制御パラメータ記憶部
304 テクスチャデータ選択部
305 画像データ生成部
306 画像データ記憶部
307 表示制御部
401 第1の液晶パネル
402 第2の液晶パネル
403 ハーフミラー
404 偏光板
405 偏光シート
4011 バックライト
4012 偏光板
4013 透明電極
4014 液晶層
4015 透明電極
4016 偏光板
4051,4052,4053 偏光フィルタ
406 偏光板

Claims (4)

  1. 第1の表示光を出射する第1の液晶表示装置と、
    第2の表示光を出射する第2の液晶表示装置と、
    前記第1の表示光および前記第2の表示光が入射可能に設けられたハーフミラーと、
    前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光が入射可能に配置され、偏光軸の方向が変更可能な直線偏光フィルタと、を備え、
    前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光の偏光方向と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の偏光方向がαの角度をなし、0<α≦90度であることを特徴とする画像演出装置。
  2. 前記第1の液晶表示装置と前記第2の液晶表示装置は、前記第1の表示光と前記第2の表示光が直交するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像演出装置。
  3. 前記ハーフミラーと前記直線偏光フィルタの間に設けられ、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光と前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の一部が入射可能に配置された第2の偏光フィルタを備え、
    前記第2の偏光フィルタの偏光軸の方向は、前記ハーフミラーで反射した前記第1の表示光の偏光方向に対してθの角度をなし、前記ハーフミラーを透過した前記第2の表示光の偏光方向に対して(α−θ)の角度をなし、0<θ<αであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像演出装置。
  4. 抽選結果に応じて遊技の進行を変化させる遊技機であって、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像演出装置を備えた遊技機。
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