JP4277518B2 - 位相板および光情報記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光照射領域内で空間的に入射光の偏光状態を制御できる位相板およびそれを搭載した光情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在普及しているCDやDVDなどの光ディスクおよび光磁気ディスクなどの光記録媒体に情報の記録・再生を行う光ヘッド装置では、光記録媒体の単層記録面に1次元の情報列である凹凸または反射率の異なるピット情報を記録・再生している。また、記録・再生面を積層化することにより情報の増大が図られているが、単一ディスク当たりの最大積層数は4層程度であるため、記録情報量の向上には限界があった。
【0003】
一方、ホログラフィを利用して光記録媒体に情報を記録するホログラフィック記録は、一般的に、イメージ情報を持った物体光と参照光とを記録媒体の内部で重ね合わせ、そのときにできる干渉パターンを体積ホログラムとして光記録媒体に書き込むことによって行われる。記録された情報の再生時には、その光記録媒体に再生用の再生光を照射することにより、記録された干渉パターンによる回折によりイメージ情報が再生される(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
このとき、光記録媒体の厚さ方向に3次元的に干渉パターンを体積ホログラムとして書き込むことにより、記録容量の飛躍的増大を図ることができるため、最近注目を集めている。特に、前述の特許文献1に開示された光情報記録装置において提案されている光情報記録再生方式では、光記録媒体として光記録層と光反射層とを有する光ディスクを用い、2分割旋光板と単一の対物レンズとを用いて、光記録媒体に物体光と参照光とを照射するため、CDやDVD等と同様の光ヘッドの構成が可能となり、光情報記録再生装置の小型化に有効な方式である。
【0005】
図10を参照して、この光情報記録再生装置およびこれに用いた2分割旋光板101の機能を説明する。
この光情報記録再生装置において、2分割旋光板101は、光軸の右側半分(+X)に配置された2分割旋光板101Rと、光軸の左側部分(−X)に配置された2分割旋光板101Lとからなり、2分割旋光板101Rは偏光方向を−45°回転させ、2分割旋光板101Lは偏光方向を+45°回転させるようになっている。回転角度の正負の符号は、図12に示す座標系において時計回りを正とする。
【0006】
この光情報記録再生装置には、2分割旋光板101に隣接して対物レンズ102を設けており、この対物レンズ102は、光情報記録媒体10の情報記録層10A側に対向して配置するようになっている。また、この光情報記録再生装置には、対物レンズ102を光情報記録媒体10の厚さ方向およびトラック方向に移動可能な図示しないアクチュエータを備えている。
【0007】
ここで、偏光方向の名称を図12のように定義する。即ち、時計回りの角度符号を正とすると、A偏光はY軸方向のS偏光を−45°またはX軸方向のP偏光を+45°偏光方向を回転させた直線偏光とし、B偏光はS偏光を+45°またはP偏光を−45°偏光方向を回転させた直線偏光とする。A偏光とB偏光は、互いに偏光方向が直交している。
【0008】
(I)次に、2分割旋光板101を用いた情報の記録原理について説明する。物体光は、偏光ビームスプリッタ(PBS)103を反射したS偏光が2分割旋光板101に入射し、参照光は、偏光ビームスプリッタ103を透過したP偏光が2分割旋光板101に入射する。ここで、2分割旋光板101Rを通過して光情報記録媒体10に入射する物体光20RはA偏光となっている。一方、2分割旋光板101Lを通過した後、光情報記録媒体10に入射する参照光30LもA偏光となっている。
【0009】
A偏光の参照光30Lは、光情報記録媒体10の反射層10Cにおける反射面10Dで反射され、情報記録層10A内において、上記のA偏光の物体光20Rと同じ領域を通過する。これらの物体光20R、参照光30Lは、偏光方向が一致するので、干渉して干渉パターンを形成する。また、A偏光の物体光20Rは、光情報記録媒体10の反射面10Dで反射され、情報記録層10A内において、上記のA偏光の参照光30Lと同じ領域を通過する。これらの物体光20R、参照光30Lも、偏光方向が一致するので干渉して干渉パターンを形成する。
【0010】
従って、情報記録層10A内には、反射面10Dに入射する前のA偏光の物体光20Rと反射面10Dで反射された後のA偏光の参照光30Lとの干渉による干渉パターンと、反射面10Dに入射する前のA偏光の参照光30Lと反射面10Dで反射された後のA偏光の物体光20Rとの干渉による干渉パターンとが体積(三次元)的に記録される。なお、反射面10Dと情報記録媒体層10Aとの間には、透明基板10Bが形成されている。
【0011】
同様に、2分割旋光板101Lを通過した後、光情報記録媒体10に入射する物体光20LはB偏光となっている。また、2分割旋光板101Rを通過した後、光情報記録媒体10に入射する参照光30RもB偏光となっている。B偏光の参照光30Rは、光情報記録媒体10の反射面10Dで反射され、情報記録層10A内において、上記のB偏光の物体光20Lと同じ領域を通過する。
【0012】
これらの物体光20L、参照光30Rは、偏光方向が一致するので干渉して干渉パターンを形成する。また、B偏光の物体光20Lは、光情報記録媒体10の反射面10Dで反射され、情報記録層10A内において、上記のB偏光の参照光30Rと同じ領域を通過する。これらの物体光20L、参照光30Rも、偏光方向が一致するので干渉して干渉パターンを形成する。
【0013】
従って、情報記録層10A内には、反射面10Dに入射する前のB偏光の物体光20Lと反射面10Dで反射された後のB偏光の参照光30Rとの干渉による干渉パターンと、反射面10Dに入射する前のB偏光の参照光30Rと反射面10Dで反射された後のB偏光の物体光20Lとの干渉による干渉パターンとが体積的に記録される。
【0014】
(II)次に、図11を参照して、2分割旋光板101を用いた情報の再生原理について説明する。
2分割旋光板101Rを通過した後、光情報記録媒体10に入射する再生光40RはB偏光となっている。一方、2分割旋光板101Lを通過した後、光情報記録媒体10に入射する再生光40LはA偏光となっている。
【0015】
情報記録層10Aでは、反射面10Dで反射される前の再生光によって、反射面10Dとは反対側に進行する情報光が発生すると共に、反射面10Dで反射された後の再生光によって、反射面10D側に進行する情報光が発生する。
【0016】
反射面10Dとは反対側に進行する情報光は、そのまま光情報記録媒体10より出射され、反射面10D側に進行する情報光は、反射面10Dで反射されて、光情報記録媒体10より出射される。
【0017】
情報光は、対物レンズ102によって平行光束にされた後、2分割旋光板101に入射する。ここで、2分割旋光板101のうち2分割旋光板101Rに入射する情報光50Rは、2分割旋光板101Rに入射する前はB偏光であり、2分割旋光板101Rを通過した後はP偏光となる。一方、2分割旋光板101のうち2分割旋光板101Lに入射する情報光50Lは、2分割旋光板101Lに入射する前はA偏光であり、2分割旋光板101Lを通過した後はP偏光となる。このように、2分割旋光板101を通過した後の情報光は、光束の断面全体についてP偏光となる。
【0018】
2分割旋光板101を通過した情報光は、偏光ビームスプリッタ103に入射し、偏光ビームスプリッタ面103Aを透過して、図示されないビームスプリッタ(BS)、結像レンズ等を通過した後、CCDなどの撮像素子に入射し、電気画像信号に変換される。
【0019】
【特許文献1】
特開2002−123949号公報(第8、9頁、図1、図6)
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に開示された光情報記録再生装置にあっては、これに備えた2分割旋光板101について、作用に関する説明はあるものの、具体的素子構成が示されていなかった。また、図10などに原理が例示された2分割旋光板101は、2分割旋光板101Rと2分割旋光板101Lが隣接した配置となっており、当業者にとっては水晶等の複屈折材料を用いた波長板を配置することを想到できるとしても、実用的な素子は開示されていなかった。このような事情から、小型軽量で領域分割精度の高い2分割旋光板と同じ作用を有する光学素子(位相板)の開発が強く求められている。
【0021】
本発明の目的は、小型軽量で領域分割精度の高い2分割旋光板と同じ作用を有する位相板およびそれを搭載した光情報記録再生装置を提供することである。
【0025】
また、本発明は、透光性基板間に高分子液晶膜と有機複屈折膜とを備えた位相板であって、前記有機複屈折膜は、波長λで入射する光の照射領域を含んで形成されるとともに、分子の配向方向がそろい、前記波長λで入射する光に対するリタデーション値がλ/2であり、前記高分子液晶膜は、一方の前記透光性基板の片面に形成された第1の高分子液晶膜と、他方の前記透光性基板の片面に形成された第2の高分子液晶膜からなり、かつ、前記高分子液晶膜は、前記波長λで入射する光の照射領域を含むとともに、前記有機複屈折膜と重なり、前記第1の高分子液晶膜と前記第2の高分子液晶膜とが重ならないように配置され、さらに、前記高分子液晶膜は分子の配向方向がそろい、前記波長λで入射する光に対するリタデーション値がλ/2であり、前記第1の高分子液晶膜の配向方向と前記第2の高分子液晶膜の配向方向とが同じであり、前記有機複屈折膜の配向方向と前記第1の高分子液晶膜の配向方向とがなす角度および、前記有機複屈折膜の配向方向と前記第2の高分子液晶膜の配向方向とがなす角度がそれぞれ22.5°となるように配置されていることを特徴とする位相板を提供する。
【0026】
また、本発明は、光記録層と光反射層とを有するディスク状の光記録媒体に物体光と参照光が照射され、前記物体光と前記参照光との干渉により生成される干渉パターンを前記光記録媒体中に情報として記録し、記録された前記干渉パターンに再生光を照射することにより記録された情報を再生する光情報記録再生装置であって、前記光記録媒体に入射する前記物体光と前記参照光との光軸を合波手段により同一の光軸にそろえて、対物レンズにより前記光記録媒体中の光記録層を透過させ光反射層に集光させるとともに、前記位相板を前記合波手段と光記録媒体との間の光路中に配置させる光情報記録再生装置を提供する。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0028】
[第1の実施形態]
図1および図2は本発明の第1の実施形態に係る位相板P1を示す断面図および平面図である。
この位相板P1は、左右の領域で構成順が一部異なるが、透明基板1と、高分子液晶膜2(2L、2R)と、均質屈折率透明材料3と、透明基板4とを備えた4層のもので構成されている。
【0029】
最上層である透明基板1の片面には、波長λに対してリタデーション値がλ/2である高分子液晶膜2Lが2分割領域の左側のみに形成してあると共に、透明基板4の片面には、波長λに対してリタデーション値がλ/2である高分子液晶膜2Rが2分割領域の右側のみに形成してある。また、高分子液晶膜がない領域には、均質屈折率透明材料3により充填されるように透明基板1と透明基板4を接着しており、これにより2分割の位相板P1を構成している。
【0030】
ここで、高分子液晶膜2は以下のように作成する。
透明基板1、4上に液晶配向用の配向膜を塗布し(図示せず)、おのおの所望の配向処理を施した後、屈折率異方性を有する液晶モノマーと重合開始材の混合溶液を均一に塗布し、さらに、光重合用の紫外光を照射することで重合硬化させ、透明基板1、4面内に平行配向となる高分子液晶膜2L、2Rを形成する。
ここで、高分子液晶膜2L、2Rは、液晶分子配向方向が互いに45°の角度をなすように、各透明基板1、4上の配向膜が図2に示す斜線方向にあらかじめ配向処理されている。
【0031】
次に、フォトリソグラフィと反応性イオンエッチング法を用いて、透明基板1、4上の特定領域の高分子液晶膜を除去する。即ち、高分子液晶膜2Lは2分割領域の左側のみ、高分子液晶膜2Rは2分割領域の右側のみに形成されるように加工する。
【0032】
これにより、高分子液晶の常光屈折率をno、異常光屈折率をne(ne>no)とすると、図2の斜線で示す時計回りと反時計回りにφの角度方向が異常光屈折率の方向、すなわち遅相軸となる、平面内2分割の1/2波長位相板P1が得られる。なお、高分子液晶膜2L、2Rの液晶分子配向方向が互いに45°の角度をなすように、角度φは22.5°としている。
【0033】
次に、位相板P1に波長λの偏光方向が直交する直線偏光であるS偏光とP偏光が入射したとき、出射偏光の状態について、図3および図4を用いて説明する。
S偏光は、+Z方向に高分子液晶膜2Lの領域を透過すると、図3に示すように、偏光方向が+45°回転したB偏光となるが(同図(A)参照)、高分子液晶膜2Rの領域を透過すると、偏光方向が−45°回転したA偏光となる(同図(B)参照)。
【0034】
一方、P偏光は、+Z方向に高分子液晶膜2Lの領域を透過すると、図4に示すように、偏光方向が+45°回転したA偏光となるが(同図(A)参照)、高分子液晶膜2Rの領域を透過すると偏光方向が−45°回転したB偏光となる(同図(B)参照)。したがって、この位相板P1は、後述する図9に示す光情報記録再生装置を用いた情報の記録において、図10に示す2分割旋光板101と同じ機能が得られる。
【0035】
また、位相板P1の高分子液晶膜2Lの領域と高分子液晶膜2Rの領域に、それぞれ波長λの直交する偏光方向の直線偏光であるA偏光とB偏光が入射したとき、出射偏光の状態について図5を用いて説明する。
【0036】
A偏光は、−Z方向に高分子液晶膜2Lの領域を透過すると、偏光方向が−45°回転したP偏光となる。一方、B偏光は、−Z方向に高分子液晶膜2Rの領域を透過すると、偏光方向が+45°回転したP偏光となる。
これにより、この位相板P1は、後述する図9に示す本発明の光情報記録再生装置を用いた情報の再生において、図11に示す従来の2分割旋光板101と同じ機能が得られる。
【0037】
したがって、本発明の位相板P1を、図10および図11に示す2分割旋光板101の替わりに用いることにより、同一機能が単一部品で実現できる。また、ミクロンレベルで精度良く、高分子液晶膜のエッチング加工および位置合わせができるため、高分子液晶膜2Lと高分子液晶膜2Rの2分割領域に対して、境界線位置ずれに伴う特性の劣化が抑制できる。
【0038】
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態である位相板P2について、図面を参照しながら説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る位相板P2を示す断面図であり、この位相板P2では、第1の実施形態における高分子液晶膜2Lと高分子液晶膜2Rに相当する配向方向の異なる高分子液晶膜をエッチングによりパターニングして形成するのではなく、液晶モノマーを光重合により高分子液晶膜2Lと2Rの液晶分子配向方向が45°の角度をなすように光配向法を用いて形成する点が異なる。
【0039】
具体的には、透明基板1、4の間に屈折率異方性を有する液晶モノマーと重合開始材の混合溶液を均一に注入した後、光重合用の紫外光を直線偏光として、高分子液晶膜2Lの領域には偏光方向が+22.5°で、高分子液晶膜2Rの領域には偏光方向が−22.5°で照射することにより、高分子液晶膜2L、2Rを第1の実施形態と同じ分割配向層に形成できる。
【0040】
他の光配向法を利用した方法として、透明基板1、4上の高分子液晶膜2L、2Rの領域に、それぞれ高分子液晶膜2L、2Rの液晶分子配向方向が互いに45°の角度をなすように各透明基板1、4上の配向膜をパターニング配向処理させた後、屈折率異方性を有する液晶モノマーと重合開始材の混合溶液を均一に塗布し、さらに、光重合用の紫外光を照射することで重合硬化させ、透明基板1、4面内に各領域の配向膜の配向方向に応じた平行配向となる高分子液晶膜2L、2Rを形成できる。
【0041】
したがって、第2の実施形態の位相板P2では、第1の実施形態の位相板P1において均一配向の高分子液晶膜をエッチング加工した後、均一屈折率透明材料6を充填する、といった工程がないため、作成工程が簡略化できる。
【0042】
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態である位相板P3について、図面を参照しながら説明する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る位相板P3を示す断面図であり、この位相板P3では、光入射側である透明基板1の片面に、遅相軸が図2の高分子液晶膜2Rと同じ反時計回りに角度φ=22.5°方向で、波長λに対してリタデーション値がλ/2である1/2波長板5が均一に形成されている。
【0043】
また、光出射側である透明基板4の片面には、遅相軸が図2のX軸方向(φ=0°)で、波長λに対してリタデーション値がλ/2である位相板6Lが素子の2分割領域の左側のみに形成されており、高分子液晶膜がない領域が均質屈折率透明材料3により充填されるように、透明基板1と透明基板4とが接着されている。
【0044】
1/2波長板5には、前述の高分子液晶や、ポリカーボネートを特定方向に延伸して複屈折性を発現させた膜が用いられる。この1/2波長板5を透過したS偏光またはP偏光は、何れも偏光方向が−45°回転する。さらに、位相板6Lの領域を透過した光は、偏光方向がさらに±90°回転するため、位相板P3の光学的機能は第1および第2の実施形態と同じとなる。しかも、第1の実施形態に比べ、高分子液晶膜6Lのみであり、その位置合わせを考慮する必要がないため、安定して2分割位相板が得られるといった特徴がある。
【0045】
[第4の実施形態]
次に、本発明の第4の実施形態である位相板P4について、図面を参照しながら説明する。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る位相板P4を示す断面図であり、この位相板P4には、透明基板1の片面において波長λに対してリタデーション値がλ/2である高分子液晶膜8Lが2分割領域の左側のみに形成されていると共に、透明基板4には、片面において波長λに対してリタデーション値がλ/2である高分子液晶膜8Rが2分割領域の右側のみに形成されており、高分子液晶膜がない領域が均質屈折率透明材料3により充填される点は第1の実施形態と同じである。
【0046】
また、この位相板P4では、高分子液晶膜8Lと8Rの分子の配向方向、すなわち遅相軸方向が同じで、その間に波長λに対してリタデーション値がλ/2である1/2波長板7が挟持されている点が異なり、高分子液晶膜8Lと8Rと1/2波長板7のX軸に対して遅相軸の角度φを、それぞれ、α+22.5°、α+22.5°、αとしている。ここで、αは任意の角度でよい。
【0047】
このような構成とすることにより、入射光の直線偏光の偏光方向に関わらず、出射光の偏光状態は高分子液晶膜8L、8Rの2分割領域で入射光の偏光方向に対して±45°の直線偏光、すなわち直交する直線偏光の出射光が得られる特徴がある。その結果、入射光の偏光方向が1/2波長板7の所定の遅相軸方向に対して変動した場合、第1から第3の実施形態に示す位相板では出射光の偏光方向は直交しないが、本実施形態の位相板P4では常に直交した直線偏光が出射するといった特徴がある。
【0048】
[第5の実施形態]
次に、図9を参照しながら、本発明の第5の実施形態として、第1の実施形態に係る位相板P1を適用した光情報記録再生装置について説明する。
図9に示す光情報記録再生装置は、大略構成として、光源11と、コリメートレンズ12と、1/2波長板13と、物体光および参照光を分波するための2個の偏光ビームスプリッタ(PBS)14、16と、1個のビームスプリッタ(BS)18と、物体光および参照光を合波するための偏光ビームスプリッタ(PBS)17と、第1の実施形態の位相板P1と、光検出器19と、対物レンズ21および結像レンズ22と、撮像素子23などとを備えており、特に、この位相板P1には、図10および図11に示す2分割旋光板101としての機能を有している。
【0049】
なお、本発明の光情報記録再生装置に用いる2分割旋光板としては、第1の実施形態の位相板P1以外に、例えば第2から第4の実施形態に示した位相板P2からP4のいずれでもよい。
【0050】
したがって、図9に示すように、第1の実施形態に示した位相板P1(これ以外に位相板P2〜P4のいずれかでもよい)を、図10および図11に示す従来の光情報記録再生装置での2分割旋光板101の替わりに用いることにより、小型軽量で透過光偏光成分の領域分割精度の高い記録および再生光学系が実現する。
【0051】
なお、上記の実施形態では位相板として透過光の偏光状態が異なる高分子液晶膜2L、2Rおよび8L、8Rの分割数をさらに多くした位相板としてもよい。また、位相板の各分割領域における高分子液晶膜の分子の配向方向を透明基板面内に平行配向で厚さ方向にそろった場合について説明したが、厚さ方向に高分子液晶分子がねじれを持ったツイスト配向や、厚さ方向で透明基板に対して傾きを持ったベント配向であっても、透過光の偏光状態を所望の空間分割偏光に変換する機能を有していればよい。なお、図9において、符号10は光情報記録媒体、15は空間光変調素子である。
【0052】
【実施例1】
次に、第1の実施形態に示した位相板P1について、図1(断面図)、および図2(平面図)を参照しながらその製造方法を説明する。
(1)ガラス基板(透明基板1に相当する)の片面に、配向膜用のポリイミド膜を形成し、屈折率異方性を有する液晶モノマーが図2のX軸に対して+22.5°方向に配向するように配向処理した後、紫外光を照射することで重合硬化させ、高分子液晶膜2を形成した。ここで、図2において+X軸から+Y軸方向の時計回りの回転角度を正とする。この時、高分子液晶膜2は、膜厚2.22μmで、常光屈折率no=1.55、異常光屈折率をne=1.67を有する、ガラス基板(透明基板1)の面に平行で膜厚方向に分子の配向がそろった高分子液晶膜となった。
【0053】
(2)同様に、ガラス基板(透明基板4に相当する)の片面に、図2のX軸に対して−22.5°方向に配向した、膜厚d=2.22μmで、常光屈折率no=1.55、異常光屈折率をne=1.67を有する高分子液晶膜2を形成した。この時、各ガラス基板に形成された高分子液晶膜はリタデーション値が、(ne−no)×d=0.266μmとなり、波長λ=532nmの光に対して1/2波長板となっている。
【0054】
(3)次に、フォトリソグラフィと反応性イオンエッチングにより、ガラス基板(透明基板1)の高分子液晶膜2の右半分とガラス基板(透明基板4)の高分子液晶膜2の左半分が除去されるようにパターニング加工した。
【0055】
(4)さらに、屈折率ns=1.55の接着材(均質屈折率透明材料3)を用い、図1に示すように、高分子液晶膜2Lと2Rの加工部の境界線がX方向について一致するように位置合わせするとともに、接着材(均質屈折率透明材料3)で充填させるようにガラス基板どうし(透明基板1、4)を接着し、2分割の位相板P1を作成した。
【0056】
このようにして得られた位相板P1に垂直に、換言すれば、波長λ=532nmでY軸方向に偏光した直線偏光(S偏光)が+Z軸方向に入射した場合、図3(A)に示すように、高分子液晶膜2Lの部分を透過した出射光は、偏光方向が+45°のB偏光となる。一方、同図(B)に示すように、高分子液晶膜2Rの部分を透過した出射光は、偏光方向が−45°のA偏光となり、互いに直交する直線偏光に変換された。
【0057】
また、波長λ=532nmでX軸方向に偏光した直線偏光(P偏光)が+Z軸方向に入射した場合、図4(A)に示すように、高分子液晶膜2Lの部分を透過した出射光は、偏光方向が+45°のA偏光となる。一方、同図(B)に示すように、高分子液晶膜2Rの部分を透過した出射光は、偏光方向が−45°のB偏光となり、互いに直交する直線偏光に変換された。
【0058】
したがって、2分割領域の境界線に位置ずれがないため、2分割境界領域の特性劣化領域が抑制でき、単一で小型軽量な位相板P1が実現した。また、入射光が位相板P1に対して垂直入射からずれた条件で入射する場合でも、透過光の偏光状態はほとんど変わることなく安定した直線偏光が維持できた。
【0059】
【実施例2】
次に、実施例1で作製された位相板P1を従来の2分割旋光板101の替わりに用いた光情報記録再生装置、およびこの光情報記録再生装置による光情報記録媒体10への情報の記録・再生作用について、図9〜11を参照しながら説明する。なお、この光情報記録再生装置は、前述したように、レーザ光源11と、コリメートレンズ12と、1/2波長板13と、物体光と参照光の分波用の偏光ビームスプリッタ(PBS)14、16と、合波用の偏光ビームスプリッタ(PBS)17と、ビームスプリッタ(BS)18と、2分割旋光板として用いた位相板P1と、対物レンズ21と、空間光変調素子15と、光検出器19と、結像レンズ22と、撮像素子23などとを備えている。
【0060】
(I)はじめに、情報の記録作用について述べる。
波長λ=532nmのレーザ光源11から出射された直線偏光(S偏光)をコリメートレンズ12により平行光化し、1/2波長板13に入射させ、出射光をS偏光成分とそれに直交する偏光成分であるP偏光成分を生成する。S偏光成分とP偏光成分の割合は1/2波長板13の進相軸方向をYZ面内で回転することにより調整できる。
【0061】
1/2波長板13の出射光のうち、S偏光成分は偏光ビームスプリッタ14の一対の直角プリズムでの底面に形成された光学多層膜により入射光に対して90°の角度をなす(+Z)方向に反射される一方、P偏光成分は偏光ビームスプリッタ14を直進透過する。
【0062】
そして、偏光ビームスプリッタ14のS偏光反射光は、透過型の空間光変調素子15に入射する。ここでは、空間光変調素子15として、画素ごとに液晶層へ印加する電圧に応じて液晶層のリタデーション値を変化させ、透過光の偏光状態を変えることのできる液晶表示素子を用いており、電圧非印加時には液晶層が1/2波長板として作用するため、入射光であるS偏光がP偏光の透過光となり、振幅6Vの矩形交流電圧印加時には液晶層がリタデーション値ゼロの透明板として作用して透過光はS偏光を維持する。
【0063】
画素ごとに電圧が印加されてS偏光とP偏光の空間パターンとなった空間光変調素子15の透過光のうち、P偏光成分は偏光ビームスプリッタ16を透過する一方、S偏光成分は(−X)方向に反射する。
したがって、空間光変調素子15の透過光は、偏光ビームスプリッタ16により反射されたS偏光成分が、画素ごとに印加された電圧に応じて透過光量の異なる2次元の明暗パターンとなり、偏光ビームスプリッタ17に物体光として入射する。
【0064】
次に、偏光ビームスプリッタ14でのP偏光成分透過光は、一部がビームスプリッタ18を直進透過して光量モニタ用の光検出器19に入射し、電気信号に変換される。この信号強度が特定の値に維持されるようにレーザ光源11の出射光量を時間的に制御する。また、ビームスプリッタ18で反射された大半のP偏光成分は偏光ビームスプリッタ17を参照光として直進透過する。
【0065】
このようにして生成されたS偏光の物体光とP偏光の参照光は、偏光ビームスプリッタ17により光軸が同一となるように合波され、図10における従来の場合と同様にして、光情報記録媒体10の情報記録層(図10において、符号10Aで示す部分)内で物体光と参照光により生成された干渉パターンが体積的に記録される。
【0066】
(II)次に、光情報記録媒体10の情報記録層内に記録された情報の再生作用について述べる。
レーザ光源11からの出射光のうち、空間光変調素子15を透過した光が物体光として光情報記録媒体10に入射させないようにするため、空間光変調素子15(液晶表示素子)の全ての画素に電圧を印加しない。その結果、S偏光の入射光がP偏光の出射光となって空間光変調素子15である液晶表示素子を透過するため、このP偏光については偏光ビームスプリッタ16を全て透過してしましい、反射する物体光はなくなる。
【0067】
したがって、参照光のみが位相板P1を透過し、図4に示すように位相板P1の2分割領域で偏光方向が互いに直交する直線偏光となって光情報記録媒体10に再生光として入射できる。
【0068】
このとき、図11における従来のものと同様の原理により、前述の光情報記録媒体10に入射した再生光は、光情報記録媒体10の情報記録層(図11において10Aの領域)内に体積的に記録されていた干渉パターンにより回折されて情報光が生成され、再生光の入射方向と逆向きになって位相板P1に入射する。
【0069】
そして、図5に示すように、位相板P1の高分子液晶膜2Lの領域に入射したA偏光(同図(A)参照)と高分子液晶膜2Rの領域に入射したB偏光(同図(B)参照)は、何れも位相板P1を透過してP偏光成分となり、再生光と同じ光路を逆向きに進み、偏光ビームスプリッタ17を透過しビ−ムスプリッタ18に入射した光のうちの一部がここを透過し、その後、結像レンズ22を用いてCCD等の撮像素子23に結像される。そして、この撮像素子23により検出された電気信号を電気信号処理することにより、光情報記録媒体10の記録情報の再生ができる。
【0070】
したがって、位相板P1を搭載した本実施例の光情報記録再生装置を用いることにより、小型軽量で安定した記録容量の大きな情報の体積ホログラム情報記録および再生装置が実現する。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の位相板は、光情報記録再生装置において必須となる2分割旋光板の作用と同等の機能を有しており、2分割領域の境界線の位置ずれがないため、2分割境界領域の特性劣化領域が抑制でき、単一で小型軽量な位相板が実現できる。また、水晶等の単結晶からなる波長板に比べてリタデーション値の角度依存性が少ないため、入射光が垂直入射からずれた条件で入射した場合でも、透過光の偏光状態はほとんど変わることがなく、安定した直線偏光が維持できる。
【0072】
また、本発明の位相板を光情報記録再生装置に搭載することにより、小型軽量で安定した、記録容量の大きな体積ホログラム情報の記録および再生装置が実現できる。
【発明の効果】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の位相板の構成例を示す断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態の位相板の構成例を示す平面図。
【図3】本発明の位相板のS偏光入射光に対する作用を示す模式図。
【図4】本発明の位相板のP偏光入射光に対する作用を示す模式図。
【図5】本発明の位相板のA偏光およびB偏光の入射光に対する作用を示す模式図。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る位相板の構成例を示す断面図。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る位相板の構成例を示す断面図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る位相板の構成例を示す断面図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る光情報記録再生装置の構成を示す説明図。
【図10】従来の光情報記録再生装置を用いて、記録時の原理を説明するための説明図。
【図11】従来の光情報記録再生装置を用いて、再生時の原理を説明するための説明図。
【図12】偏光を説明するための説明図。
【符号の説明】
1、4:透明基板
2L、2R、6L、8L、8R:高分子液晶膜
3:均質屈折率透明材料
5、7、13:1/2波長板
10:光情報記録媒体
10A:情報記録層
10C:反射層
10D:反射面
11:レーザ光源
12:コリメートレンズ
14、16、17:偏光ビームスプリッタ(PBS)
15:空間光変調器
18:ビームスプリッタ(BS)
19:光検出器
21:対物レンズ
22:結像レンズ
23:撮像素子
20L、20R:物体光
30L、30R:参照光
40L、40R:再生光
50L、50R:情報光
P1、P2、P3、P4:位相板
Claims (2)
- 透光性基板間に高分子液晶膜と有機複屈折膜とを備えた位相板であって、
前記有機複屈折膜は、波長λで入射する光の照射領域を含んで形成されるとともに、分子の配向方向がそろい、前記波長λで入射する光に対するリタデーション値がλ/2であり、
前記高分子液晶膜は、一方の前記透光性基板の片面に形成された第1の高分子液晶膜と、他方の前記透光性基板の片面に形成された第2の高分子液晶膜からなり、
かつ、前記高分子液晶膜は、前記波長λで入射する光の照射領域を含むとともに、前記有機複屈折膜と重なり、前記第1の高分子液晶膜と前記第2の高分子液晶膜とが重ならないように配置され、さらに、前記高分子液晶膜は分子の配向方向がそろい、前記波長λで入射する光に対するリタデーション値がλ/2であり、
前記第1の高分子液晶膜の配向方向と前記第2の高分子液晶膜の配向方向とが同じであり、
前記有機複屈折膜の配向方向と前記第1の高分子液晶膜の配向方向とがなす角度および、前記有機複屈折膜の配向方向と前記第2の高分子液晶膜の配向方向とがなす角度がそれぞれ22.5°となるように配置されていることを特徴とする位相板。 - 光記録層と光反射層とを有するディスク状の光記録媒体に物体光と参照光が照射され、前記物体光と前記参照光との干渉により生成される干渉パターンを前記光記録媒体中に情報として記録し、記録された前記干渉パターンに再生光を照射することにより記録された情報を再生する光情報記録再生装置であって、
前記光記録媒体に入射する前記物体光と前記参照光との光軸を合波手段により同一の光軸にそろえて、対物レンズにより前記光記録媒体中の光記録層を透過させ光反射層に集光させるとともに、請求項1に記載の位相板を前記合波手段と光記録媒体との間の光路中に配置させる光情報記録再生装置。
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