JP4277408B2 - 印刷システム及び印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送に対応し、デジタル信号をもとにテレビジョン画像等を印刷することが可能な印刷システム及び印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
NTSC、PAL、SECAM、HDTVなどの各種方式のテレビジョン画像をそのまま印刷するためには、50Hzや60Hz周期でリフレッシュされるビデオフレームを受け取って印刷を行う必要がある。従来、このようなテレビジョン画像の印刷には、カラービデオプリンタと呼ばれる印刷装置が用いられている。カラービデオプリンタとしては、例えば、ソニー株式会社が製造販売するUP−2800やUP−7200などが挙げられる。カラービデオプリンタでは、テレビジョン画像のアナログ信号を受け取って、印刷装置内でA/D変換を行う。そして、A/D変換により得られた画像データを蓄積し、当該画像データを印刷する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のカラービデオプリンタでは、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器やメモリをプリンタ内に設けているため、価格が非常に高いものとなっていた。また、アナログ信号を元に印刷を行うため、画像の劣化が生じ易いという問題もあった。また、テレビジョン放送は、従来のアナログ放送に替わってデジタル放送が行われるようになってきているが、従来のカラービデオプリンタはアナログ信号を元に印刷を行うような構成とされており、デジタル放送には対応していない。
【0004】
また、放送のデジタル化に伴い、単に表示装置に表示している画像を印刷するだけでなく、様々な画像を合成して印刷するような要求も高まっている。例えば、ある画像と、その画像のヘッダ情報を合成して印刷したり、或いは、複数の画像を合成して1ページに印刷したりするようなことも望まれるようになってきている。従来、このような画像合成を行って印刷する場合には、印刷対象の画像の合成及び印刷が完了するまで、表示対象の画像データが書き込まれる画像メモリ(いわゆるビデオRAM)の更新を停止しなければならなかった。そのため、従来は、画像合成を行って印刷する場合に、長い時間にわたって画面のフリーズ状態(表示画面が更新されない状態)が続くという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、デジタル放送に対応し、デジタル信号をもとにテレビジョン画像等を印刷することが可能であり、しかも、画像を合成して印刷する場合にも画面をフリーズさせる必要がないか、あるいはフリーズ状態にするにしても、その時間が非常に短くてすむ印刷システム及び印刷方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る印刷システムは、デジタル放送を受信する受信装置と、上記受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画像データを印刷する印刷装置とを備える。上記受信装置は、受信したデジタル放送のデータに対して、所定の描画処理を行う描画エンジン部と、受信したデジタル放送の画像を表示するため、上記描画エンジン部の描画処理によって生成された画像データが書き込まれるビデオRAM部と、上記ビデオRAM部とは別に設けられ、上記描画エンジン部の描画処理によって生成された画像データが書き込まれると共に、この画像データの付加情報が上記描画エンジン部によって書き込まれ、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成するプリントRAM部と、上記描画エンジン部で描画された画像データを上記印刷装置に転送する転送手段とを有する。上記印刷装置は、上記受信装置の転送手段により転送された画像データを受信するデータ受信手段と、上記データ受信手段で受信した画像データを格納するデータ格納手段と、上記データ格納手段で合成された画像データを印刷する画像印画部とを有する。印刷指示が入力されると、印刷対象となる画像データを、上記描画エンジン部によって生成し、この生成した画像データを、上記プリントRAM部に書き込むと共に、当該画像データの付加情報を上記描画エンジン部によって上記プリントRAM部に書き込み、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成し、この合成された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ転送処理が行われると共に、上記画像データ転送処理に並行して、上記描画エンジン部で描画された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ描画処理が行われ、上記データ格納手段では、上記画像データ転送処理で上記受信装置より転送されてきた上記付加情報が合成された画像データと上記画像データ描画処理で上記受信装置より転送されてきた画像データとを合成する合成処理が行われ、上記合成処理が行われた後、この合成処理がされた画像データが上記画像印画部によって印刷される。
【0010】
また、本発明に係る印刷方法では、デジタル放送を受信装置によって受信し、当該受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画像データを印刷装置により印刷する際に、印刷指示が入力されると、上記受信装置により受信したデジタル放送のデータのうち印刷対象の画像データを、上記受信装置の描画エンジン部によって描画処理を施すことによって生成し、この生成した画像データを、上記受信装置の受信したデジタル放送の画像を表示するためビデオRAM部とは別に設けられたプリントRAM部に書き込むと共に、当該画像データの付加情報を上記描画エンジン部によって上記プリントRAM部に書き込み、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成し、この合成された画像データを上記受信装置の転送手段から上記印刷装置のデータ受信手段に転送して、上記印刷装置のデータ格納手段に書き込む画像データ転送処理を行い、上記画像データ転送処理に並行して、上記描画エンジン部で描画された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ描画処理を行い、上記データ格納手段で、上記画像データ転送処理で上記受信装置より転送されてきた上記付加情報が合成された画像データと上記画像データ描画処理で上記受信装置より転送されてきた画像データとを合成する合成処理を行い、上記合成処理が行われた後、この合成処理がされた画像データを上記印刷装置の画像印画部で印刷する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】
第1の参考例
本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第1の構成例を図1に示す。
【0015】
このデジタル放送印刷システム1Aは、デジタル放送受信装置2、表示装置3及び印刷装置4を備え、送信局からのデジタル放送をデジタル放送受信装置2により受信する。そして、受信したデジタル放送の画像を、表示装置3に表示したり、印刷装置4で印刷したりすることが可能となっている。
【0016】
図1に示すように、デジタル放送受信装置2は、通信インターフェース部11と、符号化情報展開部12と、描画エンジン部13と、ビデオRAM部14と、表示画像インターフェース部15と、表示制御インターフェース部16と、処理制御部17と、印刷制御インターフェース部18とを備えている。また、表示装置3は、表示画像インターフェース部21と、表示画像処理部22と、画像表示部23と、表示制御インターフェース部24と、表示制御部25とを備えている。また、印刷装置4は、表示画像インターフェース部31と、印刷RAM部32と、印刷画像処理部33と、画像印刷部34と、印刷制御インターフェース部35と、印刷制御部36とを備えている。
【0017】
デジタル放送受信装置2は、いわゆるセットトップボックスであり、送信局からのデジタル放送を受信する。ここで、送信局は、放送局、サービスプロバイダ又はコンテンツプロバイダ等によって作成された動画情報や静止画情報等を混成信号に合成し、その混成信号をデジタル放送として送出する。このとき、送信局は、必要に応じて、デジタル放送にスクランブル処理を加えて、契約者以外が情報を閲覧できないようにする。
【0018】
なお、デジタル放送受信装置2によるデジタル放送の受信は、地上波放送をアンテナにより受信するようにしてもよいし、放送衛星又は通信衛星からの電波をアンテナにより受信するようにしてもよいし、或いは、CATV、電話線、IEEE802.3(イーサネット)、IEEE1394、USB等のネットワークを利用して受信するようにしてもよい。
【0019】
このデジタル放送受信装置2において、通信インターフェース部11は、送信局からのデジタル放送を受信する受信手段であり、このデジタル放送印刷システム1Aにおいて、外部からの情報の入口となる。ここで、通信インターフェース部11は、送信局からのデジタル放送を受信するために、例えば、地上波のデジタル放送の電波や、放送衛星又は通信衛星からのデジタル放送の電波を受信する受信用インターフェースを備える。或いは、例えば、CATV、電話線、ケーブルモデム又はIEEE802.3(イーサネット)などを介してデジタル放送を受信する通信インターフェースを備える。或いは、例えば、IEEE1394又はUSBなどを介してデジタル放送を受信する機器間接続インターフェースを備える。
【0020】
この通信インターフェース部11は、図2に示すように、チューナー部41と、暗号復号部42とを備えており、チューナー部41によって、指定されたチャンネルの選択制御と、変調信号のベースパンド波への分離とを行い、暗号復号部42によって、送信局側で加えられたスクランブル処理の解除を行う。そして、通信インターフェース部11からは、暗号復号部42によってスクランブル処理の解除を行うことによって得られたデータが出力される。より具体的には、通信インターフェース部11からは、例えば、MHEG、HTML、MPEG、SGML又はVideotexなどの符号化データが多重化されてなる多重化データが出力される。
【0021】
通信インターフェース部11から出力された多重化データは、符号化情報展開部12に送られる。符号化情報展開部12は、符号化データが多重化されてなる多重化データを描画エンジン部13に受け渡すためにデータ変換処理を行う。
【0022】
符号化情報展開部12は、図3に示すように、多重化されているデータをそれぞれのデータ形式に分別するデマルチプレクサ51と、各々のデータ形式を解析しデコードする各種デコーダからなるデコーダ群52とを備える。また、デマルチプレクサ51によるデータの分別処理や、デコーダ群52によるデコード処理を行う際に必要な時間同期処理を行うための時間同期処理部53を備える。
【0023】
この符号化情報展開部12には、通信インターフェース部11から出力された多重化データが入力される。この多重化データは、デマルチプレクサ51により、それぞれのデータ形式(例えば、MPEGデータ、MHEGデータ、HTMLデータ、SGMLデータ、Videotexデータ等)に分別される。そして、デマルチプレクサ51によって分別された各データは、それぞれ対応したデコーダによってデコードされる。そして、デコードされた各データは、描画処理用データとして描画エンジン部13に受け渡される。
【0024】
ここで、符号化情報展開部12から出力される描画処理用データは、描画エンジン部13にて処理可能なように変換されたデータであり、具体的には例えば、Massachusetts工科大学のXウインドウシステム(X-Windowsystem)におけるXネットワークプロトコルや、Apple社のMac0SにおけるQuickDrawや、Microsoft社のMicrosoft Windows95におけるグラフィックデバイスインターフェース(GDI)などに対応したデータとされる。
【0025】
符号化情報展開部12から出力された描画処理用データは、描画エンジン部13に送られる。描画エンジン部13は、符号化情報展開部12から描画処理用データを受け取り、当該描画処理用データをもとに、表示用の画像データを保持するビデオRAM部14に対して画像や文字などの映像情報を描画する処理を行う。すなわち、描画エンジン部13は、ビデオRAM部14と協調動作して、ビデオRAM部14に備えられたフレームメモリに画像や文字などの映像情報を書き込む。
【0026】
ビデオRAM部14は、表示用の画像データを保持するデータ記憶手段であり、画像データを保持するためのフレームメモリを備える。ここで、フレームメモリには、例えば、デュアルポートのRAMを用いる。また、ビデオRAM部14は、フレームメモリヘのデータの書き込みや、フレームメモリからのデータの読み出しを制御するメモリコントローラを備える。
【0027】
そして、このビデオRAM部14に対して、描画エンジン部13によって画像や文字などの映像情報が描画される。換言すれば、描画エンジン部13によって描画処理が施された画像データが、ビデオRAM部14のフレームメモリに書き込まれる。
【0028】
また、ビデオRAM部14は、描画された画像を表示装置3の画像表示部23に表示するために、フレームメモリに書き込まれた画像データを、50Hzや60Hzなどの所定のフレーム周波数を持つラスタ画像として出力する。また、このデジタル放送印刷システム1Aでは、後で詳細に説明するように、画像データを印刷するために、画像データがビデオRAM部14から印刷装置4へ転送され、印刷装置4の内部に設けられた印刷RAM部32に複写されるようになされている。
【0029】
ビデオRAM部14から読み出された画像データは、表示画像インターフェース部15に送られる。表示画像インターフェース部15は、インターレース又はプログレッシブ等の所定の表示モードに含わせて、ビデオRAM部14から出力されたラスタ画像情報信号を伝送するためのインターフェース部分である。
【0030】
そして、このデジタル放送印刷システム1Aでは、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15と、表示装置3の表示画像インターフェース部21とが高速デジタル接続され、デジタル放送受信装置2から表示装置3へ画像データを高速に伝送できるようになされている。なお、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15と、表示装置3の表示画像インターフェース部21とは、例えば、GVIF、PanelLink、FlatLink、FPDLink等により接続される。
【0031】
ここで、画像データの転送は、デジタル放送受信装置2の表示制御インターフェース部16、及び、表示装置3の表示制御インターフェース部24によって制御される。すなわち、デジタル放送受信装置2の表示制御インターフェース部16と、表示装置3の表示制御インターフェース部24との間で制御信号のやり取りを行い、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15から表示装置3の表示画像インターフェース部21への画像データの伝送を制御する。なお、デジタル放送受信装置2の表示制御インターフェース部16と、表示装置3の表示制御インターフェース部24とは、例えば、DDC1/2B/2AB、USB、IEEE1394等により接続される。
【0032】
画像データを受け取った表示装置3は、表示制御部25による制御のもとで、画像表示に必要な所定の処理を表示画像処理部22により画像データに対して施した上で、画像表示部23に画像を表示する。ここで、画像表示部23は、例えば、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ又はプロジェクタ等からなる。
【0033】
また、このデジタル放送印刷システム1Aでは、画像データを印刷するために、画像データをビデオRAM部14から印刷装置4へ転送できるようになされている。デジタル放送受信装置2は、このような画像データの印刷装置4への転送を制御するために、処理制御部17を備えている。
【0034】
処理制御部17は、図4に示すように、中央処理装置(CPU)61と、リードオンリメモリ(ROM)62と、ランダムアクセスメモリ(RAM)63と、キーパッド等の入力機器64とを備えており、これらがバス65に接続されている。この処理制御部17において、中央処理装置61は、入力機器64の状態を常時監視する。そして、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されると、ランダムアクセスメモリ63をワークエリアとして使用して、リードオンリメモリ62に保存されているプログラムを実行し、印刷動作を開始する。
【0035】
画像データを印刷する際、ビデオRAM部14から読み出された画像データは、表示画像インターフェース部15から印刷装置4にも転送される。そして、このデジタル放送印刷システム1Aでは、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15と、印刷装置4の表示画像インターフェース部31とが高速デジタル接続されており、画像データを印刷する際は、デジタル放送受信装置2から印刷装置4へ、画像データが高速に転送されるようになされている。
【0036】
ここで、デジタル放送受信装置2から印刷装置4へ画像データを転送する際は、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部18と、印刷装置4の印刷制御インターフェース部35との間で制御信号のやり取りを行う。これにより、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15から、印刷装置4の表示画像インターフェース部31への画像データの転送を制御する。なお、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部18と、印刷装置4の印刷制御インターフェース部35とは、例えば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I2C等により接続される。
【0037】
印刷装置4の表示画像インターフェース部31に転送された画像データは、印刷RAM部32に書き込まれる。すなわち、画像データを印刷する際は、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14に格納されていた画像データが印刷装置4に転送され、当該画像データが印刷RAM部32に複写される。
【0038】
そして、印刷装置4は、印刷制御部36による制御のもとで、印刷RAM部32に書き込まれた画像データに対して、画像印刷に必要な所定の処理を印刷画像処理部33により施す。そして、画像印刷に必要な所定の処理を施した画像データを画像印刷部34に供給し、当該画像データを画像印刷部34により印刷する。
【0039】
ここで、画像印刷部34は、例えば、図5及び図6に示すような構成を有するモノクロのレーザープリンタからなる。なお、図5はレーザプリンタの回路構成の概略を示すブロック図であり、図6はレーザプリンタの機械構成の概略を示す図である。
【0040】
図5及び図6に示すレーザプリンタに入力された画像データは、高速バス70を通って、同期メモリ71、レーザーコントロール回路72及びレーザードライバ73にて画像データからレーザー出力信号に変換され、レーザードライバ73によって制御されるレーザー出力部74から、画像データに対応したレーザー光が出力される。
【0041】
レーザー出力部74から出力されたレーザー光は、ポリゴンモータードライバ75によって制御されるポリゴンミラー駆動モーター76によって回転駆動されるポリゴンミラー77で反射され、レンズ78及び反射ミラー79を経由して感光ドラム80の面を線状に走査する。
【0042】
感光ドラム80は、モータードライバ81によって制御されるドラム駆動モータ82により、レーザー光の走査方向を回転軸として回転する。感光ドラム80は、その回転に応じて、チャージャードライバ83によって制御される帯電チャージャー84によって帯電される。このように帯電した感光ドラム80の面をレーザー光で走査することで、画像データに応じた潜像が感光ドラム80の面上に形成される。そして、感光ドラム80の面上に形成された潜像に対して、現像器85によってトナーが供給され、感光ドラム80にトナー像が形成される。
【0043】
トナー像は感光ドラム80の回転に伴って、チャージャードライバ83によって制御される転写チャージャー86に対向する部分までくると、図示しない給紙カセット部から搬送ローラ87,88によって運ばれてくるペーパー89に転写される。この後、トナー像が転写されたペーパー89は、図示しないペーパーパス上を搬送ローラ等によって搬送され、図示しない定着器によって定着され、機外に排出され印刷終了となる。
【0044】
なお、画像印刷部34は、画像データの印刷を行えるものであれば、以上のようなレーザプリンタ以外のものであってもよく、例えば、感熱式プリンタ、熱転写型プリンタ、昇華型プリンタ又はインクジェット式プリンタ等からなるものであってもよい。また、モノクロ印刷を行うプリンタ、カラー印刷を行うプリンタのいずれであってもよい。
【0045】
つぎに、以上のようなデジタル放送印刷システム1Aの動作について、図7のフローチャートを参照して説明する。なお、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、デジタル放送受信装置2の表示画像インターフェース部15と、印刷装置4の表示画像インターフェース部31との間、並びに、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部18と、印刷装置4の印刷制御インターフェース部35との間が、デジタル接続されている。そして、画像データを印刷する際は、それらのデジタル接続を介して、画像データをデジタル放送受信装置2から印刷装置4へ転送する。
【0046】
図7に示すように、上記デジタル放送印刷システム1Aの画像処理シーケンスでは、先ず、ステップS1−1において、デジタル放送受信装置2の通信インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を開始する。
【0047】
そして、ユーザーから印刷指示が行われない間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が行われない間は、ステップS1−2,S1−3に示すように、受信した画像データを符号化情報展開部12及び描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新するとともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像を随時表示する。
【0048】
このとき、ステップS1−4に示すように、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否かを常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS1−2,S1−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器64に入力された場合には、ステップS1−5へ進む。
【0049】
ステップS1−5では、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を開始する。具体的には、ステップS1−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、表示画像インターフェース部15に対して、ビデオRAM部14に書き込まれている画像データから印刷用の画像データを作成し、当該画像データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0050】
また、ステップS1−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描画処理と並行して、印刷制御インターフェース部18,35を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを画像データ描画処理と称する。
【0051】
以上のようにステップS1−5において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とが開始される。そして、これらの処理を行う一方で、デジタル放送受信装置2はステップS1−2へ戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を繰り返す。
【0052】
描画済画像データ転送処理では、ステップS1−6に示すように、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14に書き込んである描画処理済画像データを、表示画像インターフェース部15,31を介して、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から印刷装置4の印刷RAM部32へ転送する。
【0053】
また、描画済画像データ転送処理と並行して、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ステップS1−7に示すように、印刷装置4の印刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像データ描画処理において、描画エンジン部13にて作成された画像データは、先ず、処理制御部17を経由して印刷制御インターフェース部18に送られる。そして、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部18から、印刷装置4の印刷制御インターフェース部35へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE1394等の機器間接続インターフエースによって転送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷制御部36を経由して印刷RAM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0054】
以上のような描画済画像データ転送処理及び画像データ描画処理は、ビデオRAM部14への画像データの描画処理と並行して行う。すなわち、このデジタル放送印刷システム1Aでは、画像データ描画処理を行っている間も、ビデオRAM部14の画像データの更新を停止することなく、ビデオRAM部14の画像データの更新を継続して行う。
【0055】
描画済画像データ転送処理及び画像データ描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成処理では、ステップS1−8に示すように、印刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データとを合成し、それらの画像データを合成することにより得られた画像データを、印刷用画像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0056】
画像合成処理が終了し、印刷RAM部32への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理を開始する。ここで、印刷RAM部32に書き込まれている画像データは、画像表示用に作成されたRGBデータである。そのため、当該画像データを印刷用の画像データとするために、解像度変換処理、色変換処理及びハーフトーニング処理が必要となる。
【0057】
そこで、画像印刷処理では、ステップS1−9において解像度変換処理を行い、ステップS1−10において色変換処理を行い、ステップS1−11においてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS1−12において印刷処理を実行する。なお、モノクロにて印刷を実行する場合には、まず、RGBデータから下記式(1)によって得られる輝度Yを求め、画像印刷処理は、輝度Yのデータを対象として行う。
【0058】
Y=0.2126R+0.7152G+0.0722B ・・・(1)
ステップS1−9の解像度変換処理では、印刷画像処理部33にて、印刷装置4に適合した解像度となるように画像データの解像度変換を行う。例えば、入力画像データがデジタルテレビジョン放送の規格の一つである720p:1280(H)×720(V)であり、印刷装置4の画像印刷部34が300dpiで印刷を行うとする。この場合は、例えば、図8に示すように、縦横の構成画素数を2.675倍に密度変換し拡大することにより、A4サイズにて印刷することができる。
【0059】
ステップS1−10の色変換処理では、印刷画像処理部33にて、RGBデータ(モノクロの場含は、上記式(1)によって得られた輝度Yのデータ)から、CMYKデータヘの色変換を行う。ここで、RGBデータ(又はYデータ)からCMYKデータヘの色変換は、例えば、画像印刷部34の印刷特性を反映させたルックアップテーブルを用いて行う。
【0060】
ステップS1−11のハーフトーニング処理では、画像印刷部34で表現可能な階調数に合うように画像データを変換する。例えば、画像印刷部34として、レーザープリンタやインクジェットプリンタのように、2値階調しか表現できないデバイスを使用するとする。そして、印刷対象の画像データが、例えば256段階に量子化されたCMYKデータであるとする。このような場合に、ハーフトーニング処理を施して、画像印刷部34で表現可能な階調数に合うように画像データを変換する。具体的には例えば、組織的ディザ法や誤差拡散法等により画像データを変換する。これにより、擬似的に階調を表現することが可能となる。なお、画像印刷部34として、昇華型プリンタ等のように、表示装置3と同等の階調が再現可能なデバイスを使用する場合、ハーフトーニング処理は不要である。
【0061】
そして、ステップS1−12の印刷処理では、以上のような解像度変換処理、色変換処理及びハーフトーニング処理を施すことにより得られた、印刷用の画像データを印刷する。これにより、表示装置3の画像表示部23に表示されていた画像の印刷が実行されることとなる。
【0062】
以上のようにデジタル放送を受信して画像データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Aでは、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点がある。また、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、画像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0063】
また、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、非常に簡単な操作だけで、表示装置3の画像表示部23に表示されている画像の印刷を行うことができる。
【0064】
また、上記デジタル放送印刷システム1Aでは、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷するようにしている。
【0065】
したがって、このデジタル放送印刷システム1Aでは、例えば図9に示すように、表示装置3に表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報101とを合成した画像102を印刷するようなことができる。
【0066】
或いは、例えば図10に示すように、表示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送印刷システム1Aでは、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0067】
しかも、このデジタル放送印刷システム1Aでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を行うときに、ビデオRAM部14の更新停止期間が短くて済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むという利点もある。
【0068】
第2の参考例
本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第2の構成例を図11に示す。
【0069】
図11に示すデジタル放送印刷システム1Bは、デジタル放送受信装置2に印刷画像インターフェース部150が追加されている。また、印刷装置4には、表示画像インターフェース部31の代わりに、印刷画像インターフェース部151が追加されている。その他は図1に示したデジタル放送印刷システム1Aとほぼ同様に構成されている。
【0070】
このデジタル放送印刷システム1Bでは、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とが、デジタル接続されている。なお、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とは、例えば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I2C等により接続される。
【0071】
このデジタル放送印刷システム1Bでは、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とがデジタル接続されているので、デジタル放送受信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を行える。
【0072】
また、このデジタル放送印刷システム1Bでは、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送することができるとともに、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっている。
【0073】
以上のようなデジタル放送印刷システム1Bの動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0074】
図12に示すように、上記デジタル放送印刷システム1Bの画像処理シーケンスでは、先ず、ステップS2−1において、デジタル放送受信装置2の通信インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を開始する。
【0075】
そして、ユーザーから印刷指示が行われない間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が行われない間は、ステップS2−2,S2−3に示すように、受信した画像データを符号化情報展開部12及び描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新するとともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像を随時表示する。
【0076】
このとき、ステップS2−4に示すように、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否かを常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS2−2,S2−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器64に入力された場合には、ステップS2−5へ進む。
【0077】
ステップS2−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するのに要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれた1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えられてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0078】
次に、ステップS2−6において、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を開始する。具体的には、ステップS2−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像インターフェース部150に対して、ビデオRAM部14に書き込まれている画像データを読み出して当該画像データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0079】
また、ステップS2−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描画処理と並行して、印刷制御インターフェース部150,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを画像データ描画処理と称する。
【0080】
なお、描画済画像データ転送処理を行っている間、デジタル放送受信装置2は、S2−7,S2−8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了したか否かを監視し、描画済画像データ転送処理が終了するまで、ビデオRAM部14に格納されている画像データの表示を継続する。すなわち、描画済画像データ転送処理が終了するまで、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0081】
そして、描画済画像データ転送処理が完了したら、ステップS2−8からステップS2−9へと進み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわち、ステップS2−9において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への新たな画像データの書き込み開始を指示する。これにより、印刷装置4への画像データの転送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23は、動画像表示を再開する。その後は、ステップS2−2に戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開する。
【0082】
一方、上述したように、ステップS2−6において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理では、ステップS2−10に示すように、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14に書き込んである描画処理済画像データを、印刷画像インターフェース部150,151を介して、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から印刷装置4の印刷RAM部32へ転送する。
【0083】
また、描画済画像データ転送処理と並行して、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ステップS2−11に示すように、印刷装置4の印刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印刷制御インターフェース部150に送られる。そして、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部150から、印刷装置4の印刷制御インターフェース部151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE1394等の機器間接続インターフエースによって転送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷RAM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0084】
描画済画像データ転送処理及び画像データ描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成処理では、ステップS2−12に示すように、印刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データとを合成し、それらの画像データを合成することにより得られた画像データを、印刷用画像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0085】
画像合成処理が終了し、印刷RAM部32への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態と同様に、ステップS2−13において解像度変換処理を行い、ステップS2−14において色変換処理を行い、ステップS2−15においてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS2−16において印刷処理を実行する。
【0086】
以上のようにデジタル放送を受信して画像データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Bでは、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点がある。また、上記デジタル放送印刷システム1Bでは、画像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0087】
また、上記デジタル放送印刷システム1Bでは、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Bでは、非常に簡単な操作だけで、表示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行うことができる。
【0088】
また、上記デジタル放送印刷システム1Bでは、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷するようにしている。
【0089】
したがって、このデジタル放送印刷システム1Bでは、例えば図9に示したように、表示装置3に表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報101とを合成した画像102を印刷するようなことができる。
【0090】
或いは、例えば図10に示したように、表示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送印刷システム1Bでは、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0091】
しかも、このデジタル放送印刷システム1Bでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を行うときに、ビデオRAM部の更新停止期間が短くて済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むという利点もある。
【0092】
第3の参考例
本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第3の構成例を図13に示す。
【0093】
図13に示すデジタル放送印刷システム1Cは、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14と印刷画像インターフェース部150の間にプリントRAM部160が追加されており、その他は図11に示したデジタル放送印刷システム1Bとほぼ同様に構成されている。
【0094】
このデジタル放送印刷システム1Cでは、上記デジタル放送印刷システム1Bと同様に、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とが、デジタル接続されている。なお、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とは、例えば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I2C等により接続される。
【0095】
このデジタル放送印刷システム1Cでは、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とがデジタル接続されているので、デジタル放送受信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を行える。
【0096】
また、このデジタル放送印刷システム1Cでは、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送することができるとともに、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっている。
【0097】
ただし、このデジタル放送印刷システム1Cでは、上記デジタル放送印刷システム1Bと異なり、印刷用の画像データをビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送する際に、ビデオRAM部14に格納されていた画像データをプリントRAM部160に一旦複写し、当該画像データをプリントRAM部160から印刷装置4に転送する。
【0098】
以上のようなデジタル放送印刷システム1Cの動作について、図14のフローチャートを参照して説明する。
【0099】
図14に示すように、上記デジタル放送印刷システム1Cの画像処理シーケンスでは、先ず、ステップS3−1において、デジタル放送受信装置2の通信インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を開始する。
【0100】
そして、ユーザーから印刷指示が行われない間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が行われない間は、ステップS3−2,S3−3に示すように、受信した画像データを符号化情報展開部12及び描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新するとともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像を随時表示する。
【0101】
このとき、ステップS3−4に示すように、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否かを常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS3−2,S3−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器64に入力された場合には、ステップS3−5へ進む。
【0102】
ステップS3−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するのに要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれた1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えられてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0103】
次に、ステップS3−6において、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を開始する。具体的には、ステップS3−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像インターフェース部150に対して、ビデオRAM部14に書き込まれている画像データを読み出して当該画像データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0104】
また、ステップS3−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描画処理と並行して、印刷制御インターフェース部150,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを画像データ描画処理と称する。
【0105】
なお、描画済画像データ転送処理を行っている間、デジタル放送受信装置2は、S3−7,S3−8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了したか否かを監視し、描画処理済画像データの転送処理が終了するまで、ビデオRAM部14に格納されている画像データの表示を継続する。すなわち、描画処理済画像データの転送が終了するまで、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0106】
そして、描画処理済画像データの転送が完了したら、ステップS3−8からステップS3−9へと進み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわち、ステップS3−9において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への新たな画像データの書き込み開始を指示する。これにより、印刷装置4への画像データの転送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23は、動画像表示を再開する。その後は、ステップS3−2に戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開する。
【0107】
一方、上述したように、ステップS3−6において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理では、先ず、ステップS3−10に示すように、ビデオRAM部14に書き込まれていた画像データを読み出して、当該画像データをプリントRAM部160に転送する。次に、ステップS3−11に示すように、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データを読み出して、当該画像データを印刷装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわち、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データが、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151にデジタル接続を介して転送され、その画像データが印刷装置4の印刷RAM部32に書き込まれる。
【0108】
また、描画済画像データ転送処理と並行して、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ステップS3−12に示すように、印刷装置4の印刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印刷画像インターフェース部150に送られる。そして、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE1394等の機器間接続インターフエースによって転送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷RAM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0109】
描画済画像データ転送処理及び画像データ描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成処理では、ステップS3−13に示すように、印刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データとを合成し、それらの画像データを合成することにより得られた画像データを、印刷用画像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0110】
画像合成処理が終了し、印刷RAM部32への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態と同様に、ステップS3−14において解像度変換処理を行い、ステップS3−15において色変換処理を行い、ステップS3−16においてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS3−17において印刷処理を実行する。
【0111】
以上のようにデジタル放送を受信して画像データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Cでは、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点がある。また、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、画像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0112】
また、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、非常に簡単な操作だけで、表示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行うことができる。
【0113】
また、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷するようにしている。
【0114】
したがって、このデジタル放送印刷システム1Cでは、例えば図9に示したように、表示装置3に表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報101とを合成した画像102を印刷するようなことができる。
【0115】
或いは、例えば図10に示したように、表示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送印刷システム1Cでは、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0116】
また、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、画像データの印刷を行う際に、先ず、印刷対象の画像データをビデオRAM部14からプリントRAM部160に転送するようにしている。そして、プリントRAM部160への画像データの転送後は、ビデオRAM部14の更新やビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を、速やかに再開することができる。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Cでは、印刷実行に伴う表示画像のフリーズ時間が非常に短くて済む。
【0117】
しかも、このデジタル放送印刷システム1Cでは、画像合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を行うときに、ビデオRAM部14の更新停止期間が短くて済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むという利点もある。
【0118】
第4の参考例
本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第4の構成例を図15に示す。
【0119】
図15に示すデジタル放送印刷システム1Dは、描画エンジン部13による画像データの描画処理が、ビデオRAM部14に対してだけでなく、プリントRAM部160に対しても行えるようになされている。その他は図13に示したデジタル放送印刷システム1Cとほぼ同様に構成されている。
【0120】
このデジタル放送印刷システム1Dでは、上記デジタル放送印刷システム1Cと同様に、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とが、デジタル接続されている。なお、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とは、例えば、IEEE1284、USB、IEEE1394、I2C等により接続される。
【0121】
このデジタル放送印刷システム1Dでは、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150と、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151とがデジタル接続されているので、デジタル放送受信装置2から表示装置3への画像データの転送とは独立に、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を行える。
【0122】
また、このデジタル放送印刷システム1Dでは、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2のビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送することができるとともに、印刷用の画像データを、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13から直接取り出して印刷装置4へ転送することもできるようになっている。
【0123】
ただし、このデジタル放送印刷システム1Dでは、上記デジタル放送印刷システム1Cと同様に、印刷用の画像データをビデオRAM部14から取り出して印刷装置4へ転送する際に、ビデオRAM部14に格納されていた画像データをプリントRAM部160に一旦複写し、当該画像データをプリントRAM部160から印刷装置4に転送する。
【0124】
さらに、このデジタル放送印刷システム1Dでは、上記デジタル放送印刷システム1Cと異なり、描画エンジン部13によるプリントRAM部160への画像データの描画が可能となっている。すなわち、このデジタル放送印刷システム1Dでは、ビデオRAM部14からプリントRAM部160に転送した画像データに対して、付加情報としてヘッダー情報等を描画して追加した上で、当該画像データを印刷装置4に転送することが可能となっている。
【0125】
以上のようなデジタル放送印刷システム1Dの動作について、図16のフローチャートを参照して説明する。
【0126】
図16に示すように、上記デジタル放送印刷システム1Dの画像処理シーケンスでは、先ず、ステップS4−1において、デジタル放送受信装置2の通信インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を開始する。
【0127】
そして、ユーザーから印刷指示が行われない間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が行われない間は、ステップS4−2,S4−3に示すように、受信した画像データを符号化情報展開部12及び描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新するとともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像を随時表示する。
【0128】
このとき、ステップS4−4に示すように、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否かを常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS4−2,S4−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器64に入力された場合には、ステップS4−5へ進む。
【0129】
ステップS4−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14へ新たに画像データを書き込まないように指示する。これは、ビデオRAM部14の1画面分のデータを更新して新たな画像を表示するのに要する時間よりも、ビデオRAM部14に書き込まれた1画面分のデータを印刷装置4の印刷RAM部32に転送するのに要する時間の方が長いために、画像データ転送中にビデオRAM部14の画像データが書き換えられてしまうことを防ぐためである。ビデオRAM部14へ新たに画像データが書き込まれない間、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0130】
次に、ステップS4−6において、デジタル放送受信装置2から印刷装置4への画像データの転送を開始する。具体的には、ステップS4−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、印刷画像インターフェース部150に対して、ビデオRAM部14に書き込まれている画像データを読み出して当該画像データを印刷装置4に転送するように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを描画済画像データ転送処理と称する。
【0131】
また、ステップS4−6において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への画像データの描画処理と並行して、印刷制御インターフェース部150,151を介して印刷装置4の印刷RAM部32にも画像データの描画を行うように要求する。なお、以下の説明では、この要求に基づいて実行される処理のことを画像データ描画処理と称する。
【0132】
なお、描画済画像データ転送処理を行っている間、デジタル放送受信装置2は、S4−7,S4−8に示すように、描画済画像データ転送処理が終了したか否かを監視し、描画処理済画像データの転送処理が終了するまで、ビデオRAM部14に格納されている画像データの表示を継続する。すなわち、描画済画像データ転送処理が終了するまで、表示装置3の画像表示部23には同じ画像が繰り返し表示される。
【0133】
そして、描画済画像データ転送処理が完了したら、ステップS4−8からステップS4−9へと進み、ビデオRAM部14の更新を再開する。すなわち、ステップS4−9において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、描画エンジン部13に対して、ビデオRAM部14への新たな画像データの書き込み開始を指示する。これにより、印刷装置4への画像データの転送中にフリーズ状態となっていた画像表示部23は、動画像表示を再開する。その後は、ステップS4−2に戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を再開する。
【0134】
一方、上述したように、ステップS4−6において、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とが起動される。描画済画像データ転送処理では、先ず、ステップS4−10に示すように、ビデオRAM部14に書き込まれていた画像データを読み出して、当該画像データをプリントRAM部160に転送する。次に、ステップS4−11において、その画像のヘッダ情報を描画エンジン部13によってプリントRAM部160に描画し、表示装置3に表示していた画像データと、そのヘッダ情報とを合成した画像データを作成する。なお、ヘッダ情報は、印刷対象の画像に関する情報であり、例えば、画像データの種類やファイル名や印刷日時などが含まれる。
【0135】
次に、ステップS4−11に示すように、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データを読み出して、当該画像データを印刷装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわち、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データが、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151にデジタル接続を介して転送され、その画像データが印刷装置4の印刷RAM部32に書き込まれる。
【0136】
また、描画済画像データ転送処理と並行して、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ステップS4−13に示すように、印刷装置4の印刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印刷画像インターフェース部150に送られる。そして、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE1394等の機器間接続インターフエースによって転送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷RAM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0137】
描画済画像データ転送処理及び画像データ描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成処理では、ステップS4−14に示すように、印刷装置4は、上記描画済画像データ転送処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データとを合成し、それらの画像データを合成することにより得られた画像データを、印刷用画像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0138】
画像合成処理が終了し、印刷RAM部32への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態と同様に、ステップS4−15において解像度変換処理を行い、ステップS4−16において色変換処理を行い、ステップS4−17においてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS4−18において印刷処理を実行する。
【0139】
以上のようにデジタル放送を受信して画像データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Dでは、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点がある。また、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、画像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0140】
また、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、非常に簡単な操作だけで、表示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行うことができる。
【0141】
また、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、画像データを印刷する際に、描画済画像データ転送処理において、プリントRAM部160に転送した画像データに対して、ヘッダ情報等の付加情報を描画して追加することが可能となっている。更に、描画済画像データ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷することも可能となっている。すなわち、このデジタル放送印刷システム1Dでは、プリントRAM部160にて付加情報が追加された画像に、更に別の画像を合成することも可能となっている。
【0142】
したがって、このデジタル放送印刷システム1Dでは、例えば図9に示したように、表示装置3に表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報101とを合成した画像102を印刷するようなことができる。或いは、例えば図10に示したように、表示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送印刷システム1Dでは、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0143】
また、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、画像データの印刷を行う際に、先ず、印刷対象の画像データをビデオRAM部14からプリントRAM部160に転送するようにしている。そして、プリントRAM部160への画像データの転送後は、ビデオRAM部14の更新やビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を、速やかに再開することができる。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Dでは、印刷実行に伴う表示画像のフリーズ時間が非常に短くて済む。
【0144】
しかも、このデジタル放送印刷システム1Dでは、描画済画像データ転送処理で印刷装置4に転送した画像データと、画像データ描画処理で印刷装置4に転送した画像データとの合成を印刷装置4の側で行うため、印刷を行うときに、ビデオRAM部14の更新停止期間が短くて済む。また、印刷装置4の側で画像合成を行うため、デジタル放送受信装置2の側のメモリが少なくて済むという利点もある。
【0145】
実施の形態
本発明を適用したデジタル放送印刷システムの構成例を図17に示す。
【0146】
図17に示すデジタル放送印刷システム1Eは、図15に示したデジタル放送印刷システム1Dとほぼ同様に構成されている。ただし、このデジタル放送印刷システム1Eにおいて、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13は、ビデオRAM部14とプリントRAM部160の両方に対して描画処理が出来るようになされており、画像データを印刷するためにプリントRAM部160の画像データを更新する際に、ビデオRAM部14の画像データの更新を停止することなく、ビデオRAM部14の画像データの更新を継続して行うことが可能となっている。
【0147】
このデジタル放送印刷システム1Eの動作について、図18のフローチャートを参照して説明する。
【0148】
図18に示すように、上記デジタル放送印刷システム1Eの画像処理シーケンスでは、先ず、ステップS5−1において、デジタル放送受信装置2の通信インターフェース部11を介して、デジタル放送の受信を開始する。
【0149】
そして、ユーザーから印刷指示が行われない間は、通常の画像表示処理として、受信したデジタル放送に基づいて、ビデオRAM部14の更新及び表示を周期的に繰り返す。すなわち、ユーザーから印刷指示が行われない間は、ステップS5−2,S5−3に示すように、受信した画像データを符号化情報展開部12及び描画エンジン部13で処理してビデオRAM部14に書き込んで、ビデオRAM部14の内容を随時更新するとともに、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データを表示装置3に送り、表示装置3の画像表示部23に画像を随時表示する。
【0150】
このとき、ステップS5−4に示すように、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、ユーザーからの印刷指示が入力機器64に入力されたか否かを常時監視する。印刷指示がない場合には、ステップS5−2,S5−3の処理を繰り返して、ビデオRAM部14の更新と、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示とを繰り返す。一方、印刷指示が入力機器64に入力された場合には、ステップS5−5へ進む。
【0151】
次に、ステップS5−5において、デジタル放送受信装置2の処理制御部17は、画像データ転送処理と画像データ描画処理とを開始するように、デジタル放送受信装置2の各部へ指示を送る。なお、画像データ転送処理では、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に対して、描画エンジン部13により画像データを描画して、当該画像データを印刷装置4に転送する。また、画像データ描画処理では、印刷制御インターフェース部150,151を介して、描画エンジン部13により印刷装置4の印刷RAM部32に画像データを描画する。
【0152】
そして、画像データ転送処理及び画像データ描画処理を行う一方で、デジタル放送受信装置2はステップS5−2へ戻って、ビデオRAM部14の更新や、ビデオRAM部14に書き込んだ画像データの表示等の処理を繰り返す。
【0153】
画像データ転送処理では、ステップS5−6に示すように、印刷対象の画像データに対して描画エンジン部13により描画処理を施し、その画像データをデジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込む。なお、画像データ転送処理において、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160への画像データの描画は1度だけ行う。
【0154】
次に、ステップS5−7において、その画像のヘッダ情報を描画エンジン部13によってプリントRAM部160に描画し、表示装置3に表示していた画像データと、そのヘッダ情報とを合成した画像データを作成する。なお、ヘッダ情報は、印刷対象の画像に関する情報であり、例えば、画像データの種類やファイル名や印刷日時などが含まれる。
【0155】
次に、ステップS5−8に示すように、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データを読み出して、当該画像データを印刷装置4の印刷RAM部32に転送する。すなわち、デジタル放送受信装置2のプリントRAM部160に書き込まれていた画像データが、デジタル放送受信装置2の印刷画像インターフェース部150から、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151にデジタル接続を介して転送され、その画像データが印刷装置4の印刷RAM部32に書き込まれる。
【0156】
また、画像データ転送処理と並行して、画像データ描画処理を行う。画像データ描画処理では、ステップS5−9に示すように、印刷装置4の印刷RAM部32に印刷対象の画像データを描画する。この画像データ描画処理において、デジタル放送受信装置2の描画エンジン部13にて作成された画像データは印刷制御インターフェース部150に送られる。そして、デジタル放送受信装置2の印刷制御インターフェース部150から、印刷装置4の印刷制御インターフェース部151へ、例えばIEEE1284、USB又はIEEE1394等の機器間接続インターフエースによって転送される。印刷装置4に転送された画像データは、印刷装置4の印刷画像インターフェース部151から印刷RAM部32に転送され、印刷RAM部32に書き込まれる。なお、画像データ描画処理において、印刷装置4の印刷RAM部32への画像データの描画は1度だけ行う。
【0157】
画像データ転送処理及び画像データ描画処理が終了すると、画像合成処理が開始される。画像合成処理では、ステップS5−10に示すように、印刷装置4は、上記画像データ転送処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データと、上記画像データ描画処理でデジタル放送受信装置2から転送されてきた画像データとを合成し、それらの画像データを合成することにより得られた画像データを、印刷用画像データとして印刷RAM部32に書き込む。
【0158】
画像合成処理が終了し、印刷RAM部32への画像データの書き込みが終了したら、画像印刷処理を開始する。この画像印刷処理では、第1の実施の形態と同様に、ステップS5−11において解像度変換処理を行い、ステップS5−12において色変換処理を行い、ステップS5−13においてハーフトーニング処理を行い、その後、ステップS5−14において印刷処理を実行する。
【0159】
以上のようにデジタル放送を受信して画像データを印刷する上記デジタル放送印刷システム1Eでは、受信から印刷に至るまで、画像データをデジタル信号のまま扱うので、画質の劣化がないという利点がある。また、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、画像データをデジタル信号のまま扱うので、ビデオ信号の周波数帯域を持つA/D変換器を印刷装置4に設ける必要がなく、システムを安価に構成することができる。
【0160】
また、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、デジタル放送受信装置2の処理制御部17の入力機器64に印刷指示を入力するだけで、画像印刷に必要な一連の処理が実行される。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、非常に簡単な操作だけで、表示装置3の画像表示部23に表示される画像の印刷を行うことができる。
【0161】
また、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、画像データを印刷する際に、画像データ転送処理において、プリントRAM部に転送した画像データに対して、ヘッダ情報等の付加情報を描画して追加することが可能となっている。更に、画像データ転送処理と、画像データ描画処理とを行い、それぞれの処理で印刷装置4に転送した画像データを合成して印刷することも可能となっている。すなわち、このデジタル放送印刷システム1Eでは、プリントRAM部160にて付加情報が追加された画像に、更に別の画像を合成することも可能となっている。
【0162】
したがって、このデジタル放送印刷システム1Eでは、例えば図9に示したように、表示装置3に表示していた画像100と、当該画像100のヘッダ情報101とを合成した画像102を印刷するようなことができる。或いは、例えば図10に示したように、表示装置3に表示していた画像110と、その他の複数の画像111,112とを重ね合わせた画像113を印刷するようなこともできる。換言すれば、このデジタル放送印刷システム1Eでは、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷するようなことも可能である。
【0163】
また、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、画像データの印刷を行う際に、先ず、描画エンジン部13がビデオRAM部14とプリントRAM部160の両方に対して描画処理が出来るようになされている。したがって、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、印刷実行に伴って表示画面をフリーズさせる必要がないか、あるいはフリーズ状態にするにしても、その時間が非常に短くてすむ。すなわち、上記デジタル放送印刷システム1Eでは、印刷実行に伴って表示画面を殆どフリーズさせることなく、表示装置3での動画表示を継続したまま、画像データを印刷することができる。
【0164】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、デジタル放送に対応し、デジタル信号をもとにテレビジョン画像等を印刷することが可能であり、しかも、画像を合成して印刷する場合にも画面をフリーズさせる必要がないか、あるいはフリーズ状態にするにしても、その時間が非常に短くてすむ印刷システム及び印刷方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第1の構成例を示すブロック図である。
【図2】 図1に示したデジタル放送印刷システムの通信インターフェース部の構成例を示すブロック図である。
【図3】 図1に示したデジタル放送印刷システムの符号化情報展開部の構成例を示すブロック図である。
【図4】 図1に示したデジタル放送印刷システムの処理制御部の構成例を示すブロック図である。
【図5】 レーザプリンタの回路構成の概略を示すブロック図であり、
【図6】 レーザプリンタの機械構成の概略を示す図である。
【図7】 図1に示したデジタル放送印刷システムの動作を示すフローチャートである。
【図8】 解像度変換処理を説明するための図であり、入力画像データの縦横の構成画素数を、印刷装置の解像度に合うように密度変換し拡大する例を示した図である。
【図9】 ヘッダ情報と表示装置に表示していた画像とを合成した画像を印刷した例を示す図である。
【図10】 複数の画像を合成して、複数ページ分の画像を1ページにまとめて印刷した例を示す図である。
【図11】 本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第2の構成例を示すブロック図である。
【図12】 図11に示したデジタル放送印刷システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第3の構成例を示すブロック図である。
【図14】 図13に示したデジタル放送印刷システムの動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の参考例となるデジタル放送印刷システムの第4の構成例を示すブロック図である。
【図16】 図15に示したデジタル放送印刷システムの動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明を適用したデジタル放送印刷システムの構成例を示すブロック図である。
【図18】 図17に示したデジタル放送印刷システムの動作を示すフローチャートである。
Claims (2)
- デジタル放送を受信する受信装置と、上記受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画像データを印刷する印刷装置とを備え、
上記受信装置は、受信したデジタル放送のデータに対して、所定の描画処理を行う描画エンジン部と、
受信したデジタル放送の画像を表示するため、上記描画エンジン部の描画処理によって生成された画像データが書き込まれるビデオRAM部と、
上記ビデオRAM部とは別に設けられ、上記描画エンジン部の描画処理によって生成された画像データが書き込まれると共に、この画像データの付加情報が上記描画エンジン部によって書き込まれ、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成するプリントRAM部と、
上記描画エンジン部で描画された画像データを上記印刷装置に転送する転送手段とを有し、
上記印刷装置は、上記受信装置の転送手段により転送された画像データを受信するデータ受信手段と、
上記データ受信手段で受信した画像データを格納するデータ格納手段と、
上記データ格納手段で合成された画像データを印刷する画像印画部とを有し、
印刷指示が入力されると、印刷対象となる画像データを、上記描画エンジン部によって生成し、この生成した画像データを、上記プリントRAM部に書き込むと共に、当該画像データの付加情報を上記描画エンジン部によって上記プリントRAM部に書き込み、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成し、この合成された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ転送処理が行われると共に、
上記画像データ転送処理に並行して、上記描画エンジン部で描画された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ描画処理が行われ、
上記データ格納手段では、上記画像データ転送処理で上記受信装置より転送されてきた上記付加情報が合成された画像データと上記画像データ描画処理で上記受信装置より転送されてきた画像データとを合成する合成処理が行われ、
上記合成処理が行われた後、この合成処理がされた画像データが上記画像印画部によって印刷される印刷システム。 - デジタル放送を受信装置によって受信し、当該受信装置によって受信したデジタル放送に含まれる画像データを印刷装置により印刷する際に、印刷指示が入力されると、上記受信装置により受信したデジタル放送のデータのうち印刷対象の画像データを、上記受信装置の描画エンジン部によって描画処理を施すことによって生成し、この生成した画像データを、上記受信装置の受信したデジタル放送の画像を表示するためビデオRAM部とは別に設けられたプリントRAM部に書き込むと共に、当該画像データの付加情報を上記描画エンジン部によって上記プリントRAM部に書き込み、当該画像データと付加情報とを合成した画像データを生成し、この合成された画像データを上記受信装置の転送手段から上記印刷装置のデータ受信手段に転送して、上記印刷装置のデータ格納手段に書き込む画像データ転送処理を行い、
上記画像データ転送処理に並行して、上記描画エンジン部で描画された画像データを上記転送手段から上記データ受信手段に転送してデータ格納手段に書き込む画像データ描画処理を行い、
上記データ格納手段で、上記画像データ転送処理で上記受信装置より転送されてきた上記付加情報が合成された画像データと上記画像データ描画処理で上記受信装置より転送されてきた画像データとを合成する合成処理を行い、
上記合成処理が行われた後、この合成処理がされた画像データを上記印刷装置の画像印画部で印刷する印刷方法。
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