JP4279771B2 - 携帯電話機 - Google Patents
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Description
しかし、例えば、ユーザが、この携帯電話機で文字入力のためにエニーキーを使ってメールを作成している最中に着信があった場合において、着信と同時にエニーキーを押下することがあり、ユーザの着信に応答するか否かの意思とは関係なく直ちに応答してしまうことがある。
この構成によれば、ユーザはテンキーを押下することにより、押下されたキーに割当てられている文字や数字などの情報を、起動しているアプリケーションに入力することができる。
前記表示判断手段により肯定的に判断され、且つ前記操作判断手段により着信後の最初の前記キー群中のキーの操作がなされたと判断された場合、前記着信用画像を着信直前の前記機能の実行による画像に切替えて表示する切替表示制御手段とを備えることとしてもよい。
この構成によれば、着信直前に表示していた画像と着信相手の情報、例えば着信相手の名前と電話番号を併せて表示するため、ユーザは着信前の作業を継続して行なっている間も着信とその相手を確認することができる。
この構成によれば、着信時に着信音や振動などで着信を報知することができる携帯電話機の場合、着信時から一定時間内にエニーキー操作をすることにより着信音及び振動を停止するので、ユーザは着信音や振動などに邪魔されることなく継続して操作することができる。
この構成によれば、着信時から一定時間内にユーザがエニーキーを操作した後、エニーキーアンサー機能が抑止されている時間内にユーザが着信に応答したい場合には、オフフックキーを探さずエニーキーを押下して応答することができる。
この構成によれば、ユーザはキーの長押しという簡単な操作をすることにより、エニーキーによる応答が行なえるようになる。
この構成によれば、例えば着信時からユーザが予め定めた時間の経過後に、留守録機能、保留応答機能などの自動接続を行なう携帯電話機の場合において、ユーザが着信前の処理を行なった後に応答したいとき、ユーザは所定時間内にエニーキーを操作することにより自動接続を抑止することができ、エニーキー操作終了後に着信が継続していれば応答することができる。
本発明に係る携帯電話機は、エニーキーアンサー機能を備えており、着信時から一定時間内は自動的にエニーキーアンサー機能の動作を抑止するが、一定時間内にユーザからエニーキー操作を受付た場合、着信直前に実行させていたアプリケーションとユーザによるエニーキー操作に応じてエニーキーアンサー機能を抑止し、ユーザによって押下されるエニーキーに対応する入力処理を行なう。
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1に係る携帯電話機について説明する。
図1は携帯電話機300の外観を示す図であり、図1を用いて外観について説明する。
携帯電話機300は、アンテナ311、マイク312、スピーカ313、ディスプレイ314、及びキー操作部320を有しており、キー操作部320は、ソフトキー321、上下左右のカーソル移動キー322と、オンクックキー323と、オフフックキー324、及びテンキー325とを含んで構成される。ユーザは、キー操作部320の各部を押下することにより各操作を行なう。
<構成>
図2は、携帯電話機300の機能構成を示す図である。以下、携帯電話機300の各部の機能について説明する。
無線部10は、アンテナに受信された受信信号を増幅し、変復調部40により変調された送信信号を増幅してアンテナから送信する。
また、音声処理部50は、変復調部40により復調された受話音声信号をD/A変換してスピーカ30から発音させ、マイク20から取得した送話音声信号をA/D変換する。
キー操作部60は、ユーザからキー操作部320(図1)を介して操作を受付け、操作されたキー及び、キーの長押し等の操作を示す信号を制御部100へ送出する機能を有する。
ここで、キーの長押しとは、キー操作部320(図1)のキーが通常の操作における押下時間より長く押下されることであり、本実施例においては0.5秒以上押下された場合に長押しと判断する。
バイブレータ80は、制御部100からの制御信号に応じて着信を通知するための振動を発生する機能を有する。
表示部90は、カラー液晶パネルなどで実現され、制御部100の制御信号によりメールやゲームなどの画像を表示する機能を有する。
制御部100は、CPU及びメモリ(ROM及びRAM)を含んで構成され、ユーザによるキー操作部320(図1)の操作に応じて携帯電話機300の各部を制御する機能を有しており、ROMに格納されているプログラムをCPUが実行することにより携帯電話機300の全体動作を制御する。ROMは、特に本発明に特徴的な動作、つまり着信時から一定時間内にユーザによってなされるエニーキー操作に応じてエニーキーアンサー機能を制御する動作を実現するためのプログラムを保持している。RAMは、CPUがプログラムを実行するための作業用データを一時的に保持する。
操作受付部111は、キー操作部60からキー及び操作を示す信号を受取り、操作されたキーがエニーキーである場合に操作判断部112及び応答制御部113へエニーキー操作を示す信号を送出する機能を有する。
操作判断部112は、無線部10がアンテナを介して電話の着信を受付けた場合に、着信時から一定時間内にエニーキー操作がなされたか否かを判断し、当該時間内にエニーキー操作がなされたと判断した場合にエニーキー操作がなされたことを示す信号を応答制御部113へ送出する。尚、着信時からの一定時間を第一操作時間とし、第一操作時間内のエニーキー操作を第一エニーキー操作と呼ぶ。
着信報知制御部114は、操作判断部112及び応答制御部113からの信号に応じてリンガ70及びバイブレータ80による報知動作を制御する機能を有する。
接続制御部115は、応答制御部113からの信号に応じて自動接続するか否かを制御する機能を有する。自動接続機能とは、例えば着信から一定時間経過後に、通信相手に対して予め用意されたメッセージを送信して応答する機能であり、着信相手からの着信に自動的に応答する機能である。
表示切替部122は、表示判断部121からの信号に応じて着信用画像を表示制御部120によってメモリに記憶された画像に替えて表示することを指示する信号を表示部90に送出する機能を有する。
図3は、携帯電話機300に記憶されているデータを示しており、以下、同図に示すデータについて説明する。
同図(a)は、抑止操作時間テーブル400の構成と内容例を示している。同図に示すように第一操作時間401と第二操作時間402とからなり、これらの時間は予めメモリに記憶されており、着信時に操作判断部111によって読み出され、着信時から第一操作時間内のエニーキー操作受付時に応答制御部113によって読み出される。
ここで、応答抑止機能701は、エニーキーアンサー機能の動作を抑止する機能を示しており、エニーキー応答702は、応答抑止機能701の機能に係る画像が表示されている場合、エニーキーアンサー機能の動作を抑止するときはOFFに設定し、動作を抑止しないときはONに設定する。
ここで、自動接続機能801は、エニーキーアンサー機能が抑止されている間は自動接続しない機能を示しており、自動接続を抑止するか否かをON又はOFFで示し、設定がOFFの場合に自動接続を抑止することを表している。
図4は、携帯電話機300の動作フローを示している。以下、同図に基づいて携帯電話機300の動作について説明する。
無線部10がアンテナを介して着信を受付けると、着信を示す信号を表示制御部120、応答制御部113、着信報知制御部114、及び接続制御部115へ送出する。表示制御部120は着信直前に表示していた画像に関する情報をメモリに記憶し、着信相手の電話番号が電話帳テーブル800の電話番号802に含まれているか否か判断し、着信相手の電話番号が含まれている場合にはその電話番号に対応する相手先801と電話番号を含む着信用画像を生成し、表示切替部122は生成された着信用画像を表示部90に表示する信号を送出し、表示部90は表示制御部120から送出された信号に基づいて着信用画像を表示する。また、操作判断部112は無線部10から着信を示す信号を受取り、着信時点を示す情報をメモリに記憶する(ステップS10)。
ステップS11に続いて、操作受付部111がユーザからキー操作部60を介してエニーキー操作を受付けた場合、操作受付部111はエニーキー操作を受付けたことを示す信号を操作判断部112に送出する。操作判断部112はエニーキー操作を示す信号を受取り、抑止操作時間テーブル400の第一操作時間401を読み出し、着信時点から第一操作時間内にエニーキー操作がされたか否か判断する。また、表示判断部121は、表示制御部120によってメモリに記憶された着信直前に表示されていた画像に関する情報を読み出し、当該画像に係る機能が応答抑止機能テーブル700の応答抑止機能601に記憶されているか否か判断する(ステップS12)。
続いて、操作受付部111は、メモリ内の第一エニーキー操作時点を示す情報を読み出し、当該時点から抑止操作時間テーブル400の第二操作時間内にユーザによるエニーキー操作を受付けたか否か判断し(ステップS15)、当該操作がエニーキーの長押しか否か判断する(ステップS16)。
次に、ステップS15に戻り、応答制御部113が、第二操作時間経過後にエニーキー操作がなされたと判断した場合(ステップS15:N)、応答制御部113は、メモリに記憶されているエニーキー操作時点から第二操作時間経過後にエニーキーモードテーブル600の応答モード603をONにし、接続制御部115及び着信報知制御部114にエニーキーアンサー機能がONであることを示す信号を送出する(ステップS19)。
<動作例>
以下、上述した携帯電話機300の動作フロー(図4)に即して図5の例を用いて動作を説明する。
携帯電話機300がユーザ操作により同図(a)のメール作成画面210を表示している場合に、無線部10が着信を受けたとき、無線部10は着信を示す信号を操作判断部112と表示制御部120と応答制御部113に送出する。操作判断部112は当該信号を受取ると着信時を示す情報をメモリに記憶し、表示制御部120は当該信号を受取ると同図(a)のメール作成画像に関する情報をメモリに記憶する。また、表示制御部120は電話帳テーブル800から着信相手の電話番号090XXXXXXXXに該当するAさんとその電話番号を読み出し、これらの情報を含む着信用画像を生成して着信用画面220を表示部90に表示する(ステップS10)。応答制御部113はエニーキーモードテーブル600の各エニーキーに対応する応答モード603をOFFにする(ステップS11)。
<補足>
以上、本発明に係る携帯電話機について実施形態に基づいて説明したが、以下のように変形することもでき、本発明は上述の実施形態で示した携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)エニーキーアンサー機能がOFFからONに状態が遷移するまでの経過をユーザが視認することができるように、エニーキーアンサー機能がOFFからONに遷移するまでの時間を画面に表示させることとしてもよい。これによりユーザは時間を確認しながらエニーキーの操作を行なうことができる。
(2)実施の形態では、着信直前に表示していた画像に着信相手の情報を併せて画面に表示することにより着信を報知させているが、発光ダイオードなどの発光体を携帯電話機に装着し、発光体を発光させることにより着信を報知することとしてもよい。
(3)実施の形態では、携帯電話機は一つのディスプレイだけを備えていたが、サブディスプレイを備える折り畳み式携帯電話機である場合、着信相手の情報をサブディスプレイに表示して報知することとしてもよい。
(4)実施の形態では、エニーキーアンサー機能の動作を抑止する契機となる操作を受付ける各操作時間とエニーキーアンサー機能の動作を抑止する時間は予め設定されているが、ユーザから各時間の変更操作を受付けることとしてもよい。
20 マイク
30 スピーカ
40 変復調部
50 音声処理部
60 キー操作部
70 リンガ
80 バイブレータ
90 表示部
100 制御部
111 操作受付部
112 操作判断部
113 応答制御部
114 着信報知制御部
115 接続制御部
120 表示制御部
121 表示判断部
122 表示切替部
300 携帯電話機
Claims (7)
- 着信の際に応答専用となる応答キーと、各々特定の処理が割当てられており着信の際に応答用となり得る前記応答キー以外のキー群とを備える携帯電話機であって、
前記キー群の操作を受付ける操作受付手段と、
着信時点から予め定めた時間内に前記キー群中のキーの操作を受付けたか否かを判断する操作判断手段と、
前記操作判断手段により前記時間内に前記キー群中のキーの操作を受付けたと判断された場合において、前回の前記キー群中のキーの操作受付時点から所定時間内に前記キー群中のキーの操作がなされたときには、当該操作受付時点から一定時間は応答を抑止して当該操作されたキーに割当てられている特定の処理を行い、前記所定時間経過後に前記キー群中のキーの操作がなされたときには着信に応答するキー制御手段と、
着信時に着信を知らせる着信用画像を表示する着信用画像表示制御手段と、
着信直前に実行している機能が前記キー群中のキーの操作を必要とするものであり、且つ画像を表示するものであるか否かを判断する表示判断手段と、
前記表示判断手段により肯定的であると判断され、且つ前記操作判断手段により着信後の最初の前記キー群中のキーの操作がなされたと判断された場合、前記着信用画像を着信直前の前記機能の実行による画像に切替えて表示する切替表示制御手段とを備え、
前記切替表示制御手段は、
着信直前の前記機能の実行による画像に着信相手に関する情報を併せて表示する
ことを特徴とする携帯電話機。 - 前記キー群はテンキーを含み、
前記操作されたキーに割当てられている特定の処理は、情報の入力を受付ける処理である
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、
更に、着信音又はバイブレータにより着信を報知し、
前記操作判断手段により前記予め定められた時間内に前記キー群中のキーの操作がなされたと判断された場合、前記着信音又はバイブレータによる報知を抑止する着信報知制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記操作受付手段は、少なくとも二種類の前記キー群中のキーの操作を区別して受付け、
前記キー制御手段は、前記操作受付手段が前記所定時間内に前記キー制御手段において受付けるキー群中のキーの操作と異なる種類の操作を受付けたとき、応答の抑止を解除することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - 前記操作受付手段において区別される種類の操作のうちの一つは、前記キー群のいずれかのキーの長押しであり、
前記キー制御手段は、前記操作受付手段が前記キー群のいずれかのキーの長押しを受付けた場合に応答の抑止を解除する
ことを特徴とする請求項4記載の携帯電話機。 - 前記携帯電話機は、更に、着信時から所定時間経過後に電話回線接続し、
前記キー制御手段が前記キー群中のキーの操作による応答を抑止しているときに回線接続を抑止し、応答を抑止していないときに回線接続を行なう接続制御手段を備える
ことを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。 - プログラムを実行可能な装置に、前記キー群中のキーの操作による応答制御処理を実行させるための制御プログラムであって、
前記制御処理は、
前記キー群の操作を受付ける操作受付ステップと、
着信時点から予め定めた時間内に前記キー群中のキーの操作を受付けたか否かを判断する操作判断ステップと、
前記操作判断ステップにより前記時間内に前記キー群中のキーの操作を受付けたと判断された場合において、前回の前記キー群中のキーの操作受付時点から所定時間内に前記キー群中のキーの操作がなされたときには、当該操作受付時点から一定時間は応答を抑止して当該操作されたキーに割当てられている特定の処理を行い、前記所定時間経過後に前記キー群中のキーの操作がなされたときには着信に応答するキー制御ステップと、
着信時に着信を知らせる着信用画像を表示する着信用画像表示制御ステップと、
着信直前に実行している機能が前記キー群中のキーの操作を必要とするものであり、且つ画像を表示するものであるか否かを判断する表示判断ステップと、
前記表示判断ステップにより肯定的であると判断され、且つ前記操作判断ステップにより着信後の最初の前記キー群中のキーの操作がなされたと判断された場合、前記着信用画像を着信直前の前記機能の実行による画像に切替えて表示する切替表示制御ステップとを含み、
前記切替表示制御ステップは、
着信直前の前記機能の実行による画像に着信相手に関する情報を併せて表示する
ことを特徴とするプログラム。
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