JP4279175B2 - 冷却装置付きコンテナ用遮蔽体 - Google Patents

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本発明は、例えばコンテナヤードに載置された冷却装置付コンテナに用いられて好適な冷却装置付きコンテナ用遮蔽体に関する。
図4は冷却装置を備えたコンテナの概略構成図である。この冷却装置は、コンテナ1の内部温度を、積荷Fを保管するのに適した範囲の所定温度に維持しながら、船舶、トラック、鉄道車両等に積載されて運搬されるものである。
図において、2はコンテナ内を冷却および加温する冷却ユニットであり、コンプレッサ3、コンデンサ4、コンデンサファン5、エバポレータ6、エバポレータファン7、図示略の膨張弁等より構成されている。冷却器ユニット2はコンテナ1の端壁に設けられ、仕切壁8によって庫内Sと隔てられている。仕切壁8と端壁の間には、コンテナ1の底面の吹出室9に通じる通風路9が設けられ、その通風路9にエバポレータ6およびエバポレータファン7が配置されている。
この冷却装置では、図示しないコントローラにて設定温度を入力して運転スイッチをONすると、コントローラが冷却ユニット2を制御して、庫内温度を設定温度に近づけるように運転する。
図5は、冷却装置付きコンテナ1を含むコンテナCが段積されるコンテナヤードである。コンテナヤードには複数のレーン18が設けられており、一つのレーン18に複数のコンテナCが保管されている。またレーン18には一台以上のクレーン20が設置されている。
コンテナヤードには、主として冷却装置を備えないドライコンテナが複数載置されており、冷却装置付きコンテナは、冷却装置駆動用に電源を必要とするためにコンテナヤードの特定の個所に保管される。段積方法は平積みや2段積である。
特開平6−129744号公報 特開平10−175706号公報
冷却装置付きコンテナ1は、上記のように構成されていることでコンテナ1内部に侵入する外部からの熱を外に放熱することにより内部温度を所定範囲に保つ。しかしながらコンテナヤードにおいては、コンテナ1が太陽の日射やコンテナ外の空気の対流による大きな熱を受け、受けた熱を放熱するために大きな消費電力を必要とする問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、冷却装置付きコンテナの消費電力を低減することができる遮蔽体を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するための手段として、次のような構成の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体を採用する。
請求項1に記載の可搬式の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体は、側壁と該側壁の上部で支持された屋根とを備え、コンテナヤードに載置された冷却装置付きコンテナの上から配置することができるように、前記側壁が前記冷却装置付きコンテナの両側にそれぞれ位置され、前記屋根に冷却水タンクが設けられ、前記冷却水タンク内から外部に流れた冷却水が、前記側壁の外壁面伝いに下方に流れ落ち、前記側壁に、冷却装置付きコンテナ用遮蔽体の内外を連通する開口が設けられ、該開口に、前記側面の外壁面伝いに下方に流れ落ちる前記冷却水の流動を動力源として回転することにより外気を冷却水により冷却しつつ前記開口から前記冷却装置付きコンテナ用遮蔽体内に流入させ、前記冷却装置付きコンテナ用遮蔽体内の空気を前記開口から外部に放出する水車が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、冷却装置付きコンテナ用遮蔽体の側壁および屋根により、冷却装置付きコンテナへの日射と空気の対流が遮られ、冷却装置付きコンテナに対する熱の流入が防止される。
冷却水が側壁の壁面を流れるため、遮蔽体自体の温度を下げ、これにより内部の冷却装置付きコンテナの温度も低く保たれる。
外部の空気が冷却水によって冷却されつつ冷却装置付きコンテナ用遮蔽体の内部に流入し、冷却装置付きコンテナ用遮蔽体内部の空気は外部に放出される。すなわち冷却装置付きコンテナの周囲の空気は冷却水で冷却された空気に保たれる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体において、コンテナヤードに設置された前記コンテナクレーンのスプレッダに係合される係合機構を備えていることを特徴とする。
本発明の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体によれば、コンテナヤードにおいて使用されているコンテナクレーンにより容易に移動可能である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体において、前記冷却水を、前記冷却水タンクに吸い上げるポンプと、該ポンプに電力を供給する太陽電池とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、太陽エネルギーを利用してポンプを駆動させることで、ポンプの消費電力を低減させることができる。
本発明によれば、外部から受ける熱を低減することができるから、冷却装置付きコンテナの消費電力を低減させることができる。
次に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示したものはコンテナヤードに冷却装置付きコンテナ1(以下コンテナ1と呼ぶ。)を載置した状態である。
コンテナヤードを走行するコンテナクレーン20は、コンテナを段積みするタイヤ式橋形クレーンであり、クレーン走行機体21の水平な上部梁21aには、この上部梁21aに沿って水平方向に移動する横行トロリ13が設けられている。
横行トロリ13には巻上装置が搭載されており、巻上装置が巻き上げ、繰り出しを行う吊ロープ15によってコンテナ用のスプレッダ(吊具)16が吊り下げられている。スプレッダ16は吊荷であるコンテナ1を係脱可能に保持することができるようになっている。
符号30はコンテナヤードに載置された冷却装置付きコンテナ1を覆う冷却装置付きコンテナ用遮蔽体(以降、遮蔽体と表記する。)である。遮蔽体30は可搬式であって、上部にスプレッダ16が係脱される係合機構31を備えている。この係合機構31は一般的なコンテナの上部に設けられスプレッダ16が係合される機構と同じものである。
遮蔽体30はコンテナ1の長手方向にコンテナ1を覆うのに十分な長さを有している。コンテナ1の長手方向両端面に対向する部分(紙面奥行き方向両端部)は開口端となっており、コンテナ1の一端部側で外部の電源ユニットと接続され、冷却装置の電力供給が行われる。
次に遮蔽体30の具体的構成について図2を用いて説明すると、遮蔽体30は、設置時に冷却装置付きコンテナ1の両側にそれぞれ位置する側壁32,33と、これら側壁32,33の上部で支持された屋根34と、屋根34の上に設けられた、上部に係合機構31を備えた冷却水タンク35とを備えている。また、側壁32,33には複数の開口36,36…が設けられ、各開口36の内側には、水車37が設けられている。また、側壁32,33の下部には、冷却水が一時的に貯められる冷却水受け38,39を備え、さらに冷却水受け38,39に貯められた冷却水を、流路40を介して吸い上げて冷却水タンク35に戻すポンプ41が設けられている。なお冷却水タンク35には開口42が設けられ、内部の冷却水Wが排出されるようになっている。また、クレーン20で吊り下げて冷却装置付きコンテナ1の上から配置することができるように、遮蔽体30は底部を備えていない。
次に本遮蔽体30の使用時の動作について説明する。
まず、遮蔽体30は、コンテナヤードに載置された冷却装置付きコンテナ1に対して使用されるべく、クレーン20によって図1のように運ばれ、冷却装置付きコンテナ1を覆うようにコンテナヤードに載置される。即ち、側壁32,33及び屋根34に囲まれた空間内にコンテナ1が収容されるように配置する。
次に冷却水タンク35内の冷却水Wを開口42より外部に流す。冷却水Wは側壁32,33の外壁面伝いに下方に流れ落ち、その過程で水車37を回転させる。水車37の回転に伴い、外部の空気が冷却水Wによって冷却されつつ開口36より遮蔽体30の中に流入する。一方遮蔽体30内部の空気は開口36より外部に放出される。(空気の流れを破線矢印で示した。)
冷却水受け38,39まで流れ落ちた冷却水Wは、ポンプ41によって冷却水タンク35に送られ、上記と同様の経路を再び循環する。
このように構成された遮蔽体30によって、以下の効果を得ることができる。
まず冷却効果として、以下の効果を得る。遮蔽体30の側壁32,33と屋根34によって日射が遮られるため、冷却装置付きコンテナ1に対する日射と空気の対流による熱の流入を防ぐことができる。また冷却水Wが側壁32,33の壁面を流れるため、遮蔽体30自体の温度を下げ、これにより内部の冷却装置付きコンテナ1の温度を低く保つことができる。さらに、外部の空気が冷却水Wによって冷却されつつ遮蔽体30の内部に流入し、遮蔽体30内部の空気は外部に放出される。すなわち冷却装置付きコンテナ1の周囲の空気を常に冷却水Wで冷却された空気に保つことができるから、これによっても冷却装置付きコンテナ1への熱の流入を防ぐことができる。
このように冷却装置付きコンテナ1に対する熱の流入を抑えることができるから、冷却装置付きコンテナ1の消費電力を低減することができる。
また、本遮蔽体30の移動は、コンテナクレーン20によって容易に行うことができる。
なお、ポンプ41の動力源としては、遮蔽体30の屋根34上面または冷却水タンク35の上面に太陽電池を設け、この太陽電池を動力源としてポンプ41を作動させてもよい。また水車37の回転を動力源として発電を行う発電装置(不図示)を設け、この発電装置によって発電された電力を動力源として用いてもよい。
これにより、ポンプ41の消費電力を削減することができる。なお、太陽電池または発電装置によって発電された電力は、ポンプ41だけではなく冷却装置付きコンテナの冷却装置に供給してもよい。
また、上記の例では遮蔽体30をコンテナクレーン20で移動させる構成としたが、車輪を設け、車輪により遮蔽体30を走行させて移動させる構成としてもよい。
また、遮蔽体を図3(a)〜(c)に示したように複数の冷却装置付きコンテナ1をまとめて覆う構成としてもよい。
さらにまた、遮蔽体30の長手方向の両端部も側壁を設け、コンテナの四側面を覆うようにしてもよい。
さらにまた、遮蔽体30の側壁32,33の外側面だけではなく、内側面に沿って冷却水Wを流すようにしてもよい。
本発明の実施形態として示した遮蔽体の使用状態について示した正面図である。 同遮蔽体の正面図である。 同遮蔽体の変形例について示した正面図である。 冷却装置付きコンテナの概略構成図である。 コンテナヤードの全体を示した図である。
符号の説明
1 冷却装置付きコンテナ
20 コンテナクレーン
30 遮蔽体
31 係合機構
32,33 側壁
34 屋根
36 開口
37 水車
41 ポンプ
W 冷却水

Claims (3)

  1. 側壁と該側壁の上部で支持された屋根とを備え、コンテナヤードに載置された冷却装置付きコンテナの上から配置することができるように、前記側壁が前記冷却装置付きコンテナの両側にそれぞれ位置され
    前記屋根に冷却水タンクが設けられ、
    前記冷却水タンク内から外部に流れた冷却水が、前記側壁の外壁面伝いに下方に流れ落ち、
    前記側壁に、冷却装置付きコンテナ用遮蔽体の内外を連通する開口が設けられ、該開口に、前記側面の外壁面伝いに下方に流れ落ちる前記冷却水の流動を動力源として回転することにより外気を冷却水により冷却しつつ前記開口から前記冷却装置付きコンテナ用遮蔽体内に流入させ、前記冷却装置付きコンテナ用遮蔽体内の空気を前記開口から外部に放出する水車が設けられていることを特徴とする記載の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体。
  2. 前記コンテナヤードに設置されたコンテナクレーンのスプレッダに係合される係合機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体。
  3. 前記冷却水を、前記冷却水タンクに吸い上げるポンプと、該ポンプに電力を供給する太陽電池とを備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の冷却装置付きコンテナ用遮蔽体。
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